JPH07113478A - ジュールトムソン弁 - Google Patents

ジュールトムソン弁

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Publication number
JPH07113478A
JPH07113478A JP25846893A JP25846893A JPH07113478A JP H07113478 A JPH07113478 A JP H07113478A JP 25846893 A JP25846893 A JP 25846893A JP 25846893 A JP25846893 A JP 25846893A JP H07113478 A JPH07113478 A JP H07113478A
Authority
JP
Japan
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valve
side end
liquid inlet
liquid
stem
Prior art date
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Pending
Application number
JP25846893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Nishida
耕作 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH07113478A publication Critical patent/JPH07113478A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/02Gas cycle refrigeration machines using the Joule-Thompson effect
    • F25B2309/022Gas cycle refrigeration machines using the Joule-Thompson effect characterised by the expansion element

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ボディー19のバルブ室21に一方C側端部
が挿入されたインナーバルブ24の他方D側寄りの部分
をベローズ31により取り囲み、該ベローズ31のD側
端部を前記バルブ24のD側端部に固着し、ベローズ3
1のC側端部にバルブ24を取り囲むよう固着した支持
リング32をシール押え部材41でC側へ押圧すること
により、支持リング32に支持させた環状の弾性ガスケ
ット33をボディー19に当接させ、バルブ室21とバ
ルブ24との間から漏洩する液体ヘリウムHeを、ガス
ケット33とリング32とベローズ31とバルブ24と
により囲まれる空間に補捉する。 【効果】 液体入口流路20、バルブ室21、インナー
バルブ24等が略水平になるようにジュールトムソン弁
を横置き配置することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジュールトムソン弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体を断熱膨張させることにより
液体の温度を低下させるための手段としてジュールトム
ソン弁が用いられている。
【0003】図3はジュールトムソン弁の一例を示すも
ので、1はボディーであり、該ボディー1には、下方A
側からボディー1の中心へ向って延びる液体入口流路2
と、上方B側からボディー1の中心へ向って前記の液体
入口流路2に対し略同軸に連通するバルブ室3と、一方
C側から前記のバルブ室3に対し略直角に連通する液体
出口流路4とが穿設されている。
【0004】液体入口流路2と液体出口流路4は略等し
い内径を有し、また、バルブ室3は液体入口流路2より
も大きい内径を有している。
【0005】5はインナーバルブであり、該インナーバ
ルブ5は、上下方向へ移動し得るように前記のバルブ室
3に挿入されており、インナーバルブ5を下方A側へ向
って押圧すると、インナーバルブ5の先端部に形成した
テーパ部分6によって前記の液体入口流路2の上方B側
端部が閉塞されるようになっている。
【0006】インナーバルブ5の上方B側端部に形成さ
れた凹陥部7には、上下方向に延びるピボット8の下方
A側端部が挿入されている。
【0007】ピボット8の上下方向中間部外周部と前記
の凹陥部7の内周部との間にはホルダー9が設けられて
おり、該ホルダー9によってインナーバルブ5とピボッ
ト8は一体的に連結されている。
【0008】10は上下方向に延びる筒状のステムパイ
プであり、該ステムパイプ10の下方A側端部には下部
