JPH07107331A - ビデオ信号同期方式 - Google Patents
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Abstract
緩和するビデオ信号同期方式を得る。 【構成】 入力信号は単に垂直・時間インタポレーショ
ン(補間)を受けるだけである。この方法により、各出
力ピクセルは、垂直及び時間方向における周囲の入力ピ
クセルから計算される。入力及び出力同期信号分離器8
及び9は、入力及び出力同期信号を取出す。これらよ
り、各出力ピクセルの周囲の入力ピクセルに対する相対
的時間位置が計算される。この情報は、係数選択回路1
0を介して垂直・時間インタポレータ5を制御し、線形
垂直・時間インタポレーションにより出力ピクセルを作
成するのに使用される。出力ピクセルの入力ピクセルに
対する相対的位置は変化するので、上記インタポレータ
5は周囲入力ピクセルの出力ピクセルへの関与(度)を
変える。
Description
(方法及び装置)、もっと詳しくいえば、ソースと行先
の間でロックされていないビデオ信号をフレーム同期す
る方式に関するものである。
スを「ロックする」ための周知の要件である。例えば、
屋外の放送車が局部同期信号で或る信号を発生し、それ
を独自の基準同期信号で動いているスタジオに中継する
場合などに、必要である。
めて接近しており、一般に400万分の1ぐらいの差し
かないが、位相及び正確な周波数は、図1に示すように
僅かに相違している。
ァメモリを用いて行われる。書込みポインタ(アドレス
発生器)が入力ビデオデータを該バッファに入力ビデオ
信号に同期して書込み、読出しポインタが記憶されたデ
ータを外部の出力同期基準信号に同期して読出す。しか
し、入力及び出力同期信号(SYNC)の周波数が異な
るときは、読出し及び書込みポインタが互いに変動す
る。詳しくいうと、読出しポインタの動作が書込みポイ
ンタより遅れるときは、フレームが飛ばされて動きの中
に急なジャンプを起こすビデオスキップ(映像が飛ぶこ
と)が現れる。また、書込みポインタが読出しポインタ
より遅れると、同じビデオが続けて2度出力されフレー
ムが繰返される結果、映像の動きが一瞬止まって見え
る。
オ部分は通常、コンポーネントビデオの場合に2フィー
ルド(1フレーム)、NTSCの場合4フィールド、P
ALの場合8フィールドである。あとの2つの場合は、
SC−H(副搬送波−水平同期)位相関係を維持する必
要があるためである。
ばしたり、反復したりすると、明らかに動きが不連続に
見える。更に、この不連続な動きは、音声と映像信号の
両方が同時に同期されている場合、耳障りな感じを引き
起こす。
の方法によって生じるフレームの欠落や反復の障害がな
いビデオ信号同期方式を提供することである。
する入力映像のビデオ信号から、外部の同期信号に同期
した連続する出力映像のビデオ信号を生成する方法を提
供し、その方法は、a)対応する隣接入力映像の対応す
る近隣ピクセルの値と、b)外部同期信号の、対応する
入力映像の同期信号に対する時間関係とに従って、出力
映像の出力ピクセルを作るステップと、外部同期信号に
同期した出力映像を生成するステップとを含む。
信号から、外部の同期信号に同期した連続する出力映像
のビデオ信号を生成する装置を提供し、その装置は、
a)対応する隣接入力映像の対応する近隣ピクセルの値
と、b)外部同期信号の、対応する入力映像の同期信号
に対する時間関係とに従って、出力映像の出力ピクセル
を作る手段と、外部同期信号に同期した出力映像を生成
する手段とを具える。
時間関係に基いて出力データを連続生成することによ
り、出力データを連続的に調整してデータの欠落や反復
を回避することができる。
の連続的な位相調整のために高価で複雑な処理を用いね
ばならず、そうしないと、出力映像の質が若干低下す
る。
ッファに記憶し、これを普通のように外部同期信号に同
期して読出し、バッファが、未だ読出されない前の入力
ピクセルデータで一杯か又は空(から)の状態に近づい
ているときに、上述の方法によって所定数の出力映像を
生成するようにするのがよい。
間処理されないで通過することになるが、さもなければ
フィールド(フレーム)が飛ばされたり、繰返されたり
したであろう一連のフィールド(フレーム)にわたっ
て、緩やかで「滑らかな」変移が実現される。
