JPH0712695Y2 - 液状体用のピストンポンプ - Google Patents

液状体用のピストンポンプ

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JPH0712695Y2
JPH0712695Y2 JP3807987U JP3807987U JPH0712695Y2 JP H0712695 Y2 JPH0712695 Y2 JP H0712695Y2 JP 3807987 U JP3807987 U JP 3807987U JP 3807987 U JP3807987 U JP 3807987U JP H0712695 Y2 JPH0712695 Y2 JP H0712695Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
liquid material
cylinder chamber
valve
flow passages
Prior art date
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JP3807987U
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English (en)
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JPS63146173U (ja
Inventor
精吾 藤本
年広 大太
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、作業に必要な量の液状体を確実に吐出するこ
とができる構造が簡単で小型な液状体用のピストンポン
プに係るものである。
〔従来の技術〕
一般にペースト肥料深追機等の農業機械には、液状体を
土中に圧入するピストンポンプが設けられているが、従
来この種のピストンポンプは、ピストンの片側で液状体
を吐出する、構造の簡単ないわゆる単動式のポンプが使
用されている。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このような単動式のピストンポンプで、作業
に必要な大量の液状体をピストンの片側のみから圧送す
るには、ピストンの作動ストロークを液状体の量に応じ
て大きくしなければならず、どうしてもピストンポンプ
全体が大型となる欠点があった。
本考案は、上記の如き問題点を解決すべく創案されたも
のであって、その目的とするところは、作業に必要な大
量の液状体を確実に吐出することができる構造が簡単で
小型な液状体用のピストンポンプを提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するため、本考案が採用した技術的
手段は、ピストンの往復動により、吸入パイプからシリ
ンダ室へ吸入した液状体を、吐出パイプから吐出するよ
うにしたピストンポンプにおいて、上記シリンダ室を形
成したポンプ本体に、ピストンの往復動経路を挾んでシ
リンダ室の両端側に開口する液状体の流通路を形成し、
上記両流通路の先端を、吸入パイプと吐出パイプが開口
するバルブ室に連通連結し、該バルブ室には、上記両流
通路をそれぞれ吸入パイプと吐出パイプとに交互に切替
え連通させる回転バルブを設けると共に、上記ピストン
を往復動させる揺動リンクを、回転バルブに設けたタイ
ミングギヤと噛合するカウンタギヤに、連結リンクを介
して連動連結して、回転バルブの切替作動に連動して往
復動するピストンが、吸入パイプに連通した流通路が開
口するシリンダ室の一端側で吸入工程となり、吐出パイ
プに連通した流通路が開口するシリンダ室の他端側で圧
縮工程となって液状体を交互に吸入吐出すべく構成した
ことを特徴とするものである。
〔考案の作用〕
したがって、本考案によれば、回転バルブが回転する
と、ピストンの往復動経路を挾んでシリンダ室の両端部
に開口する液状体の流通路先端に、吸入パイプと吐出パ
イプとを交互に切換えて連通させる。そして回転バルブ
の切替作動に連動して往復動するピストンが、吸入パイ
プに連通した流通路が開口するシリンダ室の一端側で吸
入工程となり、吐出パイプに連通した流通路が開口する
シリンダ室の他端側で圧縮工程となるので、ピストンの
往復動経路を挾んだシリンダ室の両端部で交互に吸入パ
イプから液状体を吸入し、吐出パイプから吐出すること
