JPH0711787U - 多ピン基板用ソケット - Google Patents
多ピン基板用ソケットInfo
- Publication number
- JPH0711787U JPH0711787U JP4563893U JP4563893U JPH0711787U JP H0711787 U JPH0711787 U JP H0711787U JP 4563893 U JP4563893 U JP 4563893U JP 4563893 U JP4563893 U JP 4563893U JP H0711787 U JPH0711787 U JP H0711787U
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- base
- socket
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、簡単な構成により容易に且つ低コス
トで製造され得るようにした、ZIFタイプの多ピン基
板用ソケットを提供することを目的とする。 【構成】絶縁体から成る扁平な直方体の外形を有するベ
ースと、該ベースの周縁に沿って、複数列に並んで設け
られた上下に貫通する挿入孔と、各挿入孔内に挿入され
たコンタクトピンと、該ベース上に載置され且つ上記ベ
ースの挿入孔に対応して多ピン基板のリード端子が嵌合
し得る挿入孔を備えたカバーと、該カバーを一方向に移
動させるレバーとを含んでいる、ZIFタイプの多ピン
基板用ソケットにおいて、該コンタクトピン13の多ピ
ン基板のリード端子を挟持する部分13aが、一側にて
下方に延びた部分を上方に折り返すことにより、形成さ
れるように、多ピン基板用ソケットを構成する。
トで製造され得るようにした、ZIFタイプの多ピン基
板用ソケットを提供することを目的とする。 【構成】絶縁体から成る扁平な直方体の外形を有するベ
ースと、該ベースの周縁に沿って、複数列に並んで設け
られた上下に貫通する挿入孔と、各挿入孔内に挿入され
たコンタクトピンと、該ベース上に載置され且つ上記ベ
ースの挿入孔に対応して多ピン基板のリード端子が嵌合
し得る挿入孔を備えたカバーと、該カバーを一方向に移
動させるレバーとを含んでいる、ZIFタイプの多ピン
基板用ソケットにおいて、該コンタクトピン13の多ピ
ン基板のリード端子を挟持する部分13aが、一側にて
下方に延びた部分を上方に折り返すことにより、形成さ
れるように、多ピン基板用ソケットを構成する。
Description
【0001】
本考案は、例えばパーソナルコンピュータのCPU等の多ピン基板を着脱可能 に実装するための、所謂ZIFタイプの多ピン基板用ソケットに関するものであ る。
【0002】
従来、このような多ピン基板用ソケットとしては、例えば図5及び図6に示す ような、所謂ZIFタイプのPGA(ピン・グリッド・アレイ)ソケットが知ら れている。
【0003】 即ち、図5及び図6において、ZIFタイプのPGAソケット1は、扁平な直 方体の外形を有するベース2と、該ベース2の周縁に沿って、複数例、図示の場 合3列に並んで設けられた上下に貫通する挿入孔3と、各挿入孔3内に挿入され たコンタクトピン4と、該ベース2上に載置され且つ上記ベース2の挿入孔3に 対応して多ピン基板のリード端子が嵌合し得る挿入孔5aを備えたカバー5と、 該カバー5を一方向に移動させるレバー6とから構成されている。
【0004】 この場合、該レバー6を図6に示す位置から矢印で示すように引き上げること により、カバー5が、図面にて右方に僅かに移動せしめられた退避位置に持ち来 されるようになっている。
【0005】 各コンタクトピン4は、図7に示すように、上記挿入孔3内の上端付近にて、 多ピン基板のリード端子を挟持し得る第一の接点部4aと、該挿入孔3の下方に 延びている第二の接点部4bとを有している。
【0006】 該第一の接点部4aは、その一側が広がるように形成されている。これにより 、カバー5が退避位置にあるとき、該カバー5の各挿入孔5aに、多ピン基板の リード端子が挿入されると、該リード端子は、該カバー5の挿入孔5aを通って 、ベース2の各挿入孔3内に進入し、対応するコンタクトピン4の第一の接点部 4aの広がった部分内に嵌入することになる。
【0007】 このような構成のPGAソケット1によれば、実装すべき回路基板等に対して 、本PGAソケット1のベース2の下面から突出した各コンタクトピン4の第二 の接点部4bを、ディッピング等により、ハンダ付けしたり、通常のPGAソケ ットに装着することにより、PGAソケット1が、回路基板に実装され、各コン タクトピン4が、それぞれ対応する回路基板上の適宜に導電パターンに対して、 電気的に接続され得るようになっている。
【0008】 この状態から、本PGAソケット1のレバー6を引き上げて、カバー5を退避 位置に移動させておき、カバー5の上面に、図示しないCPU等の多ピン基板を 載置して、その各リード端子を、それぞれ対応するPGAソケット1のカバー5 の挿入孔5aに挿入する。これにより、各リード端子は、該挿入孔5aを通って 、ベース2の対応する挿入孔3内に進入する。そして、該リード端子は、挿入孔 3内にて、各コンタクトピン4の第一の接点部4aの広がった部分に嵌入するこ とになる(図8(A)の位置A参照)。
【0009】 ここで、レバー6を図6に示す位置に戻すと、カバー5が図面にて左方に移動 することになり、該カバー5上に載置された多ピン基板の各リード端子は、カバ ー5と共に移動することになる。従って、該多ピン基板の各リード端子は、コン タクトピンの第一の接点部4aの狭い部分に押し込まれる(図7(A)の位置B 参照)ことになり、該第一の接点部4aによって挟持される。
