JPH07131869A - 双方向データ通信方式及び双方向データ通信システム - Google Patents

双方向データ通信方式及び双方向データ通信システム

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JPH07131869A
JPH07131869A JP27206593A JP27206593A JPH07131869A JP H07131869 A JPH07131869 A JP H07131869A JP 27206593 A JP27206593 A JP 27206593A JP 27206593 A JP27206593 A JP 27206593A JP H07131869 A JPH07131869 A JP H07131869A
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JP
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signal
controller
circuit
bit
voltage waveform
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JP27206593A
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Inventor
Tadashi Tomizono
正 富園
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MAEDA ZOUEN DOBOKU KK
Original Assignee
MAEDA ZOUEN DOBOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央制御装置と端末コントローラを結ぶ電源
線を電力供給と双方向通信の両方に利用する。 【構成】 電源線14により結ばれた散水制御盤12と
SVコントローラ13との間で、駆動電圧波形を半波ご
とに24Vと30Vの電圧に変動することにより形成し
た駆動指令信号と、駆動電圧波形の半波ごとに位相角0
°から30°の範囲の部分をカットし、このカットした
部分を復調することにより形成した検知信号をもって双
方向通信できるようにし、電源線14を電力供給と双方
向通信の両方に利用する。これにより、既設の電源線1
4を利用して高度な遠隔制御とデータ回収が同時に可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央制御装置と端末コ
ントローラを結ぶ電源線を電力供給と双方向通信の両方
に利用するようにした双方向データ通信方式及び双方向
データ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場の芝生や植木は定期的な散水が
不可欠であり、殆どのゴルフコースには散水配管やスプ
リンクラが敷設されている。しかし、散水作業に伴うグ
リーンキーパーの労務負担は多大であるため、スプリン
クラを定期的に作動させるなど散水作業を省力化する試
みがなされている。例えば、図7に示す緑地管理システ
ム1は、ゴルフ場のコースレイアウトに沿って配設した
スプリンクラ2に通ずる散水配管に設けた電磁弁3を、
電源線4を介して管理棟室内の散水制御盤5に接続し、
手動又は自動のスイッチ操作により遠隔的に電磁弁3を
通電励磁し、定期的に或いは必要に応じて随時散水でき
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の緑地管理システ
ム1は、オペレータの経験に従うか又はタイマ等により
通算の散水時間を監視しながら散水制御する構成である
ため、希望散水量と実際になされた散水量との乖離が避
けられず、このため給水量を正確に把握した上で散水制
御しようとすると、各ホールごとに設けた屋外ピットに
例えば端末コントローラを設置し、各端末コントローラ
が端末機器としてそれぞれ最低でも3個の電磁弁と2個
の流量計を管理するなどの対策が必要である。しかし、
新設のゴルフコースは別として、現に営業中のゴルフコ
ースの場合は、端末機器の設置工事や電線の埋設工事な
どの追加工事に際し、芝生の生えているコース内を一部
掘削しなければならず、無闇に営業を中断するわけにい
かないだけに、本格的な散水制御システムが導入しにく
