JPH07123037B2 - 蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置 - Google Patents
蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置Info
- Publication number
- JPH07123037B2 JPH07123037B2 JP11460787A JP11460787A JPH07123037B2 JP H07123037 B2 JPH07123037 B2 JP H07123037B2 JP 11460787 A JP11460787 A JP 11460787A JP 11460787 A JP11460787 A JP 11460787A JP H07123037 B2 JPH07123037 B2 JP H07123037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorescent lamp
- electrode coil
- switch
- anode
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Discharge Lamp (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蛍光ランプに係り、特にラピッドスタート蛍光
ランプの省電力化に関する。
ランプの省電力化に関する。
従来、ラピツドスタート形蛍光ランプの省電力化につい
ては、ジヤーナル オブ アイ・イー・エス第13巻（19
84年）第315頁から第325頁（Journal of IES.Vol13,pp3
15−325）において論じられている。
ては、ジヤーナル オブ アイ・イー・エス第13巻（19
84年）第315頁から第325頁（Journal of IES.Vol13,pp3
15−325）において論じられている。
第２図は上記従来技術の原理を示すための図である。す
なわち、蛍光ランプ４の電極コイル1,1′の一つの支持
線2,2′にバイメタルスイツチ5,5′が設けられている。
蛍光ランプ４が点灯すると、電極で発生した熱によつて
バイメタルスイツチ5,5′が開放し、電極コイル加熱用
トランス6,6′による電極コイル加熱電流を遮断する。
その結果電極コイル加熱電力がなくなり、省電力とな
る。
なわち、蛍光ランプ４の電極コイル1,1′の一つの支持
線2,2′にバイメタルスイツチ5,5′が設けられている。
蛍光ランプ４が点灯すると、電極で発生した熱によつて
バイメタルスイツチ5,5′が開放し、電極コイル加熱用
トランス6,6′による電極コイル加熱電流を遮断する。
その結果電極コイル加熱電力がなくなり、省電力とな
る。
第２図において、バイメタルスイツチ5,5′が電極支持
線2,2′ではなく3,3′に設けられていた場合、すなわ
ち、バイメタルスイツチが放電々流供給端子8,8′に接
続された時バイメタルスイツチ5,5′は上記と同様に働
き、電極コイル加熱電力は零になるが、ランプ電流が電
極コイル加熱用トランス6,6′を通して流れるため、ト
ランス内で電力損失が生じ、全体としては省電力になら
ない。
線2,2′ではなく3,3′に設けられていた場合、すなわ
ち、バイメタルスイツチが放電々流供給端子8,8′に接
続された時バイメタルスイツチ5,5′は上記と同様に働
き、電極コイル加熱電力は零になるが、ランプ電流が電
極コイル加熱用トランス6,6′を通して流れるため、ト
ランス内で電力損失が生じ、全体としては省電力になら
ない。
すなわち、電極コイル支持線の一つにバイメタルスイツ
チを設けた場合には、安定器７との結線の組み合わせに
よつては、省電力にならない場合が生じる。
チを設けた場合には、安定器７との結線の組み合わせに
よつては、省電力にならない場合が生じる。
本発明の目的は、安定器の結線との組み合わせの如何に
かかわらず、必ず省電力化できる蛍光ランプを提供する
ことである。
かかわらず、必ず省電力化できる蛍光ランプを提供する
ことである。
上記の目的は、第１図に示したように、電極コイル１の
両端に電気を供給するリード線12,12′にそれぞれスイ
ツチ素子10,10′を設け、かつ、前記スイツチ素子10,1
0′を、対向する電極コイル端に接続されたアノード11,
11′の動作、たとえば前記スイッチ素子10,10′に近接
して設けたアノード線によるアノード損失による熱ある
いはアノード電流などによつて開放することによつて、
達成される。
両端に電気を供給するリード線12,12′にそれぞれスイ
ツチ素子10,10′を設け、かつ、前記スイツチ素子10,1
0′を、対向する電極コイル端に接続されたアノード11,
11′の動作、たとえば前記スイッチ素子10,10′に近接
して設けたアノード線によるアノード損失による熱ある
