JPH07111459A - データ圧縮方法 - Google Patents

データ圧縮方法

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JPH07111459A
JPH07111459A JP3014951A JP1495191A JPH07111459A JP H07111459 A JPH07111459 A JP H07111459A JP 3014951 A JP3014951 A JP 3014951A JP 1495191 A JP1495191 A JP 1495191A JP H07111459 A JPH07111459 A JP H07111459A
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JP3014951A
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Gerard Battail
バタイユ ジェラール
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】コード化すべきメッセージ源の統計的知識を事
前に必要としないアルゴリズムを適応性のある、容易に
達成できるものにする。 【構成】メッセージは、二進樹木構造の各ノードで選ば
れた方向“0”又は“1”の表示で表される、信号源の
一連の記号から成る。例えば、信号源aからaまで
の記号表示は、根Nに至る分岐のそれぞれによって運
ばれる。信号源のメッセージは「左へ曲れ」又は「右へ
曲れ」という命令の列と等価である。樹木構造のルーテ
ィングに従って“0”と“1”とを計数する、各ノード
の二つの有限の大きさのカウンタを関連させることによ
り、適応性が得られる。これらのカウンタの内容は、ノ
ードで推定されるエレメント“0”及び“1”の各々の
条件付き確率を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は適応性のあるデータ圧縮方法及
び対応するエンコーダとデコーダに関するものである。
【0002】ここで「データ圧縮」という表現は、初め
のメッセージが正確に復元できるような、できるだけ短
いメッセージによってディジタルメッセージを置き換え
る手段を意味する。元のメッセージを変換する操作を情
報理論的意味としては信号源エンコードと言い、このメ
ッセージを復元する逆の変換をデコードと言う。
【0003】本方法はコード化すべきメッセージ源の統
計的知識を事前に必要としない点で適応性がある。実
際、この知識が部分的にしか必要でないか、全く必要で
ないような実際の状況が数多く存在する。例えば、ある
データファイルは通常先験的に知られている統計的構造
に何ら対応しない。
【0004】本発明を実施する方法は、1980年1月
発行のIEEEの情報理論に関するトランズアクション
誌IT−26巻第1号、15頁から25頁に、「汎用最
小冗長度の信号源コード化アルゴリズム」と題する論文
でGUAZZOが述べている種類のもので、その元に対しては
確率が知られており定常であるものである。
【0005】
【発明の目的】本発明の主目的は、そのような方法のア
ルゴリズムを適応性のある、容易に達成できるものにす
ることである。行う必要のある操作は、加算、比較、又
はシフトすることだけであって、全てのその他の結果は
表を読むことによって得られる。
【0006】
【発明の要約】従ってコード化すべき元の信号源の記号
はそれぞれ、末端でそれらの記号が結合されている二進
の樹木構造による表現から演繹される二進要素の列によ
って置換される、データ圧縮方法が提案されている。二
進要素類は、ある要素に対して左に曲る命令として第一
の論理状態では解釈され、第二の論理状態では他の要素
に対して右に曲る命令として解釈される。その記号列
は、樹木の元から、信号源の上記記号に対応する樹木の
終端に到達するまで従うべきルーティングを示す。この
ようにして元の信号源が送出した一連の記号と関連づけ
られた二進要素の列は、元の信号源と等価であるが、補
助の二進信号源によって発生したと解釈される。
【0007】上記補助の二進信号源の各要素のコード化
