JPH07131802A - 画像補正装置 - Google Patents
画像補正装置Info
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- JPH07131802A JPH07131802A JP27640393A JP27640393A JPH07131802A JP H07131802 A JPH07131802 A JP H07131802A JP 27640393 A JP27640393 A JP 27640393A JP 27640393 A JP27640393 A JP 27640393A JP H07131802 A JPH07131802 A JP H07131802A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image pickup
- adjustment
- test signal
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、カラ−テレビジョン受像機を補正
する装置に関し、コンバ−ゼンスや幾何学歪補正を自動
的に行う画像補正装置に関するものであり、撮像装置の
表示装置に対する相対位置、撮像装置の撮像歪など撮像
に関連する歪の影響をなくすことにより高精度の調整を
行うことの可能な画像補正装置を提供することを目的と
する。 【構成】 画像表示系に依存しない調整用基準座標設定
器1を撮像し、撮像装置の表示装置に対する相対位置、
撮像装置の撮像歪など撮像に関連する歪を算出すること
により、撮像装置の各種歪に影響されない高精度の幾何
学歪・コンバ−ゼンス調整を行うことが可能となる。
する装置に関し、コンバ−ゼンスや幾何学歪補正を自動
的に行う画像補正装置に関するものであり、撮像装置の
表示装置に対する相対位置、撮像装置の撮像歪など撮像
に関連する歪の影響をなくすことにより高精度の調整を
行うことの可能な画像補正装置を提供することを目的と
する。 【構成】 画像表示系に依存しない調整用基準座標設定
器1を撮像し、撮像装置の表示装置に対する相対位置、
撮像装置の撮像歪など撮像に関連する歪を算出すること
により、撮像装置の各種歪に影響されない高精度の幾何
学歪・コンバ−ゼンス調整を行うことが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラ−テレビジョン受
像機を補正する装置に関し、コンバ−ゼンスや幾何学歪
補正を自動的に行う画像補正装置に関するものである。
像機を補正する装置に関し、コンバ−ゼンスや幾何学歪
補正を自動的に行う画像補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像補正装置としては、例えば特
開平5−30520号公報に示されている。図17はこ
の従来の画像補正装置の基本構成を示すブロック図を示
すものである。図17において、101はプロジェクタ
ーPRによって再生する映像信号Vの処理回路系、11
0、120、130はそれぞれ赤、青、緑の発光膜を表
示面Cとする高輝度の単色投射管(CRT)、111、
121、131は前記単色投射管をスクリーン140に
結像するレンズ系を示す。また各単色投射管において、
Eは電子銃、Dは偏向装置を示す。
開平5−30520号公報に示されている。図17はこ
の従来の画像補正装置の基本構成を示すブロック図を示
すものである。図17において、101はプロジェクタ
ーPRによって再生する映像信号Vの処理回路系、11
0、120、130はそれぞれ赤、青、緑の発光膜を表
示面Cとする高輝度の単色投射管(CRT)、111、
121、131は前記単色投射管をスクリーン140に
結像するレンズ系を示す。また各単色投射管において、
Eは電子銃、Dは偏向装置を示す。
【0003】このようなプロジェクターPRは、赤、
緑、青(以下R、G、Bとする)各投射管110、12
0、130にそれぞれ映像信号再生回路系101から
R、G、B映像信号が供給され、電子ビームを変調する
ことによって各表示面Cに表示された単色の再生画像
が、レンズ系111、121、131を介してスクリー
ン140上に合成され、カラー画像を形成するものであ
る。
緑、青(以下R、G、Bとする)各投射管110、12
0、130にそれぞれ映像信号再生回路系101から
R、G、B映像信号が供給され、電子ビームを変調する
ことによって各表示面Cに表示された単色の再生画像
が、レンズ系111、121、131を介してスクリー
ン140上に合成され、カラー画像を形成するものであ
る。
【0004】150は円図形やドットパターンなど、レ
ジストレーション調整等の際にビーム位置を検出するた
めに必要な調整用のパターン映像信号を出力するパター
ンジェネレータであり、その出力は映像信号再生回路系
101を介してR、G、B各投射管110、120、1
30に供給され、それぞれ単色のパターン映像を表示す
ることができるようになされる。
ジストレーション調整等の際にビーム位置を検出するた
めに必要な調整用のパターン映像信号を出力するパター
ンジェネレータであり、その出力は映像信号再生回路系
101を介してR、G、B各投射管110、120、1
30に供給され、それぞれ単色のパターン映像を表示す
ることができるようになされる。
【0005】151はテレビカメラでありスクリーン1
40の全体が撮像できる位置に設置されている。そし
て、周囲が黒枠140bとされた表示可能領域140a
を有するスクリーン140に表示された映像は、テレビ
カメラ151及び信号処理回路152を介して映像信号
(輝度データ)に変換される。
40の全体が撮像できる位置に設置されている。そし
て、周囲が黒枠140bとされた表示可能領域140a
を有するスクリーン140に表示された映像は、テレビ
カメラ151及び信号処理回路152を介して映像信号
(輝度データ)に変換される。
【0006】153は信号処理回路152の出力を所定
のタイミングでA/D変換されるA/D変換器であり、
154はディジタルデータに変換された輝度信号を記憶
するフレームメモリである。155は演算処理部(CP
U)であり、フレームメモリ154に記憶されたデータ
をもとに、後述するように所定の演算を行う。
のタイミングでA/D変換されるA/D変換器であり、
154はディジタルデータに変換された輝度信号を記憶
するフレームメモリである。155は演算処理部(CP
U)であり、フレームメモリ154に記憶されたデータ
をもとに、後述するように所定の演算を行う。
【0007】156はマイクロコンピュータによるシス
テムコントローラであり、上記したA/D変換器15
3、フレームメモリ154、CPU155、及びパター
ンジェネレータ150の動作を制御している。またCP
U155で得られた演算結果を使用して、R、G、B各
ビームについて、レジストレーション調整手段を制御し
てレジストレーション自動調整を達成し、各ビームの照
射位置を一致させるものである。
テムコントローラであり、上記したA/D変換器15
3、フレームメモリ154、CPU155、及びパター
ンジェネレータ150の動作を制御している。またCP
U155で得られた演算結果を使用して、R、G、B各
ビームについて、レジストレーション調整手段を制御し
てレジストレーション自動調整を達成し、各ビームの照
射位置を一致させるものである。
【0008】以上のように構成された従来の画像補正装
置について以下その動作を詳しく説明する。ここで、ス
クリーン140上の表示可能領域140aは図18に示
すように、a1〜a25の部分領域に分割され、各領域a1
〜a25には、図19にC1〜C25として示すように中心
領域が存在する。以下、スクリーン140上のa1領域
においてプロジェクターPRから出力されるR、G、B
の各ビーム中心領域をC1位置に合わせ込むためのシス
テムコントローラ156の制御動作を図20のフローチ
ャートに基づいて説明する。
置について以下その動作を詳しく説明する。ここで、ス
クリーン140上の表示可能領域140aは図18に示
すように、a1〜a25の部分領域に分割され、各領域a1
〜a25には、図19にC1〜C25として示すように中心
領域が存在する。以下、スクリーン140上のa1領域
においてプロジェクターPRから出力されるR、G、B
の各ビーム中心領域をC1位置に合わせ込むためのシス
テムコントローラ156の制御動作を図20のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0009】まず、テレビカメラ151から、何も映像
が投影されていない状態でのスクリーン140を撮影し
た映像信号(輝度情報)を取り込んでA/D変換し、フ
レームメモリ154に記憶させる(F101)。スクリーン1
40とテレビカメラ151の設置位置は、テレビカメラ
151がスクリーン140の全体を撮影できる位置とさ
れる以外は厳密に決められておらず、従って、スクリー
ン140を撮影した映像は、必ずしもスクリーン140
の形状をそのまま表現するものではなく、フレームメモ
リ154に保持されるスクリーン140の映像140m
は図21に示すように、傾いたり各辺の縮尺が異なって
しまう。
が投影されていない状態でのスクリーン140を撮影し
た映像信号(輝度情報)を取り込んでA/D変換し、フ
レームメモリ154に記憶させる(F101)。スクリーン1
40とテレビカメラ151の設置位置は、テレビカメラ
151がスクリーン140の全体を撮影できる位置とさ
れる以外は厳密に決められておらず、従って、スクリー
ン140を撮影した映像は、必ずしもスクリーン140
の形状をそのまま表現するものではなく、フレームメモ
リ154に保持されるスクリーン140の映像140m
は図21に示すように、傾いたり各辺の縮尺が異なって
しまう。
【0010】ここで、スクリーン140mの表示可能領
域の4コーナーの位置P1〜P4を抽出する。前述したよ
うにスクリーン140は周囲が黒枠140bであるた
め、フレームメモリ154に記憶された輝度情報をCP
U155が取り込んで画像処理を行うことにより、スク
