JPH07107112A - コンセントレータ及びこれを用いた光通信ネットワーク - Google Patents

コンセントレータ及びこれを用いた光通信ネットワーク

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JPH07107112A
JPH07107112A JP5253054A JP25305493A JPH07107112A JP H07107112 A JPH07107112 A JP H07107112A JP 5253054 A JP5253054 A JP 5253054A JP 25305493 A JP25305493 A JP 25305493A JP H07107112 A JPH07107112 A JP H07107112A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類の伝送路、例えばループ回線とスター
回線等を統合して扱うコンセントレータにおいて、各回
線の伝送容量を自由に変えて通信できる様にする。 【構成】 入力した信号の一部をループ回線に導き、残
りを回線交換もしくはスター回線に導く時、信号をどち
らの回線に接続するかを光スイッチや、分波の境界とな
る波長が可変な分波器等を用いて任意に選択できる様に
したコンセントレータを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はループ型の光通信方式と
回線交換型又はスター型の光通信方式を複合した光通信
ネットワークを構成するコンセントレータに関するもの
であり、更に、これを用いた波長多重光通信ネットワー
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報信号の大容量化やネットワークの広
域化に対応するため、伝送路として光ファイバを用いた
光LANが開発され、電気信号によるLANのバックボ
ーンやワークステーション(WS)間をつなぐLANと
して使用されるようになった。光LANにはデータ系L
ANと映像系LANがあるが、データ系の代表的なLA
Nとして、FDDI(Fiber Distribut
ed Data Interface)がある。FDD
Iのネットワーク構成を図9に示す。これは、ステーシ
ョン(ノード)間を光ファィバ伝送路によるリンクで結
んだ構成をとる。ステーションは二重化局911と1重
化局901、902、・・・に分けられ、二重化局は2
つのリンクにより二重のリングを構成する。この二重の
リングの一方941が実際のデータ伝送に使用され、も
う一方942は障害時に使用される。一重化局は一つの
リンクしか持たず、複数の一重化局を接続できるコンセ
ントレータ921、922、923に上り用光ファイバ
951と下り用光ファイバ961により接続され、一重
のリングを構成する。コンセントレータは配線専用のス
テーションであり、一重化局をスター状に配置する一
方、映像系LANは大容量の情報を扱うため、超大容量
の通信路が必要となり、一般オフィスで使われるような
低価格な装置はまだ開発されていない。しかしながら、
広域網においては光CATV、広帯域ISDN(B−I
SDN)等が検討されており、これはセンター局を中心
に加入者がスター状に接続され、センター局と各加入
者、あるいは各加入者どうしで互いに映像などの大容量
情報の通信をできるようにしたものである。上記FDD
Iのようなループ型光LANでは、ステーション(ノー
ド)が扱う信号を伝送路の速度に変換して分岐挿入する
処理をおこなうため、映像信号等の高速信号を多数チャ
ンネル伝送する場合ステーションに大きな電気回路的負
荷をもたらす問題点がある。また、CATVのようなス
ター型光ネットワークは、時分割多重通信を行なう場
合、信号の衝突回避制御を行うため、アクセス時間が大
きくなる問題点があった。これらの問題点を解決するた
め、両者を統合し、ループ型のLANには時分割信号な
どを伝送し、スター型LANには大容量信号を伝送させ
るなど、信号の種類によって回線を切り分けるようにし
たループ型、スター型混在のネットワークが検討されて
いる。図10は上記ネットワークの構成例であり、10
11,1012,・・・1015はノード、1021は
ループ回線の伝送路、1022はループ回線のバックア
ップ用伝送路、1023はスター回線の伝送路である。
ループ回線にはFDDIなどの時分割信号を伝送し、ス
ター回線には映像信号などの大容量信号を伝送すること
により、両者の欠点を補い合っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ネ
ットワークは伝送路をそれぞれ別々に配置されるため、
総伝送路長が長くなり、且つ拡張が困難である。
【0004】そこで本発明の出願人はそれらの問題を解
決するための出願(特願平4−302963)を行っ
た。該出願においては、ループ回線とスター回線を統合
して扱えるコンセントレータとそれを用いた光通信ネッ
トワークを提案したわけであるが、図11にそのコンセ
ントレータの一構成例を示す。本発明はそれをさらに改
良するものであり、具体的にはループ回線とスター回線
を統合的に扱うコンセントレータにおいて、該2種類の
伝送路を状況に応じて任意に相互利用する通信技術を提
案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の順序で
配置した複数のポートと、該ポートから入力した波長多
重光信号を波長により分離する手段と、該分離した光信
号全体のうちの一部を前記所定の順序で複数のポートに
順次配送する手段と、前記分離した光信号全体のうちの
別の一部を少なくとも1つの任意のポートに配送する手
段とを備えたコンセントレータであって、前記分離した
光信号を、前記所定の順序で複数のポートに順次配送す
る手段か、又は前記任意のポートに配送する手段に、任
意に選択して接続する手段を有することを特徴とするコ
ンセントレータを提供することにより、上記問題点を解
決した。
【0006】本出願においては、1つのポートは光信号
が入力してくる部分である入力ポートと、光信号が出力
していく部分である出力ポートで構成されたり、両方を
兼ねる1つの入出力ポートで構成されたりするもの、も
しくはその部分であり、以下の記述では説明上特に必要
な場合のみ入力ポート、出力ポートという語を用いてポ
ート内の部分を特定する。
【0007】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0008】
【実施例】(実施例1)図1,2,8は本発明の第1の
実施例を示す図である。図1は本発明のコンセントレー
タの一実施例を示し、図2,8はこれを用いた光通信ネ
ットワークの構成例である。また、図3は上記光通信ネ
ットワークにおいて好適に用いられるノードの構成例を
示す。まず、各図を用いてそれぞれの構成を説明する。
【0009】図1において、11はN個の入力端12
1、122、・・・、12NとN個の出力端131、1
32、・・・、13Nを有するN×Nの光交換部であ
り、121と131、122と132、・・・、12N
と13Nは一組(一対)の入出力端に対応している。光
交換部11は外部制御信号で制御することにより、1以
上の任意の出力端(例えば任意に選択した131,13
2と134の出力端)に光信号を配送することができる
ものである。また、141、142、・・・、14N
は、それぞれ本実施例のコンセントレータの入力ポート
161,162,・・・,16Nから入力した波長多重
光を波長別に分波する光分波器であり、分波された各光
信号の出力端は光スイッチ1111〜1113,112
1〜1123,・・・,11N1〜11N3にそれぞれ
接続される。1111は、光分波器141から送出され
たある波長(ここではλ1と仮に設定する。)の光信号
を、光合波器91か又は光スイッチ1221に切り換え
る光スイッチであり、回線管理制御部110によって光
信号の切り換え制御が行なわれる。回線管理制御部11
0からの制御信号は、図1の点線で示す伝送路により伝
送される。又、各光スイッチ1112,1113,11
21,1122,1123,・・・,11N1,11N
