JPH07120139B2 - 表示装置の開閉機構 - Google Patents

表示装置の開閉機構

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JPH07120139B2
JPH07120139B2 JP2325773A JP32577390A JPH07120139B2 JP H07120139 B2 JPH07120139 B2 JP H07120139B2 JP 2325773 A JP2325773 A JP 2325773A JP 32577390 A JP32577390 A JP 32577390A JP H07120139 B2 JPH07120139 B2 JP H07120139B2
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latch
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angle
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一俊 大島
修 本庄
守文 奥川
研司 立花
真弓 赤澤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、LCDを搭載したパーソナルコンピュータ等に
適用して好適な表示装置の開閉機構に関するものであ
る。
[従来の技術] LCD等の表示手段を内蔵したパネル表示部を機器本体に
対して開閉自在に取り付けた各種表示装置においては、
パネル表示部の回動角度を開閉機構によって任意に調整
し得るようにしている。開閉機構としては、通常第5図
および第6図に示すチルト機構が使用されている。すな
わち、1は機器本体、2は機器本体1上に開閉自在に設
けられた表示部、3は表示部2のチルト機構である。こ
のチルト機構3は、機器本体1側に固定配置されたシャ
フト4、シャフト4に軸方向移動自在で回転不能に嵌合
された第1ラッチ5、第1ラッチ5の歯6と噛合する第
2ラッチ7および第1ラッチ5を第2ラッチ7方向に付
勢するトルクスプリング8とで構成され、第2ラッチ7
は表示部2側に固定されている。第1ラッチ5の歯6と
第2ラッチ7の歯9とは例えば15゜刻みで形成されてお
り、通常トルクスプリング8のばね力によって互いに噛
合し、表示部2を所望の角度(Θ)位置に係止してい
る。表示部2の保持力は、トルクスプリング8のばね力
により最適値に設定される。
このような構成において、表示部2の角度調整に際して
表示部2に外力Fを加えると、第2ラッチ7は表示部2
と一体に回動するため、第1ラッチ5との噛合状態が外
れ、第1ラッチ5をトルクスプリング8に抗して右方へ
押圧移動させる。そして、表示部2を所定位置まで回動
させ、その位置に停止させると、第1ラッチ5がトルク
スプリング8のばね力によって復帰し、第2ラッチ7と
再噛合するため、表示部2はその角度位置に係止され
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のチルト機構3による表
示部2の保持力は、表示部2全回動域(例えば180゜)
において一定でなく、Θが小さくなると僅かな外力Fで
も倒れ易くなると云う問題があった。すなわち、表示部
2をΘ=90゜より小さい角度位置(0゜を除く)に係止
した場合、その角度が小さければ小さい程、表示部2の
回動支点から重心位置までの距離Lが大きくなるため、
表示部2の重量Wによる回動モーメントも大きくなり、
チルト機構3による保持力を減少させるからである。
したがって、本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、摩擦負
荷機構の付加により、全回動域に亙って略一定の保持力
とすることができ、角度が小さい場合、僅かな力で閉じ
てしまうのを防止し得るようにした表示装置の開閉機構
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するため、機器本体に固定配置
されたシャフトと、このシャフトに軸方向にのみ移動自
在に嵌合された第1ラッチと、前記機器本体に対して開
閉自在に配設れる表示部側に固定配置され、且つ前記シ
ャフトに回転自在に嵌合されて前記第1ラッチと通常噛
合する第2ラッチと、前記第1ラッチを第2ラッチ方向
に付勢するトルクスプリングと、長円形のカム面と、そ
の長軸側端部に設けられた角度設定用歯を有して前記表
示部側に固定されたカム部材と、このカム部材に対応し
て前記機器本体側に配設され、前記表示部の回動角度が
小さくなると徐々にカム面との摩擦力が増大し、表示部
が一定角度以下になると前記角度設定用歯に係合する弾
性部材とで構成したものである。
[作用] 本発明において、弾性部材とカム部材との間の摩擦力
