JPH07120685A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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Publication number
JPH07120685A
JPH07120685A JP5265204A JP26520493A JPH07120685A JP H07120685 A JPH07120685 A JP H07120685A JP 5265204 A JP5265204 A JP 5265204A JP 26520493 A JP26520493 A JP 26520493A JP H07120685 A JPH07120685 A JP H07120685A
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JP
Japan
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light
endoscope
light guide
liquid
connector
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5265204A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hibino
浩樹 日比野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源装置から内視鏡へ照明光を伝達する際、
照明光の光量ロスの発生を低くできる内視鏡装置を提供
すること。 【構成】 光源装置3の照明光は、液密に設けられた液
体ライトガイド33によってこの液体ライトガイド33
と対向するライトガイドファイバ57に導光されるの
で、この液体ライトガイドに代えてファィバを用いた場
合よりも照明光は、効率よく伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡へ光源装置の照
明光を供給できる内視鏡装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処
置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処
置のできる内視鏡が広く利用されている。
【0003】この内視鏡には、挿入部先端の観察窓から
対象光学像を手元側操作部の接眼部に伝送し、この接眼
部で対象光学像を目視する光学式内視鏡と、挿入部の先
端部内に設けた電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素
子を用いて対象光学像を光電変換し、この光電変換され
た電気信号を手元側の操作部を経て外部の撮像制御装置
に送って信号処理し、この撮像制御装置からの映像信号
をモニタへ送って映像化する電子内視鏡とが存する。
【0004】前記いずれの内視鏡も、内視鏡本体の外部
に備えられる光源装置から照明光の供給を受けると共
に、光源装置の光源の明るさ等の制御が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように内視
鏡装置は、内視鏡本体とは別に外部に光源装置を含む内
視鏡制御装置を必要としている。例えば、特開平5−1
25号公報に示され装置では、電子内視鏡が複数の装置
と接続される構成が示されている。この構成では、前記
電子内視鏡は、その操作部から側方にユニバーサルコー
ドを延出しており、このユニバーサルコードは、端部が
複数の装置に接続されるために、その中途で複数に分岐
している。そして、ユニバーサルコードはその分岐各端
部にコネクタを設けており、光源装置、ビデオ制御装
置、及び湾曲用モータ制御装置とそれぞれ接続されるよ
うになっている。しかし、この構成の内視鏡では持ち運
び時、あるいは洗浄時に取扱いが煩雑である。
【0006】尚、前記ユニバーサルコードは、その内部
に、照明光供給用のライトガイドや信号線あるいは各種
管路等が挿通されている。
【0007】実開昭52−17587号公報のように、
内視鏡本体に着脱自在のライトガイドファイバコードを
設けたものがある。あるいは実開昭52−145987
号公報のように、内視鏡本体に着脱自在のファイバ内臓