る。図1は、垂直・時間空間における入力及び出力フィ
ールドの相対的ピクセル位置を示す説明図である。図2
は、バッファメモリを用いる公知のビデオ同期装置を示
すブロック図である。図3は、垂直・時間インタポレー
タ(補間器)を用いる本発明の第1の実施例を示すブロ
ック図である。図3に示す装置は、本発明の最も簡単な
実施例で、入力信号は単に垂直・時間インタポレーショ
ン(補間)を受けるだけである。この方法により、各出
力ピクセルは、垂直及び時間方向における周囲の入力ピ
クセルから計算される。入力及び出力同期信号分離器8
及び9は、入力及び出力同期信号を取出す。これらよ
り、各出力ピクセルの周囲の入力ピクセルに対する相対
的時間位置が計算される。この情報は、係数選択回路1
0を介して垂直・時間インタポレータ5を制御し、線形
垂直・時間インタポレーションにより出力ピクセルを作
成するのに使用される。出力ピクセルの入力ピクセルに
対する相対的位置は変化するので、上記インタポレータ
5は周囲入力ピクセルの出力ピクセルへの関与(度)を
変える。したがって、データを飛ばしたり、繰返したり
する必要がない。
び時間的解像度が通常その処理によって僅かに低下す
る。
の第2実施例を示す。この特定のシステムはビデオ標準
方式(レート)変換システムを表すが、これは、上記の
技法を用いて出力ビデオ信号の位相又は周波数を連続的
に調整する本発明の実施例を示している。
が2つの位置の間で動くとき、補間された映像は、両位
置における該特徴部分がフェードされて表されたものを
含むであろう。しかし、動き補正変換に従えば、映像の
動きを示すベクトルが計算され、補間により上記特徴部
分の両位置間の映像を表したものが生成される。この実
施例では、動き補正変換処理が、入力及び出力同期信号
の間の時間位相差に基いて周囲の入力ピクセルから出力
ピクセルを計算するのに使用され、したがって、情報を
欠落させたり、繰返したりする必要は全くない。
持し、これが低下するという第1の実施例の問題点を解
決するものの、比較的高いコストがかかり、且つ複雑で
ある。
第3の実施例を説明する。本実施例は、入力映像におけ
るライン数は再同期される出力映像と同じであるので、
入力データから出力データへの変換は主として時間的な
ものであり、したがって、変換の方法及び装置を簡略化
できるという認識に基いている。
ばフレームからフレームにわたって静止している場合、
どんな垂直補間も行う必要はない。即ち、本実施例は、
本質的に、映像が静止しているか或いは動いているかを
決定し、画像領域が静止していれば垂直解像度を保持
し、画像領域が動いていれば、垂直・時間インタポレー
ションを用いて出力映像を生成する、動き適応方法を用
いるものである。
合、どのタイプの補間(インタポレーション)を使うか
ということは本発明にとって重要でないが、本実施例で
は、2次元空間補間されたサンプルとフレーム内1次元
補間されたサンプルとを組合せる動き適応方法を用い
て、適度な処理の複雑さで高品質の補間出力を提供して
いる。
・時間空間を示す。この場合、出力サンプルは、先行フ
ィールドの置換、隣接フィールドにおけるサンプルの平
均、或いは両側のサンプルの加重結合の生成のいずれか
により直接発生することができる。加重結合の場合、例
えば、次式によりその隣接ピクセルからP0 を計算す
る。 P0 =(t2 /T)×P1 +(t1 /T)×P2 即ち、P0 の値は、両側の2つの隣接する入力ピクセル
に対する近接度に従って作成する。
定された場合、その出力は、所望出力サンプルの周りの
入力サンプルの加重結合によって作成する。補間器は一
般に、推定しようとする値の位置の周囲の4又は16サ
ンプルを使用する。
明の第3実施例)を示すブロック図である。動き検出器
18は、映像の静止部分に対しては値「0」を取り、全
体が動く領域に対しては値「1」を取る出力Kを発生す
る。どの出力ピクセルの値も、夫々静止映像及び動く映
像に基く2つの補間方法に対応する2つのブロック12
及び13により、同時に推定される。乗算器15及び1
6は、夫々ブロック12,13の出力を乗算し、2つの
乗算出力を加算器17に送り、所望ピクセルの推定値を
発生する。
転換特性をもつように配慮され、これにより、Kが0と
1の間の値を取るとき、静から動への滑らかな変移処理
が可能になる。動き検出器18は、各ピクセルについて
