JPH07128660A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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Publication number
JPH07128660A
JPH07128660A JP5278104A JP27810493A JPH07128660A JP H07128660 A JPH07128660 A JP H07128660A JP 5278104 A JP5278104 A JP 5278104A JP 27810493 A JP27810493 A JP 27810493A JP H07128660 A JPH07128660 A JP H07128660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
component
dielectric anisotropy
crystal layer
positive dielectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP5278104A
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English (en)
Inventor
Kiyoko Nakao
喜代子 中尾
Shingo Fujita
晋吾 藤田
Satoru Shinsenji
哲 秦泉寺
Yoshiyuki Okazaki
禎之 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5278104A priority Critical patent/JPH07128660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示クロストークおよび注入ムラ等のしきい
値ムラを改善する。 【構成】 液晶層6を形成する液晶材料として、正の誘
電異方性を持つ成分の含有率を60%以下で、かつ誘電
異方性が9.0以下の液晶材料を用いる。さらに、正の
誘電異方性を持つ成分で特にアルケニルPCHやPCH
等の末端基にシアノ基を持つ成分の含有率を液晶層6の
50%以下に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示素子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は大画面化,高精細化のた
めに高デューティ駆動化が進んでいるが、コントラスト
の低下や表示クロストークの悪化等の問題が生じてい
る。正の誘電異方性を持つ液晶材料は、液晶ミクスチャ
の弾性定数,しきい値電圧,粘度等いろいろな調整に用
いられるが、電気光学特性の急峻性の改良のためには、
例えば、アルケニルPCH(PCH;フェニルシクロヘ
キサン)やPCH等のような末端にシアノ基を持つ成分
を増加させなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正の誘
電異方性を持つ液晶材料は、末端に極性基を持つ極性成
分であるため、これらの成分を増加させると、不純物イ
オンの混入や極性成分の吸着現象により注入工程条件に
起因する表示ムラが発生するといった別の問題が生じ
た。
【0004】この発明の目的は、表示クロストークおよ
び注入ムラ等のしきい値ムラを改善することのできる液
晶表示素子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置は、ネマティック液晶層は、正の誘電異方性を持つ
成分の含有率が60%以下で、かつ誘電異方性が9.0
以下の液晶材料からなることを特徴とする。請求項2記
載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置にお
いて、正の誘電異方性を持つ成分は、末端基にシアノ基
を持つ成分を含み、この末端基にシアノ基を持つ成分の
含有率をネマティック液晶層の50%以下としている。
【0006】
【作用】この発明の構成によれば、ネマティック液晶層
が、正の誘電異方性を持つ成分の含有率が60%以下
で、かつ誘電異方性が9.0以下の液晶材料からなるこ
とにより、表示クロストークを改善し、注入ムラ等のし
きい値ムラも改善することができる。さらに、正の誘電
異方性を持つ成分は、末端基にシアノ基を持つ成分を含
み、この末端基にシアノ基を持つ成分の含有率をネマテ
ィック液晶層の50%以下に低減することにより、注入
ムラ等のしきい値ムラの改善により効果がある。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明の実施例のSTN型液晶表示素子の構成
図である。図1において、1,11は偏光板、2,10
は位相板(光学異方体)、3,9はガラス基板、4,8
はITO電極、5,7は配向膜、6は液晶層である。ま
た、ツイスト角は240゜とし、ラビング処理の方向は
図2に示す。図2において、12は上基板の方向、13
は下基板のラビング方向である。
【0008】この液晶表示素子は、一対のガラス基板
3,9間に、180°以上にねじれ配向させたネマティ
ック液晶層6を介在させ、一対のガラス基板3,9の両
外側に一対の偏光板1,11を配置し、偏光板1,11
とガラス基板3,9の間に位相板2,10を有してい
る。なお、位相板2,10はどちらか一方のみを有する
構成としてもよい。
【0009】この実施例では、液晶層6を形成する液晶
材料として、表1に示す液晶A〜Cを用いる。なお、比
較例として液晶材料に液晶D,Eを用い、それぞれの液
晶A〜Eの物性値,液晶成分比を示す。
【0010】
【表1】 表1に示すように、液晶D,Eに比べて、液晶A〜C
は、正の誘電異方性を持つ成分の含有率を低減すること
により誘電異方性を低下(つまりパネル容量を低下)し
