JPH07112398B2 - 養豚用給水装置 - Google Patents

養豚用給水装置

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JPH07112398B2
JPH07112398B2 JP5113191A JP11319193A JPH07112398B2 JP H07112398 B2 JPH07112398 B2 JP H07112398B2 JP 5113191 A JP5113191 A JP 5113191A JP 11319193 A JP11319193 A JP 11319193A JP H07112398 B2 JPH07112398 B2 JP H07112398B2
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JP
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water
water supply
drinking
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inner diameter
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博義 小南
茂 笠原
宗之介 安達
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ITOCHU SHIRYO
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ITOCHU SHIRYO
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、養豚用畜舎に設置し豚
に水を供給する養豚用給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、養豚用の給餌・給水装置は、図
4に示すように、飼料を貯蔵する飼料貯蔵庫11の下方に
飼槽12が設けられ、この飼槽12に突出した状態で水を供
給する飲水器具13が設けられている。この飲水器具13
は、その先端を豚が鼻等で押すことにより水の吐出孔が
開口して水を吐出するもので、給水管14及び給水本管15
を介して水道管(図示せず)に連結されている。
【0003】ところで、豚が飲水器具13から水を摂取す
る際、飲水器具13からの水の吐出量が多すぎるとこぼれ
水となり、飼槽12に貯留して餌の腐敗を起こすので頻繁
に清掃しなければならず、また、畜舎廃水量が増加し廃
水処理施設を強化する必要があった。したがって、養豚
用給水装置においては、飲水のこぼれ水をできるだけ少
なくするような努力が払われている。
【0004】従来、こぼれ水を防止する技術としては、
例えば、飲水器具の構造や取付け位置を豚の飲水動作に
合わせるようにしたり、給水管にバルブを設けて水圧や
流量を調整して飲水器具の吐出量をコントロールした
り、飲水器具の中に流水孔のついた膜を設け膜の孔をで
きるだけ小さくして水が多量に吐出しないようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、飲水器
具の構造等を豚の飲水動作に合わせる技術は、全ての豚
の飲水動作に合わせることは事実上不可能であり、全て
の豚に対してこぼれ水を防止することができず、バルブ
でコントロールする技術は、給水管に溜まっている水を
コントロールすることが出来ないので、飲水の初期にお
いて多量の水が吐出してこぼれ水になるものであり、飲
水器の中に流水孔のついた膜を設ける技術は膜の流水孔
を小さくすると孔が微細なゴミや水垢で目詰まりしやす
く、常に清掃しなければならず良好な状態に維持するの
が困難であった。
【0006】以上のように、従来の技術は、特別な管理
をすること無くこぼれ水を完全に防止することができな
いものであった。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決し、清掃作
業等の管理をすること無く、こぼれ水を防止できる養豚
用給水装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために豚の飲水動作について鋭意検討し、飲水
器具からの吐出量が10ml/sec以下であると、こぼれ水
がほとんど無いことを見出した。そして、この知見から
さらに検討し、飲水器具に給水本管から水を供給する給
水管の内径を8mm以下にすると、吐出量を安定して10ml
/sec以下に抑えられることを見出した(内径が8mmを
超える、水圧を極めて小さくしなければ10ml/sec以下
にできず、僅かな水圧の変化により10ml/secをしばし
ば超えるものであった)。
【0009】本発明は、以上の知見によりなされたもの
で、本発明の養豚用給水装置は、飼槽に設けられ先端部
を押圧することによって水を吐出する飲水器具と、該飲
水器具へ水を供給する給水本管と、飲水器具と給水本管
とを連結する給水管と、給水管の途中に設けられ水圧を
調節する水圧調節弁とを有する給水装置において、水圧
調節弁と飲水器具とを接続する部分の給水管の内径が飲
水器具の接続口径より小さい4〜8mmであることを特
徴として構成されている。
【0010】給水管の内径は8mm以下であり、好まし
くは8mm以下、より好ましくは6mm以下である。内
径が8mmを超えると、水圧の変動により吐出量を10
ml/sec以下に安定して制御できなかった。また、
給水管の内径は、あまり細くし過ぎるとちょっとしたゴ
ミや水垢で管詰まりが直ぐ発生するようになるので、4
