JPH0713195U - うす揚装置 - Google Patents
うす揚装置Info
- Publication number
- JPH0713195U JPH0713195U JP047150U JP4715093U JPH0713195U JP H0713195 U JPH0713195 U JP H0713195U JP 047150 U JP047150 U JP 047150U JP 4715093 U JP4715093 U JP 4715093U JP H0713195 U JPH0713195 U JP H0713195U
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- JP
- Japan
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- oil tank
- temperature oil
- high temperature
- low temperature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は、無端駆動チエンの走行速度に合
せて低温油槽および高温油槽の幅を適宜調整せしめ、低
温・高温油槽中におけるうす揚生地の浸漬時間を適正に
保持してその伸びと堅めによるはりを確実に行わしめる
うす揚装置を提供するにある。 【構成】 加熱油槽本体3内に仕切壁13を介して低温
油槽11と高温油槽12とが各々区画形成されると共
に、該低温・高温油槽11・12間には揚げ箱6付き無
端駆動チエン5が循環走行自在に配設されてなるうす揚
装置において、上記仕切壁13が加熱油槽本体3の幅方
向に沿って可動自在とされている。そして、無端駆動チ
エン5の走行速度に合せて仕切壁13を加熱油槽本体3
の幅方向に適宜可動せしめ、低温油槽11および高温油
槽12の幅を適正に調整することにより低温・高温油槽
11・12中におけるうす揚生地Bの浸漬時間を適正に
保持し、その伸びと堅めによるはりを確実に行わしめ
る。
せて低温油槽および高温油槽の幅を適宜調整せしめ、低
温・高温油槽中におけるうす揚生地の浸漬時間を適正に
保持してその伸びと堅めによるはりを確実に行わしめる
うす揚装置を提供するにある。 【構成】 加熱油槽本体3内に仕切壁13を介して低温
油槽11と高温油槽12とが各々区画形成されると共
に、該低温・高温油槽11・12間には揚げ箱6付き無
端駆動チエン5が循環走行自在に配設されてなるうす揚
装置において、上記仕切壁13が加熱油槽本体3の幅方
向に沿って可動自在とされている。そして、無端駆動チ
エン5の走行速度に合せて仕切壁13を加熱油槽本体3
の幅方向に適宜可動せしめ、低温油槽11および高温油
槽12の幅を適正に調整することにより低温・高温油槽
11・12中におけるうす揚生地Bの浸漬時間を適正に
保持し、その伸びと堅めによるはりを確実に行わしめ
る。
Description
【0001】
この考案は、うす揚を連続的に製造することが出来る業務用のうす揚装置に関 する。
【0002】
うす揚は、所要の厚さに切断した豆腐を原料生地とし、これを100℃〜12 0℃の低温油槽で6分〜12分間加熱処理して伸ばしたのち、160℃〜190 ℃の高温油槽で3分〜10分間加熱処理し、外側を堅くしてはりを付けることに より生成するものである。
【0003】 そして、かかるうす揚を連続的に製造せしめる装置としては、従来より、細長 状の加熱油槽内に仕切壁を介して低温油槽と高温油槽とが各々区画形成されると 共に、該低温・高温油槽間には所要の揚げ箱を定ピッチ毎に備えた無端駆動チエ ンが循環走行自在に配設されたものが知られている。 かかる従来のうす揚装置は、帰り側走行部を低温油槽および高温油槽の油中に 浸漬せしめつつ、無端駆動チエンを所定の速度でもって循環走行せしめ、その帰 り側走行部始端より順次揚げ箱にうす揚生地を供給せしめる。そして、うす揚生 地を揚げ箱内に保持しつつ無端駆動チエンの走行により順次低温油槽および高温 油槽の油中を通過せしめて加熱処理し、うす揚を生成して帰り側走行部の終端よ り外方へ排出せしめるものである。
【0004】
ところで、低温油槽の加熱処理により生起するうす揚生地の伸びは、うす揚の 品質に極めて大きな影響を及ぼすため、常にうす揚生地を適正に伸ばす必要があ るものである。このため、一般的には、無端駆動チエンの走行速度を調節して低 温油槽における浸漬時間を調整する方法が行われている。かかる方法は、非常に 簡便にうす揚生地の伸びを調整することが出来る反面、低温油槽および高温油槽 の幅が常に一定であるため、高温油槽における加熱処理に悪影響を与えやすいも のである。 例えば、うす揚生地の伸びが不十分である場合には、無端駆動チエンの走行速 度を遅くし、低温油槽中への浸漬時間を長くして伸びを適正に調整することが出 来る反面、必然的に高温油槽中への浸漬時間が長くなって外側が堅くなりすぎ、 所謂焼き過ぎを生起せしめやすいものである。また、逆に、うす揚生地の伸びが 過剰である場合には、無端駆動チエンの走行速度を速くし、低温油槽中の浸漬時 間を短くして伸びを適正に調整することが出来る反面、高温油槽における浸漬時 間が同様に短かくなり、堅めが不十分となってはりを失いやすく、不良品を発生 しやすいものである。
