JPH0711910Y2 - シーター装置のカッター胴 - Google Patents
シーター装置のカッター胴Info
- Publication number
- JPH0711910Y2 JPH0711910Y2 JP1989065761U JP6576189U JPH0711910Y2 JP H0711910 Y2 JPH0711910 Y2 JP H0711910Y2 JP 1989065761 U JP1989065761 U JP 1989065761U JP 6576189 U JP6576189 U JP 6576189U JP H0711910 Y2 JPH0711910 Y2 JP H0711910Y2
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- paper
- cutter
- cutter blade
- blade
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Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、巻紙輪転印刷機に備えられるシーター装置の
カッター胴に関するものである。
カッター胴に関するものである。
<従来の技術> 一般に、巻紙輪転印刷機においては、第3図に示すよう
に、クーリング部1で冷却された巻紙はシーター装置2
と折り装置3とに選択的に出力される。
に、クーリング部1で冷却された巻紙はシーター装置2
と折り装置3とに選択的に出力される。
そして、シーター装置2に出力された巻紙はカッター胴
4部においてせん断により枚葉紙に裁たれ、この裁たれ
た紙は適宜低速テープ上でずれ重ねなどされて、最終的
には、紙積み板5の上に突きそろえて積み込まれるよう
になっている。
4部においてせん断により枚葉紙に裁たれ、この裁たれ
た紙は適宜低速テープ上でずれ重ねなどされて、最終的
には、紙積み板5の上に突きそろえて積み込まれるよう
になっている。
<考案が解決しようとする課題> ところで、上述したカッター胴4部においては、紙の切
れ具合等の理由により、カッター胴4のカッター刃6と
カッター下刃7とによる走行紙の断裁位置がカッター胴
4の真下ではなく若干回転後方へずれた所に設定されて
いる。
れ具合等の理由により、カッター胴4のカッター刃6と
カッター下刃7とによる走行紙の断裁位置がカッター胴
4の真下ではなく若干回転後方へずれた所に設定されて
いる。
そのため、第4図にも示すように、走行紙8の走行ライ
ンイがカッター胴4におけるカッター刃6の回転軌跡ロ
内に大きく入り込むことになる。これによって、走行紙
8の走行速度に対しカッター刃6の移動速度の方が速い
ことかた、切断された走行紙8の紙尻とカッター刃6が
干渉し、高速運転時には、カッター刃6の紙尻に対する
蹴上げにより走行紙8の紙あばれ現象ハが生じて紙詰り
を誘発するという問題点があった。また、切断時のカッ
ター圧により紙尻がカッター刃6と密着して紙ばなれが
悪くなることも上述した紙あばれ現象ハを増長してい
る。なお、第4図中9a,9bは上下一対の搬送ベルトであ
る。
ンイがカッター胴4におけるカッター刃6の回転軌跡ロ
内に大きく入り込むことになる。これによって、走行紙
8の走行速度に対しカッター刃6の移動速度の方が速い
ことかた、切断された走行紙8の紙尻とカッター刃6が
干渉し、高速運転時には、カッター刃6の紙尻に対する
蹴上げにより走行紙8の紙あばれ現象ハが生じて紙詰り
を誘発するという問題点があった。また、切断時のカッ
ター圧により紙尻がカッター刃6と密着して紙ばなれが
悪くなることも上述した紙あばれ現象ハを増長してい
る。なお、第4図中9a,9bは上下一対の搬送ベルトであ
る。
また、上述したカッター刃6の周速が走行紙8の走行速
度に対し増速されるのは、第5図(A),(B)にも示
したように、走行紙8の切れを良くかつ切端をきれいに
するために、カッター刃6とカッター下刃7とにスキュ
ー角を設けて両刃の接触点が原動側から操作側へ移動し
て切断するようにしたことによる。即ち、走行紙8を直
角に切るためには、走行紙8の進行量Aの時間とカッタ
ー刃6の進行量Bの時間とが等しくなければならず、こ
こで切断角Cが略90°に設定されて走行紙8の進行量A
とカッター刃6の進行量Bとの間にはA<Bの関係が成
り立つことから、結局、通過時間を同じにするには進行
量Bの速度(つまり、カッター刃6の周速)を進行量A
の速度(つまり、走行紙8の走行速度)より早めなけれ
ばならないのである。
度に対し増速されるのは、第5図(A),(B)にも示
したように、走行紙8の切れを良くかつ切端をきれいに
するために、カッター刃6とカッター下刃7とにスキュ
ー角を設けて両刃の接触点が原動側から操作側へ移動し
て切断するようにしたことによる。即ち、走行紙8を直
角に切るためには、走行紙8の進行量Aの時間とカッタ
ー刃6の進行量Bの時間とが等しくなければならず、こ
こで切断角Cが略90°に設定されて走行紙8の進行量A
とカッター刃6の進行量Bとの間にはA<Bの関係が成
