JPH07122549B2 - 乾操装置 - Google Patents
乾操装置Info
- Publication number
- JPH07122549B2 JPH07122549B2 JP21518088A JP21518088A JPH07122549B2 JP H07122549 B2 JPH07122549 B2 JP H07122549B2 JP 21518088 A JP21518088 A JP 21518088A JP 21518088 A JP21518088 A JP 21518088A JP H07122549 B2 JPH07122549 B2 JP H07122549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- hot air
- temperature
- drying furnace
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱風循環径路を通じて使用温度に加熱された
熱風を乾燥炉内に循環供給する乾燥装置に関する。
熱風を乾燥炉内に循環供給する乾燥装置に関する。
この種の乾燥装置は、乾燥炉の各ゾーンごとに設けられ
た複数の熱風循環径路に、夫々熱風循環ファンと熱風加
熱用バーナが介装され、当該バーナで所定の使用温度に
加熱された熱風を熱風循環ファンで乾燥炉内に循環供給
するように成されているのが一般的である。
た複数の熱風循環径路に、夫々熱風循環ファンと熱風加
熱用バーナが介装され、当該バーナで所定の使用温度に
加熱された熱風を熱風循環ファンで乾燥炉内に循環供給
するように成されているのが一般的である。
ところで、近時においては、乾燥炉内から排気されて直
燃式又は触媒燃焼式の脱臭装置に送り込まれる排ガス中
の悪臭成分を燃焼分解させて得られる脱臭ガスの廃熱を
有効利用して省エネルギー化を図るために、例えば、乾
燥炉内に導入される新鮮外気を、前記脱臭ガスとの熱交
換により間接的に加熱して熱風循環ファンと熱風加熱用
バーナが介装された熱風循環径路内に送り込んだり(特
開昭63−42773号公報参照)、あるいは、前記脱臭ガス
との熱交換により加熱された熱媒油を、熱風循環ファン
や熱風加熱用バーナと共に熱風循環径路に介装された熱
交換器内に送り込む試みが行われている(特開昭62−25
4826号公報参照)。
燃式又は触媒燃焼式の脱臭装置に送り込まれる排ガス中
の悪臭成分を燃焼分解させて得られる脱臭ガスの廃熱を
有効利用して省エネルギー化を図るために、例えば、乾
燥炉内に導入される新鮮外気を、前記脱臭ガスとの熱交
換により間接的に加熱して熱風循環ファンと熱風加熱用
バーナが介装された熱風循環径路内に送り込んだり(特
開昭63−42773号公報参照)、あるいは、前記脱臭ガス
との熱交換により加熱された熱媒油を、熱風循環ファン
や熱風加熱用バーナと共に熱風循環径路に介装された熱
交換器内に送り込む試みが行われている(特開昭62−25
4826号公報参照)。
しかし、これらは何れも、乾燥炉内に循環供給される熱
風を脱臭ガスの廃熱のみによって使用温度に加熱するも
のではなく、あくまでも脱臭ガスの廃熱を補助的に利用
するに過ぎなかった。
風を脱臭ガスの廃熱のみによって使用温度に加熱するも
のではなく、あくまでも脱臭ガスの廃熱を補助的に利用
するに過ぎなかった。
このため、各熱風循環径路には従前どおり熱風加熱用バ
ーナが介装され、当該バーナの燃焼量を個々に調節して
乾燥炉の各ゾーンごとに供給される熱風の使用温度を制
御することとしている。
ーナが介装され、当該バーナの燃焼量を個々に調節して
乾燥炉の各ゾーンごとに供給される熱風の使用温度を制
御することとしている。
したがって、乾燥装置には、各熱風循環径路に介装する
熱風加熱用バーナや、脱臭装置のバーナなど、非常に数
多くのバーナを設けなければならないから、その設備費
が嵩むと同時に、各バーナの燃焼量を調節して行う熱風
の温度コントロールシステムが煩雑になるという欠点が
あった。
熱風加熱用バーナや、脱臭装置のバーナなど、非常に数
多くのバーナを設けなければならないから、その設備費
が嵩むと同時に、各バーナの燃焼量を調節して行う熱風
の温度コントロールシステムが煩雑になるという欠点が
あった。
そこで本発明は、各熱風循環径路ごとに介装されていた
熱風加熱用バーナを無くして、乾燥炉内に循環供給され
