JPH0711351A - 溶融金属の浴中で金属粒子を溶解する方法及び装置 - Google Patents

溶融金属の浴中で金属粒子を溶解する方法及び装置

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JPH0711351A
JPH0711351A JP3298944A JP29894491A JPH0711351A JP H0711351 A JPH0711351 A JP H0711351A JP 3298944 A JP3298944 A JP 3298944A JP 29894491 A JP29894491 A JP 29894491A JP H0711351 A JPH0711351 A JP H0711351A
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JP
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molten metal
hub
shaft
metal
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JP3298944A
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English (en)
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Ronald E Gilbert
イー ギルバート ロナルド
George S Mordue
エス モーデュ ジョージ
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Original Assignee
Kennecott Mining Corp
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Publication date
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B21/00Obtaining aluminium
    • C22B21/0084Obtaining aluminium melting and handling molten aluminium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C7/00Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C7/00Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、金属粒子が浴中の溶融金属
と混合され且つ溶融金属中への導入の直後に沈降される
ようにした技術を提供することにある。 【構成】 本発明の装置は、インペラを備えており、該
インペラは、上面及び下面と、4つの側壁と、幅と、奥
行と、高さとをもつ直角柱を有しており、前記幅が奥行
にほぼ等しく、インペラの上面にはハブが形成されてお
り、インペラは更に、ハブから半径方向外方に突出して
いる複数のベーンを有しており、該ベーンが上面上に配
置されており、インペラは溶融金属の浴中に浸漬するこ
とができ、長い回転可能な軸を更に備え、該軸はインペ
ラに剛接されており且つインペラの上面から突出してお
り、軸は浴の上面から突出するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属粒子を溶解する技術
に関し、より詳しくは、アルミニウムのような軽金属の
スクラップ粒子を迅速に溶解する技術及びその中にガス
を分散させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】切屑、穿孔屑及び旋削屑等の軽量低密度
のスクラップ金属粒子が、多くの金属加工作業の副産物
として発生する。また、金属缶、より詳しくは飲料水容
器として用いられているアルミニウム缶の形態で、大量
のスクラップ金属も存在する。便宜上、本願明細書にお
いては、これらのあらゆるスクラップ金属を、「スクラ
ップ金属」及び「粒子(particles)」と呼ぶことにす
る。生産的使用のためにスクラップ金属を回収するには
スクラップ金属の再溶解が必要であるが、残念なこと
に、スクラップ金属の再溶解を試みるには多くの問題が
存在する。これらの問題は、溶解時に金属が酸化される
傾向があるため、アルミニウムのような軽金属の場合に
特に重大である。これらの問題は、(1)小さな粒子は
比較的大きな表面対体積比を有すること、及び(2)小