は、これら使用できる列の集合を、m0 という第一の列
の任意の一つの送信が第一の状態における一つの要素を
表わし、一方m1 =m−m0 という残りの列の任意の一
つの送信が第二の状態における一つの要素を表わすよう
な形に分割する上で、列の予め定めた整数mがコード化
に対して使用できるから、存在する。m0 は、予め定め
た近似の基準という考えによって、樹木構造中で到達さ
れるノードで条件付きで第一の状態にある要素の得られ
る確率の推定値pの満足すべき近似をm0 /mという比
が構成するように選ばれた整数である。暫定コード化列
はそれが属する集合の中の最も小さい列の数、すなわち
第一の状態の要素に対してはo、第二の要素に対しては
0 によって、表わされる。その後の二進要素のコード
化に対する使用可能な列の全数mはs2n となる。ここ
でsはコード化を続けるために使用できる列の暫定値を
表わし、すなわち前の二進要素が第一の状態にある場合
はs=m0 であり、前の二進要素が第二の状態にある場
合はs=m1 となり、nは上記コード化が満足であり得
るための近似基準に対して選ばれた整数である。
【0008】コード化によって表わされる暫定列の数
は、前以て2n を掛けた前の暫定結果に加算される。
【0009】本発明を実施する方法によれば、樹木の各
ノードは、1で始まりそれぞれ樹木と関連した補助信号
源からの第一及び第二の状態にある要素を勘定する二つ
のカウンタと連動している。上記二進要素は上記ノード
から生じている分岐に関係している。ノードと連動して
いるに上記二つのカウンタの何れか一つが最大の大きさ
に達したときは、両カウンタの内容c0 及びc1 は同一
の係数によってある整数近似値内で除算することによ
り、減少させられる。p=c0 /(c0 +c1 )は、対
応するノードに到達したならば補助信号源の第一の状態
にある要素の現在の推定値を表わす。
【0010】
【実施例】GUAZZOが述べた方法のように、本発明を実施
する方法は二進法による樹木によってコード化されるメ
ッセージの記述から成る。このメッセージを送信する一
次信号源のアルファベットに関係なく、信号源の記号は
元のN0 、また根と呼ばれるN0 から、葉と呼ばれる樹
木の終端の任意の一つまで、二進法による樹木で従うべ
きルーティングの表示によって表わされる。各葉は信号
源のアルファベットの記号の各一つと関連している。図
1は一次記号がa1 ,a2 ,a3 及びa4 と記されてい
る、四つの信号源に対する二進法による樹木を示す。
「左の分岐をとれ」という指示は、第一の論理状態にあ
る二進要素b=“0”と関連しており、「右の分岐をと
れ」という指示は第二の論理状態にある二進要素b=
“1”と関連している事は、同意しなければならない。
【0011】更に、樹木表現は葉を根に併合することに
よって変換され、信号源a1 からa4 までの記号表示
は、図2に示すように根N0 に至る分岐のそれぞれによ
って運ばれる。このようにして得られた図は、遷移図と
呼ばれる。それ故、信号源によって送信されたメッセー
ジは、このメッセージの記号のつながりに対応するルー
ティングをこの図中で述べている、「左に曲れ」又は
「右に曲れ」という命令の列と全く等価である。これら
の命令の列の二進表現は、元の信号源と等価な二次信号
源と呼ばれる、補助信号源を構成する。
【0012】更に、樹木のN0 からNI-1 =N2 に至る
I=3の各ノードにおいて、二進要素“0”と“1”の
表現は、GUAZZOに従って「列」と呼ばれる使用可能な二
進の順序のある集合を二つの部分に分けることに存在す
る。この現在のノードNi に対するこれら二進の列の積
分数はmと記され、ここで指標iは0とI−1の間にあ
る。これらm個の列の最初のm0 、0からm0 −1に属
することは補助信号源の記号“0”を示す役目をし、m
1 =m−m0 個の残りの列に属することは、m0 からm
−1の番号となるが、補助信号源の要素“1”を表わ
す。
【0013】補助信号源の二進メッセージの表現は、樹
木の各ノードにおいて次の二項目の間に同一性が存在す
る場合、且つその場合にのみ、その最大の簡潔性に到達
したことが示される。
【0014】・使用可能な列の全数に関する、二進要素
“0”を表わす使用可能な列の数の比m0 /m、及び
