JPH07112594B2 - ダイカスト鋳物 - Google Patents

ダイカスト鋳物

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JPH07112594B2
JPH07112594B2 JP3513772A JP51377291A JPH07112594B2 JP H07112594 B2 JPH07112594 B2 JP H07112594B2 JP 3513772 A JP3513772 A JP 3513772A JP 51377291 A JP51377291 A JP 51377291A JP H07112594 B2 JPH07112594 B2 JP H07112594B2
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core
die
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C3/00Selection of compositions for coating the surfaces of moulds, cores, or patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C1/00Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
    • B22C1/16Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
    • B22C1/20Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
    • B22C1/22Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
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    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
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Description

【発明の詳細な説明】 関連特許及び特許出願 本出願は新規な(original)ダイカスト(鋳造)製品
(die cast product)の性質、即ち、ダイカスト(鋳
造)製品の平滑なかつ光沢のある(lustrous)表面につ
いて特に記載するものである。これらの性質は下記の関
連特許出願及び特許にクレームされておりかつ下記の関
連特許出願及び特許に開示されている被覆中子(coated
core)及び方法により形成される。
本出願は1989年6月30日に出願された継続中の出願であ
る出願番号(Serial No)第07/374,649号の継続出願で
あり、上記継続中の出願は1989年9月19日に発行された
米国特許第4,867,225号の継続出願であり、この米国特
許は1988年3月23日に出願されたかつ現在放棄されてい
る出願番号第07/173,558号の継続出願である。これらの
継続している出願の全ては、これらの特許出願及び特許
に記載されている方法及び被覆中子によって製造される
ダイカスト鋳物(die casting)それ自体についてのク
レームを包含していた。
本出願は、また、出願人の譲受人の米国特許でありかつ
Enno H.Pageに対して特許された1988年8月30日発行の
第4,766,943号及び1983年11月8日発行の第4,413,666号
及びDybala及びMaczkoに対して特許された1985年7月16
日発行の第4,529,028号に開示されている鋳物用砂中子
(die casting sand core)及び中子被覆(core coatin
g)を使用して製造される鋳物(casting)の改良に関す
る。
発明の背景 鋳物(die castings)中にアンダーカット部分(underc
ut region)を形成させる消耗型中子(expendable cor
e)については多数の特許が存在する。一般的には、ア
