JPH07126852A - ネブライザー式cvd装置 - Google Patents
ネブライザー式cvd装置Info
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- JPH07126852A JPH07126852A JP27269193A JP27269193A JPH07126852A JP H07126852 A JPH07126852 A JP H07126852A JP 27269193 A JP27269193 A JP 27269193A JP 27269193 A JP27269193 A JP 27269193A JP H07126852 A JPH07126852 A JP H07126852A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、霧状化された原料粒子を計測する
ことにより、膜生成の制御性及び再現性の向上を図る。 【構成】 反応容器内に配置され、薄膜が形成される基
材が載置される基材保持台と、薄膜の液体原料をネブラ
イザーを用いて霧状化して霧状化原料を作成し、当該霧
状化原料を基材に供給する原料供給系とを備えたネブラ
イザー式CVD装置において、基材保持台(19)の近
傍に配置され、霧状化原料の供給量を計測し、この計測
結果に対応して供給量データを出力する光学的粒子計数
手段(26,27,28)を備えたネブライザー式CV
D装置。
ことにより、膜生成の制御性及び再現性の向上を図る。 【構成】 反応容器内に配置され、薄膜が形成される基
材が載置される基材保持台と、薄膜の液体原料をネブラ
イザーを用いて霧状化して霧状化原料を作成し、当該霧
状化原料を基材に供給する原料供給系とを備えたネブラ
イザー式CVD装置において、基材保持台(19)の近
傍に配置され、霧状化原料の供給量を計測し、この計測
結果に対応して供給量データを出力する光学的粒子計数
手段(26,27,28)を備えたネブライザー式CV
D装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体原料を霧状化して
薄膜を堆積するネブライザー式CVD装置に係わり、特
に霧状化された原料粒子を計数する光学的粒子計数器を
付加したことにより、膜生成の制御性及び再現性を向上
し得るネブライザー式CVD装置に関する。
薄膜を堆積するネブライザー式CVD装置に係わり、特
に霧状化された原料粒子を計数する光学的粒子計数器を
付加したことにより、膜生成の制御性及び再現性を向上
し得るネブライザー式CVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CVD(化学気相成長)は熱エ
ネルギーあるいはプラズマエネルギーを利用して基材表
面に薄膜を堆積する技術である。基材に供給される原料
は常温で高蒸気圧を得られる気体原料が主であり、気体
原料の種類に対応して堆積する薄膜の種類が金属、ガラ
ス、セラミックス、有機物質などのように広範囲に及ん
でいる。
ネルギーあるいはプラズマエネルギーを利用して基材表
面に薄膜を堆積する技術である。基材に供給される原料
は常温で高蒸気圧を得られる気体原料が主であり、気体
原料の種類に対応して堆積する薄膜の種類が金属、ガラ
ス、セラミックス、有機物質などのように広範囲に及ん
でいる。
【0003】一方、液体原料を用いるCVDでは、テト
ラエトキシシラン(以下、TEOSという)やテトラメ
チルジシロキサン(TMDSO)などを用いて集積回路
の層間絶縁膜やパッシベーション膜用のSiOx膜を堆
積する技術が発達している。
ラエトキシシラン(以下、TEOSという)やテトラメ
チルジシロキサン(TMDSO)などを用いて集積回路
の層間絶縁膜やパッシベーション膜用のSiOx膜を堆
積する技術が発達している。
【0004】また、ジピバロイル基を有する金属化合物
等の有機金属錯体、例えばY(DPM)3 やCu(DP
M)2 などのDPM原料を用いて高温超電導薄膜をつく
る方法が提唱されている。このような液体原料は、堆積
速度が大きい、ステップカバレッジが良い、原料自体の
毒性が低いという理由から、今後益々利用範囲を広げる
ことが期待される。
等の有機金属錯体、例えばY(DPM)3 やCu(DP
M)2 などのDPM原料を用いて高温超電導薄膜をつく
る方法が提唱されている。このような液体原料は、堆積
速度が大きい、ステップカバレッジが良い、原料自体の
毒性が低いという理由から、今後益々利用範囲を広げる
ことが期待される。
【0005】液体原料の供給は、単純気化供給法、バブ
リング法又はペーパーライザー法が適宜使用可能となっ
ている。ここで、単純気化供給法は原料供給系及び供給
配管全体を恒温槽内に配置して原料蒸気圧を制御するこ
とにより、原料を供給する技術であり、バブリング法は
単純気化供給法にキャリア−ガスのバブリング効果を付
与してバブラー内空間に均一な原料飽和蒸気を得ること
により、原料を供給する技術である。また、ペーパーラ
イザー法はマスフローコントローラあるいは定量ポンプ
とヒータを用いて所要流量の原料だけを強制的に気化さ
せて供給する技術である。
リング法又はペーパーライザー法が適宜使用可能となっ
ている。ここで、単純気化供給法は原料供給系及び供給
配管全体を恒温槽内に配置して原料蒸気圧を制御するこ
とにより、原料を供給する技術であり、バブリング法は
単純気化供給法にキャリア−ガスのバブリング効果を付
与してバブラー内空間に均一な原料飽和蒸気を得ること
により、原料を供給する技術である。また、ペーパーラ
イザー法はマスフローコントローラあるいは定量ポンプ
とヒータを用いて所要流量の原料だけを強制的に気化さ
せて供給する技術である。
【0006】しかしながら、これらの供給技術は液体原
料を気化供給することに伴い、原料供給量が原料蒸気圧
に影響される問題がある。
料を気化供給することに伴い、原料供給量が原料蒸気圧
に影響される問題がある。
【0007】ここで、多成分系の液体原料を供給する場
合、原料供給組成は混合比ではなく蒸気圧の差に影響さ
れるために不安定であり、制御が困難となっている。制
御の容易化のためには、各成分毎に供給器を設けると共
に、各供給器を個別に制御して供給量を調節すればよい
が、気体原料ほどの高蒸気圧をもたない原料にはマスフ
ローコントローラ等の流量計測器の使用が不可能とな
る。また、非常に低蒸気圧の原料では供給さえも実質的
に不可能となっている。
合、原料供給組成は混合比ではなく蒸気圧の差に影響さ
れるために不安定であり、制御が困難となっている。制
御の容易化のためには、各成分毎に供給器を設けると共
に、各供給器を個別に制御して供給量を調節すればよい
が、気体原料ほどの高蒸気圧をもたない原料にはマスフ
ローコントローラ等の流量計測器の使用が不可能とな
る。また、非常に低蒸気圧の原料では供給さえも実質的
に不可能となっている。
【0008】この問題を解決するために、最近、新しい
試みとして液体原料を霧状化して供給する霧状化装置
(以下、ネブライザーという)の導入が検討されてい
る。
試みとして液体原料を霧状化して供給する霧状化装置
(以下、ネブライザーという)の導入が検討されてい
る。
【0009】このネブライザーでは、液体原料を霧状化
して供給することにより、原料供給量が原料蒸気圧に影
響されないので、多成分系の原料組成が容易に制御可能
となる。このため、ネブライザーは、誘電性、圧電性、
焦電性、透光性などの各種の性質を有するチタン酸ジル
コン酸鉛(PZT)やチタン酸バリウムなどの多成分系
電子セラミックス材料を生成する分野にて適用を期待さ
れている。
して供給することにより、原料供給量が原料蒸気圧に影
響されないので、多成分系の原料組成が容易に制御可能
となる。このため、ネブライザーは、誘電性、圧電性、
焦電性、透光性などの各種の性質を有するチタン酸ジル
コン酸鉛(PZT)やチタン酸バリウムなどの多成分系
電子セラミックス材料を生成する分野にて適用を期待さ
れている。
【0010】この種のネブライザーは2方式が提案され
ている。1つは超音波振動子を用いた超音波発振により
キャピラリーウェーブ及びキャビテーション効果を利用
する方式であり、例えば特開昭55−15545号公
報、特開昭62−207870号公報、特開平3−11
2894号公報に開示されている。
ている。1つは超音波振動子を用いた超音波発振により
キャピラリーウェーブ及びキャビテーション効果を利用
する方式であり、例えば特開昭55−15545号公
報、特開昭62−207870号公報、特開平3−11
2894号公報に開示されている。
【0011】もう1つは噴霧ノズルを用いて霧吹きの原
理により原料の霧状化を行う方式であり、例えば特開昭
63−261700号公報、特開平3−8330号公
報、特開平3−126872号公報、特開平3−291
382号公報、特開平4−371581号公報、特開平
5−819号公報に開示されている。
理により原料の霧状化を行う方式であり、例えば特開昭
63−261700号公報、特開平3−8330号公
報、特開平3−126872号公報、特開平3−291
382号公報、特開平4−371581号公報、特開平
5−819号公報に開示されている。
【0012】この種のネブライザー式CVD装置では、
上述したネブライザーにより液体原料を霧状化し、この
霧状化された液体原料(以下、霧状化原料という)をキ
ャリアガスに含ませて反応容器内に輸送することによ
り、基材上に膜を堆積する。なお、1〜3MHz程度の
超音波振動子をネブライザーに用いた場合、霧状化原料
は、平均粒径が5μm、最小粒径が0.8μm程度であ
り、さらに噴霧ノズルを用いたネブライザーは、粒径が
それの1〜2桁大きく、気体分子に比較して非常に大き
い粒径をもっている。
上述したネブライザーにより液体原料を霧状化し、この
霧状化された液体原料(以下、霧状化原料という)をキ
