JPH07113246B2 - ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造 - Google Patents

ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造

Info

Publication number
JPH07113246B2
JPH07113246B2 JP18307586A JP18307586A JPH07113246B2 JP H07113246 B2 JPH07113246 B2 JP H07113246B2 JP 18307586 A JP18307586 A JP 18307586A JP 18307586 A JP18307586 A JP 18307586A JP H07113246 B2 JPH07113246 B2 JP H07113246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
mullion
plate
mounting structure
lower frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18307586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6340039A (ja
Inventor
知信 六ツ崎
宏之 三原
宏 北沢
耕一 沢田
章二 白石
秀雄 佐藤
悟 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP18307586A priority Critical patent/JPH07113246B2/ja
Publication of JPS6340039A publication Critical patent/JPS6340039A/ja
Publication of JPH07113246B2 publication Critical patent/JPH07113246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建物外壁の開口部にガラスを取り付けるに際
し、金属製サッシュ枠に呑み込まないでシーリング材に
て複数の板ガラスを横方向に連設する取付構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の板ガラス取付構造としては、例えば第7
図及び第8図に示すものが知られている。
図に於て、1は板ガラス連続壁で、複数の板ガラス2を
横方向にウェザシール3を介して接合することによって
連設されている。4はこの板ガラス連続壁1の下部に取
り付けたガラス下枠、5は板ガラス連続壁1の上部に取
り付けたガラス上枠である。6は板ガラス連続壁1に於
けるウェザシール3による接合部の裏面に設けたマリオ
ンで、ウェザシール3を介して3面接着されている。7
はガラス上枠5に設けた吊り金物である。
このように構成された板ガラス連続壁1は、吊り金物7
を介して建物外壁8の開口部9に取り付けられる。
この構造体は、各板ガラス2が金属製サッシュを用いず
に連設されているため、板ガラス2だけで連続した壁面
が形成され、意匠的に優れた外観を呈することができ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然し、この取付構造は、吊り金物7を介してガラス上枠
5を吊るため、上枠部の納まり、施工管理等が複雑で難
しいものとなる。又、板ガラス2とマリオン6との接合
が3面接着となり、ウェザシール3に加わる変移が複雑
で、耐久性上不利となる。更に、ウェザシール3のみで
あるから、二次排水ができず、漏水等の虞がある。
又、例えば第9図のようにガラス下枠4が跳ね出す構造
の場合、ガラス下枠4を吊り上げる必要があるが、ガラ
ス製のマリオン6を用いているために吊り上げることが
できない。
そこで、マリオンを金属製にすると、上記条件を満足で
きる。この場合には、板ガラスと金属線製マリオンとの
間にストラクチュアルシールを介挿することになる。
然し、ストラクチュアルシールと金属製マリオンとの接
着耐久性が確保されず、ガラスは上下2辺支持として計
算されるため、ガラス厚が厚くなり、不経済な設計とな
るばかりでなく、重量増により作業性が低下することに
なる。
〔発明の目的〕
本発明は斯る従来の問題点を解決するために為されたも
ので、その目的は、ガラスでマリオンを形成してもガラ
ス下枠を吊り下げることができるようにしたガラス製バ
ックマリオンを用いた板ガラス取付構造を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るガラス製バックマリオンを用いた板ガラス
取付構造は、複数の板ガラスをウェザシールを介して横
方向に配し、ウェザシールにて接合した板ガラスの裏面
にストラクチュアルシールを介して中空のガラス製マリ
オンを設け、連続する板ガラスと上記ガラス製マリオン
とに上下に枠体を設けて、板ガラス,ガラス製マリオン
及び上下枠体を一体とし、ガラス製マリオンの中空部内
に上記下枠に連結した金属製ケーブルを配し、この金属
製ケーブルを介して板ガラス,ガラス製マリオン及び上
下枠体を吊り上げたものである。
〔発明の作用〕
本発明に於て、金属製ケーブルが中空のガラス製マリオ
ンを貫通し、且つ金属製ケーブルの下部がガラス下枠に
固定してあるから、金属製ケーブルを吊り上げると、ガ