り立つことから、結局、通過時間を同じにするには進行
量Bの速度(つまり、カッター刃6の周速)を進行量A
の速度(つまり、走行紙8の走行速度)より早めなけれ
ばならないのである。
そこで、本考案は紙あばれ現象の発生を効果的に回避す
ることができるシーター装置のカッター胴を提供するこ
とを目的とする。
ることができるシーター装置のカッター胴を提供するこ
とを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本考案に係るシーター装置
のカッター胴は、紙の走行ラインがカッター胴のカッタ
ー刃回転軌跡内に入るように走行紙の断裁位置が設定さ
れたシーター装置において、上記カッター刃の回転前方
に位置したカッター胴に、前記切断後の紙の走行ライン
が若干入り込む先端軌跡を有すると共に、紙を支持しな
い溝部をカッター胴の軸線に沿った長手方向へとびとび
に有するテールガイドを設けたことを特徴とする。
のカッター胴は、紙の走行ラインがカッター胴のカッタ
ー刃回転軌跡内に入るように走行紙の断裁位置が設定さ
れたシーター装置において、上記カッター刃の回転前方
に位置したカッター胴に、前記切断後の紙の走行ライン
が若干入り込む先端軌跡を有すると共に、紙を支持しな
い溝部をカッター胴の軸線に沿った長手方向へとびとび
に有するテールガイドを設けたことを特徴とする。
<作用> 上述した構成によれば、切断された紙尻がテールガイド
により強制的にカッター刃の回転軌跡外へ押し出されて
カッター刃との干渉が回避される。加えて、紙尻は上記
テールガイドにより切断後速やかにカッター刃から離さ
れる。
により強制的にカッター刃の回転軌跡外へ押し出されて
カッター刃との干渉が回避される。加えて、紙尻は上記
テールガイドにより切断後速やかにカッター刃から離さ
れる。
<実施例> 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
る。
る。
第1図及び第2図に示すように、カッター胴4の外周面
には、胴芯を中心とした点対称位置に断面三角形の切欠
き溝10、10が形成され、これら切欠き溝10、10の一側面
にカッター胴4の胴長と同じ長さのカッター刃6が複数
のボルト11…で取り付けられる。
には、胴芯を中心とした点対称位置に断面三角形の切欠
き溝10、10が形成され、これら切欠き溝10、10の一側面
にカッター胴4の胴長と同じ長さのカッター刃6が複数
のボルト11…で取り付けられる。
そして、上記カッター刃6の回転前方に位置した上記切
欠溝10、10の他側面には、上記カッター刃6とは所定の
間隙を有して、断面三角形の棒状のテールガイド12が複
数のボルト13…で取り付けられる。
欠溝10、10の他側面には、上記カッター刃6とは所定の
間隙を有して、断面三角形の棒状のテールガイド12が複
数のボルト13…で取り付けられる。
上記テールガイド12は、上記カッター刃6より若干短か
目に形成されるとともに、その長手方向とびとびにエア
ー通路用の溝部14…が形成されてこれら溝部14…の溝底
面に上記ボルト13…が螺じ込まれている。
目に形成されるとともに、その長手方向とびとびにエア
ー通路用の溝部14…が形成されてこれら溝部14…の溝底
面に上記ボルト13…が螺じ込まれている。
また、上記テールガイド12先端の回転軌跡ニは、カッタ
ー胴4におけるカッター刃6、6の回転軌跡ロ内で走行
紙8の走行ラインイが僅かに入り込む程度に設定され
る。
ー胴4におけるカッター刃6、6の回転軌跡ロ内で走行
紙8の走行ラインイが僅かに入り込む程度に設定され
る。
その他の構成は、上記カッター胴4におけるカッター刃
6とカッター下刃7とによる走行紙の断裁位置がカッタ
ー胴4の真下ではなく若干回転後方へずれた所に設定さ
れる等前述した第3図及び第4図に示したシーター装置
2と同様なので、第3図及び第4図と同一部材には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
6とカッター下刃7とによる走行紙の断裁位置がカッタ
ー胴4の真下ではなく若干回転後方へずれた所に設定さ
れる等前述した第3図及び第4図に示したシーター装置
2と同様なので、第3図及び第4図と同一部材には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
このように構成されるため、カッター刃6とカッター下
刃7とにより切断された走行紙8の紙尻は、切断後の走
行紙の走行ラインが若干入り込む先端軌跡を有するテー
ルガイド12にて強制的にカッター刃6の回転軌跡ロ外へ
押し出される。
刃7とにより切断された走行紙8の紙尻は、切断後の走
行紙の走行ラインが若干入り込む先端軌跡を有するテー
ルガイド12にて強制的にカッター刃6の回転軌跡ロ外へ
押し出される。
また、この際紙尻はテールガイド12により切断後速やか
にカッター刃6から離される。
にカッター刃6から離される。
さらに、エアー通路用の溝部14によりカッター刃6とテ
ールガイド12との間隙内に積極的にエアーが導入される