ャリアガスに含ませて反応容器内に輸送することによ
り、基材上に膜を堆積する。なお、1〜3MHz程度の
超音波振動子をネブライザーに用いた場合、霧状化原料
は、平均粒径が5μm、最小粒径が0.8μm程度であ
り、さらに噴霧ノズルを用いたネブライザーは、粒径が
それの1〜2桁大きく、気体分子に比較して非常に大き
い粒径をもっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなネブライザー式CVD装置では、輸送される霧状
化原料が大きい粒径をもつために重力に影響されると共
に、輸送過程が圧力、粒径及び流速に複雑に依存するの
で、超音波振動子により発生してから基材近傍に到達す
るまでの輸送割合が再現性に欠ける問題がある。
ようなネブライザー式CVD装置では、輸送される霧状
化原料が大きい粒径をもつために重力に影響されると共
に、輸送過程が圧力、粒径及び流速に複雑に依存するの
で、超音波振動子により発生してから基材近傍に到達す
るまでの輸送割合が再現性に欠ける問題がある。
【0014】また、霧状化原料を反応容器に供給する際
に、例えばマスフローコントローラを用いてキャリアガ
ス流量を制御しても、キャリアガスに含まれる霧状化原
料の割合が不安定なため、霧状化原料の供給量を制御し
得ない問題がある。
に、例えばマスフローコントローラを用いてキャリアガ
ス流量を制御しても、キャリアガスに含まれる霧状化原
料の割合が不安定なため、霧状化原料の供給量を制御し
得ない問題がある。
【0015】なお、この問題を解決する観点から活性種
(プラズマ)の発光の検出によって原料供給量の測定を
図る技術が特開昭63−261700号公報に示されて
おり、且つこの技術は霧状化原料にも適用可能と考えら
れる。しかし、この技術は、特定の原料だけしかプラズ
マの発光強度と反応との相関関係が確立していないた
め、通常は使用が不可となっている。
(プラズマ)の発光の検出によって原料供給量の測定を
図る技術が特開昭63−261700号公報に示されて
おり、且つこの技術は霧状化原料にも適用可能と考えら
れる。しかし、この技術は、特定の原料だけしかプラズ
マの発光強度と反応との相関関係が確立していないた
め、通常は使用が不可となっている。
【0016】すなわち、霧状化原料を用いたCVD装置
では安定で再現性ある成膜が不可能であるという問題が
ある。なお、この問題はプロセスの低温化のために反応
圧力を約10Torr以下としたプラズマCVD装置を
利用する場合、特に顕著に表れている。
では安定で再現性ある成膜が不可能であるという問題が
ある。なお、この問題はプロセスの低温化のために反応
圧力を約10Torr以下としたプラズマCVD装置を
利用する場合、特に顕著に表れている。
【0017】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、霧状化された原料粒子を計測することにより、膜生
成の制御性及び再現性を向上し得るネブライザー式CV
D装置を提供することを目的とする。
で、霧状化された原料粒子を計測することにより、膜生
成の制御性及び再現性を向上し得るネブライザー式CV
D装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、反応容器内に配置され、薄膜が形成される基材が載
置される基材保持台と、前記薄膜の液体原料をネブライ
ザーを用いて霧状化して霧状化原料を作成し、当該霧状
化原料を前記基材に供給する原料供給系とを備えたネブ
ライザー式CVD装置において、前記基材保持台の近傍
に配置され、前記霧状化原料の供給量を計測し、この計
測結果に対応して供給量データを出力する光学的粒子計
数手段を備えたネブライザー式CVD装置である。
は、反応容器内に配置され、薄膜が形成される基材が載
置される基材保持台と、前記薄膜の液体原料をネブライ
ザーを用いて霧状化して霧状化原料を作成し、当該霧状
化原料を前記基材に供給する原料供給系とを備えたネブ
ライザー式CVD装置において、前記基材保持台の近傍
に配置され、前記霧状化原料の供給量を計測し、この計
測結果に対応して供給量データを出力する光学的粒子計
数手段を備えたネブライザー式CVD装置である。
【0019】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応するネブライザー式CVD装置において、前記
光学的粒子計数手段としては、前記霧状化原料を通過さ
せて該霧状化原料に光を照射させる測定系が前記反応容
器内に設置されるネブライザー式CVD装置である。
1に対応するネブライザー式CVD装置において、前記
光学的粒子計数手段としては、前記霧状化原料を通過さ
せて該霧状化原料に光を照射させる測定系が前記反応容
器内に設置されるネブライザー式CVD装置である。
【0020】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応するネブライザー式CVD装置において、前
記光学的粒子計数手段が、前記基材保持台の前方の前記
霧状化原料に向けて光を入射する光入射部と、この光入
射部により入射された光が前記霧状化原料に散乱される
と、当該散乱光を検出し、前記液体原料の供給量を計測
するための散乱光検出信号を作成する散乱光検出部とを
備えたネブライザー式CVD装置である。
項1に対応するネブライザー式CVD装置において、前
記光学的粒子計数手段が、前記基材保持台の前方の前記
霧状化原料に向けて光を入射する光入射部と、この光入
射部により入射された光が前記霧状化原料に散乱される
と、当該散乱光を検出し、前記液体原料の供給量を計測
するための散乱光検出信号を作成する散乱光検出部とを
備えたネブライザー式CVD装置である。
【0021】また、請求項4に対応する発明は、反応容
器内に配置され、薄膜が形成される基材が載置される基
材保持台と、前記薄膜の液体原料をネブライザーを用い
て霧状化して霧状化原料を作成し、当該霧状化原料を前
記基材に供給する原料供給系とを備えたネブライザー式
CVD装置において、前記反応容器内の前記霧状化原料
を吸引するための真空ポンプと、この真空ポンプと前記
基材保持台の前方の空間とを連通させる霧状化原料吸引
管と、この霧状化原料吸引管に接続され、前記真空ポン
プに吸引されて前記霧状化原料吸引管内を通過する前記
霧状化原料を計測し、この計測結果に対応して前記液体
原料の供給量データを出力する光学的粒子計数手段とを
備えたネブライザー式CVD装置である。
器内に配置され、薄膜が形成される基材が載置される基
材保持台と、前記薄膜の液体原料をネブライザーを用い
て霧状化して霧状化原料を作成し、当該霧状化原料を前
記基材に供給する原料供給系とを備えたネブライザー式
CVD装置において、前記反応容器内の前記霧状化原料
を吸引するための真空ポンプと、この真空ポンプと前記
基材保持台の前方の空間とを連通させる霧状化原料吸引
管と、この霧状化原料吸引管に接続され、前記真空ポン
プに吸引されて前記霧状化原料吸引管内を通過する前記
霧状化原料を計測し、この計測結果に対応して前記液体
原料の供給量データを出力する光学的粒子計数手段とを
備えたネブライザー式CVD装置である。
【0022】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項1乃至請求項4のいずれか1項に対応するネブライザ
ー式CVD装置において、前記光学的粒子計数手段が、
光を前記霧状化原料に照射すると共に、この霧状化原料
の粒子に散乱された前記光の散乱光を検出し、該検出結
果に基づいて前記霧状化原料の粒子数を計測可能な光散
乱式粒子計数器であるネブライザー式CVD装置であ
る。
項1乃至請求項4のいずれか1項に対応するネブライザ
ー式CVD装置において、前記光学的粒子計数手段が、
光を前記霧状化原料に照射すると共に、この霧状化原料
の粒子に散乱された前記光の散乱光を検出し、該検出結
果に基づいて前記霧状化原料の粒子数を計測可能な光散
乱式粒子計数器であるネブライザー式CVD装置であ
る。
【0023】また、請求項6に対応する発明は、請求項
1、請求項2、請求項4のいずれか1項に対応するネブ
ライザー式CVD装置において、前記光学的粒子計数手
段が、光を前記霧状化原料に照射すると共に、この霧状
化原料の粒子に回折された前記光の回折光を検出し、該
検出結果に基づいて前記霧状化原料の粒子数を計測可能
な光回折式粒子計数器であるネブライザー式CVD装置
である。
1、請求項2、請求項4のいずれか1項に対応するネブ
ライザー式CVD装置において、前記光学的粒子計数手
段が、光を前記霧状化原料に照射すると共に、この霧状
化原料の粒子に回折された前記光の回折光を検出し、該
検出結果に基づいて前記霧状化原料の粒子数を計測可能
な光回折式粒子計数器であるネブライザー式CVD装置
である。
【0024】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項1乃至請求項6のいずれか1項記載のネブライザー式
CVD装置において、前記光学的粒子計数手段による計
測結果又はこの計測結果を得るための前記散乱光検出信
号に基づいて、前記液体原料の前記ネブライザーへの供
給量を制御する原料供給制御手段を付加したネブライザ
ー式CVD装置である。
項1乃至請求項6のいずれか1項記載のネブライザー式
CVD装置において、前記光学的粒子計数手段による計
測結果又はこの計測結果を得るための前記散乱光検出信
号に基づいて、前記液体原料の前記ネブライザーへの供
給量を制御する原料供給制御手段を付加したネブライザ
ー式CVD装置である。
【0025】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、基材保持台の近傍に配置さ
れた光学的粒子計数手段が、霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力するの