ができて、ピストンのストロークの小さい小型なピスト
ンポンプであっても大量の液状体を確実に吐出すること
ができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を添付した図面に基いて詳述すれば、
1はポンプ本体であって、該ポンプ本体1に形成された
シリンダ室2に、ピストン3がピストンリング4を介し
て往復動自在に嵌入されている。5はピストン3に固定
されたピストン軸であって、該ピストン軸5はピストン
ケース6に嵌着されたブッシュ7に摺動自在に挿通され
て、その先端がポンプ本体1の側方に突出している。ブ
ッシュ7の両側にはシール8が装着され、その中央部に
は、カラー9が配設されている。10はピストンケース6
の外周面とシリンダ室2の内面間に介装されたOリン
グ、11はピストンケース6をポンプ本体1に取付ける取
付ボルトである。
12はバルブ部であって、ポンプ本体1に装着されたバル
ブケース13内に、突部14を有する回転バルブ15が、バル
ブケース13を貫通した駆動軸16にピン17を介して固定さ
れていて、回転バルブ15の外周には、突部14によって二
分されるバルブ室18が形成されている。上記バルブ室18
の下方には液状体の吸入パイプ19が、バルブ室18の上方
には吐出パイプ20がそれぞれ連通状に開口されている。
またポンプ本体1には、ピストン3の往復動経路を挾ん
でシリンダ室2の両端側に開口する液状体の流通路21,2
2が形成されており、該流通路21,22の先端が、上記バル
ブ室18の両側に連通連結されている。そして回転バルブ
15が回転すると、第2図に示すように、流通路21が突部
14によって二分されたバルブ室18の一方を通って吐出パ
イプ20に連通し、流通路22がバルブ室18の他方を通って
吸入パイプ19に連通する状態と、第3図に示すように流
通路21が吸入パイプ19に連通し、流通路22が吐出パイプ
20に連通する状態とに交互に切替るようになっている。
23は回転バルブ15に装着されたシール、24はバルブケー
ス13を固定する取付ボルト、25は皿バネである。
また駆動軸16の一端には図示しない駆動源に連結される
動力取出し爪26がピン27を介して固定され、駆動軸16の
他端にはタイミングギヤ28が固定されており、該タイミ
ングギヤ28に噛合するカウンタギヤ29が、ポンプ本体1
側のブッシュ30に軸支されたカウンタ軸31に支持されて
いる。
32は回転バルブ15側とピストン3側とを連動連結する連
結リンクであって、該連結リンク32は、その基端部がカ
ウンタギヤ29に取付ピン33で連結され、先端部がピスト
ン3を往復動させる揺動リンク34の下端に設けた取付孔
に、連結ピン35を介して連結されている。36は揺動リン
ク34に固定された取付部材であって、この取付部材36が
ポンプ本体1から突出したピストン軸5の先端に連結ピ
ン37を介して連結されている。さらに揺動リンク34の上
端は、ポンプ本体1に枢着された回動リンク38に枢結さ
れていて、カウンタギヤ29の回転を直線運動に変換して
ピストン軸5を往復動させる。39,39…はリンク34に設
けた調節孔であって連結ピン35の差替えにより、ピスト
ン3の作動ストロークを調節できるようになっている。
40は左右の回動リンク38を連結するピン、41,42は、流
通路22の上方および側方に設けたエア抜きのプラグ、43
は吐出パイプ20を支持するカラー、44は駆動軸16を軸支
するブッシュ、45はワッシャである。
上記の如き構成において、いま動力取出し爪26を駆動源
に連結し、回転バルブ15を回転駆動すれば、シリンダ室
2に開口した一方の流通路21が吐出パイプ20に連通し、
他方の流通路22が吸入パイプ19に連通した状態と、逆に
一方の流通路21が吸入パイプ20に連通し、他方の流通路
22が吐出パイプ20に連通した状態とに交互に切替わる。
そしてピストン3は回転バルブ15に連動して往復動する
が、タイミングギヤ28を、ピストン3が圧縮工程のとき
に、圧縮工程側の流通路21,(22)が吐出パイプ20に連
通し、吸入工程側の流通路22,(21)が吸入パイプ19に
切替って連通するように調節しておけば、往復動するピ
ストン3が、吸入パイプ19に連通した流通路22,(21)
が開口するシリンダ室2の一端側に液状体を吸入し、吐
出パイプ20に連通した流通路21,(22)が開口するシリ