のアタッチメントを介して、さらにこのアタッチメント
に着脱自在のライトガイドファイバコードを設けたもの
がある。これら内視鏡本体とファイバとが別体の構成で
は、持ち運びあるいは洗浄等の取扱いが容易である。し
かし、内視鏡のライトガイドファイバとコード側のライ
トガイドファイバの結合では、その構造上、必ずしもコ
アとコアが1対1に対応しない虞があるため、このよう
な場合には光量ロスが発生する。
【0008】本発明は前記事情にかんがみてなされたも
ので、光源装置から内視鏡へ照明光を伝達する際、照明
光の光量ロスの発生を低くできる内視鏡装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体に照射
するための照明光を発する光源を有する光源装置と、前
記光源装置からの照明光を伝達する光伝達手段を内蔵す
る内視鏡と、一端部で前記光伝達手段と対向し且つ他端
部が前記光源装置の照明光を受けるように配置され、液
密に設けられた液体ライトガイドと、を有する。
【0010】
【作 用】本発明の構成において、光源装置の照明光
は、液密に設けられた液体ライトガイドによって、この
液体ライトガイドと対向する光伝達手段に導入される。
液体ライトガイドは、例えば通常用いるファイバ群より
なるライトガイドファィバを用いた場合よりも照明光は
ロスが少なく効率よく伝達される。
【0011】
【実施例】図を参照して本発明の実施例について、以下
に説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係
り、図1は電動湾曲内視鏡装置の全体的な構成図、図2
はコネクタの内部構成図である。
【0012】本実施例の内視鏡装置は、内視鏡に複数の
装置が接続されるものであるが、電動湾曲式内視鏡を例
に以下説明する。
【0013】図1に示す電動湾曲内視鏡装置100は、
電動湾曲内視鏡1、湾曲制御装置2、光源・流体制御装
置3、ビデオプロセッサ(VP)4、モニタ5からな
る。前記内視鏡1は、挿入部6と、この挿入部6に連結
する操作部7と、この操作部7側方から延出するユニバ
ーサルコード8とから構成されている。ユニバーサルコ
ード8の端部には、コネクタ9が設けられている。前記
挿入部6は、先端側から順に、先端部10と、湾曲部1
1と、可撓管部12とを有している。前記先端部10に
は、図示しない観察レンズ、固体撮像素子、照明レン
ズ、吸引チャンネル、及び送気・送水ノズル等が内蔵さ
れている。
【0014】前記湾曲部11は、コネクタ9、ユニバー
サルコード8、操作部7、挿入部6内を挿通する複数の
湾曲ワイヤ13に牽引され、上下・左右つまり全方向に
湾曲可能となっている。
【0015】前記操作部7には、ジョイスティック式湾
曲スイッチ14、送気スイッチ15、送水スイッチ1
6、吸引スイッチ17、レリーズスイッチ18、フリー
ズスイッチ19が設けられる。
【0016】前記コネクタ9は、制御装置としての前記
湾曲制御装置2に着脱自在に接続されるようになってい
る。前記コネクタ9内には前記ワイヤ13が巻回される
プーリ20が設けられており、プーリ20は、同軸的従
動ギヤ21に一体的に固着されている。この従動ギヤ2
1はコネクタ9が湾曲制御装置2に接続されると、湾曲
制御装置2内に設けられた、駆動ギヤ22に噛合される
ようになっている。前記駆動ギヤ22は、モータ23及
びエンコーダ24に同軸的に固着されている。前記エン
コーダ24の出力は制御回路25に入力されている。前
記湾曲スイッチ14の出力も、この制御回路25に接続
されている。
【0017】前記制御回路25は、前記湾曲スイッチ1
4の出力に応じて前記モータ23を駆動すると共に、前
記エンコーダ24の検知信号を基に、スイッチ14の指
示量に応じた湾曲量及び湾曲方向になるように制御して
いる。尚、前記ワイヤ13ないしモータ24,エンコー
ダ25は、図に示したもの以外に、左右(または上下)
用の構成がもう一対設けられている。
【0018】前記コネクタ9の側部に設けられた受け部
9aには、ライトガイドコード26の一端に設けられた
コネクタ27が、着脱自在に接続されるようになってい
る。前記ライトガイドコード26の他端に設けられたコ
ネクタ28は、制御装置を兼務する前記光源・流体制御
装置3に着脱自在に接続されるようになっている。
【0019】前記コネクタ9の側部に設けられた受け部
