JPH07106339B2 - 微粉収集装置 - Google Patents

微粉収集装置

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JPH07106339B2
JPH07106339B2 JP2106136A JP10613690A JPH07106339B2 JP H07106339 B2 JPH07106339 B2 JP H07106339B2 JP 2106136 A JP2106136 A JP 2106136A JP 10613690 A JP10613690 A JP 10613690A JP H07106339 B2 JPH07106339 B2 JP H07106339B2
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JP
Japan
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raw material
fine powder
gas
furnace
powder collecting
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JP2106136A
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Inventor
俊文 福井
勝彦 加田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は溶融炉、反応装置などに炉外あるいは装置外よ
り粉体の原料を供給するにあたり、原料中の微粉を捕集
することのできる原料収集装置に関する。
[従来の技術および課題] 粉体原料を反応装置、あるいは溶融炉などに供給して反
応、溶融を行う装置では、原料粉体中に含まれる微粉に
より様々な操業上の問題が生ずる場合がある。例えば、
ガラス溶融炉においては、炉内に導入された雰囲気ガス
の膨張流により供給原料中の微粉が飛散して炉内に付着
し、付着物と炉材とが反応して炉の損傷を招いたり、あ
るいは付着物とヒータ碍子の原料成分とが反応して碍子
を破損させヒータ線と炉体が接触し断線を生ずる等の事
故が頻繁に生じる。
このような微粉による事故を回避するため、従来、重力
落下式の原料供給装置においては、原料粒度を粗くする
ことにより微粉末を少なくすることも行われているが、
充分な微粉の混入防止をはかることはできない。
さらに、炉内を還元雰囲気に保持している炉では原料粉
とともに流入する酸素の混入が充分に防止できず、炉材
および原料の酸化が生ずる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 原料貯槽から反応装置に向け原料粉が自由落下する原料
供給路、 該原料供給路中に設けられ前記原料の流れ方向とは逆方
向にガスを噴出するガス供給口、および 該ガス供給口と貯槽との間に設けられた微粉収集管を有
し、かつ 前記微粉収集管の周囲の原料供給路が流れ方向に向け内
径が縮小する円錐部を有し、該円錐部の上流に先端を原
料流の上流に向けて配置した円錐形の原料整流板が設け
られた ことを特徴とする微粉収集装置を提供するものである。
なお、本発明において反応装置としては、反応を伴うも
のだけでなく、粉体原料を処理する溶融炉なども含む。
[作用] 原料供給路内のガス供給口より噴出するガスにより原料
中の微粉が舞い上がり、これが微粉収集管にて捕集され
る。また、原料供給路に円錐部および円錐整流板を設け
ると、除去する微粉の粒度、捕集量を自由に制御するこ
とができ、また粒度の大きな原料が直接微粉収集管の中
に落ちることもない。
[実施例] つぎに本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
第1図は本発明の微粉収集装置を用いた溶融装置の一具
体例を示す概略断面図である。
第1図において、溶融装置10は、原料貯槽11、溶融炉1
2、および該原料貯槽11から溶融炉12に向け原料粉13が
自由落下する原料供給路14からなり、該供給路14に微粉
収集装置が設けられる。原料供給路14中には、前記原料
粉13の流れ(落下)方向とは逆方向に雰囲気ガスを噴出
するガス供給口15が設けられ、該ガス供給口15と貯槽11
との間には微粉収集管16が設けられる。ガス供給口15か
らは、ガス供給源(図示せず)より供給されたN2ガスな
どの雰囲気ガスが噴出する。また、微粉収集管16は吸引
ポンプ17に連通し、吸引された原料微粉はフィルタ18に
て捕集される。
したがって、原料供給路14を落下する原料粉13中の微粉
は、ガス供給口15より噴出するガスにより舞い上がり微
粉収集管16に吸引されてフィルタ18にて捕集されるので
溶融炉12には微粉が混入しない。
つぎに第1図の装置を用いて、下記の条件で溶融を行っ
た。
原料粉 組成:SiO28.6モル%、SiN419.4モル%、Al2O35.2モル
%、CaO59.8モル%、MgO6.9モル% 粒度分布:50μm以下0.2% 供給量:90g/分 原料供給路の内径:43mmφ ガス噴出量:10/分 ガス吸引量:10/分 上記条件で運転を行ったところフィルタにて捕集された
原料粉は50μm以下のものが0.175g/分であり、供給原
料中の微粉の97.2%が回収された。
従来は数時間の運転でヒータ碍子の破損があったのに対
して、かかる装置を用いガラスの溶融を行った場合は、
800時間の運転でも全く異常がないことが確認された。
炉内の酸素濃度は約20ppmと低濃度で安定した。
第2図は、本発明の微粉収集装置の他の具体例の要部を
示す概略説明図である。該装置は、原料供給路14の途中
に原料の流れ方向に向け内径が縮小する円錐部20、およ
び該円錐部20の上流に設けられ先端を原料流の上流に向
けて配置した円錐形の原料整流板21を有する。微粉収集
管16の開口は前記円錐部20内に設けられ、その下方に設
けられたガス供給口(図示せず)より噴出するガスによ
り舞い上がった微粉を吸引する。
第2図の装置は、原料供給路14に円錐部20を有する。こ
のため、第1図の装置では微粉の収量は捕集位置によら
ずほぼ一定で、ガス量の増加により微粉と共に粒度の大
きなものまで捕集されるのに対して、第2図の具体例で
は、捕集する微粉の粒度、量を任意に調整することがで
きる。また、微粉収集管16の中に直接原料が落ちること
もない。
[発明の効果] 本発明の微粉収集装置を用いると、反応装置、あるいは
炉内への微粉の混入が防止され、飛散した微粉と装置材
料とが反応し装置の損傷を招くことがない。
炉内を特定の雰囲気に保持している反応装置では原料と
ともに流入する酸素等のガスの混入を充分に防止でき
る。
また、原料供給路に円錐部および円錐整流板を設けるこ
とにより、除去する微粉の粒度、捕集量を制御すること
ができ、さらに直接収集管の中に粒度の大きな原料が落
ちるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の微粉収集装置を取り付けた溶融装置を
示す概略説明図、第2図は本発明装置の他の具体例の要
部を示す概略説明図である。 図中の主な符号は次の通りである。 11:原料貯槽、12:溶融炉、13:原料粉、14:原料供給路、
15:ガス供給口、16:微粉収集管、20:円錐部、21:整流
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−39766(JP,A) 実開 平1−114087(JP,U) 実開 昭54−182372(JP,U) 特公 昭52−40067(JP,B2) 実公 昭8−5433(JP,Y1) 実公 平3−26953(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料貯槽から反応装置に向け原料粉が自由
    落下する原料供給路、 該原料供給路中に設けられ前記原料の流れ方向とは逆方
    向にガスを噴出するガス供給口、および 該ガス供給口と貯槽との間に設けられた微粉収集管を有
    し、かつ 前記微粉収集管の周囲の原料供給路が流れ方向に向け内
    径が縮小する円錐部を有し、該円錐部の上流に先端を原
    料流の上流に向けて配置した円錐形の原料整流板が設け
    られた ことを特徴とする微粉収集装置。
JP2106136A 1990-04-20 1990-04-20 微粉収集装置 Expired - Lifetime JPH07106339B2 (ja)

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JPH044081A JPH044081A (ja) 1992-01-08
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JPS5339766A (en) * 1976-09-24 1978-04-11 Sumitomo Electric Ind Ltd Method and apparatus for detecting foreign substance in pellets

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