JPH07115448A - Psk受信機のafc装置 - Google Patents

Psk受信機のafc装置

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JPH07115448A
JPH07115448A JP5262162A JP26216293A JPH07115448A JP H07115448 A JPH07115448 A JP H07115448A JP 5262162 A JP5262162 A JP 5262162A JP 26216293 A JP26216293 A JP 26216293A JP H07115448 A JPH07115448 A JP H07115448A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP5262162A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Yamamoto
哲生 山本
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UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENK
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENK
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENK, UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK filed Critical UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENK
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 速い周波数変動に対して追従し、かつ位相誤
差も速く収束する。 【構成】 4相PSK変調信号が直交検波器12で直交
検波され、ルートコサインフィルタ17を通り標本化回
路18でシンボル周期で標本化され、位相誤差検出部1
9で位相誤差が検出される。補正部21でその位相誤差
と前回の位相誤差との差の絶対値がπ/4を超える場合
は前記の差の絶対値がπ/4以下となるようにπ/2を
加算又は減算して低域通過フィルタ22に供給し、その
出力で局部発振器13を制御する。フィルタ22の出力
の位相がπ/2を超えると補正リセット部31で検出し
て、フィルタ22の内部状態をクリアし、又、その時に
おける局部発振器13に対する補正制御を中止し、補正
部21での補正も中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば衛星通信の衛
星に搭載され、或いは移動通信機に用いられる受信機に
おいて、その入力2n 相PSK(nは1以上の整数)と
局部信号とを乗算し、その乗算出力として所定周波数、
所定位相の信号が得られるように上記局部信号を自動的
に制御する自動周波数制御装置、いわゆるAFC装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の装置を示す。入力端子11
に2n 相PSK変調信号(nは1以上の整数)が入力さ
れ、直交検波器12において局部発振器13の局部信号
により直交検波される。即ち、局部発振器13よりの局
部信号は入力端子11よりの入力信号と乗算器14で乗
算され、又、局部信号が移相器15でπ/2シフトされ
たものと入力信号とが乗算器16で乗算される。直交検
波器12は入力信号と局部信号との乗算器であって、こ
の直交検波器12より同相成分の検波出力、つまりI信
号と、直交成分の検波出力、Q信号とが得られてルート
コサインフィルタ17に入力される。このフィルタ17
で符号間干渉がないように処理されたI、Q信号は標本
化回路18においてI信号の振幅とQ信号の振幅とが、
その入力PSK信号のシンボル周期で検出される。これ
ら検出値I、Qは位相誤差検出器19に供給されて、入
力PSK信号の搬送波に対する局部信号の周波数ずれが
検出される。即ち、tan-1Q/I=θが搬送波の位相
角として検出され、このθは2n 相PSK変調の最大位
相偏位θM 内の位相に変換され、つまりθをθM で割っ
た残りが求められ、この変換された位相とθM /2との
差が位相誤差として検出される。4相PSKの場合にお
いては、θM はπ/2であり入力PSK変調信号はπ/
4、3π/4、5π/4、7π/4のいずれかの値をと
るから前述のような処理によって搬送周波数及び位相に
ずれがない場合は位相誤差は前記最大位相偏位θM 内の
位相に変換された位相がすべてπ/4となり、これとθ
M /2、即ちπ/4との差は0となり、検出位相誤差が
0となる。
【0003】このようにして検出された位相誤差は位相
誤差補正部21を通って低域通過フィルタ22に供給さ
れる。低域通過フィルタ22で積分された位相誤差は局
部発振器13に制御信号として供給され、位相誤差が小
さくなるように局部発振器13が制御される。つまり入
力信号の搬送波と局部信号との周波数及び位相とのずれ
が無くなり、直交検波器12から所定周波数、位相のベ
ースバンドI、Q信号が得られる。変調にもとづく位相
変化は残っている。