ンダーカット部分の表面は比較的粗く、従来知られてい
る最も良好なものは約4.0ミクロンのプロフィルメータ
ーの読み(エープロフィルメーター値)を有する。アン
ダーカット表面は、種々の組成物が存在する消耗型中子
の被覆であってかつ型に注入されるか又は圧入される熱
金属に、この金属が固化するまで耐えることが要求され
る消耗型中子の被覆によって形成される。上記した関連
特許においても、被覆された消耗型中子であって、良好
な砂離れ性(shake−out property)、良好な耐崩壊性
(wash−out resistance)、良好な耐表面浸透性(resi
stance to surface penetration)、良好な保存寿命(s
helf−life)及び1000psiを越える圧力に耐える大きな
中子強度を有する砂中子が開示されている。
それにも拘らず、ダイカスト鋳造法(dei casting proc
ess)においては、しばしば、更に高い圧力が望まれて
おり従ってダイカスト鋳造法で使用される消耗型中子の
強度及びかかる中子を使用して形成される鋳物のアンダ
ーカット部分の表面の平滑性を増大させることが必要で
ある。本出願人は、多くの実験と試験を行った結果、予
想外なことに、ダイカスト鋳造用型(die casting di
e)で使用されるかかる消耗型砂中子の被覆用の新規な
組成物及び添加剤を発見した;この組成物を被覆した中
子は従来知られれていたものより改善された物理的性質
を有する;即ち、より高い圧力とより高温の金属溶融物
に耐久性でありかつ鋳物のアンダーカット部分上により
平滑でかつより光沢のある表面を形成する。
目的及び利点 従って本発明の目的は、高圧で製造される鋳物中のアン
ダーカット部分上に、プロフィルメーターの読みの平均
が約4.0ミクロン以下、好ましくは約2.0ミクロン以下で
ある、平滑でかつ光沢のある表面を形成させることであ
る。
他の目的は、1989年9月19日に発行された本出願人の特
許第4,867,225号に開示されているごとき特殊な被覆を
施した消耗型砂中子を使用して鋳物の上にかかる平滑な
アンダーカット表面を形成させることである。
発明の要約 本発明によって製造された鋳物製品は、プロフィルメー
ターの読みの平均が約4.0ミクロン以下、好ましくは約
2.0ミクロン以下の、平滑でかつ光沢のある表面を有す
るアンダーカット部分を有する。消耗型砂中子を使用し
てかかる表面を形成させるために、2種の改善された塗
料、即ち、第1の下塗用硬質耐火性塗料(base,hard re
fractory coating)及び第2の仕上用軟質離型塗料(to
p,soft reliease coating)が施されている。ついでこ
の被覆中子を鋳物型中に設置する。つぎに溶融金属を高
圧下で型中に注入して、被覆中子によって形成されたア
ンダーカット部分を有する鋳物を製造する。溶融金属を
固化させそしてかく得られた鋳物、通常、アルミニウム
及びその関連金属及び合金からなる鋳物を鋳物型から取
出した場合、中子は平滑なアンダーカット部分を形成し
ている鋳物から容易に除去される。
消耗型中子は好ましくは型内に装入した珪砂から形成さ
せそして各々の砂粒子を隣接する砂粒子と接触させかつ
砂粒子を型内で酸化された樹脂によって接着させる。
ついでこの砂中子を中子用の、第1の下塗用硬質耐火性
塗料からなる水性懸濁液に浸漬するか又は砂中子に上記
水性懸濁液を噴霧する:この水性懸濁液は微粉砕された
溶融シリカ(fused silica)をその一次又は主耐火性材
料として含有しているが、少量の他の耐火性酸化物も含
有し得る。これらの耐火性酸化物は、水性溶液中に容易
に懸濁されるようにするために、約100ミクロン以下の
粒子径と約50ミクロン以下の平均粒子径を有している。
この第1塗料としての水性懸濁液は、更に、耐火性材料
でありかつコロイドシリカからなる、上記粒子用のバイ
ンダーを約15重量%以下の量で含有している。耐火性材
料の粒子とバインダーの粒子は、1)懸濁剤、2)分散
剤、3)湿潤剤及び4)皮張り防止剤からなる添加剤の
群から選ばれた2種の異なる化合物又は添加剤の水性懸
濁液を1.5重量%以下、通常、約1重量%以下添加する