9bには、ビデオコード29の一端に設けられたコネク
タ30が着脱自在に接続されるようになっている。ま
た、ビデオコード29の他端に設けられたコネクタ31
は、前記ビデオプロセッサ4に着脱自在に接続されるよ
うになっている。
【0020】前記先端部10に設けられた図示しない固
体撮像素子は、制御装置としてのビデオプロセッサ4に
より駆動制御される。この固体撮像素子から読みだされ
た画像信号は、ビデオプロセッサ4により、例えばNT
SC等の標準的な映像信号に変換され、前記モニタ5に
描出される。
【0021】図2に示すように、前記ライトガイドコー
ド26のコネクタ27は、その端部壁32に、液体ライ
トガイド33の口金34のネジ部35が螺合している。
同様に、送気管路36の口金37のネジ部38と、送水
管路39の口金40に設けられたネジ部41と、吸引管
路42の口金43に設けられたネジ部44が、前記端部
壁32にそれぞれ螺合している。
【0022】これら液体ライトガイド33、送気管路3
6、送水管路39、吸引管路42は、前記ライトガイド
コード26内を挿通され、コネクタ28に設けられた端
部壁32に、各口金を介して螺合・固定されている。
【0023】尚、コネクタ27とコネクタ28は全く同
一の構造をしているため説明は省略する。また、口金3
7,40,43及び管路36,39,42はそれぞれ同
構造であるが、断面の状態を変えて描いてある。すなわ
ち、管路36,口金37は断面、管路40は側面,口金
39は断面、管路42,口金43は側面がそれぞれ描か
れている。
【0024】前記液体ライトガイド33の口金34は、
その先端にテーパ部45が形成され、このテーパ部45
には、弾性チューブ46が液密的に被覆固定されてい
る。前記端部壁32より突出した口金34の端部には、
棒状の単ファイバ47が液密的に接着固定されている。
前記弾性チューブ46及び口金34内には、光を伝達す
るのに好適で、前記弾性チューブよりも屈折率が大きい
液体48が充填されている。この液体48の例として
は、水成無機溶液、特に水溶性アルカリまたはCaCl
2,CsCl,CsF,MgCl2等の塩類溶液等があ
る。また、硝酸塩や燐酸塩等の溶液でもよい。
【0025】前記ユニバーサルコード8の受け部9aに
は、前記コネクタ27に突出する口金34,37,4
0,43が、各々嵌合される嵌合孔49,50,51,
52を形成している。また、前記嵌合孔50,51,5
2に各々連通する連通管路53,54,55が、この受
け部9a内に形成されている。
【0026】これら連通管路53,54,55は、前記
先端部10に設けられた図示しない送気ノズル、送水ノ
ズル、吸引チャンネルに連通している。
【0027】前記受け部9aの嵌合孔49の端部には、
口金56が螺合されている。口金56内には光伝達手段
としてのライトガイドファイバ57の端面が、口金56
の端面58に一致するように接着固定されている。
【0028】前記ライトガイドファイバ57は、保護チ
ューブ59により全長にわたり被覆されている。このラ
イトガイドファイバ57は、ユニバーサルコード8、操
作部7及び挿入部6内を挿通され、その出射端は、前記
先端部10に設けられた図示しない照明レンズに対向さ
れるよう配置されている。
【0029】前記液体ライトガイド33、送気管路3
6、送水管路39及び吸引管路42は、コネクタ28が
光源・流体制御装置3に接続されると、それぞれ図1に
示すランプ60、送気バルブ(V1)61、送水タンク
62、吸引バルブ(V3)63と光学的あるいは流体的
に接続される。送気バルブ(V1)61は、ポンプ(P
1)64と接続されている。前記送水タンク62は、送
水バルブ(V2)65を介してポンプ(P1)64と接続
されている。前記吸引バルブ(V3)63は吸引ビン6
6を介して吸引ポンプ(P2)67と接続されている。
すなわち、光源・流体制御装置3は、照明光の供給と共
に、内視鏡1を介して行われる送気・送水・吸引を制御
するようになっている。
【0030】前記構成で、検査終了後、内視鏡1は図1
のように各コネクタが接続されているので、内視鏡1を
洗浄する際は、まずコネクタ9の受け部9a,9bか
ら、コネクタ27,30を取り外す。そして、湾曲制御
装置2からコネクタ9を取り外す。次に、コネクタ9に
必要な防水キャップ(図示せず)を施し内視鏡1のみを
図示しない洗浄装置にセットする。洗浄後、前記防水キ
