JPH07106027A - 携帯通信機用コネクタ - Google Patents
携帯通信機用コネクタInfo
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- JPH07106027A JPH07106027A JP24461993A JP24461993A JPH07106027A JP H07106027 A JPH07106027 A JP H07106027A JP 24461993 A JP24461993 A JP 24461993A JP 24461993 A JP24461993 A JP 24461993A JP H07106027 A JPH07106027 A JP H07106027A
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- Japan
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- connector
- contact
- communication device
- portable communication
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波信号伝送路を非同軸構造コンタクトに
て実現し,同一コンタクト部品にて制御信号伝送路も構
成することにより,ローコスト化,小型化の図れる通信
機等に用いられる携帯通信機用コネクタを提供するこ
と。 【構成】 低周波信号を伝送するための第1の種のコン
タクトと高周波信号を伝送するための第2の種のコンタ
クトとを有する携帯通信機用コネクタにおいて,第1及
び第2の種のコンタクトを共に低周波信号の伝送に適し
た非同軸構造になし,さらに前記第2の種のコンタクト
を含む伝送路の特性インピーダンスを前記高周波信号の
伝送に供するように調整した。
て実現し,同一コンタクト部品にて制御信号伝送路も構
成することにより,ローコスト化,小型化の図れる通信
機等に用いられる携帯通信機用コネクタを提供するこ
と。 【構成】 低周波信号を伝送するための第1の種のコン
タクトと高周波信号を伝送するための第2の種のコンタ
クトとを有する携帯通信機用コネクタにおいて,第1及
び第2の種のコンタクトを共に低周波信号の伝送に適し
た非同軸構造になし,さらに前記第2の種のコンタクト
を含む伝送路の特性インピーダンスを前記高周波信号の
伝送に供するように調整した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,携帯電話,移動電話,
コードレスホーン等の小型通信機器に使用され,外部オ
プション機器(外部アンテナ)間を無線高周波信号や制
御信号接続を行う携帯通信機用コネクタに関し,高周波
信号伝送路を非同軸コンタクト構造にて実現する構造に
関するものである。
コードレスホーン等の小型通信機器に使用され,外部オ
プション機器(外部アンテナ)間を無線高周波信号や制
御信号接続を行う携帯通信機用コネクタに関し,高周波
信号伝送路を非同軸コンタクト構造にて実現する構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯通信機用コネクタの構造例を
図6に示す。図6(a)に示すように,携帯通信機用コ
ネクタ50は,同一ハウジング51に設けられた高周波
信号伝送用同軸コネクタ(同軸コンタクト)52と制御
信号(低速信号)伝送用コンタクト53とを有してい
る。
図6に示す。図6(a)に示すように,携帯通信機用コ
ネクタ50は,同一ハウジング51に設けられた高周波
信号伝送用同軸コネクタ(同軸コンタクト)52と制御
信号(低速信号)伝送用コンタクト53とを有してい
る。
【0003】高周波信号線路には,反射波発生によるノ
イズ,損失を避けるため線路内では,同一の特性インピ
ーダンスを有することが要求される。同軸構造伝送線路
は,この特性インピーダンス設計が容易であること等の
理由により,同軸ケーブル,同軸コネクタとして広く用
いられている。
イズ,損失を避けるため線路内では,同一の特性インピ
ーダンスを有することが要求される。同軸構造伝送線路
は,この特性インピーダンス設計が容易であること等の
理由により,同軸ケーブル,同軸コネクタとして広く用
いられている。
【0004】図6(b)に示すように,同軸コネクタ5
2の部品構成は,外部導体用コンタクト54と中心導体
用コンタクト56と,この2つを絶縁し,ある特性イン
ピーダンスを実現するための誘電率の外径を有するイン
シュレータ55とを備えている。
2の部品構成は,外部導体用コンタクト54と中心導体
用コンタクト56と,この2つを絶縁し,ある特性イン
ピーダンスを実現するための誘電率の外径を有するイン
シュレータ55とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述し
