JPH07106431A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH07106431A
JPH07106431A JP5246912A JP24691293A JPH07106431A JP H07106431 A JPH07106431 A JP H07106431A JP 5246912 A JP5246912 A JP 5246912A JP 24691293 A JP24691293 A JP 24691293A JP H07106431 A JPH07106431 A JP H07106431A
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JP
Japan
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film
insulating film
capacitor
semiconductor device
dielectric
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Application number
JP5246912A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Ono
吉和 大野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャパシタの絶縁耐圧性を保つとともに、キ
ャパシタを平坦化することによって信頼性を向上させる
半導体装置を得る。 【構成】 半導体基板14上に積層して構成されたキャ
パシタ38の下部電極28を区画するための分離領域2
7に埋込絶縁膜35を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスタックトタイプのメ
モリセルを有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は、コンピュータ等の
情報機器の目ざましい普及によってその需要が急速に拡
大しており、機能的には大規模な記憶容量及び高速動作
などの可能な半導体記憶装置が要求されている。これに
伴って、半導体装置の高集積化、高速化及び高信頼性に
関する技術開発が進められている。半導体記憶装置のう
ち、記憶情報のランダムな入出力が可能なものにDRA
Mがあり、このDRAMは一般的に多数の記憶情報を蓄
積する記憶領域であるメモリセルアレイと、外部との入
出力に必要な周辺回路とから構成されている。
【0003】図6はこの種の従来のDRAMの構成を示
すブロック図である。図において、1は単位記憶情報を
蓄積するためのメモリセル2がマトリックス状に複数個
配列され、記憶情報のデータ信号を蓄積するためのメモ
リセルアレイ、3は外部からメモリセル2を選択するた
めのアドレス信号を受けるロウアンドカラムアドレスバ
ッファである。
【0004】4、5はこのロウアンドカラムアドレスバ
ッファ3から入力されるアドレス信号を解読することに
よってメモリセル2を指定するロウデコーダ及びカラム
デコーダ、6はメモリセル2に蓄積された信号を増幅し
て読み出すセンスリフレッシュアンプ、7、8はデータ
入出力のためのデータインバッファ及びデータアウトバ
ッファ、9はクロック信号を発生するクロックジュネレ
ータである。
【0005】そして、このように構成されたDRAMの
中のメモリセル2の等価回路は図7のように示される。
図において、10はトランジスタ、11はこのトランジ
スタ10に接続されたキャパシタ、12はトランジスタ
10に接続されたビット線、13はトランジスタ10に
接続されたワード線である。メモリセル2は以上のよう
に構造が簡単なため、メモリセルアレイ1の集積度を向
上させることが容易で大容量のDRAMが可能である。
【0006】また、DRAMのメモリセルは、その情報
電荷蓄積用のキャパシタ構造によっていくつかのタイプ
に分けることができるが、その一つに、いわゆるスタッ
クトタイプのメモリセルがある。スタックトタイプメモ
リセルのキャパシタ誘電膜として、従来はシリコン窒化
膜とシリコン酸化膜とからなる多層膜を使用している。
近年、メモリセルの集積化に伴うキャパシタ面積の減少
を補うため、より誘電率の高い膜であるTa25、PZ
T、PLZT、STO、BSTO等のキャパシタ誘電膜
への適応が報告されている。この場合、基板に接続され
るキャパシタの下部電極としてはPt等の金属膜が望ま