ャップを外し内視鏡1を保管する。このようにライトガ
イドコード26及びビデオコード29を取り外すことが
でき、内視鏡1にはコネクタ9が端部に付いたユニバー
サルコード8だけになる。
【0031】一方、検査時は、各コネクタ9,9a,9
b,27,28,30,31を各々の装置またはコネク
タに接続し、セッティングが完了する。この状態で、前
記光源ランプ60の照明光は、液体ライトガイド33を
介して、ライトガイドファイバ57に導入される。この
時、ライトガイドファイバ57のコアに対応する部分全
てが、液体ライトガイド33の単ファイバ47に端面と
対向する。
【0032】本実施例では、内視鏡1を洗浄する時、保
管する時、或いは持ち運びする時に、コネクタ9からコ
ネクタ27,30を取り外すことができるので、取扱い
が容易である。これに対して、従来のものは複数のコー
ドが分岐したまま洗浄等をしなければならなかったが、
本実施例ではこれを解消できる。
【0033】また、本実施例では、液体ライトガイド3
3により内視鏡1内のライトガイドファイバ57に照明
光を導光するので、光の伝達のロスを少なくできる。フ
ァイバ群より構成されたライトガイド同士を対向させた
構成の場合、コア同士を一対一に対向させた場合が最も
効率よく光を伝達できるが、液体ライトガイド33はフ
ァイバ群ではないので、ロスがあっても受け側57のク
ラッド部分だけで済む。液体ライトガイド33は、ファ
イバガイドのコアに相当する部分がその端面全部なの
で、ファイバ群より構成されたライトガイド同士のもよ
りも、対向位置のずれに対しても比較的光量ロスが少な
くて済む。液体ライトガイド33は、一般にファイバよ
り光の伝達効率がよいので、その点においても照明光を
効率良く伝達できる。
【0034】本実施例では、コネクタ27をコネクタ9
の受け部9aに取り付けることにより、送気、送水、及
び吸引が可能となっている。
【0035】また、本実施例では、湾曲用の駆動源が湾
曲制御装置2側にあって、コネクタ9の湾曲機構と機械
的に結合させる構成になっていたので、コネクタ9を湾
曲制御装置2に接続させる構成となっている。しかし、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ビデ
オプロセッサ4にコネクタ9を接続させる構成にしても
良い。
【0036】図3は本発明の第2実施例に係る電動湾曲
内視鏡装置の構成図である。本実施例について、図3及
び図2を参照して説明する。
【0037】本第2実施例のうち、第1実施例と同様の
構成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略
する。
【0038】本実施例が、第1実施例と異なるのは前記
光源・流体制御装置3が、光源装置と流体制御装置とに
別体の構成となっている点にある。
【0039】図3に示す電動湾曲内視鏡装置70は、電
動湾曲内視鏡71、湾曲制御装置2、前記ビデオプロセ
ッサ4、前記モニタ5、光源装置72、流体制御装置7
3、及びリモコン74からなる。
【0040】前記内視鏡71は前記挿入部6と前記ユニ
バーサルコード8が直結され、操作部が無いかわりに、
湾曲制御装置2に着脱自在に接続されたリコモン74が
設けられている。前記リモコン74は、リモコン本体7
5及びリモコンコード76からなる。リモコンコード7
6の端部に設けられたコネクタ77は、着脱自在に前記
湾曲制御装置2に接続されるようになっている。前記ユ
ニバーサルコード8の端部には、コネクタ9Aが設けら
れている。このコネクタ9Aは、図2に示すコネクタ9
と異なり、別体の流体制御装置73との間を結ぶ流体管
路が接続されるようになっている。
【0041】前記コネクタ9Aに設けられた受け部9c
に着脱自在に接続されるコネクタ78は、ライトガイド
コード79の一端に設けられ、その他端には、コネクタ
80が設けられている。このライトガイドコード79の
コネクタ80は、前記光源装置72に着脱自在に接続さ
れるようになっている。
【0042】前記受け部9cは、図2に示す受け部9a
の構成のうち、前記嵌合孔49と口金56、ライトガイ
ドファイバ57及び保護チューブ59のみを有してい
る。
【0043】前記コネクタ78(及び80)は、図2に
示すコネクタ27(及び28)のうち、液体ライトガイ
ド33のみが設けられている。
【0044】前記コネクタ9には、送気チューブ81、
