JPH07120252A - 空洞検知装置 - Google Patents

空洞検知装置

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JPH07120252A
JPH07120252A JP28416493A JP28416493A JPH07120252A JP H07120252 A JPH07120252 A JP H07120252A JP 28416493 A JP28416493 A JP 28416493A JP 28416493 A JP28416493 A JP 28416493A JP H07120252 A JPH07120252 A JP H07120252A
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JP
Japan
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cavity
laser
laser beams
rotary shaft
pair
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Application number
JP28416493A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Uramoto
俊明 浦本
Fumihiko Iwashita
文彦 岩下
Naoto Kobayashi
尚登 小林
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Nippon Kokan Koji KK
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】構造物周囲や構造物直下に生じた空洞内に地下
水と空気が混在していても空洞の大きさを精度良く測定
する。 【構成】船体4を構造物周囲や構造物直下の空洞内の地
下水に浮かべて推進しながら、一対のレ−ザ発振器5
a,5bからレ−ザビ−ムを照射する。各レ−ザビ−ム
が空洞上面又は下面に当って形成された輝点をテレビカ
メラ8で常時監視する。一対のレ−ザビ−ムの輝点が一
致するようにビ−ム角度可変手段7でレ−ザビ−ムの照
射角度を可変する。一対のレ−ザビ−ムの輝点が一致し
たらレ−ザビ−ムの照射角度を算出し、レ−ザビ−ムの
輝点までの距離を算出する。この処理を順次繰返して空
洞の大きさを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は構造物周囲や構造物直
下の空洞の容積を検出する空洞検知装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、海岸部の埋立地や軟弱地盤の上に
多くの構造物が構築されている。このような埋立地や軟
弱地盤の上に構築された構造物の周囲や直下において
は、地盤が盛土荷重によって圧密され、長期間にわたり
地盤沈下が生じたり、偏載荷重による側方流動が生じた
りして、構造物周囲や構造物直下に空洞が発生している
ことが推測されている。
【0003】通常、埋立地や軟弱地盤の上に構築された
構造物は杭基礎工法により施工されている。この構造物
の周囲や直下に空洞が生じて杭基礎が突出すると杭基礎
の水平支持力が低下し、地震時の水平耐力が不足する可
能性がある。このため構造物の周囲や直下に生じた空洞
の大きさを測定し、杭基礎の突出長が一定の許容値に達
したら、空洞に充填材を注入して構造物の安全を確保す
る必要がある。
【0004】この構造物周囲や構造物直下に生じた空洞
の大きさを測定する方法として弾性波を利用する方法や
地盤内の比抵抗分布を測定する方法,ボ−リングによる
方法等が検討されている。
【0005】弾性波を利用する方法は、調査する地盤の
領域にボ−リング孔を設け、一方のボ−リング孔に振源
を入れ、他方のボ−リング孔に複数の受信器を配置す
る。そして振源から弾性波を調査対象領域に送り出し、
受信器で調査対象領域を通過した弾性波を受信し、その
結果を解析して空洞の有無と大きさを検出する方法であ
る。
【0006】地盤内の比抵抗分布を測定する方法は、上
記と同様に調査する地盤の領域にボ−リング孔を設け、
一方のボ−リング孔に電流電極を入れ、他方のボ−リン
グ孔に電位電極を入れ、電流電極と電位電極を移動させ
ながら調査対象領域内の比抵抗分布を測定し、測定した
比抵抗分布から空洞の有無と大きさを検出する方法であ
る。
【0007】ボ−リングによる方法は、地上に設置した
ボ−リングマシンでフ−チングと調査対象領域内を鉛直
に削孔したり、あるいは調査用の立坑からボ−リングマ
