JPH0712536A - モアレ縞次数識別方式 - Google Patents
モアレ縞次数識別方式Info
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- JPH0712536A JPH0712536A JP15002693A JP15002693A JPH0712536A JP H0712536 A JPH0712536 A JP H0712536A JP 15002693 A JP15002693 A JP 15002693A JP 15002693 A JP15002693 A JP 15002693A JP H0712536 A JPH0712536 A JP H0712536A
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- shutter
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- moire fringe
- measurement light
- moire
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 モアレ縞の次数を識別するモアレ縞次数識別
方式に関し、モアレ縞の次数決定を自動的に、また確実
に高精度で行うことができるようにする。 【構成】 シャッタアレイ格子11は、遮蔽部分12と
任意に開閉可能なシャッタ部分13を交互に平行に配列
したものであり、シャッタ13の開閉動作は、シャッタ
アレイ駆動回路23を経由して送られてくるホストコン
ピュータ21からの指令信号に応じて制御される。点光
源31から照射された光は、N個隔てた2個のシャッタ
131 と132 のうち一方のシャッタ131 を通ってス
リット光となり、対象物体51に投影され、カメラ41
は、その対象物体51を他方のシャッタ132 を通して
撮像し、その撮像画面を画像処理装置22に送る。画像
処理装置22は、その画像に対して画像処理を行い、予
め設定されている閾値を用いて2値化処理を施し、モア
レ縞を抽出する。
方式に関し、モアレ縞の次数決定を自動的に、また確実
に高精度で行うことができるようにする。 【構成】 シャッタアレイ格子11は、遮蔽部分12と
任意に開閉可能なシャッタ部分13を交互に平行に配列
したものであり、シャッタ13の開閉動作は、シャッタ
アレイ駆動回路23を経由して送られてくるホストコン
ピュータ21からの指令信号に応じて制御される。点光
源31から照射された光は、N個隔てた2個のシャッタ
131 と132 のうち一方のシャッタ131 を通ってス
リット光となり、対象物体51に投影され、カメラ41
は、その対象物体51を他方のシャッタ132 を通して
撮像し、その撮像画面を画像処理装置22に送る。画像
処理装置22は、その画像に対して画像処理を行い、予
め設定されている閾値を用いて2値化処理を施し、モア
レ縞を抽出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモアレ・トポグラフィー
を用いて観測されたモアレ縞の次数を識別するモアレ縞
次数識別方式に関する。
を用いて観測されたモアレ縞の次数を識別するモアレ縞
次数識別方式に関する。
【0002】対象物体の三次元形状を計測する手段の一
つとして、モアレ・トポグラフィーを用いる方法があ
る。この方法は、対象物体に格子縞を投影したときの像
を、撮像格子を通して観測し、そのとき得られる等高モ
アレ縞を用いて三次元形状を求めるものである。
つとして、モアレ・トポグラフィーを用いる方法があ
る。この方法は、対象物体に格子縞を投影したときの像
を、撮像格子を通して観測し、そのとき得られる等高モ
アレ縞を用いて三次元形状を求めるものである。
【0003】
【従来の技術】この三次元形状はモアレ縞の次数を基に
して求められるため、モアレ縞の次数を自動的に判定で
きるかどうかが、その有用性において重要なファクタと
なる。なお、モアレ縞の次数とは基準面から何番目の等
高線かを示す値をいう。
して求められるため、モアレ縞の次数を自動的に判定で
きるかどうかが、その有用性において重要なファクタと
なる。なお、モアレ縞の次数とは基準面から何番目の等
高線かを示す値をいう。
【0004】ところが、観測点からの絶対距離や対象物
体表面の凹凸を自動的に判定するのは困難なため、モア
レ縞の次数の自動判定も困難なものとなり、人手を介し
て行わなければならない。このため、従来からモアレ縞
の次数を自動判定すべく、下記のようないくつかの手法
が提案されている。 (1)モアレ縞を色で符号化する。 (2)対象物体と反射光結像面との間に可変焦点光学系
を用いる。 (3)投影格子の一部を遮光して得られる歯抜け格子を
用いる。
体表面の凹凸を自動的に判定するのは困難なため、モア
レ縞の次数の自動判定も困難なものとなり、人手を介し
て行わなければならない。このため、従来からモアレ縞
の次数を自動判定すべく、下記のようないくつかの手法
が提案されている。 (1)モアレ縞を色で符号化する。 (2)対象物体と反射光結像面との間に可変焦点光学系
を用いる。 (3)投影格子の一部を遮光して得られる歯抜け格子を
用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の各
手法は、それぞれ次のような問題点を有している。すな
わち、(1)の方法では、カラーカメラ及びカラー画像
処理系が必要となり、コストが高くなる。(2)の方法
も、可変焦点光学系が必要となるため、コストが高くな
る。また、(3)の方法では、歯抜け格子の部分での計
測分解能が低下してしまう。
手法は、それぞれ次のような問題点を有している。すな
わち、(1)の方法では、カラーカメラ及びカラー画像
処理系が必要となり、コストが高くなる。(2)の方法
も、可変焦点光学系が必要となるため、コストが高くな
る。また、(3)の方法では、歯抜け格子の部分での計
測分解能が低下してしまう。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、モアレ縞の次数判定を自動的に、低コストで
かつ高精度に行うことができるモアレ縞次数識別方式を
提供することを目的とする。
のであり、モアレ縞の次数判定を自動的に、低コストで
かつ高精度に行うことができるモアレ縞次数識別方式を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理を説明するブロック図である。図におい
て、シャッタ手段10は、遮蔽部分と任意に開閉可能な
シャッタ部分とが交互に平行に配列されたものであり、
シャッタ開閉制御手段20aは、そのシャッタ手段10
のシャッタ部分の開閉を制御する。また、測定光照射手
段30は、シャッタ手段10のシャッタ部分を経由して
測定光を対象物体50に照射し、撮像手段40は、対象
物体50上の測定光を撮像する。モアレ縞次数識別手段
20bは、その撮像手段40からの画像を受けてモアレ
縞を抽出し、シャッタ部分の開閉状態等に関する情報を
基にしてモアレ縞の次数を識別する。
る本発明の原理を説明するブロック図である。図におい
て、シャッタ手段10は、遮蔽部分と任意に開閉可能な
シャッタ部分とが交互に平行に配列されたものであり、
シャッタ開閉制御手段20aは、そのシャッタ手段10
のシャッタ部分の開閉を制御する。また、測定光照射手
段30は、シャッタ手段10のシャッタ部分を経由して
測定光を対象物体50に照射し、撮像手段40は、対象
物体50上の測定光を撮像する。モアレ縞次数識別手段
20bは、その撮像手段40からの画像を受けてモアレ
縞を抽出し、シャッタ部分の開閉状態等に関する情報を
基にしてモアレ縞の次数を識別する。
【0008】
【作用】モアレ・トポグラフィーにおける投影格子及び
撮像格子として、遮蔽部分と開閉可能なシャッタ部分と
が交互に平行に配列されたシャッタ手段10を用いる。
そのシャッタ部分の開閉動作は任意に制御可能である。
モアレ縞次数識別手段20bは、撮像手段40からの画
像を受けてモアレ縞を抽出すると共に、シャッタ部分の
開閉状態に関する情報等を基にしてモアレ縞の次数を識
別する。
撮像格子として、遮蔽部分と開閉可能なシャッタ部分と
が交互に平行に配列されたシャッタ手段10を用いる。
そのシャッタ部分の開閉動作は任意に制御可能である。
モアレ縞次数識別手段20bは、撮像手段40からの画
像を受けてモアレ縞を抽出すると共に、シャッタ部分の
開閉状態に関する情報等を基にしてモアレ縞の次数を識
別する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明のモアレ縞次数識別方式の全体構
成を示す図である。図において、本発明のモアレ縞次数
識別方式は、シャッタアレイ格子11、点光源31、カ
メラ41、ホストコンピュータ21、画像処理装置2
2、及びシャッタアレイ駆動回路23から構成される。
明する。図2は本発明のモアレ縞次数識別方式の全体構
成を示す図である。図において、本発明のモアレ縞次数
識別方式は、シャッタアレイ格子11、点光源31、カ
メラ41、ホストコンピュータ21、画像処理装置2
2、及びシャッタアレイ駆動回路23から構成される。
【0010】シャッタアレイ格子11は、図3に拡大し
て示すように、遮蔽部分12と任意に開閉可能なシャッ
タ(シャッタ部分)13を交互に平行に配列したもので
あり、例えば、透過率が高く応答性の良い相転移型液晶
を用いて、幅500μmのシャッタをアレイ状に配列す
ることにより形成したものである。図2では、シャッタ
アレイ格子11のシャッタ13の数を17としている
が、実際の数は50〜1000位である。シャッタアレ
イ格子11の寸法を10cm×10cm、シャッタ13
のピッチpを500μmとすれば、シャッタ13の数は
約200である。
て示すように、遮蔽部分12と任意に開閉可能なシャッ
タ(シャッタ部分)13を交互に平行に配列したもので
あり、例えば、透過率が高く応答性の良い相転移型液晶
を用いて、幅500μmのシャッタをアレイ状に配列す
ることにより形成したものである。図2では、シャッタ
アレイ格子11のシャッタ13の数を17としている
が、実際の数は50〜1000位である。シャッタアレ
イ格子11の寸法を10cm×10cm、シャッタ13
のピッチpを500μmとすれば、シャッタ13の数は
約200である。
【0011】このシャッタアレイ格子11のシャッタ1
3の開閉動作は、シャッタアレイ駆動回路23を経由し
て送られてくるホストコンピュータ21からの指令信号
に応じて制御される。図では、アレイ状のシャッタ13
のうち、N(図ではN=7)個隔てた2個のシャッタ1
31 及び132 が開き、他のシャッタ13は閉じてい
る。
3の開閉動作は、シャッタアレイ駆動回路23を経由し
て送られてくるホストコンピュータ21からの指令信号
に応じて制御される。図では、アレイ状のシャッタ13
のうち、N(図ではN=7)個隔てた2個のシャッタ1
31 及び132 が開き、他のシャッタ13は閉じてい
る。
【0012】シャッタアレイ格子11に対して同一サイ
ドに、点光源31とカメラ41が並べて配置されてい
る。この点光源31とカメラ41とは距離dに、また、
シャッタアレイ格子11と、点光源31とカメラ41と
を結ぶ直線とは距離Lにそれぞれ保たれている。点光源
31から照射された光は、図に示すように、シャッタア
レイ格子11のシャッタ131 を通ってスリット光とな
り、対象物体51に投影(照射)される。カメラ41
は、その対象物体51をシャッタ132 を通して撮像
し、その撮像画面を画像処理装置22に送る。
ドに、点光源31とカメラ41が並べて配置されてい
る。この点光源31とカメラ41とは距離dに、また、
シャッタアレイ格子11と、点光源31とカメラ41と
を結ぶ直線とは距離Lにそれぞれ保たれている。点光源
31から照射された光は、図に示すように、シャッタア
レイ格子11のシャッタ131 を通ってスリット光とな
り、対象物体51に投影(照射)される。カメラ41
は、その対象物体51をシャッタ132 を通して撮像
し、その撮像画面を画像処理装置22に送る。
【0013】画像処理装置22は、図4に示すように、
AD変換器221、画像メモリ222、CPU(マイク
ロプロセッサ)223、コンピュータインタフェース2
24及びこれらをバス結合する内部バス225から構成
される。カメラ41からこの画像処理装置22に取り込
まれた画像は、AD変換器221を通して入力画像とし
て画像メモリ222に格納される。画像メモリ222は
濃淡画像を格納できるメモリである。CPU223は、
この入力画像に対して予め設定されている閾値を用いて
2値化処理を施し、モアレ縞を抽出する。この2値画像
は、コンピュータインタフェース224を経由してホス
トコンピュータ21に送られる。なお、この2値画像を
ホストコンピュータ21の主記憶装置内に確保するよう
にしてもよい。
AD変換器221、画像メモリ222、CPU(マイク
ロプロセッサ)223、コンピュータインタフェース2
24及びこれらをバス結合する内部バス225から構成
される。カメラ41からこの画像処理装置22に取り込
まれた画像は、AD変換器221を通して入力画像とし
て画像メモリ222に格納される。画像メモリ222は
濃淡画像を格納できるメモリである。CPU223は、
この入力画像に対して予め設定されている閾値を用いて
2値化処理を施し、モアレ縞を抽出する。この2値画像
は、コンピュータインタフェース224を経由してホス
トコンピュータ21に送られる。なお、この2値画像を
ホストコンピュータ21の主記憶装置内に確保するよう
にしてもよい。
【0014】ところで、点光源31、カメラ41及び開
いたシャッタ13の三者の位置関係が適当であれば、カ
メラ41の撮像画面には、N個隔てた2個のシャッタ1
31、132 に応じてN次のモアレ縞が観測されること
になる。ここで、モアレ縞とはスリット光が当たってい
る部分と陰の部分のうち、前者を指すことになる。した
がって、N個隔てた2個のシャッタ13の全ての組合せ
についてスリット光を投影し、順次カメラ41で観測す
れば、N次のモアレ縞の全てを観測することができる。
Nの値を変えながら、同様の操作を順次行えば、必要な
全てのモアレ縞について次数毎にグループ分けしながら
観測できることになる。すなわち、必要な全てのモアレ
縞の次数を識別することができる。
いたシャッタ13の三者の位置関係が適当であれば、カ
メラ41の撮像画面には、N個隔てた2個のシャッタ1
31、132 に応じてN次のモアレ縞が観測されること
になる。ここで、モアレ縞とはスリット光が当たってい
る部分と陰の部分のうち、前者を指すことになる。した
がって、N個隔てた2個のシャッタ13の全ての組合せ
についてスリット光を投影し、順次カメラ41で観測す
れば、N次のモアレ縞の全てを観測することができる。