る熱風の加熱を脱臭装置に設けられたバーナのみで行う
ことを技術的課題とし、この課題を解決してバーナの設
備費を大幅に低減すると共に、熱風の温度コントロール
システムを容易にすることを目的とする。
熱風加熱用バーナを無くして、乾燥炉内に循環供給され
る熱風の加熱を脱臭装置に設けられたバーナのみで行う
ことを技術的課題とし、この課題を解決してバーナの設
備費を大幅に低減すると共に、熱風の温度コントロール
システムを容易にすることを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、乾燥炉の各ゾー
ンごとに設けられた複数の熱風循環径路を通じて乾燥炉
内に循環供給される熱風が、乾燥炉内から排気されて脱
臭装置に送られた排ガス中の悪臭成分を燃焼分解させて
得られた脱臭ガスの廃熱のみを利用して使用温度に加熱
される乾燥装置であって、前記脱臭装置のバーナを燃焼
制御して一定の高温に保たれた脱臭ガスが送り込まれる
熱交換器に、脱臭ガスとの熱交換によって加熱された熱
媒油を循環させる熱媒油循環配管が接続されると共に、
当該循環配管には、前記各熱風循環径路に介装された熱
交換器に熱媒油を送り込む往管と返管が分岐接続され、
当該往管と返管との間には、乾燥炉の各ゾーン内の温度
を検出する温度検出器の温度検出信号に基づいて各熱風
循環径路に介装された熱交換器に送り込まれる熱媒油の
流量を個別に調節するバルブを介装したバイパス配管が
夫々接続され、更に、前記各温度検出器から入力される
温度検出データに基づき乾燥炉内全体の加熱に要する熱
量を算定し、その必要熱量に応じて脱臭装置から熱交換
器に送り込まれる脱臭ガスの風量を調節する制御信号
と、当該脱臭ガスとの熱交換によって加熱される熱媒油
の循環流量を調節する制御信号とを出力する制御装置が
設けられていることを特徴とする。
ンごとに設けられた複数の熱風循環径路を通じて乾燥炉
内に循環供給される熱風が、乾燥炉内から排気されて脱
臭装置に送られた排ガス中の悪臭成分を燃焼分解させて
得られた脱臭ガスの廃熱のみを利用して使用温度に加熱
される乾燥装置であって、前記脱臭装置のバーナを燃焼
制御して一定の高温に保たれた脱臭ガスが送り込まれる
熱交換器に、脱臭ガスとの熱交換によって加熱された熱
媒油を循環させる熱媒油循環配管が接続されると共に、
当該循環配管には、前記各熱風循環径路に介装された熱
交換器に熱媒油を送り込む往管と返管が分岐接続され、
当該往管と返管との間には、乾燥炉の各ゾーン内の温度
を検出する温度検出器の温度検出信号に基づいて各熱風
循環径路に介装された熱交換器に送り込まれる熱媒油の
流量を個別に調節するバルブを介装したバイパス配管が
夫々接続され、更に、前記各温度検出器から入力される
温度検出データに基づき乾燥炉内全体の加熱に要する熱
量を算定し、その必要熱量に応じて脱臭装置から熱交換
器に送り込まれる脱臭ガスの風量を調節する制御信号
と、当該脱臭ガスとの熱交換によって加熱される熱媒油
の循環流量を調節する制御信号とを出力する制御装置が
設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、乾燥炉の各ゾーンごとに設けられた熱
風循環径路を通じて乾燥炉内に循環供給される熱風が、
脱臭装置から排出される脱臭ガスの廃熱で間接加熱され
て各熱風循環径路に介装された熱交換器に送り込まれる
熱媒油との熱交換のみによって使用温度まで加熱される
から、各熱風循環径路には熱風加熱用バーナを設ける必
要がない。
風循環径路を通じて乾燥炉内に循環供給される熱風が、
脱臭装置から排出される脱臭ガスの廃熱で間接加熱され
て各熱風循環径路に介装された熱交換器に送り込まれる
熱媒油との熱交換のみによって使用温度まで加熱される
から、各熱風循環径路には熱風加熱用バーナを設ける必
要がない。
そして、乾燥炉の各ゾーン内の温度が変化すると、その
温度変化を検出した各温度検出器の温度検出信号に基づ
き、各熱風循環径路に介装された熱交換器に熱媒油を送
り込む往管と返管との間に接続されたバイパス配管を通
る熱媒油の流量が個別に調節されると同時に、制御装置
により、各温度検出器の温度検出データに基づいて乾燥
炉内全体の加熱に要する熱量が算定され、その必要熱量
に応じて脱臭装置から熱媒油を加熱する熱交換器に送り
込まれる脱臭ガスの風量が調節されると共に、当該脱臭
ガスとの熱交換により加熱される熱媒油の循環流量が調