【0010】 かくして、多ピン基板の各リード端子が、PGAソケット1の各コンタクトピ ン4を介して、回路基板の導電パターンに対して電気的に接続され得る。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、このような多ピン基板用ソケット1においては、各コンタクト ピン4は、先づ図7(D)に示すような形状にプレス加工等によって形成された 後、左右にて下方に突出した第一の接点部4aとなるべき部分4c,4dを、折 曲げ線Pに沿って折曲げた後、さらに折曲げ線Q,Rに沿って内側に折曲げるこ とにより、製造されるようになっている。
【0012】 このため、各コンタクトピン4は、複数個がキャリアに一体に形成される場合 には、そのピッチが、多ピン基板用ソケット1に実装する際のピッチよりも大き くなってしまう。従って、各コンタクトピン4は、一個一個、ベース2の挿入孔 3内に挿入する必要があり、組立作業が複雑になり、組立コストが高くなると共 に、時間がかかってしまうという問題があった。
【0013】 また、各コンタクトピン4を金等によりメッキする場合には、キャリアと分断 して、個々のコンタクトピンとして、メッキする必要があるため、セレクティブ ができずメッキのコストも高くなるという問題があった。
【0014】 本考案は、以上の点に鑑み、簡単な構成により容易に且つ低コストで製造され 得るようにした、ZIFタイプの多ピン基板用ソケットを提供することを目的と している。
【0015】
上記目的は、絶縁体から成る扁平な直方体の外形を有するベースと、該ベース の周縁に沿って、複数列に並んで設けられた上下に貫通する挿入孔と、各挿入孔 内に挿入されたコンタクトピンと、該ベース上に載置され且つ上記ベースの挿入 孔に対応して多ピン基板のリード端子が嵌合し得る挿入孔を備えたカバーと、該 カバーを一方向に移動させるレバーとを含んでいる、ZIFタイプの多ピン基板 用ソケットにおいて、該コンタクトピンは、多ピン基板のリード端子を挟持する 部分が、一側にて下方に延びた部分を上方に折り返すことにより、形成されてい ることを特徴とする、多ピン基板用ソケットにより、達成される。
【0016】
上記構成によれば、コンタクトピンは、多ピン基板のリード端子を挟持する接 点部分が、一側に突出した部分により構成されるので、実装時のピッチにてキャ リアに対して一体に形成され得ることになる。従って、各コンタクトピンのメッ キ作業、そしてベースの各挿入孔への挿入作業が、リードフレームに連結された 状態で行なわれ得ることになる。かくして、組立作業が、容易に且つ短時間で行 なわれ得ることにより、部品コスト及び組立コストが低減され得ることになる。
【0017】
以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案による多ピン基板用ソケットをPGAソケットに適用した場合 の一実施例を示している。
【0018】 図1において、ZIFタイプのPGAソケット10は、扁平な直方体の外形を 有するベース11と、該ベース11の周縁に沿って、複数例、図示の場合3列に 並んで設けられた上下に貫通する挿入孔12と、各挿入孔12内に挿入されたコ ンタクトピン13と、該ベース11上に載置され且つ上記ベース11の挿入孔1 2に対応して多ピン基板のリード端子が嵌合し得る挿入孔14aを備えたカバー 14と、該カバー14を一方向に移動させるレバー15とから構成されている。
【0019】 この場合、該レバー15を図2に示す位置から矢印で示すように引き上げるこ とにより、カバー14が、図面にて右方に僅かに移動せしめられた退避位置に持 ち来されるようになっている。
【0020】 各コンタクトピン13は、図3に示すように、構成されている。即ち図3にお いて、コンタクトピン13は、上記挿入孔12内の上端付近にて、多ピン基板の リード端子を挟持し得る第一の接点部13aと、該挿入孔12の下方に延びてい る第二の接点部13bとを有している。
【0021】 該第一の接点部13aは、図3(A)に詳細に示されているように、その一側 (図3(A)にて、右側)が広がるように形成されている。
【0022】 以上の構成は、図7に示した従来のPGAソケット1と同様の構成であるが、 本考案によるPGAソケット10においては、各コンタクトピン13は、先づ図 3(D)に示すような形状にプレス加工等によって形成される。この場合、各コ ンタクトピン13は、その第二の接点部13bが中心線上に位置するのに対して 、第一の接点部13aは、中心線から一側、図示の場合には左側にのみ、形成さ れておる。そして、該第一の接点部13aの下方に延びている部分を、図3(D )に示す折曲げ線S,Tで内側に折曲げることにより、その先端が上方に折り返 されて、第一の接点部13aが形成される。また、第二の接点部13bは、折曲 げ線Tで内側に折曲げられた後、折曲げ線Uで外側に折曲げられることにより、 形成される。
【0023】 尚、コンタクトピン13は、図3に示すように、金型によりキャリアー16に よって複数個が連結された状態でプレス形成され、折曲げ加工された後メッキ加 工し成形されると共に、この状態で、ベース11の各挿入孔12内に挿入される 。
【0024】 本考案によるPGAソケット10は、以上のように構成されており、実装すべ き回路基板等に対して、本PGAソケット10のベース11の下面から突出した 各コンタクトピン13の第二の接点部13bを、ディッピング等により、ハンダ 付けし、各コンタクトピン13が、それぞれ対応する回路基板上の適宜に導電パ ターンに対して、電気的に接続され得るようになっている。