さくて軽い粒子は溶解浴の表面(ここで粒子が酸化され
る)に留まり易いのに対し、大きくて重い粒子は、酸化
されることなく迅速に表面下に沈降すること等の理由か
ら、スクラップ金属の大きな粒子よりも、小さな粒子の
場合に重大である。
【0003】スクラップ金属の溶解には反射炉が使用さ
れているけれども、小さな粒子のスクラップ金属を溶解
する場合には、機械式パドラ(puddlers) を用いてかな
りの回収率が得られるようにする必要がある。しかしな
がら、パドラは高価で、大形で、機械的に複雑であり、
更には鉄汚染の原因にもなる。更に、機械式パドラの場
合でも、スクラップ金属の溶解がゆっくり行われるた
め、金属が溶解する前に酸化される傾向があり、従って
所望の回収率よりも低い回収率しか得られない。本願明
細書で使用される「回収率(recovery rate)」とは、次
のように定義される。すなわち、 である。
【0004】この状況は、誘導炉を用いることにより改
善される。誘導炉では、溶融金属中に強い誘導電流がで
きることにより攪拌作用が生じ、このため、スクラップ
金属は表面に付加的な酸化物が形成される前に迅速に沈
降する。また、高温燃焼が存在しないため、酸化物は殆
ど又は全く生成されない。この結果、97%のオーダの
回収率が達成される。誘導炉による溶解技術の主な欠点
は、炉のイニシャルコストが高いこと、及び反射炉に比
べてキャパシティがかなり小さいことである。従って、
高い回収率が得られるにもかかわらずコストが非常に高
く、このスクラップ回収方法を不経済なものとしてい
る。誘導炉溶解技術の他の欠点は、該技術が、連続工程
ではなくバッチ工程により行われることである。
【0005】スクラップ金属を回収する場合の問題につ
いての別の試みが、V.D. Sweeney等に係る米国特許第3,
272,619 号(以下、「'619号特許」と呼ぶ)に開示され
ている(尚、'619号特許の開示は本願が参考としたもの
である)。'619号特許においては、溶融金属は、反射炉
から、渦流を発生する外部のるつぼを通して循環され、
再び反射炉に戻される。反射炉内ではスクラップ金属の
溶解は行われず、スクラップ金属は、外部のるつぼ内に
生じた渦流中に導入される。スクラップ金属が渦流中を
旋回沈降するとき、スクラップ金属粒子が最終的に溶解
される。循環される溶融金属の温度、粒子の含水量、る
つぼへの粒子の供給速度等のパラメータを適当に制御す
ることにより、約90%の回収率が達成される。
【0006】'619号特許に開示された装置はかなり効率
の良いものであるが、或る問題が存在する。'619号特許
には、渦流の強さは所望の沈降速度が得られるように調
節できると述べられているが、実際にこの調節を行うこ
とは困難であることが実証されている。るつぼ中の溶融
金属の大きな表面張力のため、固体粒子は、渦流の表面
上で、炉への戻りパイプより完全に下に維持される。こ
の結果、固形物及び空気が炉に到達できるため、その後
の溶解効率が低下される。実際に、溶解すべきスクラッ
プ金属が過度に空気に曝されるため、好ましくない量の
ドロス(渣滓)が形成される。酸化物で覆われた金属塊
(以下、「凝集物」と呼ぶ)が、完全にるつぼを通過し
て炉に戻ることが可能である。'619号特許の装置につい
ての他の関心事は、流れの変化に対するるつぼの感度で
ある。るつぼは、金属がるつぼの頂部近くを流れるとき
に最も効率が良いため、流量が僅かでも増大するとるつ
ぼから溢れてしまう。また、るつぼにおける作業レベル
がそのように高いと、るつぼ自体による熱損失が生じ
る。
【0007】1988年5月31日付のElliot B. Gordon等
に係る米国特許第4,747,583 号には、'619号特許に係る
装置の改良が開示されている。この'583特許において
は、金属粒子は、るつぼ内に配置された垂直方向のスリ
ーブから半径方向外方に突出している静止ブレードによ
り、るつぼ内の渦流中を流れる溶融金属と混合される。
ブレードは、溶融金属の表面上に堆積される粒子が溶融
金属の流れ中に導入されるほぼ直後に沈降するように、
溶融金属の表面に対して配置されている。これは、溶融
金属を下方に偏向させるブレードを、該ブレードに捕捉
される金属粒子に当てることにより達成される。
【0008】1986年7月8日付のPaul V. Cooperに係る
米国特許第4,598,899 号においては、スクラップ金属粒
子の溶解は、溶融金属の浴中にオーガを配置し、該オー
ガを回転させて溶融金属をオーガ内へと下方に吸引し、
金属粒子を溶融金属浴の表面上に堆積させることにより
達成される。オーガの作用により、粒子はオーガを通っ