【0015】・このノードに到達した場合、この二進要
素と関連している分岐、すなわち左側への分岐を通って
進むルーティングの確率。
【0016】最適な簡潔性の良い近似は、このm0 /m
の比が最小の動作を確保する予め決められた近似の基準
という意味で、この確率pの近傍にある場合に得られ
る。図3のアルゴリズムを、樹木の現在のノードに対応
する一次記号のコード化の準備上の結果の、種々の計算
段階の詳細説明を提供するために参照してみよう。
【0017】現在のノードと呼ばれる、図2の遷移図の
各ノードにおいて、要素“0”と“1”の条件付き確率
は、その一方が“0”要素を勘定し、他方が“1”要素
を勘定する一対のカウンタによって決定される。c0
びc1 によってこれらのカウンタのそれぞれの内容を表
わすとき、p=c0 /(c0 +c1 )は現在のノードに
おける要素“0”の条件付き確率の推定値を構成する。
【0018】カウンタの有限の大きさの保持と確率の変
化に対する適応との両方が、二つのカウンタの丁度一方
が予め定めた積分値2dに達したとき、ノードと関連し
ている二つのカウンタを、列を通じて2に等しいと想定
している、同一割合fだけ同時に減少させることにより
確保される。メッセージのコード化の最初の段階EOに
おいては、カウンタの再最初の内容は、0又は1に等し
い確率の推定、それはコード化の継続を妨げるかもしれ
ないので、これを避けるため少くとも1に等しくなけれ
ばならない。図3によれば、カウント数は最初はc0
1及びc1 =1である。同じ理由により、奇数の内容を
2で割ることは最も近い整数に切り上げるようにしなけ
ればならない。列においては、カウンタは次のように考
えられている。
【0019】図3の第二の現在ノードに対する計算の最
後の段階E7に示すように、その最大の大きさが2dに
等しく、dは飽和を避ける軽減を行った後の内容である
ような、全ての同じ大きさ、又は、樹木の深さの関数と
して分岐あたり減少率1/2だけ減少するサイズで2d
はそこで樹木の元N0 と連動しているカウンタの最大の
大きさである。もっと一般的に言えば元のN0 からi回
分岐して分けられたノードNi に対する最大の大きさが
(d/2i-1 )で、指標iは0とI−1の間にある整数
であるということである。
【0020】二進の列の最初の数は、ここまで考えてき
たようにコード化に使用するアルファベットが二進法な
らば、m=2n の形であるようにとられる。ここでn
は、整数m0 が見出すことが出来て、これに対しm0
mが遷移図の最初のノードN0に対する上記の予め定め
た範囲を満足するpの近似値であるような整数である。
コード化された二進法による列は、補助信号源の第一の
二進要素が“0”である場合仮に0に等しく、この二進
要素が“1”(N0 に対する段階E5)の場合m0 に等
しくとられる、0からm−1までの数xによって表わさ
れる。コード化を続けるには、ノードN0 における第一
の二進要素が“0”の場合s=m0 で、この第一の要素
が“1”の場合s=m1 =m−m0 であるような、s個
の可能な二進列の暫定値をIが持たなければならない。
遷移図で辿られるルートの第二のノードN1 において
は、使用できる二進列の全数はm=s2n となり、ここ
でnは前と同じ範囲の関数として決まる整数であり、p
はノードN1 における“0”の条件付き確率を表わす。
0 の新しい値(段階E3、E4)はこの確率に対応す
る。第二のノードで選択された要素が“0”の場合は暫
定的なコード化の結果はx2n となり、選択された要素
が“1”の場合は(x2n )+m0 となる。ただしxは
現在ノードN1 に先行するノードに対する暫定的コード
化の結果を示す。今の場合はノードN0 に対して(段階
E5)x=m0 である。このE1からE7に至る段階の
プロセスは、メッセージによって指定される遷移図にお
けるルートで遭遇するあらゆるノードにおいて繰り返さ
れる。
【0021】確率の推定値pは比の形r/dで近似され
るが、ここで整数dはここに上記したとおり定義され、
rは1からd−1までの任意の整数であって、この条件
は上記の予め定めた近似の基準を定義している。本発明
を実施するアルゴリズムの性能は、確率の近似の精度に
もっぱら依存するが、従って独占的にパラメータdの関