しいことも報告されている。
【0007】図8及び図9は誘電率の高い膜を適用した
従来のスタックタイプのメモリセルを有する半導体装置
の製造工程を示す断面図である。図において、14は半
導体基板、15及び16はこの半導体基板14に所定の
間隔を隔てて形成されたソース・ドレイン領域、17は
このソース・ドレイン領域15、16の間の半導体基板
14上に形成されたゲート酸化膜である。
【0008】18はこのゲート酸化膜17を介して半導
体基板14上に形成されたワード線としてのゲート電
極、19はソース・ドレイン領域15、16、ゲート酸
化膜17及びゲート電極18で構成されるMOSトラン
ジスタ、20はゲート電極18を覆うように形成された
絶縁膜、21はこの絶縁膜20を覆うように半導体基板
14上に形成された第1の層間絶縁膜、22はこの第1
の層間絶縁膜21を一方のソース・ドレイン領域15に
至るまで貫通して形成されたコンタクトホールを介して
形成されたビット線である。
【0009】23はビット線22を覆うように第1の層
間絶縁膜21上に形成された第2の層間絶縁膜、24は
第2の層間絶縁膜23及び第1の層間絶縁膜21を他方
のソース・ドレイン領域16に至るまで貫通して形成さ
れたコンタクトホール、25はこのコンタクトホール2
4を介して形成された例えばPoly Siから成るプ
ラグ状の導電層、26は分離領域27で区画されて第2
の層間絶縁膜23の上面に形成された例えばPt等から
なる金属膜で、導電層25と接続されている。28はこ
の金属膜26及び導電層25から成る下部電極である。
【0010】29は金属膜26及び分離領域27を覆う
ように形成されて例えばTa25のペロブスカイト構造
のものから成る誘電体膜、30はこの誘電体膜29の上
面に形成され、例えばPt、多結晶シリコンから成る上
部電極、31は下部電極28、誘電体膜29及び上部電
極30から成るキャパシタ、32はこのキャパシタ31
とMOSトランジスタ19とビット線22とから成るメ
モリセル、33は上部電極30の上面に形成された第3
の層間絶縁膜、34はこの第3の層間絶縁膜33の上面
の所望の位置に形成された配線層である。
【0011】次に、図8及び図9に基づいて半導体装置
の製造工程について説明する。まず、半導体基板14上
に熱酸化法によりゲート酸化膜17を形成し、このゲー
ト酸化膜17の上面にCVD法により例えばPoly
Siからなるゲート電極18を形成する。(図8
(a))そして、このゲート電極18を覆うように例え
ばCVD法にて絶縁膜20を形成する。
【0012】次に、イオン注入を行い、ソース・ドレイ
ン領域15、16を形成し、絶縁膜20を覆うように第
1の層間絶縁膜21を形成した後、この第1の層間絶縁
膜21を一方のソース・ドレイン領域15に至るまで貫
通させコンタクトホールを形成し、このコンタクトホー
ルを介してビット線22を形成する。次に、このビット
線22を覆うように第1の層間絶縁膜21上に第2の層
間絶縁膜23を形成し、この第2の層間絶縁膜23及び
第1の層間絶縁膜21を他方のソース・ドレイン領域1
6に至るまで貫通させコンタクトホール24を形成す
る。
【0013】次に、図8(b)に示すように第2の層間
絶縁膜23の上面に例えばCVD法にて導電層25を形
成して全面エッチングを行い、コンタクトホール24内
にプラグ状の導電層25を形成する。次に、第2の層間
絶縁膜23の上面にスパッタ法にて金属膜26を形成
後、エッチングを行って、図8(c)に示すように分離
領域27を形成し、導電層25及び金属膜26から成る
下部電極28を形成する。
【0014】次に、図8(d)に示すように、例えばT
25をペロブスカイト構造とするためのスパッタ法に
て金属膜26及び分離領域27を覆うように誘電体膜2
9を形成し、この誘電体膜29の上に図9(a)に示す
ように、例えばスパッタ法にて上部電極30を形成し、
下部電極28、誘電体膜29及び上部電極30からなる
キャパシタ31を形成する。次に、上部電極30の上面
に図9(b)に示すように第3の層間絶縁膜33を形成
し、図9(c)に示すように第3の層間絶縁膜33の上
面の所望の位置に配線層34を形成する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されており、近年のメモリセル32の集
積化に伴うキャパシタ31の面積の減少によるキャパシ
タ31の容量の低下を、誘電体膜29の誘電率の高いT
25を用い、これをスパッタ法にて形成して誘電率の
良いペロブスカイト構造とすることにより補っている。