2,11N3は、光スイッチ1111と同様に用いら
れ、各光スイッチに接続している光合波器か又は光スイ
ッチ1222,1223,1231,1232,123
3,・・・,12N1,12N2,12N3に、光信号
を切り換える。1221は、光スイッチ1111か又は
光波長分波器102のどちらか一方のλ1波長の光信号
を選択し、該光信号を光合波器152に送出する光スイ
ッチであり、回線管理制御部110によって該光スイッ
チは制御される。又、各光スイッチ1211,121
2,1213,1222,1223,・・・は、光スイ
ッチ1221と同様に用いられ、各光スイッチと接続し
ている光分波器か又は光スイッチ11N1,11N2,
11N3,1112,1113,・・・のどちらか一方
の光信号を選択する。151、152、・・・、15N
は、それぞれ複数の光スイッチからの光信号を合波する
光合波器であり、各光合波器の出力端は本実施例のコン
セントレータ10の出力ポート171、172、・・
・、17Nとして使用される。又、91、92、・・
・、9Nは、各光スイッチから送出される光信号を合波
する光合波器であり、それぞれ複数の光スイッチと接続
される。各光合波器91,92,・・・,9Nの出力端
は本実施例のコンセントレータ10の光交換部11の入
力ポート121、122、・・・、12Nにそれぞれ接
続されている。101、102、・・・、10Nは、そ
れぞれ光交換部11の各出力ポート131,132,・
・・,13Nから出力された波長多重光を各波長に分波
する光分波器であり、各出力端は光スイッチ1211,
1212,1213,1221,1222,1223,
・・・,12N1,12N2,12N3に接続される。
【0010】次に、図2において、10は、図1を用い
て構成例を説明した本実施例のコンセントレータであ
り、ここでは、ポート数が8の場合を示している。21
1、212、・・・、217、218は、ノード23
1、232、・・・、237、238から送出された光
信号をコンセントレータ10に伝送する光ファイバ(上
り用光ファイバ)であり、それぞれ入力ポート161、
162、・・・、167、168に接続されている。ま
た、221、222、・・・、227、228は、コン
セントレータ10からの出力光信号を各ノードに伝送す
る光ファイバ(下り用光ファイバ)であり、それぞれ出
力ポート171、172、・・・、177、178に接
続されている。また、
【図8】において、本実施例のコンセントレータを用い
た光通信ネットワーク、801〜807はノードであ
る。
【0011】また、図3において、31、32はノード
の出力端、入力端であり、光ファイバ伝送路を介してコ
ンセントレータ10のポートに接続される。33は、各
光送信機から送信された各波長の光信号を合波する光合
波記であり、その出力端はノードの出力端31に接続さ
れ、ループ回線と交換回線の波長多重光を送出する。3
4は、波長多重光を波長別に分波する光分波記であり、
その入力端はノードの入力端32に接続される。36,
37,38は、それぞれ発振波長λ1,λ2,λ3の光
送信機であり、映像データ又はコンピュータデータを光
信号に変換する。40,41,42は、光受信器40,
41,42は、それぞれ波長λ1,λ2,λ3の光信号
を電気信号に変換する。45は、3×3のスイッチであ
り、コンピュータまたは、外部入力装置から入力された
コンピュータ情報や映像情報を、回線管理制御部110
によって決められた波長を有する光送信機に切り換え
る。46は、3×3のスイッチであり、各光受信器で受
信したデータをコンピュータや外部出力装置荷切り換え
る。
【0012】次に、図1、2、3を用いて本実施例のコ
ンセントレータ及びこれを用いた光通信ネットワークの
動作について説明する。本ネットワークは、コンセント
レータと各ノードをスター上に接続しコンピュータ情報
や映像情報等のマルチメディア情報を扱う通信システム
であり、ループ回線と交換回線を持つ。交換回線は、各
端末から送信された光信号を、コンセントレータ10内
の光交換部11により任意の端末に配送する回線であ
り、映像情報等を伝送する。ループ回線はコンピュータ
情報を伝送させる。ループ回線と交換回線の光信号は一
本の光ファイバ内に波長多重される。ループ回線及び交
換回線の光経路については、例えば、交換回線の光信号
(ここでは仮にノード231から波長λ1で光信号が送
出される、として述べる。)が、上がり用光ファイバ2
11→コンセントレータ10内の光分波記141→光ス
イッチ1111→光合波記91→光交換部11(仮に、
コンセントレータ11の出力ポート132にλ1波長の
光信号が配送されたとする。)→光分波記102→光ス
イッチ1221→光合波記152→下り用光ファイバ2
22を通過してノード232に入力され、交換回線を形
成する。ループ回線の光信号(ここでは仮にノード23
1から波長λ3で光信号が送出される、として述べ
る。)は、上り用光ファイバ211→コンセントレータ
10内の光分波記141→光スイッチ1111→光合波
記91→光交換部11(仮に、コンセントレータ11の
出力ポート132にλ1波長の光信号が配送されたとす
る。)→光分波記102→光スイッチ1221→光合波
記152→下り用光ファイバ222を通過しノード23
2に入力され、公開回線を形成する。ループ回線の光信
号(ここでは仮にノード231から波長λ3で光信号が
送出される。として述べる。)は、上がり用光ファイバ
211→コンセントレータ10内の光分波記141→光
スイッチ1113→光スイッチ1223→光合波記15
2→下り用光ファイバ222→ノード232の経路を通
過し、ノード232で電気中継されて上り用光ファイバ
212に出力される。以下同様にノード232,ノード
234,・・・,ノード238を転送しループ回線を形
成する。
【0013】本実施例では、ネットワーク上でλ1,λ
2,λ3の三波長が使用されているものとし、各波長は
ループ回線及び交換回線の両方に使用される。本ネット
ワークは、通常λ1,λ2波長がループ回線に割り当て
られ、λ3が交換回線に割り当てられている。今仮に、
λ1波長がFDDIプロトコルに準拠した通信に使用さ
れ、λ2波長が、時分割多重方式の通信に使用され、λ
3波長がノード235からノード232への映像情報を
伝送する交換回線に使用されるものとする。この通信状
態において、波長λ2の時分割多重通信が終了し、ノー
ド231が、ノード232及びノード234に交換回線
を用いて映像情報を送信する必要が発生したとする。ノ
ード231は、波長λ1(FDDI回線)の光信号に、
映像情報を伝送する交換回線の使用要求情報を乗せ、コ
ンセントレータ内の回線管理制御部110に該回線使用
要求情報を送信する。該波長λ1の光信号は、ノード2
31から上り用光ファイバ211に送出され、コンセン
トレータ10の入力ポート161に入力される。該波長
λ1の光信号は、光合波器141で分波され、光スイッ
チ1111と光スイッチ1221を通過し、光合波器1
52で合波されて、コンセントレータ10の出力ポート
172からノード232に送出される。ノード232に
入力された該波長λ1の光信号は、電気中継され、上り
用光ファイバに送出される。以下同様に該波長λ1の光
信号は、コンセントレータ10→光ノード233→コン
セントレータ10→光ノード234→・・・→光ノード
238を通過してコンセントレータ10の回線管理制御
部110に入力される。回線管理制御部110は、交換
回線使用要求に対し、波長λ2をノード231の交換回
線使用許可波長に選定する。これは、交換回線に割り当
てられていた波長λ3が現在使用され、ループ回線の波
長λ2が未使用であるという条件のもとで波長λ2を選
択した、ということである。これによりループ回線の空
き波長を利用し、ネットワーク上の使用可能波長(使用
可能回線数)を有効に利用することができる。次に、回
線管理制御部110は、該選定波長の情報を波長λ1の
光信号に乗せ、ノード231に知らせられる。又、回線
管理制御部110は、該λ2波長の光信号経路が回線交
換型になるように、該λ2波長に対応する光スイッチを
切り換える。すなわち、λ2波長用の光スイッチ111