ラス下枠が吊り上げられ、それに伴って板ガラス,ガラ
ス製マリオン及び上枠体が吊り上げられる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例に係る板ガラス取付構造を示す要部拡
大縦断面図、第2図はその横断面図である。
図に於て、20は板ガラス連続壁で、複数の板ガラス21が
ウェザシール22を介して接合されている。23は板ガラス
連続壁20の下部に取り付けたガラス下枠、24は板ガラス
連続壁20の上部に取り付けたガラス上枠である。25は板
ガラス連続壁20に於けるウェザシール22による接合部の
裏面に設けた中空のガラス製マリオンで、板ガラス21と
ストラクチュアルシール26,26を介して接合されてい
る。又、中空のガラス製マリオン25は、下部側の先端部
分25aがガラス下枠23に支持され、上部側の先端部分25b
がガラス上枠24に支持されている。27は中空のガラス製
マリオン25の上下の穴25c,25dを介して内部を貫通する
ステンレス等の金属製ケーブルで、中空のガラス製マリ
オン25の上下に於て丸環付きボルト28,28に各々締め付
け金具29,29によって固定されている。そして、金属製
ケーブル27は、ガラス下枠23側では、ガラス下枠23に設
けた支持部材23aに、丸環付きボルト28がナット30を介
して固定されている。又、金属製ケーブル27は、ガラス
上枠24側では、丸環付きボルト28が建物外壁31に取り付
けたアングル32に袋付けナット33を介して固定されてい
る。又、中空のガラス製マリオン25の上下に設けた穴25
c,25dは、金属製ケーブル27より大径で、中空のガラス
製マリオン25の上下に設けた保護板25e,25fに形成され
ている。
次に、斯くして構成された本実施例の作用を説明する。
所望枚数の板ガラス21を各々ウェザシール22を介して接
合することによって板ガラス連続壁20を形成すると共
に、各ウェザシール22の部位の裏面に2つのストラクチ
ュアルシール26,26を介して中空のガラス製マリオン25
を接合する。又、板ガラス連続壁20には上下にガラス下
枠23及びガラス上枠24がシール材を介して取り付けられ
ると共に、ガラス製マリオン25の部位に於ては、ガラス
製マリオン25は、下部側の先端部分25aがガラス下枠23
に支持され、上部側の先端部分25bがガラス上枠24に支
持されるように、シール材が取り付けられる。更に、板
ガラス連続壁20の裏面に設けたガラス製マリオン25を貫
通する金属製ケーブル27を、下部に於て丸環付きボルト
28を介してガラス下枠23に固定する。
次いで、板ガラス連続壁20及びガラス製マリオン25を任
意の装置によって持ち上げ、ガラス製マリオン25の上部
に設けた丸環付きボルト28を、建物外壁31に取り付けた
アングル32に固定した袋付けナット33と螺合させること
によって板ガラス連続壁20を建物外壁31の開口部34に装
着する。
以上のように本実施例によれば、マリオンがガラスで形
成されていても、板ガラス連続壁20,ガラス製マリオン2
5及び上下枠体23,24を一体にしてあるので、任意の装置
によって一体に持ち上げることができるから、所定の位
置に保持しておいて、ガラス製マリオン25の上下の穴25
c,25dに金属製ケーブル27を挿通し、その下部側に締め
付け金具29を介して丸環付きボルト28を取り付け、この
丸環付きボルト28をガラス下枠23にナット33を介して固
着し、上部側に締め付け金具29を介して丸環付きボルト
28取り付け、この状態で上部側の丸環付きボルト28をア
ングル32の袋ナット33に固定することによって、ガラス
下枠23を金属製ケーブル27が吊り上げるため、板ガラス
連続壁20を取り付けることができる。
尚、上記実施例では、中空のガラス製マリオンを押出成
形品とした場合について説明したが、これに限らず例え
ば第3図乃至第6図に示すように板ガラス40をポリビニ
ルブチラール樹脂等の接着剤41によって接合したもので
も良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、金属製ケーブルによって
ガラス下枠を吊り上げるから、マリオンがガラス製であ
っても板ガラス連続壁を建物外壁の開口部に装着でき
る。板ガラス連続壁に於ける板ガラス同士の接合部とガ
ラス製マリオンの接合部とが別々に形成されているか
ら、各接合部に於けるシーリングが2面接着となり、応
力による変位を吸収し易くなり、亀裂を起こす可能性が
少なくなり、耐久性が向上する。又、二次排水機構を設
けることができ、漏水の危険性が減少する。更に、各接
合部がガラス同士の接合となるため、シーリング剤の接
着が安定し、シーリング剤の剥離の危険性が低下する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す要部拡大縦断面図、第2
図はその横断面図、第3図乃至第6図は変形例を示す横
断面図、第7図は従来例を示す説明図、第8図は第7図
に於ける板ガラスとマリオンとの接合部の横断面図、第
9図は板ガラス連続壁を取り付ける対象例を示す説明図
である。 20……板ガラス連続壁、21……板ガラス、22……ウェザ
シール、23……ガラス下枠、24……ガラス上枠である。
25……中空のガラス製マリオン、26……ストラクチュア
ルシール、27……金属製ケーブル、31……建物外壁、34