たものであり、正の誘電異方性を持つ成分の含有率、特
に末端基にシアノ基を持つ成分の含有率を低減したもの
である。
【0011】表2に、液晶材料として、液晶A〜Eを用
いた場合の測定結果を示す。
【0012】
【表2】 表2において、CR(コントラスト)は電界印加時の透
過率と無電界時の透過率の比の最大値(最大コントラス
ト)であり、駆動電圧は最大コントラスト時の電圧であ
り、応答時間は立ち上がり時間+立ち下がり時間(相対
透過率10%→90%)であり、それぞれキャノンLC
D評価装置3Sを用いて、25℃で測定を行った。ま
た、表示クロストークの評価として、非選択時の反転の
有無による駆動電圧(輝度50%時)のシフト率を用
い、注入ムラの評価としてはしきい値電圧のシフト率
(注入部付近と注入部以遠部)を用いた。
【0013】表2に示すように、比較例の液晶Dを用い
た場合、1/200 デューティ駆動ではコントラストが15
であるが、1/400 デューティ駆動ではコントラストが8
に低下する。一方、実施例の液晶A,B,Cを用いた場
合は、1/400 デューティ駆動でそれぞれコントラストが
15,16,14であり、表示クロストークについても
液晶Dの1/400 デューティ駆動のものより優れており、
液晶Dの1/200 デューティ駆動の場合と同等程度であっ
た。また、注入ムラについても液晶Dと比較して低減し
ていた。正の誘電異方性を持つ成分の含有量が多い液晶
Eを用いた場合は、コントラストの点では液晶A,B,
Cを用いた場合と同等であったが、表示クロストークや
注入ムラの点で劣っていた。
【0014】以上のようにこの実施例では、液晶層6
(図1)を形成する液晶材料として、表1に示すよう
に、正の誘電異方性を持つ成分の含有率を60%以下
で、かつ誘電異方性が9.0以下の液晶材料(液晶A〜
C)を用いることにより、表示クロストークを改善し、
注入ムラ等のしきい値ムラも改善することができる。さ
らに、正の誘電異方性を持つ成分で特にアルケニルPC
HやPCH等の末端基にシアノ基を持つ成分の含有率を
液晶層6の50%以下に低減することにより、注入ムラ
等のしきい値ムラの改善により効果がある。
【0015】
【発明の効果】この発明の液晶表示装置は、ネマティッ
ク液晶層が、正の誘電異方性を持つ成分の含有率が60
%以下で、かつ誘電異方性が9.0以下の液晶材料から
なることにより、表示クロストークを改善し、注入ムラ
等のしきい値ムラも改善することができる。さらに、正
の誘電異方性を持つ成分は、末端基にシアノ基を持つ成
分を含み、この末端基にシアノ基を持つ成分の含有率を
ネマティック液晶層の50%以下に低減することによ
り、注入ムラ等のしきい値ムラの改善により効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のSTN型液晶表示素子の構
成図である。
【図2】同実施例における液晶表示素子の上基板および
下基板のラビング方向を示す図である。
【符号の説明】
1 偏光板 2 位相板 3 ガラス基板 4 ITO電極 5 配向膜 6 液晶層 7 配向膜 8 ITO電極 9 ガラス基板 10 位相板 11 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 禎之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に配向膜と電極が形成された一対の
    基板間に180°以上にねじれ配向させたネマティック
    液晶層を介在させ、前記一対の基板の両外側に一対の偏
    光板を配置し、前記一対の偏光板間に少なくとも一層の
    光学異方体を有する液晶表示素子であって、 前記ネマティック液晶層は、正の誘電異方性を持つ成分
    の含有率が60%以下で、かつ誘電異方性が9.0以下
    の液晶材料からなることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 正の誘電異方性を持つ成分は、末端基に
    シアノ基を持つ成分を含み、この末端基にシアノ基を持
    つ成分の含有率をネマティック液晶層の50%以下とし
    た請求項1記載の液晶表示素子。
JP5278104A 1993-11-08 1993-11-08 液晶表示素子 Pending JPH07128660A (ja)

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JP5278104A JPH07128660A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 液晶表示素子

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JP5278104A JPH07128660A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 液晶表示素子

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JPH07128660A true JPH07128660A (ja) 1995-05-19

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JP (1) JPH07128660A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100745115B1 (ko) * 1999-02-25 2007-08-01 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 액정표시장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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