2を光合波器91に、且つ光スイッチ1222,124
2を、それぞれ光合波器102,104に切り換える。
回線管理制御部110から交換回線の使用許可波長λ2
の情報を受け取ったノード231は、3×3のスイッチ
45を制御して、発振波長λ2を有する光送信器37に
映像情報を入力する。映像情報は該光送信器37で波長
λ2の光信号に変換される。波長λ2の光信号は、光合
波器33を通過して、出力端31から光ファイバ211
に送出される。コンセントレータ10の第1ポートの入
力ポート161に入力された該波長λ2の光信号は、光
分波器141で分波され、波長λ2の出力端から送出さ
れる。送出された波長λ2の光信号は、交換回線に切り
換えられた光スイッチ1112を通過し光合波器91に
入力される。該光合波器91で合波された該波長λ2の
光信号は、光交換部11に送出される。送出された該光
信号は光交換部11において出力端132と134に分
配される。出力端132より出力された光は、ノード2
31とノード235から送信された波長多重光である。
該波長多重光は、光分波器102で波長λ2と波長λ3
の光信号に分波される。該波長λ2の光信号は、波長λ
2の光スイッチ1222により光合波器152へ送出さ
れ、該光合波器152で再び波長λ3の光信号と合波さ
れる。λ2とλ3の波長多重光は、出力ポート172か
ら下り用光ファイバ222に送出される。ノード232
に入力した該波長多重光は、光分波器34で、λ2,λ
3の波長の光に分波され、該λ2波長の光信号は、光受
信器41で受信される。又、光交換部11の出力端13
4に分配された波長λ2の光信号についても、同様にノ
ード234で受信することができる。
【0014】次に、ノード231の映像情報の送信が終
了し、ノード232が、ノード231にコンピュータ情
報を送信する必要が発生したとする。ノード232はル
ープ回線を使用し時分割多重通信方法で該コンピュータ
情報の送信を行なうものとする。該ノード232は波長
λ1の光信号にループ回線の使用要求情報を乗せ、コン
セントレータ内の回線管理制御部110に該回線使用要
求情報を送信する。該波長λ1の光信号経路は、交換回
線で説明した経路と同じでありここでは省略する。回線
管理制御部110は、ループ回線使用要求に対し、波長
λ2をノード232のループ回線の使用波長に選定す
る。これは、ループ回線に割り当てられていたλ1が現
在使用されており交換回線の波長λ2が未使用であるの
でλ2を選択する。これにより交換回線に割り当てられ
ていた空き波長を有効に利用することができる。回線管
理制御部110は、該選定波長の情報を波長λ1の光信
号に乗せ、ノード232に知らせる。又、回線管理制御
部110は、該波長λ2の光信号経路がループ回線にな
るように、該波長λ2に対応する光スイッチを切り換え
る。すなわち、波長λ2用の光スイッチ1112と12
22,1122と1232,・・・,11N2と12N
3をそれぞれ直結する。回線管理制御部110からルー
プ回線の使用許可波長λ2の情報を受け取ったノード2
32は、3×3のスイッチ45を制御して、発振波長λ
2を有する光送信器37にコンピュータ情報を入力す
る。コンピュータ情報は該光送信器37で波長λ2の光
信号に変換される。該波長λ2の光信号は、光合波器3
3を通過し、出力端31から光ファイバ212に送出さ
れる。コンセントレータ10の第2ポートの入力ポート
162に入力した該光信号は光分波器142で分波さ
れ、該分波器のλ2波長の出力端から送出される。送出
された波長λ2の光信号は、光スイッチ1122により
隣接する光スイッチ1232に送出され、該光スイッチ
1232では光合波器153に送出される。送出された
波長λ2の光信号は、光合波器153を通過し出力ポー
ト173に送出される。下り用光ファイバ223を伝送
しノード233に入力した該波長λ2の光信号は、光分
波器34で分波される。分波された該波長λ2の光信号
は、光受信器41で電気信号に変換される。該コンピュ
ータ情報を受信したノード233は、該データが自分宛
かどうか解析し、転送が必要な場合には、該データを電
気中継し光送信器37で波長λ2の光信号に再び変換し
て出力端31から送出する。以下同様に、該光信号は、
コンセントレータ10→ノード234→コンセントレー
タ10→ノード235,・・・,コンセントレータ10
を伝送しノード231に入力される。ノード231に入
力された該波長λ2の光信号は分波器34で分波され、
光受信器41で受信される。この様に、隣接する各ポー
トに設置された波長λ2用の1組の光スイッチが回線管
理制御回路110によって直結されループ回線が形成さ
れる。
【0015】次に、本実施例のコンセントレータを複数
接続し、放射状に構成された光ネットワークの通信につ
いて、図8を用いて説明する。但し、コンセントレータ
を1つ用いたネットワークの動作と同じ動作については
ここでは省略する。
【0016】今仮にノード806から803にループ回
線の通信要求が発生し、回線管理制御部110(この回
線管理制御部はノード806に接続するコンセントレー
タ813内のものである。)が、交換回線用に割り当て
られていたλ2の空き波長をループ回線用に割り当てる
動作について説明する。回線管理制御部110は、λ2
の波長が新にループ回線用に割り当てられたことをネッ
トワーク上の各コンセントレータ内の回線管理制御部1
10及び各ノードに知らせる。各コンセントレータ10
の回線管理制御部110は、それぞれコンセントレータ
内の波長λ2に対応する光スイッチ1112と122
2,1122と1232,・・・,11N2と1212
を直結させる。これにより、λ2波長の光信号経路はこ
のネットワーク上でループ回線を構成するようになる。
後はノード806がλ2波長の光信号を送出して、80
6→813→811→812→801→812→802
→812→803というループ回線経路で光信号を伝送
させる。
【0017】次に、ノード806から803に交換回線
の通信要求が発生し、回線管理制御部110(この回線
管理制御部はノード806に接続するコンセントレータ
813内のものである。)が、ループ回線用に割り当て
られていたλ2の空き波長を交換回線用に割り当てる動
作について説明する。回線管理制御部110は、λ2の
波長が新に交換回線用に割り当てられたことをネットワ
ーク上のコンセントレータ813,811,812内の
回線管理制御部110に知らせ、コンセントレータ81
3,811,812内の回線管理制御部110は、波長
λ2の光信号が回線交換型になるように、波長λ2に対
応する光スイッチを切り換える。交換回線型の光経路が
確立された後はノード806が波長λ2の光信号を送出
し、806→813→811→812→803という経
路を該波長λ2の光信号が伝送する。
【0018】以上説明したように、本実施例のコンセン
トレータに、上り用と下り用の共通の光ファイバを用い
てノードを接続するだけで、ループ型の光通信方式と回
線交換型の光通信方式を複合した波長多重光通信が可能
になる。又、全端末の各回線に対する通信要求に応じて
ネットワーク全体の波長多重数を各回線へ最適に割り当
て、2種類の回線の各伝送容量を任意に変更することが
できる新規光ネットワークを構成できる。
【0019】なお、本実施例における光交換部の制御
は、コンセントレータ外部から直接光交換部に制御信号
を与えるか、あるいはコンセントレータ内のループ型光
信号経路または回線交換型光信号経路の一部に光受信器
を設け、コンセントレータに接続されているノードから
制御信号を送り、該光受信器で制御信号を受信し、該光
受信器から光交換部に制御信号を与えるか、あるいは伝
送信号の一部に制御情報部を設けて、ループ型光経路又
は回線交換型光経路上に位置する光受信器で制御情報を
読み取り、光受信器から光交換部を制御すればよい。
【0020】また、本実施例におけるコンセントレータ
のポートと光交換部の入出力端の間に位置する光スイッ
チの制御は、コンセントレータ内のループ型光信号経路
及び交換回線型光信号経路の一部に光受信器を設け、各
回線の使用状況を常時モニターし、コンセントレータ内
の回線制御部が該使用状況をもとに各回線に使用許可波