で、霧状化された原料粒子を計測することにより、膜生
成の制御性及び再現性を向上させることができる。
な手段を講じたことにより、基材保持台の近傍に配置さ
れた光学的粒子計数手段が、霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力するの
で、霧状化された原料粒子を計測することにより、膜生
成の制御性及び再現性を向上させることができる。
【0026】また、請求項2に対応する発明は、上記光
学的粒子計数手段の測定系が反応容器内に設置されるの
で、請求項1に対応する作用に加え、基材近傍に到達し
た霧状化原料を直接計測することにより、より一層膜生
成の制御性及び再現性を向上させることができる。
学的粒子計数手段の測定系が反応容器内に設置されるの
で、請求項1に対応する作用に加え、基材近傍に到達し
た霧状化原料を直接計測することにより、より一層膜生
成の制御性及び再現性を向上させることができる。
【0027】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する光学的粒子計数手段が光入射部及び散乱
光検出部を備え、且つこの光入射部が、基材保持台の前
方の霧状化原料に向けて光を入射し、散乱光検出部が、
この光入射部により入射された光が霧状化原料に散乱さ
れると、当該散乱光を検出し、液体原料の供給量を計測
するための散乱光検出信号を作成するので、請求項1に
対応する作用に加え、光学的粒子計数手段を反応容器外
に配置して計測系の劣化を阻止し、安定性を向上させる
ことができる。
項1に対応する光学的粒子計数手段が光入射部及び散乱
光検出部を備え、且つこの光入射部が、基材保持台の前
方の霧状化原料に向けて光を入射し、散乱光検出部が、
この光入射部により入射された光が霧状化原料に散乱さ
れると、当該散乱光を検出し、液体原料の供給量を計測
するための散乱光検出信号を作成するので、請求項1に
対応する作用に加え、光学的粒子計数手段を反応容器外
に配置して計測系の劣化を阻止し、安定性を向上させる
ことができる。
【0028】また、請求項4に対応する発明は、反応容
器内の霧状化原料を吸引するための真空ポンプ及びこの
真空ポンプと基材保持台の前方の空間とを連通させる霧
状化原料吸引管を設け、この霧状化原料吸引管に接続さ
れた光学的粒子計数手段が、真空ポンプに吸引されて霧
状化原料吸引管内を通過する霧状化原料を計測し、この
計測結果に対応して液体原料の供給量データを出力する
ので、請求項2に対応する作用と同様の作用を得ること
ができる。
器内の霧状化原料を吸引するための真空ポンプ及びこの
真空ポンプと基材保持台の前方の空間とを連通させる霧
状化原料吸引管を設け、この霧状化原料吸引管に接続さ
れた光学的粒子計数手段が、真空ポンプに吸引されて霧
状化原料吸引管内を通過する霧状化原料を計測し、この
計測結果に対応して液体原料の供給量データを出力する
ので、請求項2に対応する作用と同様の作用を得ること
ができる。
【0029】さらに、請求項5に対応する発明は、上記
光学的粒子計数手段を光散乱式粒子計数器とし、この光
散乱式粒子計数器が、光を霧状化原料に照射すると共
に、この霧状化原料の粒子に散乱された光の散乱光を検
出し、該検出結果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測
可能としているので、霧状化原料の供給過程に外乱を与
えることなく、霧状化原料の粒子数及び粒径を計測する
ことができる。
光学的粒子計数手段を光散乱式粒子計数器とし、この光
散乱式粒子計数器が、光を霧状化原料に照射すると共
に、この霧状化原料の粒子に散乱された光の散乱光を検
出し、該検出結果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測
可能としているので、霧状化原料の供給過程に外乱を与
えることなく、霧状化原料の粒子数及び粒径を計測する
ことができる。
【0030】また、請求項6に対応する発明は、請求項
1、請求項2、請求項4のいずれか1項に対応する光学
的粒子計数手段を光回折式粒子計数器とし、この光回折
式粒子計数器が、光を霧状化原料に照射すると共に、こ
の霧状化原料の粒子に回折された光の回折光を検出し、
該検出結果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測可能と
しているので、請求項5に対応する作用と同様に、霧状
化原料の供給過程に外乱を与えることなく、霧状化原料
の粒子数及び粒径を計測することができる。
1、請求項2、請求項4のいずれか1項に対応する光学
的粒子計数手段を光回折式粒子計数器とし、この光回折
式粒子計数器が、光を霧状化原料に照射すると共に、こ
の霧状化原料の粒子に回折された光の回折光を検出し、
該検出結果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測可能と
しているので、請求項5に対応する作用と同様に、霧状
化原料の供給過程に外乱を与えることなく、霧状化原料
の粒子数及び粒径を計測することができる。
【0031】さらに、請求項7に対応する発明は、原料
供給制御手段が、上記光学的粒子計数手段による計測結
果又はこの計測結果を得るための散乱光検出信号に基づ
いて、液体原料のネブライザーへの供給量を制御するの
で、請求項1乃至請求項6のいずれかの作用に加え、よ
り一層膜生成の制御性及び再現性を向上させることがで
きる。
供給制御手段が、上記光学的粒子計数手段による計測結
果又はこの計測結果を得るための散乱光検出信号に基づ
いて、液体原料のネブライザーへの供給量を制御するの
で、請求項1乃至請求項6のいずれかの作用に加え、よ
り一層膜生成の制御性及び再現性を向上させることがで
きる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0033】図1は本発明の第1の実施例に係るネブラ
イザー式CVD装置の構成を示す模式図であり、図2は
このネブライザーの構成を示す断面図である。このCV
D装置は、円筒状に形成された反応容器本体1が上部フ
ランジ2a及び下部フランジ2bに閉塞されている。こ
こで、反応容器本体1、上部フランジ2a及び下部フラ
ンジ2bは真空反応容器3を構成している。また、この
真空反応容器3は上部側と下部側とが同様に構成されて
いるため、上部側の構成要素にaの添字を付し、下部側
の構成要素にbの添字を付して一方の側を説明すること
により、他方の側の詳しい説明を省略する。
イザー式CVD装置の構成を示す模式図であり、図2は
このネブライザーの構成を示す断面図である。このCV
D装置は、円筒状に形成された反応容器本体1が上部フ
ランジ2a及び下部フランジ2bに閉塞されている。こ
こで、反応容器本体1、上部フランジ2a及び下部フラ
ンジ2bは真空反応容器3を構成している。また、この
真空反応容器3は上部側と下部側とが同様に構成されて
いるため、上部側の構成要素にaの添字を付し、下部側
の構成要素にbの添字を付して一方の側を説明すること
により、他方の側の詳しい説明を省略する。
【0034】上部フランジ2aは、上部ネブライザー4
a、上部フィードスルー5a、Oリングシール部6a及
び上部真空配管7aが取付けられ、この上部真空配管7
aは上部真空バルブ8aを介して真空ポンプ9に接続さ
れている。なお、下部フランジ2bは上部フランジ2a
と同様に構成されている。
a、上部フィードスルー5a、Oリングシール部6a及
び上部真空配管7aが取付けられ、この上部真空配管7
aは上部真空バルブ8aを介して真空ポンプ9に接続さ
れている。なお、下部フランジ2bは上部フランジ2a
と同様に構成されている。
【0035】真空ポンプ9は、例えばロータリーポンプ
を使用するが、排気速度の向上のためにメカニカルブー
スターポンプ、油拡散ポンプ又はターボ分子ポンプを併
用してもよい。
を使用するが、排気速度の向上のためにメカニカルブー
スターポンプ、油拡散ポンプ又はターボ分子ポンプを併
用してもよい。
【0036】また、上部フィードスルー5aは、真空反
応容器3内の気密を保持しながら上部キャピラリー10
aを支持するものである。
応容器3内の気密を保持しながら上部キャピラリー10
aを支持するものである。
【0037】上部キャピラリー10aは、内径0.5m
m程度のステンレス管であり、流出端部が真空反応容器
3内の上部ネブライザー4aの近傍に配置されて周囲を
液体原料の氷化防止のためのシースヒータ11aに巻装
され、流入端部は上部フィードスルー5aに支持されて
真空反応容器3外に導出され、且つ上部原料バルブ12
aを介して液体原料用定量ポンプ13に連結されてい
る。
m程度のステンレス管であり、流出端部が真空反応容器
3内の上部ネブライザー4aの近傍に配置されて周囲を
液体原料の氷化防止のためのシースヒータ11aに巻装
され、流入端部は上部フィードスルー5aに支持されて
真空反応容器3外に導出され、且つ上部原料バルブ12
aを介して液体原料用定量ポンプ13に連結されてい
る。
【0038】液体原料用定量ポンプ13は、液体原料を
保持する液体原料容器14に接続され、液体原料容器1
4内の液体原料を所定の流量で上部キャピラリー10a
に送出して上部キャピラリー10aを通して上部ネブラ
イザー4aに供給する機能を有し、例えばペリスタルテ
ィック(ぜんどう)ポンプが使用可能となっている。
保持する液体原料容器14に接続され、液体原料容器1
4内の液体原料を所定の流量で上部キャピラリー10a
に送出して上部キャピラリー10aを通して上部ネブラ
イザー4aに供給する機能を有し、例えばペリスタルテ
ィック(ぜんどう)ポンプが使用可能となっている。
【0039】また、液体原料容器14は例えば硝酸銅三
水和物、塩化第二銅二水和物及び硝酸イットリウム六水
和物を5:1:1のモル比で混合してなる混合物の0.