しかしながら、スパッタ法にて形成された誘電体膜29
の被覆性は一般的に悪いので、図8(d)のAに示す金
属膜26の側面では誘電体膜29の膜厚が薄くなるた
め、キャパシタ31の絶縁耐圧特性を劣化させ、又、図
9(c)に示すように上部電極30の表面に段差が残っ
たままとなるため、第3の層間絶縁膜33にも段差が生
じその上に形成される配線層34に断線又は短絡をおこ
し信頼性が低下するという問題点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、キャパシタの絶縁耐圧性を保つ
とともに、キャパシタの上に形成される配線層の断線又
は短絡の発生を防止することによって信頼性を向上させ
る半導体装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る半導体装置は、キャパシタの下部電極の側壁部に埋込
絶縁膜が埋め込まれたものである。
【0018】又、この発明の請求項2に係る半導体装置
は、埋込絶縁膜を誘電体膜と異なる絶縁膜にて形成した
ものである。
【0019】又、この発明の請求項3に係る半導体装置
は、誘電体膜をペロブスカイト構造の絶縁膜にて形成し
たものである。
【0020】又、この発明の請求項4に係る半導体装置
は、下部電極を金属膜にて形成したものである。
【0021】
【作用】この発明の請求項1における半導体装置の絶縁
膜は、キャパシタの上部電極を区画するための分離領域
を埋め込むことにより、上部電極の表面を平坦化する。
【0022】又、この発明の請求項2における半導体装
置の誘電体膜と異なる絶縁膜にて成る埋込絶縁膜は、上
部電極の表面を平坦化する。
【0023】又、この発明の請求項3における半導体装
置のペロブスカイト構造の絶縁膜にて成る誘電体膜は、
キャパシタの容量を増大する。
【0024】又、この発明の請求項4における半導体装
置の金属膜にて成るキャパシタの下部電極は、誘電体膜
のリーク電流を小さく且つ誘電率を大きくする。
【0025】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施例1における半導
体装置の構成を示す断面図である。図において、従来の
場合と同様の部分には同一符号を付して説明を省略す
る。35は分離領域27に埋め込まれた例えばSiO2
から成る埋込絶縁膜、36は金属膜26及び埋込絶縁膜
35を覆うように形成された、例えばTa25のペロブ
スカイト構造のものから成る誘電体膜である。
【0026】37はこの誘電体膜36の上面に形成され
た、例えばPt、多結晶シリコンから成る上部電極、3
8は下部電極28、誘電体膜36及び上部電極37から
成るキャパシタ、39はこのキャパシタ38とMOSト
ランジスタ19とビット線22とから成るメモリセル、
40は上部電極37の上面に形成された第3の層間絶縁
膜、41はこの第3の層間絶縁膜40の上面の所望の位
置に形成された配線層である。
【0027】次に、上記のように構成された実施例1の
半導体装置の製造工程を図1ないし図3を用いて説明す
る。まず、従来の場合と同様に、半導体基板14上に熱
酸化法によりゲート酸化膜17を形成し、このゲート酸
化膜17の上面にCVD法により例えばPoly Si
からなる膜を形成した後、図2(a)に示すようにパタ
ーニングを行いゲート電極18を形成する。そして、こ
のパターニングされたゲート電極18を覆うようにCV
D法に絶縁膜20を形成する。
【0028】次に、イオン注入を行いn-、n+を拡散さ
せ、ソース・ドレイン領域15、16を形成し、絶縁膜
20を覆うように半導体基板14の上面にCVD法にて
第1の層間絶縁膜21を形成した後、この第1の層間絶
縁膜21を一方のソース・ドレイン領域15に至るまで
貫通させコンタクトホールを形成し、このコンタクトホ
ールを介してビット線22を形成する。次に、このビッ
ト線22を覆うように第1の層間絶縁膜21上にCVD
法にて第2の層間絶縁膜23を形成し、この第2の層間
絶縁膜23及び第1の層間絶縁膜21を他方のソース・
ドレイン領域16に至るまで貫通させコンタクトホール
24を形成する。
【0029】次に、図2(b)に示すように第2の層間
絶縁膜23の上面にCVD法にて導電層25を形成して
全面エッチングを行い、コンタクトホール24内にプラ
グ状の導電層25を形成する。次に、第2の層間絶縁膜
23の上面にスパッタ法にて金属膜26を形成し、転写
プロセス及びエッチングを行って、その一部を取り除く
