JPH07107964A - 製麹における品温制御グラフの表示方法 - Google Patents

製麹における品温制御グラフの表示方法

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JPH07107964A
JPH07107964A JP28195493A JP28195493A JPH07107964A JP H07107964 A JPH07107964 A JP H07107964A JP 28195493 A JP28195493 A JP 28195493A JP 28195493 A JP28195493 A JP 28195493A JP H07107964 A JPH07107964 A JP H07107964A
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JP
Japan
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koji
display
temperature
product temperature
graph
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Application number
JP28195493A
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English (en)
Inventor
Hisakazu Aoto
久和 青戸
Tsumoru Kuratate
積 倉立
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製麹の品温制御における品温aの変化を部
分と全体に切換表示して正確な制御対応を行う。 【構成】 製麹の品温制御における品温aの変化を品
温制御期間中の全体を表す全体表示と、部分的な変化を
拡大して表す小区分表示とに分け、これらを共通画面上
の共通のグラフ幅Lに切換表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は製麹における品温制御
グラフの表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来清酒を始め味噌,醤油等の醸造用の
麹のうち、特に上質の日本酒の醸造用として突き破精と
称される上質の麹を得るための装置及び方法として、特
開平5−7486号公報に示されるような技術が提案さ
れている。この装置は図1に示すように多数の箱状木製
容器2に培養基(蒸米)を収容して、環境制御される製
麹室1内で、上記容器を二列以上の列をなして積み重ね
状態のまま昇降及び列間移動(循環)させることによ
り、全体の製麹条件を均一にする装置であって、各容器
2への培養基の盛付け後仲仕事、仕舞仕事、出麹等の作
業をこれらの作業工程に対応して培養基の品温を制御し
製麹作業を完了するものである。
【0003】そして上記品温制御は容器2内に設置され
た品温センサ9で培養基の品温を検出し、その品温が図
2(A)に示す目標品温Aに従って経時変化するように
空調機5によって室温をプログラムに従って自動的に制
御するとともに、室内の湿度も併せて検出し、加湿器及
び除湿装置(空調器5)により、設定湿度Bに追従させ
て湿度制御を行うものである。
【0004】そして上記品温等の制御経過のグラフは、
図2(A)に示すように通常の製麹に必要な時間約24
時間とその前後の予熱や出麹後の時間を加えたものの変
化を製麹横軸に表し、縦軸に温度や温度等の環境要素の
変化をそれぞれフルスケールで表し、このグラフをディ
スプレイの表示画面に表示して目視確認していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしディスプレイ表
示された上記グラフは24時間以上の長時間の範囲を単
一グラフで表示するため、短時間の微細な温度変化等が
判断し難く、特に追従制御開始直後の温度変化が製麹の
品質に多大な影響を与えるために、この時点の微小変化
を正確に確認して適切な制御を行おうとする場合にはグ
ラフ表示が小さ過ぎて不便であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の表示方法は、所定の時間範囲内で、予め設
定された目標品温Aに追従させるように品温制御を行
い、該品温制御による経時的な品温変化を表示画面上に
グラフ表示する方法において、上記制御時間のグラフ幅
Lを整数n個の単位時間の集合からなる小区分表示と、
該小区分表示の整数n倍を表示する共通のグラフ幅Lか
らなる全体表示とで構成し、必要に応じて上記小区分表
示と全体表示とを表示画面上で切り換え表示することを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の方法によれば、製麹時の品温変化を、
表示画面上においてフルスケールの全体表示の表示グラ
フで、全制御期間中にわたって確認することで、製麹作
業及び品質の全体の判断と対応が可能であるとともに、