節されて、乾燥炉の各ゾーンごとに循環供給される熱風
の温度が所定の使用温度に維持される。
温度変化を検出した各温度検出器の温度検出信号に基づ
き、各熱風循環径路に介装された熱交換器に熱媒油を送
り込む往管と返管との間に接続されたバイパス配管を通
る熱媒油の流量が個別に調節されると同時に、制御装置
により、各温度検出器の温度検出データに基づいて乾燥
炉内全体の加熱に要する熱量が算定され、その必要熱量
に応じて脱臭装置から熱媒油を加熱する熱交換器に送り
込まれる脱臭ガスの風量が調節されると共に、当該脱臭
ガスとの熱交換により加熱される熱媒油の循環流量が調
節されて、乾燥炉の各ゾーンごとに循環供給される熱風
の温度が所定の使用温度に維持される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
る。
図は、本発明による乾燥装置の一例を示すフローシート
図であって、乾燥炉(1)の各ゾーン(Z1),(Z2)及
び(Z3)ごとに夫々熱風循環ファン(2)と熱風加熱用
熱交換器(3)を介装した熱風循環径路(4)が設けら
れると共に、各ゾーン(Z1),(Z2)及び(Z3)内に生
じた高温の排ガスが排気ファン(5)を介装した排気ダ
クト(6)を通じて送り込まれる脱数装置(7)が設け
られている。
図であって、乾燥炉(1)の各ゾーン(Z1),(Z2)及
び(Z3)ごとに夫々熱風循環ファン(2)と熱風加熱用
熱交換器(3)を介装した熱風循環径路(4)が設けら
れると共に、各ゾーン(Z1),(Z2)及び(Z3)内に生
じた高温の排ガスが排気ファン(5)を介装した排気ダ
クト(6)を通じて送り込まれる脱数装置(7)が設け
られている。
脱臭装置(7)には、排ガス中の悪臭成分を直接燃焼分
解させるバーナ(8)が設けられ、当該バーナ(8)
は、悪臭成分を燃焼分解して得られた脱臭ガスの温度を
検出する温度検出器(9)の温度検出信号に基づいて燃
料を調節するバルブ(10)により、熱媒油加熱用熱交換
器(11)に送り込まれる脱臭ガスの温度を一定に保つよ
うに燃焼制御される。
解させるバーナ(8)が設けられ、当該バーナ(8)
は、悪臭成分を燃焼分解して得られた脱臭ガスの温度を
検出する温度検出器(9)の温度検出信号に基づいて燃
料を調節するバルブ(10)により、熱媒油加熱用熱交換
器(11)に送り込まれる脱臭ガスの温度を一定に保つよ
うに燃焼制御される。
熱交換器(11)には、脱臭ガスとの熱交換により加熱さ
れた熱媒油をポンプ(12)で循環させる熱媒油循環配管
(13)が接続されている。
れた熱媒油をポンプ(12)で循環させる熱媒油循環配管
(13)が接続されている。
なお、熱交換器(11)を通じて熱媒油の加熱に供された
脱臭ガスは、熱交換器(14)に送り込まれて、排気ダク
ト(6)を通じて脱臭装置(7)に送られる排ガスの予
熱に供された後、排気ダクト(6)′を通じて外部に排
出される。
脱臭ガスは、熱交換器(14)に送り込まれて、排気ダク
ト(6)を通じて脱臭装置(7)に送られる排ガスの予
熱に供された後、排気ダクト(6)′を通じて外部に排
出される。
熱媒油循環配管(13)には、各熱風循環径路(4)に介
装された熱風加熱用の熱交換器(3),(3)及び
(3)に夫々熱媒油を送り込む往管(15)と返管(16)
が分岐接続されている。
装された熱風加熱用の熱交換器(3),(3)及び
(3)に夫々熱媒油を送り込む往管(15)と返管(16)
が分岐接続されている。
また、往管(15)と返管(16)との間には、乾燥炉
(1)の各ゾーン(Z1),(Z2)及び(Z3)内の温度を
検出する温度検出器(17),(18)及び(19)の温度検
出信号に基づいて各熱交換器(3)に送り込まれる熱媒
油の流量を夫々個別に調節するバルブ(20)を介装した
バイパス配管(21)が接続されている。
(1)の各ゾーン(Z1),(Z2)及び(Z3)内の温度を
検出する温度検出器(17),(18)及び(19)の温度検
出信号に基づいて各熱交換器(3)に送り込まれる熱媒
油の流量を夫々個別に調節するバルブ(20)を介装した
バイパス配管(21)が接続されている。
更に、上記各温度検出器(17),(18)及び(19)から
入力される温度検出データ(A),(B)及び(C)に
基づき乾燥炉(1)内全体の加熱に要する熱量を算定
し、その必要熱量に応じて脱臭装置(7)から熱媒油加
