JPH07119798B2 - 擬似音響標的装置 - Google Patents
擬似音響標的装置Info
- Publication number
- JPH07119798B2 JPH07119798B2 JP61046129A JP4612986A JPH07119798B2 JP H07119798 B2 JPH07119798 B2 JP H07119798B2 JP 61046129 A JP61046129 A JP 61046129A JP 4612986 A JP4612986 A JP 4612986A JP H07119798 B2 JPH07119798 B2 JP H07119798B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wave
- transmitters
- transmitter
- sound
- pseudo
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はソーナ用擬似標的装置に係り、更に詳述すれば
実目標に近似した反響音を応答する擬似標的装置に関す
るものである。
実目標に近似した反響音を応答する擬似標的装置に関す
るものである。
ソーナの探知訓練やソーナ機器の性能評価に当つては、
音響ターゲツトとして擬似標的装置が必要である。この
擬似標的装置としては、例えば特許第503288号明細書に
記載されているように、音響信号の入力系と反響音応答
の出力系が１チヤネルで構成されているため、設定され
たターゲツトストレングス（Target Strength）（以下T
Sと略称する）値の応答信号１つを返すのみであつた。
しかしながら、実目標のTS値は単純なものではなく、例
えば船舶を目標とした場合、R.J.Urick著土屋訳「水中
音響の原理」昭和54年11月20日共立出版刊の第298頁に
掲載された図9,13を引用して第４図に示すように、方位
特性を有するものであり、従つて実目標と擬似目標と
で、反響音の方位に関する模擬が出来なかつた。
音響ターゲツトとして擬似標的装置が必要である。この
擬似標的装置としては、例えば特許第503288号明細書に
記載されているように、音響信号の入力系と反響音応答
の出力系が１チヤネルで構成されているため、設定され
たターゲツトストレングス（Target Strength）（以下T
Sと略称する）値の応答信号１つを返すのみであつた。
しかしながら、実目標のTS値は単純なものではなく、例
えば船舶を目標とした場合、R.J.Urick著土屋訳「水中
音響の原理」昭和54年11月20日共立出版刊の第298頁に
掲載された図9,13を引用して第４図に示すように、方位
特性を有するものであり、従つて実目標と擬似目標と
で、反響音の方位に関する模擬が出来なかつた。
上記従来例では、音響信号入力系と反響音応答の出力系
が１チヤネルで構成されていたため、設定されたターゲ
ツトストレングス値の応答１つのみを返すのみで、実目
標と擬似目標とで反響音方位の模擬が出来ないと云う問
題点があつた。
が１チヤネルで構成されていたため、設定されたターゲ
ツトストレングス値の応答１つのみを返すのみで、実目
標と擬似目標とで反響音方位の模擬が出来ないと云う問
題点があつた。
本発明は、このような問題点を解決するために、円環状
に配置された複数個の送波器と、前記円環状の特定の位
置に配置された少なくとも１個以上の送波群に共通する
増幅器を複数個設け、これらを受波器に対し並列に接続
すると共に、前記送，受波器を収納する収納ケースに送
波器から受波器への音響漏洩を減少させる遮音壁を設
け、反響音を実目標からの反響信号により忠実に模擬す
るように構成したものである。
に配置された複数個の送波器と、前記円環状の特定の位
置に配置された少なくとも１個以上の送波群に共通する
増幅器を複数個設け、これらを受波器に対し並列に接続
すると共に、前記送，受波器を収納する収納ケースに送
波器から受波器への音響漏洩を減少させる遮音壁を設
け、反響音を実目標からの反響信号により忠実に模擬す
るように構成したものである。
本発明は第４図に示すような例えば船舶のTS値の方位特
性、舷側に対し艦首，艦尾方向とでは違いのあるTS値を
モデル化したTS値の方位特性が得られるように、第２図
に示すようにTS値の強度分布に対し、表に示すようにこ
れをＩ〜IIIとＩ′〜III′の領域に分け、領域毎に送波
器に対するドライブ出力、送波器の数を異ならせ、いず
れの方向からの音響入力に対しても第４図に示すST値に
一致あるいは近似したTS値パターンの擬似音響を発射す
ることにより、ソーナの探知訓練，ソーナ機器の性能試
験に対し、実目標である船舶と同じようなTS値を有する
擬似音響を返すことで反響音の方位に対する模擬が行な
い得る。
性、舷側に対し艦首，艦尾方向とでは違いのあるTS値を
モデル化したTS値の方位特性が得られるように、第２図