ことより、図2(c)に示すように分離領域27を形成
し、導電層25及び金属膜26から成る下部電極28を
形成する。
【0030】次に、図3(a)に示すように金属膜26
及び分離領域27を覆うようCVD法にてSiO2にて
成る絶縁膜35aを形成し、その後全面エッチングを行
っていき、図3(b)に示すように分離領域27を埋め
込まれた部分の埋込絶縁膜35を残してエッチングを止
める。次に、図3(c)に示すようにTa25をペロブ
スカイト構造とするための例えばスパッタ法にて金属膜
26及び埋込絶縁膜35を覆うように誘電体膜36を形
成し、この誘電体膜36の上面に図3(d)に示すよう
に例えばスパッタ法にて上部電極37を形成して、下部
電極28、誘電体膜36及び上部電極37からなるキャ
パシタ38を形成する。次に、上部電極37の上面に図
1に示すように第3の層間絶縁膜40を形成し、その後
この第3の層間絶縁膜40の上面の所望の位置に配線層
41を形成する。
【0031】上記のように構成された実施例1の半導体
装置は分離領域27に絶縁膜35を埋め込むことによ
り、金属膜26と埋込絶縁膜35との面が同一となり、
その上に形成された誘電体膜36に段差が生じないの
で、キャパシタ38の絶縁耐圧特性を保つことができ、
又、上部電極37の表面が平坦となるためこの上の第3
の層間絶縁膜40も平坦となるので、この上に形成され
る配線層41に断線又は短絡などの発生を防止すること
ができる。
【0032】実施例2.上記実施例1では分離領域27
全てに埋込絶縁膜35を埋め込む例を示したが、これに
限られることはなく、誘電体膜に極端な段差が生じない
程度の厚さ分の絶縁膜が分離領域に形成されていればよ
い。
【0033】実施例3.図4はこの発明の実施例3にお
ける半導体装置の構成を示す断面図である。図におい
て、従来の場合と同様の部分は同一符号を付して説明を
省略する。42は分離領域27に形成された誘電体膜2
9の上面に形成され、誘電体膜29の凹部を埋め込まれ
たSiO2から成る埋込絶縁膜、43はこの埋込絶縁膜
42及び誘電体膜29の上面に形成された例えばPt、
多結晶シリコンから成る上部電極、44はこの上部電極
43、埋込絶縁膜42、誘電体膜29及び下部電極28
からなるキャパシタ、45はこのキャパシタ44、MO
Sトランジスタ19及びビット線22からなるメモリセ
ル、46は上部電極43の上面に形成された第3の層間
絶縁膜、47はこの第3の層間絶縁膜46の上面の所望
の位置に形成された配線層である。
【0034】次に、上記のように構成された実施例3の
半導体装置の製造工程を図4ないし図5を用いて説明す
る。まず、従来の場合と同様の工程を経て、図5(a)
に示すようにTa25のペロブスカイト構造とするため
の例えばスパッタ法にて金属膜26及び分離領域27を
覆うように誘電体膜29を形成する。次に、図5(b)
に示すように誘電体膜29の上面に例えばCVD法によ
りSiO2から成る絶縁膜42aを形成し、その後全面
エッチングを行っていき、図5(c)に示すように分離
領域27に形成された誘電体膜29の凹部に埋込絶縁膜
42を残してエッチングを止める。
【0035】次に、図5(d)に示すように誘電体膜2
9及び絶縁膜42を覆うように、例えばスパッタ法にて
上部電極43を形成して、下部電極28、誘電体膜2
9、埋込絶縁膜42及び上部電極43からなるキャパシ
タ44を形成する。次に、上部電極43の上面に図4に
示すように第3の層間絶縁膜46を形成し、その後この
第3の層間絶縁膜46の上面の所望の位置に配線層47
を形成する。
【0036】上記のように構成された実施例3の半導体
装置は、分離領域27上に形成された誘電体膜29の凹
部に埋込絶縁膜42を埋め込むことにより、図5(c)
のAに示すように、金属膜26の側壁部における誘電体
膜29の膜厚の薄い箇所は、埋込絶縁膜42にて補われ
ているので、キャパシタ44の絶縁耐圧特性を保つこと
ができ、又、上部電極43の表面が平坦となるためこの
上の第3の層間絶縁膜46も平坦となるので、この上に
形成される配線層47に断線又は短絡などの発生を防止
することができる。
【0037】実施例4.上記実施例3では分離領域27
に形成された誘電体膜29の凹部全てに埋込絶縁膜42
を埋め込む例を示したけれども、これに限られることは
なく、上部電極に極端な段差が生じない程度の厚さ分の
絶縁膜が分離領域に形成された誘電体膜の凹部に形成さ
れていればよい。
【0038】実施例5.上記各実施例では誘電体膜2
9、36としてTa25を用いる例を示したけれども、