リーン140mの表示可能領域の4コーナーの位置P1
〜P4は容易に抽出でき、従ってCPU155は4コー
ナーの位置P1、P2、P3、P4をフレームメモリ154
における位置座標(Hp1、Vp1)、(Hp2、Vp2)、
(Hp3、Vp3)、(Hp4、Vp4)、として把握できる。
スクリーン140mの表示可能領域の座標範囲がわかれ
ば、表示可能領域内の全ての位置はフレームメモリ15
4内の座標値として算出し表現できることになる。
域の4コーナーの位置P1〜P4を抽出する。前述したよ
うにスクリーン140は周囲が黒枠140bであるた
め、フレームメモリ154に記憶された輝度情報をCP
U155が取り込んで画像処理を行うことにより、スク
リーン140mの表示可能領域の4コーナーの位置P1
〜P4は容易に抽出でき、従ってCPU155は4コー
ナーの位置P1、P2、P3、P4をフレームメモリ154
における位置座標(Hp1、Vp1)、(Hp2、Vp2)、
(Hp3、Vp3)、(Hp4、Vp4)、として把握できる。
スクリーン140mの表示可能領域の座標範囲がわかれ
ば、表示可能領域内の全ての位置はフレームメモリ15
4内の座標値として算出し表現できることになる。
【0011】例えば、図19に示された各領域a1から
a25の中心位置C1〜C25もそれぞれP1、P2、P3、P
4の座標値から幾何学計算によって算出し、座標値で表
現できる。つまり、図22に示す中心位置C1mからC25
m、すなわち、実際のスクリーン140における各領域
の中心位置C1〜C25に対応するフレームメモリ154
に保持されたスクリーン140mにおける各領域の中心
位置C1mからC25mは、すべて(Hc1、Vc1)〜(Hc2
5、Vc25)の座標値で表現できることになる。
a25の中心位置C1〜C25もそれぞれP1、P2、P3、P
4の座標値から幾何学計算によって算出し、座標値で表
現できる。つまり、図22に示す中心位置C1mからC25
m、すなわち、実際のスクリーン140における各領域
の中心位置C1〜C25に対応するフレームメモリ154
に保持されたスクリーン140mにおける各領域の中心
位置C1mからC25mは、すべて(Hc1、Vc1)〜(Hc2
5、Vc25)の座標値で表現できることになる。
【0012】そこで、CPU155は中心位置C1m〜C
25mを座標値として算出し(F103)、算出された座標値
(Hc1、Vc1)〜(Hc25、Vc25)の値をシステムコン
トローラ156が、これを調整動作の基準となる絶対位
置として取り込み、内部のワークRAMに保持する(F10
4)。中心位置C1m〜C25mのフレームメモリ154上の
座標値(Hc1、Vc1)〜(Hc25、Vc25)を得たら、次
にR、G、Bの各CRT110、120、130におい
てそれぞれ調整すべき所定の領域(a1〜a25)におけ
るビーム中心位置をフレームメモリ154上の座標値と
して求め、それらが上記中心位置をC1m〜C25mと一致
するようにレジストレーション調整を行えば、調整作業
は完了となる。
25mを座標値として算出し(F103)、算出された座標値
(Hc1、Vc1)〜(Hc25、Vc25)の値をシステムコン
トローラ156が、これを調整動作の基準となる絶対位
置として取り込み、内部のワークRAMに保持する(F10
4)。中心位置C1m〜C25mのフレームメモリ154上の
座標値(Hc1、Vc1)〜(Hc25、Vc25)を得たら、次
にR、G、Bの各CRT110、120、130におい
てそれぞれ調整すべき所定の領域(a1〜a25)におけ
るビーム中心位置をフレームメモリ154上の座標値と
して求め、それらが上記中心位置をC1m〜C25mと一致
するようにレジストレーション調整を行えば、調整作業
は完了となる。
【0013】そこで、a1領域についてのCRT110
の調整を行うには、まずシステムコントローラ156は
パターンジェネレータ150を制御して、図23に示す
ようにスクリーン140上のa1領域の中心位置C1を中
心点とする円図形Qを映し出す映像信号を出力させる(F
105)。
の調整を行うには、まずシステムコントローラ156は
パターンジェネレータ150を制御して、図23に示す
ようにスクリーン140上のa1領域の中心位置C1を中
心点とする円図形Qを映し出す映像信号を出力させる(F
105)。
【0014】尚、この際の円図形はR信号のみで赤色映
像として出力され、CRT120、130は使用されな
い。そして図23の映像が映し出されたスクリーン14
0をテレビカメラ151で撮影した映像信号(輝度情
報)をA/D変換し、フレームメモリ154に記憶させ
る(F106)。すると円図形Qが映し出されたスクリーン1
40の映像として、フレームメモリ154上では図24
に示すように、ステップF101で得られたスクリーン自体
の映像と同様に、実際のスクリーン自体とは傾斜角や各
辺の縮尺が異なった状態のスクリーン140mに、円図
形Qmが映し出されたイメージが記憶される。円図形Q
m自体の楕円上または卵状と変形したイメージとなって
いる。
像として出力され、CRT120、130は使用されな
い。そして図23の映像が映し出されたスクリーン14
0をテレビカメラ151で撮影した映像信号(輝度情
報)をA/D変換し、フレームメモリ154に記憶させ
る(F106)。すると円図形Qが映し出されたスクリーン1
40の映像として、フレームメモリ154上では図24
に示すように、ステップF101で得られたスクリーン自体
の映像と同様に、実際のスクリーン自体とは傾斜角や各
辺の縮尺が異なった状態のスクリーン140mに、円図
形Qmが映し出されたイメージが記憶される。円図形Q
m自体の楕円上または卵状と変形したイメージとなって
いる。
【0015】ここで、円図形Qmの重心点を求めれば、
その値がa1領域におけるCRT110のビーム中心位
置としてフレームメモリ154上で表現される値とな
る。なぜなら、テレビカメラ151やプロジェクターP
Rの設置ずれやスキュー歪等によって画像が回転ずれを
起こしても、円の重心位置は変化せず、また同様の原因
から、真円の映像を卵形あるいは楕円としてとらえて
も、真円の中心は卵形あるいは楕円の重心位置に相当す
るからである。そこでCPU155においてフレームメ
モリ154のデータから水平及び垂直方向の輝度分布デ
ータを生成する演算を行い、さらに生成された水平、垂
直各方向の輝度分布データの重心位置を求めるという2
段階の演算処置を行わせることによって、スクリーン1
40に表示された円図形の重心位置、すなわちa1領域
におけるCRT110のビーム中心位置を求める(F10
7)。
その値がa1領域におけるCRT110のビーム中心位
置としてフレームメモリ154上で表現される値とな
る。なぜなら、テレビカメラ151やプロジェクターP
Rの設置ずれやスキュー歪等によって画像が回転ずれを
起こしても、円の重心位置は変化せず、また同様の原因
から、真円の映像を卵形あるいは楕円としてとらえて
も、真円の中心は卵形あるいは楕円の重心位置に相当す
るからである。そこでCPU155においてフレームメ
モリ154のデータから水平及び垂直方向の輝度分布デ
ータを生成する演算を行い、さらに生成された水平、垂
直各方向の輝度分布データの重心位置を求めるという2
段階の演算処置を行わせることによって、スクリーン1
40に表示された円図形の重心位置、すなわちa1領域
におけるCRT110のビーム中心位置を求める(F10
7)。
【0016】ステップF107におけるCPU155の演算
処理動作の一例を図25のフローチャート、及び図2
6、図27を参照して説明する。まず、上記したように
図20のステップF106においてフレームメモリ154に
記憶されたデータのうち、スクリーン140の表示可能
領域140aに相当するP1、P2、P3、P4で囲まれた
範囲内のデータが、システムコントローラ156の制御
に基づいてCPU155に読み込まれ(F107a)、まずこ
のデータをV方向(縦方向)に集計し、図25に示すよ
うに水平方向の輝度分布データhDが求められる(F107
b)。
処理動作の一例を図25のフローチャート、及び図2
6、図27を参照して説明する。まず、上記したように
図20のステップF106においてフレームメモリ154に
記憶されたデータのうち、スクリーン140の表示可能
領域140aに相当するP1、P2、P3、P4で囲まれた
範囲内のデータが、システムコントローラ156の制御
に基づいてCPU155に読み込まれ(F107a)、まずこ
のデータをV方向(縦方向)に集計し、図25に示すよ
うに水平方向の輝度分布データhDが求められる(F107
b)。
【0017】水平方向の輝度分布データhDを求める演
算としては、フレームメモリ154から読み込まれた各
ピクセルのデータ値をDmn(D11・・・DMN)とすると、
このDmnは輝度レベルを示すデータであるため、所定の
しきい値Lsを設定してDmn>Lsとなるデータを有する
ピクセル数を縦方向(V方向)に集計するようにすれば
よい。このようにして求められた水平方向の輝度分布デ
ータhDは図26に示すように半円状となり、このデー
タhDからさらに以下のように演算処理を施すことによ
って円図形の水平方向の重心位置を求めることができる
(F107c)。
算としては、フレームメモリ154から読み込まれた各
ピクセルのデータ値をDmn(D11・・・DMN)とすると、
このDmnは輝度レベルを示すデータであるため、所定の
しきい値Lsを設定してDmn>Lsとなるデータを有する
ピクセル数を縦方向(V方向)に集計するようにすれば
よい。このようにして求められた水平方向の輝度分布デ
ータhDは図26に示すように半円状となり、このデー
タhDからさらに以下のように演算処理を施すことによ
って円図形の水平方向の重心位置を求めることができる
(F107c)。
【0018】データhD(半円部分)を取り出して、図
27のように、位置情報を示すx座標と、ピクセル数を
示すy座標において、x座標の値x1・・・xPに対応する
y座標の値をy1・・・yPとする。そして円図形の水平方
向の重心位置HGの値をxGとすると ( x1 - xG )y1 + ( x2 - xG )y2 + ・・・ + ( xP