シンで調査対象領域内を水平に削孔して、削孔時のボ−
リングロッドの貫入抵抗や循環泥水の戻り状況等から経
験的に空洞の有無と大きさを推定する方法である。
【0008】また、調査用の立坑から調査対象領域内に
推進管を推進し、推進管内から空洞の状況を目視で判定
する方法もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように弾性波を
利用した方法で構造物直下のコンクリト基礎に近接した
空洞の状況を調査しようとすると、空洞内部の地下水を
伝播する弾性波より空洞を迂回してコンクリト基礎内を
伝播する弾性波のほうがはるかに速度が早いために、空
洞の部分が不感帯になる可能性があり、構造物直下の空
洞の状況を精度良く検出することは困難である。
【0010】また、比抵抗の分布を測定する方法は、空
洞内の地下水と空洞以外の地盤との比抵抗にあまり差が
なく、空洞の有無が明確に判らない場合が生じる。ま
た、構造物の下には多くの鋼管杭があるため、その影響
を受けて空洞の大きさを定量的に検出することは困難で
ある。
【0011】さらに弾性波を利用した方法や比抵抗の分
布を測定する方法は空洞内が地下水で充満している場合
には空洞の大きさを検出することができるが、空洞内に
は地下水の上部に空気層があることが多く、このように
空洞内に地下水と空気が混在している場合には空気層の
大きさを検出することができず、空洞の大きさを正確に
検出することは困難であった。
【0012】また、ボ−リングによる方法で空洞の状況
を精度良く検出するためには、数多く削孔する必要があ
る。このため鉛直方向にボ−リングする場合にはフ−チ
ングの鉄筋を切断する可能性がある。さらにフ−チング
に削孔することにより基礎の構造的な強度等に問題があ
る。また水平方向にボ−リングする場合は、構造物の下
は多くの鋼管杭があるため削孔数に限度があり、空洞の
大きさを精度良く検出することは困難である。また、推
進管を推進する方法では大量の地下水とともに周辺の土
砂が推進管内に流れ込み、構造物周囲の地盤が陥落する
恐れがある。
【0013】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、構造物周囲や構造物直下に生じた空
洞内に地下水と空気が混在していても精度良く空洞の大
きさを測定することができる空洞検知装置を得ることを
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空洞検知
装置は、外部操作により推進する船体と一対のレ−ザ発
振器と回転手段とビ−ム角度可変手段と画像入力手段と
制御部とを有し、船体は透明樹脂からなり円筒状に形成
された外筒を有し、回転手段は回転駆動部と、外筒の軸
心に沿って設けられ、回転駆動部の出力軸に連結された
回転軸とを有し、ビ−ム角度可変手段は回転軸に取付け
られた揺動駆動部と、回転軸の中央部に直交して取付ら
れ揺動駆動部の出力軸に連結された送りねじと、送りね
じと噛み合うねじを中央部に有し、両端部にクランクア
−ム連結部を有する昇降ア−ムと、上記回転軸の両端部
にそれぞれ回動自在に取付けられ、一方の端部にレ−ザ
発振器取付部を有し、他方の端部にクランクア−ム連結
部を有する一対の揺動ブロックと、昇降ア−ムと揺動ブ
ロックとを連結するクランクア−ムと、昇降ア−ムの位
置を検出する位置検出器とを有し、画像入力手段は上記
回転軸の中央部に取付けられ、レ−ザビ−ムの照射位置
を検出し、制御部は画像入力手段で検出した一対のレ−
ザビ−ムの照射位置が一致したときに位置検出器で検出
した昇降ア−ムの位置に基づきレ−ザビ−ムの輝点まで
の距離を算出することを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明においては、船体を構造物周囲や構造
物直下の空洞内の地下水に浮かべて推進しながら、一対
のレ−ザ発振器から船体の透明な外筒を介して船体外部
にレ−ザビ−ムを照射する。このレ−ザビ−ムを照射し
ているときに各レ−ザビ−ムが空洞上面又は下面に当っ
て形成された輝点を画像入力手段で常時監視し、一対の
レ−ザビ−ムの輝点が一致するようにビ−ム角度可変手
段でレ−ザビ−ムの照射角度を可変する。レ−ザビ−ム
の照射角度を可変し一対のレ−ザビ−ムの輝点が一致し
たらビ−ム角度可変手段の昇降ア−ムの位置とレ−ザ発
振器を取付た揺動ブロック間の距離とからレ−ザビ−ム
の照射角度を算出し、レ−ザビ−ムの輝点までの距離を
算出する。空洞の上面又は下面のいずれか一方の距離測
定が終了した後、回転手段によりレ−ザ発振器を取付け
たビ−ム角度可変手段と画像入力手段を回動し、空洞の
他方の面までの距離を測定する。この処理を順次繰返し