た携帯通信機用コネクタでは,特性インピーダンス設計
の容易な同軸コネクタ(同軸コンタクト)ではあるが,
構成部品点数が多く,組み立てにも多くの工数を要し,
コストアップとなるという欠点を有した。また,図6で
示した形状から明らかな様に,小型化,高密度化にも限
界がある。
た携帯通信機用コネクタでは,特性インピーダンス設計
の容易な同軸コネクタ(同軸コンタクト)ではあるが,
構成部品点数が多く,組み立てにも多くの工数を要し,
コストアップとなるという欠点を有した。また,図6で
示した形状から明らかな様に,小型化,高密度化にも限
界がある。
【0006】更に,高周波信号伝送路と制御信号(伝送
信号)伝送路を同一ハウジング内に格納する通信機用コ
ンタクトにおいて,前者の高周波信号伝送路を同軸コネ
クタ(同軸コンタクト)で,後者の制御信号伝送路を通
常の金属板コンタクトで構成すれば,さらなる部品点数
の増加や組み立て工数の増加をまねく。
信号)伝送路を同一ハウジング内に格納する通信機用コ
ンタクトにおいて,前者の高周波信号伝送路を同軸コネ
クタ(同軸コンタクト)で,後者の制御信号伝送路を通
常の金属板コンタクトで構成すれば,さらなる部品点数
の増加や組み立て工数の増加をまねく。
【0007】そこで,本発明の技術的課題は,高周波信
号伝送路を非同軸構造コンタクトにて実現し,同一コン
タクト部品にて制御信号伝送路も構成することにより,
ローコスト化,小型化の図れる携帯通信機用コネクタを
提供することにある。
号伝送路を非同軸構造コンタクトにて実現し,同一コン
タクト部品にて制御信号伝送路も構成することにより,
ローコスト化,小型化の図れる携帯通信機用コネクタを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,低周波
信号を伝送するための第1の種のコンタクトと高周波信
号を伝送するための第2の種のコンタクトとを有する携
帯通信機用コネクタにおいて,前記第1及び第2の種の
コンタクトを共に非同軸構造になし,さらに前記第2の
種のコンタクトを含む伝送路の特性インピーダンスを前
記高周波信号の伝送に供するように調整したことを特徴
とする携帯通信機用コネクタが得られる。
信号を伝送するための第1の種のコンタクトと高周波信
号を伝送するための第2の種のコンタクトとを有する携
帯通信機用コネクタにおいて,前記第1及び第2の種の
コンタクトを共に非同軸構造になし,さらに前記第2の
種のコンタクトを含む伝送路の特性インピーダンスを前
記高周波信号の伝送に供するように調整したことを特徴
とする携帯通信機用コネクタが得られる。
【0009】本発明によれば,前記携帯通信機用コネク
タにおいて,前記第2の種のコンタクトは複数本であ
り,前記特性インピーダンスの調整は前記第2の種のコ
ンタクトのピッチに基づいて行われていることを特徴と
する携帯通信機用コネクタが得られる。
タにおいて,前記第2の種のコンタクトは複数本であ
り,前記特性インピーダンスの調整は前記第2の種のコ
ンタクトのピッチに基づいて行われていることを特徴と
する携帯通信機用コネクタが得られる。
【0010】本発明によれば,前記携帯通信機用コネク
タにおいて,前記特性インピーダンスの調整は前記第2
の種のコンタクトの幅寸法に基づいて行われていること
を特徴とする携帯通信機用コネクタが得られる。
タにおいて,前記特性インピーダンスの調整は前記第2
の種のコンタクトの幅寸法に基づいて行われていること
を特徴とする携帯通信機用コネクタが得られる。
【0011】本発明によれば,前記携帯通信機用コネク
タにおいて,前記第2の種のコンタクトを保持したイン
シュレータを含み,前記特性インピーダンスの調整は前
記インシュレータの誘電率に基づいて行われていること
を特徴とする携帯通信機用コネクタが得られる。
タにおいて,前記第2の種のコンタクトを保持したイン
シュレータを含み,前記特性インピーダンスの調整は前
記インシュレータの誘電率に基づいて行われていること
を特徴とする携帯通信機用コネクタが得られる。
【0012】本発明によれば,前記したいずれかの携帯
通信機用コネクタにおいて,前記第1の種のコンタクト
及び前記第2の種のコンタクトは,同一構造を有するこ
とを特徴とする携帯通信機用コネクタが得られる。
通信機用コネクタにおいて,前記第1の種のコンタクト
及び前記第2の種のコンタクトは,同一構造を有するこ
とを特徴とする携帯通信機用コネクタが得られる。
【0013】一方,本発明によれば,前記したいずれか
の携帯通信機用コネクタにおいて,前記第1の種のコン
タクト及び前記第2の種のコンタクトは,互いに異なる
構造を有することを特徴とする携帯通信機用コネクタが
得られる。
の携帯通信機用コネクタにおいて,前記第1の種のコン
タクト及び前記第2の種のコンタクトは,互いに異なる
構造を有することを特徴とする携帯通信機用コネクタが