- xG )yP = 0 が成立する。従って、重心の値xGは、 xG = ( x1y1 + x2y2 + ・・・ + xpyp ) / ( y1 +
y2 + ・・・ + yp ) として求めることができる。
27のように、位置情報を示すx座標と、ピクセル数を
示すy座標において、x座標の値x1・・・xPに対応する
y座標の値をy1・・・yPとする。そして円図形の水平方
向の重心位置HGの値をxGとすると ( x1 - xG )y1 + ( x2 - xG )y2 + ・・・ + ( xP
- xG )yP = 0 が成立する。従って、重心の値xGは、 xG = ( x1y1 + x2y2 + ・・・ + xpyp ) / ( y1 +
y2 + ・・・ + yp ) として求めることができる。
【0019】ステップF107cにおいて円図形の水平方向
の重心位置HG(xG)が求められた後は、このHGの値
を保持するとともに、ステップF107dにおいて、ステッ
プF107aで読み込んだフレームメモリ154のデータを
今度は横方向に集計して、垂直方向の輝度分布データV
pを求める。そしてステップF107cと同様の方法で、輝度
分布データVpから円図形の垂直方向の輝度分布データ
から円図形の垂直方向の重心位置VGを演算によって求
める(F107e)。
の重心位置HG(xG)が求められた後は、このHGの値
を保持するとともに、ステップF107dにおいて、ステッ
プF107aで読み込んだフレームメモリ154のデータを
今度は横方向に集計して、垂直方向の輝度分布データV
pを求める。そしてステップF107cと同様の方法で、輝度
分布データVpから円図形の垂直方向の輝度分布データ
から円図形の垂直方向の重心位置VGを演算によって求
める(F107e)。
【0020】このように、H方向及びV方向の輝度分布
を求める演算と、輝度分布データの各値から、重心位置
の値を導く演算が行われることによって、円図形Qmの
水平及び垂直方向の重心位置、すなわちフレームメモリ
154上でビーム中心位置を表現する座標値HG及びVG
が算出され、CPU155は座標値(HG、VG)をビー
ム中心位置座標としてシステムコントローラ156に出
力する(F107f)。
を求める演算と、輝度分布データの各値から、重心位置
の値を導く演算が行われることによって、円図形Qmの
水平及び垂直方向の重心位置、すなわちフレームメモリ
154上でビーム中心位置を表現する座標値HG及びVG
が算出され、CPU155は座標値(HG、VG)をビー
ム中心位置座標としてシステムコントローラ156に出
力する(F107f)。
【0021】以上のようなCPU155の演算によっ
て、a1領域におけるCRT110のビーム中心位置が
フレームメモリ154上の座標値(HG、VG)として得
られるが、システムコントローラ156は当該ビーム中
心位置の座標値をあらかじめ算出しておいたa1領域の
中心位置C1mを示す座標値(Hc1、Vc1)と比較する(F
108)。
て、a1領域におけるCRT110のビーム中心位置が
フレームメモリ154上の座標値(HG、VG)として得
られるが、システムコントローラ156は当該ビーム中
心位置の座標値をあらかじめ算出しておいたa1領域の
中心位置C1mを示す座標値(Hc1、Vc1)と比較する(F
108)。
【0022】そして、映像信号再生回路系101をコン
トロールして実際のレジストレーション調整制御を行い
(F110)、最終的に座標値(HG、VG)と座標値(Hc1、
Vc1)を一致させる(F109)。CRT110について調整
が終了したら次に図23の円図形Qの緑色の映像をパタ
ーンジェネレータ150から発生させ、同様にCRT1
20についてのレジストレーション調整を行う(F117〜F
122)。
トロールして実際のレジストレーション調整制御を行い
(F110)、最終的に座標値(HG、VG)と座標値(Hc1、
Vc1)を一致させる(F109)。CRT110について調整
が終了したら次に図23の円図形Qの緑色の映像をパタ
ーンジェネレータ150から発生させ、同様にCRT1
20についてのレジストレーション調整を行う(F117〜F
122)。
【0023】以上の動作によって、a1領域におけるレ
ジストレーション自動調整が達成される。a2〜a25の
領域についても、それぞれの領域の中心点(C2〜C2
5)を中心とする円図形をR、G、B各色について発生
させ、それぞれビーム中心位置(C2m〜C25m)と比較
しながら同様の調整動作を行えばよい。
ジストレーション自動調整が達成される。a2〜a25の
領域についても、それぞれの領域の中心点(C2〜C2
5)を中心とする円図形をR、G、B各色について発生
させ、それぞれビーム中心位置(C2m〜C25m)と比較
しながら同様の調整動作を行えばよい。
【0024】以上説明したように、映像表示可能領域の
全域をメモリ手段上の4点の座標として特定し、パター
ン映像に基づいて求められるべき第1の位置座標を特定
された4点の座標から算出し、これをパターン映像に基
づいて特定される第2の位置座標と比較した結果に基づ
いて調整制御動作が行われることにより、ビーム位置検
出に基づくプロジェクターやモニタの調整作業を行う際
に映像表示可能領域と撮像手段の位置関係を厳密に規定
しておく必要はなく、調整作業が非常に簡略化される。
全域をメモリ手段上の4点の座標として特定し、パター
ン映像に基づいて求められるべき第1の位置座標を特定
された4点の座標から算出し、これをパターン映像に基
づいて特定される第2の位置座標と比較した結果に基づ
いて調整制御動作が行われることにより、ビーム位置検
出に基づくプロジェクターやモニタの調整作業を行う際
に映像表示可能領域と撮像手段の位置関係を厳密に規定
しておく必要はなく、調整作業が非常に簡略化される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の構成では、表示装置の画像表示可能領域の
4点の座標から表示面に対し一次関数的に基準座標を設
定し、これをもとに画像歪の調整を行っているために、
例えば撮像装置のレンズの歪のような二次関数的な歪を
考慮した調整を行うことができないという課題を有して
いた。また撮像装置の位置、画角の調整について考慮し
ていないため、撮像装置の設置に時間がかかるといる問
題点を有していた。
ような従来の構成では、表示装置の画像表示可能領域の
4点の座標から表示面に対し一次関数的に基準座標を設
定し、これをもとに画像歪の調整を行っているために、
例えば撮像装置のレンズの歪のような二次関数的な歪を
考慮した調整を行うことができないという課題を有して
いた。また撮像装置の位置、画角の調整について考慮し
ていないため、撮像装置の設置に時間がかかるといる問
題点を有していた。
【0026】本発明はかかる点に鑑み、幾何学歪・コン
バ−ゼンス調整時において、調整に最適な位置、画角と
なるように撮像装置を制御し、さらに撮像装置の表示装
置に対する相対位置、撮像装置の撮像歪など撮像に関連
する歪の影響をなくすことにより短時間でかつ高精度の
調整を行うことの可能な画像補正装置を提供することを
目的とする。
バ−ゼンス調整時において、調整に最適な位置、画角と
なるように撮像装置を制御し、さらに撮像装置の表示装
置に対する相対位置、撮像装置の撮像歪など撮像に関連
する歪の影響をなくすことにより短時間でかつ高精度の
調整を行うことの可能な画像補正装置を提供することを
目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、画像表示
装置の表示画面十字上及び周辺部の所定の画像調整点に
対応した画像調整用の基準座標を設定する調整用基準座
標設定手段と、前記画像表示手段の画像表示領域を撮像
する撮像手段と、前記撮像手段の撮像信号出力から前記
基準座標を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段
の出力から幾何学歪・コンバ−ゼンス誤差を算出する誤
差算出手段と、前記誤差算出手段の出力から幾何学歪・
コンバ−ゼンス誤差を補正する補正信号を発生する補正
信号発生手段と、前記補正信号発生手段の出力から前記
画像表示装置の表示位置の制御を行う制御手段を備えた
構成である。
装置の表示画面十字上及び周辺部の所定の画像調整点に
対応した画像調整用の基準座標を設定する調整用基準座
標設定手段と、前記画像表示手段の画像表示領域を撮像
する撮像手段と、前記撮像手段の撮像信号出力から前記
基準座標を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段
の出力から幾何学歪・コンバ−ゼンス誤差を算出する誤
差算出手段と、前記誤差算出手段の出力から幾何学歪・
コンバ−ゼンス誤差を補正する補正信号を発生する補正
信号発生手段と、前記補正信号発生手段の出力から前記
画像表示装置の表示位置の制御を行う制御手段を備えた
構成である。
【0028】第2の発明は、幾何学歪・コンバ−ゼンス
調整用のテスト信号を発生するテスト信号発生手段と、
画像表示装置に映出された前記テスト信号を撮像する撮
像手段と、前記撮像手段の出力から前記基準座標の位置
を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段の出力か
ら前記撮像手段の位置、画角を制御する制御手段を備え
た構成である。
調整用のテスト信号を発生するテスト信号発生手段と、
画像表示装置に映出された前記テスト信号を撮像する撮
像手段と、前記撮像手段の出力から前記基準座標の位置
を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段の出力か
ら前記撮像手段の位置、画角を制御する制御手段を備え
た構成である。
【0029】
【作用】第1の発明は、画像表示系に依存しない調整用
基準座標設定手段を撮像し、撮像装置の表示装置に対す
る相対位置、撮像装置の撮像歪など撮像に関連する歪を
算出することにより、撮像装置の各種歪に影響されない
高精度の幾何学歪・コンバ−ゼンス調整を行う。