全体表示中の一部である小区分表示により、任意の時点
を拡大表示して詳細な変化を読み取りことができるの
で、製麹中の部分的な重要度に応じて正確な判断と対応
が可能になる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施に使用する装置の概要を
示し、制御装置8(ホストコンピュータ)によって環境
制御される製麹室1内に収容される製麹装置は麹蓋(容
器)2に対して麹菌を植え付けた蒸米等の培養基の盛付
けを行う盛付け装置3と、盛付け後の容器2を多数搬入
して積重ね、該積重ね状態において各容器2を温度,湿
度,CO濃度等の製麹条件を均等に与えるために昇降
及び移送循環(積替え又はローテーション)させる循環
機構4と、該循環機構4上において必要に応じて盛形状
を変更させ、各麹蓋2内における製麹条件の均一化を行
うための撹拌装置6とで構成される。麹蓋2は長方形の
木製箱で、積重ね状態で内側と外側の通風性が保持でき
る構造となっている。
【0009】製麹室1は図1に示すように前記製麹室装
置を収容する環境室を形成し、室外に設置された空調機
5で外部の空気を浄化しダフト7を介して温度及び湿度
と風量、その他必要に応じ酸素濃度、炭酸ガス濃度等を
調節出来る機能を備えている。製麹室1には外部のホス
トコンピュータ8と接続して上記のような内部環境を測
定制御する温度計9,湿度計11,炭酸ガス(CO
をサンプリングして計測する濃度計12,後述する循環
機構4中の容器2には、移動中の該容器2及びその内部
の培養基の品温をサンプリング測定する温度検出器(セ
ンサ)26等が取付けられている。
【0010】そして上記ホストコンピュータ8と、盛付
け装置3,循環機構4及び撹拌装置6の各作動部との間
にはシーケンサ等のスレーブコンピュータ13が接続さ
れて各部の動作制御が行われるとともに、ホストコンピ
ュータ8にはディスプレイ画面等の表示装置14,ハー
ドディスク16及びフロッピーディスク17等の記憶部
18を備えており、空調機5はホストコンピュータ8と
オンライン接続(RS−232C)されて制御されるよ
うになっている。
【0011】盛付け装置3の下方には、麹蓋2を載置し
て待機させるベルトコンベアからなる搬入ライン22が
左右方向に設置されている。上記麹蓋2にはホッパー2
1の下端より所定量の麹菌を植え付けた蒸米が排出落下
して盛付けされ、蒸米は初期形状は山形に盛付けられ、
盛付後の麹蓋2は搬入ライン22によって図1中で順次
左方の循環機構4内に送り込まれる。
【0012】循環機構4は、搬入ライン22の左半部を
下部に収容し、上部には搬入ライン22と平行なコンベ
ア等よりなる上部移送ライン23を横設しており、両ラ
イン22,23間では左右二列に多数の麹蓋2を積重ね
た状態の上昇ライン24aと下降ライン24bを支持
し、上昇ライン24a,下降ライン24b及び搬入ライ
ン22,移送ライン23の作動によって麹蓋2は図示す
るように時計方向に例えば5分毎に一段ずつ順次送り回
転して循環され、容器2の積替え動作が行われる。
【0013】撹拌装置6は、循環機構4上に下向きに設
けられ、回転する撹拌部を麹蓋2内に昇降自在に挿入
し、麹蓋2のローテーション作動の途中で必要に応じて
内部の盛付蒸米を撹拌し又は盛形状の変更を行う。これ
らの撹拌と盛形状の変更は、例えば図2(A)に示され
る製麹作業中の仲仕事,仕舞仕事,出麹等の仕事のタイ
ミングと目的に応じて、主として蒸米全体の均質化,放
冷,蒸散、次工程での麹の成長のコントロール等の作用
を期して行われる。
【0014】本実施例においては、製麹室1では図2
(A)に示されるように設定品温Aに品温を追従させる
ように予め設定されたプログラムに従ってコンピュータ
制御し、設定湿度Bに湿度を追従させるように制御する
一方で、製麹室1の予熱後の制御開始〜出麹までの間に
上記撹拌が行われ、特に終盤の作業である出麹に先立っ
て、その予定時刻の例えば40分位前から容器2内の蒸
米の撹拌を開始し、出麹前5分位にすべての容器2の撹
拌を終了する。
【0015】上記容器2内には、底板内面に沿って品温
検出用の棒状の白金温度センサ(熱電対)からなる温度
検出器26が容器側板を貫通して設けられており、温度
検出器26はサンプル測定用として昇降ライン24a,
24b中に各1個付設されて、上昇ライン24a,下降
ライン24bで昇降中は常に品温検出をして検出情報を
ホストコンピュータ8に提供している。上記昇降ライン
24a,24bでの容器移動中の品温計測の機構と方法
は特開平5−7486号公報に示されるものと同様に、
容器側のプラグにコンセントが離接自在に接続され昇降
追従するものを用いるが、その詳細な説明は割愛する。
【0016】理想的に製麹された麹は、製麹過程におけ
る温湿度等の経時的な環境条件が整うことによって得ら
れるので、この環境条件の1つである理想的な温度も概
ね経験的に求めることができる。そこでこの実施例で
は、図2(A)に示すように予め製麹時の環境制御開始
から出麹に至るまで(約24時間)の理想的な設定品温
を設け、これに対して温度検出器26で測定する実測品
