JPH07116664A - 電解式殺菌洗浄装置 - Google Patents

電解式殺菌洗浄装置

Info

Publication number
JPH07116664A
JPH07116664A JP29242393A JP29242393A JPH07116664A JP H07116664 A JPH07116664 A JP H07116664A JP 29242393 A JP29242393 A JP 29242393A JP 29242393 A JP29242393 A JP 29242393A JP H07116664 A JPH07116664 A JP H07116664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
electrolytic
sterilization
sterilizing
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29242393A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Sano
野 義 美 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP29242393A priority Critical patent/JPH07116664A/ja
Publication of JPH07116664A publication Critical patent/JPH07116664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電解式殺菌洗浄装置に関し、殺菌
洗浄に使用する陰極水および殺菌洗浄に使用しない陽極
水の両方とも原水貯槽へ戻し入れることにより、水資源
の大巾な節約および設置場所の範囲を拡大することを目
的とする。 【構成】 電解槽1内で生成された酸性殺菌水はシンク
9に導かれ、シンク9で使用された酸性殺菌水はフィル
タ11で不純物が除去され水槽4に戻し入れられる。一
方、電解槽1内で生成されるアルカリイオン水は直接水
槽4に戻し入れられる。このため水槽4内の食塩水は、
殺菌洗浄に使用された後再び食塩水に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解式殺菌洗浄装置に
関し、特に、殺菌洗浄に使用した酸性水と陰極側に生成
したアルカリイオン水とを回収し、この回収した水を再
利用する省水資源型の電解式殺菌洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電解式殺菌洗浄装置としては、例
えば、陰電極と陽電極を配置すると共に、両電極間を隔
膜で仕切って電解槽とし、この電解槽に水を供給して酸
性水を得る装置が知られている。
【0003】この種の装置においては、殺菌洗浄用の陽
極側に生成する酸性水と同時に陰極側に生成する多量の
アルカリイオン水は、一部飲用に供せられるものの大部
分は利用されずに捨てられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電解式殺菌洗浄装置にあっては、上記の多量
の陽極水を捨て去る水資源の浪費に加えて排水路を必要
とし、装置の付帯施設が複雑化したり、或は、原水は一
回使用するだけであるから水道などの原水連続供給設備
のない場所では実用上使用できないなどという問題点が
あった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、殺菌洗浄に使用した陰極水(酸性
水)および殺菌作用の見劣りする非使用の陽極水(アル
カリイオン水)を原水貯水槽へ戻し入れるようにして、
水資源の節約や装置の設置場所の範囲を拡大する新規な
電解式殺菌洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電解式殺菌洗浄
装置は、水槽内の原水を電解して陽極水と陰極水とを生
成する電解槽と、前記電解槽で生成された陽極水はフィ
ルタを介して前記水槽に戻し入れられると共に前記陰極
水は直接前記水槽に戻し入れるように構成したものであ
る。また、原水は食塩水もしくはハロゲン化合物を溶解
した水であることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、原水貯水槽内の希食塩水は、
電動ポンプにより電解槽に導かれ、電解槽内で酸性殺菌
水とアルカリイオン水とが得られる。酸性殺菌水は手指
等の殺菌・消毒に使用された後、フィルタで浄水され、
原水貯水槽に戻される。一方、電解槽で生成されたアル
カリイオン水は原水貯水槽に直接戻される。電解槽内と
原水貯水槽内での反応は以下のとおりである。
【0008】(1)原水貯水槽内では食塩(NaCl)
が水に溶けて次のように電離する。 NaCl → Na+ +Cl- (2)電解槽の陽極における電気化学的反応は以下の通
りである。 Cl- + 電荷 → Cl 2Cl+H2 O → 2HCl+O** は活性酸素(発生期の酸素)で殺菌力絶大である。 (3)電解槽の陰極における反応は以下の通りである。 Na+ + 電荷 → Na Na +H2 O → NaOH+H* 2H → H2 (4)原水貯水槽内の戻りの水の反応は、(2),
(3)で説明した成分により次のように反応する。 HCl+NaOH → NaCl+H2 O となり中和してもとの食塩水に戻るから、水が効果的に
循環再利用され、排水路が不要となるばかりでなく水の
使用量が少量で済むので、水道の無い所でも使用でき、
装置の設置範囲が拡大する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る電解式殺菌洗浄装置の一実
施例の構成を示す図である。図において、電解槽1は内
部に稀薄食塩水である水電解用の一対の電極2(陽
極)、3(陰極)を対向配設し、これら両電極間を隔膜
によって一対の電極室に仕切ってある。電解槽1の一側