基準座標設定手段を撮像し、撮像装置の表示装置に対す
る相対位置、撮像装置の撮像歪など撮像に関連する歪を
算出することにより、撮像装置の各種歪に影響されない
高精度の幾何学歪・コンバ−ゼンス調整を行う。
【0030】第2の発明は、画像表示装置に表示された
幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト信号位置と、
撮像されたテスト信号との対応づけを行い、このテスト
信号の位置を算出することにより、撮像装置の画角、位
置の最適制御を行うことにより撮像装置の設置調整を簡
略化した高精度の幾何学歪・コンバ−ゼンス調整を行
う。
幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト信号位置と、
撮像されたテスト信号との対応づけを行い、このテスト
信号の位置を算出することにより、撮像装置の画角、位
置の最適制御を行うことにより撮像装置の設置調整を簡
略化した高精度の幾何学歪・コンバ−ゼンス調整を行
う。
【0031】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける画像補正装置の基本構成を示すブロック図であ
る。
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける画像補正装置の基本構成を示すブロック図であ
る。
【0032】図1において、1は幾何学歪・コンバ−ゼ
ンス調整において、プロジェクタ17の画像調整点に対
応した調整用の基準座標を与える調整用基準座標設定
器、2はスクリーン16を撮像する撮像部、3は撮像部
2からの撮像信号をディジタルデータに変換するA/D
変換器、4はA/D変換器によりディジタルデータに変
換された撮像信号を記憶するフレームメモリ、5はフレ
ームメモリ4に記憶された撮像信号のデータから後述す
る位置情報の算出を行う位置算出部、6は位置算出部5
の出力に基づいて幾何学歪・コンバ−ゼンス誤差の算出
を行う誤差算出部である。
ンス調整において、プロジェクタ17の画像調整点に対
応した調整用の基準座標を与える調整用基準座標設定
器、2はスクリーン16を撮像する撮像部、3は撮像部
2からの撮像信号をディジタルデータに変換するA/D
変換器、4はA/D変換器によりディジタルデータに変
換された撮像信号を記憶するフレームメモリ、5はフレ
ームメモリ4に記憶された撮像信号のデータから後述す
る位置情報の算出を行う位置算出部、6は位置算出部5
の出力に基づいて幾何学歪・コンバ−ゼンス誤差の算出
を行う誤差算出部である。
【0033】7は誤差算出部6の出力に基づいて幾何学
歪・コンバ−ゼンス補正用の補正信号を発生する補正信
号発生部、8は補正信号発生部7の発生する補正信号に
よりCRTの偏向部9(DY)及び補助偏向部10(コ
ンバ−ゼンスヨーク=CY)の制御を行う制御部であ
る。11は幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト信
号を発生するテスト信号発生部、12は映像信号と、テ
スト信号の切り換えを行うスイッチ、13はプロジェク
タ17のCRT14を駆動する駆動回路、15はCRT
14に映出された画像をスクリーン16に投射する投射
レンズである。
歪・コンバ−ゼンス補正用の補正信号を発生する補正信
号発生部、8は補正信号発生部7の発生する補正信号に
よりCRTの偏向部9(DY)及び補助偏向部10(コ
ンバ−ゼンスヨーク=CY)の制御を行う制御部であ
る。11は幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト信
号を発生するテスト信号発生部、12は映像信号と、テ
スト信号の切り換えを行うスイッチ、13はプロジェク
タ17のCRT14を駆動する駆動回路、15はCRT
14に映出された画像をスクリーン16に投射する投射
レンズである。
【0034】以上のように構成された本発明の第1の実
施例の画像補正装置の動作を図2のフローチャートに沿
って説明する。
施例の画像補正装置の動作を図2のフローチャートに沿
って説明する。
【0035】調整にあたって、まずプロジェクタなどの
表示系に依存しない基準座標を求めるため、画像を表示
するスクリーン16上に調整用基準座標設定器1を設置
する(F101)。ここで、調整基準設定器は後述する調整用
のテスト信号映出のため取り外し可能である。また調整
用基準座標設定器1の構成は図3(a)に示すように調整
用の基準点が画像調整における調整点に対応した形、例
えば方形マトリクス状に配列されたものであり、基準点
は、発光素子あるいは白地上の黒点など撮像により認識
可能な点である。
表示系に依存しない基準座標を求めるため、画像を表示
するスクリーン16上に調整用基準座標設定器1を設置
する(F101)。ここで、調整基準設定器は後述する調整用
のテスト信号映出のため取り外し可能である。また調整
用基準座標設定器1の構成は図3(a)に示すように調整
用の基準点が画像調整における調整点に対応した形、例
えば方形マトリクス状に配列されたものであり、基準点
は、発光素子あるいは白地上の黒点など撮像により認識
可能な点である。
【0036】一般的に幾何学歪補正に要求される補正精
度は表示画面に対し1%程度であるので、先に述べたよ
うな基準点の設定方法で十分の精度が保証できる。次
に、調整用基準座標設定器1に設けられた基準点を撮像
し、撮像部2によりスクリーン16を撮像し、その撮像
信号をA/D変換器3によりディジタルデータに変換し
そのデータをフレームメモリ4に記憶する(F102)。フレ
ームメモリ4に保存される撮像された基準座標のデータ
イメージは、スクリーン15に対する撮像部2の設置状
態、撮像レンズなどによる撮像歪により、例えば図3
(b)に示すようなものとなる。
度は表示画面に対し1%程度であるので、先に述べたよ
うな基準点の設定方法で十分の精度が保証できる。次
に、調整用基準座標設定器1に設けられた基準点を撮像
し、撮像部2によりスクリーン16を撮像し、その撮像
信号をA/D変換器3によりディジタルデータに変換し
そのデータをフレームメモリ4に記憶する(F102)。フレ
ームメモリ4に保存される撮像された基準座標のデータ
イメージは、スクリーン15に対する撮像部2の設置状
態、撮像レンズなどによる撮像歪により、例えば図3
(b)に示すようなものとなる。
【0037】次に位置算出部5により、フレームメモリ
4上に保存されたデータから調整基準座標の算出を行う
ことにより、撮像系による画像歪の状態を把握する(F10
3)。ここで調整基準座標は、フレームメモリ4のアドレ
ス値として求められる。このようにして算出された調整
基準座標を保持し、以下の調整に用いる。
4上に保存されたデータから調整基準座標の算出を行う
ことにより、撮像系による画像歪の状態を把握する(F10
3)。ここで調整基準座標は、フレームメモリ4のアドレ
ス値として求められる。このようにして算出された調整
基準座標を保持し、以下の調整に用いる。
【0038】ここで、表示系によらない基準座標が必要
な理由を図4を用いて説明する。図4はスクリーンに映
出された画像と、その画像を撮像し、フレームメモリに
保存された撮像信号を示している。一般的にスクリーン
16に映出される画像は、スクリーン16に対するプロ
ジェクタ17の投射角度やCRT14の偏向歪などの各
種の要因により、図4(a)における4aような画像歪を
生ずる。また、スクリーン16を撮像部2により撮像す
る場合、スクリーン16に対する撮像部2の設置状態、
撮像部2の撮像レンズなどによる歪などにより、撮像部
2の撮像信号のフレームメモリ上でのデータイメージは
4fのような歪を生ずる。
な理由を図4を用いて説明する。図4はスクリーンに映
出された画像と、その画像を撮像し、フレームメモリに
保存された撮像信号を示している。一般的にスクリーン
16に映出される画像は、スクリーン16に対するプロ
ジェクタ17の投射角度やCRT14の偏向歪などの各
種の要因により、図4(a)における4aような画像歪を
生ずる。また、スクリーン16を撮像部2により撮像す
る場合、スクリーン16に対する撮像部2の設置状態、
撮像部2の撮像レンズなどによる歪などにより、撮像部
2の撮像信号のフレームメモリ上でのデータイメージは
4fのような歪を生ずる。
【0039】このように画像歪は表示系、撮像系におい
て同様の特性で生ずるために、撮像部の出力からのみで
は、その出力において生じた歪が、表示系によるもの
か、撮像系によるものかの判断がつかない。例えば、図
4に示すように、スクリーン16上の画像を撮像部2に
より撮像し、フレームメモリ4に保持された撮像データ
をもとに、画像歪がなくなるように画像表示装置の偏向
部9及び補助偏向部10の制御を行い幾何学歪・コンバ
−ゼンス調整を行う場合を考える。
て同様の特性で生ずるために、撮像部の出力からのみで
は、その出力において生じた歪が、表示系によるもの
か、撮像系によるものかの判断がつかない。例えば、図
4に示すように、スクリーン16上の画像を撮像部2に
より撮像し、フレームメモリ4に保持された撮像データ
をもとに、画像歪がなくなるように画像表示装置の偏向
部9及び補助偏向部10の制御を行い幾何学歪・コンバ
−ゼンス調整を行う場合を考える。
【0040】図4(a)に示したように撮像系に歪が存在
せず、表示系のみに画像歪が存在する場合、スクリーン
上の画像4aと、撮像された画像4bの対応がとれてい
るために、補正を行うことにより、スクリーン16上の
画像の歪をなくすことができる。しかし、図4(b)に示
すように、表示系に歪が存在せず、撮像系に歪が存在す
る場合、補正系は、フレームメモリ4上の撮像データ4
fの歪をなくすように画像表示装置の補正を行うため
に、補正後のフレームメモリ4上の撮像データ4hのデ
ータイメージの歪は補正されるが、実際のスクリーン1
6上の画像は4gのように歪を生じる。
せず、表示系のみに画像歪が存在する場合、スクリーン
上の画像4aと、撮像された画像4bの対応がとれてい
るために、補正を行うことにより、スクリーン16上の
画像の歪をなくすことができる。しかし、図4(b)に示