順に動き度(動く度合)を決定し、1つのビデオフィー
ルドの種々の領域をそれらの個々の動き度に従ってブロ
ック12又は13のいずれか一方から作成できるように
してもよい。
ための連続的な処理及び補間により、なお出力の質が低
下する欠点がある。
た連続処理に由来する劣化を避ける方法及び装置を提供
するものである。図9に示すように、本実施例は、大部
分の時間、ビデオ映像情報を、従来技術に関して述べた
のと同じようにバッファメモリを介して出力する。しか
し、本実施例では、フレームを飛ばしたり、反復したり
しなければならない状態にバッファが近づくと、本装置
は、不連続部分に穏やかで「滑らかな」変移を実現する
ために、反復又は飛ばされようとするフレームを含む複
数のフレームにわたって処理を行う。
義のある補間が必要であるが、これらの個所における動
きの滑らかさは、余りよくないことがある。しかし、本
実施例では、番組素材の殆ど全部が処理による劣化を受
けない利点がある。
示したものと大体同じビデオメモリ6、アドレス発生器
7、同期信号(SYNC)分離器8及び9を有する。た
だし、この外に、垂直・時間インタポレータ5及び係数
選択器10並びにアドレス発生器7で制御されるスイッ
チ11がある。スイッチ11は、ビデオメモリ6からの
標準出力、又は、欠落もしくは反復フィールドを含む変
移期間における上記インタポレータ5の出力のいずれか
一方を選択する。
期装置により作成されたフレームと、本実施例により作
成されたフレームとの比較を示す。反復フレーム(図1
1)の変移期間に必要な係数値を考えるに、本同期装置
から出力されるフレームは、従来の同期装置の出力から
次のようにして計算できる。 FA=3/4 F5+1/4 F6, FB=1/2 F6+1/2 F7, FC=3/4 F7+1/4 F6, FD=3/4 F7+1/4 F8, FE=1/2 F7+1/2 F8, FF=3/4 F9+1/4 F8。 即ち、図11におけるFA〜FFは、変移を滑らかにす
るためのF5〜F9(F7を含む)の加重結合を表す。
ウェアとするために、極性が同じフィールドだけの組合
せと簡単な係数値とを選んだ。しかし、一般的な垂直・
時間インタポレータには通常、係数値や極性が異なるフ
ィールドの混合部分に対する制約はない。
似の図式が成立つ。図10におけるFA〜FFは、変移
を滑らかにするためのF6〜F12(F9を含む)の加
重結合を表す。
り、変移を和らげるために0.25,0.5及び0.7
5のやさしい2進的係数と、同じ極性のフィールドのみ
の結合とを用いる、BKPF−108Cに関して簡略化
したフォーマットを考慮した。実際には、図9のスイッ
チ11は、インタポレータ5の係数1及び0を選択する
ことにより「実質的に」実現できることに留意された
い。
て同じように適用可能であるが、一例として625/5
0Hzのみを考慮した。
従来のビデオ同期方式で発生するフレームの欠落や反復
による画像の不連続を目立たないようにすることができ
る。また、音声と映像信号の両方が同期されている場合
の耳障りも軽減される。
ドの相対的ピクセル位置を示す説明図である。
を示すブロック図である。
1実施例を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
示す説明図である。
示す説明図である。
示すブロック図である。
ある。
比較して示す説明図である。
比較して示す説明図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 連続する入力映像のビデオ信号から、外
部の同期信号に同期した連続する出力映像のビデオ信号
を生成する方法であって、 a)対応する隣接入力映像の対応する近隣ピクセルの値
と、b)外部同期信号の、対応する入力映像の同期信号
に対する時間関係とに従って、出力映像の出力ピクセル
を作成するステップと、 上記外部同期信号に同期した出力映像を生成するステッ
プとを含むビデオ信号同期方法。 - 【請求項2】 入力映像及び出力映像が同一フォーマッ
トである請求項1の方法。 - 【請求項3】 上記出力ピクセルは、上記対応する近隣
入力ピクセルの線形垂直・時間インタポレーションによ
って作成される請求項1又は2の方法。 - 【請求項4】 上記出力ピクセルは、上記対応する近隣
入力ピクセルの動き補正変換によって作成される請求項
1又は2の方法。 - 【請求項5】 隣接入力映像の領域が動いているかどう
