JPH0711351Y2 - 玩具銃エアーソフトガン等で反復射撃ができる標的 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この考案は、玩具銃射撃において、弾丸の当的位置の容
易な確認と、何度でも使える標的に関するものである。

（ロ）従来の技術 従来玩具銃の標的を、いくつか上げると ・紙製であり、これを弾丸で打ちぬき、この穴で当的
位置を確認するもの。

・弾丸の中に少量のインクが入っていて的に当たると
弾丸が破裂し、インクの色でマーキングをするもの。

・標的が硬い材質できていて、弾丸が当たるとその勢
いで、標的が何らかの面白い動きをするように作られて
いるもの。

以上主なものを三種類上げたが、では紙製なので、安
価ではあるが穴の数が増せば使用出来なくなり、では
弾丸自体が比較的高価で、弾丸が壊れて中のインクで当
的位置をしるすので、弾丸は一度きりである、では的
に当たったことは、わかるが、どこに当たったか分から
ない等、それぞれ短所がある。

エアーソフトガンは、玩具銃であるがその仕組みは、空
気銃（エアーライフル）と変わりなく、圧縮空気圧を玩
具用に弱め、弾丸は、硬質プラスチック弾（直径6mmの
球形）を使用する銃である、元来の玩具銃に比べ命中精
度が抜群に良く、当たったときの衝撃が協力である。

高性能な銃であるが、玩具なので、標的は使い勝手が良
く、繰り返し使えるのが望ましい。

尚多機能ゲルとは、アルファゲル（登録商標）のことで
ある、性質の少し違う三種類がある。

（ハ）考案が解決しようとする問題点 しかし、業者はこれらの欠点を解決しようとするより
も、それぞれの良いところをとりだしそれをおし
すすめてきた、つまり短所を長所で補ってきたのであ
る、は安価、は場所を選ばずどこにでもマーキング
できる、は弾丸が当たったときの的の面白さ等であ
る。

加うるに、的に適した素材が容易に見あたらなかったこ
とが大きな原因であると考えられる。

（ニ）問題点を解決するための手段 本考案を図によって説明すると、的となる部分２に、多
機能ゲルを採用したのである。

多機能ゲルは、衝撃緩衝効果に優れ同時に振動吸収・防
止し、そして弱い粘着性と復元力を持った、外見がこん
にゃく状の剛性のない柔軟な素材である、これをマット
状（基本型が厚さ1cm、縦、横が、それぞれ15cmの直方
体）にして、標的支持体（合成樹脂製、木製、軽金属
製、ゴム製等）１にはめ込み式又は、接着材料等で固着
せしめたのである。

（ホ）作用 このようにして、一般的な射撃距離、2mから10m、離れ
て射撃した場合、弾丸が的に当たった瞬間その場所に、
ぶれもなく見事に付着して弾丸自身で当的位置をしるす
のである。

（ヘ）考案の効果 しかも、不着した弾丸は、指で簡単に取ることができ、
的が衝撃を吸収するので、弾丸には何ら悪影響がない、
弾丸の表面もべとついたりしないので、弾丸は何回でも
使用できるのである。

又、この的の最大の効果は、撃って付着した弾丸を取り
除けば何度でも射撃できることであり、そして、この標
的の性能は日常生活での温度変化に左右されことが無
い、さらに、図の１に２をはめ込み式にして的の表を使
用した後に裏返し、両面を使用すれば、耐久期間が二倍
に向上する。

加えて、的に付着した弾丸をワンタッチで回収できる装
置を取り付けると、さらに便利である。

尚、類似した素材で粘着シートとか、鳥もち等がある
が、前者は低温になると粘着性が低減し、衝撃吸収がな
いので弾丸を反発してしまい、後者は、的に当たった弾
丸の表面が粘着物で汚れる為、両者共目的が達せられな
い。

本考案はかくのごとく、構造簡単で、実用効果の大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は標的の斜視図、第２図は平面図、第３図は立面
図、第４図は平面図を、線Ａ−Ａで面に対して直角に切
った断面図である。 １……支持体、２……的、３……的を支持体に、はめ込
み式する為の前面パネル、４……脚部（90度回転させる
と標的と一体になる）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】標的支持体１と、的となる部分２とを組み
   合わせたもので、前記的となる部分に多機能ゲルを用い
   た標的