長を最適に選択し、各選択波長の信号経路を光スイッチ
により制御するか、あるいはコンセントレータ外部から
直接光スイッチに制御信号を与えるか、あるいはコンセ
ントレータ内のループ型光信号経路と交換回線型光信号
経路が共通化している一部に光受信器を設け、コンセン
トレータに接続されているノードから制御信号を送り、
該光受信器で制御信号を受信し、該光受信器から回線管
理管理部110に制信信号を与えるか、あるいは伝送信
号の一部に制御情報部を設けて、ループ型光経路又は回
線交換型光経路上に位置する光受信器で制御情報を読み
取り、該光受信器から光スイッチを制御すればよい。
【0021】また、本実施例では、回線管理制御部11
0が光合波器14Nと光分波器101の間のループ回線
上に位置するが、該回線管理制御110の配置位置につ
いてはこれに限ったことではなく、ループ回線または交
換回線上に配置すればよい。
【0022】また、本実施例では光交換部を用いたコン
セントレータについて説明を行なったが、この部分にス
ターカプラを用いたスターの通信も可能である。
【0023】また、映像データを交換回線で、コンピュ
ータ情報をループ回線で伝送させる方法について説明を
行なったが、各回線を伝送するデータの種類は固定され
ているものではない。
【0024】また、使用波長の光源、フィルタとして、
少なくとも一つ以上可変波長光源と可変波長フィルタを
用いた場合についてもネットワーク運用上は差し支えな
い。
【0025】また、本実施例では使用波長が3波長であ
る場合について説明したが、波長多重数はこれに限った
ことではない。
【0026】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
を示す図である。図4は本発明のコンセントレータの一
実施例を示し、図2,8はこれを用いた光通信ネットワ
ークの構成例である。また、図5は上記光通信ネットワ
ークにおいて好適に用いられるノードの構成例を示す。
まず、各図を用いてそれぞれの構成を説明する。
【0027】図4において、441、442、・・・、
44Nは、それぞれ本実施例のコンセントレータ10の
入力ポート161,162,・・・,16Nから入力し
た波長多重光を、任意に設定できる基準波長を境に短波
長帯と長波長帯の2つの波長帯の波長多重光に分波する
可変光分波器であり、該可変光分波器で2つの波長帯に
分ける基準波長の制御は、回線制御部110によって行
なわれる。451、452、・・・、45Nは、それぞ
れ各可変光分波器44N,441,442,・・・,4
4N−1と、光交換部から送出される各波長帯の波長多
重光を合波する可変光合波器である。該可変光合波器4
41,442,・・・,44Nの出力端は本実施例のコ
ンセントレータ10の出力ポート171、172、・・
・、17Nとして使用される。又、前記可変光分波器の
一方の出力端は、隣のポートに位置する上記可変光合波
器の一方に入力端に接続されている。すなわち、図4に
おいて、可変光分波器441の一方の出力端は、可変光
合波器452の一方の入力端に接続され、可変光分波器
442の一方の出力端は、可変光合波器453(図1で
は省略されている)の一方の入力端に接続されており、
以下同様にして、第Nポートの可変光分波器44Nの一
方の出力端は、可変光合波器451の一方の入力端に接
続されている。
【0028】また、図5において、ノードの中の光送信
手段及び光受信手段を示す。545は、10×10のス
イッチであり、コンピュータまたは、外部入力位置から
入力されたコンピュータ情報や映像情報を、回線管理制
御部110によって決められた波長を有する光送信器に
切り換える。546は、10×10のスイッチであり、
各光受信器で受信したデータをコンピュータや外部出力
装置に切り換える。
【0029】次に、図2,4,5を用いて本実施例のコ
ンセントレータ及びこれを用いた光通信ネットワークの
動作について説明する。本ネットワークは、ループ回線
と交換回線を持つ。ループ回線及び交換回線の光経路に
ついては、例えば、交換回線の光信号(ここでは仮にノ
ード231から波長λ1で光信号が送出される、として
述べる。)が、上り用光ファイバ211→コンセントレ
ータ10内の可変光分波器441→光交換部11(仮
に、コンセントレータ11の出力ポート132に波長λ
1の光信号が配送されたとする。)→可変光合波器45
2→下り用光ファイバ222を通過しノード232に入
力され、交換回線を形成する。ループ回線の光信号(こ
こでは仮にノード231から波長λ10で光信号が送出
される、として述べる。)は、上り用光ファイバ211
→コンセントレータ10内の可変光分波器441→可変
光合波器452→下り用光ファイバ222→ノード23
2の経路を通過し、ノード232で電気中継され、波長
λ10の光信号に再び変換され、光ファイバ212に送
信される。以下同様にノード232,ノード234,・
・・,ノード238を転送しループ回線を形成する。本
実施例の説明においてネットワークで使用される波長多
重数は10とし、λ1が最も短い波長とし、λ10が最
も長い波長と仮定し説明を行なう。また、説明の便宜上
各可変光分波器の光交換部に接続された出力端及び可変
光合波器の光交換部に接続されている入力端は、長波長
帯の波長多重が通過し、各可変光分波器及び可変光合波
器のもう一方の入・出力端は、短波長帯の波長多重光が
通過するものとする。各波長はループ回線及び交換回線
の両方に使用される。本ネットワークは、通常波長λ
4,λ5,λ6,λ7,λ8,λ,λ10を交換回線に
使用し、波長λ1,λ2,λ3をループ回線に使用す
る。波長λ1はFDDIプロトコルに準拠した通信に割
り当てられているとする。今仮に、ループ回線及び交換
回線に使用されていた全波長の内、波長λ3の時分割多
重通信が終了し、ノード231がノード232及びノー
ド234に映像情報を送信する必要が発生したとする。
ノード231は、波長λ1(FDDI回線)の光信号
に、映像情報を伝送する交換回線の使用要求情報を乗
せ、コンセントレータ内の回線管理制御部110に該回
線使用要求情報を送信する。該波長λ1の光信号は、ル
ープ回線上を伝送し、回線管理制御部110に入力され
る。回線管理制御部110は、交換回線使用要求に対
し、波長λ3をノード231の交換回線使用許可波長に
選定する。これは、交換回線に割り当てられていた全波
長λ4〜λ10が現在使用され、ループ回線の波長λ3
が未使用である、という条件のもとで波長λ3を選択し
た、ということである。これによりループ回線の空き波
長を利用し、ネットワーク上の使用可能波長(使用可能
回線数)を有効に利用することができる。次に、回線管
理制御部110は、波長λ1の光信号(FDDI回線)
を用いて、該選択波長λ3の情報をノード231に伝送
する。又、回線管理制御部110は、該波長λ3の光信
号経路が回線交換型になるように、コンセントレータ1
0内の各可変合波器と各可変分波器の基準波長をλ2と
λ3の間に設定する。次に、ノード231は、10×1
0のスイッチを制御して、発振波長λ3を有する光送信
器512に映像情報を入力する。ノード231が送出し
た波長λ3の光信号は、上記説明した交換回線上を伝送
し、ノード232及びノード234に入力される。
【0030】次に、ノード231の映像情報の送信が終
了し、ノード232がノード231にコンピュータ情報
を送信する必要が発生したとする。ノード232はルー
プ回線を使用し時分割多重通信方法で該コンピュータ情
報の送信を行なうものとする。該ノード232はループ
回線の使用要求情報をコンセントレータ内の回線管理制
御部110に送信する。回線管理制御部110は、ルー
プ回線使用要求に対し、波長λ3をノード232のルー
プ回線使用許可波長に選定する。これは、ループ回線に
割り当てられていた全波長λ1,λ2が現在使用され、
交換回線の波長λ3が未使用であるので波長λ3を選択
した、ということである。これにより交換回線に割り当
てられていた空き波長を有効に利用することができる。
回線管理制御部110は、該選定波長の情報をノード2
32に送信する。又、回線管理制御部110は、コンセ
ントレータ10内の各可変合波器と各可変分波器の基準
波長をλ3とλ4の間に設定し、該可変分波器から送出
される波長λ1〜λ3の光信号が隣のポートに位置する
可変光合波器に入力しループ回線を構成するように該可
変分波器及び該可変合波器を制御する。ノード232
は、10×10のスイッチを制御して、発振波長λ3を
有する光送信器512にコンピュータ情報を入力する。
ノード231が送出した該波長λ3の光信号は、上記説
明したループ回線を伝送し、ノード231に入力され
る。
【0031】次に、本実施例のコンセントレータを複数
接続し、放射状に構成された光ネットワークの通信につ
いて、図8を用いて説明する。但し、コンセントレータ
を1つ用いたネットワークの動作と同じ動作や、実施例
1と同じ動作についてはここでは省略する。今仮にノー
ド806から803にループ回線の通信要求が発生し、
回線管理制御部110(この回線管理制御部はノード8
06に接続するコンセントレータ内のものである。)
が、交換回線用に割り当てられていたλ3の空き波長を
ループ回線用に割り当てる動作について説明する。回線
管理制御部110は、λ3の波長が新にループ回線用に
割り当てられたことを、ネットワーク上の各コンセント
レータ内の回線管理制御部110及び各ノードに知らせ
る。各回線管理制御部110は、それぞれコンセントレ
ータ10内の各可変合波器と各可変分波器の基準波長を
λ3とλ4の間に設定し、該可変分波器から送出される
波長λ1〜λ3の光信号を隣のポートに位置する可変光
合波器に入力してループ回線を構成する。後はノード8
06が波長λ3の光信号を送出して、806→813→
811→812→801→812→802→812→8
03というループ回線経路で光信号を伝送させる。
【0032】次に、ノード806から803に交換回線
の通信要求が発生し、回線管理制御部110(この回線
管理制御部はノード806に接続するコンセントレータ
813内のものである。)が、ループ回線用に割り当て
られていたλ3の空き波長を交換回線用に割り当てる動
作について説明する。回線管理制御部110は、λ3の
波長が新に交換回線用に割り当てられたことを、ネット
ワーク上のコンセントレータ813,811,812内
の回線管理制御部110に知らせる。コンセントレータ
813,811,812内の回線管理制御部は、各コン
セントレータ内の各可変合波器と各可変分波器の基準波
長をλ2とλ3の間に設定し、該可変分波器から送出さ
れる波長λ3〜λ10の光信号が光交換器11に入力し
交換回線を構成するように制御する。交換回線型の光経
路が確立された後は、ノード806が波長λ3の光信号
を送出し、806→813→811→812→801→
812→802→812→803という経路を該波長λ
3の光信号が伝送する。
【0033】なお、本実施例における光交換部の制御
は、コンセントレータ外部から直接光交換部に制御信号
を与えるか、あるいはコンセントレータ内のループ型光
信号経路または回線交換型光信号経路の一部に光受信器
を設け、コンセントレータに接続されているノードから
制御信号を送り、該光受信器で制御信号を受信し、該光
受信器から光交換部に制御信号を与えるか、あるいは伝
送信号の一部に制御情報部を設けて、ループ型光経路又
は回線交換型光経路上に位置する光受信器で制御情報を
読み取り、光受信器から光交換部を制御すればよい。
【0034】また、本実施例におけるコンセントレータ
のポートと光交換部の入出力端の間に位置する可変合波
器及び可変分波器の制御は、コンセントレータ内のルー
プ型光信号経路及び交換回線型光信号経路の一部に光受
信器を設け、該光受信器で各回線の使用状況を常時モニ
ターし、コンセントレータ内の回線制御部が該使用状況
をもとに各回線に使用許可波長を最適に選択し、各選択
波長の信号経路を可変合波器及び可変分波器により制御
するか、あるいはコンセントレータ外部から直接可変合
波器及び可変分波器に制御信号を与えるか、あるいはコ
ンセントレータ内のループ型光信号経路と交換回線型光
信号経路が共通化している一部に光受信器を設け、コン
セントレータに接続されているノードから制御信号を送
り、該光受信器で制御信号を受信し、該光受信器から回
線管理管理部110に制信信号を与えるか、あるいは伝
送信号の一部に制御情報部を設けて、ループ型光経路又
は回線交換型光経路上に位置する光受信器で制御情報を
読み取り、該光受信器から可変合波器及び可変分波器を
制御すればよい。
【0035】また、本実施例では、回線管理制御部11
0が可変光分波器44Nと可変光合波器451間のルー
プ回線上に位置するが、該回線管理制御110の配置位
置についてはこれに限ったことではなく、ループ回線ま
たは交換回線上に配置すればよい。
【0036】本実施例で説明した可変分波器及び可変合
波器は、誘電体多層膜を用いた分波合波器の該誘電体多
層膜の入射角度を変更することにより実現できる。
【0037】また、本実施例では光交換部を用いたコン
セントレータについて説明を行なったが、この部分にス
ターカプラを用いたスターの通信も可能である。
【0038】また、映像データを交換回線で、コンピュ
ータ情報をループ回線で伝送させる方法について説明を
行なったが、各回線を伝送するデータの種類は固定され
ているものではない。
【0039】また、使用波長の光源、フィルタとして、
少なくとも一つ以上可変波長光源と可変波長フィルタを
用いた場合についてもネットワーク運用上は差し支えな
い。
【0040】また、本実施例では使用波長が10波長で
ある場合について説明したが、波長多重数はこれに限っ
たことではない。
【0041】(実施例3)本発明の第3の実施例を図6
を用いて説明する。図6は本発明のコンセントレータの
第3の実施例の一構成例を示している。
【0042】本実施例のコンセントレータ10の基本構
成は図4に示した実施例2のコンセントレータ10とほ
ぼ同様であり、同じ部分については同様の番号が付して
ある。異なるのは、各ポートの可変光分波器のループ回
線用波長多重光の出力端と次の順位のポートの可変光合
波器(例えば、441に対しては452、44Nに対し
ては451等)のループ回線用波長多重光の入力端との
間にループ回線用波長多重光信号を中継、増幅する第1
の中継器621、622、・・・、62Nを設けている
点と、光交換部11の各入力端121、122、・・
・、12Nと、それに接続された可変光分波器441、
442、・・・、44Nの交換回線用波長多重光の出力
端との間に回線交換用波長多重光を中継、増幅する第2
の中継器631、632、・・・63Nを設けている点
と、光交換部11の各出力端131、132、・・、1
3Nと、それに接続された可変光合波器651、65
2、・・・、65Nの交換回線用波長多重光の入力端と
の間に交換回線用波長多重光を中継、増幅する第3の中
継器641、642、・・・、64Nを設けている点で
ある。第1、第2、第3の中継器としては、光信号のま
ま増幅、中継する光増幅器が好適に使用できる。特に、
上記の波長帯内で更に波長多重してある場合は、光増幅
器を中継器として用いることが好ましい。なお、光信号
を一度電気信号に変換し、再び光信号に変えて送出する
電気的な再生中継器を用いることもできる。
【0043】次に、本実施例のコンセントレータ10の
動作のうち、実施例2と特に異なる点について説明す
る。まず、第1の中継器を設けたことにより、コンセン
トレータ10の入力ポートに入力されたループ回線用の
波長多重光が可変光分波器や可変光合波器で受けた光損
失を補償することができ、接続されたノードのループ回
線用の各波長多重光の光受信器に入力する光信号強度を
増大することができる。また、第2の中継器及び第3の
中継器を設けたことにより、コンセントレータ10の入
力ポートに入力された交換回線用波長多重光が可変光分
波器や可変光合波器や光交換部で受けた光損失を補償す
ることができ、接続されたノードの交換回線用波長多重
光の光受信器に入力する光信号強度を増大することがで
きる。特に、光交換部の入出力端数が増加すると光損失
が増大するため、効果的となる。
【0044】なお、光送信器の送出光信号強度が十分大
きく、光受信器の受光感度が十分大きく、また、可変光
分波器や可変光合波器や光交換部の光損失が十分小さい
