JPH0711745B2 - 3次元ディスプレイ装置、該装置の作成方法、中間透明膜および該装置の作成システム - Google Patents

3次元ディスプレイ装置、該装置の作成方法、中間透明膜および該装置の作成システム

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JPH0711745B2
JPH0711745B2 JP14123090A JP14123090A JPH0711745B2 JP H0711745 B2 JPH0711745 B2 JP H0711745B2 JP 14123090 A JP14123090 A JP 14123090A JP 14123090 A JP14123090 A JP 14123090A JP H0711745 B2 JPH0711745 B2 JP H0711745B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスプレイ装置に関し、特に著しい視覚効果
を与えるために3次元の外観を有する3次元ディスプレ
イ装置と、その作成方法とに関する。
〔従来の技術〕
広告ディスプレイやポスターは、販売の対象物をしばし
ば2次元の外観で写真のように精密に再現する。このよ
うな広告ディスプレイやポスターは、POP(売買が行な
われる店頭にある)ディスプレイ、広告板、商店街のデ
ィスプレイ、家庭のディスプレイ等に適しているであろ
う。
低浮彫りの3次元ディスプレイを作る熱形成技術が、写
真によるイメージングと関連して過去においてある程度
用いられてきた。しかしながら、2次元画像から3次元
物体へ変換する際、およびその逆の変換を行なう際に含
まれるゆがみのために、上記熱形成技術により得られる
成果物は人に印象を与えないものであった。
唯一の(主要な)視点から得られた2次元像が3次元の
立体形状上に熱成形されるとき起こるゆがみには三つの
主要なタイプがある。これらの3つのタイプのゆがみの
うちの1つだけが今日利用できる技術により部分的に処
理される。プラスチックが立体形状の(トポグラフィッ
ク)型にわたって熱成形されるときのレタリングのカラ
ー境界の伸張や流れの影響は、従来から知られており、
そして長年、部分的に修正されてきた。しかしながら、
このような修正方法は詳細な3次元ディスプレイ装置を
作るには十分に正確でないことがわかった。さらに、ゆ
がみの他の2つの種類も、2次元から3次元に変換する
方法にとって、特に純粋に絵画的イメージよりもむしろ
写真的イメージを3次元の加熱成形体に組み入れるとき
に重要である。
2番目の種類のゆがみは視差(パラレックス)によるゆ
がみまたは陰影として知られ、主要な視点からの視線が
3次元物体のある部分によってさえぎられるので3次元
物体の領域が2次元写真上に記録できないときに起こ
る。2次元画像を3次元の型上に真空形成した後、最後
の像のこれらの領域は、熱成形可能な(熱可塑性)プラ
スチックのシートを伸ばすことによって隣接した領域か
らの情報で満たされ、この結果きびしい種類のゆがみが
生じる。
3番目の種類のゆがみは短縮法すなわち遠近法における
奥行き部分の短縮として知られ、主要な視点に対して鋭
角をなす3次元物体の領域が視覚的に圧縮され2次元の
フィルム上に写真に撮られるときに起こる。その結果と
して生じる画像が立体形状の型上に真空成形されると
き、視覚的に圧縮された情報は、この情報が得られた立
体形状の領域に起こる、伸張および流れのゆがみを考慮
に入れたとしても、これら立体形状の領域を十分に満た
す程大きくはない。
上述した問題は従来は2つの方法のうちの1つを用いて
克服されてきた。短縮法および視差のゆがみの影響は、
ゆがみが最大である鋭い垂直な浮彫の領域が実質的に減
少するように、3次元の型の浮彫の量すなわち高低差を
減らすことによって最小にされてきた。浮彫りにされた
文字と単純な色境界の輪郭と位置に対する伸びの影響
は、従来技術では、立体形状の型の上に熱成形された何
も書かれていないシート上に文字の位置と他の詳細を描
くことによっては克服されてきた。シートはそれから熱
で平らにされ、発生するゆがんだ輪郭と位置はオーバー
レイグリッドを用いて描かれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明によれば、元の3次元の物体の多数の透視写真像
を立体的修正面すなわち立体形状の正しい面上に投影す
ることによって、ゆがみを修正する従来の基本的技術を
拡大しそして改良する方法とその方法による3次元ディ
スプレイ装置が提供される。これによって、結果として
生じる真空成形された画像が、全ての視覚的情報をその
正確な位置に有し、ゆがみのない元の物体の完全な浮彫
りを持つことが可能になる。
〔課題を解決するための手段〕
概して、本発明は、対象物体に対応する、スクリーンに
印刷された画像の一部分から持ち上がり、輪郭が描かれ
た画像を形成するように、多数の透視図から物体を写真
に撮り、物体の投影された図を用いて物体の正確な型を
作り、熱可塑性プラスチックの平らなシート上に予めゆ
がめられたすなわち予備歪曲された画像を形成し、そし
て物体の外形が与えられた型部品を備えた型の上に前記
シートを熱成形させることを含む、3次元ディスプレイ
装置の作成方法と、この作成方法による3次元ディスプ
レイ装置を提供する。
〔実施例〕
第1図には3次元物体1の断面図が示されており、上方
より完全に見ることができる表面3,5と上方から見ると
圧縮される表面7からなる画像細部の位置が示されてい
る。上記の「従来の技術」で述べたように、物体1の領
域5,7は、ま上の視点からの2次元像では、視差と遠近
法による短縮を生ずる。
第2図には、レンズ9,11,13による異なる3つの透視図
から得られる3次元物体1の2次元写真像を示す。概略
断面図が示されている。それぞれの写真像は、15,17,19
で表わされている。矢印21はレンズ9,11,13を通る光路
を示している。各写真像15,17,19は視差と遠近法による
短縮とによる歪みを示しているが、物体1のそれぞれの
透視図に応じて、その歪みの場所と程度が異なること
は、記されるであろう。
第3図には、3次元物体1(第1図)の正確な立体形状
型21上に複数の2次元像15,17,19が再投影されていると
ころの概略断面が示されている。この図において、投影
器23,25,27は、像15,17,19をレンズ9,11,13を通して投
影するようになっており、それによって立体形状型21の
表面に3次元像を再構成する。全ての画像細部3,5,7は
歪みなしにその正確な位置に再投影されることが記され
るであろう。
本発明はその好ましい実施例によって、ここにより詳細
に説明されるであろう。第4図(a),(b)に示され
るように、水平面40上の3次元物体41の複数の透視図
は、第4図(a)に示される透視用の主カメラ42と従カ
メラ43〜46によって撮影される。従カメラ43〜46は、主
カメラ42の視線軸と45゜の角度をなし、かつ主カメラ42
に対し円周を4等分する点に設けられている。説明を容
易にするため、主カメラ42は第4図(b)には示されて
いない。
第4図(a),(b)に示される視線上の合同記号は、
各カメラ42〜46が3次元物体41との関係で、一定の距離
であって所定の角度であることを示している。ここに示
された好ましい実施例では、45゜,90゜,135゜の角度が
示されている。しかし、実際には、カメラの個数、距
離、角度は、物体の寸法、3次元複雑さによって決定さ
れることができる。ひとたび決定すれば、カメラと物体
の正確な位置は固定され記録される。
このようにして、第2図を参照して説明したように、複
数のカメラ42〜46は、物体の複数の2次元透視図を用意
するため、物体41を撮影する。
次に、第5図(a),(b)に示されるように、上述の
物体の複数の2次元透視図は、物体41が取り除かれたワ
ーク表面40上に投影される。これに関し、主投影器51と
従投影器52,53,54,55は、一致した光学系を用い、第4
図(b)のカメラ42〜46が像を得たのと同じである最初
の所定の角度と距離を用いて構成されている。
3次元物体の立体形状型56(輪郭を破線で表示)は、投
影像が正確に一致するように、ワーク表面40上に作り出
され形成される。立体形状型56は手作業で作ることがで
き、より実際的には、もとの物体41からの型取り(例え
ば石膏型など)で作ることができる。
各投影器51〜55の全ての光学系、距離および角度は、第
4図(a),(b)の多数の透視図を写真に撮影するの
に用いられたカメラの配置に完全に合わせられる。
一旦、立体形状型56が投影された像に合うように作ら
れ、写真像が、熱成形で可能なものより奥行きのある透
視背影を含んでいる場合、背景の彫りを少なくしまた俯
瞰角度を広げて、低浮彫りの透視図を有するように立体
形状型56が修正されることがある。この際、主投影器51
からの主投影点を主に参照するものとして用い、主投影
点に関して、視線の障害物によってもたらされる情報喪
失をともなう領域に対しては従投影器52−55からの従投
影(例えば45゜)を用いる。
次に、熱成形可能なプラスチックのシートが第6図
(a),(b)に示されるように、型の上で成形され
る。特に、熱成形可能なプラスチックシート61は、一般
に62で示される熱成形装置により、立体形状型56の上で
成形される。熱成形システム62は、ヒータ63、立体形状
型を支持するための液圧型型リフト表面64、真空ポンプ
65および真空シール66を含み、これらは全て従来技術に
従って組立てられている。
第6図(a),(b)には示されていないけれど、熱成
形可能なプラスチックシート61は、格子(グリッド)パ
ターンまたは記号の方形アレイが印刷されており[第7
図(b)]、よく知られているように、それはプラスチ
ックシートの伸びや流れにより歪む。
もとの物体の透視図は、熱成形された格子付のシート61
上に投影される。この際、第5図(a),(b)を参照
して上述したと同じ光学装置が第7図(a),(b)に
図示されるように用いられる。このことにより、第7図
(b)の参照番号71で示されるように、重畳された歪み
のある格子パターンをもった歪みのない3次元像が作ら
れる。この格子パターンの歪みは、上述した熱成形の際
のプラスチックの伸びと、熱成形中の水平面からの格子
パターンの垂直方向への変位とによりもたらされる。
次に、像71は(シート61の歪んだ格子パターンに関して
一点ずつ)、正規(すなわち歪んでいない)の2次元格
子表面80に移される。このことは、予め歪みをもたらさ
れた像81が正規の格子パターン80上に重畳されたことを
意味する。
この像の移動はいくつかの手段により実現される。
ひとつの試みに従えば、番号の付けられた座標が投影さ
れた3次元表面71上に各点毎に詳細に振り当てられ、注
意深く2次元参照格子80上にプロットされまたは塗られ
る。
このプロットを用いて、熱成形可能なプラスチックシー
トの上に予備歪曲された像が印刷され、第6図(a),
(b)を参照して上述した装置を用い立体形状型56の上
で熱成形されるだろう。もとの物体41[第4図(a),
(b)]と同等の3次元像(ディスプレイ装置)が最終
的に得られる。
第2の試みに従えば、物体41の複数の像を走査(スキャ
ンニング)し、数値化しコンピュータに取り込むため
に、ビデオスキャナ(不図示)を各カメラ42〜46[第4
図(a),(b)]に接続してもよい。熱成形された格
子61の複数の像が写真にとられ、数値化される。その
際、第7図(a),(b)で示されたように、もとの複
数の写真像を作るために用いられたのと同じ角度、距
離、適合した光学系によるカメラの配置が用いられる。
次に、同じ設定から、歪のない格子80の写真が走査され
数値化されるであろう。
一度に一枚の透視図を用い、座標方法を用いるとき、コ
ンピュータは、同じ透視図から走査された歪んでいない
格子80において対応する点上に重ね合せるため、歪んだ
格子61の上における各点に向かう運動ベクトルを作り出
すことができる。コンピュータは、走査された正規のア
レイ80上のその新しい位置に基づく画素によって、画素
ごとに、物体のもとの走査された透視図を修正するため
の運動ベクトルを作り出すことができる。これらの補正
された各図は、各図の視線上に障害物があるために情報
のない領域を除けば正確に同一であろう。これら複数の
図がそこで空白領域すなわち情報のない領域を補うため
に結合される。
結果として得られるコンピュータで処理された2次元の
予備歪曲された像は、熱成形可能なプラスチックシート
上にプリントされることができ、それから第6図(a)
および(b)の装置に示されるように元の立体形状型56
上に熱成形される。
本発明の第1の他の実施例によれば、物体41の複数の透
視図は第4図(a),(b)について前述したように、
所定の角度および距離から適合した光学系を用いて写真
に撮られる。前述の好適実施例に関して、カメラ42〜46
の数と位置は、3次元物体41の複雑さによって決定され
る。複数の透視図は第5図(a),(b)について述べ
られたように、適合する光学系、元の角度と位置を用い
てワーク表面40に再投影されて、3次元物体の立体形状
型56が前述のように投影された図に一致するように造り
上げられる。
しかし、別の実施例においては、耐熱性感光乳剤は、第
9図に示されるように、光学的に透明な熱成形可能な材
料例えば熱成形可能なプラスチック91のような半透明の
シートで被覆される。さらに特に云えば、プラスチック
シート91は、薄板ローラー93の手段によって提供される
液状感光乳剤の被覆剤92で被覆される。
熱成形可能材料であるプラスチックシート91は、そのと