かを決定するステップを更に含み、上記作成ステップ
は、上記領域が動いていると決定された場合にのみ使用
される請求項1〜4のいずれか1項の方法。 - 【請求項6】 上記領域が静止していると決定された場
合、上記出力映像の出力ピクセルは、a)先行フィール
ドの置換、b)隣接フィールドのピクセルの平均、c)
両側のピクセルの加重結合の生成のどれか1つによって
発生される請求項5の方法。 - 【請求項7】 上記領域が動いていると決定された場
合、出力ピクセルは、垂直・時間的に周囲の入力ピクセ
ルの加重結合から作成される請求項5又は6の方法。 - 【請求項8】 上記決定するステップは、各入力ピクセ
ルが静止しているか又は動いているかを個々に決定する
のに適用される請求項5,6又は7の方法。 - 【請求項9】 連続する入力映像のビデオ信号から、外
部の同期信号に同期した連続する出力映像のビデオ信号
を生成する方法であって、 連続する入力映像をメモリバッファに記憶するステップ
と、 上記バッファが、未だ読出されない前の入力ピクセルデ
ータで一杯か又は空の状態に近づいているかどうかを決
定するステップと、 上記バッファが上記状態に近づいていない場合、該バッ
ファを読出すことにより上記外部同期信号に同期した出
力映像を生成するステップと、 上記バッファが上記状態に近づいている場合、請求項1
〜8のどれかの方法により所定数の出力映像を生成する
ステップとを含むビデオ信号同期方法。 - 【請求項10】 連続する入力映像のビデオ信号から、
外部の同期信号に同期した連続する出力映像のビデオ信
号を生成する装置であって、 a)対応する隣接入力映像の対応する近隣ピクセルの値
と、b)外部同期信号の、対応する入力映像の同期信号
に対する時間関係とに従って、出力映像の出力ピクセル
を作成する手段と、 上記外部同期信号に同期した出力映像を生成する手段と
を具えたビデオ信号同期装置。 - 【請求項11】 入力映像と同一フォーマットの出力映
像を生成する請求項10の装置。 - 【請求項12】 使用時に、上記作成手段は、上記対応
する近隣入力ピクセルの線形垂直・時間インタポレーシ
ョンによって上記出力ピクセルを作成する請求項10又
は11の装置。 - 【請求項13】 使用時に、上記作成手段は、上記対応
する近隣入力ピクセルの動き補正変換によって上記出力
ピクセルを作成する請求項10又は11の装置。 - 【請求項14】 隣接する入力映像の領域が動いてるか
どうかを決定する手段を更に含み、使用時に、上記作成
手段は、上記領域が動いてると決定された場合にのみ出
力ピクセルを作成する請求項10〜13のいずれか1項
の装置。 - 【請求項15】 更に発生手段を含み、使用時に、上記
領域が静止していると決定された場合、上記出力映像の
出力ピクセルは、上記発生手段により、a)先行フィー
ルドの置換、b)隣接フィールドのピクセルの平均、
c)両側のピクセルの加重結合の生成のどれか1つによ
って発生される請求項14の装置。 - 【請求項16】 第2の作成手段を含み、使用時に、上
記領域が動いていると決定された場合、上記第2作成手
段は、垂直・時間的に周囲の入力ピクセルの加重結合か
ら出力ピクセルを作成する請求項14又は15の装置。 - 【請求項17】 使用時に、上記決定手段は、各ピクセ
ルが静止しているか又は動いているかを個々に決定する
請求項14,15又は16の装置。 - 【請求項18】 連続する入力映像のビデオ信号から、
外部の同期信号に同期した連続する出力映像のビデオ信
号を生成する装置であって、 連続する入力映像を記憶するメモリバッファと、 上記バッファが、未だ読出されない前の入力ピクセルデ
ータで一杯か又は空の状態に近づいているかどうかを決
定する手段と、 上記バッファが上記状態に近づいていない場合、該バッ
ファを読出すことにより上記外部同期信号に同期した出
力映像を生成する手段と、 上記バッファが上記状態に近づいている場合、所定数の
出力映像を生成する請求項10〜17のどれかの装置と
を具えたビデオ信号同期装置。
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GB9318646:8 | 1993-09-08 | ||
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