て空洞の大きさを検出する。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の空洞検知装置の
検出部を示す断面図である。図に示すように、空洞検知
装置の検出部1は推進器2と舵3を有する船体4と、船
体4内に収納された一対のレ−ザ発振器5a,5bと回
転手段6,ビ−ム角度可変手段7,テレビカメラ8,推
進装置9,操舵装置10及び前方監視部11とを有す
る。船体4は半球状をした船首部12の後方に円筒状を
した外筒13が設けられ、外筒13の後端部に推進器2
と舵3が取付られている。外筒13は例えばアクリル樹
脂やポリカ−ボネ−ト樹脂等の透明な樹脂から形成され
ている。
【0017】レ−ザ発振器5a,5bは外筒13を介し
て船体4の外部にレ−ザビ−ムを照射するものであり、
回転手段6に取付られたビ−ム角度可変手段7に装着さ
れている。回転手段6は、図2の部分断面図に示すよう
に、外筒13の軸心に沿って設けられた回転モ−タ14
と、外筒13の軸心に沿って回転自在に取付られ回転モ
−タ14の出力軸に連結された回転軸15とを有する。
回転モ−タ14には回転角度検出スイッチが内蔵されて
いる。
【0018】ビ−ム角度可変手段7は、図2に示すよう
に、揺動モ−タ16と送りねじ17,昇降ア−ム18,
一対の揺動ブロック19a,19bとクランクア−ム2
0a,20b及び位置検出器21を有する。揺動モ−タ
16は出力軸が回転軸15と直交するように回転軸15
の中央部に取付られている。送りねじ17は揺動モ−タ
16の出力軸に連結されている。昇降ア−ム18は送り
ねじ17と噛み合うねじ部22を中央部に有し、ねじ部
22から一定距離隔てた両端部にクランクア−ム連結部
23a,23bを有する。送りねじ17とねじ部22は
摩擦が小さく効率が良い例えばボ−ルねじからなる。揺
動ブロック19a,19bは回転軸15の揺動モ−タ1
6取付部から一定距離隔てた回転軸15の両端部にそれ
ぞれ回動自在に取付けられている。各揺動ブロック19
a,19bの一方の端部にはレ−ザ発振器5a,5bが
それぞれ取付られ、他方の端部にはクランクア−ム連結
部24a,24bを有する。クランクア−ム20a,2
0bはそれぞれ昇降ア−ム18の端部と揺動ブロック1
9a,19bの端部を連結している。位置検出器21は
例えばエンコ−ダからなり揺動モ−タ16の回転軸に取
付けられ、揺動モ−タ16の回転量を検出し揺動モ−タ
16が停止したときの回転量から昇降ア−ム18の位置
を検出する。テレビカメラ8は回転軸15の中央部で昇
降ア−ム18と反対側の位置に取付られ、レ−ザ発振器
5a,5bで照射したレ−ザビ−ムの照射位置を検出す
る。
【0019】推進装置9は駆動モ−タ25と、推進器2
と駆動モ−タ25を連結するギヤ−群26とを有する。
操舵装置10は、図3の平面図に示すように操舵モ−タ
27と、操舵モ−タ27の出力軸に連結されたギヤ−群
28と、ギヤ−群28に連結された出力ア−ム29及び
出力ア−ム29と舵3とを連結した操舵軸30とを有す
る。前方監視部11は船首部12に設けられた前照灯3
1と前方監視カメラ32とを有する。
【0020】上記のように構成された空洞検知装置の検
出部1はケ−ブル33を介して地上に設置された制御部
に接続されている。
【0021】制御部40は、図4のブロック図に示すよ
うに、装置全体を管理するCPU41と制御プログラム
を記憶したROM42と各種デ−タを格納するRAM4
3と入力手段44,表示装置45,傾き角検出部46,
距離演算部47,出力部48,駆動制御部49,50及
び推進制御部51を有する。入力手段44は、例えばキ
−ボ−ド等からなり、検出部1の回転モ−タ14や揺動
モ−タ16の駆動等を指示する。表示装置45は検出部
1の移動位置やテレビカメラ8で撮影したレ−ザビ−ム
の輝点位置等を表示する。傾き角検出部46はビ−ム角
度可変手段7の位置検出器21から送られる昇降ア−ム
18の位置からレ−ザ発振器5a,5bで出力されるレ
−ザビ−ムの傾き角を算出する。距離演算部47は傾き
角検出部46で算出したレ−ザビ−ムの傾き角から検出
部1からレ−ザビ−ムの輝点までの距離を演算する。出
力部48は距離演算部47で演算した距離をハ−ドメモ
リ等に出力する。駆動制御部49は回転モ−タ14の駆
動を制御し、駆動制御部50は揺動モ−タ16の駆動を
制御する。
【0022】推進制御部51は、図5のブロック図に示
すように、推進駆動制御部52と推進操作部53と前方
監視カメラ32で撮影した状況を表示する前方表示装置
54とを有し、推進操作部53からの操作信号により推
進装置9の駆動モ−タ25と操舵装置10の操舵モ−タ