て下方に吸い込まれ、ここで粒子は溶融金属と緊密に接
触して溶解される。この'899号特許に開示の装置は非常
に有効であるが、或る関心事については説明されていな
い。'899号特許に開示されたオーガはいわゆるシュラウ
ド(被筒)形オーガ、すなわち、ブレードの最外端部が
中空円筒体により包囲された複数の半径方向のブレード
を備えている。このオーガの形状はかなり複雑なため、
その製造は比較的高価且つ困難である。また、このオー
ガは、浴中の溶融金属の深さに対して比較的敏感であ
り、且つブレードとこれを包囲する中空円筒体とにより
形成される空間が金属粒子により詰まり易い傾向があ
る。
【0009】Paul V. Cooperに係る「金属粒子の溶解
(Melting Metal Particles)」という名称の1990年2月
2日付米国特許出願第473,489 号(以下、「金属粒子の
溶解特許(Melting Metal Particles Patent) 」と呼
ぶ)には、'899号特許の装置の改良が開示されている。
この「金属粒子の溶解特許」においては、溶融金属の浴
中に軸支持形の回転インペラが浸漬され且つ回転される
ようになっている。インペラの回転により渦流状の流れ
が形成される。インペラの近くの溶融金属の表面上には
金属粒子が堆積されるが、渦流の作用により金属粒子は
殆ど瞬時に沈降される。
【0010】この「金属粒子の溶解特許」に使用されて
いる特別なインペラは非常に有効であることが実証され
ている。このインペラは、特別有効な混合作用を与える
鋭い角縁部を備えた直角柱(rectangular prism)の形態
をなしており、シュラウドを設ける必要はない。インペ
ラの形状が簡単であるため、安価で信頼性があり、驚異
的なことに極めて効率良く作動する。
【0011】この「金属粒子の溶解特許」に開示された
装置は、金属粒子と溶融金属とを迅速に混合させる点で
有効であるが、或る関心事については説明されていな
い。これらの関心事の1つは、形成できる渦流の強さに
関することである。金属粒子を有効に沈降させる強い渦
流を形成するためには、「金属粒子の溶解特許」におけ
るインペラは、浴の表面にかなり近い位置で作動させる
必要がある。
【0012】金属粒子と溶融金属とを迅速に混合させる
のに利用できる技術として好ましいものは、(1)安価
であること、(2)るつぼのみならず種々の容器と共に
使用できること、(3)信頼性が高いこと、(4)寿命
が長いこと、及び(5)その混合作用が有効であること
(特に、溶融金属浴中の比較的深い位置で強い渦流を形
成できること)である。また、混合機(ミキサ)は、良
好な混合結果が得られると同時に、できる限り低速で作
動できるものが好ましい。更に、装置は、金属粒子が詰
まり難い又は詰まらない形状を有していることが好まし
い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記観点から、本発明
によれば、金属粒子を溶解する新規で改善された技術で
あって、金属粒子が、浴中の溶融金属と混合され且つ溶
融金属中に導入されたほぼ直後に沈降されるようにした
技術が提供される。これは、軸支持形の回転可能なイン
ペラを溶融金属中に浸漬して、該溶融金属中で回転する
ことにより達成される。インペラの回転により渦流状の
流れが形成される。その後、インペラの近くにおける溶
融金属の表面上には金属粒子が堆積されるが、溶融金属
及びインペラが移動しているために、金属粒子は殆ど瞬
時に沈降される。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施例
においては、インペラは、鋭い縁部で形成された角部を
備えた全体として板状の直角柱の形態を有している。イ
ンペラは直立した中央部分を有しており、該中央部分に
軸が連結される。直角柱の中央部分から角部に向かっ
て、複数のベーンが半径方向外方に向かって延びてい
る。これらのベーンは互いに直角に配置されており且つ
直角柱の上面に対してほぼ垂直に配置されている。好ま
しくは、ベーンは、中央部分の領域における厚い部分か
ら直角柱の角部に配置された比較的幅狭の先端部分まで
テーパしている。
【0015】本発明のインペラは、「金属粒子の溶解特
許」に記載され且つ特許請求されているインペラより複
雑であるけれども、その形状はかなり簡単であり、従っ
て比較的安価に製造することができる。本発明のインペ
ラは作動に信頼性があり、有効な渦流形成作用が得られ
る。本発明の利点は、インペラを浴中の比較的深い位置
に配置でき、同時に強い渦流をつくり出すことができる
ことにある。従って、所与の時間内において、従来の装