い等の問題があった。
【0004】これに対し、既設の電源線をデータ通信路
を兼用するシステムが、例えば特開平2−187519
号「給湯システム用通信方法」に開示されている。この
ものは、ベースユニット(中央制御装置)とリモートユ
ニット(端末コントローラ)との間を結ぶ二芯線からな
る電源線を利用して双方向通信を行うものであり、すべ
てのユニットに固有の識別番号を与え、番号順にデータ
送信機会を与えることにより、複数のユニットが同時に
送信して混信を招くことがないよう構成されている。し
かしながら、このシステムは、電源線を給電とデータ送
信に共用するのはよいが、複数のユニットが発するデー
タどうしの衝突を避けるため、電源線上には同一時間帯
に複数のデータが共存しないよう配慮しており、このた
め全てのユニットが一通り送信を完了するまでに要する
サイクルタイムが非常に長く、通信効率が悪いといった
欠点があった。
【0005】一方また、既設の電源線を利用して情報通
信を行うのに適した方式として、例えば特開昭63−1
8830号「スペクトラム拡散通信方式」に開示された
通信方式が知られている。このスペクトラム拡散通信方
式は、狭帯域の情報信号を所定周期の拡散符号により拡
散変調して広帯域化し、受信側では受信データに対して
送信側と同じ拡散符号を乗算(逆拡散)することによ
り、情報信号だけを抽出するものであり、伝送過程で混
入したノイズは逆拡散時に拡散してしまうため、ノイズ
に強く伝送路の伝送特性に影響されにくい等の利点を有
する。しかしながら、この種の通信方式は、送信側の拡
散符号のクロック信号と受信側の拡散符号のクロック信
号とが正確に同期することが前提となるため、受信側に
最大相関を検出する符号相関器を設けて同期を図るか、
又は送信側から受信側にデータ信号の外にクロック信号
を送信するなど、正確なデータ復調を実現するのに必要
な付帯回路が複雑で製造コストも高くつく等の課題があ
った。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、既設の電源線を利用し、比較的簡単な変調方法
を利用して中央制御装置と端末コントローラとの間で駆
動指令信号と検知信号の双方向通信が同時に行えるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のアクチ
ュエータとセンサとを接続した端末コントローラを、電
源線を介して中央制御装置に接続し、該中央制御装置か
ら前記アクチュエータに該電源線を介して伝送する駆動
電圧波形に、該アクチュエータの駆動に支障のない範囲
で半波ごとに電圧を変動させて形成した駆動指令信号を
重畳する一方、前記アクチュエータの駆動に支障のない
範囲において前記駆動電圧波形の位相角を半波ごとにカ
ットし、このカットされた位相角の部分を復調すること
により形成した前記センサの検知信号を重畳することを
特徴とする双方向データ通信方式を提供することによ
り、前記目的を達成するものである。
【0008】また、本発明は、複数のアクチュエータと
センサとを接続した端末コントローラと、電源線を介し
て前記端末コントローラに接続した中央制御装置と、該
中央制御装置に設けられ、前記アクチュエータに電源線
を介して伝送する駆動電圧波形に、該アクチュエータの
駆動に支障のない範囲で半波ごとに電圧を変動させて駆
動指令信号を形成して重畳する、駆動信号発生手段と、
前記駆動電圧波形の位相角を半波ごとに前記アクチュエ
ータの駆動に支障のない範囲でカットし、このカットさ
れた位相角の部分を復調することにより前記センサの検
知信号を形成して重畳する検知信号送付手段とを具備す
ることを特徴とする双方向データ通信システムを提供す
ることにより前記目的を達成するものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、電源線により結ばれた中央制
御装置と端末コントローラとの間で、駆動電圧波形をア
クチュエータの駆動に支障のない範囲で半波ごとに電圧
を変動させて形成して重畳させた駆動指令信号と、駆動
電圧波形の位相角を半波ごとにアクチュエータの駆動に
支障のない範囲でカットし、このカットされた位相角の
部分を復調することによりセンサの検知信号を形成して
重畳する検知信号により双方向に同時に通信できるよう
にし、電源線を電力供給と双方向通信の両方に利用す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図6を参照して説明する。図1は本発明の双方向データ