Nの値を変えながら、同様の操作を順次行えば、必要な
全てのモアレ縞について次数毎にグループ分けしながら
観測できることになる。すなわち、必要な全てのモアレ
縞の次数を識別することができる。
【0015】ホストコンピュータ21は、画像処理装置
22内の画像メモリ222と同じ画素数の距離画像メモ
リを備えており、上記手法で識別したモアレ縞の次数N
をその距離画像メモリの画素に書き込む。すなわち、2
値化の結果、1となった(スリット光が当たっている)
画素と同じアドレスの距離画像メモリの画素に次数Nを
書き込む。
22内の画像メモリ222と同じ画素数の距離画像メモ
リを備えており、上記手法で識別したモアレ縞の次数N
をその距離画像メモリの画素に書き込む。すなわち、2
値化の結果、1となった(スリット光が当たっている)
画素と同じアドレスの距離画像メモリの画素に次数Nを
書き込む。
【0016】このように、開閉動作を任意に制御できる
シャッタアレイ格子11を用いてモアレ縞を観測し、開
いたシャッタ13の間隔に対応して次数を決定するよう
にしたので、モアレ縞の次数決定を人手に依らず、全て
自動的に行うことができる。また、簡単な構成で測定で
きるのでコストがかからない。さらに、精度良く動作す
る格子状のシャッタを用いるので、モアレ縞の次数決定
を確実に高精度で行うことができる。
シャッタアレイ格子11を用いてモアレ縞を観測し、開
いたシャッタ13の間隔に対応して次数を決定するよう
にしたので、モアレ縞の次数決定を人手に依らず、全て
自動的に行うことができる。また、簡単な構成で測定で
きるのでコストがかからない。さらに、精度良く動作す
る格子状のシャッタを用いるので、モアレ縞の次数決定
を確実に高精度で行うことができる。
【0017】図5は本発明の処理手順を示すフローチャ
ートである。図において、Sに続く数値はステップ番号
を示す。また、シャッタアレイ格子11のシャッタ13
の数をM、その番号(シャッタ番号i)を0,1,・・
・,M−1とする。 〔S1〕距離画像メモリをクリアする。 〔S2〕Nを1にセットする。 〔S3〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S4〕i番と(i+N)番のシャッタを開き、他のシ
ャッタは閉じる。 〔S5〕画像をカメラ41から画像処理装置22の画像
メモリ222に入力する。 〔S6〕画像メモリ222の画像を2値化する。 〔S7〕2値化の結果、1となった(スリット光が当た
っている)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画素
に次数Nを書き込む。 〔S8〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S9〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなったか
否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のステ
ップS10に進み、そうでなければステップS4に戻
り、ステップS4〜ステップS9を繰り返し実行する。
すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13のすべての組
合せについて画像が取り込まれ、それぞれの組合せにつ
いてモアレ縞の次数がNと識別される。 〔S10〕Nに1を加算する。 〔S11〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数N
max (≦M−1)より大きくなったか否かを判別する。
Nmax より大きくなったときはそのまま終了し、そうで
なければステップS3に戻り、ステップS3〜ステップ
S11を繰り返し実行する。すなわち、2個のシャッタ
13の隔たりを1個〜Nmax 個まで変えていき、1次の
モアレ縞から測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで
求める。
ートである。図において、Sに続く数値はステップ番号
を示す。また、シャッタアレイ格子11のシャッタ13
の数をM、その番号(シャッタ番号i)を0,1,・・
・,M−1とする。 〔S1〕距離画像メモリをクリアする。 〔S2〕Nを1にセットする。 〔S3〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S4〕i番と(i+N)番のシャッタを開き、他のシ
ャッタは閉じる。 〔S5〕画像をカメラ41から画像処理装置22の画像
メモリ222に入力する。 〔S6〕画像メモリ222の画像を2値化する。 〔S7〕2値化の結果、1となった(スリット光が当た
っている)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画素
に次数Nを書き込む。 〔S8〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S9〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなったか
否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のステ
ップS10に進み、そうでなければステップS4に戻
り、ステップS4〜ステップS9を繰り返し実行する。
すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13のすべての組
合せについて画像が取り込まれ、それぞれの組合せにつ
いてモアレ縞の次数がNと識別される。 〔S10〕Nに1を加算する。 〔S11〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数N
max (≦M−1)より大きくなったか否かを判別する。
Nmax より大きくなったときはそのまま終了し、そうで
なければステップS3に戻り、ステップS3〜ステップ
S11を繰り返し実行する。すなわち、2個のシャッタ
13の隔たりを1個〜Nmax 個まで変えていき、1次の
モアレ縞から測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで
求める。
【0018】図6は第2の実施例を示す図である。本実
施例では、2個の点光源31a及び32aを距離dを隔
てて並べ、シャッタアレイ格子11aを、2個の点光源
31aと32aとを結んだ直線から距離Lを隔てて配置
する。カメラ41aは、シャッタアレイ格子11aを通
さないで直接に対象物体51aを観測する。 第1の実
施例と同様に、N(図ではN=5)個隔てた2個のシャ
ッタ13a1 及び13a2 を開き、残りのシャッタ13
を全て閉じることにより、それぞれの点光源31a及び
32aから2本ずつ、合計4本のスリット光が投影され
る。このうち、2本のスリット光が対象物体51a上に
作る投影像(光が当たる部分)が重なることがある。重
なった部分(図中対象物体51aの点線で示した部分)
がN次のモアレ縞の一部となる。画像処理によって、ス
リット光が重なる部を抽出することにより、N次のモア
レ縞の一部を抽出する。N個隔てた2個のシャッタ13
の全ての組合せについてスリット光を投影し、順次カメ
ラ41aで観測しながら、スリット光が重なる部分を抽
出すれば、N次のモアレ縞の全てを抽出することができ
る。Nの値を変えながら、同様の操作を順次行えば、必
要な全てのモアレ縞について次数N毎にグループ分けし
ながら観測できることになる。すなわち、必要な全ての
モアレ縞の次数を識別することができる。
施例では、2個の点光源31a及び32aを距離dを隔
てて並べ、シャッタアレイ格子11aを、2個の点光源
31aと32aとを結んだ直線から距離Lを隔てて配置
する。カメラ41aは、シャッタアレイ格子11aを通
さないで直接に対象物体51aを観測する。 第1の実
施例と同様に、N(図ではN=5)個隔てた2個のシャ
ッタ13a1 及び13a2 を開き、残りのシャッタ13
を全て閉じることにより、それぞれの点光源31a及び
32aから2本ずつ、合計4本のスリット光が投影され
る。このうち、2本のスリット光が対象物体51a上に
作る投影像(光が当たる部分)が重なることがある。重
なった部分(図中対象物体51aの点線で示した部分)
がN次のモアレ縞の一部となる。画像処理によって、ス
リット光が重なる部を抽出することにより、N次のモア
レ縞の一部を抽出する。N個隔てた2個のシャッタ13
の全ての組合せについてスリット光を投影し、順次カメ
ラ41aで観測しながら、スリット光が重なる部分を抽
出すれば、N次のモアレ縞の全てを抽出することができ
る。Nの値を変えながら、同様の操作を順次行えば、必
要な全てのモアレ縞について次数N毎にグループ分けし
ながら観測できることになる。すなわち、必要な全ての
モアレ縞の次数を識別することができる。
【0019】ホストコンピュータ21aは、上記第1の
実施例と同様に、上記手法で識別したモアレ縞の次数N
を距離画像メモリの画素に書き込む。すなわち、2値化
の結果、1となった画素と同じアドレスの距離画像メモ
リの画素に次数Nを書き込む。本実施例の処理手順は図
5の処理手順と同じである。
実施例と同様に、上記手法で識別したモアレ縞の次数N
を距離画像メモリの画素に書き込む。すなわち、2値化
の結果、1となった画素と同じアドレスの距離画像メモ
リの画素に次数Nを書き込む。本実施例の処理手順は図
5の処理手順と同じである。
【0020】本実施例では、上記第1の実施例に比べ
て、点光源32aを1個余計に必要とするが、カメラ4
1aの位置を比較的自由に設定することができる。上記
の2本のスリット光が重なる部分を抽出する方法、すな
わちモアレ縞を抽出する方法には、例えば光強度を使う
方法や、色情報を使う方法がある。
て、点光源32aを1個余計に必要とするが、カメラ4
1aの位置を比較的自由に設定することができる。上記
の2本のスリット光が重なる部分を抽出する方法、すな
わちモアレ縞を抽出する方法には、例えば光強度を使う
方法や、色情報を使う方法がある。
【0021】光強度を使う方法は、2本のスリット光が
重なる部分は、光が当たらない部分やスリット光が1本
のみ当たる部分よりも光強度が強くなることを利用した
方法である。図5の処理手順において、画像メモリ22
2の画像を2値化する際に、閾値を適当に設定してやれ
ば、2本のスリット光が重なる部分だけを1、残りを0
として2値化できる。
重なる部分は、光が当たらない部分やスリット光が1本
のみ当たる部分よりも光強度が強くなることを利用した
方法である。図5の処理手順において、画像メモリ22
2の画像を2値化する際に、閾値を適当に設定してやれ
ば、2本のスリット光が重なる部分だけを1、残りを0
として2値化できる。
【0022】色情報を使う方法は、点光源31aと32
aに異なる色の光源を使用すれば、2本のスリット光が
重なる部分は、それらの混色として観測されることを利
用した方法である。例えば、点光源31aを赤、点光源
32aを緑とすれば、赤と緑の混色は黄色であるから、
カメラ41aに黄色のフィルタを用いて他の色をカット
するか、またはカラーカメラを使用して画像処理によ
り、黄色の部分だけを抽出することにより、2本のスリ
ット光が重なる部分を抽出することができ、2値化でき
る。この色情報を使う方法は、閾値を適当に選ぶのが困
難な場合に、有効である。
aに異なる色の光源を使用すれば、2本のスリット光が
重なる部分は、それらの混色として観測されることを利
用した方法である。例えば、点光源31aを赤、点光源
32aを緑とすれば、赤と緑の混色は黄色であるから、
カメラ41aに黄色のフィルタを用いて他の色をカット
するか、またはカラーカメラを使用して画像処理によ
り、黄色の部分だけを抽出することにより、2本のスリ
ット光が重なる部分を抽出することができ、2値化でき
る。この色情報を使う方法は、閾値を適当に選ぶのが困
難な場合に、有効である。
【0023】光強度を使う方法が良いか、色情報を使う
方法が良いかは、対象物体51aの表面状態に依存す
る。例えば、表面に濃淡模様がある場合は、色情報を使
う方法が良く、表面に色の模様がある場合は、光強度を
使う方法が良い。
方法が良いかは、対象物体51aの表面状態に依存す
る。例えば、表面に濃淡模様がある場合は、色情報を使
う方法が良く、表面に色の模様がある場合は、光強度を
使う方法が良い。
【0024】図7は第3の実施例を示す図である。本実
施例では、2個の点光源31b及び32bは、点光源駆
動回路24bを経由して送られてくるホストコンピュー
タ21bからの指令信号に応じてオンオフ(点滅)す
る。先ず、第1の実施例と同様に、シャッタアレイ格子
11bにおいて、N個隔てた2個のシャッタ13b1 及
び13b2 を開く。次に、点光源31bをオン、点光源
32bをオフにして、カメラ41bで対象物体51bを
観測し、そのときの画像を画像処理装置22bに入力す
る。続いて、点光源31bをオフ、点光源32bをオン
にして、カメラ41bで対象物体51bを観測し、その
ときの画像を画像処理装置22bに入力する。この2枚
の画像を2値化し、両者の論理積を求める。なお、画像
処理装置22bには、2枚の画像に対応して2枚の画像
メモリを設ける。
施例では、2個の点光源31b及び32bは、点光源駆
動回路24bを経由して送られてくるホストコンピュー
タ21bからの指令信号に応じてオンオフ(点滅)す
る。先ず、第1の実施例と同様に、シャッタアレイ格子
11bにおいて、N個隔てた2個のシャッタ13b1 及
び13b2 を開く。次に、点光源31bをオン、点光源
32bをオフにして、カメラ41bで対象物体51bを
観測し、そのときの画像を画像処理装置22bに入力す
る。続いて、点光源31bをオフ、点光源32bをオン
にして、カメラ41bで対象物体51bを観測し、その
ときの画像を画像処理装置22bに入力する。この2枚
の画像を2値化し、両者の論理積を求める。なお、画像
処理装置22bには、2枚の画像に対応して2枚の画像
メモリを設ける。
【0025】このように、1本のスリット光が当たって
いる画像2枚をそれぞれ2値化した後、2枚の画像の論
理積を求めれば、2本のスリット光が重なる部分を抽出
することができる。論理積が1となる画素の位置が、2
本のスリット光が重なる画素の位置と等しい。その重な
る部分が、第1の実施例と同様に、N次のモアレ縞とし
て識別される。
いる画像2枚をそれぞれ2値化した後、2枚の画像の論
理積を求めれば、2本のスリット光が重なる部分を抽出
することができる。論理積が1となる画素の位置が、2
本のスリット光が重なる画素の位置と等しい。その重な
る部分が、第1の実施例と同様に、N次のモアレ縞とし
て識別される。
【0026】この方法によると、1本のスリット光のみ
が当たっている画像を入力すればよく、実際に2本のス