送水チューブ82、及び吸引チューブ83が着脱自在に
接続されている。
【0045】本実施例では、第1実施例の効果に加え
て、ライトガイドコード79及びコネクタ78,80及
び受け部9cを小型にできる。
【0046】図4は第2実施例の変形例に係る内視鏡装
置の一部構成を示している。
【0047】前記液体ライトガイド33は液密に設けら
れ、前記光源装置72の光源60の光を受光するように
配置されると共に、前記湾曲制御装置2内を通り、前記
コネクタ9のライトガイドファイバ57の端面に対向す
るように配置されている。その他、第2実施例と同様の
構成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略
する。
【0048】本変形例は、ライトガイドコード26を外
部に配設する必要がなく、より取扱いが容易である。
【0049】図5及び図6は本発明の第3実施例に係
り、図5は電動湾曲内視鏡装置の全体的な構成図、図6
はUSM制御回路のブロック構成図である。本実施例に
ついては、まず図5及び図2を参照して説明する。
【0050】図2及び図3の構成と異なる点についての
み説明すると共に、第1実施例と同様の構成及び作用に
ついては、同じ符号を付して説明を省略する。
【0051】本実施例では、液体ライトガイドが光伝達
手段として内視鏡側にも配置されている点で第1実施例
と異なっている。また、第1実施例では湾曲機構の駆動
源であるモータが湾曲制御装置側に配置されていたのに
対して、本実施例は、駆動源が内視鏡側に配置されてい
る。
【0052】図5に示す電動湾曲内視鏡装置84は、内
視鏡1Aと、前記光源・流体制御装置3と、前記モニタ
5と、ユニバーサルコントロール装置(以下、UCAと
記す)85とから構成されている。
【0053】前記内視鏡1Aは、その先端部10に、対
物レンズ86と、固体撮像素子87とを配置している。
また、内視鏡1Aは、図1に示す内視鏡1のライトガイ
ド57に代えて、先端に液密に配置された単ファイバ8
8と、液体ライトガイド89とを有している。この液体
ライトガイド89の後端は、前記ユニバーサルコード8
の端部に設けられたコネクタ9Aの受け部9dにおい
て、液密に図示しない単ファイバが配置されている。コ
ネクタ9A及び受け部9dは、その他の構成は、図2に
示す構成と同様である。
【0054】前記湾曲制御装置85に接続されるユニバ
ーサルコード8のコネクタ9Aは、その受け部9dに、
着脱自在にライトガイドコード26のコネクタ27が接
続されるようになっている。
【0055】前記UCA85は、ビデオプロセッサ4A
を内臓しており、このプロセッサ4Aの基本的な動作
は、固体撮像素子87の出力する電気信号を標準的な映
像信号に変換するものである。また、UCA85は、接
触圧検出回路90と、湾曲各検出回路91と、USM制
御回路92とを内臓している。
【0056】前記内視鏡1Aは、その先端部10に、体
腔内に接触したときの接触圧を検知する図示しない接触
圧センサが設けられている。この接触圧センサは、前記
湾曲制御装置85の接触圧検出回路90に接続され、こ
の接触圧検出回路90は、接触圧を検知信号としてビデ
オプロセッサ4Aに出力するようになっている。
【0057】前記内視鏡1Aの操作部7には、上(U)
下(D)方向の湾曲ワイヤ13aを減速ギア93aを介
して牽引するため、駆動信号により駆動が制御される駆
動源としての振動波モータ(以下、USMと記す)94
を有している。また、同操作部7には、左(L)右
(R)方向湾曲用の湾曲ワイヤ13bと、減速ギア93
bと、USM95とを有している。さらに操作部7に
は、フォトリフレクタ等により構成される回転センサ9
6a,96bを内蔵し、この回転センサ96a,96b
は、UCA2の湾曲角検出回路91に電気的に接続され
ている。前記湾曲角検出回路91は、検出した湾曲角を
信号として前記ビデオプロセッサ4Aに出力するように
なっている。
【0058】前記ビデオプロセッサ4Aは、内視鏡画像
の表示と共に、前記湾曲角及び接触圧力を内視鏡画像に
合成して、モニタ5に表示させるようになっている。
【0059】また、前記湾曲スイッチ14は、UCA2
のUSM制御回路92に電気的に接続されている。この
USM制御回路92は、湾曲スイッチ14からの信号を
入力する図6に示すコントロール回路97と、USM9