これに限られることはなく、誘電体膜として例えばPZ
T、PLZT、STO、BSTOなどを用いてもよい。
【0039】実施例6.上記各実施例では埋込絶縁膜3
5、42としてSiO2を用いる例を示したけれども、
これに限られることはなく、埋込絶縁膜として例えばS
iN4を用いてもよい。
【0040】実施例7.上記各実施例では下部電極膜2
8の金属膜26にPtを用いる例を示したけれども、こ
れに限られることはなく、下部電極膜の金属膜を例えば
Ti又はTaなどを用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
ればキャパシタの下部電極を区画するための分離領域に
絶縁膜が埋め込まれるようにしたので、キャパシタの絶
縁耐圧性を保つとともに、キャパシタの上に形成される
配線層の断線又は短絡の発生を防止することによって信
頼性を向上させる半導体装置を提供することができる。
【0042】又、この発明の請求項2によれば埋込絶縁
膜を誘電体膜と異なる絶縁膜にて形成したので、キャパ
シタの絶縁耐圧性を保つとともに、キャパシタの上に形
成される配線層の断線又は短絡の発生を防止することに
よって信頼性を向上させることが可能な半導体装置を提
供することができる。
【0043】又、この発明の請求項3によれば誘電体膜
をペロブスカイト構造にて形成したので、キャパシタの
絶縁耐圧性を保つとともに、キャパシタの上に形成され
る配線層の断線又は短絡の発生を防止することによって
信頼性を向上させることが可能な半導体装置を提供する
ことができる。
【0044】又、この発明の請求項4によればキャパシ
タの下部電極を、金属膜にて形成したので、キャパシタ
の絶縁耐圧性を保つとともに、キャパシタの上に形成さ
れる配線層の断線又は短絡の発生を防止することによっ
て信頼性を向上させることが可能な半導体装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における半導体装置の構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の製造工程の一部を示す
断面図である。
【図3】図1に示す半導体装置の製造工程の残部を示す
断面図である。
【図4】この発明の実施例3における半導体装置の構成
を示す断面図である。
【図5】図4に示す半導体装置の製造工程を示す断面図
である。
【図6】従来のDRAMの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示すDRAMの中のメモリセルの等価回
路を示す図である。
【図8】従来の半導体装置の製造工程の一部を示す断面
図である。
【図9】従来の半導体装置の製造工程の残部を示す断面
図である。
【符号の説明】
2、32、39、45 メモリセル 11、31、38、44 キャパシタ 12、22 ビット線 14 半導体基板 15、16 ソース・ドレイン領域 17 ゲート酸化膜 18 ゲート電極 19 MOSトランジスタ 27 分離領域 28 下部電極 29、36 誘電体膜 30、37、43 上部電極 35、42 埋込絶縁膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に、図8(d)に示すように、例えば
TOをペロブスカイト構造とするためのスパッタ法にて
金属膜26及び分離領域27を覆うように誘電体膜29
を形成し、この誘電体膜29の上に図9(a)に示すよ
うに、例えばスパッタ法にて上部電極30を形成し、下
部電極28、誘電体膜29及び上部電極30からなるキ
ャパシタ31を形成する。次に、上部電極30の上面に
図9(b)に示すように第3の層間絶縁膜33を形成
し、図9(c)に示すように第3の層間絶縁膜33の上
面の所望の位置に配線層34を形成する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されており、近年のメモリセル32の集
積化に伴うキャパシタ31の面積の減少によるキャパシ
タ31の容量の低下を、誘電体膜29の誘電率の高い
TOを用い、これをスパッタ法にて形成して誘電率の良
いペロブスカイト構造とすることにより補っている。し
かしながら、スパッタ法にて形成された誘電体膜29の
被覆性は一般的に悪いので、図8(d)のAに示す金属
膜26の側面では誘電体膜29の膜厚が薄くなるため、
キャパシタ31の絶縁耐圧特性を劣化させ、又、図9
(c)に示すように上部電極30の表面に段差が残った
ままとなるため、第3の層間絶縁膜33にも段差が生じ