は、表示部の回動角度が小さくなると、増大し、ラッチ
機構による保持力の低下を補う。弾性部材は表示部の回
動角度が一定角度以下において、カム部材の角度設定用
歯と係合し、表示部をその位置に係止する。
[実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る表示装置の開閉機構を示す斜視
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は同機構
が収納部によって覆われている状態を示す斜視図であ
る。なお、図中第5図および第6図と同一構成部品のも
のについては同一符号を以て示し、その説明を省略す
る。これらの図において、10は、機器本体1を形成する
上ケース、11Aはカバー12Bと共に表示部2を形成し内部
にLCDユニット12が収納配置される収納ケースである。
前記上ケース10の上面には左右一対の軸受部14が一体に
設けられており、またこれら一対の軸受部14には収納ケ
ース11Aの一端両側部にそれぞれ設けた半円筒状のヒン
ジ部40を回動自在に軸支する軸部13が嵌合によって取り
付けられ、さらに前記両軸受部14間には表示部2の開閉
機構15が配設されている。
前記開閉機構15は、両端が上ケース10の上面に突設され
た左右一対のシャフト取付部16A、16B上に止めねじ17に
よって固定されたシャフト4、シャフト4に軸方向移動
のみ許容されて嵌合された第1ラッチ5、表示部2側に
固定配置され前記シャフト4に回転自在に嵌合された第
2ラッチ7、第1ラッチ5を第2ラッチ7に圧接噛合さ
せるトルクスプリング8、表示部2側に固定配置された
左右一対のカム部材18、カム部材18に対応して前記上ケ
ース10側に配設された弾性部材としての板ばね19等で概
ね構成され、前記表示部2に設けた収納部20(第3図)
内に収納されている。
前記収納部20は、収納ケース11Aとカバー11Bにそれぞれ
対設され、その開口面が互いに接合される半円筒体21、
22とで構成され、その両端開口部よりシャフト4の端部
がそれぞれ突出し、前記シャフト取付部16A、16B上に固
定されている。
前記シャフト4の第1ラッチ5が嵌合される部位は、断
面形状がD字形で、第1ラッチ5の中心孔もこれに嵌合
し得るD字形とされることにより、第1ラッチ5の自由
回転を防止している。また、シャフト4の外周には前記
トルクスプリング8の反ラッチ側端部を係止するEリン
グ24とワッシャ25が嵌着されている。
前記第2ラッチ7は、その一端外周面にフランジ部26を
一体に有し、またこのフランジ部26には2つの切欠溝27
が180゜ずれて形成されており、この切欠溝27に前記収
納部20の内面に突設された一対の回転防止用突起29がそ
れぞれ嵌合することで、第2ラッチ7の回転を防止して
いる。
前記一対のカム部材18は、上記第1、第2ラッチ5、
7、トルクスプリング8等からなるチルト機構3を挟ん
でその両側に設けられるもので、前記シャフト4にそれ
ぞれ嵌合されている。但し、これらのカム部材18は、そ
の外周面に設けた環状溝30に前記収納部20の両端開口部
に突設された回転防止用鍔部31が嵌合することで、回転
を防止され、第2ラッチ7と同様、表示部2と一体に回
動するように構成されている。また、各カム部材18は、
第3図および第4図に示すように、長円形のカム面33
と、この長円形カム面33の長軸側端にそれぞれ形成され
た角度設定用歯34を有している。この場合、角度設定用
歯34は、歯の数を適宜増減し得るものであり、第3図に
おいては、唯一つの凹部で構成した例を示し、第4図で
は複数個の凹凸で構成した場合を示す。
前記板ばね19は前記各カム部材18と共に摩擦負荷機構を
構成するもので、カム部材18の下方に近接して位置する
よう前記上ケース10の軸部13上に両端を保持されて配設
されており、中央には前記角度設定用歯34に係合し得る
逆V字状の係合突起35が一体に突設されている。
なお、軸部13の上面には不図示の蓋体がねじ止め固定さ
れる。36は機器本体1と表示部2を電気的に接続するコ
ードである。
次に、このような構成からなる開閉機構15の動作を第2
図および第4図(a)、(b)、(c)に基づいて説明
する。第1ラッチ5と第2ラッチ7は通常トルクスプリ
ング8の付勢力によって互いに噛合している。カム部材
18は、第4図(a)に示すように表示部2の設定角度Θ
が90゜の場合、その長軸が水平で、短軸が垂直になるよ
う収納部20に取付けられている。この時、カム部材18の
カム面33と板ばね19の係合突起35とは、l2>l3>l1によ
り、非接触状態にある。したがって、摩擦負荷機構は表
示部2に対して無負荷の状態にあり、表示部2は第1、
第2ラッチ5、7の噛合によるラッチ機構3の保持力の
みによって略垂直な角度位置に保持される。
次に、第4図(b)に示すように0<Θ<90゜(または