場合は、第1、第2、第3の中継器を全て設ける必要は
なく、いずれかを削除しても差し支えない。また、上記
の各中継器は各ポートに全て設ける必要はなく、必要に
応じていずれかを削除しても差し支えない。
【0045】また、本実施例のコンセントレータ10
は、図2に示した光通信ネットワークにおいて好適に用
いられ、光信号強度のマージンに余裕を持たせた波長多
重複合光通信ネットワークを提供できる。
【0046】又、本実施例のコンセントレータ10は、
実施例2の基本構成を基に構成されているが、同様に実
施例1の基本構成を基にした構成も考えられる。
【0047】(実施例4)本発明の第4の実施例を図7
を用いて説明する。図7は本発明のコンセントレータの
第4の実施例の一構成例を示している。
【0048】本実施例のコンセントレータ10の基本構
成は図4に示した実施例2のコンセントレータ10とほ
ぼ同様であり、同じ部分については同様の番号が付して
ある。異なるのは、入出力ポートに接続されたノードの
障害やコンセントレータとノードを接続する光ファイバ
の切断等により、コンセントレータの出力ポートから出
力されたループ回線の波長多重光がこの出力ポートと一
対となる入力ポートからコンセントレータ内に入力され
ない場合や、入力されても信号劣化が問題となるような
場合の障害対策手段をコンセントレータ内に設けてある
点である。この障害対策手段を有するコンセントレータ
の一構成例を図7に示した。すなわち、障害が発生した
場合に、そのポートにはループ回線用の波長多重光を配
送しない手段として、各ポートの可変光合波器のループ
回線の波長多重光の入力端側に第1の光スイッチ73
1、732、・・・、73Nを設け、可変光分波器のル
ープ回線の波長多重光の出力端側に第2の光スイッチ7
41、742、・・・、74Nとループ回線の波長多重
光を中継、増幅する中継器721、722、・・・、7
2Nが設けてある。端末や伝送路の障害時には、ループ
回線の光信号は該障害時の発生しているポートの第1の
光スイッチと第2の光スイッチを通過する。なお、上記
中継器は光信号の損失補償のために設けられており、光
増幅器や電気的再生中継器が用いられるが、損失が問題
とならない場合は削除しても差し支えない。
【0049】次に、本実施例のコンセントレータ10の
動作のうち、実施例2と特に異なる点について説明す
る。まず、障害が発生していない場合は、例えば、入力
ポート161からコンセントレータ10に入力されたル
ープ回線のある波長の光信号は、可変光分波器441か
ら出力された後、第2の光スイッチ741を通過し、中
継器721で増幅され、第1の光スイッチ732を経
て、可変光合波器452に入力されて出力ポート172
から送出される。そして、出力ポート172及び入力ポ
ート162に接続されたノードで受信され、必要な処理
をした後に、ループ回線用の該波長の光信号として送出
され、入力ポート162からコンセントレータ10内に
入力される。このようにループ回線用の波長の光信号
は、可変光分波器442から出力された後、第2の光ス
イッチ742を通過し、中継器722に入力する。他の
ポートについても、ループ回線用の波長の光信号は同様
にして伝送される。次に、例えば、出力ポート172及
び入力ポート162に接続されたノードに障害が発生し
たり、接続されている光ファイバに切断等の障害が発生
して、入力ポート162にループ回線用の波長多重光が
入力されない場合は、第1の光スイッチ732の出力光
が第2の光スイッチ742に入力され、中継器722に
入力される。このようにして、上記の障害による光信号
の遮断が回避される。他のポートについても、同様にし
て、障害による光信号の遮断が回避される。
【0050】本実施例では障害対策手段の一構成例につ
いて説明したが、障害が発生しているポートの前位の入
力ポートから入力されたループ回線用の波長多重光が、
上記の障害が発生しているポートの後位のポートの出力
ポートに送出されるのであれば、他の構成を用いても差
し支えない。
【0051】また、ループ回線用の波長多重光を遮断し
ない手段をコンセントレータの外部に設けてある場合
や、信頼性が確保されているノードや光ファイバが接続
されている場合は、そのポートの障害対策手段を削除し
ても差し支えない。
【0052】また、図7では障害検出手段を省いている
が、必要な場合は、入力ポートから入力されたループ回
線用の波長多重光の通過経路に、上記光信号をモニター
して障害を検出する手段を設けておけばよい。
【0053】(その他の実施例)前記の各実施例では、
光分波器や光合波器を一つの素子として図示し、説明し
たが、これらは複数の要素素子を組み合わせて構成する
こともできる。例えば、光分波器は光分岐素子と光波長
フィルタを組み合わせて構成できる。
【0054】また、前記実施例では、ループ回線の光通
信方式としてFDDIと時分割多重通信について説明し
たが、トークンリングや他のループ型光通信方式を用い
た場合も本発明のコンセントレータが効果的に使用でき
る。更に、ループ型の光通信を行なう複数回線にFDD
Iやトークンリングや時分割多重通信等を組み合わせた
複数のループ型回線を構成することは本発明において差
し支えない。
【0055】前記各実施例で述べたコンセントレータを
用いて波長多重光通信ネットワークを構成する場合、ル
ープ型光通信のみを行なうノードをコンセントレータに
接続する時には、交換回線型光通信を行なう波長信号の
みを遮断する手段をコンセトレータ内や、コンセントレ
ータとノードの間や、ノード内のいずれかに設けておけ
ばよい。この時、例えば、回線交換型光通信を行なう波
長を透過せずにループ型光通信を行なう波長のみを透過
する波長フィルタを用いればよい。
【0056】また、前記の各実施例で述べたコンセント
レータの入出力ポートのうちで、使用しないポートがあ
る場合は、出力ポートから送出されるループ型光通信を
行なう光信号が遮断されないように、上記光信号を入力
ポートに入力する手段を入出力ポートに設ければよい。
この手段としては、上記ループ型光通信を行なう光信号
のみを通過する波長フィルタを入力ポートと出力ポート
の間に設ける方法や、上記ループ型光通信を行なう光信
号のみを再生中継する中継器を入力ポートと出力ポート
の間に設ける方法などがある。なお、実施例で述べたよ
うな、光スイッチを用いてバイパスする手段をコンセン
トレータ内に設けてもよい。
【0057】前記の各実施例ではコンセントレータとノ
ード間の接続や、コンセントレータ間の接続に上り用の
光ファイバと下り用の光ファイバを一組用いる場合につ
いて説明したが、これらの光ファイバを一本化すること
もできる。例えば、光分岐合流器等を用いてコンセント
レータの入力ポートと出力ポートを一体化し、更に、光
アイソレータ等を用いて上りの光信号が下りの伝送系に
入力しないようにすればよい。この時、ノードにおいて
も同様な手段を設けておけばよい。
【0058】本発明は、上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、各構成要素の配設位置、配設個数、構
成、接続関係等を任意好適に変更することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本発明のコンセントレータに光ファイバ伝送路を用いて
ノードを接続することにより、この光ファイバ伝送路を
共通の伝送路としてループ型光通信と交換回線型光通信
を同時に行い、また各回線の伝送容量を自由に変えて有
効な波長多重通信を行なうことが可能となる。従って、
両者の光通信方式の長所を兼ね備えた高機能な光通信ネ
ットワークを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のコンセントレータの構成を示す図
【図2】本発明のコンセントレータを用いた光通信ネッ
トワークの構成例を示す図
【図3】ノードの構成例を示す図
【図4】実施例2のコンセントレータの構成例を示す図
【図5】ノードの構成例を示す図
【図6】実施例3のコンセントレータの構成例を示す図
【図7】実施例4のコンセントレータの構成例を示す図
【図8】図2の光通信ネットワークの拡張構成例を示す
【図9】従来の光通信ネットワークの構成例を示す図