ため、上記間隙内に紙尻が入り込むこともない。
ールガイド12との間隙内に積極的にエアーが導入される
ため、上記間隙内に紙尻が入り込むこともない。
これらの結果、カッター刃6と紙尻が干渉したりカッタ
ー刃6に紙尻が密着することなどに起因する紙あばれ現
象の発生が回避されて安定した走行状態ホが得られ、紙
詰りが発生しない。
ー刃6に紙尻が密着することなどに起因する紙あばれ現
象の発生が回避されて安定した走行状態ホが得られ、紙
詰りが発生しない。
なお、上記実施例では、カッター胴4にカッター刃6を
二つ設けているが、本考案はカッター刃6の数は特に限
定されない。
二つ設けているが、本考案はカッター刃6の数は特に限
定されない。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、カッター刃の回転
前方に位置したカッター胴に紙尻をカッター刃の回転軌
跡外へ強制的に押し出すテールガイドを設けたので、紙
の切れ具合を良好に維持しつつ紙あばれ現象に起因する
紙詰りの発生を未然に回避でき、依って機械の高速化が
図れる。
前方に位置したカッター胴に紙尻をカッター刃の回転軌
跡外へ強制的に押し出すテールガイドを設けたので、紙
の切れ具合を良好に維持しつつ紙あばれ現象に起因する
紙詰りの発生を未然に回避でき、依って機械の高速化が
図れる。
第1図は本考案の一実施例を示すカッター胴部の側面
図、第2図は同じくカッター胴の正面図、第3図は従来
例のシーター装置を示す側面図、第4図はそのカッター
胴部の側面図、第5図(A),(B)はカッター胴部の
切断作用を示す各々の説明図である。 また、図面中 4はカッター胴、6はカッター刃、7はカッター下刃、
8は走行紙、12はテールガイド、イは走行紙の走行ライ
ン、ロはカッター刃の回転軌跡、ニはテールガイド先端
の回転軌跡、ホは走行紙の走行状態である。
図、第2図は同じくカッター胴の正面図、第3図は従来
例のシーター装置を示す側面図、第4図はそのカッター
胴部の側面図、第5図(A),(B)はカッター胴部の
切断作用を示す各々の説明図である。 また、図面中 4はカッター胴、6はカッター刃、7はカッター下刃、
8は走行紙、12はテールガイド、イは走行紙の走行ライ
ン、ロはカッター刃の回転軌跡、ニはテールガイド先端
の回転軌跡、ホは走行紙の走行状態である。
Claims (1)
- 【請求項1】紙の走行ラインがカッター胴のカッター刃
回転軌跡内に入るように走行紙の断裁位置が設定された
シーター装置において、上記カッター刃の回転前方に位
置したカッター胴に、前記切断後の紙の走行ラインが若
干入り込む先端軌跡を有すると共に、紙を支持しない溝
部をカッター胴の軸線に沿った長手方向へとびとびに有
するテールガイドを設けたことを特徴とするシーター装
置のカッター胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065761U JPH0711910Y2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | シーター装置のカッター胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065761U JPH0711910Y2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | シーター装置のカッター胴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311590U JPH0311590U (ja) | 1991-02-05 |
JPH0711910Y2 true JPH0711910Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31597878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989065761U Expired - Fee Related JPH0711910Y2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | シーター装置のカッター胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711910Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0644628Y2 (ja) * | 1986-10-15 | 1994-11-16 | 株式会社南千住製作所 | カツタ−ロ−タ−の整流装置 |
-
1989
- 1989-06-07 JP JP1989065761U patent/JPH0711910Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0311590U (ja) | 1991-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |