JPH0712423U - 発熱装置を備えた衣服 - Google Patents

発熱装置を備えた衣服

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Publication number
JPH0712423U
JPH0712423U JP4486193U JP4486193U JPH0712423U JP H0712423 U JPH0712423 U JP H0712423U JP 4486193 U JP4486193 U JP 4486193U JP 4486193 U JP4486193 U JP 4486193U JP H0712423 U JPH0712423 U JP H0712423U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
jacket
garment
heat generating
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP4486193U
Other languages
English (en)
Inventor
守 倉石
渉 坂爪
治 斉藤
哲之 吉野
茂夫 伊藤
洋輝 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP4486193U priority Critical patent/JPH0712423U/ja
Publication of JPH0712423U publication Critical patent/JPH0712423U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣服を着用することにより、寒い場所でも暖
かくて活動しやすい発熱装置を備えた衣服を提供する。 【構成】 ジャケット1に形成されたポケット8に着脱
可能に装着される発熱体10と、この発熱体10に電流
を供給する配線21とを備え、発熱体10は、グラファ
イトを基礎成分とする電導インクを、柔軟性を有する薄
いプラスチックフィルムの層間にプリント装着して構成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は発熱装置を備えた衣服に係り、特にジャケット等に発熱体を接着して 身体を暖めるための衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアコン装置や暖房設備の普及により、寒さの厳しい冬季であっても近年は快 適に過ごせるようになってきている。 しかしながら、例えば鉄道の駅の改札口での改札作業や鉄道線路の保線作業な どの場合には厳しい寒さの中での作業を強いられている。特に、寒冷地における 冬季の作業は過酷であり、有効な暖房対策により作業環境を改善することが求め られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記鉄道の駅の改札口では足元に電気ヒータ等の暖房器具を置いて暖めること もあるが、上半身まで暖かくはならない。 また、前記鉄道線路の保線作業は場所を移動しながら屋外で長時間の作業を行 うので、電気ヒータ等を使用することもできず、有効な暖房対策が採られていな かった。
【0004】 最近は各種の使い捨てカイロ等も発売されているが、これは身体全体を暖める ことはできず、また使用可能時間も短いので十分な暖房効果を得ることは困難で ある。
【0005】 本考案は上述の事情に鑑みなされたもので、衣服を着用することにより、寒い 場所でも暖かくて活動しやすい発熱装置を備えた衣服を提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案の発熱装置を備えた衣服は、衣服に形成 された被収納部に着脱可能に装着される発熱体と、この発熱体に電流を供給する 配線とを備え、前記発熱体は、グラファイトを基礎成分とする電導インクを、柔 軟性を有する薄いプラスチックフィルムの層間にプリント接着して構成したこと を特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案においては、電源から供給された電流が発熱体の発熱部を流れると、こ の発熱部は加熱されて温度上昇する。高温になった発熱部を有する発熱体が発生 する熱は、衣服を着用した人間の身体に該衣服を介して伝達されて身体を暖める 。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1を参照して説明する。 図1は、本考案に係る発熱装置を備えた衣服の全体斜視図である。図に示すよ うに、本実施例は、上着の下に着用する衣服としてのジャケット1に発熱体10 を取付けた場合を示している。このジャケット1の丈は、下端縁3がズボンのベ ルトの位置にくる程度の長さになっており、又ジャケットの着脱を容易にするた めにジャケット1の前部は前あきになってボタン4を孔5に掛け止めできるよう になっている。このジャケット1は、首部6の形状はVカットにして上着の上か らは見えないようにすることが美観上好ましい。
【0009】 ジャケット1の裏面7には、全面に渡って多数の発熱体10の収納部としての ポケット8が形成されている。このジャケット1を着用する者の上半身をなるべ く広い面積に渡って暖めるとともに身体を動かしやすいようにするために、ポケ ット8は各種の形状を有している。例えば、背中および横腹を覆う部分のポケッ ト8は縦方向に長く形成されており、胸部および腹部を覆う前方部9では横方向 に長く形成されている。
【0010】 各ポケット8には、熱を発生する発熱体10が着脱可能にそれぞれ装着されて いる。各発熱体10は一定の巾の帯状で、長さはジャケットの収納部の長さにそ れぞれ対応する寸法に形成されており、この発熱体10には電源11から配線に より電流が供給されるようになっている。発熱体10は厚みが例えば0.2mm程 度で幅が40mmの帯状であり、プラスチック製で柔軟性に富んだものであるので 、このジャケット1を着用したままで自由に活動できるようになっている。特に 、前方部9のポケット8が横方向を向いているので、前かがみの姿勢をとっても ジャケット1が邪魔になるようなことはない。なお、着用試験の結果等から、前 方部9の発熱体10より背中の部分における発熱体10の発生熱量を大きくした 方が暖かさの感覚としては好ましければ、背中の部分に発熱体10を多数配設す るなど、任意に発熱体を配分することができる。