5mol/l水溶液を液体原料として保持している。
水和物、塩化第二銅二水和物及び硝酸イットリウム六水
和物を5:1:1のモル比で混合してなる混合物の0.
5mol/l水溶液を液体原料として保持している。
【0040】上部ネブライザー4aは、具体的には図2
に示すように、板状の圧電セラミックス15が2つの金
属電極16に挟持されて発振周波数1.6〜1.75M
Hzの超音波振動子17が形成され、且つこの超音波振
動子17が周囲部を弾性体であるエラストマー18に支
持されて気密に上部フランジ2aに取付けられたもので
あり、上部キャピラリー10aから供給された液体原料
を霧状化して霧状化原料を作成し、この霧状化原料を鉛
直方向に下方に配置された基材支持台19に向けて噴射
する機能をもっている。
に示すように、板状の圧電セラミックス15が2つの金
属電極16に挟持されて発振周波数1.6〜1.75M
Hzの超音波振動子17が形成され、且つこの超音波振
動子17が周囲部を弾性体であるエラストマー18に支
持されて気密に上部フランジ2aに取付けられたもので
あり、上部キャピラリー10aから供給された液体原料
を霧状化して霧状化原料を作成し、この霧状化原料を鉛
直方向に下方に配置された基材支持台19に向けて噴射
する機能をもっている。
【0041】基材支持台19は、上部ネブライザー10
aが駆動されるデポジションダウン方式の場合には、下
部フランジ2bに設けられたOリングシール部6bに保
持される支柱20と、この支柱20に支持されて鉛直方
向に移動可能な支持台本体21とを備えている。支持台
本体21は、反応容器本体1の径よりも小さい径の円板
状に形成され、薄膜が形成される基材としてのポリエス
テルフィルム22が載置されるものである。
aが駆動されるデポジションダウン方式の場合には、下
部フランジ2bに設けられたOリングシール部6bに保
持される支柱20と、この支柱20に支持されて鉛直方
向に移動可能な支持台本体21とを備えている。支持台
本体21は、反応容器本体1の径よりも小さい径の円板
状に形成され、薄膜が形成される基材としてのポリエス
テルフィルム22が載置されるものである。
【0042】一方、基材保持台19は下部ネブライザー
10bが駆動されるデポジションアップ方式の場合に
は、上部フランジ2aに設けられたOリングシール部6
aに破線で示すように支柱20が保持され、且つ支持台
本体21がポリエステルフィルム22を保持可能となっ
ている。なお、これらデポジションダウン方式及びデポ
ジションアップ方式は互いに上下を対称にした構成であ
り、ここではデポジションダウン方式を例に上げて説明
する。
10bが駆動されるデポジションアップ方式の場合に
は、上部フランジ2aに設けられたOリングシール部6
aに破線で示すように支柱20が保持され、且つ支持台
本体21がポリエステルフィルム22を保持可能となっ
ている。なお、これらデポジションダウン方式及びデポ
ジションアップ方式は互いに上下を対称にした構成であ
り、ここではデポジションダウン方式を例に上げて説明
する。
【0043】また、反応容器本体1は中央部にリング状
に形成された容量結合型の2つのプラズマ電極23を有
し、各プラズマ電極23は整合回路24を介して高周波
電源25に接続されている。
に形成された容量結合型の2つのプラズマ電極23を有
し、各プラズマ電極23は整合回路24を介して高周波
電源25に接続されている。
【0044】高周波電源25は、13.56MHzの電
源周波数及び最大電力1kWの高周波電力を有し、この
高周波電力を整合回路24を介してプラズマ電極23に
供給することにより、各プラズマ電極23間に電界を発
生させる機能をもっている。
源周波数及び最大電力1kWの高周波電力を有し、この
高周波電力を整合回路24を介してプラズマ電極23に
供給することにより、各プラズマ電極23間に電界を発
生させる機能をもっている。
【0045】また、真空反応容器3は、各プラズマ電極
23近傍に反応ガスとしての酸素を導入する反応ガス導
入口(図示せず)が設けられている。
23近傍に反応ガスとしての酸素を導入する反応ガス導
入口(図示せず)が設けられている。
【0046】ここで、このようなネブライザー式CVD
装置に光学的粒子計数器を取付けた本発明の構成につい
て説明する。
装置に光学的粒子計数器を取付けた本発明の構成につい
て説明する。
【0047】この光学的粒子計数器は、基材支持台10
の前方をモニタするように反応容器本体1の内壁に取付
けられた検出器本体26が霧状化原料を検出して該検出
に対応して電気信号を内壁に設けられた電流端子27を
通してデータ解析/表示部28に送出している。
の前方をモニタするように反応容器本体1の内壁に取付
けられた検出器本体26が霧状化原料を検出して該検出
に対応して電気信号を内壁に設けられた電流端子27を
通してデータ解析/表示部28に送出している。
【0048】データ解析/表示部28は、この検出器本
体26から受ける電気信号に基づいて液体原料の供給量
を計測して該計測結果に対応して供給量データを表示出
力し、且つこの供給量データを所定の供給量設定値に一
致させるように上部ネブライザー4a及び液体原料用定
量ポンプ13を制御する機能をもっている。ここで、供
給量設定値は例えば粒径0.5μm以上の霧状化原料を
毎秒107 〜108 個供給するように設定される。
体26から受ける電気信号に基づいて液体原料の供給量
を計測して該計測結果に対応して供給量データを表示出
力し、且つこの供給量データを所定の供給量設定値に一
致させるように上部ネブライザー4a及び液体原料用定
量ポンプ13を制御する機能をもっている。ここで、供
給量設定値は例えば粒径0.5μm以上の霧状化原料を
毎秒107 〜108 個供給するように設定される。
【0049】なお、この種の光学的粒子計数器は、図3
に示す光散乱式粒子計数器及び図4に示す光回折式粒子
計数器のいずれでも使用可能である。
に示す光散乱式粒子計数器及び図4に示す光回折式粒子
計数器のいずれでも使用可能である。
【0050】光散乱式粒子計数器は、例えば半導体レー
ザが使用されて光を放出する光源部29と、この光源部
29からの放出光軸上にレンズ30を介して配置され、
且つ計測対象の霧状化原料を放射光軸に対してほぼ垂直
方向(垂直方向に対して少し角度をもつ状態を含む)に
通過させて光源部29からの光を霧状化原料の粒子で散
乱させる測定セル31と、この測定セル31内で発生す
る散乱光を集光レンズ32を通して検出して電気信号に
変換する散乱光検出部33と、この電気信号強度から粒
径を求めると共に、電気信号のパルス数から粒子数を求
める機能を有するデータ解析/表示部34とを備えたも
のである。なお、光源部29、レンズ30、測定セル3
1、集光レンズ32及び散乱光検出部33は検出器本体
26を構成し、データ解析/表示部34はデータ解析/
表示部28の一機能に対応している。
ザが使用されて光を放出する光源部29と、この光源部
29からの放出光軸上にレンズ30を介して配置され、
且つ計測対象の霧状化原料を放射光軸に対してほぼ垂直
方向(垂直方向に対して少し角度をもつ状態を含む)に
通過させて光源部29からの光を霧状化原料の粒子で散
乱させる測定セル31と、この測定セル31内で発生す
る散乱光を集光レンズ32を通して検出して電気信号に
変換する散乱光検出部33と、この電気信号強度から粒
径を求めると共に、電気信号のパルス数から粒子数を求
める機能を有するデータ解析/表示部34とを備えたも
のである。なお、光源部29、レンズ30、測定セル3
1、集光レンズ32及び散乱光検出部33は検出器本体
26を構成し、データ解析/表示部34はデータ解析/
表示部28の一機能に対応している。
【0051】また、光回折式粒子計数器は、光散乱式粒
子計数器と同様に、例えば半導体レーザが使用されて光
を放出する光源部35と、この光源部35からの放出光
軸上にレンズ36を介して配置され、且つ計測対象の霧
状化原料を放射光軸に対してほぼ垂直方向に通過させて
光源部35からの光を霧状化原料の粒子で回折させる測
定セル37と、この測定セル37内で発生する回折光を
検出して電気信号に変換する回折光検出部38と、この
電気信号を解析することにより、粒径及び粒子数を求め
る機能を有するデータ解析/表示部39とを備えたもの
である。前述同様に、光源部35、レンズ36、測定セ
ル37及び回折光検出部38は検出器本体26を構成
し、データ解析/表示部39はデータ解析/表示部28
の一機能に対応している。
子計数器と同様に、例えば半導体レーザが使用されて光
を放出する光源部35と、この光源部35からの放出光
軸上にレンズ36を介して配置され、且つ計測対象の霧
状化原料を放射光軸に対してほぼ垂直方向に通過させて
光源部35からの光を霧状化原料の粒子で回折させる測
定セル37と、この測定セル37内で発生する回折光を
検出して電気信号に変換する回折光検出部38と、この
電気信号を解析することにより、粒径及び粒子数を求め
る機能を有するデータ解析/表示部39とを備えたもの
である。前述同様に、光源部35、レンズ36、測定セ
ル37及び回折光検出部38は検出器本体26を構成
し、データ解析/表示部39はデータ解析/表示部28
の一機能に対応している。
【0052】次に、以上のように構成されたネブライザ
ー式CVD装置の動作を説明する。
ー式CVD装置の動作を説明する。
【0053】いま、基材支持台19の支柱20が下部フ
ランジ2aのOリングシール部6bに保持されると共
に、支持台本体21にポリエステルフィルム22が載置
される。また、上部真空バルブ8aが閉状態とされ、下
部真空バルブ8bが開状態とされて真空ポンプ9が下部
フランジ2bから真空反応容器3を真空排気する。
ランジ2aのOリングシール部6bに保持されると共
に、支持台本体21にポリエステルフィルム22が載置
される。また、上部真空バルブ8aが閉状態とされ、下
部真空バルブ8bが開状態とされて真空ポンプ9が下部
フランジ2bから真空反応容器3を真空排気する。
【0054】真空反応容器3が所定の真空度に到達する