(図では下部)には前記した両電極室に原水貯水槽であ
る水槽4から電動ポンプ5を介して稀薄食塩水である原
水を供給する給水路6が設けられていて、他側には前記
両電極室に連通して各電極室で生成された電解水を排出
する一対の吐出管7,8が設けられている。電解槽1の
電極2,3は電解用の直流電圧を印加する電解電流回路
(図示省略)に電気的に接続されており、電極2,3へ
電圧を印加することにより電解槽1へ供給される原水を
酸性殺菌水とアルカリイオン水に電解し、それぞれの吐
出管7,8を介して取出されるように構成されている。
【0010】そして電解槽1にて生成された陽極水であ
る酸性殺菌水は吐出管7を経てシンク9に於て、例え
ば、手指等を洗浄するための殺菌洗浄水として使用され
た後回収管10を介してフィルタ11に導かれ、フィル
タ11で不純物や汚れ等が除去された後、回収管12を
経て水槽4に戻される。一方、電解槽1で生成された陰
極水であるアルカリイオン水は吐出管8を介して水槽4
に流入するようになっている。なお、図中の14はシン
ク9内の手指等の被洗浄物の有無を検知する赤外線セン
サであり、赤外線センサ14がシンク9内の被洗浄物を
検出すると、この検出信号に基づき制御部15が電動ポ
ンプ5を作動させ、吐出管7より所定の量の酸性殺菌水
を吐出するように構成している。
【0011】次に、図面を参照して本発明の作用を説明
する。水槽4に稀薄食塩水の原水を入れ、電解槽1の電
極2,3に電気回路から直流電圧を印加し、シンク9に
被洗浄物を持ち込む。このとき、シンク9の前方に設け
られた赤外線センサ14が人の手などを感知すると、制
御部15は電動ポンプ5を作動させて原水を電解槽1へ
送る。電解槽1内の陽極室で電解生成された酸性殺菌水
が吐出管7から吐出されてシンク9内の被洗浄物を殺菌
洗浄し、シンク9内で使用された酸性殺菌水はシンク9
から繊維や活性炭などを充填してなるフィルタ11で不
純物が除去された後、回収管12を経て水槽4に戻され
る。一方、殺菌性が劣る陰極室で生成されたアルカリイ
オン水は、吐出管8を通って直接水槽4に戻る。そし
て、先に説明したようにHClを含む陽極水とNaOH
を含む陰極水とは水槽4の中で中和してもとの食塩水に
戻る。したがって、従来の電解式殺菌洗浄装置では利用
せずに捨てていた陰極水が循環再利用できるだけでな
く、殺菌洗浄に使用した陽極水もフィルタで不純物を除
去して循環再利用することができるので水資源の節約が
でき、その結果、従来の殺菌洗浄装置では水道などの大
量の原水供給が無い所では使用できなかったのに、水道
の無い場所や水道から離れた場所への設置可能となっ
た。
【0012】なお、本実施例ではハロゲン化合物として
食塩(NaCl)を例にとって説明したが、食塩以外の
ハロゲン化合物、例えば、塩化カルシウム、塩化亜鉛、
塩化バリウムなどの水溶性ハロゲン化合物でも同様の効
果が得られるが、コストや使用しやすさから食塩が好ま
しい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、食塩などの水溶性ハロ
ゲン化合物の水溶液を原水に使用することによって、殺
菌洗浄に使用した酸性水および非使用のアルカリイオン
水の両方の水とも循環再利用することができるから、水
資源を節約することができる。また、排水路は不要であ
るから装置の付帯設備を簡略化することができる。ま
た、大量の原水供給源を必要としないので、装置の設置
場所を拡大することができる。その結果、本発明の電解
式殺菌洗浄装置は、手指の洗浄、傷口の洗浄、医療手術
関連の殺菌洗浄、食品の殺菌洗浄、家畜関連の殺菌洗
浄、食器、調理用機器の殺菌洗浄、ペット関連の殺菌洗
浄等、家庭向け、医療向け或いは産業向けを問わず、広
汎の殺菌洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解式殺菌洗浄装置の一実施例の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 電解槽 4 水槽 5 電動ポンプ 6 給水路 7,8 吐出管 9 シンク 10,12 回収管 11 フィルタ 14 赤外線センサ 15 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 560 F 9045−4D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内の原水を電解して陽極水と陰極水
    とを生成する電解槽と、前記電解槽で生成された陽極水
    はフィルタを介して前記水槽に戻し入れられると共に前
    記陰極水は直接前記水槽に戻し入れるように構成したこ
    とを特徴とする電解式殺菌洗浄装置。
  2. 【請求項2】 原水は希薄食塩水であることを特徴とす
    る電解式殺菌洗浄装置。
  3. 【請求項3】 原水は食塩以外のハロゲン化合物を溶解
    した水であることを特徴とする請求項1記載の電解式殺
    菌洗浄装置。
JP29242393A 1993-10-29 1993-10-29 電解式殺菌洗浄装置 Pending JPH07116664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29242393A JPH07116664A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 電解式殺菌洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29242393A JPH07116664A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 電解式殺菌洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07116664A true JPH07116664A (ja) 1995-05-09