【0005】 なお、上記の調整方法の他に、低温・高温油槽の加熱温度を調整する方法や、 低温油槽中を通過する揚げ箱に振動数を変えて作用せしめる方法等が採用せられ ているが、必ずしも満足すべき調整効果を期待しがたいものである。
【0006】 この考案は、従来の問題点を一挙に解決しようとするもので、無端駆動チエン の走行速度に合せて低温油槽および高温油槽の幅を適宜調整せしめ、低温・高温 油槽中におけるうす揚生地の浸漬時間を適正に保持してその伸びと堅めによるは りを確実に行わしめることが出来るうす揚装置を提供するにある。
【0007】
即ち、この考案は、細長状の加熱油槽本体3内に仕切壁13を介して低温油槽 11と高温油槽12とが各々区画形成されると共に、該低温・高温油槽11・1 2間には揚げ箱6付き無端駆動チエン5が循環走行自在に配設されてなるうす揚 装置において、上記仕切壁13は低温・高温油槽11・12の幅を適宜調整せし めるべく加熱油槽本体3の幅方向に沿って可動自在とされた構成よりなるもので ある。
【0008】
【作用】 無端駆動チエン5の走行速度に合せて仕切壁13を加熱油槽本体3の幅方向に 適宜可動せしめ、低温油槽11および高温油槽12の幅を適正に調整する。そし て、低温油槽11および高温油槽12中におけるうす揚生地Bの浸漬時間を適正 に保持し、その伸びと堅めによるはりを確実に行わしめる。
【0009】
以下に、この考案を図面に示す一実施例について説明する。 1は下面4隅に各々脚2を備えた細長な方形体状のフレ−ム、3は該フレ−ム 1の幅方向に沿ってその上部に水平配設された細長な平底状の加熱油槽本体、4 は該加熱油槽本体3の一端上部に取付けられた排出シュ−ト、5は該加熱油槽本 体3の幅方向に沿って循環走行自在に内設された両側一対の無端駆動チエン、6 は該両側の無端駆動チエン5間に所定間隔毎に架設された揚げ箱で、無端駆動チ エン5の帰り側走行部は常時加熱油槽本体3内の油A中に浸漬されるものとされ ている。7は上記無端駆動チエン5の支持枠、8・9は該支持枠7の両端部に各 々取付けられた駆動用スプロケットホイ−ルと従動用スプロケットホイ−ル、1 0は無端駆動チエン5の走行路に配設されたガイド用スプロケットホイ−ルであ る。
【0010】 11・12は前記加熱油槽本体3内に横断面略円弧状の仕切壁13を介して区 画形成された低温油槽と高温油槽で、該低温油槽11は無端駆動チエン5の帰り 側走行部始端側に、また、高温油槽12は同終端側に各々位置するものとされて いる。14は前記無端駆動チエン5をガイドせしめるべく仕切壁13の両端部に 各々取付け部材を介して取付けられた左右一対のガイド用スプロケットホイ−ル 、15は仕切壁13の両側下端縁に沿って各々取付けられたシリコン樹脂などの 材質よりなる耐熱性パッキング材、16は仕切壁13の両端部に立設された支柱 、17は該各支柱16の上端部に取付け部材を介して取付けられた左右一対のガ イドロ−ラで、該ガイドロ−ラ17は前記支持枠7のほぼ中位両側に付設された ガイドレ−ル18に沿って転動するものとされている。19はガイドレ−ル18 に対応して支持枠7の両側下端に付設されたラック20とカミ合せるべく支柱1 6の上部に軸着されたピニオン、21は該ピニオン19を正逆に回転作動せしめ るべく巻掛け伝動機構22を介してガイドロ−ラ17の取付け部材に取付けられ たハンドルである。そして、該ハンドル21を正逆に回転作動せしめることによ り、ピニオン19をラック20にカミ合せると共に、ガイドレ−ル18に沿って ガイドロ−ラ17をガイドせしめつつ、仕切壁13を加熱油槽本体3の幅方向に 沿って可動せしめて低温・高温油槽11・12の幅を適宜調整せしめるものとさ れている。その他、Bはうす揚生地を示す。
【0011】 次に、上述のごとく構成された実施例の作動について説明する。 まず、低温油槽11および高温油槽12内に油Aを満たし、所定の温度に加熱 保持せしめる。しかるのち、無端駆動チエン5を図1に矢印で示す方向に所定速 度でもって循環走行せしめ、その帰り側走行部始端よりうす揚生地Bを揚げ箱6 内に順次供給して保持せしめつつ、低温油槽11および高温油槽12の油A中を 通過せしめて加熱処理する。そして、低温油槽11で伸ばし、高温油槽12によ り外側を堅めてはりを付けた後、排出シュ−ト4を介して外方に排出せしめる。
【0012】 そして、上記のうす揚生成時に、うす揚生地Bの伸びが不十分である場合には 、無端駆動チエン5の走行速度を遅く調整すると共に、ハンドル21を所定方向 に回動し、ラック・ピニオン20・19およびガイドロ−ラ17を介して仕切壁 13を無端駆動チエン5の帰り側走行部終端方向に適宜可動せしめ、低温油槽1 1および高温油槽12の幅を適正に調整せしめる。かかる低温・高温油槽11・ 12の幅の調整により、低温油槽11のみならず高温油槽12中に於けるうす揚 生地Bの浸漬時間を自由に調整でき、その伸びと共に堅めによるはりを適正に行 うことが出来る。 逆に、うす揚生地Bの伸びが過剰である場合には、無端駆動チエン5の走行速 度を速くすると共に、ハンドル21を回動して仕切壁13を無端駆動チエン5の 帰り側走行部始端方向に適宜可動せしめ、低温油槽11および高温油槽12の幅 を調整して低温・高温油槽11・12中に於けるうす揚生地Bの浸漬時間を調整 せしめ、その伸びと共に堅めによるはりを適正に行わしめるとよい。