と、各プラズマ電極23に200Wの高周波電力が投入
されると共に、上部ネブライザー4aの超音波振動子1
7が駆動される。また、真空反応容器3では、反応ガス
導入口から酸素が導入されて真空度が0.1Torr程
度になる。
と、各プラズマ電極23に200Wの高周波電力が投入
されると共に、上部ネブライザー4aの超音波振動子1
7が駆動される。また、真空反応容器3では、反応ガス
導入口から酸素が導入されて真空度が0.1Torr程
度になる。
【0055】このとき、下部原料バルブ12bが閉状態
とされると共に、上部原料バルブ12aが開状態とさ
れ、しかる後、液体用定量ポンプ13が駆動される。液
体用定量ポンプ13は液体原料容器14内の液体原料を
毎分1mlの割合で上部キャピラリー10aに供給し、
上部キャピラリー10aはこの液体原料を上部ネブライ
ザー4aの超音波振動子17に供給する。
とされると共に、上部原料バルブ12aが開状態とさ
れ、しかる後、液体用定量ポンプ13が駆動される。液
体用定量ポンプ13は液体原料容器14内の液体原料を
毎分1mlの割合で上部キャピラリー10aに供給し、
上部キャピラリー10aはこの液体原料を上部ネブライ
ザー4aの超音波振動子17に供給する。
【0056】上部ネブライザー4aは、この液体原料を
超音波振動子17に触れた瞬間に霧状化して下方の基材
支持台19に向けて噴射する。
超音波振動子17に触れた瞬間に霧状化して下方の基材
支持台19に向けて噴射する。
【0057】噴射された液体原料は、反応容器本体1の
中央のプラズマ電極23間を通過する際に、プラズマ反
応を発生して活性化され、プラズマ電極23の下方に配
置されたポリエステルフィルム22に到達すると共に、
このポリエステルフィルム22上に銅酸化物の薄膜Cu
6 YO8-z Clを生成する。
中央のプラズマ電極23間を通過する際に、プラズマ反
応を発生して活性化され、プラズマ電極23の下方に配
置されたポリエステルフィルム22に到達すると共に、
このポリエステルフィルム22上に銅酸化物の薄膜Cu
6 YO8-z Clを生成する。
【0058】この状態において、光学的粒子計数器は、
検出器本体26が霧状化原料を検出すると共に、この検
出結果に対応して電気信号をデータ解析/表示部28に
送出する。
検出器本体26が霧状化原料を検出すると共に、この検
出結果に対応して電気信号をデータ解析/表示部28に
送出する。
【0059】データ解析/表示部28は、この電気信号
を解析して霧状化原料の粒子数及び粒径を求めると共
に、この粒子数及び粒径に基づいて霧状化原料の供給量
を計測し、この計測結果に対応して供給量データを出力
表示する。
を解析して霧状化原料の粒子数及び粒径を求めると共
に、この粒子数及び粒径に基づいて霧状化原料の供給量
を計測し、この計測結果に対応して供給量データを出力
表示する。
【0060】また、データ解析/表示部28は、この供
給量データと予め記憶された供給量設定値とを比較し、
比較結果に基づいて供給量データを供給量設定値に一致
させるように上部ネブライザー4a及び液体用定量ポン
プ13を制御する。
給量データと予め記憶された供給量設定値とを比較し、
比較結果に基づいて供給量データを供給量設定値に一致
させるように上部ネブライザー4a及び液体用定量ポン
プ13を制御する。
【0061】これにより、ポリエステルフィルム22を
熱によって損傷又は変形させることなく、毎分0.1〜
1μmの安定した堆積速度で銅酸化物薄膜Cu6 YO
8-z Clを得ることができた。
熱によって損傷又は変形させることなく、毎分0.1〜
1μmの安定した堆積速度で銅酸化物薄膜Cu6 YO
8-z Clを得ることができた。
【0062】上述したように第1の実施例によれば、検
出器本体26が霧状化原料を検出すると共に、この検出
結果に対応して電気信号をデータ解析/表示部28に送
出し、データ解析/表示部28が、この電気信号を解析
して霧状化原料の粒子数及び粒径を求めると共に、この
粒子数及び粒径に基づいて霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力表示す
るようにしたので、霧状化された原料粒子をリアルタイ
ムで計測することにより、膜生成の制御性及び再現性を
向上させることができる。
出器本体26が霧状化原料を検出すると共に、この検出
結果に対応して電気信号をデータ解析/表示部28に送
出し、データ解析/表示部28が、この電気信号を解析
して霧状化原料の粒子数及び粒径を求めると共に、この
粒子数及び粒径に基づいて霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力表示す
るようにしたので、霧状化された原料粒子をリアルタイ
ムで計測することにより、膜生成の制御性及び再現性を
向上させることができる。
【0063】また、第1の実施例によれば、検出器本体
26を真空反応容器3内に設置するようにしたので、簡
単で安価に、高真空状態でも霧状化原料の供給量を測定
可能であり、且つポリエステルフィルム22の近傍に達
した霧状化原料を直接測定するので、圧力、粒径、流速
あるいはキャリアガス流量などの諸条件にかかわらずに
正確に液体原料の供給量を測定することができる。
26を真空反応容器3内に設置するようにしたので、簡
単で安価に、高真空状態でも霧状化原料の供給量を測定
可能であり、且つポリエステルフィルム22の近傍に達
した霧状化原料を直接測定するので、圧力、粒径、流速
あるいはキャリアガス流量などの諸条件にかかわらずに
正確に液体原料の供給量を測定することができる。
【0064】さらに、第1の実施例によれば、データ解
析/表示部28が供給量データと予め記憶された供給量
設定値とを比較し、比較結果に基づいて供給量データを
供給量設定値に一致させるように上部ネブライザー4a
及び液体用定量ポンプ13を制御するので、前述した効
果に加え、操作の省力化を図ることができる。
析/表示部28が供給量データと予め記憶された供給量
設定値とを比較し、比較結果に基づいて供給量データを
供給量設定値に一致させるように上部ネブライザー4a
及び液体用定量ポンプ13を制御するので、前述した効
果に加え、操作の省力化を図ることができる。
【0065】また、第1の実施例によれば、上部ネブラ
イザー4aを用いて液体原料を霧状化して供給するの
で、単純気化法、バブリング法、ベーパーライザー法な
どの他の気化供給法とは異なり、他成分系での組成制御
が容易であり、低反応圧力、高堆積速度、低温成膜など
のネブライザー式CVDの利点に加え、安定で再現性あ
る成膜を実現させることができる。
イザー4aを用いて液体原料を霧状化して供給するの
で、単純気化法、バブリング法、ベーパーライザー法な
どの他の気化供給法とは異なり、他成分系での組成制御
が容易であり、低反応圧力、高堆積速度、低温成膜など
のネブライザー式CVDの利点に加え、安定で再現性あ
る成膜を実現させることができる。
【0066】次に、本発明の第2の実施例に係るネブラ
イザー式CVD装置について図面を用いて説明する。図
5はこのネブライザー式CVD装置の構成を示す模式図
であり、図1と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
イザー式CVD装置について図面を用いて説明する。図
5はこのネブライザー式CVD装置の構成を示す模式図
であり、図1と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0067】すなわち、本実施例装置は、第1の実施例
と同様の効果を別の構成で得るものであり、具体的には
図1に示す装置に対し、検出器本体26及び電流端子2
7を省略し、真空反応容器3外に配置され、真空反応容
器3内の霧状化原料を吸引するための計測用真空ポンプ
40と、この計測用真空ポンプ40と基材保持台19の
前方の空間とを反応容器本体1に設けられた霧状化原料
吸引端子41を介して連通させる霧状化原料吸引管42
と、この霧状化原料吸引端子41と計測用真空ポンプ4
0との間に介在して霧状化原料吸引管42に接続され、
計測用真空ポンプ40に吸引されて霧状化原料吸引管4
2内を通過する霧状化原料を検出して該検出結果に対応
して電気信号をデータ解析/表示部28に送出する検出
器本体43とを備えた構成となっている。
と同様の効果を別の構成で得るものであり、具体的には
図1に示す装置に対し、検出器本体26及び電流端子2
7を省略し、真空反応容器3外に配置され、真空反応容
器3内の霧状化原料を吸引するための計測用真空ポンプ
40と、この計測用真空ポンプ40と基材保持台19の
前方の空間とを反応容器本体1に設けられた霧状化原料
吸引端子41を介して連通させる霧状化原料吸引管42
と、この霧状化原料吸引端子41と計測用真空ポンプ4
0との間に介在して霧状化原料吸引管42に接続され、
計測用真空ポンプ40に吸引されて霧状化原料吸引管4
2内を通過する霧状化原料を検出して該検出結果に対応
して電気信号をデータ解析/表示部28に送出する検出
器本体43とを備えた構成となっている。
【0068】ここで、前述同様にポリエステルフィルム
22上に霧状化原料が供給されているとき、計測用真空
ポンプ40は基材保持台19前方の霧状化原料を霧状化
原料吸引管42を通して吸引する。
22上に霧状化原料が供給されているとき、計測用真空
ポンプ40は基材保持台19前方の霧状化原料を霧状化
原料吸引管42を通して吸引する。
【0069】検出器本体43は、霧状化原料吸引管42
内を通過する霧状化原料を検出して該検出結果に対応す
る電気信号をデータ解析/表示部28に送出する。
内を通過する霧状化原料を検出して該検出結果に対応す
る電気信号をデータ解析/表示部28に送出する。
【0070】データ解析/表示部28は、前述した通
り、この電気信号を解析して霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力表示す
る。
り、この電気信号を解析して霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力表示す