数である。このパラメータは、確率が定常的な文脈にお
いて推定される正確さと、m0 /mによるこの確率の近
似の精度の両方を決定する。
【0022】更に、各ノードで加算されねばならず、且
つ前段の暫定的コード化結果xの乗算係数2n から生ず
る、二進要素のそれぞれの数nはd2dとなるよ
うに選択される。
【0023】二個の二次元の表T1およびT1’は、次
のような操作に使用して有益である。
【0024】a)表T1:条件付き確率の近似を、各ノ
ードと連動しているカウンタの内容c0 とc1 の関数と
して定義する、数rの決定。下記数式1以内への積分部
分下記数式2
【数1】
【数2】
【0025】b)表T1’:pの満足すべき近似値であ
るm0 /mに対して、ある数mと関連する数m0 の決
定。それは、c0 とc1 =m−m0 に関してpと関連す
る数rをそこで読むことができるような、この表中では
単純にc0 の値である。 操作a)の結果は、その例がd=8に対して下記されて
いる表T1(段階E2)中で直接読取ることによって得
られる。操作b)の結果については、mが満足する二重
不等式、すなわち下記数式3が表T1中のrに等しい少
なくとも一つの値の存在を必然的に伴わせる。ただしそ
のような値は二つ存在する可能性がある。
【数3】 あらゆるあいまいさを避けるため、なすべき最も簡単な
ことは、パラメータmがとることのできる値、すなわち
dと2d−1の間に含まれる値に対して、pと関連した
r及びmの関数としてm0 の値を与えるように、表をア
レンジし直すことである。この表T1’の例も以下に示
す。
【0026】操作b)に先立って、補助の表T2を、n
の値を求めるため、従ってsがdより小さい、すなわち
下記数式4及び下記数式5である場合、得られる使用可
能値sの関数としてmの値を求めるため、有利に使うこ
とができる。表T2(表1)の例はこのあとにd=8に
対して再び掲げてある。
【数4】
【数5】
【表1】
【0027】表T1’(表2)はm0 の値を、第1行の
rの値及び左側の列のmの値の関数として与えている。
【表2】
【0028】表T2(表3)においては、第1行目はs
の値を示し、第2行目、第3行目はそれぞれn及びmの
値を掲げてある。
【表3】
【0029】図3のアルゴリズムによって生じる数は、
コード化すべきメッセージの大きさによってのみ制限を
受ける。メッセージの二進表示にとって、二進要素の予
め決めた数を超えないことが望ましい。そうするために
は、補助信号源によって送出されるメッセージを含む二
進要素bの有限個の列は、普通各N個の二進要素を有す
るブロックに分割される。ただしNは予め定めた整数で
ある。各ブロックは、コード化アルゴリズムによって逐
次計算されるすべてのシフト数の和を見出すことによっ
て容易に求められる。この和がNという数を超えると直
ちに、コード化は中止され、その暫定結果は必要ならば
幾つかの0でN個の数字で終らせられ、ブロックの形で
送出される。コード化はその内容を保存するノードに関
連しているカウンタを除いて再開される。最後に、長さ
Nを有するように送信されたコード化要素の最後のブロ
ックに必要なだけの数の“0”によって、使用可能なメ
ッセージが完了する。
【0030】このようにして行われたコード化は、前置
条件が満足されないという点で厳格には縮小不可能なも
のではない。しかし第一の段階で数mとm0 の知識が、
要素“0”又は“1”をそこで決めることができる。そ
うすると、この記号が“1”に等しい場合に受信される
数からm0 を差引くことによって、操作は次のノードで
繰返され、これに対して新しいm及びm0 の値が知られ
る等が続くことになる。このように工夫されたコードは
従って解読できるものである。
【0031】デコードするには、樹木構造、分岐の条件
付き確率、及びmを求めるのに使用した基準の適用規則
の知識を使用する。今後わかってくるように、適応性を
考慮に入れるためには、デコーダはエンコーダと同じカ
ウンタを使用し、異るノードにおける分岐の頻度はそこ
で同じようにして決定される。コード化したメッセージ
はその開始から受信されねばならず、測定頻度の更新は
コード化に引き続いて行われなければならない。
【0032】図3の段階E5においては、コード化の暫