【0013】 なお、上記実施例において、仕切壁13は横断面円弧状とされているが、これ に限定されるものでなく、下向きU字形状など所要の形状に形成せしめてもよい ものである。また、仕切壁13はハンドル21でもって手動的に可動せしめるも のとされているが、モ−タにより自動的に可動せしめてもよく、また、ラック・ ピニオン20・19等の可動手段により可動するものとされているが、これに限 定されるものでなく、他の公知の可動手段を採用してもよいものである。
【0014】
この考案は、上述のように構成されているから、無端駆動チエン5の走行速度 に合せて仕切壁13を加熱油槽本体3の幅方向に沿って適宜可動せしめ、低温油 槽11および高温油槽12の幅を自由に調整することが出来るものであって、単 に無端駆動チエン5の走行速度を調整するにすぎない従来例に比して、低温油槽 11のみならず高温油槽12中に於けるうす揚生地Bの浸漬時間を適正に保持せ しめ、うす揚生地Bの伸びと堅めによるはりを確実に行ってうす揚を生成するこ とが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同要部拡大断面図である。
3 加熱油槽本体 5 無端駆動チエン 6 揚げ箱 11 低温油槽 12 高温油槽 13 仕切壁
Claims (1)
- 【請求項1】 細長状の加熱油槽本体3内に仕切壁13
を介して低温油槽11と高温油槽12とが各々区画形成
されると共に、該低温・高温油槽11・12間には揚げ
箱6付き無端駆動チエン5が循環走行自在に配設されて
なるうす揚装置において、上記仕切壁13は低温・高温
油槽11・12の幅を適宜調整せしめるべく加熱油槽本
体3の幅方向に沿って可動自在とされてなることを特徴
とするうす揚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047150U JP2505543Y2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | うす揚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047150U JP2505543Y2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | うす揚装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713195U true JPH0713195U (ja) | 1995-03-07 |
JP2505543Y2 JP2505543Y2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=12767073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993047150U Expired - Lifetime JP2505543Y2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | うす揚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505543Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5111539Y2 (ja) * | 1971-12-24 | 1976-03-29 | ||
JPS52124813U (ja) * | 1976-03-19 | 1977-09-22 | ||
JPS52140906U (ja) * | 1976-04-20 | 1977-10-25 | ||
JPS52144112U (ja) * | 1976-04-27 | 1977-11-01 |
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JPS59180293A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-13 | Chubu Electric Power Co Inc | 冷熱回収方法 |
-
1993
- 1993-08-05 JP JP1993047150U patent/JP2505543Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPS52140906U (ja) * | 1976-04-20 | 1977-10-25 | ||
JPS5913897Y2 (ja) * | 1976-04-20 | 1984-04-24 | 光由 濱須 | まくら |
JPS52144112U (ja) * | 1976-04-27 | 1977-11-01 | ||
JPS5913898Y2 (ja) * | 1976-04-27 | 1984-04-24 | 光由 濱須 | まくら |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2505543Y2 (ja) | 1996-07-31 |
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