【図10】従来の光通信ネットワークの構成例を示す図
【図11】従来のコンセントレータの構成例を示す図
【符号の説明】
10,811,812,813,814 コンセントレ
ータ 11 スターカプラ又は光交換部 121,122・・・,12N 光交換部の入力端 131,132,・・・,13N 光交換部の出力端 101,102,・・・,10N 光分波器 141,142,・・・,14N 光分波器 91,92,・・・,9N 光合波器 151,152,・・・,15N 光合波器 161,162,・・・,16N コンセントレータの
入力ポート 171,172,・・・,17N コンセントレータの
出力ポート 231,232,・・・,238,801,802,・
・・,807 ノード 1111,1112,1113,1121,1122,
1123,・・・,11N1,11N2,11N3,1
211,1212,1213,1221,1222,1
223,・・・,12N1,12N2,12N3 光ス
イッチ 441,442,・・・,44N 可変光分波器 451,452,・・・,45N 可変光合波器 621,622,・・・,62N 第1の光中継器 631,632,・・・,63N 第2の光中継器 641,642,・・・,64N 第3の光中継器 721,722,・・・,72N 光中継器 731,732,・・・,73N 光スイッチ 741,742,・・・,74N 光スイッチ 921,922,923,931 従来のコンセントレ
ータ 1011,1012,・・・,1015 従来のノード
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、図3において、31、32はノード
の出力端、入力端であり、光ファイバ伝送路を介してコ
ンセントレータ10のポートに接続される。33は、各
光送信器から送信された各波長の光信号を合波する光合
波器であり、その出力端はノードの出力端31に接続さ
れ、ループ回線と交換回線の波長多重光を送出する。3
4は、波長多重光を波長別に分波する光分波器であり、
その入力端はノードの入力端32に接続される。36,
37,38は、それぞれ発振波長λ1,λ2,λ3の光
送信器であり、映像データ又はコンピュータデータを光
信号に変換する。40,41,42は、光受信器40,
41,42は、それぞれ波長λ1,λ2,λ3の光信号
を電気信号に変換する。45は、3×3のスイッチであ
り、コンピュータまたは、外部入力装置から入力された
コンピュータ情報や映像情報を、回線管理制御部110
によって決められた波長を有する光送信器に切り換え
る。46は、3×3のスイッチであり、各光受信器で受
信したデータをコンピュータや外部出力装置に切り換え
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】次に、図1、2、3を用いて本実施例のコ
ンセントレータ及びこれを用いた光通信ネットワークの
動作について説明する。本ネットワークは、コンセント
レータと各ノードをスター上に接続しコンピュータ情報
や映像情報等のマルチメディア情報を扱う通信システム
であり、ループ回線と交換回線を持つ。交換回線は、各
端末から送信された光信号を、コンセントレータ10内
の光交換部11により任意の端末に配送する回線であ
り、映像情報等を伝送する。ループ回線はコンピュータ
情報を伝送させる。ループ回線と交換回線の光信号は一
本の光ファイバ内に波長多重される。ループ回線及び交
換回線の光経路については、例えば、交換回線の光信号
(ここでは仮にノード231から波長λ1で光信号が送
出される、として述べる。)が、上がり用光ファイバ2
11→コンセントレータ10内の光分波器141→光ス
イッチ1111→光合波器91→光交換部11(仮に、
コンセントレータ11の出力ポート132にλ1波長の
光信号が配送されたとする。)→光分波器102→光ス
イッチ1221→光合波器152→下り用光ファイバ2
22を通過してノード232に入力され、交換回線を形
成する。ループ回線の光信号(ここでは仮にノード23
1から波長λ3で光信号が送出される。として述べ
る。)は、上がり用光ファイバ211→コンセントレー
タ10内の光分波器141→光スイッチ1113→光ス
イッチ1223→光合波器152→下り用光ファイバ2
22→ノード232の経路を通過し、ノード232で電
気中継されて上り用光ファイバ212に出力される。以
下同様にノード232,ノード234,・・・,ノード
238を転送しループ回線を形成する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本実施例では、ネットワーク上でλ1,λ
2,λ3の三波長が使用されているものとし、各波長は
ループ回線及び交換回線の両方に使用される。本ネット
ワークは、通常λ1,λ2波長がループ回線に割り当て
られ、λ3が交換回線に割り当てられている。今仮に、
λ1波長がFDDIプロトコルに準拠した通信に使用さ
れ、λ2波長が、時分割多重方式の通信に使用され、λ
3波長がノード235からノード232への映像情報を
伝送する交換回線に使用されるものとする。この通信状
態において、波長λ2の時分割多重通信が終了し、ノー
ド231が、ノード232及びノード234に交換回線
を用いて映像情報を送信する必要が発生したとする。ノ
ード231は、波長λ1(FDDI回線)の光信号に、
映像情報を伝送する交換回線の使用要求情報を乗せ、コ
ンセントレータ内の回線管理制御部110に該回線使用
要求情報を送信する。該波長λ1の光信号は、ノード2
31から上り用光ファイバ211に送出され、コンセン
トレータ10の入力ポート161に入力される。該波長
λ1の光信号は、光合波器141で分波され、光スイッ
チ1111と光スイッチ1221を通過し、光合波器1
52で合波されて、コンセントレータ10の出力ポート
172からノード232に送出される。ノード232に
入力された該波長λ1の光信号は、電気中継され、上り
用光ファイバに送出される。以下同様に該波長λ1の光
信号は、コンセントレータ10→光ノード233→コン
セントレータ10→光ノード234→・・・→光ノード
238を通過してコンセントレータ10の回線管理制御
部110に入力される。回線管理制御部110は、交換
回線使用要求に対し、波長λ2をノード231の交換回
線使用許可波長に選定する。これは、交換回線に割り当
てられている波長λ3が現在も使用され、ループ回線の
波長λ2が未使用であるという条件のもとで波長λ2を
選択した、ということである。これによりループ回線の
空き波長を利用し、ネットワーク上の使用可能波長(使
用可能回線数)を有効に利用することができる。次に、
回線管理制御部110は、該選定波長の情報を波長λ1
の光信号に乗せ、ノード231に知らせられる。又、回
線管理制御部110は、該λ2波長の光信号経路が回線
交換型になるように、該λ2波長に対応する光スイッチ
を切り換える。すなわち、λ2波長用の光スイッチ11
12を光合波器91に、且つ光スイッチ1222,12
42を、それぞれ光合波器102,104に切り換え
る。回線管理制御部110から交換回線の使用許可波長
λ2の情報を受け取ったノード231は、3×3のスイ
ッチ45を制御して、発振波長λ2を有する光送信器3
7に映像情報を入力する。映像情報は該光送信器37で
波長λ2の光信号に変換される。波長λ2の光信号は、
光合波器33を通過して、出力端31から光ファイバ2
11に送出される。コンセントレータ10の第1ポート
の入力ポート161に入力された該波長λ2の光信号
は、光分波器141で分波され、波長λ2の出力端から
送出される。送出された波長λ2の光信号は、交換回線
に切り換えられた光スイッチ1112を通過し光合波器
91に入力される。該光合波器91で合波された該波長
λ2の光信号は、光交換部11に送出される。送出され
た該光信号は光交換部11において出力端132と13
4に分配される。出力端132より出力された光は、ノ
ード231とノード235から送信された波長多重光で
ある。該波長多重光は、光分波器102で波長λ2と波
長λ3の光信号に分波される。該波長λ2の光信号は、
波長λ2の光スイッチ1222により光合波器152へ