すように、表示系に歪が存在せず、撮像系に歪が存在す
る場合、補正系は、フレームメモリ4上の撮像データ4
fの歪をなくすように画像表示装置の補正を行うため
に、補正後のフレームメモリ4上の撮像データ4hのデ
ータイメージの歪は補正されるが、実際のスクリーン1
6上の画像は4gのように歪を生じる。
【0041】以上説明したように、撮像系の歪に影響さ
れず、幾何学歪・コンバ−ゼンス調整を行うためには、
撮像系による歪を把握し、撮像系、表示系のどちらによ
る画像歪であるかの判断を行う必要がある。
れず、幾何学歪・コンバ−ゼンス調整を行うためには、
撮像系による歪を把握し、撮像系、表示系のどちらによ
る画像歪であるかの判断を行う必要がある。
【0042】調整基準座標を求めた後、調整基準座標設
定器1をスクリーン16上から取り外し、スクリーン1
6上に幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用テスト信号を映
出する(F104)。ここで幾何学歪・コンバ−ゼンスの調整
はR、G、Bの各CRTについて行うが、調整動作は同
様であるため、ここではGについてのみ説明を行う。本
実施例のテスト信号を図5に示す。この図5(a)(b)か
らわかるように、テスト信号はスクリーン16を底面、
信号のレベル方向を高さ方向としてみた場合、四角錘状
となっている。
定器1をスクリーン16上から取り外し、スクリーン1
6上に幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用テスト信号を映
出する(F104)。ここで幾何学歪・コンバ−ゼンスの調整
はR、G、Bの各CRTについて行うが、調整動作は同
様であるため、ここではGについてのみ説明を行う。本
実施例のテスト信号を図5に示す。この図5(a)(b)か
らわかるように、テスト信号はスクリーン16を底面、
信号のレベル方向を高さ方向としてみた場合、四角錘状
となっている。
【0043】このようにスクリーンに映出されたテスト
信号がレベル方向に対して線形となるためには、表示装
置におけるガンマ補正が必要となる。ガンマ補正を考慮
したテスト信号発生部11について以下説明する。
信号がレベル方向に対して線形となるためには、表示装
置におけるガンマ補正が必要となる。ガンマ補正を考慮
したテスト信号発生部11について以下説明する。
【0044】一般にCRTの入力信号電圧(E)対発光出
力(L)の関係は以下に示す式 L=k・Er により近似できる。この式の入力電圧(E)の指数γがそ
のCRTのガンマ特性を表し、この値は、一般にγ=2.2
となる。このガンマ特性はCRTに対し一意に決定され
る量なので、テスト信号発生部11において、例えばR
OMを用いてテスト信号電圧(E)をE-rと変換しておけ
ば、発光出力(L)は、L=k・Eとなり、入力に対し線
形となる。以下の四角錘状のテスト信号を用いた幾何学
歪・コンバーゼンス補正の説明においては、ガンマ特性
が補正ずみのものとして説明を進める。
力(L)の関係は以下に示す式 L=k・Er により近似できる。この式の入力電圧(E)の指数γがそ
のCRTのガンマ特性を表し、この値は、一般にγ=2.2
となる。このガンマ特性はCRTに対し一意に決定され
る量なので、テスト信号発生部11において、例えばR
OMを用いてテスト信号電圧(E)をE-rと変換しておけ
ば、発光出力(L)は、L=k・Eとなり、入力に対し線
形となる。以下の四角錘状のテスト信号を用いた幾何学
歪・コンバーゼンス補正の説明においては、ガンマ特性
が補正ずみのものとして説明を進める。
【0045】スクリーン16に調整用のテスト信号を映
出した後、このテスト信号を撮像部2により撮像し、A
/D変換されたデータをフレームメモリ4上に記憶し(F
105)、フレームメモリ4に記憶されたテスト信号のデー
タイメージからテスト信号の位置の算出を行う(F106)。
出した後、このテスト信号を撮像部2により撮像し、A
/D変換されたデータをフレームメモリ4上に記憶し(F
105)、フレームメモリ4に記憶されたテスト信号のデー
タイメージからテスト信号の位置の算出を行う(F106)。
【0046】フレームメモリ4上のテスト信号のデータ
イメージは図6(a)の6a〜6iに示すように、画像表
示系による歪と、撮像系による歪とにより、その配列は
歪んだ形となっているが、本実施例では、撮像系による
歪は先に算出し、図6において黒丸で示したようにフレ
ームメモリ上のアドレスの調整基準座標6j〜6rとし
て把握しているので、この調整基準座標6j〜6rにテ
スト信号6a〜6iの位置を一致させることにより撮像
歪に影響されることなく、画像歪の補正を行うことがで
きる。
イメージは図6(a)の6a〜6iに示すように、画像表
示系による歪と、撮像系による歪とにより、その配列は
歪んだ形となっているが、本実施例では、撮像系による
歪は先に算出し、図6において黒丸で示したようにフレ
ームメモリ上のアドレスの調整基準座標6j〜6rとし
て把握しているので、この調整基準座標6j〜6rにテ
スト信号6a〜6iの位置を一致させることにより撮像
歪に影響されることなく、画像歪の補正を行うことがで
きる。
【0047】幾何学歪・コンバ−ゼンス調整後のスクリ
ーン上の画像と、フレームメモリ上の画像イメージは図
6(b)のようになる。ここでフレームメモリ上の画像イ
メージは撮像系による歪を持っているが、この撮像系の
歪と画像系の歪を分離して画像系の歪のみの補正を行う
ことにより、スクリーン上において画像系の歪の補正さ
れた正確な画像が得られる。
ーン上の画像と、フレームメモリ上の画像イメージは図
6(b)のようになる。ここでフレームメモリ上の画像イ
メージは撮像系による歪を持っているが、この撮像系の
歪と画像系の歪を分離して画像系の歪のみの補正を行う
ことにより、スクリーン上において画像系の歪の補正さ
れた正確な画像が得られる。
【0048】次に、テスト信号の位置の算出方法につい
て説明する。説明には、図7の位置算出部の詳細な構成
を示すブロック図、図8、図9、図10、図11の動作
波形図を用いる。図7において、70は、撮像されたテ
スト信号の差分を求める差分フィルタ、71は差分フィ
ルタ70の出力から、テスト信号の線形部分を求める線
形領域算出部、72は線形領域算出部71の出力からテ
スト信号の重心位置の算出を行う重心位置算出部であ
る。
て説明する。説明には、図7の位置算出部の詳細な構成
を示すブロック図、図8、図9、図10、図11の動作
波形図を用いる。図7において、70は、撮像されたテ
スト信号の差分を求める差分フィルタ、71は差分フィ
ルタ70の出力から、テスト信号の線形部分を求める線
形領域算出部、72は線形領域算出部71の出力からテ
スト信号の重心位置の算出を行う重心位置算出部であ
る。
【0049】以下、テスト信号の重心位置の算出方法に
ついて説明する。本実施例において、説明ため撮像部2
の撮像素子としてCCDを用いるが、フォトダイオード
などのようにパルス応答速度の遅い撮像デバイスでも上
記のように低周波成分のテスト信号であるため高精度の
検出と補正ができると共に、焦点がずれた非結像面での
検出でも実現できることは言うまでもない。
ついて説明する。本実施例において、説明ため撮像部2
の撮像素子としてCCDを用いるが、フォトダイオード
などのようにパルス応答速度の遅い撮像デバイスでも上
記のように低周波成分のテスト信号であるため高精度の
検出と補正ができると共に、焦点がずれた非結像面での
検出でも実現できることは言うまでもない。
【0050】CCDによる検出を行う理由としては3つ
ある。第1番目に全画面の情報を取り込み幾何学歪の補
正を行う場合に撮像素子である検出系の幾何学歪が無視
できないため、1%以下の歪の少ない素子であること。
第2番目には表示装置の走査周波数の異なる表示画面で
も撮像系の特定の走査周波数に走査変換されるため、そ
れ以降の画像処理が一定条件で行うことができること。
ある。第1番目に全画面の情報を取り込み幾何学歪の補
正を行う場合に撮像素子である検出系の幾何学歪が無視
できないため、1%以下の歪の少ない素子であること。
第2番目には表示装置の走査周波数の異なる表示画面で
も撮像系の特定の走査周波数に走査変換されるため、そ
れ以降の画像処理が一定条件で行うことができること。
【0051】第3番目に光学レンズの変更により焦点距
離の監視距離の対応が可能となるため各種の表示装置に
対応可能であることである。以上の理由によりCCDを
採用している。
離の監視距離の対応が可能となるため各種の表示装置に
対応可能であることである。以上の理由によりCCDを
採用している。
【0052】位置算出部5では現行方式の38万画素程
度の白黒CCD及び、A/D変換器4のサンプル周波数
は14.32MHz程度で処理される検出精度の粗いシ
ステムにおいても、高精度の位置検出が要求される。図
8(a)のA/D15でサンプル周波数fsap=14.32
MHz(サンプル周期70ns)で変換された光電変換
信号を示し、このときの光電変換信号の頂点である重心
位置はサンプル点S7に存在することになる。図8(b)
は光電変換信号の頂点である重心位置がサンプル点S6
〜S7間に存在する。この場合サンプル点が粗いため高
精度の位置検出ができないことになる。そこで重心位置
近傍のサンプル点の電圧から直線近似により重心位置を
算出を行い、高精度の位置検出を可能とする。
度の白黒CCD及び、A/D変換器4のサンプル周波数
は14.32MHz程度で処理される検出精度の粗いシ
ステムにおいても、高精度の位置検出が要求される。図
8(a)のA/D15でサンプル周波数fsap=14.32
MHz(サンプル周期70ns)で変換された光電変換
信号を示し、このときの光電変換信号の頂点である重心
位置はサンプル点S7に存在することになる。図8(b)
は光電変換信号の頂点である重心位置がサンプル点S6
〜S7間に存在する。この場合サンプル点が粗いため高
精度の位置検出ができないことになる。そこで重心位置
近傍のサンプル点の電圧から直線近似により重心位置を
算出を行い、高精度の位置検出を可能とする。