……開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 耕一 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 白石 章二 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 佐藤 秀雄 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 大沢 悟 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の板ガラスをウェザシールを介して横
    方向に配し、ウェザシールにて接合した板ガラスの裏面
    にストラクチュラルシールを介して中空のガラス製マリ
    オンを設け、連続する板ガラスと上記ガラス製マリオン
    とに上下に枠外を設けて、板ガラス,ガラス製マリオン
    及び上下枠体を一体とし、ガラス製マリオンの中空部内
    に上記下枠に連結した金属製ケーブルを配し、この金属
    製ケーブルを介して板ガラス,ガラス製マリオン及び上
    下枠体を吊り上げたことを特徴とするガラス製バックマ
    リオンを用いた板ガラス取付構造。
  2. 【請求項2】中空のガラス製マリオンは、押出成形品又
    は接着剤にて接合したものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のガラス製バックマリオンを用い
    た板ガラス取付構造。
JP18307586A 1986-08-04 1986-08-04 ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造 Expired - Fee Related JPH07113246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18307586A JPH07113246B2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04 ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18307586A JPH07113246B2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04 ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6340039A JPS6340039A (ja) 1988-02-20
JPH07113246B2 true JPH07113246B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=16129316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18307586A Expired - Fee Related JPH07113246B2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04 ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113246B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6340039A (ja) 1988-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201901997U (zh) 栓扣组件、幕墙系统、中空玻璃单元及玻璃装配组件
JPH07113246B2 (ja) ガラス製バツクマリオンを用いた板ガラス取付構造
CN206174252U (zh) 一种钢结构楼体及其防火吊顶结构
CN206888275U (zh) 一种横向遮阳玻璃板
CN217874554U (zh) 室内消防立管固定装置
JPS58155880A (ja) ラケットボ−ルコ−ト等の壁面構造
CN209958582U (zh) 一种装饰性斜骑马缝背栓式石材幕墙
CN212562096U (zh) 一种玻璃幕墙上下连接处组合结构
CN208830559U (zh) 三维浮雕石材幕墙结构
BE901318A (fr) Panneau composite autoportant.
CN213477333U (zh) 一种玻璃幕墙收口结构
CN215632544U (zh) 一种装配式玻璃幕墙门结构
JPH05499Y2 (ja)
JP3541995B2 (ja) 外壁用複合パネル
CN220889092U (zh) 一种大单元全玻璃幕墙安装结构
CN217150829U (zh) 玻璃肋点式玻璃幕墙结构
CN214941471U (zh) 玻璃幕墙框体装配固定机构
CN220954082U (zh) 一种具有对接结构的幕墙
CN211081486U (zh) 一种简便安装幕墙单元窗
CN218758130U (zh) 一种挂式铝板幕墙
CN220621619U (zh) 一种便于更换的中空玻璃
CN214302462U (zh) 一种高强度抗震玻璃幕墙
CN210636653U (zh) 一种用于玻璃幕墙与铝板幕墙连接处固定安装节点结构
CN211899142U (zh) 一种开缝石材防漏水铝单板背板安装结构
JPH0747591Y2 (ja) 枠付ガラス

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees