JPH07127837A - ボトムアッシュ脱水処理装置 - Google Patents

ボトムアッシュ脱水処理装置

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JPH07127837A
JPH07127837A JP27373793A JP27373793A JPH07127837A JP H07127837 A JPH07127837 A JP H07127837A JP 27373793 A JP27373793 A JP 27373793A JP 27373793 A JP27373793 A JP 27373793A JP H07127837 A JPH07127837 A JP H07127837A
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JP
Japan
Prior art keywords
slurry
fine
grain
dehydrating
bottom ash
Prior art date
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Pending
Application number
JP27373793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kosaka
保夫 小坂
Tatsuo Sato
龍夫 佐藤
Yoshinobu Naka
義信 中
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボトムアッシュの粒度が異なっても脱水後の固
形物の含水率を一定以下にすることができるボトムアッ
シュ脱水処理装置を提供する。 【構成】ボトムアッシュを含むスラリーを粗粒スラリー
と細粒スラリーに分級する分級器23と、分級された粗
粒スラリーを脱水する粗粒脱水装置と、分級された細粒
スラリーを脱水する細粒脱水装置とを有する。前記分級
器23によって分級された粗粒スラリー及び細粒スラリ
ーは、それぞれ粗粒脱水装置及び細粒脱水装置において
別々に脱水される。そして、該細粒脱水装置は、走行さ
せられる濾布(ろふ)の上に細粒スラリーを載置し、真
空源の吸引力によって細粒スラリーを脱水する。該細粒
スラリーは脱水されてケーキ状になり、濾布から剥離
(はくり)させられて排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボトムアッシュ脱水処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所における微粉炭焚(だ
き)ボイラなどのボイラは底部にアッシュホッパを有
し、微粉炭の燃焼に伴って発生したアッシュはボトムア
ッシュとして前記アッシュホッパに落下させられるよう
になっている。また、前記アッシュホッパの内部には水
が一定レベルまで充填(じゅうてん)され、落下したボ
トムアッシュはこの水によって冷却されるとともに水砕
され下部に貯蔵される。このボトムアッシュは、一定頻
度でアッシュホッパから脱水槽にスラリー輸送される。
そして、該脱水槽において脱水された後の固形物は灰捨
地又は有効利用先に更に輸送される。
【0003】ところで、前記脱水槽に供給されたボトム
アッシュのスラリーは、脱水槽の内部に配設されたスク
リーンによって脱水される。この場合、スラリーは脱水
槽内に長時間貯蔵され、水を重力によって沈降させるこ
とにより脱水されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のボトムアッシュ脱水処理装置においては、ボイラの
燃焼状態によって粒度が異なるボトムアッシュが発生す
るので、スラリーを十分に脱水することができない。す
なわち、前記微粉炭焚ボイラにおいては、粒度が小さい
ボトムアッシュが発生する傾向にあるが、粒度が小さい
ボトムアッシュを含むスラリーを脱水槽において脱水す
ると、ボトムアッシュの粒度によって必要な脱水時間が
異なるだけでなく、粒度が極めて小さい場合は脱水する
ことができなくなってしまう。
【0005】また、脱水時間を一定にすると脱水後の固
形物の含水率がボトムアッシュの粒度によって変化し、
固形物の輸送コストを高くしてしまう。本発明は、前記
従来のボトムアッシュ脱水処理装置の問題点を解決し
て、ボトムアッシュの粒度が異なっても脱水後の固形物
の含水率を一定以下にすることができるボトムアッシュ
脱水処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のボ
トムアッシュ脱水処理装置においては、ボトムアッシュ
を含むスラリーを粗粒スラリーと細粒スラリーに分級す
る分級器と、分級された粗粒スラリーを脱水する粗粒脱
水装置と、分級された細粒スラリーを脱水する細粒脱水
装置とを有する。
【0007】そして、該細粒脱水装置は、走行させられ
る濾布(ろふ)の上に細粒スラリーを載置し、真空源の
吸引力によって細粒スラリーを脱水する。
【0008】
【作用】本発明によれば、前記のようにボトムアッシュ
脱水処理装置においては、ボトムアッシュを含むスラリ
ーを粗粒スラリーと細粒スラリーに分級する分級器と、
分級された粗粒スラリーを脱水する粗粒脱水装置と、分
級された細粒スラリーを脱水する細粒脱水装置とを有す
る。
【0009】前記分級器によって分級された粗粒スラリ
ー及び細粒スラリーは、それぞれ粗粒脱水装置及び細粒
脱水装置において別々に脱水される。そして、該細粒脱
水装置は、走行させられる濾布の上に細粒スラリーを載
置し、真空源の吸引力によって細粒スラリーを脱水す
る。該細粒スラリーは脱水されてケーキ状になり、濾布
から剥離(はくり)されて排出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
ボトムアッシュ脱水処理装置の概念図、図2は本発明の
実施例における分級器の概略図、図3は本発明の実施例
における分級器の要部拡大図、図4は本発明の実施例に
おける粗粒脱水振動篩の概略図、図5は本発明の実施例
における細粒脱水ベルトフィルタの斜視図、図6は本発
明の実施例における細粒脱水ベルトフィルタの断面図で
ある。
【0011】図1において、11は微粉炭焚ボイラなど
のボイラであり、底部にアッシュホッパ12を有し、微
粉炭などの燃料の燃焼に伴って発生したアッシュはアッ
シュホッパ12に落下させられる。該アッシュホッパ1
2の下方には水パン13が形成され、該水パン13に水
が供給されるようになっている。前記アッシュホッパ1
2に落下させられたボトムアッシュは前記水パン13の
水によって冷却されるとともに水砕され下部に貯蔵され
る。このボトムアッシュは、一定頻度でアッシュホッパ
12からスラリー輸送される。
【0012】また、15は前記水パン13のスラリーを
取り出すためのハイドロエジェクタである。該ハイドロ
エジェクタ15においてエジェクタ効果を発生させるた
めに灰処理ポンプ16が配設され、該灰処理ポンプ16
によって貯水槽18の水がライン17を介してハイドロ
エジェクタ15に連続的に圧送されるようになってい
る。
【0013】前記ハイドロエジェクタ15によって前記
水パン13から取り出されたスラリーは、ポンプ16か
ら圧送された水と共に灰輸送管21を介して分級器23
に輸送され、該分級器23によって粒度が小さいボトム
アッシュを含むスラリー(以下「細粒スラリー」とい
う。)と粒度が大きいボトムアッシュを含むスラリー
(以下「粗粒スラリー」という。)に分級される。そし
て、細粒スラリーはライン25を介して中継槽28に、
粗粒スラリーはライン26を介して粗粒脱水装置として
配設された粗粒脱水振動篩(ふるい)29に輸送され
る。
【0014】前記分級器23は、例えば、図2及び3に
示すように、所定の角度で傾斜させられたスクリーン3
1を有する。該スクリーン31は所定のスリットCL
置いて水平に配設された複数本のウェッジワイヤ32か
ら成り、上部のトラフ33からスラリーを落下させる
と、粗粒スラリーは各ウェッジワイヤ32の表面に沿っ
て下方に落下し、細粒スラリーは各ウェッジワイヤ32
の間を通過してスクリーン31の内側に進入した後、下
方に落下する。
【0015】ところで、前記ウェッジワイヤ32にスラ
リー内の固形物が付着してスクリーン31が目詰まりす
ることがある。そこで、ウェッジワイヤ32の内側にブ
ラシ35が配設され、該ブラシ35を左右に移動させな
がら回転させることによってウェッジワイヤ32に付着
した固形物を除去するようになっている。なお、36は
前記ブラシ35の各線条体である。
【0016】また、前記中継槽28はライン25を介し
て細粒スラリーを受け、該細粒スラリーを所定時間だけ
保持する。そして、中継槽28から排出された細粒スラ
リーは、スラリーポンプ38によってライン39を介し
て細粒脱水装置として配設された細粒脱水ベルトフィル
タ41に定量的に輸送される。前記中継槽28は、細粒
スラリーを積極的に水分と固形物に分離させるためのも
のではなく、前記水パン13からのスラリーの排出量
と、細粒脱水ベルトフィルタ41における細粒スラリー
の処理量を調整するためのものである。なお、前記中継
槽28からオーバフローした水はライン30を介して沈
澱(ちんでん)槽44に回収される。
【0017】一方、前記粗粒脱水振動篩29はライン2
6を介して粗粒スラリーを受け、該粗粒スラリーを脱水
する。該粗粒脱水振動篩29において、脱水によって分
離された水はライン43を介して沈澱槽44に、脱水後
の固形物はライン45を介して製品コンベア46に輸送
され、該製品コンベア46によって更に輸送された後、
系外に排出される。
【0018】前記粗粒脱水振動篩29は、図4に示すよ
うに、ライン26に接続され、粗粒スラリーを落下させ
るためのホッパ51を有する。該ホッパ51から落下さ
せられた粗粒スラリーは、所定の角度で傾斜させられた
シーブベントスクリーン53及び水平に配設された振動
スクリーン54によって脱水される。該振動スクリーン
54は振動を発生させるためのモータ55、及び洗浄水
を噴射するためのノズル56を有する。
【0019】そして、前記シーブベントスクリーン53
における脱水によって分離された水は集水管58を介し
て、また、振動スクリーン54における脱水によって分
離された水は集水管59を介してライン43に排出され
る。一方、シーブベントスクリーン53による脱水後の
固形物はシュート60を介して振動スクリーン54に排
出され、該振動スクリーン54による脱水後の固形物は
シュート61を介してライン45に排出される。
【0020】また、細粒脱水ベルトフィルタ41は、図
5及び6に示すように、矢印A方向に走行させられるベ
ルト63、及び該ベルト63を包囲して同方向に走行さ
せられる濾布64を有する。そして、前記ライン39を
介して輸送された細粒スラリーは、ディストリビュータ
66から濾布64の上に落下させられる。前記ベルト6
3はスライドプレート68によって支持され、該スライ
ドプレート68の上を摺動(しゅうどう)させられる。
該スライドプレート68にはバキュームパン70に連通
する第1連通孔69が形成され、バキュームパン70は
