JPH0712147A - 連結機構 - Google Patents

連結機構

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Publication number
JPH0712147A
JPH0712147A JP5150417A JP15041793A JPH0712147A JP H0712147 A JPH0712147 A JP H0712147A JP 5150417 A JP5150417 A JP 5150417A JP 15041793 A JP15041793 A JP 15041793A JP H0712147 A JPH0712147 A JP H0712147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
fluid
voltage
shaft
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP5150417A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sakuma
靖 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osada Research Institute Ltd filed Critical Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの相対的に移動し、かつ、停止される物
体面の連結において、移動時の運動をスムーズに、停止
時の固定を堅固にする。 【構成】 有底筒状容器11と、該容器11の開口部よ
り該容器内に液密にかつ回動可能に挿入された回動軸1
2と、前記容器11内に液密に封入された電気粘性流体
13と、該電気粘性流体内に配設された電極15a,1
5bとより成る。該電極15a,15b間に電圧を印加
することにより、電気粘性流体13の粘性を変え、回動
軸12の回動抵抗を変える。常時は、電圧を印加してお
き、回動軸12の回動を堅固に止めておき、回動時、電
圧を解除して、回転軸12の回転をスムーズにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連結機構、より具体的
には、2つのアーム間を回動自在に連結する関節機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】アームとアームとを回動自在に連結する
機構は、一般的には、関節機構として知られている。図
4は、歯科治療ユニットにおいて、無影灯を任意所望位
置に移動させるために用いる関節機構の一例を説明する
ための図で、図中、1は無影灯、2はアーム、3は関節
機構で、周知のように、アーム2は、関節機構3により
相互に矢印方向に回動自在に支持されており、これによ
り、無影灯1を任意所望の位置に移動し、例えば、治療
時は、患者の腔口内を照明する位置に、非使用時は、治
療の邪魔にならない位置に移動するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、歯科治
療ユニットにおいて、無影灯は頻繁に移動、停止させら
れるものであるが、移動する時の動きをスムーズにしよ
うとすると、停止時における固定が不安定となり、一
方、停止時における固定を堅固にしようとすると、移動
時の動きが堅くなり、使い勝手の良い動きを得ることが
困難であった。
【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、歯科治療において用いる無影灯の移
動を、移動時はスムーズに、停止時は堅固に固定するよ
うにすることを目的としてなされたものであるが、本発
明が、上述のごとき無影灯の移動に限定されることな
く、2つの相対的に移動、固定する物体間の連結機構に
用いて有効であることは、以下の説明から容易に理解で
きよう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)有底筒状容器と、該容器の開口部
より該容器内に液密にかつ回動可能に挿入された回動軸
と、前記容器内に液密に封入された電気粘性流体と、該
電気粘性流体内に配設された電極とより成り、該電極に
電圧を印加することにより、前記電気粘性流体の粘性を
変え、前記回動軸の回動抵抗を変えるようにしたことを
特徴とし、更には、(2)前記電極に印加する電圧を調
整する調整手段を有すること、更には、(3)前記回動
軸に前記電気粘性流体との接触面積を増すための突起を
有することを特徴としたものであり、或いは、(4)筒
状体と、該筒状体内に回動自在に挿入されたシャフト
と、該筒状体とシャフトとの間に介装された袋状密閉膨
張部材とを有し、該袋状密閉膨張部材に圧縮流体を供給
して前記筒状体とシャフトとの間の摩擦抵抗を大きく
し、該圧縮流体を抜くことにより摩擦抵抗を小さくする
ようにしたことを特徴としたものである。
【0006】
【作用】2つの相対的に移動し、かつ、停止される物体
面の連結において、移動時の運動をスムーズに、停止時
の固定を堅固にする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による連結機構の一実施例を
説明するための要部断面図で、図中、10は本発明によ
る連結機構で、該連結機構10は相対的に移動する部材
11と12から成っている。今、本発明による連結機構
10を図3に示した無影灯1のアーム2,3を連結する
ために使用するものとすると、部材11はアーム2に、
部材12はアーム3に一体的に連結されている。部材1
2は底部材12aを有する筒状容器に形成され、内部に
電気粘性流体13が封入されている。この筒状容器12
の開口部12b側には、部材11が挿入され、Oリング
14等により液密に保持されている。電気粘性流体13
の中には、電極15a、15bが入っており、電気粘性
流体13の粘度は、周知のように、電極15a,15b
間に電圧を印加すると増大し、電源を切ると通常の低粘
性の流体に戻る。
【0008】従って、無影灯1を所定位置に停止させて
おきたい時、例えば、無影灯1を点灯して腔口内を治療
している時、或いは、無影灯1を使用していない時等
は、前記電極15a,15b間に電圧を印加しておく
と、電気粘性流体13の粘度が高くなり、部材11と部
材12間の摩擦抵抗が大きくなり、部材11は、部材1
2に対して堅固に固定される。
【0009】一方、治療に先立って、無影灯1を患者の
顔面近くに引き寄せたり、或いは、治療後、遠ざけたり
する時は、前記電極15a,15b間に印加する電圧を
切断してやれば、電気粘性流体13の粘度が低いので、
無影灯を楽に引き寄せたり、遠ざけたりすることができ
る。
【0010】上述のように、本発明は、部材11と12
との間に設けられた電気粘性流体13の粘度を変えるこ
とによって、部材11と12との間の摩擦抵抗を変え、
もって、部材11と12との間の相対移動を所望のもの
にするものであるが、更に、部材11又は12の周面に
突起(図示例の場合、部材11の周辺に羽根11a)を
設けることにより、停止時における抵抗を大きくして、
より堅固に所定位置に固定するようにすることができ
る。また、電極15a,15bに印加する電圧を調整す
る電圧調整手段を設けておくことにより、移動時の感触
を術者の感触に合ったものにすることができる。
【0011】上記電極15a,15bに電圧を印加する
スイッチ、より実際的には、電極15a,15b間に印
加されている電圧を解除するためのスイッチは、原理的