置よりも多量の金属粒子を溶解できる。また、金属粒子
を迅速に沈降させることができるため、好ましくないド
ロス又は他の酸化物の形成を防止することができる。
【0016】本発明によるインペラには詰まるようなオ
リフィスが存在しないため、インペラが金属粒子で詰ま
ってしまうことはない。また、板状直角柱に対するベー
ンの特別な配置により、ベーンを充分強固に支持するこ
とができる。更に、ベーンが、ハブとの間に何らの間隙
もなくしてハブから突出しているため、ベーンの内方部
分は、作動時に溶融金属から出るガスの逆流をなくすこ
とができる。
【0017】本発明によるインペラはまた、溶融金属中
にガスを分散させるのにも使用することができる。その
ようなことを行いたい場合には、「ガス分散特許」に記
載されている技術を、ガス状の精錬剤を用いたスクラッ
プ溶解の間に行う現場での金属精錬に用いることができ
る(この点で、他の純粋なスクラップ沈降装置とは異な
っている)。また、そのような結果を達成したい場合に
は、インペラの底面に形成された開口を通る長手方向の
ボアをインペラの軸に形成することができる。ガスは、
ポンプにより軸を通して供給し、インペラの下面に沿っ
てインペラから排出することができる。このような構成
により、ガスが回転するインペラの側面に沿って上昇す
るときに、インペラは、ガスを、微細に分割された気泡
に剪断することができる。
【0018】
【実施例】図1〜図3において、本発明による金属粒子
の溶解装置は、その全体が参照番号10により示されて
いる。この溶解装置10は種々の環境において使用でき
るが、ここでは代表的な一例について説明する。反射炉
12は、ポンプウェル16、充填ウェル18及び除滓ウ
ェル20と流体連通している炉床14を有している。炉
床14は、ポンプウェル16と連通している開口24を
備えた前壁22を有している。側壁26がポンプウェル
16の一部を形成している。前壁28及び床29は、炉
(反射炉)12の幅を横切って配置されていて、ウェル
16、18、20の一部を形成している。
【0019】傾斜する内表面を備えた側壁30が両壁2
2、28を連結しており且つ除滓ウェル20の一部を形
成している。両壁22、28の間に配置された壁32
が、ポンプウェル16及び充填ウェル18の一部を形成
している。壁32は、両ウェル16、18間の流体連通
を可能にしている開口34を備えている。壁22からは
壁36が突出していて、充填ウェル18と除滓ウェル2
0とを分割している。この壁36は壁28とは接触して
おらず、従って、両ウェル18、20間を流体連通可能
にする空所38が形成されている。壁22は、除滓ウェ
ル20と炉床14との間を流体連通可能にする開口40
を備えている。
【0020】反射炉12及びウェル16、18、20内
には、溶融金属が入れられる。溶融金属の表面が破線4
2で示されている。本願明細書で使用する「溶融金属」
とは、アルミニウム、銅、鉄、及びこれらの合金を含む
あらゆる金属をいうものと理解すべきであるが、本発明
は、アルミニウム及びアルミニウム合金に対して特に有
効である。
【0021】ポンプウェル16内には循環ポンプ44が
配置されている。この循環ポンプ44は、金属をポンプ
ウェル16から開口34を通して充填ウェル18内に循
環できる本質的機能を有するものであれば、どのような
形式のポンプでもよい。適当な循環ポンプとして、Carb
orundum 社のMetaullics Systemsディビジョン(31935
Aurora Road, Solon, Ohio 44139) から形式番号M−3
0等として市販されているものがある。
【0022】特に図2及び図3に示すように、前壁22
の前方には、コンベア46が充填ウェル18に隣接して
配置されている。コンベア46によりスクラップ金属の
粒子48が搬送され、充填ウェル18内に排出される。
本発明の混合装置(溶解装置)10は、駆動モータ/支
持体50を有している。駆動モータ/支持体50は、充
填ウェル18のほぼ中央において、該充填ウェル18の
上方に配置されている。駆動モータ/支持体50の下か
ら、カップリング52が突出している。カップリング5
2の下からは、垂直方向の長い軸54が下方に突出して
いる。カップリング52から遠い側の軸54の端部に
は、インペラ56が固定されている。図1〜図3から明
らかなように、インペラ56は、溶融金属42の表面か
らかなり下の位置において溶融金属中に配置されてい
る。最高性能が得られるようにするには、インペラ56
を溶融金属42の表面下約4〜12インチ(約10〜3
0cm)の範囲内に配置すべきである。
