JPH0710577Y2 - 書見盤 - Google Patents

書見盤

Info

Publication number
JPH0710577Y2
JPH0710577Y2 JP1992075267U JP7526792U JPH0710577Y2 JP H0710577 Y2 JPH0710577 Y2 JP H0710577Y2 JP 1992075267 U JP1992075267 U JP 1992075267U JP 7526792 U JP7526792 U JP 7526792U JP H0710577 Y2 JPH0710577 Y2 JP H0710577Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
book
piece
backrest
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992075267U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0638675U (ja
Inventor
洋輔 渡部
Original Assignee
洋輔 渡部
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 洋輔 渡部 filed Critical 洋輔 渡部
Priority to JP1992075267U priority Critical patent/JPH0710577Y2/ja
Publication of JPH0638675U publication Critical patent/JPH0638675U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0710577Y2 publication Critical patent/JPH0710577Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、机上型としての使用は
勿論、簡易に携帯ができることから携帯型としての使用
も可能な、全体視して、ブックの如く、形態を備えた書
見盤に関する。
【0002】
【従来の技術】書物及び書類等を、傾斜状態に立設(以
下、立設はこの状態を云う。)する書見台、ブックスタ
ンドとしては、種々の構造のものが提案されている。
【0003】そして、先行技術として、次のような考案
が挙げられる。
【0004】(1)実公昭57−36032号の書見台
があり、その要旨は、側面視して倒へ字型をなす支持部
材に、書受部と背部とを備えた書受部材を組立、分解で
きる構成となっている。
【0005】(2)実公昭59−34355号の書見台
があり、その要旨は、基台に傾斜角度を自由に変更でき
る背板を設け、前記基台に書物押え棒を立設した構成と
なっている。
【0006】(3)実公昭63−4446号の書見台が
あり、その要旨は、座盤に起伏自在の背凭板を設け、前
記座盤の前側に起伏自在のページ押え部材を設けた構成
となっている。
【0007】(4)実開昭61−7328号の書見台が
あり、その要旨は、基板に起伏自在に設けた本支持体
を、保持部材を介して適宜の傾斜角度に保持し得る構成
となっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】以上で説明した各先行
技術は、書物を安定的に立て掛け(傾斜状に設置)でき
ることと、その書物の傾斜角度を選択できること(例外
あり)等の特徴を有する。
【0009】しかし、いずれの考案も構成部品点数が多
く、かつ構造も複雑となっていることから、シンプル性
に欠けること、使用場所が限定されること、携帯に不都
合であること、等の課題が考えられる。また傾斜角度の
変更が、ワンタッチとは云えない処も課題と考えられ
る。
【0010】そして、各先行技術は、背凭板と書物受板
との連動性がなく、背凭板の傾斜に対応して、書物の下
ヘリ(地、けした)がなじまず、もってこの下ヘリと書
物受板との間に隙間が形成されることになり、当該書物
の安定的な傾斜状態が確保されない課題が考えられる。
【0011】尚、先行技術の(4)は、構成がシンプル
で使い易く、携帯に便利である特徴を備えている。しか
し、その反面、保持部材の安定性が欠けることから、本
支持体の傾斜角度の安定化に問題がある。
【0012】そして、各先行技術は、背凭板と書物受板
との連動性がなく、背凭板の傾斜に対応して、書物の下
ヘリがなじまず、もってこの下ヘリと書物受板との間に
隙間が形成されることになり、当該書物の安定的な傾斜