mm以上とする。
【0011】給水管の水圧は、各給水管の内径に応じて
吐出量が10ml/sec以下になるように設定される。すな
わち、吐出量は最大で10ml/sec以下であればこぼれ水
が発生しないので、吐出量の上限が10ml/secとなるよ
うに調整される。また、吐出量の下限は、豚の飲水効率
の観点から5ml/sec以上であることが好ましい。
【0012】飼料と水を同一設備で給与する給餌給水器
(ウェットタイプ)に適用した場合、飲水器具の水の吐
出量を豚の月齢に応じた量に調整することが必要である
が、、本発明の養豚用給水装置は、豚の月齢に応じた必
要量を的確かつ簡単に調整できるので好ましい。
【0013】
【作用】本発明では、給水管の内部に貯留している水
は、給水管が細いので自重により落下するのが防止さ
れ、給水管に所定の水圧のみに依存して吐出される。
【0014】
【実施例】本発明の養豚用給水装置の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は養豚用給水装置を設置した給餌・給
水装置の側面断面図である。図1において、符号1は公
共の水道管(図示せず)に連結されている塩化ビニール
樹脂製の給水本管で、内径19mmの管が使用されてい
る。給水本管1には塩化ビニール樹脂製の内径9mmの
分配管2が多数連結され、各分配管2には給水管3を介
して飲水器具4が連結されている。この給水管3は、ポ
リエチレン樹脂製で内径6mmの管が使用され、また、
分配管2の下流側端部には水圧調節弁5が設けられ、こ
の水圧調節弁5により給水管3に流入する水量を調整で
きるようになっている。また、給水管3は、飼料貯蔵庫
6の背面に保護鋼管7で保護された状態で取付けられ、
その先端に設けられた飲水器具4は飼槽8に突出してい
る。
【0016】以上のような養豚用給水装置では、豚が飲
水しようと飲水器具4を操作すると、飲水器具4の吐出
孔が開き水が吐出する状態になる。このとき、給水管3
内に貯留された水はバルブ5で調整された流入水による
圧力のみによって(従来のように自重による吐出がな
い)吐出されるので、常に最初に設定した吐出量が吐出
される。
【0017】次に、給水管の内径を変更した場合におけ
る、給水管の内圧と飲水器具の水の吐出量との関係に付
いて説明する。
【0018】図1に示す養豚用給水装置を使用し、給水
管の内径を4、6、8、10及び20mmとし、各給水管にお
いて水圧を0.1kg/cm2から1.5kg/cm2まで上昇させ、そ
の時の飲水器具の吐出量を測定した。結果を図2に示
す。
【0019】図2より、給水管の内径が10mm以上である
と、吐出量を10ml/sec以下にできなかったが、内径が
8mm以下であると、容易に吐出量を10ml/sec以下に調
整できることが分かる。また、内径が小さい程、水圧を
変更することにより広い範囲の吐出量を設定できること
が分かる。
【0020】給水管の水圧を一定とした場合における、
給水管の内径と飲水器具の吐出量との関係に付いて説明
する。
【0021】図1に示す養豚用給水装置を使用し、給水
管の水圧を0.15kg/cm2にし、給水管の内径を3.7mmから
19mmまで変更して各飲水器具の吐出量を測定した。結果
を図3に示す。
【0022】図3より、給水管の内径が9.2mm以下にお
いて吐出量が10ml/sec以下になり、また、給水管の内
径が3.7mm以上において好ましい最低限の吐出量である
5ml/sec以上になることが分かる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、豚が飲水器具から飲水する
際、飲水器具の清掃等の管理をする必要無く、常に適切
な吐出量に調整できるので、こぼれ水が発生することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の養豚用給水装置の一実施例の側面断
面図。
【図2】 給水管の内径を変更した場合における、給水
管の内圧と飲水器具の吐出量との関係を示す図。
【図3】 給水管の水圧を一定とした場合における、給
水管の内径と飲水器具の吐出量との関係を示す図。
【図4】 従来の養豚用給水装置の側面断面図。
【符号の説明】
1…給水本管 2…分配管 3…給水管 4…飲水器具 5…水圧調節弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−94627(JP,A) 実開 平3−58955(JP,U) 実開 平3−5364(JP,U) 実公 平4−8777(JP,Y2) 実公 平3−28766(JP,Y2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飼槽に設けられ先端部を押圧することに
    よって水を吐出する飲水器具と、該飲水器具へ水を供給
    する給水本管と、飲水器具と給水本管とを連結する給水
    管と、給水管の途中に設けられ水圧を調節する水圧調節
    弁とを有する給水装置において、水圧調節弁と飲水器具
    とを接続する部分の給水管の内径が飲水器具の接続口径
    より小さい4〜8mmであることを特徴とする養豚用給
    水装置
  2. 【請求項2】 水圧調節弁により飲水器具からの水の吐
    出量が約5〜約10ml/secの範囲に設定されてい
    る請求項1に記載の養豚用給水装置
JP5113191A 1993-05-14 1993-05-14 養豚用給水装置 Expired - Fee Related JPH07112398B2 (ja)

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