通信システムの一実施例を示す概略システム構成図、図
2は中央制御装置側である、散水制御盤のブロック図、
図3は散水制御盤側に設けられた駆動信号発生手段のブ
ロック図、図4は端末コントローラであるSVコントロ
ーラのブロック図、図5は駆動電圧波形に重畳させた駆
動指令信号と検知信号の関係を示す図、図6は駆動指令
信号の入力時における、端末コントローラであるSVコ
ントローラの動作を説明するフローチャート、図7は検
知信号の出力時における、端末コントローラであるSV
コントローラの動作を説明するフローチャートである。
【0011】図1に示す双方向通信システム11は、中
央制御装置である散水制御盤12と、16箇所に設けた
端末コントローラであるSVコントローラ13とをそれ
ぞれ二芯線式の電源線14で結び、交流電流を搬送波と
して駆動指令信号と検知信号を重畳させることにより、
端末コントローラであるSVコントローラ13への給電
と双方向通信を可能にするものである。
【0012】各SVコントローラ13には、それぞれ端
末機器13aとして3個の散水制御用の電磁弁Vと2個
の流量計Aが接続されており、システム内の計48個の
電磁弁Vと計32個の流量計Aにはそれぞれ通しで固有
の識別番号V1〜V48,A1〜A32が付されてお
り、所定周期のサイクルタイム(ここでは0.5秒)内
に1回ずつ識別番号順に1ビットのデータビットを送信
又は受信できるようになっている。
【0013】図5に示すように、実施例では、電磁弁V
を開閉制御するため散水制御盤12からSVコントロー
ラ13に送信される駆動指令信号は、実効値にして30
Vと24Vの大小2値の振幅情報として半波ごとに振幅
変調により駆動交流電圧波形に重畳される。また、流量
計Aの計量出力を伝送するためSVコントローラ13か
ら散水制御盤12に送信される検知信号である流量信号
については、駆動交流電圧波形の半波ごとに予め位相角
度0°から30°の部分(或いは150°から180°
の部分)をカットし、このカットされた位相角度の部分
を通電して波形を復調するという形式によって、駆動交
流電圧波形に重畳される。一方、各SVコントローラ1
3側では、駆動指令信号が重畳する交流半波を一定レベ
ルでカットし、2値振幅信号のオン/オフ時間比Trの
違いとして、実効値30V(Tr<1)の半波をビット
「1」と判断し、実効値24V(Tr>1)の半波をビ
ット「0」と判断する。また、散水制御盤12側では、
ゼロクロス点である位相角0°から30°の範囲の位相
カットの有無に応じて、位相カットの無い交流半波をビ
ット「1」と判断し、位相カットされた交流半波をビッ
ト「0」と判断する。このようにして複数の電磁弁Vへ
の駆動指令信号と複数の流量計Aからの流量信号が、デ
ータ間で干渉することなく双方向に通信される。
【0014】また、端末機器13aは、0.5秒の1サ
イクルタイム(AC50Hzの50半波分、またAC6
0Hzの60半波分に相当)内で1回ずつ識別番号順に
1ビットのデータビットを送信又は受信するよう時分割
で通信するため、識別番号が例えばV5とV8の電磁弁
Vに対する開弁指令は、図5に示すようにスタートビッ
ト「1」が重畳された半波から5番目と8番目の半波に
ビット「1」として重畳される。同様にまた、識別番号
が例えばA5とA7の流量計Aからの流量パルスは、ス
タートビット「1」が重畳された半波から7番目と10
番目の半波にビット「1」として重畳される。
【0015】なお、地域によって異なる電源周波数に対
応するため、1サイクルタイムの末期に2種類の待機時
間を用意し、50Hz地域に対してはデータ搬送に用い
る交流半波49波の後にデータ搬送とは無関係な待機波
を1半波挿入し、60Hz地域に対してはデータ搬送に
用いる交流半波49波の後に待機波を11波設け、サイ
クルタイムの違いが吸収できるよう配慮してある。ま
た、使用する流量計Aは、積算流量に応じて一定流量を
計量するごとに流量パルスを出力する構成であるため、
1パルス当たり例えば1.912ccの分解能を有する
が、測定対象である流量は毎分0〜4000ccの範囲
にあり、しかも1サイクルタイムが0.5秒であるた
め、全部で32個ある流量計Aには1ビットの上りデー
タ転送期間として0.5秒しか与えられないという制約
がある。そこで、流量計Aの出力パルスを32分周器
(図示せず)にて32分周し、1パルス当たりが61.