【0004】所定周波数及び位相に対するこの周波数及
び位相ずれが小さい場合は、つまり入力PSK変調波の
搬送波の周波数の変動が比較的遅い場合はその変動に追
従して、検出位相差が例えば図3Aに×印で示すように
生じた場合、低域通過フィルタ22の出力は曲線23に
示すようになり、その位相誤差が生じだし、これが増加
していくが、局部発振器13に対する制御がかかりだん
だん位相誤差が小さくなり、ゼロに収斂していく。
【0005】しかし、例えば図3Bに示すように位相誤
差の変動が速度が速く、その変動に追従することができ
ない場合は、図3Bの×印のように位相誤差がどんどん
増えて行き遂に4相PSKの場合にはπ/4を超える
と、位相誤差検出部19における前記処理の結果、例え
ば、正の位相誤差が生じていたところ負の位相誤差が生
じてしまう。このため本来は、例えば入力信号の搬送波
周波数が増加し、この周波数変動に追従するため局部発
振器の周波数を高くしなければならないところを、あた
かも入力信号の搬送波周波数が急激に減少したことを示
す位相誤差が生じ、局部発振器13の周波数を下げるよ
うに制御することがおこり正しく制御することができな
くなる。
【0006】このような場合においては従来において、
位相誤差補正部21において図3Cに示すように位相誤
差検出部19から入力された位相誤差a(n)から前回
の位相誤差補正部21の出力b(n−1)との差の絶対
値がπ/4、即ち一般にはθ M /2より小さいか否かを
チェックし(S1 )、小さい場合はその入力された検出
位相誤差a(n)をステップS0 でa(n)をb(n)
としそのままb(n)として出力し、小さくない場合は
a(n)がb(n−1)よりも大きいかどうかをチェッ
クし(S2 )、大きい場合はa(n)からπ/2(一般
にはθM )を引いた値をa(n)としてステップS1
戻る(S3 )。又、ステップS2 でa(n)がb(n−
1)よりも大きくない場合はa(n)にπ/2をたして
a(n)としてステップS1 に戻る(S4 )。このよう
な処理により、例えば図3Bにおいては検出位相誤差が
増加している状態において急に検出誤差が大きく負の値
となった場合は、そのマイナスの位相誤差に対してπ/
2が加算されて図のように×印の検出位相誤差が○印の
検出位相誤差に補正されて出力される。従って局部発振
器13に対する制御が急に逆になる恐れは無く、正しい
制御がおこなわれる。なお上述の処理はデジタル信号と
して行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】周波数のずれは位相の
変化と対応し、従って低域通過フィルタ22の出力をc
(n)とすると、局部発振器13においてはc(n)−
c(n−1)と対応した値で発振周波数を補正するよう
にし、又、c(n)ゼロになるように位相を制御する。
このような事が繰り返し行われるため、補正角周波数は Δω=Σg〔c(n)−c(n−1)〕 Σはn=0からnまで。
【0008】補正位相ω0 は ω0 =(1/N)Σc(n) Σはn=n−Nからnまで。デジタル処理により行う場
合においては、局部発振器13として前記Δωの角周波
数で発振させ、かつ、位相をω0 として入力搬送波に対
するずれを補正することもできる。或いは、入力信号の
搬送波周波数が正規の場合において直交検波出力に所定
周波数のベースバンド信号が得られるような周波数で局
部発振器13を発振させ、その発振周波数を前記Δωで
補正し、又、位相をω0 で補正してもよい。このように
周波数制御と位相制御とを行うが、周波数制御が終わ
り、つまり、Δωが0になるまでは位相制御は殆ど効果
が生じない。一方、位相誤差補正部21において前述し
たような補正が何度も同一方向に行われている状態にお
いては、制御されるべき位相誤差ω0 がかなり大きくな
っており、この位相制御に時間がかかる問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、低域
通過フィルタの出力の絶対値がある定めた上限値、例え
ば0.6θM 〜θM を超えたか否かを監視し、上限値を超
えると低域通過フィルタの内部状態をクリアし、かつそ
の処理サイクルでは局部発振器に対する補正制御を中止
し、また検出誤差の値を元の値に戻す。
【0010】つまり、周波数誤差の補正を制御する場合
においては差分を検出すればよく、c(n)の大きさ自
体は関係しない。そこで、c(n)が、θM /2を、例
えば1.3倍した大きさの値を超えた場合に前述したよ
うに低域通過フィルタの状態をリセットすると同時にa
(n)は補正しない値をそのままb(n)とし、つまり
検出誤差の値を補正しない元の値に戻す。これによりc
(n)が増加するのを防止する。ここで、この上限値は
実際に取りうる信号の状態によっては位相変化がθM
2に近い値があるため、θM /2よりやや大きい値、例
えば0.6θM 〜θM としている。
【0011】
【実施例】図1にこの発明の実施例を示し、図2と対応
する部分に同一符号を付けてある。この発明において
は、低域通過フィルタ22の出力c(n)が補正リセッ
ト部31に分岐供給され、補正リセット部31において
は低域通過フィルタ22の出力c(n)がθM /2より
大きな所定値を超えたか否かを監視し、超えた場合は低
域通過フィルタ22の内部状態をクリアし、かつ局部発
振器13におけるその発振周波数に対する補正制御を、