に示すようにTS値の強度分布に対し、表に示すようにこ
れをＩ〜IIIとＩ′〜III′の領域に分け、領域毎に送波
器に対するドライブ出力、送波器の数を異ならせ、いず
れの方向からの音響入力に対しても第４図に示すST値に
一致あるいは近似したTS値パターンの擬似音響を発射す
ることにより、ソーナの探知訓練，ソーナ機器の性能試
験に対し、実目標である船舶と同じようなTS値を有する
擬似音響を返すことで反響音の方位に対する模擬が行な
い得る。
〔実施例〕 第２図に示すTS値の方位特性を得るためには、第１図に
示すように、無指向性の受波器１の出力に、方位領域Ｉ
〜III,I′〜III′を担当する３個の送波器ドライブ用の
増幅器21〜23を並列に接続し、増幅器21に対しては表に
も示すように送波器311〜317,311′〜317′と方位I,I′
に対して７個づつの送波器を、増幅器22に対しては同じ
く送波器321〜322,321′〜322′,321″〜322″と方位I
I,II′,II″に対しそれぞれ２個づつ計６個の送波器
を、増幅器23に対しては同じく送波器331〜337,331′〜
337′と方位III,III′に対して７個づつの送波器をそれ
ぞれ割当て、これらの送波器を第１図に示すように円環
状にかつ第２図に示す領域対応に配設する。
示すように、無指向性の受波器１の出力に、方位領域Ｉ
〜III,I′〜III′を担当する３個の送波器ドライブ用の
増幅器21〜23を並列に接続し、増幅器21に対しては表に
も示すように送波器311〜317,311′〜317′と方位I,I′
に対して７個づつの送波器を、増幅器22に対しては同じ
く送波器321〜322,321′〜322′,321″〜322″と方位I
I,II′,II″に対しそれぞれ２個づつ計６個の送波器
を、増幅器23に対しては同じく送波器331〜337,331′〜
337′と方位III,III′に対して７個づつの送波器をそれ
ぞれ割当て、これらの送波器を第１図に示すように円環
状にかつ第２図に示す領域対応に配設する。
これら送波器は第３図に示すように受波器１を取付けた
収納ケース４と送波器311〜317,311′〜317′,321〜32
2,321′〜322′,321″〜322″および331〜337,331′〜3
37′を円環状に取付けた架台５との間に送波器から受波
器への音響漏洩を減少させる遮音壁６を設けるようにし
て実装する。尚図示してないが収納ケース内には増幅器
22〜23と共に電源装置が納められている。尚、増幅器2
1,22,23は受波器１の受波感度，送波器311〜317,311′
〜317′および321〜322,321′〜322′,321″〜322″,32
1〜322,331〜337,331′〜337′の各々第２図に示す
各領域Ｉ〜IIIに相当する各チヤネルのTS値を得られる
増幅度としておく。一方、第２図に示す各領域のTS値を
有する方位の指向幅は、例えば領域Ｉは狭いため、第１
図の送波器は配列個数と配列面の直径とから送波器311
〜317のように、この例では７個を並列駆動している。
領域IIは指向幅が広いため、送波器321と322の２個を並
列駆動する。指向幅は、用いる周波数が一定であれば、
送波器の配列幅を多くすればシヤープに、少なくすれば
ブロードになるために周波数によつて配列径と幅を選択
すればよい。
収納ケース４と送波器311〜317,311′〜317′,321〜32
2,321′〜322′,321″〜322″および331〜337,331′〜3
37′を円環状に取付けた架台５との間に送波器から受波
器への音響漏洩を減少させる遮音壁６を設けるようにし
て実装する。尚図示してないが収納ケース内には増幅器
22〜23と共に電源装置が納められている。尚、増幅器2
1,22,23は受波器１の受波感度，送波器311〜317,311′
〜317′および321〜322,321′〜322′,321″〜322″,32
1〜322,331〜337,331′〜337′の各々第２図に示す
各領域Ｉ〜IIIに相当する各チヤネルのTS値を得られる
増幅度としておく。一方、第２図に示す各領域のTS値を
有する方位の指向幅は、例えば領域Ｉは狭いため、第１
図の送波器は配列個数と配列面の直径とから送波器311
〜317のように、この例では７個を並列駆動している。
領域IIは指向幅が広いため、送波器321と322の２個を並
列駆動する。指向幅は、用いる周波数が一定であれば、
送波器の配列幅を多くすればシヤープに、少なくすれば
ブロードになるために周波数によつて配列径と幅を選択
すればよい。
以上述べたように本発明は、円環状に配置された複数個
の送波器と、前記円環状の特定の位置に配置された少な
くとも１個以上の送受器群に共通する増幅器を複数個設
け、これらを受波器に対して並列に接続すると都に、前
記送受波器への音響漏洩を減少させる遮音壁を設けたの
で、反響音を実目標からの反響信号に忠実に模擬でき、
ソーナの訓練，ソーナ機器の性能評価が容易に実現で