2ccを示す流量パルスに変換し、こうして変換された
流量パルスを毎分120パルス送信できるようにするこ
とで、最大で毎分7342ccの計量を可能にしてあ
る。
【0016】ここで、散水制御盤12内に引き込まれた
商用交流電源(AC100V)は、図3に示したように
トランス20の一次側に接続される。このトランス20
の二次側には、30Vタップと24Vタップにそれぞれ
トライアックT1,T2を接続してある。ZC1,ZC
2は、トライアックT1,T2をオンオフ制御するゼロ
クロストリガ回路であり、ともに駆動指令信号発生器2
1のビット出力の「1」,「0」に応じて相補的に導通
指令を発する。すなわち、ゼロクロストリガ回路ZC1
がビット「1」を受けてトライアックT1を導通させる
ときは、ゼロクロストリガ回路ZC2が反対にビット
「0」を受けてトライアックT2を非導通とし、30V
の交流電圧が出力され、ゼロクロストリガ回路ZC2が
ビット「1」を受けてトライアックT2を導通させると
きは、ゼロクロストリガ回路ZC1が反対にビット
「0」を受けてトライアックT1を非導通とし、24V
の交流電圧が出力される。こうして、トランス20によ
って降圧された交流は、駆動指令信号送信器22が発す
るデータビットに応じて、半波単位で実効値30Vと2
4Vの2値に振幅変調される。
【0017】また、SVコントローラ13側では、搬送
波である駆動電圧波形のうち、位相角0°から30°の
部分を常時カットしており、例えば流量計A5から出力
された流量信号がある場合、送信できるタイミング、す
なわちスタートビットから8番目の半波がくると(図5
参照)、カット動作を行わず、負荷電流が自然に流れる
ようにして駆動電圧波形を復調するようにしている。
【0018】本実施例では、駆動指令信号を形成するた
めに駆動交流電圧波形を半波ごとに30Vと24Vに振
幅変調し、また流量信号を形成するために駆動交流電圧
波形の位相角0°から30°の部分を半波ごとに常時カ
ットしているが、この振幅変調の幅、位相角の範囲は、
いずれも端末機器13aである電磁弁の動作に支障のな
い範囲で設定したものであり、端末機器の種類によって
はこれらの値は変わるものである。
【0019】次に、散水制御盤12とSVコントローラ
13について図2、図4を参照して詳細に説明する。
【0020】散水制御盤12は、図2に示すようにメイ
ン・コントローラ等の他の機器と接続するためのI/F
インターフェース22と、散水制御盤12全体の制御を
行うCPU23と、該CPU23の制御内容等を記憶し
たRAM、ROM等のメモリ24と、SVコントローラ
から送信される流量信号等のデータの入力タイミング信
号を発生するデータ入力タイミング発生回路25と、駆
動指令信号等のデータの出力タイミング信号を発生する
データ出力タイミング発生回路26と、駆動指令信号発
生器21を有し、トランス20を駆動する駆動回路27
と、SVコントローラから送信される流量信号を検知す
る入力検知回路28と、CPU23とデータ入力タイミ
ング発生回路25等とを接続するI/Oインターフェー
ス29を具備し、メイン・コントローラからの指令を受
けて、前述のように駆動指令信号を形成し、これをSV
コントローラ13に送信する一方、SVコントローラ1
3側からの送信された流量信号を受信し、これを図示し
ないメイン・コントローラやデイスプレイ等に送出する
ように構成されている。
【0021】SVコントローラ13は、主スイッチング
回路30と、バイパス回路31と、位相カット信号発生
回路32と、制御用直流電源33と、Lo/Hi判別回
路34と、スタート記憶回路35と、計数パルス発生回
路36と、ビット番号カウンタ37と、端末番号カウン
タ38と、合致検出回路39と、ビット指示回路40
と、駆動指令信号保持回路41と、流量信号保持回路4
2と、電磁弁駆動回路43等を具備し、図6及び図7に
示すフローチャートの内容にしたがって動作するように
構成されている。
【0022】ここで、主スイッチング回路30とバイパ
ス回路31は、SVコントローラ13の入出端側に互い
に並列に接続されている。主スイッチング回路30は、
位相カット信号発生回路32の位相カット信号に応じて
電源線14を導通又は遮断する。ここで、電源を立ち上
げた直後はSVコントローラ13内の回路への通電がな
されない状態にあるため、電源が投入されてから回路が
作動開始するまでの一瞬の間、バイパス回路31は、そ
の常閉接点を通じてバイパス通電を行い、その後は電源
が切れるまで電磁リレーにより常閉接点を開成状態に保
つようにしている。
【0023】制御用直流電源33は、SVコントローラ