き第10図に関して示される装置によって、反射性のマイ
ラー(商品名)のような不透明な、はがし得る被覆材で
被覆されることができる。さらに特にいえば、プラスチ
ックシート91は、その上のラミネートローラー102によ
ってマイラーシート101で被覆される。
次に、シート91は第6図(a),(b)の装置を用いて
立体形状型56上に熱成形される。その次に、不透明層10
1は暗室内でシート91からはがされて、乳剤で被覆され
熱成形されたプラスチックシートは、第5図(a),
(b)または第7図(a),(b)の配置により物体の
元の透視図を用いて露光される。
他の実施例のように、不透明な被覆材101の使用工程が
省略されて立体形状型上にシートを熱成形し乳剤を露光
する工程がともに暗室において行なわれることができ
る。
感光乳剤92は、ポジ、ネガいずれでもよい。ネガの感光
乳剤が使われるときは、第12図(a),(b)に描写さ
れた装置を用いて、熱成形された平坦面が結果的にネガ
となる。第12図(a),(b)の装置は、追加された平
坦な表面120が用いられることを除けば第6図(a),
(b)の装置と似ている。
ネガ91が現像され、結果的にできる像は、スクリーン印
刷、平板印刷または従来の写真術により、追加の熱成形
可能プラスチックシート上に予備歪曲された像を作るの
が通常である。その像は、そのとき元の物体41に同一の
3次元像を造るため立体形状型56上に熱成形される。
感光乳剤がポジである場合は、シートを熱成形し、露光
の後に、像は熱により平らにすることなしに、最終的な
3次元写真プリントを作るために直接現像される。
前述の特許請求の範囲の本質や範囲を逸脱することなし
に本発明の修正や変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、画像細部の位置を示す3次元物体の断面図、
第2図は、3方向から見た第1図に示す3次元物体の2
次元的写真像を表わす概略断面図、第3図は、第1図に
示す3次元物体の正しい立体形状型に投影される複数の
2次元像を表わす概略断面図、第4図(a),(b)
は、それぞれ、本好適実施例による3次元物体の複数の
透視図を撮影する装置の断面図と平面図、第5図
(a),(b)は、好適実施例による3次元物体の複数
の透視図を立体形状型を作るためにワーク表面上に投影
する装置の断面図と平面図、第6図(a),(b)は、
立体形状型を覆う熱成形プラスチックシートの2つの実
行工程を示す図、第7図(a),(b)は、それぞれ、
好適実施例によるもとの物体の透視図を熱成形されたプ
ラスチック格子へ投影する装置の断面図と平面図、第8
図は、好適実施例に従って、歪のない3次元投影を、点
毎に歪の無い格子パターン上にプロットすることによっ
て作られた歪のある2次元写像の平面図、第9図は、本
発明の他の実施例による熱成形プラスチックシートに感
光剤を塗布する手段を示す図、第10図は、前記他の実施
例に従って、感光乳剤が塗布された熱成形プラスチック
に被覆を重ねる手段を示す図、第11図は、前記他の実施
例に従って、感光乳剤が塗布された熱成形プラスチック
シート上にもとの物体の透視図を投影する装置の概略断
面図、第12図(a),(b)は、平面上を覆ったプラス
チックシートを熱で平らにする装置の断面図である。 1……3次元物体、 3,5,7……画像細部、 9,11,13……レンズ、 15,17,19……像、 21……矢印、 23,25,27……投影器、 40……ワーク表面、 41……3次元物体、 42……主カメラ、 43〜46……従カメラ、 51……主投影器、 52〜55……従投影器、 56……立体形状型、 61……プラスチックシート、 62……熱成形システム、 63……ヒータ、 64……型押上げ表面、 65……真空ポンプ、 66……真空シール、 71……イメージ、 80……正規配列格子、 81……歪んだ像、 91……プラスチックシート、 92……感光乳剤、 101……マイラーシート、 102……ローラ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のカメラを用い、該複数のカメラを、
    相互および3次元物体に関してそれぞれ所定の位置に方
    向づけて該3次元物体の複数の透視図を撮影し、 前記それぞれ所定の位置に方向づけられた複数の投影器
    を用いて前記3次元物体の複数の透視図を平らなワーク
    表面上に投影して前記3次元物体の3次元画像を再生
    し、 前記3次元画像に正確に一致させるように、3次元の立