【0053】図8(c)に示すように光電変換信号の立上
がりのサンプル点S4〜S6のデータD4〜D6の直線近似
データと、光電変換信号の立下がりのサンプル点S9〜
S7のデータD9〜D7の直線近似データの交点を算出す
ることにより、検出精度の粗いシステムにおいても高精
度の重心位置を算出することができる。
がりのサンプル点S4〜S6のデータD4〜D6の直線近似
データと、光電変換信号の立下がりのサンプル点S9〜
S7のデータD9〜D7の直線近似データの交点を算出す
ることにより、検出精度の粗いシステムにおいても高精
度の重心位置を算出することができる。
【0054】図9(a)の実線は実際のテスト信号を、破
線はCCDカメラによるサンプリング信号を低域通過フ
ィルタ(LPF)によって補間された信号を示してい
る。図9(a)からわかるように、サンプリング周波数が
低いことによりテスト信号の頂点部分の丸め込みが起こ
り、このようなCCDの出力信号から重心位置を求めよ
うとすると、実際の重心位置はA点であるのに、誤って
A’点をテスト信号の重心であると判断してしまう。こ
のような検出誤差をなくすために重心位置を演算により
求める。重心位置の演算はこの丸め込まれた部分を除い
た線形部分を延長し、この延長部分の交点を重心位置と
する。すなわちデータ上では疑似的に図9(a)の実線に
示したようなテスト信号データを得るわけである。
線はCCDカメラによるサンプリング信号を低域通過フ
ィルタ(LPF)によって補間された信号を示してい
る。図9(a)からわかるように、サンプリング周波数が
低いことによりテスト信号の頂点部分の丸め込みが起こ
り、このようなCCDの出力信号から重心位置を求めよ
うとすると、実際の重心位置はA点であるのに、誤って
A’点をテスト信号の重心であると判断してしまう。こ
のような検出誤差をなくすために重心位置を演算により
求める。重心位置の演算はこの丸め込まれた部分を除い
た線形部分を延長し、この延長部分の交点を重心位置と
する。すなわちデータ上では疑似的に図9(a)の実線に
示したようなテスト信号データを得るわけである。
【0055】重心位置の算出は図5に示したようなテス
ト信号の各々に対応する複数の補正領域にデータを分割
して、各領域に対して重心位置算出を行う。以下の演算
処理の説明は一つの領域についてのみ行うが、他の領域
についても同様の演算処理を行うものとする。
ト信号の各々に対応する複数の補正領域にデータを分割
して、各領域に対して重心位置算出を行う。以下の演算
処理の説明は一つの領域についてのみ行うが、他の領域
についても同様の演算処理を行うものとする。
【0056】演算処理の最初の段階として、サンプリン
グによる丸め込み領域を除き、テスト信号データの線形
部分のみを検出する操作を行う。これはテスト信号の画
像データを差分フィルタ70により差分信号を検出する
ことにより行う。図9(a)に示すテスト信号の画像デー
タを差分フィルタ70に入力すると、その出力データは
図9(b)にようになる。さらにこの出力データから線形
領域算出部71によりデータの差分信号、すなわちテス
ト信号の傾きが一定である期間A、Bの検出を行う。こ
こで傾きが0である期間は無視する。
グによる丸め込み領域を除き、テスト信号データの線形
部分のみを検出する操作を行う。これはテスト信号の画
像データを差分フィルタ70により差分信号を検出する
ことにより行う。図9(a)に示すテスト信号の画像デー
タを差分フィルタ70に入力すると、その出力データは
図9(b)にようになる。さらにこの出力データから線形
領域算出部71によりデータの差分信号、すなわちテス
ト信号の傾きが一定である期間A、Bの検出を行う。こ
こで傾きが0である期間は無視する。
【0057】以下、期間A、B内の画像データのみを有
効として重心位置の演算を行う。ここで重心位置の算出
は、データ上での線形期間A、Bを延長し、この交点の
テスト信号を重心とすることにより行う。図9(b)に示
すようにこの重心位置決定の演算は線形部Aの最も頂点
よりのデータDA(対応するアドレスnA)、線形部Aの
傾きをα、線形部Bの最も頂点よりのデータDB(対応
するアドレスnB)、線形部Bの傾きをβとすれば、重
心位置xは以下に示す式で決定できる。
効として重心位置の演算を行う。ここで重心位置の算出
は、データ上での線形期間A、Bを延長し、この交点の
テスト信号を重心とすることにより行う。図9(b)に示
すようにこの重心位置決定の演算は線形部Aの最も頂点
よりのデータDA(対応するアドレスnA)、線形部Aの
傾きをα、線形部Bの最も頂点よりのデータDB(対応
するアドレスnB)、線形部Bの傾きをβとすれば、重
心位置xは以下に示す式で決定できる。
【0058】 x=nA+(DB−DA−β・(nB−nA))/(α−β) このように線形外挿補間による重心位置の決定により、
たとえばCCDカメラのサンプリングが粗い場合でもサ
ンプリング周期以上の高精度の重心位置が検出できる。
たとえばCCDカメラのサンプリングが粗い場合でもサ
ンプリング周期以上の高精度の重心位置が検出できる。
【0059】以上のようにして求めた重心はCCDの各
画素に対応したアドレスマップ上の座標として表され
る。例えば、38万画素の白黒CCDカメラを用いた場
合のアドレスマップを図10に示す。図10に示すよう
に、このアドレスマップは、水平方向768点(x1〜
x768)、垂直方向493点(y1〜y493)のアドレス
で構成されている。図10(b)にテスト信号の重心位置
(黒丸●)が算出された時のアドレスマップの一部拡大
図を示す。図10(b)に示すように、重心位置として
は、例えば(x=12.7、y=11.3)というよう
に、アドレスマップ上の点として表される。以下同様
に、表示画面上の各補正領域に対応したテスト信号の重
心の位置がこのアドレスマップ上にマッピングされる。
画素に対応したアドレスマップ上の座標として表され
る。例えば、38万画素の白黒CCDカメラを用いた場
合のアドレスマップを図10に示す。図10に示すよう
に、このアドレスマップは、水平方向768点(x1〜
x768)、垂直方向493点(y1〜y493)のアドレス
で構成されている。図10(b)にテスト信号の重心位置
(黒丸●)が算出された時のアドレスマップの一部拡大
図を示す。図10(b)に示すように、重心位置として
は、例えば(x=12.7、y=11.3)というよう
に、アドレスマップ上の点として表される。以下同様
に、表示画面上の各補正領域に対応したテスト信号の重
心の位置がこのアドレスマップ上にマッピングされる。
【0060】重心位置検出の検出精度を向上させるため
には、信号成分に多くの線形領域が存在することが必要
である。このことを図11を用いて説明する。図11
(a)に従来のSIN2波形のような2次的なテスト信号
を示し、図11(b)に本発明の実施例における四角錘状
のテスト信号を示す。これらのテスト信号を水平走査線
ln(n=1〜5)で切った時の特性は同様に山形特性
となるが、従来のテスト信号の場合、2次的な波形とな
っているために、信号レベルに対して量子化誤差が異な
り、最適な量子化を行うことができず検出精度が低下し
てしまう。これに対し本実施例の四角錘のテスト信号で
は、信号が線形となっているために、最適な量子化ビッ
ト数を選ぶことにより、高精度の演算を行うことができ
る。
には、信号成分に多くの線形領域が存在することが必要
である。このことを図11を用いて説明する。図11
(a)に従来のSIN2波形のような2次的なテスト信号
を示し、図11(b)に本発明の実施例における四角錘状
のテスト信号を示す。これらのテスト信号を水平走査線
ln(n=1〜5)で切った時の特性は同様に山形特性
となるが、従来のテスト信号の場合、2次的な波形とな
っているために、信号レベルに対して量子化誤差が異な
り、最適な量子化を行うことができず検出精度が低下し
てしまう。これに対し本実施例の四角錘のテスト信号で
は、信号が線形となっているために、最適な量子化ビッ
ト数を選ぶことにより、高精度の演算を行うことができ
る。
【0061】以上のようにテスト信号の位置の算出後、
誤差算出部6において、先に算出した調整用基準座標に
対する誤差を算出する(F107)。さらに求めた誤差情報か
ら、幾何学歪・コンバ−ゼンスの補正信号を補正信号発
生部7により発生し、この補正信号により調整用基準座
標に対する誤差が0となるように画像表示装置の偏向部
9及び補助偏向部10の制御を行う(F108)。
誤差算出部6において、先に算出した調整用基準座標に
対する誤差を算出する(F107)。さらに求めた誤差情報か
ら、幾何学歪・コンバ−ゼンスの補正信号を補正信号発
生部7により発生し、この補正信号により調整用基準座
標に対する誤差が0となるように画像表示装置の偏向部
9及び補助偏向部10の制御を行う(F108)。
【0062】なお、補正信号発生部7と偏向部9及び補
助偏向部10は一般のカラ−テレビジョン受像機と同じ
動作を行うため説明は省略する。
助偏向部10は一般のカラ−テレビジョン受像機と同じ
動作を行うため説明は省略する。
【0063】以上説明したように、表示系に依存しない
調整基準座標をまず算出し、撮像歪を把握した後、これ
を基に画像歪の補正を行うことにより、撮像系の歪に影
響されない正確な画像補正を行うことができ、画像表示
装置に対する撮像装置の厳密な設置調整が不要となり、
調整の大幅な簡略化が実現できる。
調整基準座標をまず算出し、撮像歪を把握した後、これ
を基に画像歪の補正を行うことにより、撮像系の歪に影
響されない正確な画像補正を行うことができ、画像表示
装置に対する撮像装置の厳密な設置調整が不要となり、
調整の大幅な簡略化が実現できる。
【0064】以下、R、BについてもF104〜F108と同様
の処理を行うことにより幾何学歪・コンバ−ゼンス調整
が完了する。
の処理を行うことにより幾何学歪・コンバ−ゼンス調整
が完了する。
【0065】本実施例において、全く表示・撮像条件が
決まっていない場合の調整について説明したが、ある程
度表示・撮像条件が決まっている場合、本実施例で説明
した方法とは別の方法でも調整用基準座標の設定を行う