【0011】 発熱体10は、グラファイトを基礎成分とする発熱部としての電導インクを、 柔軟性を有する薄いプラスチックフィルムの層間にプリント接着して構成されて いる。このプラスチックフィルムは、例えば幅が40mmで厚さが0.1乃至0.2 mmの帯状をなした丈夫で透明なポリエステルフィルムであり、層状をなしている 。プラスチックフィルムの長手方向両縁部には電流が流れる一対の電導体がプラ スチック層の間に長手方向に向けて配設されており、平行な一対の電導体の間に は、電流が流れることにより発熱する電導インクからなる発熱部が多数プリント 接着されて架け渡されている。従って、配線21を介して電源11から電流が供 給されると電流は電導体を介して発熱部である電導インクに流れる。このとき発 熱部が一定の電流値に対して一定の熱を発生するので、発熱体10の表面温度は 例えば60℃等の一定の温度に上昇する。これによりジャケット1が均一に所定 の温度に暖められる。発熱体10の表面温度としては、寒冷地の場合には例えば 60℃程度に制御すれば快適な暖かさが得られる。
【0012】 ジャケットは、温度調節や事故防止のための制御部20を備えている。制御部 20は、配線21により各発熱体10にそれぞれ電気的に接続されており、また 電源11と接続されている。制御部20のダイヤル26を回動操作して前記電流 を増減させることにより、発熱体10の温度を調節できるようになっている。配 線21を介して各発熱体10と電気的に接続された制御部20は、漏電を検出し て電流を遮断するための漏電ブレーカを備えている。ジャケットは人間が着用す るものなので、十分な安全対策が取られている。
【0013】 駅の改札口など所定の場所でこのジャケット1を着用して作業を行う場合には 、電源11としては汎用の100Vの交流電源から低圧に変換したものでよい。 ジャケット1を着用したまま場所を移動しながら作業を行う例えば保線作業など の場合には、例えば15V程度の電池を電源11として用いる必要がある。
【0014】 なお、ジャケット1の洗濯をする場合には、各発熱体10を各ポケット8から 取り外せばジャケット1のみを容易に洗うことができる。また、本考案に係る衣 服としてはジャケット1のほかズボン、コート、スーツ、下着その他の各種の衣 服に適用可能である。
【0015】 このように発熱体10が軽量で身体への負担がほとんどないので、上半身を容 易に動かすことができることとなり、本実施例に係るジャケット1を着用すれば 寒い場所であっても暖かく快適な状態で活動できる。また、外気温に合わせてダ イヤル26を調節すれば適切な温度に発熱体10をコントロールすることができ 、快適に使用することができる。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したので、発熱装置を備える衣服を着用することに より、寒い場所でも身体を効果的に暖めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す図で、本考案に
かかる発熱装置を備えた衣服の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ジャケット(衣服) 8 ポケット(被収納部) 10 発熱体 11 電源 20 制御部 21 配線 22 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 治 新潟県新潟市花園1−1−1 JR東日本 新潟支社 新潟機械技術センター内 (72)考案者 吉野 哲之 新潟県新潟市花園1−1−1 JR東日本 新潟支社 新潟機械技術センター内 (72)考案者 伊藤 茂夫 新潟県新潟市花園1−1−1 JR東日本 新潟支社 新潟機械技術センター内 (72)考案者 石川 洋輝 神奈川県海老名市大谷3415−4

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服に形成された被収納部に着脱可能に
    装着される発熱体と、この発熱体に電流を供給する配線
    とを備え、 前記発熱体は、グラファイトを基礎成分とする電導イン
    クを、柔軟性を有する薄いプラスチックフィルムの層間
    にプリント接着して構成したことを特徴とする発熱装置
    を備えた衣服。
JP4486193U 1993-07-26 1993-07-26 発熱装置を備えた衣服 Pending JPH0712423U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4486193U JPH0712423U (ja) 1993-07-26 1993-07-26 発熱装置を備えた衣服

Applications Claiming Priority (1)

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JP4486193U JPH0712423U (ja) 1993-07-26 1993-07-26 発熱装置を備えた衣服

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712423U true JPH0712423U (ja) 1995-02-28

Family

ID=12703275

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4486193U Pending JPH0712423U (ja) 1993-07-26 1993-07-26 発熱装置を備えた衣服

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JP (1) JPH0712423U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935754U (ja) * 1972-06-28 1974-03-29
KR20210006638A (ko) * 2019-07-09 2021-01-19 (주)루미글로벌 웨어러블장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4935754U (ja) * 1972-06-28 1974-03-29
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