JPH07120895B2 - ヘリカルアンテナ装置 - Google Patents

ヘリカルアンテナ装置

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JPH07120895B2
JPH07120895B2 JP6517690A JP6517690A JPH07120895B2 JP H07120895 B2 JPH07120895 B2 JP H07120895B2 JP 6517690 A JP6517690 A JP 6517690A JP 6517690 A JP6517690 A JP 6517690A JP H07120895 B2 JPH07120895 B2 JP H07120895B2
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JP
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helical
coupling
helical antenna
antenna device
antennas
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素良 森藤
章 高橋
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Yagi Antenna Co Ltd
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Yagi Antenna Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば円偏波衛星放送の受信に使用するヘリ
カルアンテナ装置に関する。
[従来の技術] 円偏波を1方向に鋭く放射する目的で、波長に比べて長
いヘリクス導体を反射板の前に配置し、これを導体板上
で給電するようにした構造のヘリカルアンテナが使用さ
れる。
[発明が解決しようとする課題] 上述したヘリカルアンテナは、導線を螺旋状に成形した
ものであるため、振動や衝撃に対しては構造的に弱く、
変形や破損により性能が不安定になるという問題があっ
た。
本発明は上記の如き実情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、振動や衝撃に対しても性能が劣化
することなく、安定した状態で動作することが可能なヘ
リカルアンテナ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] すなわち本発明は、複数のヘリカルアンテナの結合線を
同一方向に突出した状態で固着する例えば発泡ポリスチ
ロールや発泡ポリエチレン等の高周波損失の少ない弾性
体で構成された絶縁部材を用い、平板導波路の一面に形
成された結合孔に該ヘリカルアンテナの突出した結合線
を挿入するようにしたもので、ヘリカルアンテナが絶縁
部材によって固着されているため、機械的な振動、衝撃
は該絶縁部材に吸収され、ヘリカルアンテナは変形や破
損が生じることなく、安定した状態で動作させることが
できる。
[実施例] 以下本発明を円偏波衛星放送の受信に使用するヘリカル
アンテナ装置に適用した場合の一実施例について図面を
参照して説明する。
第1図はその支持構造を示す断面図であり、11,11,…が
ヘリカルアンテナ、12,12,…がヘリカルアンテナ11,11,
…の結合線である。各ヘリカルアンテナ11は、結合線12
を一定間隔で同一方向に突出するようにして絶縁部材13
に埋設、固着され、この絶縁部材13が該結合線12,12,…
を突出した面で、平板導波路14の一定間隔で結合孔15,1
5,…を形成した面に取付固定される。すなわち、ヘリカ
ルアンテナ11の結合線12が平板導波路14の結合孔15に非
接触の状態で挿入されるもので、平板導波路14は実際に
は内部に空間を有した平板状の導体で構成され、結合孔
15を形成した面と反対側の面の中央より給電点となる給
電線16が導入される。ヘリカルアンテナ11の結合線12及
びこの結合線12を挿入した結合孔15は、それぞれ平板導
波路14の管内波長λgの間隔で位置するように配列され
る。
上記のような構造にあって、上記給電線16を給電点とし
て給電を実施した場合、給電線16からの電波は平板導波
路14内の空間を伝搬し、結合孔15,15,…のそれぞれに挿
入された結合線12,12,…に電磁結合してヘリカルアンテ
ナ11,11,…のすべてを励振するようになる。ヘリカルア
ンテナ11の数を多くすることで、より指向性を鋭いもの
とし、利得を向上させることができるものである。
上記絶縁部材13は、例えば発泡ポリスチロールや発泡ポ
リエチレン等の高周波損失の少ない弾性体で構成される
もので、ここでは図示の如くヘリカルアンテナ11,11,…
を結合線12,12,…のみが突出するようにその螺旋部分を
すべて埋設固着する。結合線12,12,…を結合孔15,15…
に挿入したヘリカルアンテナ11,11,…をこの絶縁部材13
で完全に埋設固着することにより、外部から機械的な振
動、衝撃が加わった場合でも、その振動、衝撃は絶縁部
材13で吸収され、ヘリカルアンテナ11,11,…は変形や破
損が生じることなく、安定した状態で動作することがで
きる。
第2図は上記ヘリカルアンテナ11の具体構造を例示する
もので、第2図(a)が上面図、第2図(b)が側面図
である。同ヘリカルアンテナ11の直径は約0.3λ、約2
巻であり、銅や鋼による導線を加工して作成する。この
ヘリカルアンテナ11を実際に円偏波衛星放送受信用アン
テナとして用いる場合には、平板導波路14の平面上に50
〜500個配列する必要があり、平板導波路14は円盤ある
いは方形盤状の形状が用いられ、結合孔15の間隔はλg
あるいはそれ以下に設定される。
なお、上記絶縁部材13及び平板導波路14を一体にして包
含するカバーを設けることにより、耐候性、耐衝撃吸収
性をより向上させることができる。
また、上記第1図ではヘリカルアンテナ11を結合線12だ
け残して絶縁部材13内に完全に埋設固着する例を示した
が、これは第3図のようにして固着するようにしてもよ
い。すなわち第3図では、絶縁部材13にヘリカルアンテ
ナ11の外径より若干小さな内径を有する穴17,17,…を形
成し、この穴17,17,…の部分それぞれに、絶縁部材13の