ことにより水性懸濁液中に保持される。これらの4種の
添加剤は、それぞれ、増粘剤、解膠剤としても作用して
表面張力を低下させまた水の蒸発を減少させる。これら
の薬剤は水性懸濁液の保存寿命を改善するばかりでなし
に、予想外なことに、被覆の性質も改善し、その結果、
最終鋳物製品中のアンダーカット部分の表面を改善す
る。この組成物においては、第1塗料の水性懸濁液中の
水の量は添加剤の適正な効果に関して臨界的である;即
ち、水の含有量は全混合懸濁液の少なくとも12重量%で
あってかつ30重量%以下である。
第1の下塗用の塗料、即ち、耐火性塗料を砂中子上で乾
燥させた後、第2の仕上用軟質離型塗料を浸漬又は噴霧
により施す;第2塗料としての液状懸濁物は、粉末アル
ミニウム、グラファイト、タルク、二酸化チタン及びジ
ルコンからなる群から選ばれた離型剤の固体粒子を例え
ばイソプロピルアルコールのごとき非水性溶剤中に懸濁
させたものから主としてなる。離型剤固体の粒子径は約
100ミクロン以下でありそして約40ミクロン以下の平均
粒子径を有するこよが好ましい。溶剤又は液体は第2塗
料としての液状懸濁物の少なくとも30重量%そして90重
量%までを構成する。この有機溶剤中に離型剤粒子を均
質に懸濁させるために、約10重量%以下の樹脂状バイン
ダー、好ましくは、熱可塑性樹脂と、1)珪酸アルミニ
ウム化合物からなる懸濁剤(第1塗料の水性懸濁液中で
使用される懸濁液に類似するもの)、2)分散剤及び
3)沈降防止剤からなる添加剤の群から選ばれた少なく
とも2種の異なる化合物又は添加剤約15%以下とを添加
する。
この第2塗料、即ち離型塗料が乾燥した時、被覆中子
は、この被覆中子により形成されたアンダーカット部分
を有する鋳物を製造するために、鋳物用型中に直ちに設
置される。
図面の簡単な説明 以下においては、上記した特徴及び他の特徴、目的及び
利点及びこれらを得るための方法を、添付図面に示され
る本発明の具体例を参照してより具体的に説明する;添
付図面において、 第1図は、アルミニウムダイカスト鋳物(die cast cas
tings)の3つの試料の写真である:試料No1及び2は、
鋳造自動車水ポンプの縦断面部分であり、頂部の試料1
は、前記Dybala等の特許に記載の従来の技術による被覆
中子によって形成されたより粗いアンダーカット表面を
示す;中央の試料2(取付用フランジとこれから切断さ
れていない誘導ダクトも有する)は、本出願人の前記継
続中の出願に述べられている、本発明による被覆中子に
よって形成される光沢のあるかつ平滑な表面を示す;試
料3は鋳造エンジンブロックから切断されたものであ
り、出願人の本発明による被覆を有する消耗型中子によ
って形成される水冷キャビテーの内面を示す。
第2、3及び4図は、それぞれ、試料1、2及び3の25
倍に拡大された表面のマイクロ写真である:これらの図
面から、従来技術による試料1の表面上には多数の粗大
な粒子が存在するが、第3図及び第4図に示される本発
明に従って製造された試料2及び3の表面では大きな又
は多数の粒子は出現しないことが容易に判る。
好ましい態様の詳細な説明 1.鋳物自体 1988年3月23日に出願された、本出願人の最初の(orig
inal)米国特許出願第07/173,558号に記載される方法に
より製造されたかつ上記米国特許出願に記載される被覆
中子を使用して製造された鋳物のアンダーカット部分上
の、平滑でかつ光沢のある改善された表面をより良好に
かつより特定的に指摘するために、自動車内燃機関用水
ポンプの試料を、従来技術の被覆中子(試料1)及び本
出願人の被覆中子(試料2)を使用して鋳造した。試料
1は前記Dybala等の米国特許第4,529,028号に記載され
る中子を使用して鋳造されたアンダーカット部分を有し
ていた。第1図の試料2は取付用フランジとこのフラン
ジに結合されたかつ試料1から切断された連続端部も有
する。更に第1図には、鋳造アルミニウムエンジンブロ
ックの水ジャケットアンダーカット部分から切断された
試料3も開示されている;第1図の写真からその平滑で
かつ光沢のある表面が容易に認められる。
水ポンプ試料1及び2のアンダーカット部分のほぼ同一