得られる。
【0014】
【作用】本発明では,高周波伝送線路を金属板状コンタ
クトとインシュレータ材料,シグナル,グランドコンタ
クト配置により構成し,一定の特性インピーダンスを有
する線路を実現し,良好な高周波特性を得る。
クトとインシュレータ材料,シグナル,グランドコンタ
クト配置により構成し,一定の特性インピーダンスを有
する線路を実現し,良好な高周波特性を得る。
【0015】更に,この高周波特性の良好な構造を高周
波性能の要求されない制御信号伝送路にそのまま適用す
ることにより,両伝送路を共通のコンタクトにて構成で
き,部品点数や組み立て工数削減によるローコスト化,
コネクタの小型化が図れる。
波性能の要求されない制御信号伝送路にそのまま適用す
ることにより,両伝送路を共通のコンタクトにて構成で
き,部品点数や組み立て工数削減によるローコスト化,
コネクタの小型化が図れる。
【0016】
【実施例】以下,本発明の実施例について,図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0017】図1は本発明の第1実施例に係る携帯通信
機用コネクタのプラグコネクタを示す図で,(a)は正
面図,(b)は(a)のA−A線断面図である。図1
(a)及び(b)で示すように,プラグコネクタ10
は,ストローク嵌合方式で且つ疑似コプレーナー構造を
有している。プラグコネクタ10は,一端に開口部3と
開口部3内に設けられたコンタクト支持板4とを備えた
角板状のプラグコネクタハウジング(インシュレータ)
1と,このプラグコネクタハウジング1の開口部3内か
らプラグコネクタハウジング(インシュレータ)1を貫
通して,開口部3の反対側に突出した突出部5を有する
プラグコンタクト2とを有している。このプラグコンタ
クト2の開口部3側の突出した部分の下端側がコンタク
ト支持板4に埋め込まれている。
機用コネクタのプラグコネクタを示す図で,(a)は正
面図,(b)は(a)のA−A線断面図である。図1
(a)及び(b)で示すように,プラグコネクタ10
は,ストローク嵌合方式で且つ疑似コプレーナー構造を
有している。プラグコネクタ10は,一端に開口部3と
開口部3内に設けられたコンタクト支持板4とを備えた
角板状のプラグコネクタハウジング(インシュレータ)
1と,このプラグコネクタハウジング1の開口部3内か
らプラグコネクタハウジング(インシュレータ)1を貫
通して,開口部3の反対側に突出した突出部5を有する
プラグコンタクト2とを有している。このプラグコンタ
クト2の開口部3側の突出した部分の下端側がコンタク
ト支持板4に埋め込まれている。
【0018】図2は,図1のプラグコネクタ10に組み
合わされるソケットコネクタ20を示す図で,(a)は
正面図,(b)は(a)のB−B線断面図である。図2
(a)及び(b)で示すように,ソケットコネクタ20
は,一端部に四角の筒状に突出した突出部13を備えた
ソケットコネクタハウジング(インシュレータ)11
と,突出部13内からソケットコネクタハウジング11
を貫通して,他端に突出した制御信号用コンタクト12
とを備えている。
合わされるソケットコネクタ20を示す図で,(a)は
正面図,(b)は(a)のB−B線断面図である。図2
(a)及び(b)で示すように,ソケットコネクタ20
は,一端部に四角の筒状に突出した突出部13を備えた
ソケットコネクタハウジング(インシュレータ)11
と,突出部13内からソケットコネクタハウジング11
を貫通して,他端に突出した制御信号用コンタクト12
とを備えている。
【0019】制御信号用コンタクト12は,弾性を有す
る導電体からなり,突出部13内でくの字状に折れ曲が
っており,この折曲部の下端14が,コンタクトの接触
部となる。
る導電体からなり,突出部13内でくの字状に折れ曲が
っており,この折曲部の下端14が,コンタクトの接触
部となる。
【0020】図1及び図2で示した本発明の第1実施例
に係る携帯通信機用コネクタでは,高周波信号伝送用コ
ンタクトと制御信号伝送用コンタクトとは,同一のもの
を使用しており,外見上区別はできない。
に係る携帯通信機用コネクタでは,高周波信号伝送用コ
ンタクトと制御信号伝送用コンタクトとは,同一のもの
を使用しており,外見上区別はできない。
【0021】図3は本発明の第2実施例による携帯通信
機用コネクタのプラグコネクタの構造例を示す図で,
(a)は正面図,(b)はC−C線断面図である。図3
(a)及び(b)で示すように,第2実施例によるプラ
グコネクタ30は,疑似マイクロストリップライン構造
を有し,角板形状のプラグコネクタハウジング(インシ
ュレータ)21と,上段プラグコンタクト22と,下段
プラグコンタクト23とを備えている。
機用コネクタのプラグコネクタの構造例を示す図で,
(a)は正面図,(b)はC−C線断面図である。図3
(a)及び(b)で示すように,第2実施例によるプラ