その上に形成される配線層34に断線又は短絡をおこし
信頼性が低下するという問題点があった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施例1における半導
体装置の構成を示す断面図である。図において、従来の
場合と同様の部分には同一符号を付して説明を省略す
る。35は分離領域27に埋め込まれた例えばSiO2
から成る埋込絶縁膜、36は金属膜26及び埋込絶縁膜
35を覆うように形成された、例えばSTOのペロブス
カイト構造のものから成る誘電体膜である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】次に、図3(a)に示すように金属膜26
及び分離領域27を覆うようCVD法にてSiO2にて
成る絶縁膜35aを形成し、その後全面エッチングを行
っていき、図3(b)に示すように分離領域27を埋め
込まれた部分の埋込絶縁膜35を残してエッチングを止
める。次に、図3(c)に示すようにSTOをペロブス
カイト構造とするための例えばスパッタ法にて金属膜2
6及び埋込絶縁膜35を覆うように誘電体膜36を形成
し、この誘電体膜36の上面に図3(d)に示すように
例えばスパッタ法にて上部電極37を形成して、下部電
極28、誘電体膜36及び上部電極37からなるキャパ
シタ38を形成する。次に、上部電極37の上面に図1
に示すように第3の層間絶縁膜40を形成し、その後こ
の第3の層間絶縁膜40の上面の所望の位置に配線層4
1を形成する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】次に、上記のように構成された実施例3の
半導体装置の製造工程を図4ないし図5を用いて説明す
る。まず、従来の場合と同様の工程を経て、図5(a)
に示すようにSTOのペロブスカイト構造とするための
例えばスパッタ法にて金属膜26及び分離領域27を覆
うように誘電体膜29を形成する。次に、図5(b)に
示すように誘電体膜29の上面に例えばCVD法により
SiO2から成る絶縁膜42aを形成し、その後全面エ
ッチングを行っていき、図5(c)に示すように分離領
域27に形成された誘電体膜29の凹部に埋込絶縁膜4
2を残してエッチングを止める。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施例5.上記各実施例では誘電体膜2
9、36としてSTOを用いる例を示したけれども、こ
れに限られることはなく、誘電体膜として例えばPZ
T、PLZT、BSTOなどを用いてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に設けられたトランジスタ、上
    記トランジスタの上面を覆って形成された層間絶縁膜、
    上記層間絶縁膜上に形成され側壁部を有する下部電極と
    上記層間絶縁膜上で上記側壁部に形成された埋込絶縁膜
    と上記下部電極上に形成された誘電体膜と上部電極とで
    成るキャパシタを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 埋込絶縁膜は誘電体膜と異なる絶縁膜に
    て成ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 誘電体膜はTa25ペロブスカイト構造
    の絶縁膜にて成ることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 キャパシタの下部電極は金属膜にて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1041479A (ja) * 1996-04-30 1998-02-13 Lg Semicon Co Ltd 半導体メモリセルの製造方法
JP2006216978A (ja) * 1996-06-26 2006-08-17 Micron Technology Inc キャパシタ
JP2007220807A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2009158956A (ja) * 2007-12-05 2009-07-16 Rohm Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法

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