ことができる。この場合の調整用基準座標の設定のしか
たについて表1を用いて説明する。例えば(表1)に示
すように表示装置にスクリーン枠が存在する場合、画面
中央部に本実施例で先に説明したテスト信号を映出し、
このテスト信号位置とスクリーン枠情報を調整用基準座
標とすることができる。
決まっていない場合の調整について説明したが、ある程
度表示・撮像条件が決まっている場合、本実施例で説明
した方法とは別の方法でも調整用基準座標の設定を行う
ことができる。この場合の調整用基準座標の設定のしか
たについて表1を用いて説明する。例えば(表1)に示
すように表示装置にスクリーン枠が存在する場合、画面
中央部に本実施例で先に説明したテスト信号を映出し、
このテスト信号位置とスクリーン枠情報を調整用基準座
標とすることができる。
【0066】
【表1】
【0067】また同じく(表1)に示すように、輝度を
得るため2段づみVPS(ビデオプロジェクションシス
テム)の構成とした場合、1段目の調整において得られ
たテスト信号位置のメモリアドレスを2段目の調整にお
ける調整用基準座標とすることができる。
得るため2段づみVPS(ビデオプロジェクションシス
テム)の構成とした場合、1段目の調整において得られ
たテスト信号位置のメモリアドレスを2段目の調整にお
ける調整用基準座標とすることができる。
【0068】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図12は本発明の第2の実
施例の基本構成を示すブロック図である。
面を参照しながら説明する。図12は本発明の第2の実
施例の基本構成を示すブロック図である。
【0069】図12において、80は調整用のテスト信
号を発生するテスト信号発生部、81はスクリーン88
に映出されたテスト信号を撮像する撮像部、82は撮像
部81の撮像信号をディジタルデータに変換するA/D
変換器、83はA/D変換器82によりディジタルデー
タに変換された撮像信号を記憶するフレームメモリ、8
4はフレームメモリ83に記憶された撮像信号のデータ
から後述する位置情報の算出を行う位置算出部、85は
位置算出部84の出力から撮像部81の画角、位置の制
御を行う制御部、86はテスト信号発生部80の発生す
るテスト信号と映像信号との切り換えを行うスイッチ、
87はR、G、Bの各CRTを駆動する駆動回路であ
る。
号を発生するテスト信号発生部、81はスクリーン88
に映出されたテスト信号を撮像する撮像部、82は撮像
部81の撮像信号をディジタルデータに変換するA/D
変換器、83はA/D変換器82によりディジタルデー
タに変換された撮像信号を記憶するフレームメモリ、8
4はフレームメモリ83に記憶された撮像信号のデータ
から後述する位置情報の算出を行う位置算出部、85は
位置算出部84の出力から撮像部81の画角、位置の制
御を行う制御部、86はテスト信号発生部80の発生す
るテスト信号と映像信号との切り換えを行うスイッチ、
87はR、G、Bの各CRTを駆動する駆動回路であ
る。
【0070】以上のように構成された本発明の第2の実
施例の画像補正装置の説明を行う。ここで本実施例の撮
像装置は第1の実施例と同様にCCDカメラを用いるも
のとする。この理由は第1の実施例ですでに述べた通り
である。
施例の画像補正装置の説明を行う。ここで本実施例の撮
像装置は第1の実施例と同様にCCDカメラを用いるも
のとする。この理由は第1の実施例ですでに述べた通り
である。
【0071】本実施例の概要を説明する。まず、第1の
実施例において説明した図5のような四角錘状の幾何学
歪・コンバ−ゼンス調整用テスト信号を画像表示装置の
調整点に対応するように発生し、表示装置の表示画面上
にこのパターンを映出する。次に表示画面上に映出され
たテスト信号を撮像装置より撮像し、この撮像信号を画
像表示装置の調整点に対応づけながらフレームメモリ8
3上に保存する。
実施例において説明した図5のような四角錘状の幾何学
歪・コンバ−ゼンス調整用テスト信号を画像表示装置の
調整点に対応するように発生し、表示装置の表示画面上
にこのパターンを映出する。次に表示画面上に映出され
たテスト信号を撮像装置より撮像し、この撮像信号を画
像表示装置の調整点に対応づけながらフレームメモリ8
3上に保存する。
【0072】このフレームメモリ83上の撮像信号から
各テスト信号のフレームメモリ83上における座標を求
め、この座標から画像装置に対する撮像装置の画角、位
置を求め、撮像装置が調整に最適な画角、位置となるよ
うに撮像装置の制御を行う。ここでテスト信号の座標の
算出は、第1の実施例においてしたように、四角錘状の
テスト信号の重心位置をパターンの線形部分から近似計
算することにより求める。
各テスト信号のフレームメモリ83上における座標を求
め、この座標から画像装置に対する撮像装置の画角、位
置を求め、撮像装置が調整に最適な画角、位置となるよ
うに撮像装置の制御を行う。ここでテスト信号の座標の
算出は、第1の実施例においてしたように、四角錘状の
テスト信号の重心位置をパターンの線形部分から近似計
算することにより求める。
【0073】幾何学歪調整のように画像表示装置の全画
面を撮像する必要がある場合、調整にあたって撮像装置
の画角の最適調整が必要な理由を図13を用いて説明す
る。図13はフレームメモリ83に保存されたテスト信
号表示画面の撮像信号とCCDのサンプルレートとの関
係を示している。図13(a)が画角の小さい場合の撮像
信号、図13(b)が最適な画角に調整された場合の撮像
信号である。
面を撮像する必要がある場合、調整にあたって撮像装置
の画角の最適調整が必要な理由を図13を用いて説明す
る。図13はフレームメモリ83に保存されたテスト信
号表示画面の撮像信号とCCDのサンプルレートとの関
係を示している。図13(a)が画角の小さい場合の撮像
信号、図13(b)が最適な画角に調整された場合の撮像
信号である。
【0074】この図から分かるように最適に画角が調整
された場合、画角が小さい場合に比べテスト信号に対す
る有効なサンプル数が多く、これにより高精度の位置検
出を行うことができる。もちろん他のフォトダイオード
などの撮像素子においても有効なデータが多くなるの
で、画角の最適調整により高精度の位置検出を行うこと
ができる。
された場合、画角が小さい場合に比べテスト信号に対す
る有効なサンプル数が多く、これにより高精度の位置検
出を行うことができる。もちろん他のフォトダイオード
などの撮像素子においても有効なデータが多くなるの
で、画角の最適調整により高精度の位置検出を行うこと
ができる。
【0075】次に画像表示装置の調整点と調整用のテス
ト信号の対応づけの必要性についての説明を図14を用
いて行う。図14(a)は表示装置の表示画面上に映出さ
れた調整用のテスト信号を示す。図14(b)は図14
(a)のテスト信号を撮像しフレームメモリ83に保存さ
れたテスト信号のデータイメージを示している。フレー
ムメモリ83上に図14(b)のようなデータイメージが
得られた場合、画像表示装置の調整点とデータイメージ
との対応づけがなされていなければ、このようなデータ
イメージが得られるのは図14(a)において、A〜Fの
点線で示す6通りの撮像状態が考えられ、現在の撮像状
態を確定できないため、撮像装置の最適な位置制御を行
うことができない。
ト信号の対応づけの必要性についての説明を図14を用
いて行う。図14(a)は表示装置の表示画面上に映出さ
れた調整用のテスト信号を示す。図14(b)は図14
(a)のテスト信号を撮像しフレームメモリ83に保存さ
れたテスト信号のデータイメージを示している。フレー
ムメモリ83上に図14(b)のようなデータイメージが
得られた場合、画像表示装置の調整点とデータイメージ
との対応づけがなされていなければ、このようなデータ
イメージが得られるのは図14(a)において、A〜Fの
点線で示す6通りの撮像状態が考えられ、現在の撮像状
態を確定できないため、撮像装置の最適な位置制御を行
うことができない。
【0076】しかし、図14(c)において、(1)〜(2
5)の番号で示したように画像表示装置に映出されたテ
スト信号と、フレームメモリ83上に保存されたテスト
信号のデータイメージの対応づけがされていれば、現在
の撮像状態を把握することができ、これにより最適な撮
像状態への制御を行うことができる。ここで便宜上画像
表示装置に映出されたテスト信号と、フレームメモリ8
3上に保存されたテスト信号の対応づけを番号により示
したが、実際には、例えば、番号(1)、(2)、・・・の
順に順次テスト信号を出力し、このテスト信号を順次撮
像、フレームメモリに保存することによりこの対応づけ
を行うことができる。
5)の番号で示したように画像表示装置に映出されたテ
スト信号と、フレームメモリ83上に保存されたテスト
信号のデータイメージの対応づけがされていれば、現在
の撮像状態を把握することができ、これにより最適な撮
像状態への制御を行うことができる。ここで便宜上画像
表示装置に映出されたテスト信号と、フレームメモリ8
3上に保存されたテスト信号の対応づけを番号により示
したが、実際には、例えば、番号(1)、(2)、・・・の
順に順次テスト信号を出力し、このテスト信号を順次撮
像、フレームメモリに保存することによりこの対応づけ
を行うことができる。
【0077】また以上説明した方法の他にも、例えば図
15に示すようにテスト信号の脇にテスト信号の表示位
置を示すコードを表示し、このコードを撮像することに
より表示されたテスト信号とフレームメモリ上のテスト
信号の対応づけを行うことも考えられる。
15に示すようにテスト信号の脇にテスト信号の表示位
置を示すコードを表示し、このコードを撮像することに
より表示されたテスト信号とフレームメモリ上のテスト
信号の対応づけを行うことも考えられる。
【0078】以上のように表示装置に表示されたテスト
信号と対応づけがなされたフレームメモリ上のテスト信
号のデータイメージから撮像装置を最適な位置、画角に
制御する。次にこの制御方法について説明する。説明に
は図16を併せて用いる。図16は、撮像されフレーム
メモリに保存されたテスト信号のデータイメージを示