リット光を重ね合わせる必要がない。したがって、重ね
合わせ部分が明確に抽出できないようなときにも確実に
抽出することができる。
が当たっている画像を入力すればよく、実際に2本のス
リット光を重ね合わせる必要がない。したがって、重ね
合わせ部分が明確に抽出できないようなときにも確実に
抽出することができる。
【0027】図8は上記第3の実施例の処理手順を示す
フローチャートである。図において、Sに続く数値はス
テップ番号を示す。また、シャッタアレイ格子11bの
シャッタ13bの数をM、その番号(シャッタ番号i)
を0,1,・・・,M−1とする。 〔S20〕距離画像メモリをクリアする。 〔S21〕Nを1にセットする。 〔S22〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S23〕i番と(i+N)番のシャッタを開き、他の
シャッタは閉じる。 〔S24〕点光源31bをオン、点光源32bをオフに
する。 〔S25〕画像をカメラ41bから画像処理装置22b
の画像メモリAに入力する。 〔S26〕点光源31bをオフ、点光源32bをオンに
する。 〔S27〕画像をカメラ41bから画像処理装置22b
の画像メモリBに入力する。 〔S28〕画像メモリAと画像メモリBの画像をそれぞ
れ2値化する。 〔S29〕画像メモリAの2値画像と画像メモリBの2
値画像の論理積を計算する。 〔S30〕論理積の結果、1となった(2本のスリット
光が重なる)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画
素に次数Nを書き込む。 〔S31〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S32〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなった
か否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のス
テップS33に進み、そうでなければステップS23に
戻り、ステップS23〜ステップS32を繰り返し実行
する。すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13bのす
べての組合せについて画像が取り込まれ、それぞれの組
合せについて論理積が求められてそのときのモアレ縞の
次数がNと識別される。 〔S33〕Nに1を加算する。 〔S34〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数Nmax よ
り大きくなったか否かを判別する。Nmax より大きくな
ったときはそのまま終了し、そうでなければステップS
22に戻り、ステップS22〜ステップS34を繰り返
し実行する。すなわち、2個のシャッタ13bの隔たり
を1個〜Nmax 個まで変えていき、1次のモアレ縞から
測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで求める。
フローチャートである。図において、Sに続く数値はス
テップ番号を示す。また、シャッタアレイ格子11bの
シャッタ13bの数をM、その番号(シャッタ番号i)
を0,1,・・・,M−1とする。 〔S20〕距離画像メモリをクリアする。 〔S21〕Nを1にセットする。 〔S22〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S23〕i番と(i+N)番のシャッタを開き、他の
シャッタは閉じる。 〔S24〕点光源31bをオン、点光源32bをオフに
する。 〔S25〕画像をカメラ41bから画像処理装置22b
の画像メモリAに入力する。 〔S26〕点光源31bをオフ、点光源32bをオンに
する。 〔S27〕画像をカメラ41bから画像処理装置22b
の画像メモリBに入力する。 〔S28〕画像メモリAと画像メモリBの画像をそれぞ
れ2値化する。 〔S29〕画像メモリAの2値画像と画像メモリBの2
値画像の論理積を計算する。 〔S30〕論理積の結果、1となった(2本のスリット
光が重なる)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画
素に次数Nを書き込む。 〔S31〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S32〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなった
か否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のス
テップS33に進み、そうでなければステップS23に
戻り、ステップS23〜ステップS32を繰り返し実行
する。すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13bのす
べての組合せについて画像が取り込まれ、それぞれの組
合せについて論理積が求められてそのときのモアレ縞の
次数がNと識別される。 〔S33〕Nに1を加算する。 〔S34〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数Nmax よ
り大きくなったか否かを判別する。Nmax より大きくな
ったときはそのまま終了し、そうでなければステップS
22に戻り、ステップS22〜ステップS34を繰り返
し実行する。すなわち、2個のシャッタ13bの隔たり
を1個〜Nmax 個まで変えていき、1次のモアレ縞から
測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで求める。
【0028】次に第4の実施例について説明する。上記
第3の実施例では、1本のスリット光のみが当たってい
る画像を入力するために、点光源31bと点光源32b
を交互にオンオフするようにしたが、本実施例では、シ
ャッタ13bを1個ずつ開き、点光源31b及び32b
は、常時点灯した状態にしておく。したがって、図7の
点光源駆動回路24bは不要となり、図6に示した構成
で実行可能となる。したがって、以下の処理手順の説明
も、図6の構成を併用して行う。なお、画像処理装置2
2aには、予め2枚の画像メモリA及びBが備えられて
いるとする。
第3の実施例では、1本のスリット光のみが当たってい
る画像を入力するために、点光源31bと点光源32b
を交互にオンオフするようにしたが、本実施例では、シ
ャッタ13bを1個ずつ開き、点光源31b及び32b
は、常時点灯した状態にしておく。したがって、図7の
点光源駆動回路24bは不要となり、図6に示した構成
で実行可能となる。したがって、以下の処理手順の説明
も、図6の構成を併用して行う。なお、画像処理装置2
2aには、予め2枚の画像メモリA及びBが備えられて
いるとする。
【0029】図9は第4の実施例を実行する際の処理手
順を示すフローチャートである。 〔S41〕距離画像メモリをクリアする。 〔S42〕Nを1にセットする。 〔S43〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S44〕i番のシャッタを開き、他のシャッタは閉じ
る。 〔S45〕画像をカメラ41aから画像処理装置22a
の画像メモリAに入力する。 〔S46〕(i+N)番のシャッタを開き、他のシャッ
タは閉じる。 〔S47〕画像をカメラ41aから画像処理装置22a
の画像メモリBに入力する。 〔S48〕画像メモリAと画像メモリBの画像をそれぞ
れ2値化する。 〔S49〕画像メモリAの2値画像と画像メモリBの2
値画像の論理積を計算する。 〔S50〕論理積の結果、1となった(2本のスリット
光が重なる)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画
素に次数Nを書き込む。 〔S51〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S52〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなった
か否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のス
テップS53に進み、そうでなければステップS44に
戻り、ステップS44〜ステップS52を繰り返し実行
する。すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13aのす
べての組合せについて画像が取り込まれ、それぞれの組
合せについて論理積が求められてそのときのモアレ縞の
次数がNと識別される。 〔S53〕Nに1を加算する。 〔S54〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数Nmax よ
り大きくなったか否かを判別する。Nmax より大きくな
ったときはそのまま終了し、そうでなければステップS
43に戻り、ステップS43〜ステップS54を繰り返
し実行する。すなわち、2個のシャッタ13aの隔たり
を1個〜Nmax 個まで変えていき、1次のモアレ縞から
測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで求める。
順を示すフローチャートである。 〔S41〕距離画像メモリをクリアする。 〔S42〕Nを1にセットする。 〔S43〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S44〕i番のシャッタを開き、他のシャッタは閉じ
る。 〔S45〕画像をカメラ41aから画像処理装置22a
の画像メモリAに入力する。 〔S46〕(i+N)番のシャッタを開き、他のシャッ
タは閉じる。 〔S47〕画像をカメラ41aから画像処理装置22a
の画像メモリBに入力する。 〔S48〕画像メモリAと画像メモリBの画像をそれぞ
れ2値化する。 〔S49〕画像メモリAの2値画像と画像メモリBの2
値画像の論理積を計算する。 〔S50〕論理積の結果、1となった(2本のスリット
光が重なる)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画
素に次数Nを書き込む。 〔S51〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S52〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなった
か否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のス
テップS53に進み、そうでなければステップS44に
戻り、ステップS44〜ステップS52を繰り返し実行
する。すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13aのす
べての組合せについて画像が取り込まれ、それぞれの組
合せについて論理積が求められてそのときのモアレ縞の
次数がNと識別される。 〔S53〕Nに1を加算する。 〔S54〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数Nmax よ
り大きくなったか否かを判別する。Nmax より大きくな
ったときはそのまま終了し、そうでなければステップS
43に戻り、ステップS43〜ステップS54を繰り返
し実行する。すなわち、2個のシャッタ13aの隔たり
を1個〜Nmax 個まで変えていき、1次のモアレ縞から
測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで求める。
【0030】次に第5の実施例について説明する。本実
施例は、上記第4の実施例と同様に、図6に示した構成
で実行可能であるので、以下の処理手順の説明も、図6
の構成を併用して行う。その場合、画像処理装置22a
には、M(図では17個)個のシャッタ13aに対応し
てM枚の2値画像メモリ0〜M−1が確保されていると
する。
施例は、上記第4の実施例と同様に、図6に示した構成
で実行可能であるので、以下の処理手順の説明も、図6
の構成を併用して行う。その場合、画像処理装置22a
には、M(図では17個)個のシャッタ13aに対応し
てM枚の2値画像メモリ0〜M−1が確保されていると
する。
【0031】本実施例は、2個の点光源31a及び32
aを常時点灯した状態で実行する。先ず、M個のシャッ
タ13aを1個ずつ開きながら画像を入力し、その画像
を2値化して2値画像メモリに次々に格納する。ここ
で、M枚の2値画像メモリを0番から(M−1)番と呼
ぶ。次に、番号がNだけ隔たった2枚の2値画像メモリ
の論理積を求め、1となる画素の位置を2本のスリット
光が重なる位置と見做し、そのモアレ縞の次数をNとす
る。これを、番号がNだけ隔たった全ての2枚の2値画
像メモリにの組合せに対して行う。Nの値を変えながら
同様の操作を順次行い、必要な全てのモアレ縞の次数を
求める。
aを常時点灯した状態で実行する。先ず、M個のシャッ
タ13aを1個ずつ開きながら画像を入力し、その画像
を2値化して2値画像メモリに次々に格納する。ここ
で、M枚の2値画像メモリを0番から(M−1)番と呼
ぶ。次に、番号がNだけ隔たった2枚の2値画像メモリ
の論理積を求め、1となる画素の位置を2本のスリット
光が重なる位置と見做し、そのモアレ縞の次数をNとす
る。これを、番号がNだけ隔たった全ての2枚の2値画
像メモリにの組合せに対して行う。Nの値を変えながら
同様の操作を順次行い、必要な全てのモアレ縞の次数を
求める。
【0032】この第5の実施例によると、画像入力回数
を大幅に削減することができる。例えば、測定する最大
の次数をNmax とすると、第3及び第4の実施例では、
画像入力の回数がともに、(2M−Nmax −1)×N
max 回であるのに対し、M回で済ますことができる。M
=200、Nmax =20の場合、前者が7580回であ
るのに対し、後者は200回で済む。
を大幅に削減することができる。例えば、測定する最大
の次数をNmax とすると、第3及び第4の実施例では、
画像入力の回数がともに、(2M−Nmax −1)×N
max 回であるのに対し、M回で済ますことができる。M
=200、Nmax =20の場合、前者が7580回であ
るのに対し、後者は200回で済む。
【0033】図10及び図11は上記第5の実施例を実
行する際の処理手順を示すフローチャートであり、図1
0はその前半を、図11はその後半をそれぞれ示してい
る。 〔S61〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S62〕i番のシャッタ13ai を開き、他のシャッ
タは閉じる。 〔S63〕画像をカメラ41aから画像処理装置22a