グコネクタ30は,疑似マイクロストリップライン構造
を有し,角板形状のプラグコネクタハウジング(インシ
ュレータ)21と,上段プラグコンタクト22と,下段
プラグコンタクト23とを備えている。
【0022】プラグコネクタハウジング(インシュレー
タ)21は,一端に開口した収容孔24を有する。ま
た,収容孔24の一端上部には段部25,一端下端部に
は,突出片26が設けられ,その基部26aから開口側
一端に掛けて厚みが増している。
タ)21は,一端に開口した収容孔24を有する。ま
た,収容孔24の一端上部には段部25,一端下端部に
は,突出片26が設けられ,その基部26aから開口側
一端に掛けて厚みが増している。
【0023】収容孔24の底部には,上下に夫々溝24
a,24bが設けられ,これらの溝24a,24bによ
り突出部27が規定されている。また,プラグコネクタ
ハウジング(インシュレータ)21の開口と反対の端部
には,上下に段をなした段部28が設けられている。
a,24bが設けられ,これらの溝24a,24bによ
り突出部27が規定されている。また,プラグコネクタ
ハウジング(インシュレータ)21の開口と反対の端部
には,上下に段をなした段部28が設けられている。
【0024】上段プラグコンタクト22及び下段プラグ
コンタクト23は,収容孔24内の突出部の先端に互い
に逆方向となるように先端22a,23aが折れ曲がっ
て形成され,互いに平行にプラグコネクタハウジング
(インシュレータ)21を貫通して,一端部で夫々下方
に折れ曲がって形成されている。この折れ曲り部は,上
段プラグコンタクト22の折れ曲り部22bはプラグコ
ネクタハウジング(インシュレータ)21の一端部,ま
た下段プラグコンタクト23の折れ曲り部23bはプラ
グコネクタハウジング21の段部中央より外側寄りで,
上段プラグコンタクト22の折れ曲り部22bと平行に
形成されている。尚,符号29は,内方に突出した凸部
である。
コンタクト23は,収容孔24内の突出部の先端に互い
に逆方向となるように先端22a,23aが折れ曲がっ
て形成され,互いに平行にプラグコネクタハウジング
(インシュレータ)21を貫通して,一端部で夫々下方
に折れ曲がって形成されている。この折れ曲り部は,上
段プラグコンタクト22の折れ曲り部22bはプラグコ
ネクタハウジング(インシュレータ)21の一端部,ま
た下段プラグコンタクト23の折れ曲り部23bはプラ
グコネクタハウジング21の段部中央より外側寄りで,
上段プラグコンタクト22の折れ曲り部22bと平行に
形成されている。尚,符号29は,内方に突出した凸部
である。
【0025】図4は図3の第2実施例のプラグコネクタ
と組み合わされるソケットコネクタを示す図で,(a)
は正面図,(b)はD−D線断面図である。
と組み合わされるソケットコネクタを示す図で,(a)
は正面図,(b)はD−D線断面図である。
【0026】図示のように,ソケットコネクタ40は,
絶縁性のソケットコネクタハウジング(インシュレー
タ)31と,導電性の弾性を有する下段バネコンタクト
32と,上段バネコンタクト33とを備えている。
絶縁性のソケットコネクタハウジング(インシュレー
タ)31と,導電性の弾性を有する下段バネコンタクト
32と,上段バネコンタクト33とを備えている。
【0027】ソケットコネクタハウジング(インシュレ
ータ)31は,一段と上下幅が狭くなった接合部34と
この接合部34の先端から内部中央まで設けられた収容
溝35とを備え,この収容溝35は上下に対向する壁部
36を規定している。
ータ)31は,一段と上下幅が狭くなった接合部34と
この接合部34の先端から内部中央まで設けられた収容
溝35とを備え,この収容溝35は上下に対向する壁部
36を規定している。
【0028】下段バネコンタクト32,及び上段バネコ
ンタクト33の夫々の先端部は,先端に移動するにつれ
て,次第に幅が狭くなり,互いに交差するとともに,下
段バネコンタクト32と上段バネコンタクト33は,互
いに平行に延在してソケットコネクタハウジング(イン
シュレータ)31の収容孔と反対側の端部に突出してい
る。尚,符号37は,凸部29と合わさる凹部である。
ンタクト33の夫々の先端部は,先端に移動するにつれ
て,次第に幅が狭くなり,互いに交差するとともに,下
段バネコンタクト32と上段バネコンタクト33は,互
いに平行に延在してソケットコネクタハウジング(イン
シュレータ)31の収容孔と反対側の端部に突出してい
る。尚,符号37は,凸部29と合わさる凹部である。
【0029】図3及び図4で示した本発明の第2実施例
に係る携帯通信機用コネクタでは,高周波信号伝送用コ
ンタクトと制御信号伝送用コンタクトとは,同一のもの
を使用しており,外見上区別はできない。
に係る携帯通信機用コネクタでは,高周波信号伝送用コ
ンタクトと制御信号伝送用コンタクトとは,同一のもの
