JPH07105992B2 - 圧電スピーカ - Google Patents

圧電スピーカ

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JPH07105992B2
JPH07105992B2 JP2150342A JP15034290A JPH07105992B2 JP H07105992 B2 JPH07105992 B2 JP H07105992B2 JP 2150342 A JP2150342 A JP 2150342A JP 15034290 A JP15034290 A JP 15034290A JP H07105992 B2 JPH07105992 B2 JP H07105992B2
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忠 高矢
二郎 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、圧電ドライバーによりダイアフラムを振動さ
せて音を発するようになした圧電スピーカに関する。
従来の技術 従来のこの種の圧電スピーカの一例として第7図に示す
ものが知られている。このスピーカは、フレーム81に振
動可能に支持されたダイアフラム83を内蔵する圧電ドラ
イバー86にて駆動する基本構成をとる。
発明が解決しようとする課題 ところで、この圧電スピーカにおいて、低音の補強を図
ろうとすると、ダイアフラムを大型化することにより対
応しているが、この場合、低音は補強されるものの、ダ
イアフラムの大型化による重量アップに起因して高音域
での音圧レベルが低下する。また、振動面積の拡大によ
って高音域での指向性が狭くなって、良好な音質が得ら
れないという課題があった。
なお、この課題の解決は、高音用スピーカを別に付ける
と一応可能であり、両スピーカに対する配線を合理的に
行うべく、第8図に示す如く、ダイアフラム83の前面側
を切り欠いてなる凹部87に小口径の圧電スピーカ88を収
納させることが考えられる。しかし、この場合には、ダ
イアフラムの前面に凹部87が位置するため、外観上見栄
えが悪くなるという別の課題がある。
また、近年では、大型化したダイアフラムの前面をスク
リーンとして用いることも検討されている。この場合、
迫力のある映像を得るためにはダイアフラムをより一層
大型化するのが望ましいが、ダイアフラムの大型化だけ
でなくスクリーンシートによっても重量が更に増して高
音が出にくくなるため、高音用の圧電スピーカの増設が
切実となる。しかしながら、高音用スピーカを取付ける
べく、ダイアフラムの前面に設けた凹部により画像に歪
みが生じて、スクリーンとしての機能が著しく損なわれ
るという難点がある。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、低音
から高音にわたって音圧レベルを向上することができる
圧電スピーカを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、圧電ドライバーにより駆動されて音を発する
ダイアフラムの周縁部がフレームによって支持され、こ
のフレームに別体の小口径スピーカが設けられているこ
とを特徴とする。
また、このスピーカをスクリーンとしても使用できるよ
うにしたい場合には、ダイアフラムの前面にスクリーン
シートを貼着するとよい。
作用 上記構成によれば、低音域の向上を図るべくダイアフラ
ムを大型化しても、ダイアフラムと別体に設けた小口径
スピーカによって高音の確保が可能であり、また、ダイ
アフラムの前面にスクリーンシートを貼着した構成とし
ても、ダイアフラムの前面を平坦なものとすることがで
きる。
実施例 以下、本発明を図面に従って具体的に説明する。第1図
は本発明に係る圧電スピーカの一実施例を示す正面図、
第2図は第1図のII−II線による断面図である。この圧
電スピーカは、正面視矩形状をしたダイアフラム3の内
部にこれを振動させて音を発生させるための圧電ドライ
バー6を複数個(図示例では20個)埋設し、ダイアフラ
ム3の周縁部をフレーム1で支持する基本構成をとる。
前記ダイアフラム3は、発泡スチロール、発泡ポリエチ
レン等から成る大小2枚の矩形状をした発泡樹脂板4,5
を対向させて貼着することにより形成され、前側にして
使用される発泡樹脂板4の端面が後側の発泡樹脂板5の
端面よりも全周において突出する状態となっている。
発泡樹脂板4,5の対向面には、第3図に示す如く、複数
個の環状の凹部40…,50…が突き合わせ状に設けられて
おり、各凹部40,50間夫々に圧電ドライバー6…を収納
するようになっている。具体的には、各凹部40,50の中
央に設けた円形状の突起41,51間に圧電ドライバー6が
接着剤等を用いて取付けられている。
各圧電ドライバー6は、円形の金属板60の両面にこれよ
りも小径の円形をなし、例えばPZT等からなる圧電体61,
61を同心状に貼着した構造に形成され、圧電体61,61の
両面に形成した図示しない電極等に図外のアンプから電
気信号が与えられると、圧電ドライバー6により駆動さ
れたダイアフラム3が振動して音を発する。
ダイアフラム3を支持するフレーム1は額縁状をなし、