の画像メモリに入力する。 〔S64〕画像メモリの画像を2値化し、i番の2値画
像メモリIに格納する。画像メモリIは、開いているi
番のシャッタ13ai に対応して設けられたi番の2値
画像メモリである。 〔S65〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S66〕シャッタ番号iがMに等しいか否かを判別す
る。Mに等しければ、次のステップS67に進み、そう
でなければステップS62に戻り、ステップS62〜ス
テップS66を繰り返し実行する。すなわち、シャッタ
番号0からシャッタ番号M−1までについて順次2値画
像を求める。 〔S67〕距離画像メモリをクリアする。 〔S68〕Nを1にセットする。 〔S69〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S70〕i番の2値画像メモリと(i+N)番の2値
画像メモリの画像の論理積を計算する。 〔S71〕論理積の結果、1となった(2本のスリット
光が重なる)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画
素に次数Nを書き込む。 〔S72〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S73〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなった
か否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のス
テップS74に進み、そうでなければステップS70に
戻り、ステップS70〜ステップS73を繰り返し実行
する。すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13aのす
べての組合せについて論理積が求められ、そのモアレ縞
の次数がNと識別される。 〔S74〕Nに1を加算する。 〔S75〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数Nmax よ
り大きくなったか否かを判別する。Nmax より大きくな
ったときはそのまま終了し、そうでなければステップS
69に戻り、ステップS69〜ステップS75を繰り返
し実行する。すなわち、2個のシャッタ13aの隔たり
を1個〜Nmax 個まで変えていき、1次のモアレ縞から
測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで求める。
行する際の処理手順を示すフローチャートであり、図1
0はその前半を、図11はその後半をそれぞれ示してい
る。 〔S61〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S62〕i番のシャッタ13ai を開き、他のシャッ
タは閉じる。 〔S63〕画像をカメラ41aから画像処理装置22a
の画像メモリに入力する。 〔S64〕画像メモリの画像を2値化し、i番の2値画
像メモリIに格納する。画像メモリIは、開いているi
番のシャッタ13ai に対応して設けられたi番の2値
画像メモリである。 〔S65〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S66〕シャッタ番号iがMに等しいか否かを判別す
る。Mに等しければ、次のステップS67に進み、そう
でなければステップS62に戻り、ステップS62〜ス
テップS66を繰り返し実行する。すなわち、シャッタ
番号0からシャッタ番号M−1までについて順次2値画
像を求める。 〔S67〕距離画像メモリをクリアする。 〔S68〕Nを1にセットする。 〔S69〕シャッタ番号iを0にセットする。 〔S70〕i番の2値画像メモリと(i+N)番の2値
画像メモリの画像の論理積を計算する。 〔S71〕論理積の結果、1となった(2本のスリット
光が重なる)画素と同じアドレスの距離画像メモリの画
素に次数Nを書き込む。 〔S72〕シャッタ番号iに1を加算する。 〔S73〕シャッタ番号iが(M−N)に等しくなった
か否かを判別する。(M−N)に等しいときは、次のス
テップS74に進み、そうでなければステップS70に
戻り、ステップS70〜ステップS73を繰り返し実行
する。すなわち、N個隔てた2個のシャッタ13aのす
べての組合せについて論理積が求められ、そのモアレ縞
の次数がNと識別される。 〔S74〕Nに1を加算する。 〔S75〕Nが、測定する最大のモアレ縞次数Nmax よ
り大きくなったか否かを判別する。Nmax より大きくな
ったときはそのまま終了し、そうでなければステップS
69に戻り、ステップS69〜ステップS75を繰り返
し実行する。すなわち、2個のシャッタ13aの隔たり
を1個〜Nmax 個まで変えていき、1次のモアレ縞から
測定する最大の次数Nmax のモアレ縞まで求める。
【0034】次に第6の実施例について説明する。本実
施例は、前述した第3の実施例と同様に、図7に示した
構成で実行可能となるので、以下の処理手順の説明も、
図7の構成を併用して行う。その場合、画像処理装置2
2bには、M(図では17個)個のシャッタ13bに対
応してM枚の2値画像メモリ0〜M−1が確保されてい
るとする。また、この他にK枚の2値画像メモリ(ビッ
トマップメモリ)0〜K−1が確保されているとする。
このK枚の2値画像メモリ0〜K−1も、M枚の2値画
像メモリと同様に、画像処理装置22b内に設けられる
か、あるいはホストコンピュータ21b内に設けられ
る。
施例は、前述した第3の実施例と同様に、図7に示した
構成で実行可能となるので、以下の処理手順の説明も、
図7の構成を併用して行う。その場合、画像処理装置2
2bには、M(図では17個)個のシャッタ13bに対
応してM枚の2値画像メモリ0〜M−1が確保されてい
るとする。また、この他にK枚の2値画像メモリ(ビッ
トマップメモリ)0〜K−1が確保されているとする。
このK枚の2値画像メモリ0〜K−1も、M枚の2値画
像メモリと同様に、画像処理装置22b内に設けられる
か、あるいはホストコンピュータ21b内に設けられ
る。
【0035】本実施例は、シャッタ13bの開閉を2進
符号によって符号化することにより、各シャッタ13b
を通るスリット光を識別する手法を用いたものである。
先ず、シャッタ13bの個数Mに対し、2k ≧Mとなる
最小の整数kをKとする。例えば、M=200の場合、
28 =256>200>27 =128だから、K=8で
ある。次に、各シャッタ13bに図中左から順に番号を
付し、そのシャッタ番号iをKビットの2進数で表現す
る。Kビット分のすべてを使う必要のないシャッタ番号
i(<2k-1 )に対しては、上位ビットを0と置いて表
現する。なお、シャッタ番号iのシャッタを以下の説明
ではシャッタiと称することとする。
符号によって符号化することにより、各シャッタ13b
を通るスリット光を識別する手法を用いたものである。
先ず、シャッタ13bの個数Mに対し、2k ≧Mとなる
最小の整数kをKとする。例えば、M=200の場合、
28 =256>200>27 =128だから、K=8で
ある。次に、各シャッタ13bに図中左から順に番号を
付し、そのシャッタ番号iをKビットの2進数で表現す
る。Kビット分のすべてを使う必要のないシャッタ番号
i(<2k-1 )に対しては、上位ビットを0と置いて表
現する。なお、シャッタ番号iのシャッタを以下の説明
ではシャッタiと称することとする。
【0036】続いて、点光源31bをオン、点光源32
bをオフとする。各シャッタ13bについて、シャッタ
番号iを表す2進数の最下位ビット(LSB)が1なら
「開」、0なら「閉」として、対象物体51bに投影さ
れるスリット光パターンの画像を入力する。入力した画
像は、2値化して2値画像メモリAに格納する。次に、
シャッタ番号iを表す2進数のLSBから2ビット目に
従って各シャッタ13bを開閉し、同様に画像を入力
し、入力した画像は2値化して2値画像メモリBに格納
する。この操作を、最上位ビット(MSB)まで行い、
全部でK枚の2値画像を求める。
bをオフとする。各シャッタ13bについて、シャッタ
番号iを表す2進数の最下位ビット(LSB)が1なら
「開」、0なら「閉」として、対象物体51bに投影さ
れるスリット光パターンの画像を入力する。入力した画
像は、2値化して2値画像メモリAに格納する。次に、
シャッタ番号iを表す2進数のLSBから2ビット目に
従って各シャッタ13bを開閉し、同様に画像を入力
し、入力した画像は2値化して2値画像メモリBに格納
する。この操作を、最上位ビット(MSB)まで行い、
全部でK枚の2値画像を求める。
【0037】これらK枚の2値画像をビットの深さ方向
に重ねて各画素がKビットから成るKビット画像と見做
したとき、各画素の値は、0の場合を除き、その位置に
投影されるスリット光が通るシャッタ13bの番号に一
致する。この各画素の値に従って、0番以外の各シャッ
タ13bに対応する(M−1)枚の2値画像に展開する
ことができる。
に重ねて各画素がKビットから成るKビット画像と見做
したとき、各画素の値は、0の場合を除き、その位置に
投影されるスリット光が通るシャッタ13bの番号に一
致する。この各画素の値に従って、0番以外の各シャッ
タ13bに対応する(M−1)枚の2値画像に展開する
ことができる。
【0038】すなわち、1番から(M−1)番の2値画
像メモリの全画素に0を書き込んでおき、上記のKビッ
ト画像の画素を順に走査して、画素値がm(1≦m≦M
−1)ならば、m番の2値画像メモリの同じアドレスに
1を書き込む。
像メモリの全画素に0を書き込んでおき、上記のKビッ
ト画像の画素を順に走査して、画素値がm(1≦m≦M
−1)ならば、m番の2値画像メモリの同じアドレスに
1を書き込む。
【0039】次に、点光源31bをオフ、点光源32b
をオンとして同様にKビット画像を得る。Kビット画像
から各シャッタ13bに対応する2値画像メモリに展開
する際、先程の(M−1)枚の2値画像メモリに重ね書
きする。
をオンとして同様にKビット画像を得る。Kビット画像
から各シャッタ13bに対応する2値画像メモリに展開
する際、先程の(M−1)枚の2値画像メモリに重ね書
きする。
【0040】以上の操作を通じて、シャッタ0は、一度
も「開」とならないので、投影されるスリット光パター
ンが判らない。そこで、シャッタ0のみを別扱いとす
る。点光源31bと点光源32bをオンとし、シャッタ
0のみ「開」とし、他のシャッタは「閉」としてスリッ
ト光パターンの画像を入力し、2値化してシャッタ0に
対応した2値画像メモリに格納する。
も「開」とならないので、投影されるスリット光パター
ンが判らない。そこで、シャッタ0のみを別扱いとす
る。点光源31bと点光源32bをオンとし、シャッタ
0のみ「開」とし、他のシャッタは「閉」としてスリッ
ト光パターンの画像を入力し、2値化してシャッタ0に
対応した2値画像メモリに格納する。
【0041】これにより、M個のシャッタを1個ずつ開
いたときに得られる2値画像と同じ2値画像が、そのシ
ャッタ毎に対応して得られる。後は、上記第5の実施例
と同様に、番号がNだけ隔たった2枚の2値画像メモリ
の論理積を求め、1となる画素の位置を2本のスリット
光が重なる位置と見做し、そのモアレ縞の次数をNとす
る。これを、番号がNだけ隔たった全ての2枚の2値画
像メモリにの組合せに対して行い、Nの値を変えて必要
な全てのモアレ縞の次数を求める。以上の操作を、図1
2及び図13を用いて模式的に説明する。
いたときに得られる2値画像と同じ2値画像が、そのシ
ャッタ毎に対応して得られる。後は、上記第5の実施例
と同様に、番号がNだけ隔たった2枚の2値画像メモリ
の論理積を求め、1となる画素の位置を2本のスリット
光が重なる位置と見做し、そのモアレ縞の次数をNとす
る。これを、番号がNだけ隔たった全ての2枚の2値画
像メモリにの組合せに対して行い、Nの値を変えて必要
な全てのモアレ縞の次数を求める。以上の操作を、図1
2及び図13を用いて模式的に説明する。
【0042】図12及び図13は第6の実施例の説明図
であり、図12はモデル図、図13は手順を説明するた
めの図である。ここでは説明を簡単にするために、図1
2に示すように、シャッタアレイ格子11cと対象物体
51cを1次元で表し、シャッタ13cの個数Mを4と
する。このとき、Kは2k ≧4となる最小の整数である
から2となる。
であり、図12はモデル図、図13は手順を説明するた
めの図である。ここでは説明を簡単にするために、図1
2に示すように、シャッタアレイ格子11cと対象物体
51cを1次元で表し、シャッタ13cの個数Mを4と
する。このとき、Kは2k ≧4となる最小の整数である
から2となる。
【0043】先ず、点光源31cをオン、点光源32c
をオフとする。また、シャッタ13cに対して図中左か
ら順に番号0,1,2,3を付す(図13の1段目)。
このシャッタ番号0,1,2,3を2進数で表したとき
のLSBの値に従って、各シャッタを左から閉・開・閉
・開の状態とし、画像を入力して2値化すると、対象物
体51c上でd及びfの位置に相当する画素のみが1、
他は0となる。次に、シャッタ番号0,1,2,3のM
SBの値に従って、各シャッタを左から閉・閉・開・開
の状態とし、画像を入力して2値化すると、対象物体5
1c上でe及びfの位置に相当する画素のみが1、他は
0となる(図13の2段目)。前者の2値画像をLS
B、後者の2値画像をMSBとする2ビット画像を考え
ると、dの位置の画素は1、eの位置の画素は2、fの
位置の画素は3という値を持ち、それぞれの位置に投影
されたスリット光が通ったシャッタのシャッタ番号に一
致する(図13の3段目)。
をオフとする。また、シャッタ13cに対して図中左か
ら順に番号0,1,2,3を付す(図13の1段目)。
このシャッタ番号0,1,2,3を2進数で表したとき
のLSBの値に従って、各シャッタを左から閉・開・閉
・開の状態とし、画像を入力して2値化すると、対象物
体51c上でd及びfの位置に相当する画素のみが1、
他は0となる。次に、シャッタ番号0,1,2,3のM
SBの値に従って、各シャッタを左から閉・閉・開・開
の状態とし、画像を入力して2値化すると、対象物体5
1c上でe及びfの位置に相当する画素のみが1、他は
0となる(図13の2段目)。前者の2値画像をLS
B、後者の2値画像をMSBとする2ビット画像を考え
ると、dの位置の画素は1、eの位置の画素は2、fの
位置の画素は3という値を持ち、それぞれの位置に投影
されたスリット光が通ったシャッタのシャッタ番号に一
致する(図13の3段目)。
【0044】点光源31cをオフ、点光源32cをオン
として、同様な操作を行えば、bの位置の画素が1、c
の位置の画素が2、eの位置の画素が3となる(図13
の4段目及び5段目)。これを先程の結果と重ねる(2