る。
【0071】以下、データ解析/表示部28は、この供
給量データと予め記憶された供給量設定値とに基づいて
供給量データを供給量設定値に一致させるように上部ネ
ブライザー4a及び液体用定量ポンプ13を制御する。
給量データと予め記憶された供給量設定値とに基づいて
供給量データを供給量設定値に一致させるように上部ネ
ブライザー4a及び液体用定量ポンプ13を制御する。
【0072】上述したように第2の実施例によれば、真
空反応容器3内の霧状化原料を吸引するための計測用真
空ポンプ40及びこの計測用真空ポンプ40と基材保持
台19の前方の空間とを連通させる霧状化原料吸引管4
2を設け、この霧状化原料吸引管42に接続された検出
器本体43が、計測用真空ポンプ40に吸引されて霧状
化原料吸引管42内を通過する霧状化原料を計測し、こ
の計測結果に対応して液体原料の供給量データを出力す
るので、第1の実施例の効果と同様の効果を得ることが
できる。
空反応容器3内の霧状化原料を吸引するための計測用真
空ポンプ40及びこの計測用真空ポンプ40と基材保持
台19の前方の空間とを連通させる霧状化原料吸引管4
2を設け、この霧状化原料吸引管42に接続された検出
器本体43が、計測用真空ポンプ40に吸引されて霧状
化原料吸引管42内を通過する霧状化原料を計測し、こ
の計測結果に対応して液体原料の供給量データを出力す
るので、第1の実施例の効果と同様の効果を得ることが
できる。
【0073】また、第2の実施例によれば、実際にポリ
エステルフィルム22の近傍に達した霧状化原料の粒子
を収集して測定するので、特に安定な制御を簡単且つ安
価に実現させることができる。
エステルフィルム22の近傍に達した霧状化原料の粒子
を収集して測定するので、特に安定な制御を簡単且つ安
価に実現させることができる。
【0074】次に、本発明の第3の実施例に係るネブラ
イザー式CVD装置について図面を用いて説明する。図
6はこのネブライザー式CVD装置の構成を示す模式図
であり、図1と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
イザー式CVD装置について図面を用いて説明する。図
6はこのネブライザー式CVD装置の構成を示す模式図
であり、図1と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0075】すなわち、本実施例装置は、原料供給過程
に影響を与えることなく第1の実施例と同様の効果を得
るものであり、具体的には図1に示す装置に対し、検出
器本体26及び電流端子27を省略し、基材保持台19
の前方に位置するように反応容器本体1の側壁に互いに
対向して設けられた第1及び第2の窓部44,45と、
この第1の窓部44を通して基材保持台19の前方の霧
状化原料に向けて光を入射する光源部46と、この光源
部46により入射された光が霧状化原料に散乱される
と、第2の窓部45を通して当該散乱光を検出し、液体
原料の供給量を計測するための散乱光検出信号を作成し
て該散乱光検出信号をデータ解析/表示部28に送出す
る散乱光検出部47とを備えた構成となっている。
に影響を与えることなく第1の実施例と同様の効果を得
るものであり、具体的には図1に示す装置に対し、検出
器本体26及び電流端子27を省略し、基材保持台19
の前方に位置するように反応容器本体1の側壁に互いに
対向して設けられた第1及び第2の窓部44,45と、
この第1の窓部44を通して基材保持台19の前方の霧
状化原料に向けて光を入射する光源部46と、この光源
部46により入射された光が霧状化原料に散乱される
と、第2の窓部45を通して当該散乱光を検出し、液体
原料の供給量を計測するための散乱光検出信号を作成し
て該散乱光検出信号をデータ解析/表示部28に送出す
る散乱光検出部47とを備えた構成となっている。
【0076】なお、光源部46は例えば半導体レーザが
使用可能であり、散乱光検出部47は例えば集光レンズ
系及びその集光レンズ系に集光された散乱光を検出する
フォトダイオードが使用可能である。また、第1及び第
2の窓部44,45は例えば石英を用いるが、光源部4
6からの光の波長に対して透明な材質であれば使用可能
となっている。
使用可能であり、散乱光検出部47は例えば集光レンズ
系及びその集光レンズ系に集光された散乱光を検出する
フォトダイオードが使用可能である。また、第1及び第
2の窓部44,45は例えば石英を用いるが、光源部4
6からの光の波長に対して透明な材質であれば使用可能
となっている。
【0077】ここで、前述同様にポリエステルフィルム
22上に霧状化原料が供給されているとき、光源部46
は基材保持台19の前方の霧状化原料に向けて光を入射
し、この入射光は霧状化原料に散乱されて散乱光を発生
させる。
22上に霧状化原料が供給されているとき、光源部46
は基材保持台19の前方の霧状化原料に向けて光を入射
し、この入射光は霧状化原料に散乱されて散乱光を発生
させる。
【0078】一方、散乱光検出部47は、真空反応容器
3内に発生した散乱光を検出して該検出結果に対応する
散乱光検出信号をデータ解析/表示部28に送出する。
3内に発生した散乱光を検出して該検出結果に対応する
散乱光検出信号をデータ解析/表示部28に送出する。
【0079】データ解析/表示部28は、前述した通
り、この電気信号を解析して霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力表示す
ると共に、この供給量データと予め記憶された供給量設
定値とに基づいて供給量データを供給量設定値に一致さ
せるように上部ネブライザー4a及び液体用定量ポンプ
13を制御する。
り、この電気信号を解析して霧状化原料の供給量を計測
し、この計測結果に対応して供給量データを出力表示す
ると共に、この供給量データと予め記憶された供給量設
定値とに基づいて供給量データを供給量設定値に一致さ
せるように上部ネブライザー4a及び液体用定量ポンプ
13を制御する。
【0080】上述したように第3の実施例によれば、光
源部46が、基材保持台19の前方の霧状化原料に向け
て光を入射し、散乱光検出部47が、この光源部46に
より入射された光が霧状化原料に散乱されると、当該散
乱光を検出し、液体原料の供給量を計測するための散乱
光検出信号を作成するようにしたので、第1の実施例の
効果に加え、光源部46及び散乱光検出部47を真空反
応容器3外に配置したことから、計測系の劣化を阻止し
て安定性を向上させることができる。
源部46が、基材保持台19の前方の霧状化原料に向け
て光を入射し、散乱光検出部47が、この光源部46に
より入射された光が霧状化原料に散乱されると、当該散
乱光を検出し、液体原料の供給量を計測するための散乱
光検出信号を作成するようにしたので、第1の実施例の
効果に加え、光源部46及び散乱光検出部47を真空反
応容器3外に配置したことから、計測系の劣化を阻止し
て安定性を向上させることができる。
【0081】なお、上記第1乃至第3の実施例では、減
圧プラズマCVD法を用いる場合について説明したが、
これに限らず、ネブライザー式CVDであれば同様に実
施できるので、例えば常圧熱CVD法を用いるようにし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
圧プラズマCVD法を用いる場合について説明したが、
これに限らず、ネブライザー式CVDであれば同様に実
施できるので、例えば常圧熱CVD法を用いるようにし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
【0082】また、上記第1乃至第3の実施例では、上
部ネブライザー4a及び液体原料用定量ポンプ13の両
方を制御する場合について説明したが、これに限らず、
上部ネブライザー4a又は液体原料用定量ポンプ13の
いずれか一方のみを制御するようにしても、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
部ネブライザー4a及び液体原料用定量ポンプ13の両
方を制御する場合について説明したが、これに限らず、
上部ネブライザー4a又は液体原料用定量ポンプ13の
いずれか一方のみを制御するようにしても、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0083】さらに、上記第1乃至第3の実施例では、
重力の輸送効果によって高い堆積速度を有するデポジシ
ョンダウン方式の場合について説明したが、これに限ら
ず、デポジションアップ方式を用いて重力及び輸送距離
によって粒径が選別された霧状化原料をポリエステルフ
ィルムに輸送させて緻密かつ平滑に膜を堆積させるよう
にしても、本発明を同様に実施して同様の効果を得るこ
とができる。
重力の輸送効果によって高い堆積速度を有するデポジシ
ョンダウン方式の場合について説明したが、これに限ら
ず、デポジションアップ方式を用いて重力及び輸送距離
によって粒径が選別された霧状化原料をポリエステルフ
ィルムに輸送させて緻密かつ平滑に膜を堆積させるよう
にしても、本発明を同様に実施して同様の効果を得るこ
とができる。
【0084】また、上記第1乃至第3の実施例では、超
音波振動子17を用いる上部ネブライザー4aを適用し
た場合について説明したが、これに限らず、噴霧ノズル
を用いるネブライザーを適用した構成としても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
音波振動子17を用いる上部ネブライザー4aを適用し
た場合について説明したが、これに限らず、噴霧ノズル
を用いるネブライザーを適用した構成としても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0085】さらに、上記第1乃至第3の実施例では、
上部ネブライザー4aを基材保持台19に対して鉛直方
向に配置する場合について説明したが、これに限らず、
ネブライザーを真空反応容器3の側壁に配置する構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