4,95をドライブするドライブ回路98と、USM9
4,95からのフィードバック信号を入力するフィード
バック回路99と、前記フィードバック信号を基にドラ
イブ回路98の駆動周波数を制御する発振回路101と
からなる。
【0060】本実施例では、2つのUSM94,95を
1つの制御回路92で制御しており、またフィードバッ
ク回路99にFB1,FB2の2本の信号線が入力するよ
うになっている。
【0061】前記ドライブ回路98は、そのsin出力
及びGNDが共通となっており、それぞれUSM94,
95に供給されている。また、前記ドライブ回路98の
cos1,cos2出力は、前記sin出力に対してそ
れぞれ別個に90°位相が進んだ、あるいは遅れた波が
出力されるようになっている。前記cos1出力はUS
M95に供給され、前記cos2出力はUSM94に供
給されるようになっている。この位相の進み遅れによっ
て、USM94,95は、正回転あるいは逆回転するよ
うになっている。
【0062】尚、前記内視鏡操作部7には、ストレート
スイッチ102が配置され、このスイッチ102は、U
SM制御回路92に接続されている。そして、このUS
M制御回路92は、スイッチONで湾曲部11をストレ
ート状態にするよう制御している。
【0063】本実施例では、信号線例えば、sinとG
ND用の線が共通になっているので、その分だけ信号線
の本数を減らすことができる。その他の構成及び作用効
果は、第1実施例と同様で、説明を省略する。
【0064】図7ないし図9は本発明の第4実施例に係
り、図7はアクチュエータの構成を示す断面図、図8は
電動湾曲内視鏡装置の全体的な構成図、図9は駆動制御
回路のブロック構成図である。
【0065】本実施例の内視鏡装置105は、内視鏡1
Bと、この内視鏡1Bのユニバーサルコード8の端部設
けられたコネクタ9Bが着脱自在に接続される湾曲制御
装置106と、前記コネクタ9Bの受け部9aに着脱自
在なコネクタ28を端部に有するライトガイドコード2
6に着脱自在な光源・流体制御装置3を有している。第
1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を
付して説明を省略すると共に、異なる点についてのみ説
明する。
【0066】前記内視鏡1Bは、先端部10に、光源・
流体制御装置3の管路と連通するノズル107を配置し
ている。また、この内視鏡1Bは、その湾曲部12に回
動自在に組合わさった複数の湾曲駒108を有してお
り、この湾曲駒108の最先端の駒に一端部が固定され
た2本のワイヤ109が挿入部6内を挿通されている。
2本のワイヤ109の各他端は、操作部7に配置された
アクチュエータ110,111に、固定されている。
【0067】図7に示すように、前記アクチュエータ1
10は、ステータ112と、このステータ112を外嵌
且つ螺合する第1のロータ113と、この第1のロータ
113を外嵌且つ螺合すると共に、前記ワイヤ109の
他端部に固定された第2のロータ114と、ステータ1
12の側部に設けられた振動源となる圧電セラミック1
15とから構成されている。前記ワイヤ109の他端部
は、太径に形成され前記第2のロータ114が脱落しな
いようになっている。
【0068】前記ステータ112は、筒状に形成されそ
の内面に雌ねじ部116が螺設されている。また、第1
のロータ113は、筒状に形成されその外面に前記雌ね
じ116と螺合する雄ねじ117が、その内面に雌ねじ
118が形成されている。前記第2のロータ114は筒
状に形成され、その外面に前記雌ねじ118と螺合する
雄ねじ119が形成されている。
【0069】前記ステータ112の雌ねじ116と、第
1のロータ113の雄ねじ117とは、右ねじで構成さ
れている。
【0070】前記第1のロータ113の雌ねじ部118
と、第2のロータ114の雄ねじ部119は左ねじで構
成されている。
【0071】尚、前記アクチュエータ111も同様に構
成されている。
【0072】一方、前記湾曲制御装置106は、前記ビ
デオプロセッサ4と、パワーソース120とを内蔵して
いる。前記パワーソース120は、コネクタ9Bに内蔵
された駆動制御回路121,122にそれぞれ電源を供
給している。前記駆動制御回路121,122は、前記
操作部7に設けられたジョイステックスイッチ14と電
気的に接続されている。また、駆動制御回路121,1