熱用の熱交換器(11)に送り込まれる脱臭ガスの風量を
調節する制御信号(CP)と、当該脱臭ガスとの熱交換に
よって加熱される熱媒油の循環流量を調節する制御信号
(CQ)とを出力する制御装置(22)が設けられている。
入力される温度検出データ(A),(B)及び(C)に
基づき乾燥炉(1)内全体の加熱に要する熱量を算定
し、その必要熱量に応じて脱臭装置(7)から熱媒油加
熱用の熱交換器(11)に送り込まれる脱臭ガスの風量を
調節する制御信号(CP)と、当該脱臭ガスとの熱交換に
よって加熱される熱媒油の循環流量を調節する制御信号
(CQ)とを出力する制御装置(22)が設けられている。
すなわち、制御装置(22)は、乾燥炉(1)内の排ガス
を脱臭装置(7)に送る排気ダクト(6)に介装された
排気ファン(5)のモータ(23)の回転を制御するイン
バータ(24)と、脱臭装置(7)から熱交換器(11)に
送り込まれた脱臭ガスを外部に排出させる排気ダクト
(6)′に介装された排気ファン(25)のモータ(26)
の回転を制御するインバータ(27)に対して、夫々排気
ファン(5)及び(25)の風量を調節する制御信号(C
P)を出力すると共に、熱媒油循環配管(13)に介装さ
れたポンプ(12)のモータ(28)の回転を制御するイン
バータ(29)に対して、熱媒油の循環流量を調節する制
御信号(CQ)を出力することにより、熱交換器(11)に
送り込まれる脱臭ガスと熱媒油の量を互いに調節して、
当該熱媒油を乾燥炉(1)の熱負荷に応じた所要の温度
に加熱する。
を脱臭装置(7)に送る排気ダクト(6)に介装された
排気ファン(5)のモータ(23)の回転を制御するイン
バータ(24)と、脱臭装置(7)から熱交換器(11)に
送り込まれた脱臭ガスを外部に排出させる排気ダクト
(6)′に介装された排気ファン(25)のモータ(26)
の回転を制御するインバータ(27)に対して、夫々排気
ファン(5)及び(25)の風量を調節する制御信号(C
P)を出力すると共に、熱媒油循環配管(13)に介装さ
れたポンプ(12)のモータ(28)の回転を制御するイン
バータ(29)に対して、熱媒油の循環流量を調節する制
御信号(CQ)を出力することにより、熱交換器(11)に
送り込まれる脱臭ガスと熱媒油の量を互いに調節して、
当該熱媒油を乾燥炉(1)の熱負荷に応じた所要の温度
に加熱する。
このようにすれば、各熱風循環径路(4)に熱風加熱用
バーナを設ける必要がなくなって、バーナの設備費が大
幅に低減される。
バーナを設ける必要がなくなって、バーナの設備費が大
幅に低減される。
また、従来のように各熱風循環径路ごとに設けた熱風加
熱用バーナの燃焼量を個別に調節する煩雑な制御が不要
となり、乾燥炉(1)全体の温度コントロールが極めて
容易になる。
熱用バーナの燃焼量を個別に調節する煩雑な制御が不要
となり、乾燥炉(1)全体の温度コントロールが極めて
容易になる。
更に、熱媒油は制御性に優れており、乾燥炉(1)内に
供給される熱風の温度を素早く確実に調節することがで
きる。
供給される熱風の温度を素早く確実に調節することがで
きる。
また、熱交換器(11)に送り込まれる脱臭ガスの廃熱を
回収した熱媒油を各熱交換器(3),(3)……に循環
供給する熱媒油循環配管(13)は、配管スペースが非常
に小さくて済み、乾燥装置全体の設置面積も小さくする
ことができる。
回収した熱媒油を各熱交換器(3),(3)……に循環
供給する熱媒油循環配管(13)は、配管スペースが非常
に小さくて済み、乾燥装置全体の設置面積も小さくする
ことができる。
なお、実施例の脱臭装置(7)は、排ガス中の悪臭成分
をバーナ(8)の燃焼ガスで直接燃焼分解させる直燃式
であるが、本発明はこれに限らずバーナにより所定の反
応温度に加熱された触媒で悪臭成分を燃焼分解させる触
媒燃焼式の脱臭装置であってもよい。
をバーナ(8)の燃焼ガスで直接燃焼分解させる直燃式
であるが、本発明はこれに限らずバーナにより所定の反
応温度に加熱された触媒で悪臭成分を燃焼分解させる触
媒燃焼式の脱臭装置であってもよい。
以上述べたように、本発明によれば、乾燥炉内から排気
された排ガス中の悪臭成分を脱臭装置で燃層分解させて
得られた脱臭ガスの廃熱のみによって、乾燥炉の各ゾー
ン内に循環供給する熱風を所定の使用温度に加熱するこ
とができるから、従来において各ゾーンの熱風循環径路
に介装されていた熱風加熱用バーナを無くして設備費を