の面積の表面を、プロフィルメーターを使用して、0.8m
mのストロークで測定しそして各面積及び試料3上の同
一の面積について10個の読みを記録した;即ち、 試料1 試料2 試料3 4.4 1.9 1.6 4.3 2.1 1.0 4.3 2.1 1.7 5.9 1.6 1.2 5.9 1.4 2.0 5.6 2.4 0.9 4.6 1.5 1.6 5.0 0.7 1.6 5.2 1.9 1.9 5.0 1.8 1.3 平均 5.0 1.7 1.5 かくして、従来技術による試料は平均値が5.0ミクロン
であり、最低値が4.3ミクロンであり、従って、従来技
術においては非常に粗いアンダーカット表面が存在する
こと;Dybala等の特許による被覆中子を使用して製造さ
れたアンダーカット部分は従来技術における出願人によ
って知られている、他のいかなるものより平滑な表面を
形成することが物理的に検出されかつ肉眼によって認め
られる。これと比較して、本出願人の発明した組成物を
被覆した中子により製造された試料2においては、その
プロフィルメーターの読みは平均が1.7ミクロンであ
り、これは試料1の殆ど1/3である。更に、より新しい
表面がエンジンブロックの内側において得られており、
本出願人の発明に従って被覆された中子は平均で1.5の
プロフィルメーターの読みを有しており、一点において
は、プロフィルメーターの読みが0.9ミクロンという低
さの平滑性さえ得られている。
第2、3及び4図は、それぞれ、第2図及び第3図に示
される試料1及び2の表面及び第4図に示されるエンジ
ンブロックの水ジャケットダクトの表面の、同一の部分
の構造の倍率25倍のミクロ写真である。これらの写真か
ら、第2図に示されている試料1の表面の粒子の数と大
きさは、第3図に示される試料2の表面に認められる粒
子の数と大きさよりも大きくそして第4図に示される試
料3においては、粒子の大きさは試料1の場合より更に
小さくかつ大きな粒子の数は試料1の場合より更に少な
い。
従って、本出願人の最初のそして現在放棄されている出
願(本出願はその継続出願である)に従って製造される
型のアンダーカット部分の改善された平滑性と光沢(こ
れらについて本出願人は最初の出願でクレームしてい
る)は、プロフィルメーターの読みとミクロ構造写真に
よって例示されかつ検出される。
II.消耗性中子 A.砂ベース中子 砂ベース中子の組成は低い酸価でかつ中性pH、即ち6〜
8を有する洗浄した球状粒砂の白色シリカでよい。これ
ら砂の粒子は砂の約0.7〜5重量%からなるバインダー
と共に金型内に吹き込まれかつ結合される。このバイン
ダーがフラン樹脂である場合は、砂の約0.75〜2.5重量
%、なるべく約1〜2重量%、特に好ましくは約1.3〜
1.7重量%とするのがよい。このフラン樹脂は二酸化硫
黄ガスで金型内で硬化される。バインダーはまた該バイ
ンダーの約2〜20重量%のシラン、好ましくは3.5〜15
重量%、かつより好適にはフラン樹脂の約5〜10重量%
を含有していてもよい。このフラン樹脂はまた、バイン
ダーの約40〜70重量%の量、好ましくは約50〜60重量
%、かつより好ましくはバインダーの約55重量%のメチ
ルエチルケトンパーオキシドを含有している。従って、
この砂ベース中子は本出願人が譲受人として譲渡された
前記した特許及び特許出願に開示された組成と類似のも
のである。
B.第1.ベース硬質耐火性被覆 砂中子上の第1のベース硬質耐火性被覆を形成する 水性懸濁体の組成は基本的に溶融シリカからなり、従っ
て、すべての粒子サイズは100ミクロンより小さく、約5
0ミクロンより小さい平均粒子サイズを有する。この耐
火物は水性被覆の約40〜85重量%、好ましくは約65〜85
重量%からなり、この耐火物の溶融シリカは水性懸濁体
の約40〜80重量%の範囲とする。この溶融シリカの粉砕
では、約15%より少ない、一般に約10%より少ないコロ
イダルシリカが得られ、そのサイズは約1ミクロンより
小さいものであり、該コロイダルシリカは最終被覆にお
いて粒子用のバインダーとして働き、所望ならば、それ
以上のコロイダルシリカを加えてもよい。しかしなが
ら、最終被覆における少量パーセントの固体分はアルミ
ナ、ジルコニア及びカオリンの如き他の耐火物の類似の