を使用しており,外見上区別はできない。
【0030】図5(a)及び(b)は高周波信号伝送路
の設計例を示す図で,図5(a)は第1実施例によるも
の,図5(b)は第2実施例によるものを夫々示してい
る。伝送路の特性インピーダンスZ0 は,コンタクト
(グランドコンタクトをG,信号用コンタクトをSで示
す)が真空中におかれているとして,求めたグランド
(G)間容量C0 ,コンタクトがインシュレータ中に組
み込まれた状態で求めた容量C´,真空中の光速度v0
により,下記数1式として求められる。
の設計例を示す図で,図5(a)は第1実施例によるも
の,図5(b)は第2実施例によるものを夫々示してい
る。伝送路の特性インピーダンスZ0 は,コンタクト
(グランドコンタクトをG,信号用コンタクトをSで示
す)が真空中におかれているとして,求めたグランド
(G)間容量C0 ,コンタクトがインシュレータ中に組
み込まれた状態で求めた容量C´,真空中の光速度v0
により,下記数1式として求められる。
【0031】
【数1】
【0032】図5(a)は,疑似コプレーナー構造の場
合で,容量Co,C´はコンタクト厚さt,幅w,コン
タクト間隔b,インシュレータの比誘電率εrにより変
化するので,これらを適当に設定することにより,任意
の特性インピーダンスを得ることができる。
合で,容量Co,C´はコンタクト厚さt,幅w,コン
タクト間隔b,インシュレータの比誘電率εrにより変
化するので,これらを適当に設定することにより,任意
の特性インピーダンスを得ることができる。
【0033】図5(b)のマイクロストリップライン構
造の場合も図5(a)の場合と同様に,コンタクト幅
w,厚さt,上下コンタクト間隔a,横コンタクト間隔
b,比誘電率εrを設定することにより,任意の特性イ
ンピーダンスを制御することができる。
造の場合も図5(a)の場合と同様に,コンタクト幅
w,厚さt,上下コンタクト間隔a,横コンタクト間隔
b,比誘電率εrを設定することにより,任意の特性イ
ンピーダンスを制御することができる。
【0034】無線通信機の分野では,特性インピーダン
ス:50Ωとして,伝送路設計を行う場合が多く,本発
明の第1及び第2実施例においては,50Ωを実現する
寸法例として,図5(a)では,εr=4, t:w:
b=10:34:21,(b)ではεr=4, t:
w:a:b=1:7:4:2である。こうして設計され
た高周波信号伝送路の構造を,そのまま制御信号伝送路
にも適用することで,両伝送用コンタクトの共用が図
れ,部品点数,組み立て工数を削減でき,ローコスト化
やコネクタの小型化が図れる。
ス:50Ωとして,伝送路設計を行う場合が多く,本発
明の第1及び第2実施例においては,50Ωを実現する
寸法例として,図5(a)では,εr=4, t:w:
b=10:34:21,(b)ではεr=4, t:
w:a:b=1:7:4:2である。こうして設計され
た高周波信号伝送路の構造を,そのまま制御信号伝送路
にも適用することで,両伝送用コンタクトの共用が図
れ,部品点数,組み立て工数を削減でき,ローコスト化
やコネクタの小型化が図れる。
【0035】尚,本発明の実施例においては,制御信号
伝送路と高周波信号伝送路とのコンタクトの構造を同一
として構成したが,制御信号伝送路と高周波信号伝送路
とのコンタクトを互いに異なる構造を有する構成にも,
本発明を適用できることは明らかである。
伝送路と高周波信号伝送路とのコンタクトの構造を同一
として構成したが,制御信号伝送路と高周波信号伝送路
とのコンタクトを互いに異なる構造を有する構成にも,
本発明を適用できることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上,説明したように,本発明は,小型
通信機等に使用されるコネクタにおいて,高周波信号伝
送路を非同軸構造,つまり通常の板状金属コンタクトに
て構成するため,部品点数,組立工数削減によるローコ
スト化,コネクタの小型化が図れる携帯通信機用コネク
タを提供することができる。
通信機等に使用されるコネクタにおいて,高周波信号伝
送路を非同軸構造,つまり通常の板状金属コンタクトに
て構成するため,部品点数,組立工数削減によるローコ
スト化,コネクタの小型化が図れる携帯通信機用コネク
タを提供することができる。
【0037】この高周波特性を満足する非同軸構造は,
高周波数特性の要求されない制御信号伝送路にそのまま
拡張することができ,高周波伝送路用コンタクトと制御
信号伝送路用コンタクトの共用が図れ,部品点数の削減
により更なるローコスト化,小型化が可能となる携帯通
信機用コネクタを提供することができる。
高周波数特性の要求されない制御信号伝送路にそのまま
拡張することができ,高周波伝送路用コンタクトと制御
信号伝送路用コンタクトの共用が図れ,部品点数の削減
により更なるローコスト化,小型化が可能となる携帯通