す。制御の手順としては、まず表示画面の中心の調整点
に対応するテスト信号がフレームメモリの中心に位置す
るように撮像装置の位置制御を行う。
信号と対応づけがなされたフレームメモリ上のテスト信
号のデータイメージから撮像装置を最適な位置、画角に
制御する。次にこの制御方法について説明する。説明に
は図16を併せて用いる。図16は、撮像されフレーム
メモリに保存されたテスト信号のデータイメージを示
す。制御の手順としては、まず表示画面の中心の調整点
に対応するテスト信号がフレームメモリの中心に位置す
るように撮像装置の位置制御を行う。
【0079】例えば、図16の(a)のように、表示され
た調整用のテスト信号を撮像したときのデータイメージ
が図16(b)のようであったとすると、画像表示装置の
画面中心に表示されるテスト信号(13)の位置がフレー
ムメモリ中心位置になるようにカメラの位置を右に移動
させる[図16(c)]。テスト信号(13)をフレームメモ
リの中心に位置するようにカメラ位置を制御した後、カ
メラの画角の制御を行い、すべてのテスト信号がフレー
ムメモリ内に収まるようにする[図16(d)]。このよう
な制御を行うことにより、表示装置に対する撮像装置の
最適な位置、画角の制御を自動的に行うことができる。
た調整用のテスト信号を撮像したときのデータイメージ
が図16(b)のようであったとすると、画像表示装置の
画面中心に表示されるテスト信号(13)の位置がフレー
ムメモリ中心位置になるようにカメラの位置を右に移動
させる[図16(c)]。テスト信号(13)をフレームメモ
リの中心に位置するようにカメラ位置を制御した後、カ
メラの画角の制御を行い、すべてのテスト信号がフレー
ムメモリ内に収まるようにする[図16(d)]。このよう
な制御を行うことにより、表示装置に対する撮像装置の
最適な位置、画角の制御を自動的に行うことができる。
【0080】以上説明したように画像表示装置に表示さ
れた幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト信号位置
と、撮像されたテスト信号との対応づけを行い、このテ
スト信号の位置を算出することにより、撮像装置の画
角、位置の最適制御を行うことにより、撮像装置の設置
調整を簡略化した高精度の幾何学歪・コンバ−ゼンス調
整を行うことが可能となる。
れた幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト信号位置
と、撮像されたテスト信号との対応づけを行い、このテ
スト信号の位置を算出することにより、撮像装置の画
角、位置の最適制御を行うことにより、撮像装置の設置
調整を簡略化した高精度の幾何学歪・コンバ−ゼンス調
整を行うことが可能となる。
【0081】本実施例において、理解を容易にするため
CRTを用いた画像表示装置について述べてきたが、そ
れ以外の表示装置についても有効であることは言うまで
もない。
CRTを用いた画像表示装置について述べてきたが、そ
れ以外の表示装置についても有効であることは言うまで
もない。
【0082】また本実施例において、画像光を検出する
撮像素子としてCCDカメラを用いた場合について述べ
てきたが、それ以外の例えばフォトダイオードなどの2
次元や1次元センサを用いてもよい。
撮像素子としてCCDカメラを用いた場合について述べ
てきたが、それ以外の例えばフォトダイオードなどの2
次元や1次元センサを用いてもよい。
【0083】また、第2の実施例において、テスト信号
のデータイメージから撮像装置の最適な位置、画角の自
動制御を行う場合について述べたが、最適な位置、画角
を画像表示装置の表示画面やその他の手段により指示し
て行ってもよい。
のデータイメージから撮像装置の最適な位置、画角の自
動制御を行う場合について述べたが、最適な位置、画角
を画像表示装置の表示画面やその他の手段により指示し
て行ってもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明におい
て、画像表示系に依存しない調整用基準座標設定手段を
撮像し、撮像装置の表示装置に対する相対位置、撮像装
置の撮像歪など撮像に関連する歪を算出することによ
り、撮像装置の各種歪に影響されない高精度の幾何学歪
・コンバ−ゼンス調整を行うことが可能となる。
て、画像表示系に依存しない調整用基準座標設定手段を
撮像し、撮像装置の表示装置に対する相対位置、撮像装
置の撮像歪など撮像に関連する歪を算出することによ
り、撮像装置の各種歪に影響されない高精度の幾何学歪
・コンバ−ゼンス調整を行うことが可能となる。
【0085】また、第2の発明において、画像表示装置
に表示された幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト
信号位置と、撮像されたテスト信号との対応づけを行
い、このテスト信号の位置を算出することにより、撮像
装置の画角、位置の最適制御を行うことにより撮像装置
の設置調整を簡略化した高精度の幾何学歪・コンバ−ゼ
ンス調整を行うことが可能となり、その実用的効果は大
きい。
に表示された幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト
信号位置と、撮像されたテスト信号との対応づけを行
い、このテスト信号の位置を算出することにより、撮像
装置の画角、位置の最適制御を行うことにより撮像装置
の設置調整を簡略化した高精度の幾何学歪・コンバ−ゼ
ンス調整を行うことが可能となり、その実用的効果は大
きい。
【図1】本発明の第1の実施例における画像補正装置の
基本構成を示すブロック図
基本構成を示すブロック図
【図2】同実施例の動作を示すフローチャート
【図3】同実施例の動作を示す図
【図4】同実施例の動作を示す図
【図5】同実施例の動作を示す図
【図6】同実施例の動作を示す図
【図7】同実施例の位置算出部の詳細な構成を示すブロ
ック図
ック図
【図8】同実施例の動作を示す図
【図9】同実施例の動作を示す図
【図10】同実施例の動作を示す図
【図11】同実施例の動作を示す図
【図12】本発明の第2の実施例の基本構成を示すブロ
ック図
ック図
【図13】同実施例の動作を示す図
【図14】同実施例の動作を示す図
【図15】同実施例の動作を示す図
【図16】同実施例の動作を示す図
【図17】従来の画像補正装置の基本構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図18】従来例の動作を示す図
【図19】従来例の動作を示す図
【図20】従来例の基本動作を示すフローチャート
【図21】従来例の動作を示す図
【図22】従来例の動作を示す図
【図23】従来例の動作を示す図
【図24】従来例の動作を示す図
【図25】従来例の重心位置算出の動作を示すフローチ
ャート
ャート
【図26】従来例の動作を示す図
【図27】従来例の動作を示す図
1 調整用基準座標設定器 2 撮像部 4 フレームメモリ 5 位置算出部 6 誤差算出部
Claims (4)
- 【請求項1】画像表示装置の表示画面十字上及び周辺部
の所定の画像調整点に対応した画像調整用の基準座標を
設定する調整用基準座標設定手段と、前記画像表示手段
の画像表示領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の
撮像信号出力から前記基準座標を算出する位置算出手段
と、前記位置算出手段の出力から幾何学歪・コンバ−ゼ
ンス誤差を算出する誤差算出手段と、前記誤差算出手段
の出力から幾何学歪・コンバ−ゼンス誤差を補正する補
正信号を発生する補正信号発生手段と、前記補正信号発
生手段の出力から前記画像表示装置の表示位置の制御を
行う制御手段とを備えたことを特徴とする画像補正装
置。 - 【請求項2】幾何学歪・コンバ−ゼンス調整用のテスト
信号を発生するテスト信号発生手段と、画像表示装置に
映出された前記テスト信号を撮像する撮像手段と、前記
撮像手段の出力から前記基準座標の位置を算出する位置
算出手段と、前記位置算出手段の出力から前記撮像手段
の位置、画角を制御する制御手段とを備え、前記画像表
示装置に表示されたテスト信号位置と前記撮像手段によ
り撮像されたテスト信号との対応づけがなされるように
構成したことを特徴とする画像補正装置。 - 【請求項3】テスト信号発生手段は、表示画面を底面、
信号レベル方向を高さ方向としてみた場合、四角錘状と
なるようなパターンを少なくとも一つ出力するようにし
たことを特徴とする請求項2記載の画像補正装置。 - 【請求項4】位置算出手段は、撮像信号の線形部分から
尖頭値の位置を近似計算することにより求めることを特
徴とする請求項2記載の画像補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640393A JPH07131802A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 画像補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640393A JPH07131802A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 画像補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131802A true JPH07131802A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17568924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27640393A Pending JPH07131802A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 画像補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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