定的結果はxで表わされ、最終の結果は従ってアルゴリ
ズムの終りに到達した時のxである。
【0033】デコードに対しても同様に、x’はデコー
ダが受信し変換したコード化メッセージを表示する。メ
ッセージは、それぞれ数x”を表わすn個の二進要素の
群で読まれる。我々は未知である信号源の先験的な確率
を想定した。遷移図は自然の二進法による樹木、又は他
のよく定義された樹木、例えば想定確率に対するHuffma
n の木から演繹される。
【0034】ここで図4を参照すると、本発明を実施す
るエンコーダは自然の二進法による樹木に基づいて働
く、すなわち信号源の一次記号の二進表現の各要素は、
各ノードでこの記号と関連する葉に至るルートが左方分
岐("0")をとるか右方分岐("1")を示すものとして解釈
することができる。この木の元つまり根Noは従って、そ
の記号の表現の最上位の要素に対応する。信号源が引き
続いて送信する記号の列にこのように対応している二進
要素の列は、補助の二進信号源1が送信するものとして
以後解釈するものとする。二進要素bは、入来二進ビッ
ト又は要素bの頻度、従って樹木のノードの処理の頻度
における信号HN、及び各メッセージの終りを信号で送
る信号FMのような、種々のクロック信号と一緒に信号
源が送信する。クロック信号HNは、エンコーダの回路
2〜9の全てに加えられる。
【0035】入力においては、エンコーダは補助信号源
1の二進要素の関数として、樹木での数列を翻訳するた
めのノード取扱回路2を含む。ある端末ノードまたは葉
に到達すると根Noへの戻りがある。クロック信号HNの
各周期において、十分定義されたノードに到達し、これ
を「現在ノード」と呼ぶ。
【0036】取扱回路2は出力バスを経由して二進法に
よる樹木で順次交差するノードのアドレスを、樹木のノ
ードNoからNI-1までと関連している分岐番号記憶回路30
から3I-1までへ送信する。図5はこれら記憶回路の一つ
3iを詳細に示すが、指標iは0とI−1の間にある。
【0037】回路3iはノードNiと連動してC0とC1の計数
値を示す二つのカウンタ300 と301の周りに構築されて
おり、図3に示すアルゴリズムの段階E1, E6及びE7で使
用される。これらのカウンタはノードNiからとるべき左
方向または右方向を指示する二進要素の頻度を推定する
のに使用される。段階E1,E6 及びE7は、取扱回路2から
出ていくアドレス用バスに接続され、局部的時間基準の
役割をする、ノードN1のアドレスを検出する検出器31に
よって制御される。この時間基準は、記憶回路3iに含ま
れる他の論理回路と同様、クロック信号HNでクロックを
与えられる。
【0038】段階E1に対応するノードNiの処理の初め
に、この後わかるように表形式のメモリ4の二重アドレ
ス用バスに接続されている、二つの出力レジスタ320
321 にC0とC1の計数値が読み込まれる。計数値C0とC1
ノードNiの前の処理の間に計算されたものである。
【0039】次いで二進要素bを受信する入力Dのフリ
ップフロップ33は、二進要素“1”を二進要素“0”か
ら区別するように検出器31からクロックを受ける。フリ
ップフロップ33の出力は直接カウンタ301 の計数入力
に、またインバータ330 を経てカウンタ300 の計数入力
に、カウンタ300 及び301 が二進要素b=“0”及び二
進要素b=“1”にそれぞれ応えて段階E6で示されるよ
うに一つだけ前進するように接続される。
【0040】段階E7は二個のディジタル比較器340 と34
1 を作動させることにより、検出器31がトリガをかけ
る。これらの比較器の入力のみならず、2での割算を行
う二個の除算器350 と351 の入力もそれぞれ、カウンタ
300 と301 の出力バスに接続されている。比較器340
341 は、段階E6で計算された計数値C0とC1を最大値2d-1
まで勘定するが、dは各ノードでの分岐の条件付き確率
の推定の確度を規定する積分パラメータである。比較器
340 と341 の出力は、除算器350 と351 の作動入力を、
2入力のORゲート341 及び検出器31で開く2入力AN
Dゲート342 を経由して合同で制御する。計数値C0とC1
の中の一つが2dの値に達すると、比較器340 と341 の中