信機用コネクタを提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る携帯通信機用コネク
タのプラグコネクタを示す図で,(a)は正面図,
(b)は(a)のA−A線断面図である。
タのプラグコネクタを示す図で,(a)は正面図,
(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】図1のプラグコネクタに組み合わされるソケッ
トコネクタを示す図で,(a)は正面図,(b)は
(a)のB−B線断面図である。
トコネクタを示す図で,(a)は正面図,(b)は
(a)のB−B線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る携帯通信機用コネク
タのプラグコネクタの構造例を示す図で,(a)は正面
図,(b)はC−C線断面図である。
タのプラグコネクタの構造例を示す図で,(a)は正面
図,(b)はC−C線断面図である。
【図4】図3の第2実施例のプラグコネクタと組み合わ
されるソケットコネクタを示す図で,(a)は正面図,
(b)はD−D線断面図である。
されるソケットコネクタを示す図で,(a)は正面図,
(b)はD−D線断面図である。
【図5】(a),(b)は第1実施例及び第2実施例に
よる高周波信号伝送路の設計例を夫々示す図である。
よる高周波信号伝送路の設計例を夫々示す図である。
【図6】従来例に係る携帯通信機用コネクタの構造例を
示す図で,(a)は斜視図,(b)は同軸コンタクトの
分解斜視図である。
示す図で,(a)は斜視図,(b)は同軸コンタクトの
分解斜視図である。
1 プラグコネクタハウジング(インシュレータ) 2 プラグコンタクト 3 開口部 4 コンタクト支持板 5 突出部 10 プラグコネクタ 11 ソケットコネクタハウジング(インシュレー
タ) 12 制御信号用コンタクト 13 突出部 14 下端 20 ソケットコネクタ 21 プラグコネクタハウジング(インシュレータ) 22 上段プラグコンタクト 23 下段プラグコンタクト 24 収容孔 24a,24b 溝 25 段部 26 突出片 26a 基部 27 突出部 28 段部 29 凸部 30 プラグコネクタ 31 ソケットコネクタハウジング(インシュレー
タ) 32 下段バネコンタクト 33 上段バネコンタクト 34 接合部 35 収容溝 36 壁部 37 凹部 40 ソケットコネクタ 50 携帯通信機用コネクタ
タ) 12 制御信号用コンタクト 13 突出部 14 下端 20 ソケットコネクタ 21 プラグコネクタハウジング(インシュレータ) 22 上段プラグコンタクト 23 下段プラグコンタクト 24 収容孔 24a,24b 溝 25 段部 26 突出片 26a 基部 27 突出部 28 段部 29 凸部 30 プラグコネクタ 31 ソケットコネクタハウジング(インシュレー
タ) 32 下段バネコンタクト 33 上段バネコンタクト 34 接合部 35 収容溝 36 壁部 37 凹部 40 ソケットコネクタ 50 携帯通信機用コネクタ
Claims (6)
- 【請求項1】 低周波信号を伝送するための第1の種の
コンタクトと高周波信号を伝送するための第2の種のコ
ンタクトとを有する携帯通信機用コネクタにおいて,前
記第1及び第2の種のコンタクトを共に非同軸構造にな
し,さらに前記第2の種のコンタクトを含む伝送路の特
性インピーダンスを前記高周波信号の伝送に供するよう
に調整したことを特徴とする携帯通信機用コネクタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の携帯通信機用コネクタに
おいて,前記第2の種のコンタクトは複数本であり,前
記特性インピーダンスの調整は前記第2の種のコンタク
トのピッチに基づいて行われていることを特徴とする携
帯通信機用コネクタ。 - 【請求項3】 請求項1記載の携帯通信機用コネクタに
おいて,前記特性インピーダンスの調整は前記第2の種
のコンタクトの幅寸法に基づいて行われていることを特
徴とする携帯通信機用コネクタ。 - 【請求項4】 請求項1記載の携帯通信機用コネクタに
おいて,前記第2の種のコンタクトを保持したインシュ
レータを含み,前記特性インピーダンスの調整は前記イ
ンシュレータの誘電率に基づいて行われていることを特
徴とする携帯通信機用コネクタ。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載の携帯通信機用コネ
クタにおいて,前記第1の種のコンタクト及び前記第2
の種のコンタクトは,同一構造を有することを特徴とす
る携帯通信機用コネクタ。 - 【請求項6】 請求項1乃至4記載の携帯通信機用コネ
クタにおいて,前記第1の種のコンタクト及び前記第2
の種のコンタクトは,互いに異なる構造を有することを