90゜<Θ<180゜)に設定すると、l>l2となるため、
板ばね19の係合突起35がカム面33に接触する。板ばね19
はカム部材18の回転角が大きくなるにしたがって下方に
弾性変形され、これに比例してカム部材18との間の摩擦
力が増大する。この摩擦力は、板ばね19のばね力を最適
値に設定することにより、表示部2の回動に伴う重心移
動による回転モーメントと釣り合いを保たせることは容
易である。この結果、表示部2の回動角度Θに関係なく
ラッチ機構3による保持力を一定にすることができ、表
示部2が僅かな力で閉じるのを確実に防止することがで
きる。
次に、第4図(c)に示すように表示部3の角度Θ=0
゜(または180゜)にすると、板ばね19の係合突起35が
角度設定用歯34に係合して表示部2を完全に閉じた位置
(または完全に開いた位置)に係止する。したがって、
この状態において、カム部材18と板ばね19は、摩擦負荷
機構兼ロック機構を構成し、その位置に表示部2を安定
に係止する。
[発明の効果] 以上述べたように本発明に係る表示装置の開閉機構は、
ラッチ機構にカム部材と弾性部材とからなる摩擦負荷機
構を付加し、表示部の回動角度が小さくなるにしたがっ
て表示部の重量モーメントによりラッチ機構による保持
力が低下するのをカム部材と弾性部材との摩擦力によっ
て補うようにしたので、表示部の角度が小さい場合僅か
な外力で閉じてしまう恐れがなく、装置の破損、故障、
さらには指を挟めたりするといった事故を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る表示装置の開閉機構を示す斜視
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は同機構
が収納部によって覆われている状態を示す斜視図、第4
図(a)、(b)、(c)は摩擦負荷機構の動作を説明
するための図、第5図はチルト機構の従来例を示す斜視
図、第6図は表示装置の概略構成図である。 1……機器本体、2……表示部、3……ラッチ機構、4
……シャフト、5……第1ラッチ、6……歯、7……第
2ラッチ、8……トルクスプリング、9……歯、12……
LCDユニット、15……開閉機構、18……カム部材、19…
…板ばね、33……カム面、34……角度設定用歯、35……
係合突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥川 守文 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 立花 研司 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 赤澤 真弓 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−10576(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器本体に固定配置されたシャフトと、こ
    のシャフトに軸方向にのみ移動自在に嵌合された第1ラ
    ッチと、前記機器本体に対して開閉自在に配設れる表示
    部側に固定配置され、且つ前記シャフトに回転自在に嵌
    合されて前記第1ラッチと通常噛合する第2ラッチと、
    前記第1ラッチを第2ラッチ方向に付勢するトルクスプ
    リングと、長円形のカム面と、その長軸側端部に設けら
    れた角度設定用歯を有して前記表示部側に固定されたカ
    ム部材と、このカム部材に対応して前記機器本体側に配
    設され、前記表示部の回動角度が小さくなると徐々にカ
    ム面との摩擦力が増大し、表示部が一定角度以下になる
    と前記角度設定用歯に係合する弾性部材とを備えたこと
    を特徴とする表示装置の開閉機構。
JP2325773A 1990-11-29 1990-11-29 表示装置の開閉機構 Expired - Lifetime JPH07120139B2 (ja)

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JPH04198979A JPH04198979A (ja) 1992-07-20
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JP4359775B2 (ja) 2005-06-30 2009-11-04 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
JP5250957B2 (ja) * 2006-10-17 2013-07-31 サクサ株式会社 表示器の取付構造

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