    体形状型を前記ワーク表面上に持上げ、 表面上に第1の格子パターンを有し、前記立体形状型上
    を覆っている熱成形可能プラスチックの第1のシートを
    熱成形し、熱成形の工程で前記立体形状型上において格
    子パターンの伸張と垂直方向の変位によって前記格子パ
    ターンを歪曲させ、 前記それぞれ所定の位置に方向づけられた前記複数の投
    影器を用いて熱成形可能プラスチックの前記第1のシー
    ト上に、前記3次元物体の前記複数の透視図を投影して
    前記歪曲された格子パターン上に重畳された前記3次元
    画像を再生し、 前記3次元画像を、前記歪曲された格子パターンから2
    次元の歪曲していない第2の格子パターン上に移行さ
    せ、移行することによって前記3次元画像を予備歪曲
    し、 前記予備歪曲された画像を、前記2次元の歪曲していな
    い格子パターンから熱成形可能プラスチックの1つ以上
    の追加のシート上へ転写し、 3次元ディスプレイ装置を作成するために前記立体形状
    型上で前記追加のシートを次々に熱成形する、3次元デ
    ィスプレイ装置の生成方法。
  2. 【請求項2】前記移行させ、転写する工程が、 前記歪曲された格子パターン上に前記投影された3次元
    画像の各点に、番号をつけた座標を指定し、 前記予備歪曲された画像を生成するための第2の格子パ
    ターン上の対応する位置に、各々の前記番号をつけた座
    標を表示し、 前記予備歪曲された画像を、熱成形可能プラスチックの
    前記1つ以上の追加のシート上にプリントする工程を含
    んでいる請求項1に記載の3次元ディスプレイ装置の作
    成方法。
  3. 【請求項3】前記3次元物体の前記複数の透視図を走査
    し、数値化してコンピュータに入力し、 前記所定の位置に従って、前記歪曲された第1の格子パ
    ターンの追加の複数の透視図を走査し、数値化してコン
    ピュータに入力し、 前記所定の位置に従って、前記歪曲していない第2の格
    子パターンの追加の複数の透視図を、さらに走査し、数
    値化し、 前記歪曲され数値化された第1の格子パターン上に前記
    投影された3次元画像の各点に対する、相次ぐ前記複数
    の透視図に対する前記数値化された第2の格子パターン
    上の対応する位置への複数の運動ベクトルを生成し、 前記運動ベクトルを、前記歪曲された第1の格子パター
    ンから前記歪曲していない第2の格子パターンへの前記
    画像の移行のために、前記3次元物体の前記数値化され
    た複数の透視図に対して適用し、前記予備歪曲された画
    像を生成し、 前記予備歪曲された画像を、熱成形可能プラスチックの
    前記1つ以上のシート上にプリントすることを追加され
    た、請求項1に記載の3次元ディスプレイ装置の作成方
    法。
  4. 【請求項4】複数のカメラを用い、該複数のカメラを、
    相互および3次元物体に関してそれぞれ所定の位置に方
    向づけて前記3次元物体の複数の透視図を撮影し、 前記それぞれ所定の位置に方向づけられた複数の投影器
    を用いて前記3次元物体の複数の透視図を平らなワーク
    表面上に投影して前記3次元物体の3次元画像を再生
    し、 前記3次元画像に正確に一致させるように、3次元の立
    体形状型を前記ワーク表面上に持上げ、 耐熱性の、陽画用の感光乳剤を熱成形可能プラスチック
    の半透明のシート上に被覆し、 前記シートを前記立体形状型上に熱成形し、 前記それぞれ所定の位置に方向づけされた複数の投影器
    を用い、前記感光乳剤が被覆された熱成形可能プラスチ
    ックのシート上に、前記3次元物体の前記複数の透視図
    を投影して、前記3次元画像で前記感光乳剤を露光し、 前記3次元ディスプレイ装置を作成するために前記感光
    乳剤を現像する、3次元ディスプレイ装置の作成方法。
  5. 【請求項5】複数のカメラを用い、該複数のカメラを、
    相互および3次元物体に関してそれぞれ所定の位置に方
    向づけて前記3次元物体の複数の透視図を撮影し、 前記それぞれ所定の位置に方向づけられた複数の投影器
    を用いて前記3次元物体の複数の透視図を平らなワーク
    表面上に投影して前記3次元物体の3次元画像を再生
    し、 前記3次元画像に正確に一致させるように、3次元の立
    体形状型を前記ワーク表面に持上げ、 耐熱性の、陰画用の感光乳剤を熱成形可能プラスチック