送出され、該光合波器152で再び波長λ3の光信号と
合波される。λ2とλ3の波長多重光は、出力ポート1
72から下り用光ファイバ222に送出される。ノード
232に入力した該波長多重光は、光分波器34で、λ
2,λ3の波長の光に分波され、該λ2波長の光信号
は、光受信器41で受信される。又、光交換部11の出
力端134に分配された波長λ2の光信号についても、
同様にノード234で受信することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に、ノード231の映像情報の送信が終
了し、ノード232が、ノード231にコンピュータ情
報を送信する必要が発生したとする。ノード232はル
ープ回線を使用し時分割多重通信方法で該コンピュータ
情報の送信を行なうものとする。該ノード232は波長
λ1の光信号にループ回線の使用要求情報を乗せ、コン
セントレータ内の回線管理制御部110に該回線使用要
求情報を送信する。該波長λ1の光信号経路は、交換回
線で説明した経路と同じでありここでは省略する。回線
管理制御部110は、ループ回線使用要求に対し、波長
λ2をノード232のループ回線の使用波長に選定す
る。これは、ループ回線に割り当てられていたλ1が現
在使用されており交換回線の波長λ2が未使用であるの
でλ2を選択する。これにより交換回線に割り当てられ
ていた空き波長を有効に利用することができる。回線管
理制御部110は、該選定波長の情報を波長λ1の光信
号に乗せ、ノード232に知らせる。又、回線管理制御
部110は、該波長λ2の光信号経路がループ回線にな
るように、該波長λ2に対応する光スイッチを切り換え
る。すなわち、波長λ2用の光スイッチ1112と12
22,1122と1232,・・・,11N2と121
2をそれぞれ直結する。回線管理制御部110からルー
プ回線の使用許可波長λ2の情報を受け取ったノード2
32は、3×3のスイッチ45を制御して、発振波長λ
2を有する光送信器37にコンピュータ情報を入力す
る。コンピュータ情報は該光送信器37で波長λ2の光
信号に変換される。該波長λ2の光信号は、光合波器3
3を通過し、出力端31から光ファイバ212に送出さ
れる。コンセントレータ10の第2ポートの入力ポート
162に入力した該光信号は光分波器142で分波さ
れ、該分波器のλ2波長の出力端から送出される。送出
された波長λ2の光信号は、光スイッチ1122により
隣接する光スイッチ1232に送出され、該光スイッチ
1232では光合波器153に送出される。送出された
波長λ2の光信号は、光合波器153を通過し出力ポー
ト173に送出される。下り用光ファイバ223を伝送
しノード233に入力した該波長λ2の光信号は、光分
波器34で分波される。分波された該波長λ2の光信号
は、光受信器41で電気信号に変換される。該コンピュ
ータ情報を受信したノード233は、該データが自分宛
かどうか解析し、転送が必要な場合には、該データを電
気中継し光送信器37で波長λ2の光信号に再び変換し
て出力端31から送出する。以下同様に、該光信号は、
コンセントレータ10→ノード234→コンセントレー
タ10→ノード235,・・・,コンセントレータ10
を伝送しノード231に入力される。ノード231に入
力された該波長λ2の光信号は分波器34で分波され、
光受信器41で受信される。この様に、隣接する各ポー
トに設置された波長λ2用の1組の光スイッチが回線管
理制御回路110によって直結されループ回線が形成さ
れる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、本実施例におけるコンセントレータ
のポートと光交換部の入出力端の間に位置する光スイッ
チの制御は、コンセントレータ内のループ型光信号経路
及び交換回線型光信号経路の一部に光受信器を設け、各
回線の使用状況を常時モニターし、コンセントレータ内
の回線制御部が該使用状況をもとに各回線に使用許可波
長を最適に選択し、各選択波長の信号経路を光スイッチ
により制御するか、あるいはコンセントレータ外部から
直接光スイッチに制御信号を与えるか、あるいはコンセ
ントレータ内のループ型光信号経路と交換回線型光信号
経路が共通化している一部に光受信器を設け、コンセン
トレータに接続されているノードから制御信号を送り、
該光受信器で制御信号を受信し、該光受信器から回線管
理管理部110に制御信号を与えるか、あるいは伝送信
号の一部に制御情報部を設けて、ループ型光経路又は回
線交換型光経路上に位置する光受信器で制御情報を読み
取り、該光受信器から光スイッチを制御すればよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/00 14/02 9372−5K H04B 9/00 E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の順序で配置した複数のポートと、
    該ポートから入力した波長多重光信号を波長により分離
    する手段と、該分離した光信号全体のうちの一部を前記
    所定の順序で複数のポートに順次配送する手段と、前記
    分離した光信号全体のうちの別の一部を少なくとも1つ
    の任意のポートに配送する手段とを備えたコンセントレ
    ータであって、 前記分離した光信号を、前記所定の順序で複数のポート
    に順次配送する手段か、又は前記任意のポートに配送す
    る手段に、任意に選択して接続する手段を有することを
    特徴とするコンセントレータ。
  2. 【請求項2】 前記ポートから入力した波長多重光信号
    を波長により分離する手段が、波長多重光信号を該信号
    を構成する波長別に個別に分離するものであり、 前記分離した光信号を、前記所定の順序で複数のポート
    に順次配送する手段か、又は前記任意のポートに配送す
    る手段に、任意に選択して接続する手段が、前記個別に
    分離した光信号毎にスイッチを用いて任意に選択して接
    続するものであることを特徴とする請求項1記載のコン
    セントレータ。
  3. 【請求項3】 前記ポートから入力した波長多重光信号
    を波長により分離する手段が、該波長多重光信号をある
    波長を境界として該波長よりも長い波長帯と短い波長帯
    に分離するものであり、 前記分離した光信号を、前記所定の順序で複数のポート
    に順次配送する手段か、又は前記任意のポートに配送す
    る手段に、任意に選択して接続する手段が、前記境界と
    する波長を任意に設定する手段と、それによって分離さ
    れた一方の波長帯の光信号を前記所定の順序で複数のポ
    ートに順次配送する手段に接続する手段と、他方の波長
    帯の光信号を前記任意のポートに配送する手段に接続す
    る手段とから構成されるものであることを特徴とする請
    求項1記載のコンセントレータ。
  4. 【請求項4】 前記ポートから入力した光信号を中継、
    増幅する手段を少なくとも一箇所に設けたことを特徴と
    する請求項1乃至3記載のコンセントレータ。
  5. 【請求項5】 前記ポートから入力した前記波長多重光
    の中から任意に選択した波長多重光をある一部のポート
    には配送しない手段を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至4記載のコンセントレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のコンセントレータ
    に、光ファイバ伝送路を介してノードを接続して構成し
    たことを特徴とする光通信ネットワーク。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5記載のコンセントレータ
    を複数個備え、前記コンセントレータの少なくとも2つ
    のポートに、それぞれコンセントレータ又はノードが接
    続されることを特徴とする光通信ネットワーク。
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