その処理サイクルにおいては中止し、又、位相誤差補正
部21におけるθM /2の加算或いは減算の補正動作を
停止する。このようにすることによって速い周波数変動
に対して正しく位相誤差を検出し、正しい動作をするこ
とができ、しかも位相誤差が累積して大きくなるのを防
止することができる。よって局部発振器13の発振周波
数を入力信号周波数の変動に速く追従させることがで
き、しかも位相誤差も速く補正することができる。上述
の各部の処理をDSP(デジタルシグナルプロセッサ)
で行わせてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、低
域通過フィルタ22の出力がθM /2よりも大きな所定
値を超えると、低域通過フィルタ22の内部状態をクリ
アすることによって位相誤差の絶対値が大きくなるのを
防止することができ、しかも発振周波数の制御を高速な
周波数変動に対しても追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】従来のAFC装置を示すブロック図。
【図3】Aは正常に制御が行われている状態における位
相誤差と低域通過フィルタの出力とを示す図、Bは周波
数変動速度が速くて位相誤差が正しく検出されない状態
と、それに対する補正を示す図、Cはその補正処理の手
順を示す流れ図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力2n 相PSK(nは1以上の整数)
    変調信号を局部発振器の局部信号と乗算し、 その乗算出力から上記入力2n 相PSK変調信号の位相
    を検出し、 その検出位相を上記2n 相PSK変調の最大位相偏位θ
    M 内の位相に変換し、 その変換された位相と、θM /2との差をとって位相誤
    差を検出し、 その検出位相誤差を低域通過フィルタに通し、その低域
    通過フィルタの出力にて上記局部発振器を制御して、上
    記乗算出力として所定周波数、所定位相の信号を得、 かつ、位相誤差補正手段により上記検出位相誤差と前回
    の検出位相誤差との差の絶対値をとり、その絶対値がθ
    M /2を超える場合は、上記検出位相誤差にθ M を加算
    又は減算して、上記絶対値がθM /2以下になるように
    するPSK受信機のAFC装置において、 上記低域通過フィルタの出力の絶対値がある定めた上限
    値(例えば0.6 θM 〜θM )を超えたか否かを監視し、
    上限値を超えると検出誤差の値を元の値に戻し、上記低
    域通過フィルタの内部状態をクリアし、かつ、その処理
    サイクルでは上記局部発振器に対する補正制御を中止す
    る手段、 を設けたことを特徴とするPSK受信機のAFC装置。
JP5262162A 1993-10-20 1993-10-20 Psk受信機のafc装置 Pending JPH07115448A (ja)

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JP5262162A JPH07115448A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 Psk受信機のafc装置

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JP5262162A JPH07115448A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 Psk受信機のafc装置

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JPH07115448A true JPH07115448A (ja) 1995-05-02

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ID=17371930

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JP5262162A Pending JPH07115448A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 Psk受信機のafc装置

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JP (1) JPH07115448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587523B1 (en) * 1998-06-12 2003-07-01 Nec Corporation Radio signal receiving apparatus and a method of radio signal reception

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6587523B1 (en) * 1998-06-12 2003-07-01 Nec Corporation Radio signal receiving apparatus and a method of radio signal reception

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