いはアノード電流などによつて開放することによつて、
達成される。
蛍光灯に電圧が印加されると、リード線12,12′、スイ
ツチ素子10,10′、電極コイル支持線2,3を通して、電極
コイル１に電流が流れ、電極コイル１が加熱されて放電
がスタートする。リード線12が安定器の放電々流供給端
子に接続されているとすると、放電々流は、第１図の電
極が負の極性の場合には電極コイル１、電極コイル支持
線３、スイツチ素子10、リード線12を通つて流れ、正の
極性の場合にはアノード11′、リード線12を通つて流れ
る。アノード11′はスイツチ素子10′に近接しているの
で、アノード11′の熱あるいは電流によつてスイツチ素
子10′が開放し、電極コイル加熱用電流は遮断される。
放電々流は電極コイル加熱用トランス内を通らないの
で、電極コイル加熱用電力分だけ省電力となる。
ツチ素子10,10′、電極コイル支持線2,3を通して、電極
コイル１に電流が流れ、電極コイル１が加熱されて放電
がスタートする。リード線12が安定器の放電々流供給端
子に接続されているとすると、放電々流は、第１図の電
極が負の極性の場合には電極コイル１、電極コイル支持
線３、スイツチ素子10、リード線12を通つて流れ、正の
極性の場合にはアノード11′、リード線12を通つて流れ
る。アノード11′はスイツチ素子10′に近接しているの
で、アノード11′の熱あるいは電流によつてスイツチ素
子10′が開放し、電極コイル加熱用電流は遮断される。
放電々流は電極コイル加熱用トランス内を通らないの
で、電極コイル加熱用電力分だけ省電力となる。
リード線12′が安定器の放電々流供給端子に接続された
場合にも、上記と同様の原理でスイツチ素子10が開放さ
れ省電力化が実現される。
場合にも、上記と同様の原理でスイツチ素子10が開放さ
れ省電力化が実現される。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。
本発明の第１図の実施例は、スイツチ素子10,10′とし
て、第３図に示すようなガラス管に密閉されたバイメタ
ルスイツチを用いたものである。このバイメタルスイツ
チは、常温ではリード線22,22′がバイメタル21によつ
て短絡されているが、高温になるとバイメタル21が曲
り、リード線22,22′は絶縁状態となる。アノード11,1
1′として直径0.5mmのタングステン線を使用し、これを
第１図に示したようにバイメタルスイツチを密閉してい
るガラス管20に巻きつけて設置した。このような電極を
40ワツトラピツドスタート形蛍光ランプの両端に設けた
ところ、安定器の結線との組合わせの如何にかかわら
ず、常に放電々流供給端子に接続されたリード線の対向
のリード線に設けられたバイメタルスイツチが開放し、
したがつて常に約７％の省電力化が得られた。
て、第３図に示すようなガラス管に密閉されたバイメタ
ルスイツチを用いたものである。このバイメタルスイツ
チは、常温ではリード線22,22′がバイメタル21によつ
て短絡されているが、高温になるとバイメタル21が曲
り、リード線22,22′は絶縁状態となる。アノード11,1
1′として直径0.5mmのタングステン線を使用し、これを
第１図に示したようにバイメタルスイツチを密閉してい
るガラス管20に巻きつけて設置した。このような電極を
40ワツトラピツドスタート形蛍光ランプの両端に設けた
ところ、安定器の結線との組合わせの如何にかかわら
ず、常に放電々流供給端子に接続されたリード線の対向
のリード線に設けられたバイメタルスイツチが開放し、
したがつて常に約７％の省電力化が得られた。
なお、ランプ製造工程において、電極コイル１に塗布さ
れた電子放射物質の活性化は数100度の高温中で行われ
るが、この時バイメタルスイツチ10,10′は開放してお
り、リード線12,12′を通して電極コイルを通電加熱す
ることは不可能である。そこで、活性化は電極コイル支
持線2,3を通して行つた。すなわち、電極コイル支持線
2,3は、電子放射物質の活性化用の通電リード線の役割
も果している。
れた電子放射物質の活性化は数100度の高温中で行われ
るが、この時バイメタルスイツチ10,10′は開放してお
り、リード線12,12′を通して電極コイルを通電加熱す
ることは不可能である。そこで、活性化は電極コイル支
持線2,3を通して行つた。すなわち、電極コイル支持線
2,3は、電子放射物質の活性化用の通電リード線の役割
も果している。
本発明の第２の実施例は、スイツチ素子10,10′とし
て、第４図に示すような磁気スイツチを使用したもので
ある。第４図において、30はガラス管、34,35はリード
線である。磁場がない状態においては、バネ31によつて
鉄片32がリード線35に押しつけられているので、リード
線34と35は導通状態にある。ガラス管30の軸に沿つて、
例えば上方がＮ極、下方がＳ極であるような磁場が印加