特徴とする携帯通信機用コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24461993A JPH07106027A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 携帯通信機用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24461993A JPH07106027A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 携帯通信機用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106027A true JPH07106027A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17121442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24461993A Pending JPH07106027A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 携帯通信機用コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106027A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6979226B2 (en) | 2003-07-10 | 2005-12-27 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
US7108552B2 (en) | 2001-09-25 | 2006-09-19 | Molex Incorporated | Connector for high-rate transmission |
US7113002B2 (en) | 2003-05-15 | 2006-09-26 | Fujikura Ltd. | Transmission cable structure for GHz frequency band signals and connector used for transmission of GHz frequency band signals |
JP2012186093A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Fujitsu Component Ltd | フローティングコネクタ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01298664A (ja) * | 1988-05-27 | 1989-12-01 | Mitsumi Electric Co Ltd | 脱着コネクタ |
JPH04345777A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-01 | Nec Corp | コネクタ |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24461993A patent/JPH07106027A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01298664A (ja) * | 1988-05-27 | 1989-12-01 | Mitsumi Electric Co Ltd | 脱着コネクタ |
JPH04345777A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-01 | Nec Corp | コネクタ |
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US7113002B2 (en) | 2003-05-15 | 2006-09-26 | Fujikura Ltd. | Transmission cable structure for GHz frequency band signals and connector used for transmission of GHz frequency band signals |
US6979226B2 (en) | 2003-07-10 | 2005-12-27 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
JP2012186093A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Fujitsu Component Ltd | フローティングコネクタ |
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