の一つが除算器350 と351 の作動入力に“1”を与え
る。割算C0/2及びC1/2の結果はそれぞれ、アドレス
検出器31及びANDゲート342 の制御のもとに、段階E7
の終りにカウンタ300 及び301 にロードされる。前の割
算は切り上げ積分近似により行われる。
【0041】最初は、メッセージの処理の開始に当た
り、カウンタ300 と301 の段階E0におけるように、信号
源1により“1”(RA1)の状態に設定されていることに
注意しなければならない。
【0042】再び図4を参照すると、表T1, T2及びT1'
を記憶し、段階E2からE4までを実行するためエンコーダ
は三個のメモリ4,5,6を有しており、また暫定値s
を計算するため第一の計算回路7、及び暫定的コード化
結果xを計算するため第二の計算回路8を持っている。
【0043】段階E2においては、現在ノードN1と関連し
ておりそれぞれC0とC1で表されている、カウンタ300
301 の内容は、メモリ4に記憶されている第一の表T1の
列と行に対するアドレスとして使用される。これら二つ
のアドレスに応えて、p=C0/(C0+C1)の最良の近似
比で分母がdの場合の分子である、rという数は、メモ
リ6に記憶されている表T1' の列のアドレスとして与え
られる。
【0044】段階E3の初めに、暫定値記憶レジスタ72
は、前に記憶されている暫定値sを、プログラム可能回
路の形になっているメモリ5のしきい値dと比較するよ
うに読み取られる。プログラム可能メモリ5において
は、ディジタル比較器51は、第一のAND回路52がSと
いう数がdより大きいときメモリ6の表T1' の行アドレ
スを構成するために、暫定値sを受信する第一のAND
回路52を動作させる。それ以外の時は、比較器51の出力
は、インバータ53を経由して別のAND回路を動作させ
て、読取りアドレスとして応答する表T2を含むメモリ55
で、レジスタ72中の数sに対応する数n及びmを読む。
数値m=S・2nは前述のとおりメモリ6に対する行アドレ
スとして与えられ、メモリ55で読まれた数値nは回路8
に含まれているシフトレジスタ回路83、及びブロック終
了検出器9に与えられる。段階E3に指定されるようにS
またはS・2nに等しいとして数値mが決まったとき、メモ
リ6の表T1' は、二進要素6による対応する数値m0を、
回路7及び8にそれぞれ含まれている計算ユニット71及
び81に加えられるため、列及び行の読取アドレスr及び
mの関数として読取られる。
【0045】このようにして段階4の後では、計算ユニ
ット71及び81はそれぞれ段階E5によって、数値s=m0
b(m−2m0)及び数値m0bを計算する。ユニット71が
誘導する新しい値sは、クロック信号HNによってクロッ
クを与えられるAND書込み回路を経由して、レジスタ
72に登録される。こうして計算された数値m0bは回路8
に含まれている累算器の入力バッファレジスタ82に登録
される。この累算器においてはレジスタ82の出力はシフ
トレジスタ回路83の出力と同様、累算器の出力バッファ
レジスタ85に格納すべき和の値、x・2n+bm0を生じる加
算回路84にそれぞれ接続される。
【0046】各ノードサイクルの開始時、レジスタ85の
内容xはシフトレジスタ83の第一段階で転送され、段階
E3の終りには、sがdより“大きい”ときゼロに等しく
なることができ、メモリ55に読込まれる数値nは、相対
的乗算をnの羃数に対して、すなわちx・2nを行うよう
に、数値nに等しい多くのシフトレジスタ段階によっ
て、前に記憶した数値xが左にシフトされるために、回
路83に含まれているシフトレジスタ制御回路にロードさ
れる。最下位の複数ビットに対応するレジスタ83での右
へのn段は、従って“0”に等しくなる。新しい数値x
は、加算器84で加算するために、レジスタ83に読み込ま
れると同時に、レジスタ82へ数値m0bが読み込まれる。
【0047】ブロック終端検出器9はs>dのときメモ
リ55が送出したシフト数nを加算し、これらの数値nの
和を予め決めた整数Nと比較する。この和がNを超える
と、検出器9は、エンコーダの出力バス851 に累算器の
出力レジスタ85の内容を転送することにある、ブロック