22は、前記アクチュエータ110,111にそれぞれ
電気的に接続されている。この駆動制御回路121,1
22は、前記スイッチ14の操作に応じて、アクチュエ
ータ110,111を制御し、湾曲部11が所望の湾曲
をするように制御している。
【0073】前記構成で、ステータ112に進行波が発
生すると、第1のロータ113が回転しながら、図面の
右方向あるいは左方向に移動する。この移動方向は前記
進行波の回転方向と、ネジ部の構成が右ねじ或いは左ね
じかで決定される。
【0074】例えば、第1のロータ113が図面の右方
向に移動すると、第2のロータ114も右方向に移動
し、従って、ワイヤ119は第1のロータ113だけの
場合の約2倍右方向に移動する。なぜなら、第1のロー
タ113の雌ねじ部118、及び第2のロータ114の
雄ねじ部119は、左ねじで構成されているからであ
る。
【0075】図9は駆動制御回路121,122の具体
例である。ドライブ回路98Aは、前記圧電セラミック
21に接続され、この圧電セラミック21に印加するs
in波及びcos波を制御して、ロータが正転及び逆転
するようになっている。その他の構成は、図6に示す構
成と同じで、同じ符号を付して説明を省略する。
【0076】本実施例は、第1実施例の効果に加えて以
下の効果を有する。すなわち、本実施例は、ステータ1
12と第1のロータ112との螺合部は右ねじで構成さ
れ且つ第1のロータ113と第2のロータ114との螺
合部は反対の左ねじで構成されているので、ワイヤ11
9には2倍の移動量が発生すると共に、第2のロータ1
14は回転することなく、図面の右あるいは左へ移動さ
せることができる。これにより、本実施例は、振動波モ
ータを用いた湾曲機構の駆動源であって、小型で大きな
駆動力が得られ且つ従来の移動速度が遅いという欠点を
克服することができる。すなわち、本実施例は大きな駆
動力を保ちつつ、移動速度の速い湾曲機構を提供でき
る。
【0077】
【発明の効果】本発明の内視鏡装置によれば、光源装置
から内視鏡へ照明光を伝達する際、光伝達手段と液体ラ
イトガイドとを対向させるので、照明光の光量ロスの発
生を低くでき、対向位置のずれにも比較的ロスを少なく
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は第1実施例に係り、図1は電動
湾曲内視鏡装置の全体的な構成図。
【図2】図2はコネクタの内部構成図。
【図3】図3は第2実施例に係る電動湾曲内視鏡装置の
構成図。
【図4】図4は第2実施例の変形例に係る内視鏡装置の
一部を示す構成図。
【図5】図5及び図6は第3実施例に係り、図5は電動
湾曲内視鏡装置の全体的な構成図。
【図6】図6はUSM制御回路のブロック構成図。
【図7】図7ないし図9は第4実施例に係り、図7はア
クチュエータの構成を示す断面図。
【図8】図8は電動湾曲内視鏡装置の全体的な構成図。
【図9】図9は駆動制御回路のブロック構成図。
【符号の説明】
100…電動湾曲内視鏡装置 1…内視鏡 2…湾曲制御装置 3…光源・流体制御装置 9…コネクタ 26…ライトガイドケーブル 27,28…コネクタ 33…液体ライトガイド 48…液体 57…ライトガイドファイバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に照射するための照明光を発する
    光源を有する光源装置と、 前記光源装置からの照明光を伝達する光伝達手段を内蔵
    する内視鏡と、 一端部で前記光伝達手段と対向し且つ他端部が前記光源
    装置の照明光を受けるように配置され、液密に設けられ
    た液体ライトガイドと、を有することを特徴とする内視
    鏡装置。
JP5265204A 1993-10-22 1993-10-22 内視鏡装置 Withdrawn JPH07120685A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322765A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Takayuki Ohira プラネタリウムの恒星投影機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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