き、このために、水中音響探知機の存在する方位によつ
て、目標物からの反響音（エコー）が変るために、移動
しながら探知する場合は実目標からの反響音に極めて類
似した信号を得ることができると云う効果を有する。
の送波器と、前記円環状の特定の位置に配置された少な
くとも１個以上の送受器群に共通する増幅器を複数個設
け、これらを受波器に対して並列に接続すると都に、前
記送受波器への音響漏洩を減少させる遮音壁を設けたの
で、反響音を実目標からの反響信号に忠実に模擬でき、
ソーナの訓練，ソーナ機器の性能評価が容易に実現で
き、このために、水中音響探知機の存在する方位によつ
て、目標物からの反響音（エコー）が変るために、移動
しながら探知する場合は実目標からの反響音に極めて類
似した信号を得ることができると云う効果を有する。
第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は擬似音響標的装置のターゲツトストレング２の方
位特性を得るための回路構成図、第２図は実目標のター
ゲツトストレングス値の方位特性をモデル化した特性
図、第３図は擬似音響標的装置の外観図、第４図は船舶
のターゲツトストレングス値の方位特性図である。 １……受波器、21〜23……増幅器 311〜337′……送波器 ４……収納ケース ５……架台 ６……遮音壁
１図は擬似音響標的装置のターゲツトストレング２の方
位特性を得るための回路構成図、第２図は実目標のター
ゲツトストレングス値の方位特性をモデル化した特性
図、第３図は擬似音響標的装置の外観図、第４図は船舶
のターゲツトストレングス値の方位特性図である。 １……受波器、21〜23……増幅器 311〜337′……送波器 ４……収納ケース ５……架台 ６……遮音壁
Claims (2)
- 【請求項１】無指向特性の受波器と、円環状にかつ領域
対応に配置された複数の送波器群と、前記円環状の内側
に配置され、前記受波器の出力に並列接続された複数の
送波器ドライブ用増幅器と、前記増幅器に対してそれぞ
れ複数の送波器群と複数の方位領域を割当てると共に、
前記増幅器を収納し、その一端側に前記受波器を取付け
た収納ケースと前記収納ケースの他端側に前記送波器を
取付けた架台との間に、前記送波器から前記受波器への
音響漏洩を減少させる遮音壁を設けたことを特徴とする
擬似音響標的装置。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載の送波器群中の
送波器個数をモデル化したTS値の強度分布に対し、複数
の領域に分け、該領域毎に送波器に対するドライブ出
力、送波器の数を異ならせたことを特徴とする擬似音響
標的装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61046129A JPH07119798B2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 | 擬似音響標的装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61046129A JPH07119798B2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 | 擬似音響標的装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6324182A JPS6324182A (ja) | 1988-02-01 |
| JPH07119798B2 true JPH07119798B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=12738373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61046129A Expired - Lifetime JPH07119798B2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 | 擬似音響標的装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119798B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5957181A (ja) * | 1982-09-27 | 1984-04-02 | Nec Corp | 水中音響静止標的 |
-
1986
- 1986-03-05 JP JP61046129A patent/JPH07119798B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6324182A (ja) | 1988-02-01 |
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