Family

ID=17781601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29242393A Pending JPH07116664A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 電解式殺菌洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07116664A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997046489A1 (fr) * 1996-06-04 1997-12-11 Setoyama, Naomi Appareil generateur d'eau electrolysee, prodede de nettoyage utilisant de l'eau electrolysee, et agent de nettoyage utilise dans cet appareil
EP0838434A2 (en) * 1996-10-23 1998-04-29 Solenzara International Limited Electrolytic treatment of aqueous salt solutions
EP0761235A3 (en) * 1995-08-17 1999-02-03 Kaigen Co., Ltd. Sterilizing apparatus and method for medical instruments
WO1999008719A3 (en) * 1997-08-13 1999-05-20 Steris Corp Sterilization apparatus utilizing catholyte and anolyte solutions
WO2000024432A1 (en) * 1998-10-23 2000-05-04 Radical Waters Ip (Pty) Limited Treatment of biofilm on marine seismographic equipment
WO2000024431A1 (en) * 1998-10-23 2000-05-04 Radical Waters Ip (Pty) Limited Method for applying bactericidal solutions
EP1032281A1 (en) * 1997-10-23 2000-09-06 Radical Waters IP (PTY) Ltd Aqueous solution for disinfecting an animal product, a method and a plant for such disinfection
WO2010035894A1 (en) 2008-09-26 2010-04-01 Fujifilm Corporation Positive resist composition for immersion exposure and pattern forming method

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761235A3 (en) * 1995-08-17 1999-02-03 Kaigen Co., Ltd. Sterilizing apparatus and method for medical instruments
WO1997046489A1 (fr) * 1996-06-04 1997-12-11 Setoyama, Naomi Appareil generateur d'eau electrolysee, prodede de nettoyage utilisant de l'eau electrolysee, et agent de nettoyage utilise dans cet appareil
EP0838434A2 (en) * 1996-10-23 1998-04-29 Solenzara International Limited Electrolytic treatment of aqueous salt solutions
EP0838434A3 (en) * 1996-10-23 1998-07-22 Solenzara International Limited Electrolytic treatment of aqueous salt solutions
GB2316091B (en) * 1996-10-23 1999-06-16 Julian Bryson Electrolytic treatment of aqueous salt solutions
WO1999008719A3 (en) * 1997-08-13 1999-05-20 Steris Corp Sterilization apparatus utilizing catholyte and anolyte solutions
EP1032281A1 (en) * 1997-10-23 2000-09-06 Radical Waters IP (PTY) Ltd Aqueous solution for disinfecting an animal product, a method and a plant for such disinfection
EP1032281A4 (en) * 1997-10-23 2001-04-25 Radical Waters Ip Pty Ltd AQUEOUS SOLUTION FOR DISINFECTING AN ANIMAL PRODUCT, METHOD AND INSTALLATION FOR DISINFECTION
WO2000024432A1 (en) * 1998-10-23 2000-05-04 Radical Waters Ip (Pty) Limited Treatment of biofilm on marine seismographic equipment
WO2000024431A1 (en) * 1998-10-23 2000-05-04 Radical Waters Ip (Pty) Limited Method for applying bactericidal solutions
WO2010035894A1 (en) 2008-09-26 2010-04-01 Fujifilm Corporation Positive resist composition for immersion exposure and pattern forming method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2627100B2 (ja) 殺菌水製造方法及び装置
JP5595213B2 (ja) 殺菌水製造装置および殺菌水の製造方法
KR950027972A (ko) 전해 활성수 생성 및 반도체 기판의 웨트 처리
JPH11169856A (ja) 電解水生成装置
JPH07116664A (ja) 電解式殺菌洗浄装置
JP3358234B2 (ja) アルカリイオン整水器
KR100603536B1 (ko) 메쉬형 전극판을 갖는 전기분해장치
KR20070078823A (ko) 전해수 생성장치
JPH10328667A (ja) 殺菌水の生成方法
JP3948760B2 (ja) 洗濯水の製造機構
JP3718781B2 (ja) 電解槽における次亜塩素酸殺菌水と強アルカリ水の同時生成方法及びこの方法に使用する添加薬液
KR101798989B1 (ko) 차아염소산수 생성 장치
JP3359661B2 (ja) 連続式電解整水装置の洗浄・殺菌方法及びこの方法を実施する機構を備えた電解整水装置
JP3806626B2 (ja) 次亜塩素酸発生装置
KR19980041673A (ko) 산성 전해수 생성장치
JP2000093966A (ja) 電解装置
CN212375401U (zh) 不分腔电解生成有效氯的空间消毒机
JPH09108677A (ja) 電解水生成装置
JP3401294B2 (ja) 電解水処理方法
JP3991484B2 (ja) アルカリイオン整水器の制御方法
JP2000126775A (ja) 電解殺菌方法及びその装置
JP3357598B2 (ja) イオン水生成器および弱アルカリイオン水と弱酸性の殺菌水との生成方法
JP4114189B2 (ja) 水活性装置
JPH07163981A (ja) プールの水の殺菌装置
JP2001353488A (ja) 電解水生成装置