断面コ状に形成した溝10内に、ダイアフラム3の周縁部
が挿入されている。その上で、前側の発泡樹脂板4の後
面に細長いテープ状の弾性支持片2が介装され、この弾
性支持片2を介してダイアフラム3がフレーム1に振動
可能に支持されている。
このようにしてダイアフラム3を支持するフレーム1の
上片側の左右両コーナー部には、角張ったフレーム1に
対してダイアフラム3の角部を丸くすることにより隙間
S(第4図参照)を設け、ここに夫々小口径スピーカ2
0,20が溝10内に設けられている。両小口径スピーカ20の
基本構造及び取付構造は同一であるので、以下、一方の
ものを代表して説明する。第5図は、図中左側の小口径
スピーカ20付近を示す要部断面図である。小口径スピー
カ20は、例えば紙、プラスチック、金属等から成るコー
ン状をした振動板21と、振動板21の頂部に接着等により
取付けられた圧電ドライバー22とから成り、圧電ドライ
バー22により振動板21を駆動して音を発する。発せられ
た音は、フレーム1に開設した複数の開孔11…より外部
に放音される。なお、この小口径スピーカ20の支持は、
振動板21のエッジ部分23が接着されて行われている。
前記隙間Sには、小口径スピーカ20の後側に、フレーム
1に設けられた支柱34,34を介してネットワーク用の基
板33が取付けられ、この基板にはネットワーク30を構成
するコンデンサ31、抵抗32等が搭載されている。このネ
ットワーク30を介して図示しないアンプから与えられた
信号のうち、高音用の信号が圧電ドライバー22,22へ、
低音用の信号が圧電ドライバー6…へ夫々図示しないリ
ード線を介して送られ、これによって小口径スピーカ20
とダイアフラム3が音を発する。
また、このように構成したスピーカにおいて、小口径ス
ピーカに別々の信号を与えることにより、一体型のダイ
アフラムだけによる場合には不十分であるステレオ効果
を得ることができる。
また、この圧電スピーカをスクリーンとして用いる場合
には、第2図に示す如く、ダイアフラム3の前面側に、
平面度の向上を図るための発泡シート7を介してスクリ
ーンシート8を貼着するとよい。図中9は、ダイアフラ
ム3の後面側に貼着した樹脂シートである。
なお、上記実施例では隙間Sの形成を、ダイアフラム3
の角部を丸くすることによって行っているが、隙間Sは
これに限らず、第6図に示すようにダイアフラム3の角
部をテーパ状にすること等で形成してもよい。この場
合、実施例同様、大きい径を有する小口径スピーカの使
用が可能となる。
また、小口径スピーカ20を設ける場所、個数については
フレームの角部に限定するものではなく、各辺の中間部
等、任意の場所に任意の個数のスピーカを設けるように
してもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ダイアフラムと別体の小
口径スピーカをフレームに設ける構造としたので、ダイ
アフラムを大型化した場合であっても、高音域での音圧
の低下を防止して、低音から高音にわたって安定した音
圧レベルを得ることができ、音質を格段に向上すること
ができ、また、ダイアフラムの前面にスクリーンシート
を貼着する場合であっても、ダイアフラムに小口径スピ
ーカを収納するための凹部を形成する必要がなく、外観
上見栄えがよいと共に、スクリーンとしての機能を損な
うことがない等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧電スピーカの正面図、第2図は
そのII−II線断面図、第3図はその部分断面図、第4図
は隙間S部分の正面図、第5図は小口径スピーカ近傍部
分を示す断面図、第6図は隙間S部分の他の構成を示す
正面図、第7図は従来の圧電スピーカの断面図、第8図
はその部分断面図である。 1…フレーム、3…ダイアフラム、6…圧電ドライバ
ー、20…小口径スピーカ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電ドライバーにより駆動されて音を発す
    るダイアフラムの周縁部がフレームによって支持され、
    このフレームに別体の小口径スピーカが設けられている
    ことを特徴とする圧電スピーカ。
  2. 【請求項2】前記ダイアフラムの前面にスクリーンシー
    トが貼着されていることを特徴とする請求項1記載の圧
    電スピーカ。
JP2150342A 1990-06-08 1990-06-08 圧電スピーカ Expired - Fee Related JPH07105992B2 (ja)

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JPH0442700A JPH0442700A (ja) 1992-02-13
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JP2009188801A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Panasonic Corp 圧電スピーカ

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