には、任意所望の場所に設けておくことが可能である
が、無影灯を移動させる場合、一般的には、該無影灯1
の脇に設けられている把手1aを持って移動させるの
で、この把手1a又はその近傍にスイッチを設けてお
き、この把手1aを持った時、又は、該把手1aを持っ
て所望の方向に押した時にスイッチが働く(電極15
a,15b間の電圧が解除される)ようにしておくと、
非常に使い勝手の良いものとなる。
【0012】図2は、本発明の他の実施例を説明するた
めの要部断面図で、この実施例は、前記電気粘性流体に
代って、気体、液体等の流体によって体積が変化する袋
状部材20を用い、該部材20を常時は流体を供給して
膨張させておいて、部材11,12間の摩擦抵抗を大き
くしておき、無影灯移動時は、流体を放出させて、部材
11,12間の摩擦を少なくして、無影灯の移動を容易
にしたものである。
【0013】なお、以上には、単一の連結機構の例につ
いて説明したが、図3に示すように、2つの連結機構1
1,102を、連結して使用することにより、ユニバー
サルジョイントと同様の作用を持たせるようにすること
も可能である。
【0014】歯科治療ユニットは、周知のように、バキ
ューム装置や空気圧縮装置を具備しているので、前述の
袋状部材20に圧縮空気を供給したり、該袋状部材20
から空気を引き抜くことは簡単に行うことができる。
【0015】また、前記袋状部材20に圧縮空気を供給
したり、該袋状部材20から圧縮空気を引き抜くには、
バルブを使用するが、このバルブを直接操作するように
したもよいが、好ましくは、電磁バルブ21を用い、こ
の電磁バルブのスイッチを、前述のように、無影灯1の
把手にて操作し、リード線22を通してバルブ21を開
閉するようにすると、より使い勝手のよいものになる。
【0016】而して、図2に示した実施例によると、バ
ルブを閉じておくことにより、袋状部材20内には、空
気圧縮源を停止させても、圧縮空気が保持されていて、
所期の目的を達成することができるので、省エネの効果
もある。
【0017】なお、以上には、本発明を歯科治療ユニッ
トの無影灯のアーム部に適用した場合を例にして説明し
たが、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、相対的に移動可能で、かつ、固定される物体間であ
ればいかなる場所でも、例えば、ワークテーブル移動用
の連結機構にも使用可能であることは容易に理解できよ
う。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、2つの相対的に移動する物体を、移動時に
は、両者間の摩擦抵抗を小さくして容易に相対移動可能
にし、停止時には、両者間の摩擦抵抗を増大して、該停
止位置に確実に固定しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による連結機構の一実施例を説明する
ための断面構成図である。
【図2】 本発明による連結機構の他の実施例を説明す
るための断面構成図である。
【図3】 本発明による連結機構を2個組み合わせてユ
ニバーサルジョイントとして使用する場合の一例を示す
図である。
【図4】 本発明が適用される連結機構の一例としての
歯科治療ユニットの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…無影灯、1a…把手、2,3…無影灯用アーム、1
0,101,102…連結機構、11,12…相対移動す
る部材、13…電気粘性流体、14…Oリング、15
a,15b…電極、20…袋状膨張部材、21…バル
ブ、22…リード線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状容器と、該容器の開口部より該
    容器内に液密にかつ回動可能に挿入された回動軸と、前
    記容器内に液密に封入された電気粘性流体と、該電気粘
    性流体内に配設された電極とより成り、該電極に電圧を
    印加することにより、前記電気粘性流体の粘性を変え、
    前記回動軸の回動抵抗を変えるようにしたことを特徴と
    する連結機構。
  2. 【請求項2】 前記電極に印加する電圧を調整する調整
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の連結機
    構。
  3. 【請求項3】 前記回動軸に前記電気粘性流体との接触
    面積を増すための突起を有することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の連結機構。
  4. 【請求項4】 筒状体と、該筒状体内に回動自在に挿入
    されたシャフトと、該筒状体とシャフトとの間に介装さ
    れた袋状密閉膨張部材とを有し、該袋状密閉膨張部材に
    圧縮流体を供給して前記筒状体とシャフトとの間の摩擦
    抵抗を大きくし、該圧縮流体を抜くことにより摩擦抵抗
    を小さくするようにしたことを特徴とする連結機構。
JP5150417A 1993-06-22 1993-06-22 連結機構 Pending JPH0712147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5150417A JPH0712147A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 連結機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5150417A JPH0712147A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 連結機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712147A true JPH0712147A (ja) 1995-01-17

Family

ID=15496491

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JP5150417A Pending JPH0712147A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 連結機構

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JP (1) JPH0712147A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6784561B2 (en) 1999-01-21 2004-08-31 Sony Computer Entertainment Inc. Resistance force generator for use in a game machine
KR100980856B1 (ko) * 2008-05-26 2010-09-10 한국과학기술원 유변유체를 이용한 로봇 관절

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6784561B2 (en) 1999-01-21 2004-08-31 Sony Computer Entertainment Inc. Resistance force generator for use in a game machine
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