【0023】処理すべき溶融金属がアルミニウムである
場合には、通常、軸54及びインペラ56はグラファイ
ト(黒鉛)で作られる。所望ならば、セラミック又は鋳
造可能な耐火性組成物等の他の材料を用いることができ
る。グラファイトを用いる場合には、酸化及び侵食に耐
え得るように、グラファイトにコーティングその他の処
理を施すのが好ましい。グラファイト部品の耐酸化及び
耐侵食処理剤は、例えば、Carborundum 社のMetaullics
Systemsディビジョン(31935 Aurora Road, Solon, Oh
io 44139) 等の供給源から市販されているものがある。
【0024】図5及び図6に示すように、インペラ56
は、上面58と、下面60と、側壁62、64、66、
68とを備えた比較的薄い直角柱で構成されている。上
下の面58、60は互いに平行であり、また側壁62、
66と側壁64、68とは互いに平行である。上下の面
58、60及び側壁62、64、66、68は平らな面
であり、鋭い直角の角部70を形成している。
【0025】側壁62、66は符号Aで示す幅を有して
おり、一方、側壁64、68は符号Bで示す奥行を有し
ている。インペラ56の高さ、すなわち上下の面58と
60との間の距離は符号Cで示されている。寸法Aは寸
法Bに等しく、寸法Cは寸法Aの約1/20に等しくす
るのが好ましい。上記寸法からの偏差は可能であるが、
最高性能は、寸法A及び寸法Bが互いに等しく(平面図
で見て、インペラ56は正方形である)且つ角部70が
鋭い直角である場合に得ることができる。また、角部7
0は、下面60から少なくとも或る短い距離の間は、下
面60に対して垂直にすべきである。
【0026】図示のように、角部70は下面60に対し
て垂直であり、上面58との交差部に対しては完全に垂
直である。好ましいことではないが、上面58を下面6
0より大きく(又は小さく)することができ、或いは下
面60に対して上面58を傾斜させることもできる。こ
れらのいずれの場合においても、角部70は下面60に
対して垂直でなくてもよい。しかしながら、最高性能
は、角部70が下面60に対して正確に垂直である場合
に得られる。また、インペラ56は、平面図で見て三角
形、五角形又は他の多角形にすることも可能であるが、
正方形の直角柱以外の形状は混合作用が低下すると考え
られる。
【0027】可能であれば、寸法A及びBを、充填ウェ
ル18の寸法に関連付けるべきである。図4において、
寸法Dは充填ウェル18の平均内径を表すものである。
より詳しくは、インペラ56は、該インペラ56が充填
ウェル18内の中央に配置されており且つ寸法A及びD
の比が1:6〜1:8の範囲内にあるときに最高性能を
発揮できることが判明している。インペラ56は、実際
にいかなるサイズ又は形状の充填ウェル18内でも充分
に機能するけれども、前述の関係が好ましい。
【0028】インペラ56は、その上面58の中央から
突出する直立中央部分すなわちハブ72を備えている。
複数のベーン74、76、78、80がハブ72から半
径方向外方に延びている。各ベーン74、76、78、
80は、ハブ72に連結された比較的厚い内方部分82
と、各角部70に配置された比較的鋭い縁部をもつ先端
部84と、内方部分82から先端部84に向かって滑ら
かにテーパしている1対の対向側壁86とを有してい
る。ハブ72の最上方部分及びベーン74、76、7
8、80は、図5において参照番号88で示す面を形成
している。この面88は上下の面58、60に対して平
行である。各先端部84は、ベベル状部分90と、該ベ
ベル状部分90の交差部に位置している尖鋭縁部92に
終端している。各縁部92は角部70と一致している。
【0029】図5及び図6から明らかなように、ベーン
74、76、78、80は、上面58に対して全体とし
て垂直に配置されている。ベーン74、76、78、8
0は上面58に剛接され、該上面58により補強されて
いる。ベーン74、76、78、80は互いに直角に配
置されている。すなわち、所与の任意のベーンが、隣接
するベーン間で等距離に配置されている。また、ベーン
74、78のそれぞれの長手方向軸線は、互いに整合し
ており且つ一方の角部70から反対側の角部70へと延
びている。同様に、ベーン76、80も、これらが一方
の角部70から他方の角部70に向かって配置されるよ
うに、それぞれの長手方向軸線が互いに整合している。
【0030】軸54は長い円筒状の中央部分94を有し
ており、該中央部分94からは上下のねじ端部96、9
8が突出している。通常、軸54及びインペラ56は中
実である。しかしながら、Paul V. Cooperに係る「溶融