終了操作を命令する。各ブロック終端で、累算器のレジ
スタ82, 83, 85はゼロにされ、同時に暫定値レジスタ72
を“1”に初期リセットする。メッセージ終了信号FMに
応答して、検出器9はレジスタ85の内容を“0”で完結
し、N個の要素を有するこうして構成されたメッセージ
の最終ブロックの送信を命令する。メッセージの終りの
FMにおいて、分岐数記憶回路30から3I -1までにおける
内容300 及び301 は“1”(RA1)にリセットされる。
【0048】他の実施例によれば、メッセージは固定長
のいくつかのブロックに切断され、これらブロックには
異なる数のコード化記号がそれぞれ対応する。
【0049】図4に示すエンコーダに対応するデコーダ
は、同様の構造を有する。二進要素bを受信する代わり
に、デコーダは、それぞれ数x''を表すn個の二進要素
の群に読み込まれるメッセージxの二進要素を受信す
る。
【0050】デコーダでは、累算器の入力レジスタは最
初から受信したブロックでロードされており、累算器は
減算器として動作する。累算器の入力レジスタの内容
は、表T2を含むメモリにおって与えられる数値nによっ
て表示されるとおりシフトした、数値m0と比較される。
この内容が数値m0未満である場合は、補助信号源の記号
は数値b=“0”によってデコードされ、上記内容がm0
以上の場合は、デコードされた記号はb=“1”であ
る。累算されたシフトレジスタの指示の関数としてシフ
トされた数値m0は、累算器の内容から差し引かれる。こ
の内容がなくなった時、ブロック終了が検出され、累算
器は新しいブロックによって再ロードしなければならな
い。暫定値レジスタはその初期値“1”にリセットされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】三つのノードと四つの葉とを有する二進法によ
る樹木構造を示す。
【図2】葉が樹木の根に併合されている遷移図と呼ばれ
る、図1に類似の図である。
【図3】コード化/デコードのアルゴリズムを表し、特
に本発明を実施するデータ圧縮方法に関する、樹木ノー
ドの処理アルゴリズムを表す。
【図4】本発明を実施するエンコーダの提案する実施例
の線図的ブロック図である。
【図5】図4のエンコーダに含まれている、あるノード
で勘定される分岐の数を記憶する回路のブロック図であ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれコード化された原子信号源の記
    号が、二進法による樹木構造によるその表現から演繹さ
    れる二進要素のある列で置換され、その列の終りにおい
    て上記信号源の上記記号が関連づけられており、 上記二進要素は第一の論理状態ではある要素に対して左
    へ曲る命令として解釈され、第二の論理状態では他の要
    素に対して右へ曲る命令として解釈され、 上記の列は、上記樹木の元から、上記信号源の上記記号
    に対応する上記樹木の終端に到達するまで、従うべきル
    ーティングを示し、 上記元の信号源から送信された記号の列に関連させた二
    進要素の列は、元の列と等価であり、補助の二進信号源
    によって発生されたと解釈され、 上記補助の二進信号源の上記各記号のコード化は、一つ
    の予め定めた列の整数mがコード化に対して使用可能で
    あるから、m0 個の第一の列の任意の一つの送信が第一
    の状態にある要素を表わし、一方m1 =m−m0 個の残
    りの列の任意の一つの送信が第二の状態にある要素を表
    わすように、上記使用可能の列の集合を分割することに
    在り、 m0 は、予め定めた近似の基準という意味で、上記樹木
    の中で到達したノードにおいて条件付で第一の状態にあ
    る上記要素の確率の得られる推定値pの満足すべき近似
    を比m0 /mが構成するような整数であり、 暫定的なコード化列がその属する集合における最小数の
    列、すなわち、上記第一の状態にある要素に対しては
    o、上記第二の状態にある要素に対してはm0 、によっ
    て表わされ、 引き続く二進要素のコード化に対する上記の使用可能の
    列の全数mはs2n となり、ここにsは上記コード化を