大幅に低減できると共に、各バーナを燃焼制御して熱風
の温度を調節する煩雑な温度コントロールが不要になる
という大変優れた効果がある。
された排ガス中の悪臭成分を脱臭装置で燃層分解させて
得られた脱臭ガスの廃熱のみによって、乾燥炉の各ゾー
ン内に循環供給する熱風を所定の使用温度に加熱するこ
とができるから、従来において各ゾーンの熱風循環径路
に介装されていた熱風加熱用バーナを無くして設備費を
大幅に低減できると共に、各バーナを燃焼制御して熱風
の温度を調節する煩雑な温度コントロールが不要になる
という大変優れた効果がある。
図は、本発明による乾燥装置の一例を示すフローシート
図である。 符号の説明 (1)……乾燥炉、(Z1),(Z2),(Z3)……乾燥炉
の各ゾーン、(3)……熱交換器、(4)……熱風循環
径路、(7)……脱臭装置、(8)……バーナ、(11)
……熱交換器、(13)……熱媒油循環配管、(15)……
往管、(16)……返管、(17),(18),(19)……温
度検出器、(A),(B),(C)……温度検出デー
タ、(20)……バルブ、(21)……バイパス配管、(2
2)……制御装置、(CP),(CQ)……制御信号。
図である。 符号の説明 (1)……乾燥炉、(Z1),(Z2),(Z3)……乾燥炉
の各ゾーン、(3)……熱交換器、(4)……熱風循環
径路、(7)……脱臭装置、(8)……バーナ、(11)
……熱交換器、(13)……熱媒油循環配管、(15)……
往管、(16)……返管、(17),(18),(19)……温
度検出器、(A),(B),(C)……温度検出デー
タ、(20)……バルブ、(21)……バイパス配管、(2
2)……制御装置、(CP),(CQ)……制御信号。
Claims (1)
- 【請求項1】乾燥炉(1)の各ゾーン(Z1),(Z2),
(Z3)ごとに設けられた複数の熱風循環径路(4)を通
じて乾燥炉(1)内に循環供給される熱風が、乾燥炉
(1)内から排気されて脱臭装置(7)に送られた排ガ
ス中の悪臭成分を燃焼分解させて得られた脱臭ガスの廃
熱のみを利用して使用温度に加熱される乾燥装置であっ
て、前記脱臭装置(7)のバーナ(8)を燃焼制御して
一定の高温に保たれた脱臭ガスが送り込まれる熱交換器
(11)に、脱臭ガスとの熱交換によって加熱された熱媒
油を循環させる熱媒油循環配管(13)が接続されると共
に、当該循環配管(13)には、前記各熱風循環径路
(4)に介装された熱交換器(3)に熱媒油を送り込む
往管(15)と返管(16)が分岐接続され、当該往管(1
5)と返管(16)との間には、乾燥炉(1)の各ゾーン
(Z1),(Z2),(Z3)内の温度を検出する温度検出器
(17),(18),(19)の温度検出信号に基づいて各熱
風循環径路(4)に介装された熱交換器(3)に送り込
まれる熱媒油の流量を個別に調節するバルブ(20)を介
装したバイパス配管(21)が夫々接続され、更に、前記
各温度検出器(17),(18),(19)から入力される温
度検出データ(A),(B),(C)に基づき乾燥炉
(1)内全体の加熱に要する熱量を算定し、その必要熱
量に応じて脱臭装置(7)から熱交換器(11)に送り込
まれる脱臭ガスの風量を調節する制御信号(CP)と、当
該脱臭ガスとの熱交換によって加熱される熱媒油の循環
流量を調節する制御信号(CQ)とを出力する制御装置
(22)が設けられていることを特徴とする乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21518088A JPH07122549B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 乾操装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21518088A JPH07122549B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 乾操装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0264388A JPH0264388A (ja) | 1990-03-05 |