ンダ室2の他端側から液状体を吐出するので、ピストン
3の往復動経路を挾んでシリンダ室2の両端側で交互に
液状体を吸入し、ついで吐出することができて、ストロ
ークの小さなピストンポンプであっても大量の液状体を
ムラなく圧送することができる。また、連結ピン35を差
替えてピストン3のストロークを変更すれば、回転バル
ブ15のタイミングを何等調節することなく、作業条件に
応じて自由に液状体の吐出量のみを増減させることがで
きる。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案は、ピストンの往復動により、吸
入パイプからシリンダ室へ吸入した液状体を、吐出パイ
プから吐出するようにしたピストンポンプにおいて、上
記シリンダ室を形成したポンプ本体に、ピストンの往復
動経路を挾んでシリンダ室の両端側に開口する液状体の
流通路を形成し、上記両流通路の先端を、吸入パイプと
吐出パイプが開口するバルブ室に連通連結し、該バルブ
室には、上記両流通路をそれぞれ吸入パイプと吐出パイ
プとに交互に切替え連通させる回転バルブを設けると共
に、上記ピストンを往復動させる揺動リンクを、回転バ
ルブに設けたタイミングギヤと噛合するカウンタギヤ
に、連結リンクを介して連動連結して、回転バルブの切
替作動に連動して往復動するピストンが、吸入パイプに
連通した流通路が開口するシリンダ室の一端側で吸入工
程となり、吐出パイプに連通した流通路が開口するシリ
ンダ室の他端側で圧縮工程となって液状体を交互に吸入
吐出すべく構成したから、回転バルブの切替作動に連動
してピストンが往復動すると、吸入パイプに連通した流
通路が開口するシリンダ室の一端側が吸入工程となって
液状体を吸入し、吐出パイプに連通した流通路が開口す
るシリンダ室の他端側が圧縮工程となって液状体を吐出
するので、ピストンの往復動経路を挾んだシリンダ室の
両端側で、交互に液状体を吸入吐出することができて、
作業に必要な大量の液状体を確実に吐出することができ
るピストンポンプを、構造が簡単で小型なものとするこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る液状体用のピストンポンプの実施例
を示すものであって、第1図は正面図、第2図、および
第3図は作用を示す縦断面図、第4図は要部の横断面
図、第5図は側面図である。 図中、1……ポンプ本体、2……シリンダ室、3……ピ
ストン、15……回転バルブ、18……バルブ室、19……吸
入パイプ、20……吐出パイプ、21,22……流通路、28…
…タイミングギヤ、29……カウンタギヤ、32……連結リ
ンク、34……揺動リンクである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンの往復動により、吸入パイプから
    シリンダ室へ吸入した液状体を、吐出パイプから吐出す
    るようにしたピストンポンプにおいて、上記シリンダ室
    2を形成したポンプ本体1に、ピストン3の往復動経路
    を挾んでシリンダ室2の両端側に開口する液状体の流通
    路21,22を形成し、上記両流通路21,22の先端を、吸入パ
    イプ19と吐出パイプ20が開口するバルブ室18に連通連結
    し、該バルブ室18には、上記両流通路21,22をそれぞれ
    吸入パイプ19と吐出パイプ20とに交互に切替え連通させ
    る回転バルブ15を設けると共に、上記ピストン3を往復
    動させる揺動リンク34を、回転バルブ15に設けたタイミ
    ングギヤ28と噛合するカウンタギヤ29に、連結リンク32
    を介して連動連結して、回転バルブ15の切替作動に連動
    して往復動するピストン3が、吸入パイプ19に連通した
    流通路21,(22)が開口するシリンダ室2の一端側で吸
    入工程となり、吐出パイプ20に連通した流通路22,(2
    1)が開口するシリンダ室2の他端側で圧縮工程となっ
    て液状体を交互に吸入吐出すべく構成したことを特徴と
    する液状体用のピストンポンプ。
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JPS63146173U JPS63146173U (ja) 1988-09-27
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