値画像メモリに重ね書きする)と、シャッタ1はbとd
の位置に、シャッタ2はcとeの位置に、シャッタ3は
eとfの位置にそれぞれスリット光を投影することが判
る(図13の6段目)。
として、同様な操作を行えば、bの位置の画素が1、c
の位置の画素が2、eの位置の画素が3となる(図13
の4段目及び5段目)。これを先程の結果と重ねる(2
値画像メモリに重ね書きする)と、シャッタ1はbとd
の位置に、シャッタ2はcとeの位置に、シャッタ3は
eとfの位置にそれぞれスリット光を投影することが判
る(図13の6段目)。
【0045】これとは別に、シャッタ0のみを「開」と
して画像を入力し、2値化することにより、シャッタ0
がaとcの位置にスリット光を投影することが判る(図
13の7段目、8段目)。
して画像を入力し、2値化することにより、シャッタ0
がaとcの位置にスリット光を投影することが判る(図
13の7段目、8段目)。
【0046】このようにして、シャッタ番号0,1,
2,3の4個のシャッタを1個ずつ開いたときに得られ
る2値画像と同じ2値画像が、そのシャッタ毎に対応し
て得られ、後は、上述したように、番号がNだけ隔たっ
た2枚の2値画像メモリの論理積を求め、それをN次の
モアレ縞とする。
2,3の4個のシャッタを1個ずつ開いたときに得られ
る2値画像と同じ2値画像が、そのシャッタ毎に対応し
て得られ、後は、上述したように、番号がNだけ隔たっ
た2枚の2値画像メモリの論理積を求め、それをN次の
モアレ縞とする。
【0047】本実施例によれば、画像入力の回数は(2
K+1)となる。例えば、M=200のとき、第5の実
施例では、200回であったが、本実施例では、17回
で済む。このため、モアレ縞の次数識別を大幅に高速化
して行うことができる。
K+1)となる。例えば、M=200のとき、第5の実
施例では、200回であったが、本実施例では、17回
で済む。このため、モアレ縞の次数識別を大幅に高速化
して行うことができる。
【0048】上記の説明では、シャッタ番号を2進数で
符号化する際に自然2進符号を用いたが、それ以外の2
進符号、例えばグレーコード(交番2進符号)を用いて
も良い。
符号化する際に自然2進符号を用いたが、それ以外の2
進符号、例えばグレーコード(交番2進符号)を用いて
も良い。
【0049】図14は第7の実施例の構成図である。こ
の実施例では、点光源31d用のシャッタアレイ格子1
1dと、観測用(カメラ41d用)のシャッタアレイ格
子11eの2つのシャッタアレイ格子を用いる。双方の
シャッタ間のピッチを等しくpとし、シャッタアレイ格
子11dのシャッタ13dの個数をM1 、シャッタアレ
イ格子11eのシャッタ13eの個数をM2 とする。2
k ≧M1 となる最小の整数kをK1 、2k ≧M2 となる
最小の整数kをK2 とする。
の実施例では、点光源31d用のシャッタアレイ格子1
1dと、観測用(カメラ41d用)のシャッタアレイ格
子11eの2つのシャッタアレイ格子を用いる。双方の
シャッタ間のピッチを等しくpとし、シャッタアレイ格
子11dのシャッタ13dの個数をM1 、シャッタアレ
イ格子11eのシャッタ13eの個数をM2 とする。2
k ≧M1 となる最小の整数kをK1 、2k ≧M2 となる
最小の整数kをK2 とする。
【0050】先ず、シャッタアレイ格子11eのシャッ
タ13eをすべて「開」とし、シャッタアレイ格子11
dを、上記第6の実施例と同様に、2進符号に従って開
閉させながら画像を入力し2値化する操作を繰り返し、
K1 枚の2値画像を得る。これらK1 枚の2値画像をビ
ットの深さ方向に重ねてK1 ビットの画像と見做して復
合化し、(M1 −1)枚の2値画像を得る。シャッタ0
(シャッタアレイ格子11dの図中左端のシャッタ)に
ついては別扱いとし、そのシャッタのみを「開」とし、
他はすべて「閉」として画像を入力し、2値化する。こ
の2値画像を(M1 −1)枚の2値画像と併せてM1 枚
の2値画像とする。
タ13eをすべて「開」とし、シャッタアレイ格子11
dを、上記第6の実施例と同様に、2進符号に従って開
閉させながら画像を入力し2値化する操作を繰り返し、
K1 枚の2値画像を得る。これらK1 枚の2値画像をビ
ットの深さ方向に重ねてK1 ビットの画像と見做して復
合化し、(M1 −1)枚の2値画像を得る。シャッタ0
(シャッタアレイ格子11dの図中左端のシャッタ)に
ついては別扱いとし、そのシャッタのみを「開」とし、
他はすべて「閉」として画像を入力し、2値化する。こ
の2値画像を(M1 −1)枚の2値画像と併せてM1 枚
の2値画像とする。
【0051】次に、シャッタアレイ格子11dをすべて
「開」とし、シャッタアレイ格子11eを2進符号に従
って開閉させながら画像を入力し2値化する操作を繰り
返し、K2 枚の2値画像を得る。これらK2 枚の2値画
像を使って、上記の場合と同様に、ビットの深さ方向に
重ねK2 ビットの画像と見做して復合化し、(M2 −
1)枚の2値画像を得る。シャッタ0(シャッタアレイ
格子11eの図中左端のシャッタ)については別扱いと
し、そのシャッタのみを「開」とし、他はすべて「閉」
として画像を入力し、2値化する。(M2 −1)枚の2
値画像と併せてM 2 枚の2値画像とする。
「開」とし、シャッタアレイ格子11eを2進符号に従
って開閉させながら画像を入力し2値化する操作を繰り
返し、K2 枚の2値画像を得る。これらK2 枚の2値画
像を使って、上記の場合と同様に、ビットの深さ方向に
重ねK2 ビットの画像と見做して復合化し、(M2 −
1)枚の2値画像を得る。シャッタ0(シャッタアレイ
格子11eの図中左端のシャッタ)については別扱いと
し、そのシャッタのみを「開」とし、他はすべて「閉」
として画像を入力し、2値化する。(M2 −1)枚の2
値画像と併せてM 2 枚の2値画像とする。
【0052】シャッタアレイ格子11dを開閉させたと
きのM1 枚の2値画像の中の1枚(対応するシャッタ番
号をm1 とする)と、シャッタアレイ格子11eを開閉
させたときのM2 枚の2値画像の中の1枚(対応するシ
ャッタ番号をm2 とする)との間で論理積を計算し、結
果が1となる画素の位置を次数Nとする。ここで、Nは
シャッタアレイ格子11d中のシャッタm1 と、シャッ
タアレイ格子11e中のシャッタm2 との間の距離をシ
ャッタ間のピッチpで割った数値である。
きのM1 枚の2値画像の中の1枚(対応するシャッタ番
号をm1 とする)と、シャッタアレイ格子11eを開閉
させたときのM2 枚の2値画像の中の1枚(対応するシ
ャッタ番号をm2 とする)との間で論理積を計算し、結
果が1となる画素の位置を次数Nとする。ここで、Nは
シャッタアレイ格子11d中のシャッタm1 と、シャッ
タアレイ格子11e中のシャッタm2 との間の距離をシ
ャッタ間のピッチpで割った数値である。
【0053】前述した第1の実施例によると、画像入力
の回数が(2M−Nmax −1)×N max /2回であるの
に対し、本実施例によると、(K1 +K2 +2)回とな
る。例えば、M=M1 =M2 =200、Nmax =20の
場合、第1の実施例では、3790回であるのに対し、
本実施例では18回で済むため、大幅な高速化となる。
の回数が(2M−Nmax −1)×N max /2回であるの
に対し、本実施例によると、(K1 +K2 +2)回とな
る。例えば、M=M1 =M2 =200、Nmax =20の
場合、第1の実施例では、3790回であるのに対し、
本実施例では18回で済むため、大幅な高速化となる。
【0054】以上の操作を、図15及び図16を用いて
模式的に説明する。図15及び図16は第7の実施例の
説明図であり、図15は2値画像を求める手順を、図1
6は2値画像間の論理積表をそれぞれ示す。ここでは説
明を簡単にするために、M1 =M2 =4とする。このと
き、K1 =K2 =2となる。
模式的に説明する。図15及び図16は第7の実施例の
説明図であり、図15は2値画像を求める手順を、図1
6は2値画像間の論理積表をそれぞれ示す。ここでは説
明を簡単にするために、M1 =M2 =4とする。このと
き、K1 =K2 =2となる。
【0055】図15において、第1列と第2列はそれぞ
れシャッタアレイ格子11dとシャッタアレイ格子11
eのシャッタの開閉状態を示す。第3列に、入力された
画像を2値化した結果の2値画像例を示す。黒い部分を
1(スリット光が当たっている部分)とする。第1行と
第2行の2値画像を復号化することにより、シャッタア
レイ格子11d側のシャッタ1,2,3に対応するスリ
ット光パターンの2値画像が第4列に示すように得られ
る。シャッタアレイ格子11d側のシャッタ0について
は、第3行に示すようにして求められる。同様に、第4
行と第5行の2値画像を復号化することにより、シャッ
タアレイ格子11e側のシャッタ1,2,3に対応する
スリット光パターンの2値画像が得られる。シャッタア
レイ格子11e側のシャッタ0については第6行に示す
ようにして求められる。
れシャッタアレイ格子11dとシャッタアレイ格子11
eのシャッタの開閉状態を示す。第3列に、入力された
画像を2値化した結果の2値画像例を示す。黒い部分を
1(スリット光が当たっている部分)とする。第1行と
第2行の2値画像を復号化することにより、シャッタア
レイ格子11d側のシャッタ1,2,3に対応するスリ
ット光パターンの2値画像が第4列に示すように得られ
る。シャッタアレイ格子11d側のシャッタ0について
は、第3行に示すようにして求められる。同様に、第4
行と第5行の2値画像を復号化することにより、シャッ
タアレイ格子11e側のシャッタ1,2,3に対応する
スリット光パターンの2値画像が得られる。シャッタア
レイ格子11e側のシャッタ0については第6行に示す
ようにして求められる。
【0056】図15で求めた各シャッタに対応する2値
画像間の論理積を求めると、図16に示すような4行4
列の表になる。例えば、シャッタアレイ格子11d側の
シャッタ3とシャッタアレイ格子11e側のシャッタ3
の双方を「開」としたときの2値画像は、図15で求め
た当該2値画像間の論理積で得られ、その結果は表の左
上に示す2値画像となる。このようにして図16の表が
求められ、その表の中の斜め線で示されているように、
左上から右下の方向に論理和を求めると、それぞれの次
数に対するモアレ縞のパターンが得られる。図中に記載
のnは、シャッタアレイ格子11dとシャッタアレイ格
子11eの最も近いシャッタ(本例ではシャッタアレイ
格子11d側のシャッタ3とシャッタアレイ格子11e
側のシャッタ0)同士間の距離をシャッタ間のピッチp
で割った値である。
画像間の論理積を求めると、図16に示すような4行4
列の表になる。例えば、シャッタアレイ格子11d側の
シャッタ3とシャッタアレイ格子11e側のシャッタ3
の双方を「開」としたときの2値画像は、図15で求め
た当該2値画像間の論理積で得られ、その結果は表の左
上に示す2値画像となる。このようにして図16の表が
求められ、その表の中の斜め線で示されているように、
左上から右下の方向に論理和を求めると、それぞれの次
数に対するモアレ縞のパターンが得られる。図中に記載
のnは、シャッタアレイ格子11dとシャッタアレイ格
子11eの最も近いシャッタ(本例ではシャッタアレイ
格子11d側のシャッタ3とシャッタアレイ格子11e
側のシャッタ0)同士間の距離をシャッタ間のピッチp
で割った値である。
【0057】上記の実施例では、カメラ41d用のシャ
ッタアレイ格子としてシャッタアレイ格子11eを設け
たが、このシャッタアレイ格子11eを仮想的なシャッ
タアレイ格子として想定するようにしてもよい。すなわ
ち、シャッタアレイ格子11eの代わりに、画像処理に
よってシャッタアレイ格子11eと同じ機能を得ること
ができる。カメラ41dとシャッタアレイ格子11eと
の相対的な位置が固定していれば、カメラ41dから入
力される画像の特定の位置が特定のシャッタに対応す
る。例えば、図15の第4行から第6行の2値画像(第
3行3列、第4行3列、第5行3列の各2値画像)で
は、シャッタ0は画面の左端1/4、シャッタ1は画面
の中央から左1/4、シャッタ2は画面の中央から右1
/4、画面の右端1/4の点線で囲った部分にそれぞれ
対応している。そこで、現実のシャッタを設ける代わり
に、仮想的なシャッタを想定して、それぞれのシャッタ
が画面で対応する範囲を予め決めておく。入力した画像
に対して、「開」とすべきシャッタに対応する範囲を残
し、それ以外を消すマスキング処理を行うことにより、
現実のシャッタの開閉と等しい効果が得られる。
ッタアレイ格子としてシャッタアレイ格子11eを設け
たが、このシャッタアレイ格子11eを仮想的なシャッ
タアレイ格子として想定するようにしてもよい。すなわ
ち、シャッタアレイ格子11eの代わりに、画像処理に
よってシャッタアレイ格子11eと同じ機能を得ること
ができる。カメラ41dとシャッタアレイ格子11eと
の相対的な位置が固定していれば、カメラ41dから入
力される画像の特定の位置が特定のシャッタに対応す
る。例えば、図15の第4行から第6行の2値画像(第
3行3列、第4行3列、第5行3列の各2値画像)で
は、シャッタ0は画面の左端1/4、シャッタ1は画面
の中央から左1/4、シャッタ2は画面の中央から右1
/4、画面の右端1/4の点線で囲った部分にそれぞれ
対応している。そこで、現実のシャッタを設ける代わり
に、仮想的なシャッタを想定して、それぞれのシャッタ
が画面で対応する範囲を予め決めておく。入力した画像
に対して、「開」とすべきシャッタに対応する範囲を残
し、それ以外を消すマスキング処理を行うことにより、
現実のシャッタの開閉と等しい効果が得られる。
【0058】図18は第8の実施例を示す図である。こ
の実施例では、点光源31fと対象物体51fとを結ぶ
線の横方向にカメラ41fを配置し、対象物体51fか
ら返ったスリット光パターンをハーフミラー61fによ
ってカメラ41fの方向に反射させるようにする。この
構成によると、点光源31f用のシャッタアレイ格子1
1fと、観測用(カメラ41f用)のシャッタアレイ格
子11gとを等価的に近い位置に置くことが可能とな
る。この効果について以下に説明する。
の実施例では、点光源31fと対象物体51fとを結ぶ
線の横方向にカメラ41fを配置し、対象物体51fか
ら返ったスリット光パターンをハーフミラー61fによ
ってカメラ41fの方向に反射させるようにする。この
構成によると、点光源31f用のシャッタアレイ格子1
1fと、観測用(カメラ41f用)のシャッタアレイ格
子11gとを等価的に近い位置に置くことが可能とな
る。この効果について以下に説明する。
【0059】上記第7の実施例では、点光源31d用の
シャッタアレイ格子11dと観測用のシャッタアレイ格
子11eとを並べて配置するため、前者のシャッタと後