    の半透明のシート上に被覆し、 前記シートを前記立体形状型上に熱成形し、 前記それぞれ所定の位置に方向づけされた複数の投影器
    を用い、前記感光乳剤が被覆された熱成形可能プラスチ
    ックのシート上に、前記3次元物体の前記複数の透視図
    を投影して前記3次元画像で前記感光乳剤を露光し、 前記シート上の前記画像の陰画を生成するために前記感
    光乳剤を現像し、 前記画像の予備歪曲された陰画を生成するために、前記
    シートと前記画像の陰画を平らにし、 前記熱成形可能プラスチックの1以上の追加のシート上
    に、前記予備歪曲された画像を前記陰画からプリント
    し、 前記ディスプレイ装置を生成するために、前記立体形状
    型上において、前記1以上の追加のシートを熱成形す
    る、3次元ディスプレイ装置の作成方法。
  6. 【請求項6】3次元物体を表わす3次元の立体表面を有
    する熱成形可能プラスチックのシートと、前記立体表面
    に前記3次元物体を描くために適用される予備歪曲され
    た2次元の画像とを含む3次元ディスプレイ装置であっ
    て、 前記3次元物体の複数の透視図を撮影し、前記複数の透
    視図を3次元の立体形状型上に投影し、前記立体形状型
    上に投影されたままの3次元表現から2次元表現へと前
    記画像を移行させて前記画像を予備歪曲させることによ
    って前記画像が形成され、 熱成形中の前記熱成形可能プラスチックのシートの伸張
    と流動の影響および視差と奥行きの短縮の影響を消去す
    るように、前記画像の2次元表現が予備歪曲されている
    3次元ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5いずれか1項に記載の3
    次元ディスプレイ装置の作成方法によって作成された3
    次元ディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】不規則な立体形状の表面と、3次元物体の
    様々な表面部分に分布している可視表面特徴とを有し、
    前記表面部分が基準面を定めるワーク表面に対し様々な
    角度で位置づけられている、前記3次元物体の3次元画
    像を表示するための3次元ディスプレイ装置において、 前記基準面に対しそれぞれ第1の角度および第2の角度
    で方位づけられている第1の表面部分と第2の表面部分
    とを含み前記3次元物体の不規則な立体形状の表面を実
    質的に複製する、3次元の立体形状のディスプレイ表面
    を定める手段と、 ディスプレイ表面上の合成された写真画像とを備え、 この合成された写真画像が、3次元物体の第1の可視表
    面特徴の可視のレプリカを第1の表面部分に形成する第
    1の透視画像部分と、3次元物体の第2の可視表面特徴
    の可視のレプリカを第2の表面部分に形成する第2の透
    視画像部分とを含み、 ディスプレイ表面の合成された画像が3次元物体を遠近
    法で見たような視覚効果を作るように、各画像部分が可
    視表面特徴を表示することを特徴とする3次元ディスプ
    レイ装置。
  9. 【請求項9】第1の透視画像部分が主として第1の角度
    にほぼ平行な平面内にあり、第2の透視画像部分が主と
    して第2の角度にほぼ平行な平面内にあり、その結果、
    第1の画像部分にあっては第2の角度の平面内において
    歪みを受けるかもしくは奥行きの短縮あるいは視差によ
    って見ることができないものである第2の表面部分の可
    視表面特徴に、第2の画像部分が、実質的に歪みのない
    画像を与えるものである請求項8に記載の3次元ディス
    プレイ装置。
  10. 【請求項10】3次元の立体形状のディスプレイ表面を
    定める手段が、3次元物体の不規則な立体形状の表面を
    実質的に複製するように、不規則な3次元の立体形状の
    形態に熱成形された2次元の熱成形可能プラスチックの
    シートであって、合成された写真画像は、3次元物体の
    立体形状の表面にしたがう合成された写真画像の不規則
    な変形として、熱成形されたプラスチックシートのディ
    スプレイ表面に形成されるものである請求項8に記載の
    3次元ディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】立体形状の表面と、3次元物体の表面の