【0025】 この状態から、本PGAソケット10のレバー15を引き上げて、カバー14 を図1及び図2にて右方の退避位置に移動させておき、カバー14の上面に、図 示しないCPU等の多ピン基板を載置して、その各リード端子17を、それぞれ 対応するPGAソケット10のカバー14の挿入孔14aに挿入する。これによ り、各リード端子17は、該挿入孔14aを通って、ベース11の対応する挿入 孔12内に進入する。そして、該リード端子17は、挿入孔12内にて、各コン タクトピン13の第一の接点部13aの広がった部分に嵌入することになる(図 4の点線図示位置参照)。
【0026】 ここで、レバー15を図2に示す位置に戻すと、カバー14が図面にて左方に 移動することになり、該カバー14上に載置された多ピン基板の各リード端子1 7は、カバー14と共に移動することになる。従って、該多ピン基板の各リード 端子17は、コンタクトピン13の第一の接点部13aの狭い部分に押し込まれ る(図4の実線図示位置参照)ことになり、該第一の接点部13aによって挟持 される。
【0027】 かくして、多ピン基板の各リード端子17が、PGAソケット10の各コンタ クトピン13を介して、回路基板の導電パターンに対して電気的に接続され得る ことになる。
【0028】
以上述べたように、本考案によれば、簡単な構成により容易に且つ低コストで 製造され得るようにした、ZIFタイプの多ピン基板用ソケットが提供され得る ことになる。
【図1】本考案によるZIFタイプの多ピン基板用ソケ
ットの一実施例を示す平面図である。
ットの一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の多ピン基板用ソケットの側面図である。
【図3】図1の多ピン基板用ソケットにおけるコンタク
トピンを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図、及び(D)はコンタクトピンの折曲げ
加工前の展開状態の正面図である。
トピンを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図、及び(D)はコンタクトピンの折曲げ
加工前の展開状態の正面図である。
【図4】図1の多ピン基板用ソケットの要部を拡大して
示し、(A)は平面図、及び(B),(C)はそれぞれ
断面図である。
示し、(A)は平面図、及び(B),(C)はそれぞれ
断面図である。
【図5】従来のZIFタイプの多ピン基板用ソケットの
一例を示す平面図である。
一例を示す平面図である。
【図6】図5の多ピン基板用ソケットの側面図である。
【図7】図6の多ピン基板用ソケットにおけるコンタク
トピンを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図、及び(C)は展開図である。
トピンを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図、及び(C)は展開図である。
10 ZIFタイプのPGAソケット 11 ベース 12,14a 挿入孔 13 コンタクトピン 13a 第一の接点部 13b 第二の接点部 14 カバー 15 レバー 16 キャリア
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁体から成る扁平な直方体の外形を有
するベースと、該ベースの周縁に沿って、複数列に並ん
で設けられた上下に貫通する挿入孔と、各挿入孔内に挿
入されたコンタクトピンと、該ベース上に載置され且つ
上記ベースの挿入孔に対応して多ピン基板のリード端子
が嵌合し得る挿入孔を備えたカバーと、該カバーを一方
向に移動させるレバーとを含んでいる、ZIFタイプの
多ピン基板用ソケットにおいて、 該コンタクトピンは、多ピン基板のリード端子を挟持す
る部分が、一側にて下方に延びた部分を上方に折り返す
ことにより、形成されていることを特徴とする、多ピン
基板用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4563893U JPH0711787U (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 多ピン基板用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4563893U JPH0711787U (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 多ピン基板用ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711787U true JPH0711787U (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=12724913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4563893U Pending JPH0711787U (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 多ピン基板用ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711787U (ja) |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP4563893U patent/JPH0711787U/ja active Pending
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