27を駆動して検出部1の推進を制御する。
【0023】上記のように構成された空洞検知装置を使
用して図6の断面図に示すように、構造物60の基礎6
1の周囲又は直下に生じた空洞62の大きさを検出する
ときは、まず基礎61の周辺部の複数個所をボ−リング
マシンを用い削孔し、空洞62が生じていることを確認
する。空洞62が生じていることを確認したら、検出部
1の挿入孔63を削孔し、検出部1の前方監視カメラ3
2で空洞62の状態を監視しながら検出部1を挿入孔6
3を通して地下水64と空気層65がある空洞62に入
れて地下水64に浮かべる。その後、制御部40の推進
制御部51で推進装置9の駆動モ−タ25と操舵装置1
0の操舵モ−タ27を駆動制御して検出部1を前進させ
ながら、入力手段44でレ−ザ発振器5a,5bを駆動
し、船体4の透明な外筒13を通して船体上部にビ−ム
径を絞ったレ−ザビ−ムを照射する。この検出部1を前
進させているときに推進制御部51の推進駆動制御部5
2は前進している検出部1の位置を逐次確認してCPU
41に送る。CPU41は送られた検出部1の移動量を
逐次記憶させ、表示装置45に表示する。
【0024】一方、レ−ザ発振器5a,5bからのレ−
ザビ−ムが空洞62の上面62aに入射すると、図7の
説明図に示すように、各入射点に輝点66a,66bが
表れる。この輝点66a,66bをテレビカメラ8で撮
影し制御部40に送り表示装置45に表示する。操作者
は表示装置45に表示された輝点66a,66bの位置
を監視しながら、入力手段44を操作して駆動制御部4
9を介してビ−ム可変手段7の揺動モ−タ16を駆動さ
せる。揺動モ−タ16が回転すると揺動モ−タ16の出
力軸に連結されている送りねじ17が回転し昇降ア−ム
18を昇降させる。この揺動モ−タ16を回転している
ときに、揺動モ−タ16に取付られた位置検出器21は
揺動モ−タ16の回転量から昇降ア−ム18の移動位置
を逐次検出して制御部40に送る。CPU41は送られ
た昇降ア−ム18の位置を逐次書き替えてRAM43に
格納する。
【0025】例えば図7に示すようにレ−ザ発振器5a
から照射したレ−ザビ−ムの輝点66aがレ−ザ発振器
5a側に生じ、レ−ザ発振器5bから照射したレ−ザビ
−ムの輝点66bがレ−ザ発振器5b側に生じている場
合には、図2の破線で示すように昇降ア−ム18を上昇
するように揺動モ−タ16を回転する。昇降ア−ム18
を上昇するとクランクア−ム20a,20bが回動して
レ−ザ発振器5a,5bを保持している揺動ア−ム19
a,19bがそれぞれ回転軸15の中心の方に回転す
る。揺動ア−ム19a,19bが回転軸15の中心の方
に回転するとレ−ザ発振器5a,5bから照射したレ−
ザビ−ムによる輝点66a,66bは互いに接近する方
に移動する。操作者は輝点66a,66bが接近して一
致したことをテレビカメラ8からの映像で確認したら揺
動モ−タ16の回転を停止する。揺動モ−タ16の回転
が停止すると、そのときの昇降ア−ム18の位置がRA
M43に記憶される。
【0026】その後、操作者は入力手段44を操作して
距離演算を指示する。CPU41は距離演算が指示され
るとRAM43に記憶された昇降ア−ム18の位置を傾
き各検出部46に送る。傾き各検出部46は昇降ア−ム
18の位置が送られるとあらかじめ定められているビ−
ム角度可変手段7の各部の寸法から揺動ブロック19
a,19bの回転軸15に対する傾き角αを算出し距離
演算部47に送る。距離演算部47は送られた傾き角α
と揺動ブロック19a,19bの回転軸15に対する取
付位置とから回転軸15から一致している輝点66a,
66bまでの距離を演算する。CPU41は演算した距
離をRAM43に記憶させ、検出部1の位置とともに表
示装置45に表示する。この表示された内容は出力部4
8を介して記録紙やハ−ドメモリ等に記録される。
【0027】操作者は表示装置45に検出部1の位置と
空洞62の上面62aまでの距離が表示されたことを確
認したら入力手段44を操作して駆動制御部50を介し
て回転手段6の回転モ−タ14を駆動し回転軸15を18
0度回転し、テレビカメラ8やレ−ザ発振器5a,5b
を下向きにする。その後上記と同様にして空洞62の下
面までの距離を演算し、RAM43に記憶させるととも
に表示装置45に表示し、出力部48を介して記録紙や
ハ−ドメモリ等に記録する。
【0028】以下、検出部1が所定距離前進するたびに
上記処理を繰返し、測定した結果を記憶し、記録する。
この逐次記録した測定結果を確認することにより空洞6
2の大きさを精度良く検出することができる。
【0029】なお、上記実施例は操作者が入力手段44
を操作してビ−ム角度の可変や距離演算を指示する場合