者のシャッタとの距離を小さくできない。このため、小
さな次数Nの縞を観測できない。N次の縞が作る平面と
格子面との距離hN は、次式で表される。
シャッタアレイ格子11dと観測用のシャッタアレイ格
子11eとを並べて配置するため、前者のシャッタと後
者のシャッタとの距離を小さくできない。このため、小
さな次数Nの縞を観測できない。N次の縞が作る平面と
格子面との距離hN は、次式で表される。
【0060】 hN =N・p・L/(d−N・p)・・・・・(1) ここで、p:格子のピッチ L:カメラ41dとシャッタアレイ格子11e(点光源
31dとシャッタアレイ格子11d)との距離 d:点光源31dとカメラ41dとの距離 この式をグラフに示すと図17のようになる。このグラ
フから判るとおり、Nが大きくなるにつれて、hN は急
激に大きくなる。次数Nの大きな縞は、隣接する縞との
距離の差が大きく、したがって測定できる距離分解能が
粗い。距離分解能を向上させるためには、小さな次数N
の縞を観測する必要がある。本実施例では、ハーフミラ
ー61fを用いることにより、横方向に配置したカメラ
41fでスリット光パターンを観測できる。このため、
カメラ41fの位置によれば、カメラ41fが観測する
スリット光パターンは、カメラ41fを点光源31fの
近くに置いて観測したときのスリット光パターンと同じ
ものとすることができ、その場合、シャッタアレイ格子
11fとシャッタアレイ格子11gとは実質的に近接し
て設置されていることになる。したがって、2枚のシャ
ッタアレイ格子を用いる場合でも、小さな次数Nのモア
レ縞を観測できることとなり、それに応じて距離分解能
も向上させることができる。
31dとシャッタアレイ格子11d)との距離 d:点光源31dとカメラ41dとの距離 この式をグラフに示すと図17のようになる。このグラ
フから判るとおり、Nが大きくなるにつれて、hN は急
激に大きくなる。次数Nの大きな縞は、隣接する縞との
距離の差が大きく、したがって測定できる距離分解能が
粗い。距離分解能を向上させるためには、小さな次数N
の縞を観測する必要がある。本実施例では、ハーフミラ
ー61fを用いることにより、横方向に配置したカメラ
41fでスリット光パターンを観測できる。このため、
カメラ41fの位置によれば、カメラ41fが観測する
スリット光パターンは、カメラ41fを点光源31fの
近くに置いて観測したときのスリット光パターンと同じ
ものとすることができ、その場合、シャッタアレイ格子
11fとシャッタアレイ格子11gとは実質的に近接し
て設置されていることになる。したがって、2枚のシャ
ッタアレイ格子を用いる場合でも、小さな次数Nのモア
レ縞を観測できることとなり、それに応じて距離分解能
も向上させることができる。
【0061】次に第9の実施例について説明する。モア
レ縞を発生させるためのシャッタアレイ格子としては、
上述した第1〜第8の実施例でのシャッタアレイ格子1
1〜11gのように、遮蔽部分と透過部分(シャッタ)
の両方が必要である。図3において、シャッタアレイ格
子11の遮蔽部分12は遮蔽部分としてしか機能しない
のに対し、シャッタ13は「開」とすれば透過部分であ
るが、「閉」とすれば遮蔽部分としても機能する。そこ
で、シャッタアレイ格子として、図19に示すように、
シャッタとシャッタとの間の遮蔽部分を除いたシャッタ
アレイ格子110を用いることができる。シャッタ13
0のみを接して並べても、モアレ縞を発生させる格子と
して機能する。このようにすることにより、シャッタ1
30間のピッチpを小さくして、測定分解能を向上する
ことができる。
レ縞を発生させるためのシャッタアレイ格子としては、
上述した第1〜第8の実施例でのシャッタアレイ格子1
1〜11gのように、遮蔽部分と透過部分(シャッタ)
の両方が必要である。図3において、シャッタアレイ格
子11の遮蔽部分12は遮蔽部分としてしか機能しない
のに対し、シャッタ13は「開」とすれば透過部分であ
るが、「閉」とすれば遮蔽部分としても機能する。そこ
で、シャッタアレイ格子として、図19に示すように、
シャッタとシャッタとの間の遮蔽部分を除いたシャッタ
アレイ格子110を用いることができる。シャッタ13
0のみを接して並べても、モアレ縞を発生させる格子と
して機能する。このようにすることにより、シャッタ1
30間のピッチpを小さくして、測定分解能を向上する
ことができる。
【0062】また、遮蔽部分が無いため、隣接するq個
(q=1,2,・・・)のシャッタを一つのシャッタと
見做して同時に開閉させることにより、等価的にシャッ
タピッチをp×qとすることができる。これにより、必
要なだけの分解能まで落として使うことができ、画像入
力時間や画像処理時間を短くすることができる。このシ
ャッタアレイ格子110は、これまでに説明した第1〜
第8までのすべての実施例に適用可能である。
(q=1,2,・・・)のシャッタを一つのシャッタと
見做して同時に開閉させることにより、等価的にシャッ
タピッチをp×qとすることができる。これにより、必
要なだけの分解能まで落として使うことができ、画像入
力時間や画像処理時間を短くすることができる。このシ
ャッタアレイ格子110は、これまでに説明した第1〜
第8までのすべての実施例に適用可能である。
【0063】図20は第10の実施例の構成図である。
図19に示したシャッタアレイ格子110は、すべての
シャッタを「開」とすれば、遮蔽部分が無くなり、シャ
ッタアレイ格子110そのものが無いことと等価にな
る。そこで、ピッチの異なる2枚のシャッタアレイ格子
110h及び110iを重ねておき、必要に応じてシャ
ッタアレイ格子110hと110iを使い分けることが
可能となる。例えば、図20のように、シャッタのピッ
チがそれぞれp1 のシャッタアレイ格子110hと、p
2 のシャッタアレイ格子110iを重ねておく。ここ
で、p1 >p2 とする。対象物体51hの大まかな形状
のみを高速に測定したいときは、図に示すように、シャ
ッタアレイ格子110iのシャッタをすべて「開」と
し、シャッタアレイ格子110hのシャッタを開閉して
測定する。逆に、詳細な形状を測定する必要があるとき
は、シャッタアレイ格子110hのシャッタをすべて
「開」とし、ピッチがより小さなシャッタアレイ格子1
10iのシャッタを開閉して測定する。
図19に示したシャッタアレイ格子110は、すべての
シャッタを「開」とすれば、遮蔽部分が無くなり、シャ
ッタアレイ格子110そのものが無いことと等価にな
る。そこで、ピッチの異なる2枚のシャッタアレイ格子
110h及び110iを重ねておき、必要に応じてシャ
ッタアレイ格子110hと110iを使い分けることが
可能となる。例えば、図20のように、シャッタのピッ
チがそれぞれp1 のシャッタアレイ格子110hと、p
2 のシャッタアレイ格子110iを重ねておく。ここ
で、p1 >p2 とする。対象物体51hの大まかな形状
のみを高速に測定したいときは、図に示すように、シャ
ッタアレイ格子110iのシャッタをすべて「開」と
し、シャッタアレイ格子110hのシャッタを開閉して
測定する。逆に、詳細な形状を測定する必要があるとき
は、シャッタアレイ格子110hのシャッタをすべて
「開」とし、ピッチがより小さなシャッタアレイ格子1
10iのシャッタを開閉して測定する。
【0064】なお、上記の説明では、ピッチの異なる2
枚のシャッタアレイ格子を設けるようにしたが、ピッチ
の異なる3枚以上のシャッタアレイ格子を設けるように
してもよい。
枚のシャッタアレイ格子を設けるようにしたが、ピッチ
の異なる3枚以上のシャッタアレイ格子を設けるように
してもよい。
【0065】図21は第11の実施例の構成図である。
この実施例では、遮蔽部分のない2枚のシャッタアレイ
格子110j及び110kを点光源31jからの距離が
異なる位置に配置したものである。このように、2枚の
シャッタアレイ格子110j及び110kを異なる距離
L1 及びL2 の位置に配置することにより、対象物体5
1jの大きさや位置に応じてシャッタアレイ格子110
j、100kを使い分けることが可能となる。例えば、
図に示すように、同じピッチの2枚のシャッタアレイ格
子110jと110kを用い、シャッタアレイ格子11
jをL1 =5cm、シャッタアレイ格子110kをL2
=10cmの位置に置く。対象物体51jの寸法が数c
mと小さいときは、点光源31jからの距離が10〜2
0cmとなる位置に置き、シャッタアレイ格子110k
のシャッタを全て「開」として、シャッタアレイ格子1
10jを使って詳細に測定を行う。対象物体51jの寸
法が10cmを越える場合は、点光源31jからの奥行
きの距離が20cmを越える位置まで測定する必要があ
る。そこで、近い部分は上記と同様にしてシャッタアレ
イ格子110jを使って詳細に測定を行い、遠い部分は
逆にシャッタアレイ格子110kを使う。この方法によ
って、遠い距離まで高い距離分解能を確保しながら測定
することができる。
この実施例では、遮蔽部分のない2枚のシャッタアレイ
格子110j及び110kを点光源31jからの距離が
異なる位置に配置したものである。このように、2枚の
シャッタアレイ格子110j及び110kを異なる距離
L1 及びL2 の位置に配置することにより、対象物体5
1jの大きさや位置に応じてシャッタアレイ格子110
j、100kを使い分けることが可能となる。例えば、
図に示すように、同じピッチの2枚のシャッタアレイ格
子110jと110kを用い、シャッタアレイ格子11
jをL1 =5cm、シャッタアレイ格子110kをL2
=10cmの位置に置く。対象物体51jの寸法が数c
mと小さいときは、点光源31jからの距離が10〜2
0cmとなる位置に置き、シャッタアレイ格子110k
のシャッタを全て「開」として、シャッタアレイ格子1
10jを使って詳細に測定を行う。対象物体51jの寸
法が10cmを越える場合は、点光源31jからの奥行
きの距離が20cmを越える位置まで測定する必要があ
る。そこで、近い部分は上記と同様にしてシャッタアレ
イ格子110jを使って詳細に測定を行い、遠い部分は
逆にシャッタアレイ格子110kを使う。この方法によ
って、遠い距離まで高い距離分解能を確保しながら測定
することができる。
【0066】なお、上記の説明では、2枚のシャッタア
レイ格子を異なる位置に設けるようにしたが、3枚以上
のシャッタアレイ格子を異なる位置に設けるようにして
もよい。
レイ格子を異なる位置に設けるようにしたが、3枚以上
のシャッタアレイ格子を異なる位置に設けるようにして
もよい。
【0067】図22は第12の実施例の構成図である。
モアレ縞による形状測定方式は、三角測量の原理を利用
しており、本質的にオクルージョンの問題が存在する。
三角測量の一種である2眼視におけるオクルージョンと
は、片方の眼にしか見えない部分は、距離を測定できな
いことである。モアレ縞を利用した形状測定方式におけ
るオクルージョンとは、第1の実施例で言えば、カメラ
41から見える対象物体51の表面のうち、点光源31
からのスリット光が届かない範囲は、形状測定ができな
いことを言う。オクルージョンの影響を小さくする一つ
の方法は、複数の点光源31を異なった位置に置き、ス
リット光が届かない範囲を極力少なくすることである。
モアレ縞による形状測定方式は、三角測量の原理を利用
しており、本質的にオクルージョンの問題が存在する。
三角測量の一種である2眼視におけるオクルージョンと
は、片方の眼にしか見えない部分は、距離を測定できな
いことである。モアレ縞を利用した形状測定方式におけ
るオクルージョンとは、第1の実施例で言えば、カメラ
41から見える対象物体51の表面のうち、点光源31
からのスリット光が届かない範囲は、形状測定ができな
いことを言う。オクルージョンの影響を小さくする一つ
の方法は、複数の点光源31を異なった位置に置き、ス
リット光が届かない範囲を極力少なくすることである。
【0068】そこで、この実施例では、遮蔽部分のない
2枚のシャッタアレイ格子110mと110nを格子の
向きが互いに直交するように重ね、1台のカメラ41m
と、2個の点光源31m、32mを直角三角形の頂点に
配置する。このように2個の点光源31m、32mを配
置にすることにより、点光源1個の場合に比べてオクル
ージョンが発生する範囲を小さくできる。
2枚のシャッタアレイ格子110mと110nを格子の
向きが互いに直交するように重ね、1台のカメラ41m
と、2個の点光源31m、32mを直角三角形の頂点に
配置する。このように2個の点光源31m、32mを配
置にすることにより、点光源1個の場合に比べてオクル
ージョンが発生する範囲を小さくできる。
【0069】上記の説明では、1台のカメラ41mと2
個の点光源31m、32mとを配置するようにしたが、
逆に2台のカメラと1個の点光源を配置するようにして
もよい。すなわち、図22において、点光源31mと3
2mの代わりにカメラを配置し、カメラ41mの代わり
に点光源を配置してもよい。
個の点光源31m、32mとを配置するようにしたが、
逆に2台のカメラと1個の点光源を配置するようにして
もよい。すなわち、図22において、点光源31mと3
2mの代わりにカメラを配置し、カメラ41mの代わり
に点光源を配置してもよい。
【0070】図23は第13の実施例の説明図である。
この実施例では、さらに点光源とカメラを増やしてい
る。すなわち、3個の点光源31o、32o、33o
と、格子の向きが異なるように配置された3枚のシャッ
タアレイ格子110o、110p、110qを使用す
る。点光源31oと点光源32oからのスリット光が届
く範囲はシャッタアレイ格子110oを使い、点光源3
2oと点光源33oからのスリット光が届く範囲はシャ
ッタアレイ格子110pを使い、点光源33oと点光源
31oからのスリット光が届く範囲はシャッタアレイ格
子110qを使う。この構成により、2本のスリット光
が届かない範囲が極力すくなくなり、より一層オクルー
ジョンの少ない測定が可能となる。なお、3個の点光源
31o、32o、33oからのスリット光が全て届く範
囲を測定する場合は、いずれかの点光源をオフとし、残
り2個の点光源とそれに対応する1個のシャッタアレイ
格子のみを使って計測する。なお、図23では、カメラ
を省略しているが、カメラはシャッタアレイ格子110
o、110p、110qに邪魔されずに対象物体を観測
できる位置に置く。
この実施例では、さらに点光源とカメラを増やしてい
る。すなわち、3個の点光源31o、32o、33o
と、格子の向きが異なるように配置された3枚のシャッ
タアレイ格子110o、110p、110qを使用す
る。点光源31oと点光源32oからのスリット光が届
く範囲はシャッタアレイ格子110oを使い、点光源3
2oと点光源33oからのスリット光が届く範囲はシャ
ッタアレイ格子110pを使い、点光源33oと点光源
31oからのスリット光が届く範囲はシャッタアレイ格