上部ネブライザー4aを基材保持台19に対して鉛直方
向に配置する場合について説明したが、これに限らず、
ネブライザーを真空反応容器3の側壁に配置する構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
【0086】また、上記第1乃至第3の実施例では、液
体用定量ポンプ13としてペリスタルティックポンプを
使用する場合について説明したが、これに限らず、他の
液体用定量ポンプを使用するようにしても、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
体用定量ポンプ13としてペリスタルティックポンプを
使用する場合について説明したが、これに限らず、他の
液体用定量ポンプを使用するようにしても、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0087】さらに、上記第1乃至第3の実施例では、
プラズマ電極23をリング状に形成された容量結合型の
ものとした場合について説明したが、これに限らず、プ
ラズマ電極を平行平板の容量結合型又はコイルを用いた
誘導結合型のものとしても、本発明を同様に実施して同
様の効果を得ることができる。
プラズマ電極23をリング状に形成された容量結合型の
ものとした場合について説明したが、これに限らず、プ
ラズマ電極を平行平板の容量結合型又はコイルを用いた
誘導結合型のものとしても、本発明を同様に実施して同
様の効果を得ることができる。
【0088】また、上記第1乃至第3の実施例では、高
周波電源25の電源周波数を13.56MHzとした場
合について説明したが、これに限らず、1kHz〜20
0MHzまでの任意の値の電源周波数を用いる構成とし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。また、導波管を用いてマイクロ波放電を起こす
ことによりプラズマを発生させる構成としても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
周波電源25の電源周波数を13.56MHzとした場
合について説明したが、これに限らず、1kHz〜20
0MHzまでの任意の値の電源周波数を用いる構成とし
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。また、導波管を用いてマイクロ波放電を起こす
ことによりプラズマを発生させる構成としても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0089】さらに、上記第1及び第2の実施例では、
測定セル31を有する光散乱式粒子計数器又は測定セル
37を有する光回折式粒子計数器のいずれかを使用する
場合について説明したが、これに限らず、測定セル3
1,37という部材を用いなくても、光源部からの光を
霧状化原料に照射してその散乱光又は回折光を検出可能
な構成であれば、本発明を同様に実施して同様の効果を
得ることができる。
測定セル31を有する光散乱式粒子計数器又は測定セル
37を有する光回折式粒子計数器のいずれかを使用する
場合について説明したが、これに限らず、測定セル3
1,37という部材を用いなくても、光源部からの光を
霧状化原料に照射してその散乱光又は回折光を検出可能
な構成であれば、本発明を同様に実施して同様の効果を
得ることができる。
【0090】また、上記第1乃至第3の実施例では、基
材支持台19に温度調整機構を設けない場合について説
明したが、これに限らず、基材支持台にシースヒータあ
るいは赤外線ランプヒータ等の加熱機構や水冷等の冷却
機構を付加することにより、基材温度を調整する構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
材支持台19に温度調整機構を設けない場合について説
明したが、これに限らず、基材支持台にシースヒータあ
るいは赤外線ランプヒータ等の加熱機構や水冷等の冷却
機構を付加することにより、基材温度を調整する構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
【0091】さらに、上記第1乃至第3の実施例では、
ポリエステルフィルム22上に銅酸化物薄膜を生成する
場合について説明したが、これに限らず、他の基材と他
の液体原料とを用いることにより、他の基材上に他の薄
膜を生成するようにしても、本発明を同様に実施して同
様の効果を得ることができる。
ポリエステルフィルム22上に銅酸化物薄膜を生成する
場合について説明したが、これに限らず、他の基材と他
の液体原料とを用いることにより、他の基材上に他の薄
膜を生成するようにしても、本発明を同様に実施して同
様の効果を得ることができる。
【0092】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
囲で種々変形して実施できる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、基材保持台の近傍に配置された光学的粒子計数手
段が、霧状化原料の供給量を計測し、この計測結果に対
応して供給量データを出力するので、霧状化された原料
粒子を計測することにより、膜生成の制御性及び再現性
を向上できるネブライザー式CVD装置を提供できる。
れば、基材保持台の近傍に配置された光学的粒子計数手
段が、霧状化原料の供給量を計測し、この計測結果に対
応して供給量データを出力するので、霧状化された原料
粒子を計測することにより、膜生成の制御性及び再現性
を向上できるネブライザー式CVD装置を提供できる。
【0094】また、請求項2の発明によれば、上記光学
的粒子計数手段の測定系が反応容器内に設置されるの
で、請求項1の効果に加え、基材近傍に到達した霧状化
原料を直接計測することにより、より一層膜生成の制御
性及び再現性を向上できるネブライザー式CVD装置を
提供できる。
的粒子計数手段の測定系が反応容器内に設置されるの
で、請求項1の効果に加え、基材近傍に到達した霧状化
原料を直接計測することにより、より一層膜生成の制御
性及び再現性を向上できるネブライザー式CVD装置を
提供できる。
【0095】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
1の光学的粒子計数手段が光入射部及び散乱光検出部を
備え、且つこの光入射部が、基材保持台の前方の霧状化
原料に向けて光を入射し、散乱光検出部が、この光入射
部により入射された光が霧状化原料に散乱されると、当
該散乱光を検出し、液体原料の供給量を計測するための
散乱光検出信号を作成するので、請求項1の効果に加
え、光学的粒子計数手段を反応容器外に配置して計測系
の劣化を阻止し、安定性を向上できるネブライザー式C
VD装置を提供できる。
1の光学的粒子計数手段が光入射部及び散乱光検出部を
備え、且つこの光入射部が、基材保持台の前方の霧状化
原料に向けて光を入射し、散乱光検出部が、この光入射
部により入射された光が霧状化原料に散乱されると、当
該散乱光を検出し、液体原料の供給量を計測するための
散乱光検出信号を作成するので、請求項1の効果に加
え、光学的粒子計数手段を反応容器外に配置して計測系
の劣化を阻止し、安定性を向上できるネブライザー式C
VD装置を提供できる。
【0096】また、請求項4の発明によれば、反応容器
内の霧状化原料を吸引するための真空ポンプ及びこの真
空ポンプと基材保持台の前方の空間とを連通させる霧状
化原料吸引管を設け、この霧状化原料吸引管に接続され
た光学的粒子計数手段が、真空ポンプに吸引されて霧状
化原料吸引管内を通過する霧状化原料を計測し、この計
測結果に対応して液体原料の供給量データを出力するの
で、請求項2の効果と同様の効果を得ることができるネ
ブライザー式CVD装置を提供できる。
内の霧状化原料を吸引するための真空ポンプ及びこの真
空ポンプと基材保持台の前方の空間とを連通させる霧状
化原料吸引管を設け、この霧状化原料吸引管に接続され
た光学的粒子計数手段が、真空ポンプに吸引されて霧状
化原料吸引管内を通過する霧状化原料を計測し、この計
測結果に対応して液体原料の供給量データを出力するの
で、請求項2の効果と同様の効果を得ることができるネ
ブライザー式CVD装置を提供できる。
【0097】さらに、請求項5の発明によれば、上記光
学的粒子計数手段を光散乱式粒子計数器とし、この光散
乱式粒子計数器が、光を霧状化原料に照射すると共に、
この霧状化原料の粒子に散乱された光の散乱光を検出
し、該検出結果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測可
能としているので、霧状化原料の供給過程に外乱を与え
ることなく、霧状化原料の粒子数及び粒径を計測できる
ネブライザー式CVD装置を提供できる。
学的粒子計数手段を光散乱式粒子計数器とし、この光散
乱式粒子計数器が、光を霧状化原料に照射すると共に、
この霧状化原料の粒子に散乱された光の散乱光を検出
し、該検出結果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測可
能としているので、霧状化原料の供給過程に外乱を与え
ることなく、霧状化原料の粒子数及び粒径を計測できる
ネブライザー式CVD装置を提供できる。
【0098】また、請求項6の発明によれば、請求項
1、請求項2、請求項4のいずれか1項の光学的粒子計
数手段を光回折式粒子計数器とし、この光回折式粒子計
数器が、光を霧状化原料に照射すると共に、この霧状化
原料の粒子に回折された光の回折光を検出し、該検出結
果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測可能としている
ので、請求項5の効果と同様に、霧状化原料の供給過程
に外乱を与えることなく、霧状化原料の粒子数及び粒径
を計測できるネブライザー式CVD装置を提供できる。
1、請求項2、請求項4のいずれか1項の光学的粒子計