について説明したが、テレビカメラ8で撮影した輝点6
6a,66bの位置を自動的に検出し、ビ−ム角度の可
変や距離演算を自動的に指示するようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、船体を
構造物周囲や構造物直下の空洞内の地下水に浮かべて推
進しながら、一対のレ−ザ発振器から船体の透明な外筒
を介して船体外部にレ−ザビ−ムを照射し、各レ−ザビ
−ムが空洞上面又は下面に当って形成された輝点が一致
するようにレ−ザビ−ムの照射角度を可変し、一対のレ
−ザビ−ムの輝点が一致したらレ−ザビ−ムの照射角度
を算出し、レ−ザビ−ムの輝点までの距離を算出し、空
洞の上面又は下面のいずれか一方の距離測定が終了した
後、レ−ザ発振器を回動して空洞の他方の面までの距離
を測定するするようにしたから、空洞内に地下水と空気
が混在していても空洞の大きさを精度良く検出すること
ができる。
【0031】また、空洞内部の状態も画像入力手段で観
察しながら空洞の大きさを検出するから、空洞内の杭等
の状態を正確に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の空洞検知装置の検出部を示
す断面図である。
【図2】回転手段と角度可変手段を示す部分断面図であ
る。
【図3】操舵装置を示す平面図である。
【図4】空洞検知装置の制御部を示すブロック図であ
る。
【図5】推進制御部を示すブロック図である。
【図6】空洞の測定状態を示す断面図である。
【図7】上記実施例の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 検出部 2 推進器 3 舵 4 船体 5a,5b レ−ザ発振器 6 回転手段 7 ビ−ム角度可変手段 8 テレビカメラ 9 推進装置 10 操舵装置 11 前方監視部 13 外筒 14 回転モ−タ 15 回転軸 16 揺動モ−タ 17 送りねじ 18 昇降ア−ム 19a,19b 揺動ブロック 20a,20b クランクア−ム 21 位置検出器 40 制御部 44 入力手段 45 表示装置 46 傾き角検出部 46 距離演算部 51 推進制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部操作により推進する船体と一対のレ
    −ザ発振器と回転手段とビ−ム角度可変手段と画像入力
    手段と制御部とを有し、 船体は透明樹脂からなり円筒状に形成された外筒を有
    し、 回転手段は回転駆動部と、外筒の軸心に沿って設けら
    れ、回転駆動部の出力軸に連結された回転軸とを有し、 ビ−ム角度可変手段は回転軸に取付けられた揺動駆動部
    と、回転軸の中央部に直交して取付られ揺動駆動部の出
    力軸に連結された送りねじと、送りねじと噛み合うねじ
    を中央部に有し、両端部にクランクア−ム連結部を有す
    る昇降ア−ムと、上記回転軸の両端部にそれぞれ回動自
    在に取付けられ、一方の端部にレ−ザ発振器取付部を有
    し、他方の端部にクランクア−ム連結部を有する一対の
    揺動ブロックと、昇降ア−ムと揺動ブロックとを連結す
    るクランクア−ムと、昇降ア−ムの位置を検出する位置
    検出器とを有し、 画像入力手段は上記回転軸に取付けられ、レ−ザビ−ム
    の照射位置を検出し、 制御部は画像入力手段で検出した一対のレ−ザビ−ムの
    照射位置が一致したときに位置検出器で検出した昇降ア
    −ムの位置に基づきレ−ザビ−ムの輝点までの距離を算
    出することを特徴とする空洞検知装置。
JP28416493A 1993-10-20 1993-10-20 空洞検知装置 Pending JPH07120252A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6102522A (en) * 1996-11-19 2000-08-15 Nec Corporation Electrostatic ink jet recording apparatus and method of producing the same

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US6102522A (en) * 1996-11-19 2000-08-15 Nec Corporation Electrostatic ink jet recording apparatus and method of producing the same

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