子110qを使う。この構成により、2本のスリット光
が届かない範囲が極力すくなくなり、より一層オクルー
ジョンの少ない測定が可能となる。なお、3個の点光源
31o、32o、33oからのスリット光が全て届く範
囲を測定する場合は、いずれかの点光源をオフとし、残
り2個の点光源とそれに対応する1個のシャッタアレイ
格子のみを使って計測する。なお、図23では、カメラ
を省略しているが、カメラはシャッタアレイ格子110
o、110p、110qに邪魔されずに対象物体を観測
できる位置に置く。
【0071】図24は第14の実施例の構成図である。
上述した第1〜第13の実施例でのモアレ・トポグラフ
ィは、格子照射形のものであったが、この実施例でのモ
アレ・トポグラフィは、格子投影形のものである。図に
示すように、点光源31rの投影方向にシャッタアレイ
格子11rと対象物体51rを配置し、その対象物体5
1rの反射光を受ける方向に結像レンズ81、シャッタ
アレイ格子11s、さらにその背後に背面投影形のスク
リーン71を配置する。シャッタアレイ格子11rとシ
ャッタアレイ格子11sとは、シャッタピッチが等しい
とする。また、結像レンズの焦点距離をLsとし、点光
源31rとシャッタアレイ格子11rとの距離もその焦
点距離Lsに等しくとる。なお、一般的には、点光源3
1rとシャッタアレイ格子11rとの距離をL3 、結像
レンズの焦点距離をL4 、シャッタアレイ格子11rの
シャッタのピッチをp3 、シャッタアレイ格子11sの
シャッタのピッチをp4 として、L3 :L4 =p3 :p
4 の関係が保たれていればよい。この方法は、カメラ4
1rの設置場所をスクリーン71を観測できる範囲でか
なり自由に選べる。
上述した第1〜第13の実施例でのモアレ・トポグラフ
ィは、格子照射形のものであったが、この実施例でのモ
アレ・トポグラフィは、格子投影形のものである。図に
示すように、点光源31rの投影方向にシャッタアレイ
格子11rと対象物体51rを配置し、その対象物体5
1rの反射光を受ける方向に結像レンズ81、シャッタ
アレイ格子11s、さらにその背後に背面投影形のスク
リーン71を配置する。シャッタアレイ格子11rとシ
ャッタアレイ格子11sとは、シャッタピッチが等しい
とする。また、結像レンズの焦点距離をLsとし、点光
源31rとシャッタアレイ格子11rとの距離もその焦
点距離Lsに等しくとる。なお、一般的には、点光源3
1rとシャッタアレイ格子11rとの距離をL3 、結像
レンズの焦点距離をL4 、シャッタアレイ格子11rの
シャッタのピッチをp3 、シャッタアレイ格子11sの
シャッタのピッチをp4 として、L3 :L4 =p3 :p
4 の関係が保たれていればよい。この方法は、カメラ4
1rの設置場所をスクリーン71を観測できる範囲でか
なり自由に選べる。
【0072】この実施例による測定には、シャッタアレ
イ格子11rとシャッタアレイ格子11sから各1個の
シャッタを「開」とする方法や、また、2進符号に従っ
てシャッタを「開」とする方法等をそのまま適用するこ
とができる。さらに、シャッタアレイ格子として図19
に示した遮蔽部分のないシャッタアレイ格子を使用する
こともできる。
イ格子11rとシャッタアレイ格子11sから各1個の
シャッタを「開」とする方法や、また、2進符号に従っ
てシャッタを「開」とする方法等をそのまま適用するこ
とができる。さらに、シャッタアレイ格子として図19
に示した遮蔽部分のないシャッタアレイ格子を使用する
こともできる。
【0073】図25は第15の実施例の構成図である。
この実施例の構成は、上記第14の実施例と同様に、点
光源31tの投影方向にシャッタアレイ格子110tと
対象物体51tを配置し、その対象物体51tの反射光
を受ける方向に結像レンズ82とシャッタアレイ格子1
10uを設けている。第14の実施例との相違点は、シ
ャッタアレイ格子110t及び110uに図19の遮蔽
部分のないシャッタアレイ格子を用い、カメラ41tを
シャッタアレイ格子110uを撮像する位置に置いた点
である。このように、遮蔽部分のないシャッタアレイ格
子を用いると、シャッタアレイ格子110u自身をスク
リーンとして用いることができる。そのために、本実施
例ではシャッタアレイ格子110uの背後に黒い反射防
止板72を置いている。シャッタアレイ格子110uの
シャッタを「閉」とすれば、その表面に結像される像が
シャッタの表面で拡散反射されるため、カメラ41tで
観測できる。逆に、シャッタを「開」とすると、黒い反
射防止板が現れるため、表面の像をカメラ41tで観測
できない。すなわち、シャッタアレイ格子110uにつ
いて、シャッタの「開」と「閉」の機能がこれまでの第
9〜第14の実施例の場合と逆になる。この実施例の場
合は、全体をコンパクトな構成にすることができ、省ス
ペースとなる。
この実施例の構成は、上記第14の実施例と同様に、点
光源31tの投影方向にシャッタアレイ格子110tと
対象物体51tを配置し、その対象物体51tの反射光
を受ける方向に結像レンズ82とシャッタアレイ格子1
10uを設けている。第14の実施例との相違点は、シ
ャッタアレイ格子110t及び110uに図19の遮蔽
部分のないシャッタアレイ格子を用い、カメラ41tを
シャッタアレイ格子110uを撮像する位置に置いた点
である。このように、遮蔽部分のないシャッタアレイ格
子を用いると、シャッタアレイ格子110u自身をスク
リーンとして用いることができる。そのために、本実施
例ではシャッタアレイ格子110uの背後に黒い反射防
止板72を置いている。シャッタアレイ格子110uの
シャッタを「閉」とすれば、その表面に結像される像が
シャッタの表面で拡散反射されるため、カメラ41tで
観測できる。逆に、シャッタを「開」とすると、黒い反
射防止板が現れるため、表面の像をカメラ41tで観測
できない。すなわち、シャッタアレイ格子110uにつ
いて、シャッタの「開」と「閉」の機能がこれまでの第
9〜第14の実施例の場合と逆になる。この実施例の場
合は、全体をコンパクトな構成にすることができ、省ス
ペースとなる。
【0074】上記の各実施例では、シャッタアレイ格子
を液晶式シャッタで構成したが、他のタイプのもの、例
えば機械式シャッタで構成するようにしてもよい
を液晶式シャッタで構成したが、他のタイプのもの、例
えば機械式シャッタで構成するようにしてもよい
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、遮蔽部
分と開閉可能なシャッタ部分とが交互に平行に配列され
たシャッタ手段を用い、そのシャッタ部分の開閉状態に
関する情報等を基にしてモアレ縞の次数を識別するよう
にした。このため、モアレ縞の次数決定を人手に依ら
ず、全て自動的に行うことができる。また、簡単な構成
で測定できるのでコストがかからない。さらに、精度良
く動作する格子状のシャッタを用いるので、モアレ縞の
次数決定を確実にかつ高精度で行うことができる。
分と開閉可能なシャッタ部分とが交互に平行に配列され
たシャッタ手段を用い、そのシャッタ部分の開閉状態に
関する情報等を基にしてモアレ縞の次数を識別するよう
にした。このため、モアレ縞の次数決定を人手に依ら
ず、全て自動的に行うことができる。また、簡単な構成
で測定できるのでコストがかからない。さらに、精度良
く動作する格子状のシャッタを用いるので、モアレ縞の
次数決定を確実にかつ高精度で行うことができる。
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明のモアレ縞次数識別方式の全体構成を示
す図である。
す図である。
【図3】シャッタアレイ格子を示す図である。
【図4】画像処理装置の構成図である。
【図5】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。
る。
【図6】第2の実施例を示す図である。
【図7】第3の実施例を示す図である。
【図8】第3の実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
である。
【図9】第4の実施例を実行する際の処理手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】第5の実施例を実行する際の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】第5の実施例を実行する際の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図12】第6の実施例の説明するためのモデル図であ
る。
る。
【図13】第6の実施例の手順説明図である。
【図14】第7の実施例の構成図である。
【図15】第7の実施例での2値画像を求める手順説明
図である。
図である。
【図16】2値画像間の論理積表を示す図である。
【図17】モアレ縞の次数Nと距離hN との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図18】第8の実施例を示す図である。
【図19】遮蔽部分を除いたシャッタアレイ格子を示す
図である。
図である。
【図20】第10の実施例の構成図である。
【図21】第11の実施例の構成図である。
【図22】第12の実施例の構成図である。
【図23】第13の実施例の説明図である。
【図24】第14の実施例の構成図である。
【図25】第15の実施例の構成図である。
10 シャッタ手段 11,11a,11b,11c,11d,11e,11
f,11g,11r,11s シャッタアレイ格子 12 シャッタアレイ格子の遮蔽部分 13,131 ,132 ,13a,13a1 ,13a2 ,
13b,13b1 ,13b2 ,13c,13d,13e
シャッタアレイ格子のシャッタ 20a シャッタ開閉制御手段 20b モアレ縞次数識別手段 21,21a,21b,21c,21d ホストコンピ
ュータ 22,22a,22b,22c,22d 画像処理装置 23,23a,23b,23c,23d シャッタアレ
イ駆動回路 30 測定光照射手段 31,31a,31b,31c,31d,31f,31
h,31j,31m,31o,31r,31t,32
a,32b,32c,32m,32o,33o点光源 40 撮像手段 41,41a,41b,41d,41f,41h,41
j,41m,41r,41t カメラ 50,51,51a,51b,51c,51d,51
f,51h,51j,51m,51r,51t 対象物
体 61f ハーフミラー 71 スクリーン 72 反射防止板 81,82 結像ミラー 110,110h,110i,110j,110k,1
10m,110n,110o,110p,110q,1
10t,110u 遮蔽部分のないシャッタアレイ格子 222 画像メモリ 223 プロセッサ
f,11g,11r,11s シャッタアレイ格子 12 シャッタアレイ格子の遮蔽部分 13,131 ,132 ,13a,13a1 ,13a2 ,
13b,13b1 ,13b2 ,13c,13d,13e
シャッタアレイ格子のシャッタ 20a シャッタ開閉制御手段 20b モアレ縞次数識別手段 21,21a,21b,21c,21d ホストコンピ
ュータ 22,22a,22b,22c,22d 画像処理装置 23,23a,23b,23c,23d シャッタアレ
イ駆動回路 30 測定光照射手段 31,31a,31b,31c,31d,31f,31
h,31j,31m,31o,31r,31t,32
a,32b,32c,32m,32o,33o点光源 40 撮像手段 41,41a,41b,41d,41f,41h,41
j,41m,41r,41t カメラ 50,51,51a,51b,51c,51d,51
f,51h,51j,51m,51r,51t 対象物
体 61f ハーフミラー 71 スクリーン 72 反射防止板 81,82 結像ミラー 110,110h,110i,110j,110k,1
10m,110n,110o,110p,110q,1
10t,110u 遮蔽部分のないシャッタアレイ格子 222 画像メモリ 223 プロセッサ
Claims (25)
- 【請求項1】 観測されたモアレ縞の次数を識別するモ
アレ縞次数識別方式において、 遮蔽部分と任意に開閉可能なシャッタ部分とが交互に平
行に配列されたシャッタ手段(10)と、 前記シャッタ手段(10)のシャッタ部分の開閉を制御
するシャッタ開閉制御手段(20a)と、 前記シャッタ手段(10)のシャッタ部分を経由して測
定光を対象物体に照射する測定光照射手段(30)と、 前記対象物体(50)上の測定光を撮像する撮像手段
(40)と、 前記撮像手段(40)からの画像を受けてモアレ縞を抽
出し前記シャッタ部分の開閉状態等に関する情報を基に
して前記モアレ縞の次数を識別するモアレ縞次数識別手
段(20b)と、 を有することを特徴とするモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項2】 前記シャッタ開閉制御手段(20a)
は、前記シャッタ手段(10)のシャッタ部分のうちN
個隔てた2個のシャッタ部分を開くように前記シャッタ
手段(10)の動作制御を行い、 前記モアレ縞次数識別手段(20b)は、前記撮像手段
(40)からの画像を画像メモリに入力し2値化して前
記モアレ縞を抽出すると共に、前記モアレ縞の次数をN
次として識別し前記モアレ縞が存在する画素と同じアド
レスを持つ距離画像メモリの画素に次数Nを書き込むこ
とを特徴とする請求項1記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項3】 前記撮像手段(40)は、前記シャッタ
手段に対し前記測定光照射手段(30)と同一サイドに
配置され前記シャッタ手段(10)のシャッタ部分を経
由して前記対象物体上の測定光を撮像することを特徴と
する請求項1記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項4】 前記測定光照射手段として2つ設け、前
記対象物体に前記シャッタ部分を経由して2方向から測
定光を照射するようにしたことを特徴とする請求項2記
載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項5】 前記モアレ縞次数識別手段は、前記撮像
手段からの画像を画像メモリに入力し前記画像メモリか
ら2つの測定光が前記対象物体上で重なるためにより明
るくなった画素を予め設定した閾値を用いて抽出しその
抽出した画素をN次のモアレ縞として識別することを特
徴とする請求項4記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項6】 前記2つの測定光照射手段は互いに異な
る色を持つ測定光を照射し、 前記モアレ縞次数識別手段は、前記画像を画像メモリに
入力し前記画像メモリから2つの測定光が前記対象物体