ステムソケット11が、また上方B側端部には上部ステ
ムソケット12がそれぞれ嵌装されている。
【0009】下部ステムソケット11には、前記のピボ
ット8の上方B側端部が螺着され、また上部ステムソケ
ット12には、上下方向に延びるバルブステム13の下
方A側端部が螺着されている。
【0010】14は上下方向に延びる筒状のエクステン
ションパイプであり、該エクステンションパイプ14
は、前記のステムパイプ10よりも全長が大きく形成さ
れ、且つ前記のステムパイプ10を周方向に取り囲むよ
うに配置されており、エクステンションパイプ14の下
方A側端部は前記のボディー1の上方B側端部に外嵌固
着されている。
【0011】15はエクステンションフランジであり、
該エクステンションフランジ15は、前記のエクステン
ションパイプ14の上方B側端部に外嵌固着されてい
る。
【0012】16はボンネットであり、該ボンネット1
6にはバルブステム挿通孔17が設けられている。
【0013】ボンネット16は、前記のバルブステム1
3がバルブステム挿通孔17に挿通されるようにエクス
テンションフランジ15の上方B側端面に載置され、且
つボルト等の締結手段(図示せず)によってエクステン
ションフランジ15に対して固着されている。
【0014】18はバックアップリングであり、該バッ
クアップリング18は、前記のインナーバルブ5の所定
位置に設けた周方向に延びる溝部にバルブ室3の内周面
に接触するように嵌合されている。
【0015】なお、図3において、Heは液体ヘリウム
を示している。
【0016】上述した構成を有するジュールトムソン弁
においては、図示されていないアクチュエータによって
バルブステム13を下方A側へ向って付勢すると、バル
ブステム13に作用する付勢力が上部ステムソケット1
2、ステムパイプ10、下部ステムソケット11、ピボ
ット8を介してインナーバルブ5に伝達され、該インナ
ーバルブ5が下方A側へ押圧されることにより、インナ
ーバルブ5のテーパ部分6によって液体入口流路2の上
方B側端部が閉塞され、液体入口流路2と液体出口流路
4との連通が遮断された状態になる。
【0017】また、前記のアクチュエータによってバル
ブステム13を上方B側へ向って付勢すると、バルブス
テム13に作用する付勢力が上部ステムソケット12、
ステムパイプ10、下部ステムソケット11、ピボット
8を介してインナーバルブ5に伝達され、該インナーバ
ルブ5が上方B側へ引上げられてインナーバルブ5のテ
ーパ部分6と液体入口流路2の上方B側端部内周面との
間に間隙が形成され、該間隙が形成されることによりバ
ルブ室3を介して液体入口流路2と液体出口流路4とが
連通した状態になる。
【0018】このような状態で液体入口流路2に液体ヘ
リウムを所定圧力で供給すると、該液体ヘリウムが前記
の間隙を経てバルブ室3から液体出口流路4へ噴出する
際に断熱膨張し、液体ヘリウムの温度が低下する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】近年、上述したジュー
ルトムソン弁を用いた設備において、設備の小型化等を
図るために、液体入口流路2、バルブ室3、インナーバ
ルブ5等が略水平になるようにジュールトムソン弁を横
置き配置したいという要望がある。
【0020】ところが、液体ヘリウムは分子が小さいた
めに粘性が低い(流動性がよい)ので、極く微細な間隙
でも流通するという特性を有しており、上述したように
ジュールトムソン弁を横置き配置したとすると、インナ
ーバルブ5が開放状態に位置しているときに、液体入口
流路2からバルブ室3へ流入する液体ヘリウムが、バッ
クアップリング18の外周部とバルブ室3の内周面との
間、あるいはバックアップリング18の内周部とインナ
ーバルブ5の溝部との間からエクステンションパイプ1
4の内部へ漏洩し、液体ヘリウムにエクステンションパ
イプ14を介して入熱が生じるというジュールトムソン
弁を図3に示すように縦置き配置しているときにはなか
った問題が発生する。
【0021】本発明は上記の問題点を解消するもので、
横置き配置が可能なジュールトムソン弁を提供すること
を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のジュールトムソン弁においては、一方C側
から中心部へ向って延びる液体入口流路20と他方D側
から中心部へ向って前記の液体入口流路20に対し略同
軸に連通するバルブ室21と外方B側から中心部へ向っ
て前記のバルブ室21に連通する液体出口流路22と他
方D側端面に前記のバルブ室21の開口部を周方向に取
り囲むように形成された環状凹陥形状のシール座23と
を有するボディー19と、前記のバルブ室21に軸線方
向へ摺動し得るように挿入され且つ一方C側へ付勢され
た際に液体入口流路20の他方D側端部を閉塞し得るイ
ンナーバルブ24と、該インナーバルブ24の他方D側