金属中へのガスの分散(Dispersing Gas into Molten M
etal) 」という名称の1988年7月22日付米国特許出願
第222,934 号(以下、「ガス分散特許(Dispersing Gas
Patent)」と呼ぶ)に記載されているように、軸54に
は、両ねじ端部96、98を通って開口している長手方
向のボアを設けることもできる。ガス分散ができるよう
にしたい場合には、軸54を、単に、市販のフラックス
管又はガス噴射管の両端部にねじを形成することにより
製造することができる。本発明に使用するのに適した一
般的なフラックス管は、2.875 インチ(約7.303 cm) の
外径、直径0.75インチ(約1.91cm) のボア径、及び充填
ウェル18の深さに応じた長さを有している。
【0031】図5及び図6に示すように、軸54の下端
部98は、該軸54の円筒状部分(中央部分)94によ
り形成された肩部がハブ72の面88と係合するまで、
ハブ72に形成された開口100内にねじ込まれる。ガ
ス分散できるようにしたい場合には、開口100がイン
ペラ56を完全に貫通するようにする。上記のように軸
54をねじ連結すれば、組立て及び分解が容易なため好
ましいことがあるけれども、軸54はねじ連結以外の技
術、例えば接着又はピン止め等によりインペラ56に剛
接することもできる。ユニファイ並目ねじ(4−1/2 ”
インチピッチ(約101.6mm −6.35mmピッチ) )を用いれ
ば、製造及び組立てが容易になる。
【0032】本発明の溶解装置10の作動において、先
ず循環ポンプ44を付勢し、溶融金属42が、炉床14
から開口24を通り、ポンプウェル16から充填ウェル
18内へと流れることができるようにする。充填ウェル
18内の金属は、最終的に空所38を通って除滓ウェル
20内に移動され、更にここから開口40を通って炉床
14内に移動される。
【0033】上から見たとき、インペラ56は図示(図
2)のように時計回り方向に回転される。溶融アルミニ
ウム及びその合金の場合には、インペラ56は50〜3
00rpm の範囲内で回転させるべきであり、最高の沈降
及び金属溶解効率が得られるようにするには、約85〜
90rpm が好ましい。この回転速度において、インペラ
56は、充填ウェル18内に入れられた溶融金属42中
において、滑らかで強い渦流を形成する。コンベア46
を付勢すると、スクラップ金属の粒子48が溶融金属4
2の表面上に堆積される。インペラ56により伝達され
る混合作用により、粒子48はほぼ瞬時に沈降されて迅
速に溶解される。インペラ56により伝達される混合作
用の効率により、事実上、酸化物は全く形成されず且つ
凝集は最小限に留められるか無くなる。
【0034】「ガス分散特許」において説明されている
ように、本発明の装置10は、溶融金属42中にガスを
噴射するのに使用することもできる。本願明細書で使用
する「ガス」の用語は、これらのガスが混合される溶融
金属に浄化作用を及ぼすことができるアルゴン、窒素、
塩素、フレオン等を含むあらゆるガス及びこれらの組合
せを意味するものと理解すべきである。溶融アルミニウ
ム及び溶融アルミニウム合金中に窒素、アルゴン及び塩
素等のガスを導入して、水素ガス、非金属含有物、マグ
ネシウム(デマッギング(de-magging)) 、及びアルカリ
金属(リチウム、ナトリウム及びカルシウム)等の好ま
しくない成分を除去することは慣用的に行われている。
溶融金属に添加されるガスは、好ましくない成分と化学
的に反応して、これらの好ましくない成分を、溶融金属
の残部から容易に分離できる形態(例えば、沈澱物又は
ドロス)に変換する。できる限り良い結果が得られるよ
うにするには、ガスが好ましくない成分と効率良く結合
することが必要であり、そのためには、ガスをできる限
り小さな気泡として供給すること、及びこれらの気泡を
溶融金属の全体にわたって均一に分散させることが必要
である。
【0035】「ガス分散特許」においてより詳細に説明
されているように、本発明の装置10をガス分散装置と
して使用する場合には、軸54のボアをガス供給源(図
示せず)に連結する。溶融金属中にインペラ56を浸漬
し、軸54のボアを通してガスを供給すれば、ガスは大
きな気泡の形態で開口100から排出され、これらの気
泡はインペラ56の下面60に沿って外方に流れる。軸
54の回転により、インペラ56は回転される。溶融金
属の比重よりガスの比重の方が小さいと仮定すれば、ガ
ス気泡は、インペラ56の側壁62、64、66、68
の下縁部を通過すると同時に上昇し、必然的に、ガス気
泡は鋭い角部70及び縁部92と接触する。これによ