ミクロンサイズの粒子からなってもよく、それらは水性
懸濁体の0%から約50重量%以下の範囲内でよく、被覆
中のこれら他の耐火物粒子の少量パーセントに対応す
る。しかしながら、溶融シリカ以外の他の耐火性酸化物
のない被覆は極めて満足しうるものであることが判明し
た。
耐火物及びバインダー粒の水性懸濁体には、下記の4群
の添加物又は添加剤から少なくとも2種の異なる化合物
又は添加物を水性懸濁体の約1.5重量%より少ない量で
添加される。
即ち: 1)第1の添加物、即ちこの場合には懸濁剤は粘稠剤又
は粘稠化剤として作用するものであり、かつ粘土誘導体
又は例えばアミン化ベントナイト、セメクタイト又はヘ
クトライトである“ベントン(Bentone)”のようなア
ルミニウムシリケート化合物からなっている。この懸濁
剤のパーセントは水性懸濁体の約1重量%までの範囲内
である。
2)解コウ剤又は分散剤として作用する分散剤を、水性
懸濁体の約1.5重量%より少ない量で、好ましくは約0.8
重量%以下の量で添加する。この分散剤はアルカリリン
酸塩及び/又はポリメタクリレートからなるポリアクリ
レートからなり、懸濁体における耐火物の微粒固体を強
力に個々の分離を助長しかつ保持しかつこれらの凝集を
妨げる。
3)湿潤化表面活性剤は、水に溶解した時より容易に水
が浸透し又は懸濁体中の粒子表面上に拡がるように、表
面張力を減少して液体中の粒子の分散を改良する。有効
な湿潤化剤は第三アセチレンジオール(diol)の如き酸
及びヒドロキシル基を有する化合物類である。この湿潤
化剤のパーセントは水性懸濁体の約0.5重量%より少な
く、好ましくは0.1重量%より少ないものである。
4)皮張り防止剤(auti−skinning agent)は組成物か
らの水の蒸発を阻止しかつ8又はそれ以上の炭素原子の
高級脂肪族アルコールからなっている。この防止剤のパ
ーセントは水性懸濁体の約0.1重量%より少ない。
中子をこの第一被覆の水性懸濁体で被覆しかつ乾燥した
後、この硬質被覆は約25〜2000ミクロン、好ましくは約
100〜750ミクロン(0.004〜0.030インチ)かつより好適
には約150〜500ミクロン(マイクロメーター:0.006〜0.
20インチ)の厚さを有する。
C.第2.表面、軟質離型(Releese)被覆 前記乾燥第一被覆を有する中子は、次いで、無水アルミ
ニウム粉、黒鉛、タルク、二酸化チタニウム及びジルコ
ンからなる群から選んだ1種又はそれ以上の離型材の基
本的に固体粒子からなる第二の軟質被覆の液状懸濁体で
被覆され、前記離型材はイソプロピルアルコールのよう
な有特溶剤で懸濁される。これら離型材粒子の懸濁体中
のパーセントは、二酸化チタニウム及びジルコンの如き
重質粒子は全懸濁体の約5〜50重量%で、かつ無水アル
ミニウム、黒鉛及びタルクのような軽質粒子では約40重
量%までである範囲である。
最終被覆中の離型材の粒子群を一体に結合するために、
第二の液状懸濁体に高融点脂肪族炭化水素不溶性の暗色
で脆性の塑性樹脂又はフェノール樹脂の如き樹脂質バイ
ンダーを、液状懸濁体の約0.2〜10重量%、好ましくは
約1〜5重量%の量で添加する。
この外側又は表面被覆の離型材及びバインダーに加え
て、更に1)懸濁剤、2)分解剤及び3)沈降防止剤か
らなる添加物の群から少なくとも2種の異なる化合物又
は添加剤を液状懸濁体の約15重量%より少ない量をも添
加する。この懸濁剤は第一の被覆に用いたものと類似の
ものであり、即ち、粘土、“ベントン”、ベントナイ
ト、カオリン及び同等物からなる、粘土誘導体組成物又
はアルミニウムシリケート化合物である。この懸濁剤の
量は液状懸濁体の約10重量%より少ない。分散剤はリン
酸塩、ポリカーボネート又は硫酸塩でよく、液状懸濁体
の約4重量%の量まで添加しうる。沈降防止剤はメトキ
シプロピルアミンでよく、液状懸濁体の約3重量%まで
の量で添加しうる。
この第2又は離型被覆では、非水又は有機液体が通常懸
濁体組成の主要部分であり、即ち、それらの中の固体を
含む液状懸濁体の約30〜90重量%の範囲内である。
この第二のかつ軟質被覆を中子上の第一の被覆上で乾燥
した場合、この第二被覆の厚さは第一被覆の厚さより通