寄りの部分を周方向に取り囲むように配置され且つ他方
D側端部がインナーバルブ24の他方D側端部に対して
液密性を保持するように固着されたベローズ31と、前
記のインナーバルブ24を周方向に取り囲むように配置
され且つベローズ31の一方C側端部に液密性を保持す
るように固着された支持リング32と、該支持リング3
2の一方C側端面に支持された前記のシール座23に当
接可能な外径を有する環状の弾性ガスケット33と、前
記の支持リング32の他方D側端面に当接し且つ支持リ
ング32を一方C側へ押圧するシール押え部材41とを
備えている。
【0023】
【作用】本発明のジュールトムソン弁では、インナーバ
ルブ24を開放状態に位置させた際に、液体入口流路2
0よりバルブ室21の内周面とインナーバルブ24の外
周面との間隙を経て他方D側へ向って漏洩する液体は、
弾性ガスケット33と支持リング32とベローズ31と
インナーバルブ24とにより囲まれる空間に補捉され
る。
【0024】よって、液体入口流路20、バルブ室2
1、インナーバルブ24等が略水平になるようにジュー
ルトムソン弁を横置き配置することができる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0026】図1並びに図2は本発明のジュールトムソ
ン弁の一実施例を示すもので、19はボディーであり、
該ボディー19には、一方C側からボディー19の中心
へ向って略水平に延びる液体入口流路20と、他方D側
からボディー19の中心へ向って前記の液体入口流路2
0に対し略同軸に連通するバルブ室21と、上方B側か
ら前記のバルブ室21に対し略直角に連通する液体出口
流路22とが穿設されている。
【0027】液体入口流路20と液体出口流路22は略
等しい内径を有し、また、バルブ室21は液体入口流路
20よりも大きい内径を有している。
【0028】また、ボディー19の他方D側端面には、
前記のバルブ室21の開口部を周方向に取り囲む環状凹
陥形状のシール座23が形成されている。
【0029】24はインナーバルブであり、該インナー
バルブ24は、略水平方向へ移動し得るように前記のバ
ルブ室21に挿入された摺動部分29と、該摺動部分2
9に対し一体的に形成され且つ他方D側へ略水平に延び
る延長部分30とを有しており、インナーバルブ24を
一方C側へ向って押圧すると、インナーバルブ24の先
端部に形成したテーパ部分25によって前記の液体入口
流路20の他方D側端部が閉塞されるようになってい
る。
【0030】インナーバルブ24の他方D側端部に形成
された凹陥部26には、略水平方向に延びるピボット2
7の一方C側端部が挿入されている。
【0031】ピボット27の長手方向中間部外周部と前
記の凹陥部26の内周部との間にはホルダー28が設け
られており、該ホルダー28によってインナーバルブ2
4とピボット27は一体的に連結されている。
【0032】31はベローズであり、該ベローズ31
は、前記のインナーバルブ24の延長部分30を周方向
に取り囲むように配置され且つ他方D側端部が前記の延
長部分30の他方D側端部に対してシール溶接により液
密性を保持するように固着されている。
【0033】32は環状の支持リングであり、該支持リ
ング32は前記の凹陥部26よりも大きい外径を有し、
前記の延長部分30を周方向に取り囲むように配置され
且つベローズ31の一方C側端部に対してシール溶接に
より液密性を保持するように固着されている。
【0034】33は断面が切欠環形状に形成された環状
の金属性弾性ガスケットであり、該弾性ガスケット33
は、前記の凹陥部26に当接可能な外径を有し、前記の
延長部分30を周方向に取り囲むように配置されてい
る。
【0035】上記の弾性ガスケット33は、略L字状断
面を有するシール支持部材34を介して前記の支持リン
グ32の一方C側端部に支持されている。
【0036】35は上下方向に延びる筒状のステムパイ
プであり、該ステムパイプ35の一方C側端部には第1
のステムソケット36が、また他方D側端部には第2の
ステムソケット37がそれぞれ嵌装されている。
【0037】第1のステムソケット36には、前記のピ
ボット27の他方D側端部が螺着され、また第2のステ
ムソケット37には、略水平方向に延びるバルブステム
38の一方C側端部が螺着されている。
【0038】39は略水平方向に延びる筒状のエクステ
ンションパイプであり、該エクステンションパイプ39
は、前記のステムパイプ35を周方向に取り囲むように
配置されており、エクステンションパイプ39の一方C
側端部は前記のボディー19の他方D側端部に外嵌固着
されている。
【0039】40は内周部にめねじ部を有するエクステ
ンションフランジであり、該エクステンションフランジ
40は、前記のエクステンションパイプ39の他方D側
端部に外嵌固着されている。