溶融温度より若干高い温度で加熱したヘリカルアンテナ
11,11,…をその軸方向に螺旋部分に沿って回転させなが
ら挿入する。ヘリカルアンテナ11,11,…は自身の発熱に
より穴17,17,…の内周部を溶かしながら挿入されるよう
になり、ヘリカルアンテナ11,11,…を規定の位置まで挿
入した後、ヘリカルアンテナ11,11,…の温度が絶縁部材
13の溶融温度より低下すると、ヘリカルアンテナ11,11,
…は穴17,17,…内に確実に固着される。
さらに、アンテナ装置に加えられる外部からの機械的な
振動、衝撃がそれほど大きくないと予想される場合に
は、上記絶縁部材13にヘリカルアンテナ11の外径よりほ
んの若干小さな内径を有する穴を形成し、この穴の部分
それぞれに、ヘリカルアンテナ11,11,…を圧入するよう
にしてもよい。
なお、上記第1図で示した給電線16の付近では平板導波
路14の空間内を流れる電流は大きく、同周辺部では小さ
いため、ヘリカルアンテナ11,11,…の位置によってその
放射電力は異なるが、このヘリカルアンテナ11,11,…の
放射電力のすべて等しくすると、アンテナ効率は最大と
なる。これを実現する1つの方法として、第3図に示す
ように結合線12,12,…の長さを給電点である給電線16か
らの位置に対応させて変化させる方法がある。この場
合、給電線16に近く、中央部の電界強度の高い位置にあ
る結合線12は短く、周辺部の電界強度の低い位置に行く
に従って結合線12を順次長く設定することによって、い
ずれの位置でも等電力で放射するようになるものであ
る。
また、結合孔15においてヘリカルアンテナ11の結合線12
と平板導波路14とはあくまでも非接触でなければなら
ず、その短絡防止策が必要となるが、第4図に示すよう
な手段を用いればこれを実現できる。
第4図(a)は、ヘリカルアンテナ11の結合線12を絶縁
管18により被覆するようにしたもので、この絶縁管18の
外径は結合孔15の内径より小さいものとし、結合線12と
結合孔15の内周部との間に空隙が存在するように設定す
る。
続く第4図(b)は、中央に貫通孔を形成した若干結合
孔15の内径より大きな外径を有する円盤状の絶縁体19を
結合孔15に圧入するようにしたもので、この絶縁体19中
央の貫通孔の内径は結合線12の外径より大きいものと
し、上記と同様に結合線12と絶縁体19貫通孔の内周部と
の間に空隙が存在するように設定する。
なお、上記実施例では円偏波衛星放送の受信に使用する
ヘリカルアンテナ装置に適用した場合について述べた
が、本発明を他の用途で使用されるヘリカルアンテナ装
置に適用した場合であっても同様の効果が得られること
は勿論である。
[発明の効果] 以上詳記した如く本発明によれば、複数のヘリカルアン
テナの結合線を同一方向に突出した状態で固着する例え
ば発泡ポリスチロールや発泡ポリエチレン等の高周波損
失の少ない弾性体で構成された絶縁部材を用い、平板導
波路の一面に形成された結合孔に該ヘリカルアンテナの
突出した結合線を挿入するようにしたので、ヘリカルア
ンテナが絶縁部材によってヘリカル部分を包囲するよう
に固着されているため、製造時の取扱い、設置後風等に
よる機械的な振動、衝撃は該絶縁部材に吸収され、ヘリ
カルアンテナ部に変形や破損が生じることがなく、安定
した状態で動作させることができるヘリカルアンテナ装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図(a)
は第1図のヘリカルアンテナの具体構造を例示する上面
図、第2図(b)は同図(a)の側面図、第3図は第1
図の絶縁部材及び結合線長さの他の構成例を示す図、第
4図(a)及び第4図(b)は結合線と平板導波路14と
の短絡防止手段を示す図である。 11……ヘリカルアンテナ、12……結合線、13……絶縁部
材、14……平板導波路、15……結合孔、16……給電線、
17……穴、18……絶縁管、19……絶縁体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のヘリカルアンテナと、 これら複数のヘリカルアンテナを同一平面上に相互間隔
    を受信周波数の波長λgあるいはそれ以下に保つように
    して配列し、結合線を同一方向に突出した状態でヘリカ
    ル部分を包囲するように固着する絶縁部材と、 この絶縁部材によって固着された上記複数のヘリカルア
    ンテナの突出した結合線を挿入する複数の結合孔を一面
    に形成した平板導波路と を具備したことを特徴とするヘリカルアンテナ装置。
  2. 【請求項2】上記複数のヘリカルアンテナの結合線は上
    記平板導波路の給電点近傍の電界強度の高い位置では短
    く、該給電点を離れて電界強度が低下するに従って長く
    するようにしたことを特徴とした請求項(1)記載のヘ
    リカルアンテナ装置。
  3. 【請求項3】上記複数のヘリカルアンテナの結合線はそ
    れぞれ絶縁管で被覆してなることを特徴とした請求項
    (1)記載のヘリカルアンテナ装置。
  4. 【請求項4】上記平板導波路の複数の結合孔にはそれぞ
    れ中央に貫通孔を形成した絶縁物を圧入し、該貫通孔に
    上記ヘリカルアンテナの結合線を挿入してなることを特
    徴とした請求項(1)記載のヘリカルアンテナ装置。
JP6517690A 1990-03-15 1990-03-15 ヘリカルアンテナ装置 Expired - Lifetime JPH07120895B2 (ja)

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JPH03265306A JPH03265306A (ja) 1991-11-26
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JP2579996Y2 (ja) * 1992-01-23 1998-09-03 株式会社ヨコオ 円偏波平面アンテナ
FR3013905B1 (fr) * 2013-11-28 2017-05-19 Thales Sa Structure antennaire compacte pour telecommunications par satellites

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