JPH07122549B2 true JPH07122549B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=16667994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21518088A Expired - Lifetime JPH07122549B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 乾操装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07122549B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102735043A (zh) * | 2012-07-17 | 2012-10-17 | 苏州柳溪机电工程有限公司 | 高效节能多温区烘道 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0357392U (ja) * | 1989-10-06 | 1991-06-03 | ||
CN104110943B (zh) * | 2014-07-09 | 2016-01-13 | 广州凯能电器科技有限公司 | 一种空气能二次废热回收烘干除湿系统 |
CN104613747A (zh) * | 2015-01-23 | 2015-05-13 | 福建大中城市环保技术有限公司 | 一种利用微型导热油炉加热的合成革印刷线 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP21518088A patent/JPH07122549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102735043A (zh) * | 2012-07-17 | 2012-10-17 | 苏州柳溪机电工程有限公司 | 高效节能多温区烘道 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0264388A (ja) | 1990-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4255132A (en) | Incinerator-heater system | |
US4504220A (en) | Drying apparatus with deodorizing system for a printing machine | |
KR970000103B1 (ko) | 철강 가열로 | |
JPH0481693B2 (ja) | ||
JPH07122549B2 (ja) | 乾操装置 | |
JP2531794B2 (ja) | 乾燥装置 | |
US20060121403A1 (en) | Regenerative thermal oxidizer | |
JP5508022B2 (ja) | バッチ式廃棄物ガス化工程 | |
US3749030A (en) | Heating and exhaust emission control system and method for material dryers | |
JP2016187954A (ja) | オフセット輪転機の排熱制御システム | |
KR0175541B1 (ko) | 폐가스 소각장치 | |
JP2605666Y2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
JPH0311521Y2 (ja) | ||
JPH0621579Y2 (ja) | 熱風循環式塗装乾燥炉 | |
JPH0434938Y2 (ja) | ||
JP3043372B2 (ja) | 塗装乾燥炉 | |
JPH05312301A (ja) | 都市ゴミ焼却装置 | |
JPH035837Y2 (ja) | ||
KR0181834B1 (ko) | 촉매 원적외선 히터를 이용한 고효율 오븐장치 | |
JP3332528B2 (ja) | 直接加熱式塗装乾燥炉 | |
JP3332527B2 (ja) | 間接加熱式塗装乾燥炉 | |
JP3012757B2 (ja) | 貯湯器付き焼却装置 | |
JPS6154127B2 (ja) | ||
JPH0658108A (ja) | 排気再燃サイクルの排気装置 | |
JPH10277369A (ja) | 触媒燃焼式排ガス処理装置 |