温aを上記設定品温に追従させるように温度計9で計
測する指示室温aを空調機5によって制御するように
なっている。
【0017】そして上記品温の追従制御に先立ち、制御
立ち上がり時の品温を目標品温Aにより正確に追従させ
るために、製麹室1及び麹蓋2を所定値まで予め予熱し
ておく必要があり、該予熱と盛付けが完了した後に製麹
のための品温制御に入る。
【0018】図2(A)は図1における表示装置14に
表された製麹作業中の全体の温度変化を表したもので、
この例では品温制御に必要とされる約24時間を含む横
軸の時間区分を5時間単位として5個分をそれぞれ区分
して表し、全体としては少なくとも25時間の時間幅を
横軸上の所定長さLの範囲で大区分表示として表し、且
つ前記目標品温A指示室温a,実測品温a,設定
湿度Bの変化を縦軸に表すフルスケールレンジで表して
いる。したがってこのグラフでは全制御区間の変化が単
一表示により連続的に確認できる。
【0019】これに対し図2(B)のグラフは、同様に
表示装置14に画面上において、上記所定長さL内を1
時間単位で5区分し、所定の長さLを5時間のレンジと
して表しており、縦軸方法のスケールは図2(A)に示
すものと共通している。その結果このグラフでは追従制
御開始後5時間迄の品温変化等が図2(A)のものに比
して時間変化で5倍の大きさに小区分表示として拡大表
示され、ある温度に到達する時間の速さを5倍に拡大し
て判読することができる。
【0020】しかも上記グラフはいずれも画面上の長さ
Lの範囲を共に5区分で表示しているため、そのアナロ
グ表示は変更されず、下部の数値0〜25時間又は0〜
5時間に対応する数字のみの変更で足りる。これらの表
示は必要に応じてキーボード操作を切り換え手段として
分割されたり小区分表示と全体表示とに任意に切り換え
ることが可能である。
【0021】また製麹制御開始当初は、麹の種類や培養
基の性情により特に品温変化が激しいものがあるほか、
一般に製麹開始直後の品温情況が製麹全体の品質に多大
な影響を及ぼすため、プログラム設定により製麹開始後
一定時間、例えば5時間は、自動的に上述した小区分表
示によりグラフを拡大表示して微小な品温変化を確認し
て制御対応を行い、上記初期時間経過後は自動的に全体
表示に切り換えて全体の変化として確認し、対応するこ
とができる。
【0022】なお上記図2(A),(B)に示すグラフ
は制御時間を表す横軸の区分を5(整数n)区分とし
て、大区分を25時間,小区分を5時間のレンジとした
が、これは横軸を通常の製麹制御時間24時間を含む最
も近い時間数を5等分したものである。しかしこれを前
後の予熱時間等を含め、例えば6(整数)等分して全体
表示を36時間のレンジとして表し、小区分表示を6時
間のレンジとして表すことも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の方法に
よれば、区分表示の単位時間及びその集合を表すグラフ
幅と制御時間全体を表す全体表示との区分数若しくは目
盛り数が相互に対応しているので、全体表示と区分表示
との対応関係が明確であるとともに同一のグラフ幅全体
をいずれの表示にも利用でき、全体と部分の感覚的認識
及び判読が容易となる。
【0024】また詳細な分析と対応が求められる品温追
従全制御開始直後の時間帯における実測グラフの詳細表
示が判読し易いほか、各区分毎の詳細な変化を拡大して
詳細に確認し正確な判断ができることにより、麹の昇温
特性や室温,湿度への判断及び制御対応が正確にできる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いる装置の一例を示す全体説
明図である。
【図2】(A)は製麹の品温制御のための設定品温のカ
ーブと製麹作業との関係を全体表示で示すグラフ、
(B)は(A)に示すグラフの初期立上り品温の変化を
部分的に拡大表示した区分表示のグラフである。
【図3】品温制御グラフの表示切り換えパターンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 製麹室(環境室) A 目標品温 a 実測品温

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間範囲内で、予め設定された目
    標品温(A)に追従させるように品温制御を行い、該品
    温制御による経時的な品温変化を表示画面上にグラフ表
    示する方法において、上記制御時間のグラフ幅(L)を
    整数n個の単位時間の集合からなる小区分表示と、該小
    区分表示の整数n倍を表示する共通のグラフ幅(L)か
    らなる全体表示とで構成し、必要に応じて上記小区分表
    示と全体表示とを表示画面上で切り換え表示する製麹に
    おける品温制御グラフの表示方法。
JP28195493A 1993-10-15 1993-10-15 製麹における品温制御グラフの表示方法 Pending JPH07107964A (ja)

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