されると、鉄片32,33は上端からＳ極、下端がＮ極に磁
化される。したがつて、鉄片32の下端部は鉄片33の上端
部に引きつけられ、鉄片32とリード線35は開放される。
て、第４図に示すような磁気スイツチを使用したもので
ある。第４図において、30はガラス管、34,35はリード
線である。磁場がない状態においては、バネ31によつて
鉄片32がリード線35に押しつけられているので、リード
線34と35は導通状態にある。ガラス管30の軸に沿つて、
例えば上方がＮ極、下方がＳ極であるような磁場が印加
されると、鉄片32,33は上端からＳ極、下端がＮ極に磁
化される。したがつて、鉄片32の下端部は鉄片33の上端
部に引きつけられ、鉄片32とリード線35は開放される。
第４図の磁気スイツチを第１図のように設置し、磁場発
生用として、アノードに接続された導線を磁気スイツチ
のガラス管30に巻きつけた。このような電極を40ワツト
ラピッドスタート形蛍光ランプの両端に設けたところ、
安定器の結線との組み合わせの如何にかかわらず、常に
放電々流供給端子に接続されたリード線の対向のリード
線に設けられた磁気スイツチが開放し、常に約７％の省
電力化が達成できた。
生用として、アノードに接続された導線を磁気スイツチ
のガラス管30に巻きつけた。このような電極を40ワツト
ラピッドスタート形蛍光ランプの両端に設けたところ、
安定器の結線との組み合わせの如何にかかわらず、常に
放電々流供給端子に接続されたリード線の対向のリード
線に設けられた磁気スイツチが開放し、常に約７％の省
電力化が達成できた。
磁気スイツチを用いると、応答速度が速いので、放電が
スタートすると瞬時に電極コイル加熱電流が遮断される
ので省電力効果が大きく、また、バイメタルスイツチの
ような熱スイツチの場合には消灯後数分間は電極コイル
を加熱できないので放電がスタートしないのに対し、瞬
時再始動も可能であるという利点も有している。
スタートすると瞬時に電極コイル加熱電流が遮断される
ので省電力効果が大きく、また、バイメタルスイツチの
ような熱スイツチの場合には消灯後数分間は電極コイル
を加熱できないので放電がスタートしないのに対し、瞬
時再始動も可能であるという利点も有している。
本発明によれば、安定器の結線との組合わせの如何にか
かわらず、常に放電々流供給端子に接続されたリード線
の対向のリード線に設けられたスイツチ素子が開放する
ので、常に最良の省電力効果が得られる蛍光ランプおよ
びラピツドスタート用安定器と組み合わせた蛍光ランプ
装置を提供できる。
かわらず、常に放電々流供給端子に接続されたリード線
の対向のリード線に設けられたスイツチ素子が開放する
ので、常に最良の省電力効果が得られる蛍光ランプおよ
びラピツドスタート用安定器と組み合わせた蛍光ランプ
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の蛍光ランプの電極部斜視図、第２図は
従来の省電力蛍光ランプの配線図、第３図および第４図
は本発明の実施例になるスイツチの縦断面図である。 11……アノード、10……スイツチ素子、21……バイメタ
ル、32,33……鉄片。
従来の省電力蛍光ランプの配線図、第３図および第４図
は本発明の実施例になるスイツチの縦断面図である。 11……アノード、10……スイツチ素子、21……バイメタ
ル、32,33……鉄片。
Claims (4)
- 【請求項１】電極コイルの両端に電気を供給するリード
線に、スイッチ素子とアノードを設け、かつ前記スイッ
チ素子およびアノードの配置を前記スイッチ素子が対向
する電極コイル端に設けられたアノードの動作によって
開放するようにしたことを特徴とする蛍光ランプ。 - 【請求項２】上記スイッチ素子は、ガラス管に密閉され
たバイメタルスイッチであって、上記バイメタルスイッ
チは常温で短絡されていることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の蛍光ランプ。 - 【請求項３】上記スイッチ素子は、ガラス管に密閉され
た磁気スイッチであって、上記磁気スイッチは磁場がな
い状態では導通されていることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の蛍光ランプ。 - 【請求項４】電極コイルの両端に電気を供給するリード
線に、スイッチ素子とアノードを設け、かつ前記スイッ
チ素子およびアノードの配置を前記スイッチ素子が対向
する電極コイル端に設けられたアノードの動作によって
開放するようにした蛍光ランプの電極コイル両端に、ラ
ピッドスタート用安定器の電極コイル加熱用トランスを