【0040】41は筒状のシール押え部材であり、該シ
ール押え部材41は、前記の支持リング32と略等しい
外径を有し且つ前記のベローズ31、ピボット27、ス
テムパイプ35を周方向に取り囲むようにエクステンシ
ョンパイプ39の内方に配置されている。
【0041】シール押え部材41の外周にはストッパ4
2が固着されており、該ストッパ42は、前記のエクス
テンションパイプ39の内周部に設けた切欠リング43
の切欠部分に嵌合しており、これらストッパ42及び切
欠リング43によってエクステンションパイプ39に対
するシール押え部材41の周方向の相対的な変位が拘束
されるようになっている。
【0042】44は外周部におねじ部を有する環状の押
圧部材であり、該押圧部材44は、前記のシール押え部
材41の他方D側端面に当接するように前記のエクステ
ンションフランジ40のめねじ部に螺着されている。
【0043】この押圧部材44によりシール押え部材4
1が一方C側へ向って押圧されることによって、前記の
弾性ガスケット33が支持リング32及びボディー19
のシール座23に密着するようになっている。
【0044】45はボンネットであり、該ボンネット4
5にはバルブステム挿通孔46が設けられている。
【0045】ボンネット45は、前記のバルブステム3
8がバルブステム挿通孔46に挿通されるようにエクス
テンションフランジ40の他方D側端面に当接し、且つ
ボルト等の締結手段(図示せず)によってエクステンシ
ョンフランジ40に対して固着されている。
【0046】47はバックアップリングであり、該バッ
クアップリング47は、前記のインナーバルブ24の所
定位置に設けた周方向に延びる溝部にバルブ室21の内
周面に接触するように嵌合されている。
【0047】なお、図1において、Heは液体ヘリウム
を示してる。
【0048】上述した構成を有するジュールトムソン弁
においては、図示されていないアクチュエータによって
バルブステム38を一方C側へ向って付勢すると、バル
ブステム38に作用する付勢力が第2のステムソケット
37、ステムパイプ35、第1のステムソケット36、
ピボット27を介してインナーバルブ24に伝達され、
該インナーバルブ24が一方C側へ押圧されることによ
り、インナーバルブ24のテーパ部分25によって液体
入口流路20の他方D側端部が閉塞され、液体入口流路
20と液体出口流路22との連通が遮断された状態にな
る。
【0049】また、前記のアクチュエータによってバル
ブステム38を他方D側へ向って付勢すると、バルブス
テム38に作用する付勢力が第2のステムソケット3
7、ステムパイプ35、第1のステムソケット36、ピ
ボット27を介してインナーバルブ24に伝達され、該
インナーバルブ24が他方D側へ移動することによりイ
ンナーバルブ24のテーパ部分25と液体入口流路20
の他方D側端部内周面との間に間隙が形成され、該間隙
が形成されることによりバルブ室21を介して液体入口
流路20と液体出口流路22とが連通した状態になる。
【0050】このような状態で液体入口流路20に液体
ヘリウムを所定圧力で供給すると、該液体ヘリウムが前
記の間隙を経てバルブ室21から液体出口流路22へ噴
出する際に断熱膨張し、液体ヘリウムの温度が低下す
る。
【0051】一方、インナーバルブ24が開放状態に位
置すると、液体入口流路20からバルブ室21へ流入す
る液体ヘリウムが、バックアップリング47の外周部と
バルブ室21の内周面との間、あるいはバックアップリ
ング47の内周部とインナーバルブ24の溝部との間か
ら他方D側へ向って漏洩するが、この液体ヘリウムは、
弾性ガスケット33と支持リング32とベローズ31と
インナーバルブ24とにより囲まれる空間に補捉され
る。
【0052】このように本実施例では、ベローズ31、
支持リング32、弾性ガスケット33により液体ヘリウ
ムがバルブ室21からボディー19の外部へ漏洩するの
を阻止するので、液体入口流路20、バルブ室21、イ
ンナーバルブ24等が略水平になるようにジュールトム
ソン弁を横置き配置することができる。
【0053】また、上記の液体ヘリウムの流入を阻止す
るベローズ31及び弾性ガスケット33に対する保守を
実施する際には、エクステンションフランジ40からボ
ンネット45及び押圧部材44を取外した後、エクステ
ンションパイプ39の内部からシール押え部材41を他
方D側へ向って引抜き、弾性ガスケット33の交換等を
行う。
【0054】保守が完了したならば、シール押え部材4
1をエクステンションパイプ39の内部に挿入し、エク
ステンションフランジ40に対し押圧部材44及びボン
ネット45を取り付ける。
【0055】上記の押圧部材44をエクステンションフ
ランジ40に螺着する際に、押圧部材44がシール押え
部材41に当接すると、該シール押え部材41が一方C
側方向へ付勢されるとともに周方向へ回動しようとする