常薄いものであり、約15〜2000ミクロン及び好ましくは
約25〜750ミクロン(0.001〜0.030インチ)かつより好
適には約50〜200ミクロン(0.002〜0.008インチ)の範
囲である。この表面被覆は第一被覆よりより軟質である
ので、該被覆に対して流れる溶融金属の圧力により圧縮
することができ、従って所望ならば、硬質のベース被覆
より厚く造ることができる。
D.特定の実施例 次の表1は前述した特定組成の砂中子上に使用された水
性第1、ベース、硬質耐火性被覆の6種の異なる組成で
あり、この被覆は有用な中子とアンダーカット部を有す
るダイカスト鋳物を製造した: 第2、表面、軟質離型被覆を次の表IIの5種の実施例に
従って作成し、前記表Iの実施例1〜6の第1の被覆に
適用し、有用な結果が被覆中子の生成及び平滑なアンダ
ーカット領域を有する最終鋳物の両者で得られた。
本発明の原理を特定の装置及び組成物に関連して前述し
たが、これらの記述は単に実施例でありかつ本発明の要
旨を限定するものでないことは明確に理解すべきであ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)良好な砂離れ性 b)良好な耐崩解性 c)耐表面浸透性 d)良好な保存寿命及び e)1000psiを越える圧力に耐える高い中子強度: を有する消耗型被覆砂中子で形成された約4.0ミクロン
    より少ない平均表面粗さ測定値を有する平滑かつ光沢の
    ある表面を有するアンダーカット領域をもつダイカスト
    鋳物であって: 前記中子は本質的に: A)互いに接触している粒子を有するかつ粒子の間の間
    隙に少なくとも部分的に樹脂バインダーが充填されてい
    る砂の基材: B)上記基材上の第1耐火性被覆:及び C)前記耐火性被覆上の第2離型被覆 とからなり、前記消耗型中子をダイカストダイ中に配置
    しかつダイカスト鋳物を前記中子を包囲する前記ダイ中
    に溶融金属を注入して形成し、かつ該金属が固化しかつ
    該中子が崩壊した後、該中子及び鋳物をダイから取り出
    しかつ崩壊した中子を鋳物から砂落ししたことを特徴と
    するダイカスト鋳物。
  2. 【請求項2】前記アンダーカット領域の表面上の平均表
    面粗さ測定値が約0.2ミクロンより少ない請求の範囲第
    1項記載のダイカスト鋳物。
  3. 【請求項3】a)良好な砂離れ性 b)良好な耐崩解性 c)耐表面浸透性 d)良好な保存寿命及び e)1000psiを越える圧力に耐える高い中子強度: を有する消耗型被覆砂中子で形成された約4.0ミクロン
    より少ない平均表面粗さ測定値を有する平滑かつ光沢の
    ある表面を有するアンダーカット領域をもつダイカスト
    鋳物であって: 前記中子は本質的に: A)互いに接触している粒子を有するかつ粒子の間の間
    隙に少なくとも部分的に樹脂バインダーが充填されてい
    る砂の基材: B)前記基材上の第1の水性被覆は主として次のものか
    らなる: 1)約100ミクロンより少ない粒子サイズでかつ約50ミ
    クロンより少ない平均粒子サイズを有する溶融シリカか
    らなる耐火物を前記第1被覆の少なくとも約40重量%: 2)少なくとも1重量%でかつ第1水性被覆体の約15重
    量%のバインダー:かつ 3)懸濁剤、分散剤、湿潤剤及び沈降防止剤からなる添
    加物群から選ばれた少なくとも2種の異なる添加物の前
    記第1水性被覆の少なくとも0.1重量%及び約1.5重量%
    より少なく:かつ C)第2液状離型被覆 とからなり、前記消耗型中子をダイカストダイ中に配置
    しかつダイカスト鋳物を前記中子を包囲する前記ダイ中
    に溶融金属を注入して形成し、かつ該金属が固化しかつ
    該中子が崩壊した後、該中子及び鋳物をダイから取り出
    しかつ崩壊した中子を鋳物から砂落したことを特徴とす
    るダイカスト鋳物。
  4. 【請求項4】前記アンダーカット領域の表面の平均表面
    粗さ測定値が約2.0ミクロンより少ない請求の範囲第3
    項記載のダイカスト鋳物。
