JPH0712885U - 生籾収納袋における換気装置 - Google Patents

生籾収納袋における換気装置

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JPH0712885U
JPH0712885U JP4469993U JP4469993U JPH0712885U JP H0712885 U JPH0712885 U JP H0712885U JP 4469993 U JP4469993 U JP 4469993U JP 4469993 U JP4469993 U JP 4469993U JP H0712885 U JPH0712885 U JP H0712885U
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JP
Japan
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pipe
raw rice
container
storage bag
rice
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Application number
JP4469993U
Other languages
English (en)
Inventor
満範 谷口
Original Assignee
田中産業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は主としてコンバインによって収穫
され、直接大型の生籾収納袋に収容される生籾の内部昇
温によるムレを防止することを目的とした換気装置に関
するものである。 【構成】 少なくとも上端が開口した一定長のパイプの
周壁に生籾が通過し得ない大きさの多数の細孔を貫設
し、該パイプを上記コンテナーの中心部分における生籾
内に、その上端開口部が上方に突出した状態で深く埋入
せしめるようにしたことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上のの利用分野】
この考案は主としてコンバインによって収穫され、直接大型の生籾収納袋に収 容される生籾の内部昇温によるムレを防止する換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンバインによる稲の収穫は、従来の生籾収納量が30〜40kg範囲の 小型の生籾収納袋に代えて、コンバインに内蔵されたタンクに貯蔵される700 〜1、000kgもの生籾を一気に移し換え可能な大型の生籾収納袋(以下「コン テナー」という)を使用して、収穫能率の向上を図る方式が採られるようになっ た。
【0003】 そして上記のコンテナーとしては、直径が1.200cm、高さ1.300cm程 度の大きさの袋体が広く用いられている。又、刈り取られた生籾が充満したコン テナーは、そのまま自家の乾燥機又は地域のライスセンター等に搬入して乾燥さ せた上で保存するという手段が採られるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般に圃上で刈り取られた生籾の含水分は28%前後と高く、かかる多量の水 分を含んだ生籾を収容したコンテナーは、内部通気が殆ど得られないことから、 特に農繁期には、生籾が上記コンテナーに収容された状態で数時間にも及ぶ乾燥 待ちを余儀なくされることも屡〃で、この間にコンテナーの中心部分の生籾は、 内部の温度上昇によるムレが発生し、精米した場合の変色や割米の原因となり、 商品価値を大きく低下させるという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決する目的で、生籾の収容されたコンテナーの 中心部分における底部から上方に突出して、別途有孔パイプからなる換気装置を 深く配在させることにより、ムレの発生し易いコンテナー内部の換気を促進して 、温度上昇を抑制しようとするものである。即ち、少なくとも上端が開口した一 定長のパイプの周壁に生籾が通過し得ない大きさの多数の細孔を貫設し、該パイ プを上記コンテナーの中心部分における底部から上方に突出した状態で深く埋入 せしめるという手段を講じた。
【0006】 又、上記パイプの上端開口部に空気を吸引または吸出し可能なファンを設ける という手段も用いた。
【0007】
【作用】
本考案は上述した有孔パイプの上端開口部を露出させた状態で、生籾が充満し たコンテナーの中心部分に深く埋入させることによって、温度上昇が高く、水分 の蒸散が盛んな部分の空気をパイプの細孔から導入し、これを自然対流によって 外部に排出してこの部分の生籾のムレを確実に抑制するという作用を奏するもの である。
【0008】 又、上記パイプの上端開口部にファンを装着したものは、上記パイプ内の空気 の吸排が強制的に行われ、より効率のよい生籾のムレ防止が達成できるという格 別の作用を有するのである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の構成を図面に示す1〜2の実施例に基づいて更に詳述すると、 図において1は金属又は硬質プラスチック製のパイプ、2は該パイプの上端開口 部、3は上記パイプ1の周壁に貫設された多数の細孔であって、その孔径は生籾 が通過し得ない程度の大きさとする。