り、気泡は微細な気泡に剪断され、これらの微細な気泡
は外方に放出されて、インペラ56により攪拌されてい
る溶融金属42と完全に混合する。溶融金属42がアル
ミニウムであり且つ処理ガスが窒素、アルゴン又は塩素
或いはこれらの混合ガスである特定の場合には、軸54
は200〜350rpm の範囲内で回転すべきである。4
つの角部70及び4つの縁部92が存在するため、上記
範囲内で回転させれば、800〜1,400rpmの剪断縁回転
が生じることになる。
【0036】本発明の装置10をガス分散装置として使
用するとき、インペラ56を、本発明の装置10が配置
される容器の底部に比較的近接させて配置されることが
期待される。この場合には、インペラ56の回転により
溶融金属の表面には渦流が形成されないか、最高でも僅
かな渦流作用が創出されるに過ぎない。本発明の装置1
0をガス分散装置として使用することにより、微細に分
割された気泡の形態の大量のガスは溶融金属中に導入さ
れ、このようにポンプにより送出されるガスは長い滞留
時間を有している。本発明の装置10は、1〜2ft3/mi
n (約0.028 〜0.056 m3/min) の公称流量でガスをポン
プ送出でき、詰まりを生じさせることなく4〜5ft3/mi
n (約0.11〜0.14 m3/min)という高流量を達成できる。
本発明の装置10は、ガスの分散及び分散ガスと溶融金
属42との混合とを非常に効率良く行うことができる。
【0037】本発明の装置10は非常に安価であり且つ
製造が容易であると同時に、あらゆる種類の溶融金属の
貯蔵及び輸送装置並びに溶融金属の表面上に粒子を堆積
させるあらゆる種類の技術に適用できる。本発明の装置
10の重要な利点は、本発明の装置10をスクラップ金
属の溶解装置として使用する場合に、インペラ56を溶
融金属の表面下の比較的離れた位置に配置できることで
ある。このため、従来の渦流形成装置により形成される
渦流よりも強力で深い渦流を形成することができ、従っ
て、従来の装置よりも、所定の時間内でより多量の金属
粒子を高効率で溶解できる。
【0038】本発明の装置10は正確に機械加工された
複雑な部品を必要としないので、酸化及び侵食に対する
抵抗が大きく且つ大きな機械的強度を有している。イン
ペラ56及び軸54は、溶融金属42に対し頑丈な表面
を有しているため、粒子48又は凝集物等のような、ド
ロス又は異物により詰まってしまうオリフィス又はチャ
ンネルは存在しない。
【0039】以上、本発明を、或る程度の特定性をもつ
好ましい形態について説明したけれども、上記説明は単
なる例示であり、本発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となく種々の変更を施すことができる。本発明に存在す
る特許性のある新規性についての全ての特徴は、特許請
求の範囲に記載の表現によりカバーされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の概略斜視図であり、明瞭化
のために幾つかの部品を省略した状態を示すものであ
る。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図2に3−3線で示す平面における図1の装置
の断面図である。
【図4】図2に4−4線で示す平面における図1の装置
の断面図である。
【図5】インペラとその軸とを互いに間隔を隔てた関係
で示した、図4の装置の拡大図である。
【図6】図5のインペラの平面図である。
【符号の説明】
10 金属粒子の溶解装置 12 反射炉 14 炉床 16 ポンプウェル 18 充填ウェル 20 除滓ウェル 24 開口 38 空所 40 開口 42 溶融金属の表面(溶融金属) 44 循環ポンプ 46 コンベア 48 スクラップ金属の粒子 50 駆動モータ/支持体 54 インペラの軸 56 インペラ 58 インペラの上面 60 インペラの下面 62 インペラの側壁 64 インペラの側壁 66 インペラの側壁 68 インペラの側壁 70 インペラの角部 72 インペラのハブ 74 ベーン 76 ベーン 78 ベーン 80 ベーン 84 鋭い縁部の先端部 90 ベベル状部分 92 尖鋭縁部 94 インペラの軸の中央部分 100 開口

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属の浴中で金属粒子を溶解する装
    置であって、 インペラを備え、該インペラは、上面及び下面と、4つ
    の側壁と、幅(A)と、奥行(B)と、高さ(C)とを
    もつ直角柱を有しており、幅(A)が奥行(B)にほぼ
    等しく、インペラの上面にはハブが形成されており、イ