    継続するのに使用可能な列の暫定値を表わす。すなわち
    上記の一つ前の二進要素が上記第一の状態にある場合は
    s=m0 、上記一つ前の二進要素が上記第二の状態にあ
    る場合はs=m1 であり、nは上記コード化が満足すべ
    きものであるために近似の基準に対して選ばれた整数で
    あり、 上記コード化によって表わされる上記暫定的列の数は、
    予め2n を乗じた上記一つ前の暫定的結果に加えられ、 上記樹木の各ノードは1から動作を始めて、上記樹木に
    関連づけられた補助信号源からの第一及び第二の状態に
    ある要素をそれぞれ勘定する、二個のカウンタと連動さ
    せられており、上記二進要素は上記ノードから生ずる樹
    木の分岐(枝)に関係があり、 ノードと連動させられた上記二個のカウンタのいずれか
    一つが最大の大きさ(計数容量)に達したとき、両カウ
    ンタの内容c0 及びc1 は積分近似の範囲内に同一割合
    だけ除算によって減少させられ、 対応するノードに到達したならば、p=c0 /(c0
    1 )が上記補助の信号源の上記第一の状態にある要素
    の確率の現在の推定値を表わすことを特徴とする、デー
    タ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 前記カウンタの内容c0 及びc1 の減少
    率が2に等しい値を有し、対応する切上げ積分近似を含
    むことを特徴とする、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 dを整数とするとき、前記カウンタの大
    きさ2dが前記樹木の前記ノードの全てに対して同一で
    あることを特徴とする、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 dを整数とするとき、前記樹木の前記出
    発点と連動させられている前記二個のカウンタの大きさ
    が2dに等しく、上記出発点と上記樹木でi回の分岐だ
    け離れているノードに連動させられている上記二個のカ
    ウンタの大きさが、iを整数とするとき、d/2i-1
    等しいことを特徴とする、請求項2の方法。
  5. 【請求項5】 rを1からd−1までの任意の整数と
    し、dを前記カウンタの内容が最大の大きさ2dに達し
    たとき、飽和を避ける前記減少法を実行した後、前記樹
    木の前記出発点と連動させられている上記カウンタの一
    つがとる整数値であるとするとき、pの近似値がrdの
    形で与えられるpに最も近い分数であることを特徴とす
    る、請求項3の方法。
  6. 【請求項6】 rの値が、前記カウンタの前記内容c0
    及びc1 の関数として二次元の表で読まれることを特徴
    とする、請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 整数nの決定法を、m=2n ・sがdに
    等しいかそれよりも大きい最小の整数で、sを前に構成
    した列の前記暫定値とするように行うことを含む、請求
    項5の方法。
  8. 【請求項8】 m0 の値が前記の数値r及びmの関数と
    して表中で読まれることを特徴とする、請求項7の方
    法。
JP3014951A 1990-01-15 1991-01-16 データ圧縮方法 Withdrawn JPH07111459A (ja)

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FR9000394 1990-01-15

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DE69113072D1 (de) 1995-10-26
EP0438340A1 (fr) 1991-07-24
FR2657203B1 (fr) 1992-04-10
FR2657203A1 (fr) 1991-07-19
US5268686A (en) 1993-12-07
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