13のロジックを作動させるためのもので、SVコント
ローラ13内への通電の間、充電動作をしており、主ス
イッチング回路30が開く電源立ち上げ時の数m秒の間
でも回路が停止しないようにする。
【0024】位相カット信号発生回路32は、電圧の極
性を判別し、その極性が入れ替わる瞬間(ゼロクロス
点)から所定時間の間、トリガ信号を主スイッチング回
路30に送り、該スイッチング回路30を開く。これに
より、搬送波である駆動電圧波形の位相角0°から30
°の部分がカットされる。この位相カット信号発生回路
30は、流量信号保持回路42に返送タイミングで流量
信号がある場合、すなわち流量信号保持回路42から禁
止信号を入力した場合、トリガ信号の出力を停止する。
これにより、駆動電圧波形の位相角0°から30°の部
分に自然な状態で電流が流れ、駆動電圧波形の復調がな
される(流量信号が駆動電圧波形に重畳され、散水制御
盤13に送出される)。
【0025】Lo/Hi判別回路34は、入力した駆動
電圧波形のピーク値からビット「1」かビット「0」を
判断し、これを指示信号としてスタート記憶回路35と
駆動信号保持回路41にそれぞれ送出する。ここで、ビ
ット「1」かビット「0」かの判断の基準となる基準電
圧は、判断前にSVコントローラ13が入力した駆動電
圧波形の平均電圧(ロウレベルLoの電圧とハイレベル
Hiの電圧との間の中間電圧)である。
【0026】スタート記憶回路35は、Lo/Hi判別
回路34からハイレベルHiの信号を入力したとき、こ
れをスタートビットと判別して回路がスタートしたこと
を記憶保持し、計数パルス発生回路36から受け取る信
号の立ち上がりでビット番号カウンタ37、端末番号カ
ウンタ38及びビット指示回路40に対して作動許可信
号を供給し、その状態を続ける。ただし、1サイクルタ
イムが完了した後は、端末番号カウンタ38からのリセ
ット信号により記憶値をリセットし、スタートビットを
入力待機する状態に復帰する。
【0027】計数パルス発生回路36は、駆動電圧波形
の極性を検出し、位相カット信号発生回路30と同様、
数msのパルスを発生してスタート記憶回路35に対す
る許可出力タイミング信号とし、同時にまたビット番号
カウンタ37のカウントアップタイミング信号として出
力する。
【0028】ビット番号カウンタ37は、スタート記憶
回路35から作動許可信号が供給されているときに、計
数パルス発生回路36から計数パルスを受けたときに現
在値をインクリメントし、計数値を1だけ増加させる。
ただし、スタートビットに続くデータビットは、作動許
可信号がスタート記憶回路35を通過するときに数十ナ
ノ秒程度遅れるため、スタートビット直後はビット番号
カウンタ34も端末番号カウンタ38も計数値「0」か
ら動作開始する。また、動作開始したビット番号カウン
タ37は、1,2.0,1.2.0,...のごとく、
インクリメントによって計数値が「2」から「0」に切
り替わるときに、桁上がり信号を端末番号カウンタ38
に供給して端末番号カウンタ38の計数値(SVコント
ローラ13の番号に対応する0〜15までのいずれかの
値)をインクリメントする。なお、ビット番号カウンタ
36の出力である0,1,2の計数値は、デコードデー
タの形で流量信号保持回路42と駆動指令信号保持回路
40に用いられる。
【0029】端末番号カウンタ38は、スタート記憶回
路35から作動を許可されている期間中に、ビット番号
カウンタ36からの桁上がり信号を入力して計数値をイ
ンクリメントし、計数値をバイナリ4ビットデータ00
00〜1111として、合致検出回路39に常時出力す
る。
【0030】合致検出回路39には、端末番号カウンタ
38の外に端末番号設定スイッチ回路44が接続されて
いる。この端末番号設定スイッチ回路44は、内蔵する
4個のスイッチを適宜組み合わせることにより、各SV
コントローラ13にバイナリ4ビットデータからなる端
末番号を設定する。すなわち、16個のSVコントロー
ラ13に0〜15(0000〜1111)までの端末番
号を付与して、駆動指令信号や流量信号の所属端末の識
別を行う。合致検出回路39は、端末番号カウンタ38
から受け取るデータ(現在値)と端末番号設定スイッチ
回路44から受け取る4ビットバイナリデータとを比較
し、両データが一致している間に限って、ビット指示回
路40に対して出力許可信号を供給する。
【0031】ビット指示回路40は、スタート記憶回路
35から供給される作動許可信号と合致検出回路39か
らの出力許可信号との論理積をとり、両信号が一致して
いることを条件に、ビット番号カウンタ37が出力する