上で重なるために混色となった画素を抽出しその抽出し
た画素をN次のモアレ縞として識別することを特徴とす
る請求項4記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項7】 前記撮像手段が撮像する対象物体上の測
定光は前記2つの測定光照射手段のうちのいずれか一方
からの測定光であるとし、 前記モアレ縞次数識別手段は、先ず前記2つの測定光照
射手段のうちの一方からの測定光による画像を第1の画
像メモリに入力し、次に前記2つの測定光照射手段のう
ちの他方からの測定光による画像を第2の画像メモリに
入力し、前記第1の画像メモリ及び前記第2の画像メモ
リの各画像を2値化しその2値化した画像の論理積を求
めることによりモアレ縞を抽出し前記モアレ縞の次数を
N次として識別することを特徴とする請求項4記載のモ
アレ縞次数識別方式。 - 【請求項8】 前記撮像手段が撮像する対象物体上の測
定光は、前記N個隔てた2個のシャッタ部分を開いた状
態で前記2つの測定光照射手段のうち一方をオンし他方
をオフすることにより得られることを特徴とする請求項
7記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項9】 前記撮像手段が撮像する対象物体上の測
定光は、前記2つの測定光照射手段をオンした状態で前
記N個隔てた2個のシャッタ部分のうち一方を開き他方
を閉じることにより得られることを特徴とする請求項7
記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項10】 前記シャッタ開閉制御手段は、前記シ
ャッタ手段のシャッタ部分を1個ずつ開くように前記シ
ャッタ手段の動作制御を行い、 前記測定光照射手段として2つ設け、前記対象物体に前
記シャッタ部分を経由して2方向から測定光を照射する
ようにし、 前記モアレ縞次数識別手段は、前記撮像手段からの画像
を当該撮像したときのシャッタ部分に対応付けた画像メ
モリに入力して2値画像とし、前記シャッタ手段のシャ
ッタ部分のうち互いにN個隔たった2つのシャッタ部分
に対応する2つの画像メモリの前記2値画像の論理積を
求めることによりモアレ縞を抽出し前記モアレ縞の次数
をN次として識別することを特徴とする請求項1記載の
モアレ縞次数識別方式。 - 【請求項11】 観測されたモアレ縞の次数を識別する
モアレ縞次数識別方式において、 遮蔽部分と任意に開閉可能なシャッタ部分とが交互に平
行に配列されたシャッタ手段と、 前記シャッタ手段のシャッタ部分に順に付した番号を2
進符号で表し前記2進符号のビット構成において同一位
取りでのビットパターンに従って前記シャッタ部分を開
くように前記シャッタ手段に指令信号を出力するシャッ
タ開閉制御手段と、 前記シャッタ手段のシャッタ部分を経由して対象物体に
測定光を照射する第1の測定光照射手段と、 前記シャッタ手段に対し前記第1の測定光照射手段と同
一サイドに配置され前記第1の測定光照射手段とは別方
向から前記シャッタ手段のシャッタ部分を経由して前記
対象物体に測定光を照射する第2の測定光照射手段と、 前記対象物体上に照射された測定光を撮像する撮像手段
と、 前記第1の測定光照射手段をオン、前記第2の測定光照
射手段をオフにしたときの前記撮像手段からの画像を処
理して前記シャッタ手段のシャッタ部分を1個ずつ開い
たときの前記測定光の前記対象物体上での照射位置を示
す2値画像を求める第1の画像処理手段と、 前記第1の測定光照射手段をオフ、前記第2の測定光照
射手段をオンにしたときの前記撮像手段からの画像を処
理して前記シャッタ手段のシャッタ部分を1個ずつ開い
たときの前記測定光の前記対象物体上での照射位置を示
す2値画像を求める第2の画像処理手段と、 前記第1の画像処理手段による2値画像及び前記第2の
画像処理手段による2値画像の論理積を求めることによ
りモアレ縞を抽出し前記モアレ縞の次数をN次として識
別するモアレ縞次数識別手段と、 を有することを特徴とするモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項12】 観測されたモアレ縞の次数を識別する
モアレ縞次数識別方式において、 遮蔽部分と任意に開閉可能なシャッタ部分とが交互に平
行に配列された第1のシャッタ手段と、 前記第1のシャッタ手段の隣に所定距離離れて配置さ
れ、遮蔽部分と任意に開閉可能なシャッタ部分とが交互
に平行に配列されると共に前記シャッタ部分の配列ピッ
チが前記第1のシャッタ手段のシャッタ部分の配列ピッ
チと同一の第2のシャッタ手段と、 前記第1のシャッタ手段のシャッタ部分に順に付した番
号を2進符号で表し前記2進符号のビット構成において
同一位取りでのビットパターンに従って前記シャッタ部
分を開くように前記第1のシャッタ手段に指令信号を出
力すると共に前記第2のシャッタ手段のすべてのシャッ
タ部分を開くように前記第2のシャッタ手段に指令信号
を出力する第1のシャッタ開閉制御手段と、 前記第1のシャッタ手段のすべてのシャッタ部分を開く
ように前記第1のシャッタ手段に指令信号を出力すると
共に前記第2のシャッタ手段のシャッタ部分に順に付し
た番号を2進符号で表し前記2進符号のビット構成にお
いて同一位取りでのビットパターンに従って前記シャッ
タ部分を開くように前記第2のシャッタ手段に指令信号
を出力する第2のシャッタ開閉制御手段と、 前記第1のシャッタ手段のシャッタ部分を経由して対象
物体に測定光を照射する測定光照射手段と、 前記第1及び第2のシャッタ手段に対し前記測定光照射
手段と同一サイドに配置され前記第1のシャッタ手段の
シャッタ部分を経由して前記対象物体上に照射された測
定光を前記第2のシャッタ手段のシャッタ部分を経由し
て撮像する撮像手段と、 前記第1のシャッタ開閉制御手段からの指令に応じて前
記第1及び第2のシャッタ手段が動作したときの前記撮
像手段からの画像を処理して前記第1のシャッタ手段の
シャッタ部分を1個ずつ開いたときの前記測定光の前記
対象物体上での照射位置を示す2値画像を前記第1のシ
ャッタ手段のシャッタ部分毎に求める第1の画像処理手
段と、 前記第2のシャッタ開閉制御手段からの指令に応じて前
記第1及び第2のシャッタ手段が動作したときの前記撮
像手段からの画像を処理して前記第2のシャッタ手段の
シャッタ部分を1個ずつ開いたときの前記測定光の前記
対象物体上での照射位置を示す2値画像を前記第2のシ
ャッタ手段のシャッタ部分毎に求める第2の画像処理手
段と、 前記第1の画像処理手段による2値画像及び前記第2の
画像処理手段による2値画像の論理積を求めることによ
りモアレ縞を抽出し前記モアレ縞の次数を前記2値画像
に対応する前記第1及び第2のシャッタ手段のシャッタ
部分間の距離を前記ピッチで除算して得られる値として
識別するモアレ縞次数識別手段と、 を有することを特徴とするモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項13】 前記第2のシャッタ手段を仮想シャッ
タとしたことを特徴とする請求項12記載のモアレ縞次
数識別方式。 - 【請求項14】 前記第2のシャッタ手段及び前記撮像
手段を前記測定光照射手段と前記対象物体を結ぶ線の横
方向に配置すると共に、前記測定光照射手段と前記対象
物体の間にハーフミラーを設け、前記撮像手段は前記ハ
ーフミラーで反射した測定光を前記第2のシャッタ手段
のシャッタ部分を通して撮像するようにしたことを特徴
とする請求項11記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項15】 前記シャッタ手段は遮蔽部分を持たず
任意に開閉可能なシャッタ部分のみが互いに隣接して配
列されていることを特徴とする請求項1記載のモアレ縞
次数識別方式。 - 【請求項16】 前記シャッタ手段のシャッタ部分のう
ち連続するシャッタ部分を一つのシャッタ部分とみなし
て同時に開閉するようにしたことを特徴とする請求項1
5記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項17】 前記測定光の照射方向に2つの前記シ
ャッタ手段を設け、前記シャッタ開閉制御手段はいずれ
か一方のシャッタ手段を全開として他方のシャッタ手段
の動作を制御することを特徴とする請求項15記載のモ
アレ縞次数識別方式。 - 【請求項18】 前記2つのシャッタ手段は、前記シャ
ッタ部分のピッチが互いに異なることを特徴とする請求
項17記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項19】 前記2つのシャッタ手段は、前記測定
光照射手段からの距離が異なる位置に設けられることを
特徴とする請求項17記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項20】 前記測定光照射手段を2つ設けること
を特徴とする請求項17記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項21】 前記撮像手段を2つ設けることを特徴
とする請求項17記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項22】 前記シャッタ手段を3つ以上設けると
共に、前記測定光照射手段を3つ以上設け、前記モアレ
縞測定時には前記測定光照射手段の任意の2つを用い、
かつ前記シャッタ開閉制御手段は、前記任意の2つの測
定光照射手段からの測定光が通過するいずれか1つのシ
ャッタ手段の動作を制御し他のシャッタ手段を全開とす
ることを特徴とする請求項15記載のモアレ縞次数識別
方式。 - 【請求項23】 観測されたモアレ縞の次数を識別する
モアレ縞次数識別方式において、 遮蔽部分と任意に開閉可能なシャッタ部分とが交互に平
行に配列された第1のシャッタ手段と、 前記第1のシャッタ手段のシャッタ部分を経由して測定
光を対象物体に照射する測定光照射手段と、 前記対象物体からの反射光を受ける位置に配置され、遮
蔽部分と任意に開閉可能なシャッタ部分とが交互に平行
に配列された第2のシャッタ手段と、 前記第2のシャッタ手段のシャッタ部分を通過した測定
光を映写する映写手段と、 前記第2のシャッタ手段と前記対象物体の間に配置され
前記対象物体からの反射光を受けて前記映写手段に結像
する結像手段と、 前記映写手段に映写された前記対象物体からの測定光を
撮像する撮像手段と、 前記第1のシャッタ手段のシャッタ部分のうちの1個と
前記第2のシャッタ手段のシャッタ部分のうちの1個と
を開くように前記第1及び第2のシャッタ手段の動作制
御を行うシャッタ開閉制御手段と、 前記シャッタ開閉制御手段が前記第1及び第2のシャッ
タ手段を動作させたときの前記撮像手段からの画像を受
けてモアレ縞を抽出し前記モアレ縞の次数を識別するモ
アレ縞次数識別手段と、 を有することを特徴とするモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項24】 前記第1のシャッタ手段のシャッタ部
分のピッチをP1 、前記第2のシャッタ手段のシャッタ
部分のピッチをP2 、前記測定光照射手段と前記第1の
シャッタ手段との間の距離をL1 、及び前記結像手段と
前記第2のシャッタ手段との間の距離をL2 とすると
き、L1 :L2 =P1 :P2 の関係が成立することを特
徴とする請求項23記載のモアレ縞次数識別方式。 - 【請求項25】 前記第1及び第2のシャッタ手段とし
て遮蔽部分を持たず任意に開閉可能なシャッタ部分のみ
が互いに隣接して配列されたものを用い、前記映写手段
に代えて反射防止手段を用いることを特徴とする請求項
23記載のモアレ縞次数識別方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15002693A JPH0712536A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | モアレ縞次数識別方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15002693A JPH0712536A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | モアレ縞次数識別方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712536A true JPH0712536A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15487878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15002693A Withdrawn JPH0712536A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | モアレ縞次数識別方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712536A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254126A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像提示システムおよび画像提示方法 |
JP2009098146A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Mht Optic Research Ag | 物体をトモグラフィスキャンするための装置 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15002693A patent/JPH0712536A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254126A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像提示システムおよび画像提示方法 |
JP4747616B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2011-08-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像提示システムおよび画像提示プログラム |
JP2009098146A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Mht Optic Research Ag | 物体をトモグラフィスキャンするための装置 |
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