    各部分に分布している可視表面特徴とを有し、前記表面
    の各部分が立体形状の表面によって定められる基準面に
    対して様々な角度で位置づけられており、3次元物体の
    3次元ディスプレイ装置を作成する際に使用される2次
    元の中間透明膜において、 平滑な表面を有し、3次元物体の立体形状の表面を実質
    的に複製する3次元の立体形状のディスプレイ表面を定
    めるために、第3の次元に変形可能である2次元の熱成
    形可能な半透明のプラスチックシートと、 2次元のプラスチックシートの表面に形成された予備歪
    曲され合成された画像とを有し、 前記合成された画像は、プラスチックシートの第1の表
    面部分に設けられた第1の画像部分と、プラスチックシ
    ートの第2の表面部分に設けられた第2の画像部分とを
    含み、 第1の画像部分は、基準面にほぼ平行に位置する、3次
    元物体の第1の表面部分の可視表面特徴の実質的に変形
    されていない真の像であり、 第2の画像部分は、3次元物体が基準面に対して正常に
    見えるとき、基準面に対して奥行きの短縮あるいは視差
    を受けるのに十分な角度に位置する、3次元物体の第2
    の表面部分の可視表面特徴の変形された画像であり、 変形された第2の画像部分は、前記角度を含む3次元物
    体の立体形状の表面によって定められた方向と大きさを
    有する変形によって、プラスチックシートの表面の横方
    向に圧縮され、それによって、前記3次元の立体形状の
    ディスプレイを形成するように前記第3の次元にプラス
    チックシートを成形すると、変形された第2の画像部分
    の圧縮が解かれ、奥行きの短縮あるいは視差なしにディ
    スプレイの対応する部分に、3次元物体の第2の表面部
    分の可視表面特徴が実質的に複製されることになること
    を特徴とする中間透明膜。
  12. 【請求項12】3次元物体の立体形状の表面が不規則で
    あり、第2の画像部分の変形が対応して不規則である請
    求項11に記載の中間透明膜。
  13. 【請求項13】立体形状の表面と、3次元物体の様々な
    表面部分に分布された可視表面特徴とを有する前記3次
    元物体の3次元ディスプレイ装置を作成する3次元ディ
    スプレイ装置の作成システムであって、該システムは、 3次元物体の第1の表面部分を第1の角度で見渡し、第
    2の表面部分を第2の角度で見渡し、第2の角度は第1
    の角度よりも小さいようにして、第1の視角で3次元物
    体に向けられた第1のカメラを備え、それによって、第
    1のカメラから見渡したとき第2の表面部分の可視表面
    特徴は奥行きの短縮あるいは視差を受け、第1のカメラ
    は、少なくとも前記第1の角度で見渡された前記第1の
    表面部分を含む3次元物体の第1の透視画像を形成する
    ものであり、 前記第2の角度より大きい第3の角度で3次元物体の第
    2の表面部分を見渡すようにして、第2の視角で3次元
    物体に向けられた第2のカメラを備え、それによって、
    第1のカメラによって見渡された時に比べ、第2の表面
    部分の可視表面特徴が奥行きの短縮や視差を受けること
    が少なくなり、第2のカメラは、少なくとも前記第3の
    角度で見渡された前記第2の表面部分を含む3次元物体
    の第2の透視画像を形成するものであり、 3次元物体のそれぞれ第1の部分と第2の部分の立体形
    状を複製する第1のディスプレイ表面部分と第2のディ
    スプレイ表面部分とを含み、3次元物体の立体形状の表
    面を実質的に複製するディスプレイ表面を有する立体形
    状型を備え、 上記カメラの視角と一致する角度で、第1の画像および
    第2の画像をディスプレイ表面の第1の表面部分および
    第2の表面部分にそれぞれ投影する第1の投影器と第2
    の投影器とを備え、投影された画像は、第1の透視画像
    によって定められ第1のディスプレイ表面部分上に投影
    された第1の画像部分と、第2の透視画像によって定め
    られ第2のディスプレイ表面部分上に投影された第2の
    画像部分とを含み、それによってディスプレイ表面上に
    3次元物体の可視表面特徴を実質的に複製するものであ
    る3次元ディスプレイ装置の作成システム。
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