ビットデータをビット指示信号として駆動指令信号保持
回路41と流量信号保持回路42に供給する。
【0032】駆動指令信号保持回路41は、ビット指示
回路40からビット指示信号を供給されている状態にお
いて、Lo/Hi判別回路34の出力がハイレベルHi
であれば、これを自己保持して電磁弁Vのための駆動回
路43に開弁指令を出力する。また、その逆に、Lo/
Hi判別回路32の出力がロウレベルLoであれば、自
己保持状態をリセットし、駆動回路43に対して閉弁指
令を出力する。なお、散水制御盤12とSVコントロー
ラ13との間の通信ずれや或いはなんらかのトラブルが
原因で、電磁弁Vに対する開弁指令があった次のサイク
ルタイムでスタートビットや閉弁指令が受信されない場
合に、電磁弁Vが半永久的に開弁状態に固定されてしま
う不都合を防止するため、駆動指令信号保持回路40は
開閉弁指令を1サイクルタイムごとに受け付けるワンシ
ョット回路で構成してあり、このため開閉弁指令が中断
しても一定時間(約1秒)後に電磁弁Vは自動的に閉弁
し、二次災害が防止される。
【0033】流量信号保持回路42は、流量計Aの流量
パルスをデータ転送タイミングが到来するまで保持して
おり、ビット指示回路39の出力指示信号が存在すると
きに、保持した流量パルスを作動禁止信号として位相カ
ット信号発生回路32に供給し、駆動電圧波形の位相カ
ットを禁止する。そして、次の瞬間に、それまで保持し
ていた流量パルスをリセットし、次の入力に備えて待機
する。また、この流量信号保持回路42は、流量計Aの
出力流量パルスがロウレベルからハイレベルに立ち上が
るときのエッジにのみ反応して流量パルスを保持するた
め、仮に流量パルスがハイレベルのまま停滞しても、不
必要なパルスの取り込みがなされることはない。
【0034】ところで、緑地に対する散水制御は、電磁
弁Vを開弁した時点から一定時間が経過した時点で散水
を停止するタイマ管理方式か、又は電磁弁Vを開弁した
時点から積算流量が一定値に達した時点で散水を停止す
る流量管理方式によって可能であるが、ここでは主とし
て流量管理方式が用いられる。
【0035】次に、SVコントローラ13が散水制御盤
12から駆動指令信号を入力したときの動作を説明す
る。
【0036】電源を投入すると、散水制御盤12から電
源線14を介して電流がSVコントローラ13に供給さ
れ、SVコントローラ13は動作を開始する。そして、
Lo/Hi判別回路34が駆動電圧波形からビット
「1」、「0」を判別して、ビット「1」を検出する
と、スタート記憶回路35がセットされる。スタートビ
ットである第1波が検出された時点で、ビット番号カウ
ンタ37が計数値「0」から、また端末番号カウンタ3
8は計数値「0」から、それぞれ計数を開始する。以
下、第2番目のゼロクロス点(第2波開始時点)ではビ
ット番号は「1」で端末番号は「0」であり、第3番目
のゼロクロス点(第3波開始時点)ではビット番号は
「2」で端末番号は「0」である。ところで、第4番目
のゼロクロス点でビット番号カウンタ37の計数値は
「3」にインクリメントしようとするが、このときの桁
上がり信号によってビット番号カウンタ37はリセット
され、同時に端末番号カウンタ38はインクリメントさ
れる。その結果、ビット番号カウンタ36の計数値は
「0」に戻り、端末番号カウンタ38の計数値は「1」
となる。
【0037】いま、ビット番号カウンタ37の計数値が
「0」に戻り、端末番号カウンタ38の計数値は「1」
となった時点で、端末番号カウンタ38の出力が、端末
番号設定スイッチ回路44の設定値に一致し、合致検出
回路39が出力許可信号を出力したとする。このとき、
ビット指示回路40は既にスタート記憶回路35から作
動許可信号を受けており、加えて合致検出回路39から
出力許可信号を受けることで出力条件が揃うため、ビッ
ト番号カウンタ37の出力(デコードデータ)が駆動指
令信号保持回路41に送り出される。これにより、端末
番号第1番のSVコントローラ13の傘下にある電磁弁
V(番号V4)に対して開弁指令が発される。
【0038】次にSVコントローラ13から流量信号を
散水制御盤12に送出する動作を説明する。
【0039】ビット指示回路40の出力指示値(ビット
番号カウンタの計数値が「0」)を受けた流量信号保持
回路42に、流量計A(番号A3)に対応した計量パル
スが保持されている場合は、位相カット信号発生回路3
2に対して位相カット禁止信号が供給され、流量信号と
して散水制御盤12に送出される。位相カット禁止信号
を発した流量信号保持回路31は、流量パルスの保持を