接続した蛍光ランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11460787A JPH07123037B2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11460787A JPH07123037B2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63281347A JPS63281347A (ja) | 1988-11-17 |
| JPH07123037B2 true JPH07123037B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=14642091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11460787A Expired - Lifetime JPH07123037B2 (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07123037B2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-13 JP JP11460787A patent/JPH07123037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63281347A (ja) | 1988-11-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4366416A (en) | Fluorescent lamp device | |
| US4211958A (en) | Phantom fluorescent lamp with safety switch | |
| MX163458B (es) | Fusible para un circuito de alimentacion de corriente alterna | |
| CN109427506B (zh) | 压力开关及电压力锅 | |
| ATE20287T1 (de) | Elektrische schaltvorrichtung. | |
| JPS6340246A (ja) | けい光ランプ | |
| US2294623A (en) | Low voltage gaseous tube lamp and electrical circuits therefor | |
| JPH07123037B2 (ja) | 蛍光ランプおよび蛍光ランプ装置 | |
| CA1121412A (en) | Circuit breaker with parallel shorting element | |
| US4329621A (en) | Starter and discharge lamp starting circuit | |
| CA1078451A (en) | Ballastless discharge lamp operating circuit | |
| US3452236A (en) | High-pressure electric discharge lamp having magnetically actuable arc ignition means,and apparatus for starting such a lamp | |
| US3872350A (en) | Ballast having integral time delay relay | |
| US4412152A (en) | Discharge lamp with bimetal starter | |
| US1889612A (en) | Rectifying apparatus | |
| US4419607A (en) | Discharge lamp starter and starting and operating circuitry | |
| JPS588108B2 (ja) | ランプ装置 | |
| US4489255A (en) | Discharge lamp starter and starting and operating circuitry | |
| US5299110A (en) | Fluorescent lamp assembly | |
| US1214816A (en) | Electric lamp. | |
| US3205326A (en) | Water-proofed series circuit cut-out device | |
| US2181296A (en) | Electric discharge lamp | |
| US1403078A (en) | Electric-arc lamp | |
| JPH1116674A (ja) | 電子レンジ用電源供給装置及びこれに適用される高圧ヒューズ | |
| US2738435A (en) | Electrode arrangement |