  5. 【請求項5】a)良好な砂離れ性 b)良好な耐崩解性 c)耐表面浸透性 d)良好な保存寿命及び e)1000psiを越える圧力に耐える高い中子強度: を有する消耗型被覆砂中子で形成された約4.0ミクロン
    より低い平均表面粗さ測定値を有する平滑かつ光沢のあ
    る表面を有するアンダーカット領域をもつダイカスト鋳
    物であって: 前記中子は本質的に: A)互いに接触している粒子を有するかつ粒子の間の間
    隙に少なくとも部分的に樹脂バインダーが充填されてい
    る砂の基材: B)前記基材上の第1水性耐火性被覆:及び C)前記第1耐火性被覆上の第2液状離型被覆は主とし
    て次のものからなる: 1)無水粉末アルミニウム、黒鉛、タルク、二酸化チタ
    ン及びジルコンからなる群から選ばれた、100ミクロン
    より少ない粒子サイズで40ミクロンより少ない平均粒子
    サイズを有する固体離型粒子: 2)前記第2液状被覆の約0.2〜10重量%の樹脂質バイ
    ンダー: 3)懸濁剤、沈降防止剤及び分散剤からなる添加剤の群
    から選ばれた少なくとも2種の異なる添加剤の、第2液
    状被覆の約0.05〜15重量%:及び 4)少なくとも約30重量%の有機溶剤: とからなり、前記消耗型中子をダイカストダイ中に配置
    しかつダイカスト鋳物を前記中子を包囲する前記ダイ中
    に溶融金属を注入して形成し、かつ該金属が固化しかつ
    該中子が崩壊した後、該中子及び鋳物をダイから取り出
    しかつ崩壊した中子を鋳物から砂落ししたことを特徴と
    するダイカスト鋳物。
  6. 【請求項6】前記アンダーカット領域表面の平均表面粗
    さ測定値が約2.0ミクロンより少ない請求の範囲5項記
    載のダイカスト鋳物。
  7. 【請求項7】a)良好な砂離れ性 b)良好な耐崩解性 c)耐表面浸透性 d)良好な保存寿命及び e)1000psiを越える圧力に耐える高い中子強度: を有する消耗型被覆砂中子で形成された約4.0ミクロン
    より低い平均表面粗さ測定値を有する平滑かつ光沢のあ
    る表面を有するアンダーカット領域をもつダイカスト鋳
    物であって: 前記中子は本質的に: A)互いに接触している粒子を有するかつ粒子の間の間
    隙に少なくとも部分的に樹脂バインダーが充填されてい
    る砂の基材: B)前記基材上の第1の水性被覆は主として次のものか
    らなる: 1)約100ミクロンより少ない粒子サイズでかつ約50ミ
    クロンより少ない平均粒子サイズを有する溶融シリカか
    らなる耐火物を前記第1被覆の少なくとも約40重量%: 2)少なくとも1重量%でかつ第1水性被覆の約15重量
    %のバインダー:かつ 3)懸濁剤、分散剤、湿潤剤及び沈降防止剤からなる添
    加物群から選ばれた少なくとも2種の異なる添加物の前
    記第1水性被覆の少なくとも0.1重量%及び約15重量%
    より少なく:かつ C)前記第1耐火性被覆上の第2液状離型被覆は主とし
    て次のものからなる: 1)無水粉末アルミニウム、黒鉛、タルク、二酸化チタ
    ン及びジルコンからなる群から選ばれた、100ミクロン
    より少ない粒子サイズで40ミクロンより少ない平均粒子
    サイズを有する固体離型粒子: 2)前記第2液状被覆の約0.2〜10重量%の樹脂質バイ
    ンダー: 3)懸濁剤、沈降防止剤及び分散剤からなる添加剤の群
    から選ばれた少なくとも2種の異なる添加剤の、第2液
    状被覆の約0.05〜15重量%:及び 4)少なくとも約30重量%の有機溶剤: とからなり、前記消耗型中子をダイカストダイ中に配置
    しかつダイカスト鋳物を前記中子を包囲する前記ダイ中
    に溶融金属を注入して形成し、かつ該金属が固化しかつ
    該中子が崩壊した後、該中子及び鋳物をダイから取り出
    しかつ崩壊した中子を鋳物から砂落ししたことを特徴と
    するダイカスト鋳物。
  8. 【請求項8】アンダーカット領域表面の平均表面粗さ測
    定値が約2.0ミクロンより少ない第7項記載のダイカス
    ト鋳物。
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