数手段を光回折式粒子計数器とし、この光回折式粒子計
数器が、光を霧状化原料に照射すると共に、この霧状化
原料の粒子に回折された光の回折光を検出し、該検出結
果に基づいて霧状化原料の粒子数を計測可能としている
ので、請求項5の効果と同様に、霧状化原料の供給過程
に外乱を与えることなく、霧状化原料の粒子数及び粒径
を計測できるネブライザー式CVD装置を提供できる。
【0099】さらに、請求項7の発明によれば、原料供
給制御手段が、上記光学的粒子計数手段による計測結果
又はこの計測結果を得るための散乱光検出信号に基づい
て、液体原料のネブライザーへの供給量を制御するの
で、請求項1乃至請求項6のいずれかの効果に加え、よ
り一層膜生成の制御性及び再現性を向上できるネブライ
ザー式CVD装置を提供できる。
給制御手段が、上記光学的粒子計数手段による計測結果
又はこの計測結果を得るための散乱光検出信号に基づい
て、液体原料のネブライザーへの供給量を制御するの
で、請求項1乃至請求項6のいずれかの効果に加え、よ
り一層膜生成の制御性及び再現性を向上できるネブライ
ザー式CVD装置を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るネブライザー式C
VD装置の構成を示す模式図。
VD装置の構成を示す模式図。
【図2】同実施例におけるネブライザーの構成を示す断
面図。
面図。
【図3】同実施例における光散乱式粒子計数器を説明す
るための構成図。
るための構成図。
【図4】同実施例における光回折式粒子計数器を説明す
るための構成図。
るための構成図。
【図5】本発明の第2の実施例に係るネブライザー式C
VD装置の構成を示す模式図。
VD装置の構成を示す模式図。
【図6】本発明の第3の実施例に係るネブライザー式C
VD装置の構成を示す模式図。
VD装置の構成を示す模式図。
1…反応容器本体、2a…上部フランジ、2b…下部フ
ランジ、3…真空反応容器、4a…上部ネブライザー、
4b…下部ネブライザー、5a…上部フィードスルー、
5b…下部フィードスルー、6a,6b…Oリングシー
ル部、7a…上部真空配管、7b…下部真空配管、8a
…上部真空バルブ、8b…下部真空バルブ、9…真空ポ
ンプ、10a…上部キャピラリー、10b…下部キャピ
ラリー、11a,11b…シースヒータ、12a…上部
原料バルブ、12b…下部原料バルブ、13…液体原料
用定量ポンプ、14…液体原料容器、15…圧電セラミ
ックス、16…金属電極、17…超音波振動子、18…
エラストマー、19…基材支持台、20…支柱、21…
支持台本体、22…ポリエステルフィルム、23…プラ
ズマ電極、24…整合回路、25…高周波電極、26,
43…検出器本体、27…電流端子、28,34,39
…データ解析/表示部、29,35,46…光源部、3
0…レンズ、31,37…測定セル、32…集光レン
ズ、33,47…散乱光検出部、38…回折光検出部、
40…計測用真空ポンプ、41…霧状化原料吸引端子、
42…霧状化原料吸引管、44…第1の窓部、45…第
2の窓部。
ランジ、3…真空反応容器、4a…上部ネブライザー、
4b…下部ネブライザー、5a…上部フィードスルー、
5b…下部フィードスルー、6a,6b…Oリングシー
ル部、7a…上部真空配管、7b…下部真空配管、8a
…上部真空バルブ、8b…下部真空バルブ、9…真空ポ
ンプ、10a…上部キャピラリー、10b…下部キャピ
ラリー、11a,11b…シースヒータ、12a…上部
原料バルブ、12b…下部原料バルブ、13…液体原料
用定量ポンプ、14…液体原料容器、15…圧電セラミ
ックス、16…金属電極、17…超音波振動子、18…
エラストマー、19…基材支持台、20…支柱、21…
支持台本体、22…ポリエステルフィルム、23…プラ
ズマ電極、24…整合回路、25…高周波電極、26,
43…検出器本体、27…電流端子、28,34,39
…データ解析/表示部、29,35,46…光源部、3
0…レンズ、31,37…測定セル、32…集光レン
ズ、33,47…散乱光検出部、38…回折光検出部、
40…計測用真空ポンプ、41…霧状化原料吸引端子、
42…霧状化原料吸引管、44…第1の窓部、45…第
2の窓部。
Claims (7)
- 【請求項1】 反応容器内に配置され、薄膜が形成され
る基材が載置される基材保持台と、前記薄膜の液体原料
をネブライザーを用いて霧状化して霧状化原料を作成
し、当該霧状化原料を前記基材に供給する原料供給系と
を備えたネブライザー式CVD装置において、 前記基材保持台の近傍に配置され、前記霧状化原料の供
給量を計測し、この計測結果に対応して供給量データを
出力する光学的粒子計数手段を備えたことを特徴とする
ネブライザー式CVD装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のネブライザー式CVD装
置において、 前記光学的粒子計数手段は、前記霧状化原料を通過させ
て該霧状化原料に光を照射させる測定系が前記反応容器
内に設置されることを特徴とするネブライザー式CVD
装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のネブライザー式CVD装
置において、 前記光学的粒子計数手段は、前記基材保持台の前方の前
記霧状化原料に向けて光を入射する光入射部と、この光
入射部により入射された光が前記霧状化原料に散乱され
ると、当該散乱光を検出し、前記液体原料の供給量を計
測するための散乱光検出信号を作成する散乱光検出部と
を備えたことを特徴とするネブライザー式CVD装置。 - 【請求項4】 反応容器内に配置され、薄膜が形成され
る基材が載置される基材保持台と、前記薄膜の液体原料
をネブライザーを用いて霧状化して霧状化原料を作成
し、当該霧状化原料を前記基材に供給する原料供給系と
を備えたネブライザー式CVD装置において、 前記反応容器内の前記霧状化原料を吸引するための真空
ポンプと、 この真空ポンプと前記基材保持台の前方の空間とを連通
させる霧状化原料吸引管と、 この霧状化原料吸引管に接続され、前記真空ポンプに吸
引されて前記霧状化原料吸引管内を通過する前記霧状化
原料を計測し、この計測結果に対応して前記液体原料の
供給量データを出力する光学的粒子計数手段とを備えた
ことを特徴とするネブライザー式CVD装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
載のネブライザー式CVD装置において、 前記光学的粒子計数手段は、光を前記霧状化原料に照射
すると共に、この霧状化原料の粒子に散乱された前記光
の散乱光を検出し、該検出結果に基づいて前記霧状化原
料の粒子数を計測可能な光散乱式粒子計数器であること
を特徴とするネブライザー式CVD装置。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項4のいずれ
か1項記載のネブライザー式CVD装置において、 前記光学的粒子計数手段は、光を前記霧状化原料に照射
すると共に、この霧状化原料の粒子に回折された前記光
の回折光を検出し、該検出結果に基づいて前記霧状化原
料の粒子数を計測可能な光回折式粒子計数器であること
を特徴とするネブライザー式CVD装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記
載のネブライザー式CVD装置において、 前記光学的粒子計数手段による計測結果又はこの計測結
果を得るための前記散乱光検出信号に基づいて、前記液
体原料の前記ネブライザーへの供給量を制御する原料供
給制御手段を付加したことを特徴とするネブライザー式
CVD装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27269193A JPH07126852A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | ネブライザー式cvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27269193A JPH07126852A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | ネブライザー式cvd装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07126852A true JPH07126852A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17517456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27269193A Pending JPH07126852A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | ネブライザー式cvd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07126852A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011178635A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Tokyo Electron Ltd | 成膜装置、システム及び成膜方法 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27269193A patent/JPH07126852A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011178635A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Tokyo Electron Ltd | 成膜装置、システム及び成膜方法 |
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