真空源としての真空タンク81に接続される。一方、前
記ベルト63の表面の各所には溝71が形成されるとと
もに、前記第1連通孔69に対応する箇所にベルト63
を貫通する第2連通孔72が形成される。なお、前記真
空タンク81は真空を形成するために真空ポンプ82が
接続される。
【0021】したがって、前記細粒スラリーは濾布64
の上に載置されて輸送され、その間前記真空タンク81
によって濾布64に吸引力が作用するので、細粒スラリ
ー中の水は溝71、第2連通孔72、第1連通孔69及
びバキュームパン70を介して真空タンク81に吸引さ
れる。このようにして細粒スラリーは脱水され、脱水後
の固形物はケーキ状になり、濾布64から剥離させられ
て排出される。その後、前記固形物はライン74を介し
て製品コンベア46に輸送され、該製品コンベア46に
よって輸送された後、系外に排出される。
【0022】前記真空タンク81に吸引された水は、ラ
イン83に輸送された後、前記細粒脱水ベルトフィルタ
41と沈澱槽44を結ぶ水回収ライン84に更に輸送さ
れ、沈澱槽44に回収される。なお、本発明は前記実施
例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて
種々変形することが可能であり、それらを本発明の範囲
から排除するものではない。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ればボトムアッシュ脱水処理装置においては、ボトムア
ッシュを含むスラリーを粗粒スラリーと細粒スラリーに
分級する分級器と、分級された粗粒スラリーを脱水する
粗粒脱水装置と、分級された細粒スラリーを脱水する細
粒脱水装置とを有する。
【0024】前記分級器によって分級された粗粒スラリ
ー及び細粒スラリーは、それぞれ粗粒脱水装置及び細粒
脱水装置において別々に脱水される。そして、該細粒脱
水装置は、走行させられる濾布の上に細粒スラリーを載
置し、真空源の吸引力によって細粒スラリーを脱水す
る。該細粒スラリーは脱水されてケーキ状になり、濾布
から剥離させられて排出される。
【0025】したがって、粗粒脱水装置を専ら粗粒スラ
リーの脱水用として、また、細粒脱水装置を専ら細粒ス
ラリーの脱水用として使用することができるので、ボト
ムアッシュの粒度が異なっても、スラリーを短時間で脱
水することができるとともに脱水後の固形物の含水率を
一定以下にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるボトムアッシュ脱水処
理装置の概念図である。
【図2】本発明の実施例における分級器の概略図であ
る。
【図3】本発明の実施例における分級器の要部拡大図で
ある。
【図4】本発明の実施例における粗粒脱水振動篩の概略
図である。
【図5】本発明の実施例における細粒脱水ベルトフィル
タの斜視図である。
【図6】本発明の実施例における細粒脱水ベルトフィル
タの断面図である。
【符号の説明】
23 分級器 29 粗粒脱水振動篩 41 細粒脱水ベルトフィルタ 64 濾布 81 真空タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ボトムアッシュを含むスラリーを
    粗粒スラリーと細粒スラリーに分級する分級器と、
    (b)分級された粗粒スラリーを脱水する粗粒脱水装置
    と、(c)分級された細粒スラリーを脱水する細粒脱水
    装置とを有するとともに、(d)該細粒脱水装置は、走
    行させられる濾布の上に細粒スラリーを載置し、真空源
    の吸引力によって細粒スラリーを脱水することを特徴と
    するボトムアッシュ脱水処理装置。
JP27373793A 1993-11-01 1993-11-01 ボトムアッシュ脱水処理装置 Pending JPH07127837A (ja)

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JP27373793A JPH07127837A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 ボトムアッシュ脱水処理装置

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JP27373793A JPH07127837A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 ボトムアッシュ脱水処理装置

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JP (1) JPH07127837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030880A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The クリンカ処理方法
WO2016047235A1 (ja) * 2014-09-24 2016-03-31 太平洋セメント株式会社 主灰の脱塩・セメント原料化方法及び装置

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JP2009030880A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The クリンカ処理方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021217