【0010】 又、4はパイプ1の底部を示し、該底部を先細り状のテーパー面4aにするか (図2の[A]参照)、或いは上記テーパー面4aに更にスクリュー羽根4bを付 したもの(図2の[B]参照)とするかは、任意であるが、このようにパイプ1の 底部をテーパー面4aにしたことは、コンテナー(c)に生籾を充満させた後に その上面中心部分にパイプ1を深く挿入するためのものである。尚、図中5は必 要に応じてパイプの上端に近く着脱可能に取り付けられるパイプ回転用のハンド ルを示す。
【0011】 従ってこの場合の上記パイプ1は、その直径が5〜10cm前後の比較的細目の ものが挿入し易いという利点はあるが、換気能力が低下することから必要ならば 同時に複数本を使用するのが好ましい。
【0012】 他方、図3は、先の実施例のようにパイプの底部をテーパー面4aとせず、平 底4c構成とした他の実施例であるが、この場合の底部4は無底の開放状であっ てもよく、何れにしてもコンテナー(c)の空袋時に前もって中心部分における 袋底から上方に突出するように立設・保定させておいて、コンバインのダクトか ら排出される生籾を収容する方式の換気装置として用いられるものである。
【0013】 従って、この場合の上記パイプ1は先の実施例とは異り、直径が10〜15cm 範囲の太物一本にするのが好ましい。
【0014】 尚、上記各実施例におけるパイプの底部4に周壁と同様の細孔3を設けるか否 かは自由である。
【0015】 以上の実施例に述べた本案換気装置は、コンテナー中心部分における湿潤空気 をパイプ周壁の細孔3からパイプ1内に導入し、これを自然対流によって上端開 口部2から外部に排出するものであったが、更に本案における他の実施例として 図3に符号6として示したように、パイプ1の上端開口部分2に例えば外向きの 鍔板を設け、この部分に空気の吸引又は吸出しファン(図示せず)を装着してパ イプ1を介してコンテナー内部に籠る湿潤空気を強制的に吸引又は圧出すること により、生籾のムレを一層確実に防止することが可能となるのである。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から既に明きらかである通り、本案換気装置はその構造が極めて簡 単であって安価に製造可能である上、上述した自然換気方式、または強制換気方 式の何づれであっても、大量の生籾が収容されたコンテナー内部の生籾のムレが 抑制ないしは防止できるので、農繁期における長時間の乾燥待ちによっても米の 黄変や胴割れの発生はなく、商品価値の高い良米を生産し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテナー内の生籾に本案換気装置のパイプを
埋入した状態の斜視図
【図2】〔A〕は事後挿入方式のパイプ先端部の基本
形、又〔B〕は他の実施例を示したそれぞれの部分正面
【図3】本案換気装置のパイプ他の実施例を示す一部切
欠正面図
【符号の説明】
1 パイプ 2 上端開口部 3 細孔 4 パイプの底部 5 回転用のハンドル 6 鍔板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも上端が開口した一定長のパイプ
    の周壁に生籾が通過し得ない大きさの多数の細孔を貫設
    し、該パイプを上記コンテナーの中心部分における生籾
    内に、その上端開口部が上方に突出した状態で深く埋入
    せしめたことを特徴とする生籾収納袋における換気装
    置。
  2. 【請求項2】パイプの上端開口部に空気を吸引または吸
    出し可能なファンを装着した請求項1記載の生籾収納袋
    における喚起装置。
JP4469993U 1993-07-22 1993-07-22 生籾収納袋における換気装置 Pending JPH0712885U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010124750A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Tanaka Sangyo Kk 穀類収納袋における換気装置
CN102168908A (zh) * 2010-02-25 2011-08-31 田中产业株式会社 谷物收纳袋中的换气装置
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JPH02115683A (ja) * 1988-10-22 1990-04-27 Kuraji Shibata 籾乾燥機
JPH0613489B2 (ja) * 1979-07-17 1994-02-23 アイシ−アイ・オ−ストラリア・リミテイド アルカンカルボン酸誘導体ならびにそれらの合成方法及び同誘導体を含む除草剤組成物

Patent Citations (3)

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