が、シール押え部材41は、ストッパ42及び切欠リン
グ43によってエクステンションパイプ39に対する周
方向の相対的な変位が拘束される。
【0056】よって、ベローズ31が周方向へ捩られた
り、弾性ガスケット33がボディー19のシール座23
に擦りつけられることがなく、ベローズ31及び弾性ガ
スケット33に損傷が生じない。
【0057】なお、本発明のジュールトムソン弁は、上
述した実施例のみに限定されるものではなく、本実施例
において適用した筒状のシール押え部材41に代えて棒
状等の他の形状のシール押え部材を用いるようにするこ
と、液体入口流路20及びバルブ室21に対する液体出
口流路22の角度を適宜変更すること、その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のジュールト
ムソン弁によれば、下記の優れた効果を奏し得る。
【0059】(1)インナーバルブ24を開放状態に位
置させた際に、液体入口流路20よりバルブ室21の内
周面とインナーバルブ24の外周面との間隙を経て他方
D側へ向って漏洩する液体を、弾性ガスケット33と支
持リング32とベローズ31とインナーバルブ24とに
より囲まれる空間に補捉するので、液体入口流路20、
バルブ室21、インナーバルブ24等が略水平になるよ
うにジュールトムソン弁を横置き配置することができ
る。
【0060】(2)ジュールトムソン弁を横置き配置で
きるので、ジュールトムソン弁を用いた設備の小型化を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジュールトムソン弁の一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1に示すジュールトムソン弁のエクステンシ
ョンパイプに対するシール押え部材の回り止め構造を示
す断面図である。
【図3】従来のジュールトムソン弁の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
19 ボディー 20 液体入口流路 21 バルブ室 22 液体出口流路 23 シール座 24 インナーバルブ 31 ベローズ 32 支持リング 33 弾性ガスケット 41 シール押え部材 B 外方(上方) C 一方 D 他方

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方(C)側から中心部へ向って延びる
    液体入口流路(20)と他方(D)側から中心部へ向っ
    て前記の液体入口流路(20)に対し略同軸に連通する
    バルブ室(21)と外方(B)側から中心部へ向って前
    記のバルブ室(21)に連通する液体出口流路(22)
    と他方(D)側端面に前記のバルブ室(21)の開口部
    を周方向に取り囲むように形成された環状凹陥形状のシ
    ール座(23)とを有するボディー(19)と、前記の
    バルブ室(21)に軸線方向へ摺動し得るように挿入さ
    れ且つ一方(C)側へ付勢された際に液体入口流路(2
    0)の他方(D)側端部を閉塞し得るインナーバルブ
    (24)と、該インナーバルブ(24)の他方(D)側
    寄りの部分を周方向に取り囲むように配置され且つ他方
    (D)側端部がインナーバルブ(24)の他方(D)側
    端部に対して液密性を保持するように固着されたベロー
    ズ(31)と、前記のインナーバルブ(24)を周方向
    に取り囲むように配置され且つベローズ(31)の一方
    (C)側端部に液密性を保持するように固着された支持
    リング(32)と、該支持リング(32)の一方(C)
    側端面に支持された前記のシール座(23)に当接可能
    な外径を有する環状の弾性ガスケット(33)と、前記
    の支持リング(32)の他方(D)側端面に当接し且つ
    支持リング(32)を一方(C)側へ押圧するシール押
    え部材(41)とを備えてなることを特徴とするジュー
    ルトムソン弁。
JP25846893A 1993-10-15 1993-10-15 ジュールトムソン弁 Pending JPH07113478A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205582A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 蓄冷器式冷凍機
JP2008527253A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 ツヴィスター・ベー・ウイ 貫流する流体流中の液滴サイズを拡大するための絞り弁及び方法

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