解除し、新たな流量パルス入力が受けられる状態にリセ
ットされ、また位相カット信号発生回路32は、第4波
開始時点で位相カット禁止信号を発生した後、再びトリ
ガ信号を発して中断された位相カットを再開する。
【0040】こうして、第5番目のゼロクロス点でビッ
ト番号は1で端末番号は1に、また第6番目のゼロクロ
ス点でビット番号は2で端末番号は1となる。さらに、
第7番目のゼロクロス点でビット番号は0で端末番号は
2となり、以下同様に、第48番目のゼロクロス点でビ
ット番号が2で端末番号は15となり、第49番目のゼ
ロクロス点で、ビット番号が0となるが、端末番号カウ
ンタ38が桁上がり信号を発してスタート記憶回路35
をリセットする。その結果、スタート記憶回路35のス
タート記憶解除とともに、電源投入直後の状態に復帰す
る。
【0041】なお、スタート記憶が解除されたのち、交
流50Hzでは1半波分の待機時間を経て、また交流6
0Hzでは11半波分の待機時間を経て、1サイクルタ
イムを終了する。
【0042】一方、散水制御盤12の側では、データ入
力タイミング発生回路25がゼロクロス点から一定時間
だけCPU23の入力ポートに向けてパルスを出力す
る。そして、このパルスの終了(立ち下がり)でSVコ
ントローラ13の入力ポートが電流の状態をラッチす
る。これと同時に、CPU23に対して割り込みがかか
り、CPU23はデータ入力ルーチンに移行し、入力ポ
ートの状態をすべてメモリ24に取り込む。ただし、入
力ビットは全部で128ビットあり、8ビットずつ16
回に分けて実行する。CPUは、ビットの立っているこ
とろの流量カウンタをインクリメントして積算流量を計
算し、割り込み前のルーチンに復帰する。
【0043】このように、上記システム11によれば、
電源線14により結ばれた散水制御盤12とSVコント
ローラ13との間で、駆動電圧波形に半波ごとに重畳し
た駆動指令信号と、駆動電圧波形に半波ごとに重畳した
流量信号をもって双方向通信するようにしたから、既設
の電源線14以外に散水制御盤12とSVコントローラ
13との間に電線敷設や埋設が困難な場合に、電源線1
4を利用して散水制御盤12から端末コントローラ13
への給電は勿論、散水制御盤12とSVコントローラ1
3との間で双方向の通信が可能であり、散水制御盤12
からSVコントローラ13に送信するデータと、SVコ
ントローラ13から散水制御盤12に送信するデータと
が、電源線14上で同時に通信が可能であり、これによ
り優れた通信能率を確保することができる。
【0044】また、上記システム11によれば、散水制
御盤12からSVコントローラ13に送信する駆動指令
信号は、トランス20の二次側の30Vのタップと24
Vのタップを切り替えることで形成するものであるか
ら、従来技術に比して非常に簡単であり、特別な回路を
使用しなくても済み、コストがかからない。また、SV
コントローラ13から散水制御盤12に送信する流量信
号は、駆動電圧波形の位相角0°から30°の範囲の部
分をカットしておき、このカットされた部分に電流を通
して波形を復調することで形成するもののであるから、
同様に簡単であり、特別な回路を使用しなくても済み、
コストがかからない上に、駆動指令信号と干渉し合うこ
とがないから、信頼性が高い。
【0045】さらに、24Vから30Vへの変調や、位
相角0°から30°の範囲における電圧波形のカット
は、電磁弁Vの駆動に実質的に支障を与えるものではな
い。
【0046】さらにまた、複数の端末機器13aに、そ
れぞれ固有の識別番号を与え、所定周期のサイクルタイ
ム内で識別番号順に1ビットのデータビットを送信又は
受信する構成としたから、散水制御盤12は1サイクル
タイム内で複数の端末機器13aに対して順番に1ビッ
トの制御情報を与え、かつまた複数の端末機器13aか
ら順番に1ビットの情報を回収することができ、例えば
商用交流電源を利用した場合には、半波単位で1秒間に
100波又は120波の交流半波の利用が可能であり、
これらの波数を端末機器13aの数で除して得られる値
の逆数を1サイクルタイムとすることができるため、各
々100個に満たない端末機器であれば1秒以下のサイ
クルタイムをもって端末コントローラ13の制御及び情
報回収が可能である。
【0047】なお、上記実施例において、上記システム
11は、ゴルフ場等の緑地管理システムに限定されるこ
となく、ビニルハウスでの野菜の栽培等の給水、施肥シ
ステムにも適用できるものである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源線により結ばれた中央制御装置と端末コントローラ