    ンペラは更に、ハブから半径方向外方に突出している複
    数のベーンを有しており、該ベーンが前記上面上に配置
    されており、インペラは溶融金属の浴中に浸漬すること
    ができ、 長い回転可能な軸を更に備え、該軸はインペラに剛接さ
    れており且つインペラの上面から突出しており、軸は浴
    の上面から突出している、ことを特徴とする溶融金属の
    浴中で金属粒子を溶解する装置。
  2. 【請求項2】 溶融金属の浴中で金属粒子を溶解する方
    法であって、 インペラを備え、該インペラは、上面及び下面と、4つ
    の側壁と、幅(A)と、奥行(B)と、高さ(C)とを
    もつ直角柱を有しており、幅(A)が奥行(B)にほぼ
    等しく、インペラの上面にはハブが形成されており、イ
    ンペラは更に、ハブから半径方向外方に突出している複
    数のベーンを有しており、該ベーンが前記上面上に配置
    されており、 インペラの上面に剛接された長い回転可能な軸を備え、 溶融金属を入れる容器を備え、 該容器内に入れられた溶融金属中にインペラを浸漬さ
    せ、 軸をその長手方向軸線の回りで回転させて溶融金属中に
    渦流を形成し、 渦流状態にある溶融金属の表面上に金属粒子を堆積させ
    る、ことを特徴とする溶融金属の浴中で金属粒子を溶解
    する方法。
  3. 【請求項3】 前記軸がねじ連結によりインペラに連結
    されていることを特徴とする請求項1及び2に記載の発
    明。
  4. 【請求項4】 前記軸がハブに連結されていることを特
    徴とする請求項1及び2に記載の発明。
  5. 【請求項5】 前記軸が円筒状であることを特徴とする
    請求項1及び2に記載の発明。
  6. 【請求項6】 前記軸及びインペラが、グラファイト、
    セラミック及び鋳造可能な耐火物からなる群から選択さ
    れた材料で作られていることを特徴とする請求項1及び
    2に記載の発明。
  7. 【請求項7】 前記幅(A)と奥行(B)とが等しいこ
    とを特徴とする請求項1及び2に記載の発明。
  8. 【請求項8】 前記高さ(C)が幅(A)の約1/20
    であることを特徴とする請求項1及び2に記載の発明。
  9. 【請求項9】 前記容器が内径(D)を有しており、前
    記インペラが容器内の中央に配置されており、幅(A)
    と内径(D)の比が1:6〜1:8の範囲内にあること
    を特徴とする請求項1及び2に記載の発明。
  10. 【請求項10】 少なくとも4つのベーンが前記直角柱
    のハブから選択された角部に向かって延びており、各ベ
    ーンが、前記角部で交差する側壁の交差角度に等しい角
    度で直角柱の角部に終端していることを特徴とする請求
    項1及び2に記載の発明。
  11. 【請求項11】 前記各ベーンがハブに隣接して配置さ
    れた内方部分を備えており、該内方部分の幅がハブの幅
    に等しいかこれより大きく、各ベーンの幅が、内方部分
    から、直角柱の1つの角部に配置された先端部分に向か
    ってテーパしており、該先端部分の幅が前記内方部分の
    幅よりも小さいことを特徴とする請求項1及び2に記載
    の発明。
  12. 【請求項12】 前記ベーンが前記上面に対してほぼ垂
    直に配置されていることを特徴とする請求項1及び2に
    記載の発明。
  13. 【請求項13】 溶融金属中にガスを分散させる手段を
    有しており、該ガス分散手段は、 前記直角柱の下面を通って開口しているガス排出出口
    と、 該ガス排出出口にガスを搬送する手段とを備えており、 前記方法が更に、インペラが回転している間に、ガスを
    前記ガス排出出口から送出する工程を有していることを
    特徴とする請求項1及び2に記載の発明。
  14. 【請求項14】 前記ガス排出出口が、インペラのハブ
    及び下面を貫通して延びている開口により形成されてお
    り、ガスをガス排出出口に搬送する前記手段は、軸に形
    成された長手方向のボアであり、軸は、該軸のボアとハ
    ブの開口とが互いに流体連通するようにハブに連結され
    ていることを特徴とする請求項13に記載の発明。
  15. 【請求項15】 前記金属粒子が、コンベアにより、イ
    ンペラの近くで溶融金属の表面上に堆積されることを特
    徴とする請求項1及び2に記載の発明。
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