との間で、駆動電圧波形を半波ごとに半波ごとに端末機
器の駆動に支障のない範囲で電圧を変動させて形成した
駆動指令信号と、端末機器の駆動に支障のない位相角の
範囲で駆動電圧波形をカットし、このカットした位相角
の部分を復調することにより形成したセンサの検知信号
をもって双方向通信するようにしたから、既設の電源線
以外に中央制御装置と端末コントローラとの間に電線敷
設や埋設が困難な場合に、電源線を利用して中央制御装
置から端末コントローラへの給電は勿論、中央制御装置
と端末コントローラとの間で双方向の通信が可能であり
(電源線上で同時に2種類のデータによる双方向通信が
可能であり)、優れた通信能率を確保することができる
等の優れた効果を奏する。また、信号の形成に特殊な回
路を必要とせず、従来技術のようにコストがかからず、
非常に廉価で提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向データ通信システムの一実施例
を示す概略システム構成図である。
【図2】中央制御装置側である、散水制御盤のブロック
図である。
【図3】散水制御盤側に設けられた駆動信号発生手段の
ブロック図である。
【図4】端末コントローラであるSVコントローラのブ
ロック図である。
【図5】駆動電圧波形に重畳させた駆動指令信号と検知
信号(流量信号)の関係を示す図である。
【図6】駆動指令信号の入力時におけるSVコントロー
ラの動作を説明するフローチャートである。
【図7】検知信号(流量信号)の出力時におけるSVコ
ントローラの動作を説明するフローチャートである。
【図8】従来の緑地管理システムの一例を示す概略シス
テム構成図である。
【符号の説明】
11 双方向通信システム 12 散水制御盤 13 端末コントローラ 13a 端末機器 14 電源線 20 トランス 25 データ入力タイミング発生回路 26 データ出力タイミング発生回路 32 位相カット信号発生回路 34 Lo/Hi判別回路 41 駆動指令信号保持回路 42 流量信号保持回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアクチュエータとセンサとを接続
    した端末コントローラを、電源線を介して中央制御装置
    に接続し、該中央制御装置から前記アクチュエータに該
    電源線を介して伝送する駆動電圧波形に、該アクチュエ
    ータの駆動に支障のない範囲で半波ごとに電圧を変動さ
    せて形成した駆動指令信号を重畳する一方、前記アクチ
    ュエータの駆動に支障のない範囲において前記駆動電圧
    波形の位相角を半波ごとにカットし、このカットされた
    位相角の部分を復調することにより形成した前記センサ
    の検知信号を重畳することを特徴とする双方向データ通
    信方式。
  2. 【請求項2】 複数のアクチュエータとセンサとを接続
    した端末コントローラと、電源線を介して前記端末コン
    トローラに接続した中央制御装置と、該中央制御装置に
    設けられ、前記アクチュエータに電源線を介して伝送す
    る駆動電圧波形に、該アクチュエータの駆動に支障のな
    い範囲で半波ごとに電圧を変動させて駆動指令信号を形
    成して重畳する、駆動信号発生手段と、前記駆動電圧波
    形の位相角を半波ごとに前記アクチュエータの駆動に支
    障のない範囲でカットし、このカットされた位相角の部
    分を復調することにより前記センサの検知信号を形成し
    て重畳する検知信号送付手段とを具備することを特徴と
    する双方向データ通信システム。
JP27206593A 1993-10-29 1993-10-29 双方向データ通信方式及び双方向データ通信システム Pending JPH07131869A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004502397A (ja) * 2000-07-07 2004-01-22 クリーンサン ピーテーワイ リミテッド 電力線通信方法
JP2016523428A (ja) * 2013-09-29 2016-08-08 東林科技股▲分▼有限公司Hep Tech Co., Ltd 照明システム及びその位相角信号伝送装置
KR20180108338A (ko) * 2017-03-24 2018-10-04 (주) 오토이노텍 전원선 통신을 이용한 비닐하우스 스마트팜 장치

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