状態が確保されない課題が考えられる。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、簡易
に折畳みできること(即ち、背凭板と書物受板とが、座
盤に収容し得ること)、又背凭板を立上らせた時(傾斜
させた時)、これに伴って書物受板が背凭側に起き上り
(前記、背凭板と書物受板とが、ほぼ倒ヘ字形になるこ
と)、書物全体を安定的に支持し得ること、等を目的に
下記の構成を採用した。
【0014】即ち、本考案の書見盤は、少なくとも両側
に立上片を備えた板状の座盤と、この座盤の立上片の内
側に枢着された立上可能な背凭板と、この背凭板に枢着
され、かつ当該背凭板の先端部の揺動と連動されて当該
背凭板と対峙方向に傾斜する書物受板と、前記座盤又は
座盤の立上片に係止されるストッパーと、このストッパ
ーを収容できる前記背凭板に設けた切欠部等の収容部
と、前記ストッパーを緊締する螺子部材等の緊締具と、
で構成されている。
【0015】
【作用】以下、本考案の作用(使用、折畳み)を説明す
る。図1に示す如く、折畳まれている状態において
(尚、図示しないが、この際、背凭板を挾止するクリッ
プがある場合は、この挾止を解放する。)、背凭板の開
放側にもって立上らせると、当該背凭板はその枢着部を
支点して図4の如く、傾斜状に適宜立上っていく。
【0016】この際、背凭板の枢着側が、前記枢着部を
支点として、下方(即ち、座盤側)に向って円弧状軌跡
をもって移動する。
【0017】この円弧状軌跡の移動は、前記背凭板の枢
着側に連設されている書物受板の連設側が、順次押し下
げられていく。その結果当該書物受板は、底盤の立上片
に設けたガイド杆と、この書物受板の円弧状長孔との円
弧状軌跡誘導を介して、背凭側に向って僅か起き上って
いく。
【0018】そして、前記背凭板が望みの傾斜角度に立
上った状態で、ストッパー(一個が図示されているが、
限定されず。)の螺子部材を螺戻し、ストッパーの上面
を立上った背凭板の側片に衝止し、当該ストッパーの螺
子部材を螺入することによって、この移動位置にストッ
パーは固定される。これによって、前記立上った背凭板
は、この状態で停止(固定)されるとともに、当該背凭
板の先端部の揺動と連動されて当該背凭板と対峙方向に
傾斜した状態で書物受板も同様停止され、具体的には、
図4,図5の如く、背凭板と書物受板とで、側面視して
ほぼ倒ヘ字形となった書見盤が形成される。
【0019】そこで、傾斜状の背凭板に書物の背部を当
接し、前記僅か起き上った書物受板に当該書物の下ヘリ
を載架され、書物を手で保持せずに読み取り、かつその
内容を理解することができる。
【0020】また本書見盤を折畳む(収容する)場合
は、座盤の立上片の前記位置に固定されているストッパ
ーの螺子部材を螺戻し、ストッパーをフリー状態とし、
その後、立上片の開放側端面に移動し、前述と同様な操
作で固定する。
【0021】一方、ストッパーの移動で、背凭板及び書
物受板はフリー状態となるので、前記と逆の方向にそれ
ぞれ移動することによって、背凭板及び書物受板は、底
盤の側片内に、ワンタッチかつ確実に収容されるととも
に、前記立上片の開放側端面に移動固定されたストッパ
ーは、背凭板の切欠部に収容される。
【0022】尚、この収容された場合、座盤と背凭板と
で形成される主要空間部に、用紙又は薄い書物が収容で
き、大変に重宝することと、またこのまま携帯用として
利用できる。
【0023】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照に説明
する。
【0024】1は立上片12,13を有する鋼板、樹脂
板、等の板材(以下、同じ)でなる板状の座盤で、原則
としてその長手方向(図1で斜め左右方向を云う。以
下、同じ)は、開放となっている。
【0025】2は前記立上片12,13の一端側に枢着
部3を介して立上り自在に枢着された側片21,22を
有する板状でなる背凭板で、この背凭板2の側片31,
32は前記座盤1の立上片12,13の内側に収容され
るが、外側に套嵌される構成でもよい(但し、一部構成
を変更する必要がある。)。尚、枢着部3は、左右を一
体化する枢軸31でもよい。
【0026】4は前記背凭板2に螺番5を介して連設さ
れている板状でなる書物受板で、この書物受板4は、前
記背凭板2に枢着され、かつ当該背凭板2の先端部の揺
動と連動されて当該背凭板2と対峙方向に傾斜する。一
方この書物受板4の短い側片41,42に開設した円弧
状長孔43,44には、座盤1の立上片11,12の他
端側に設けたガイド杆13,14が挿設されている。ま
たこの書物受板4の底片側(後述する)には、前記短い
側片41,42の底片側(書物受板4の底片側と同じ
側)を連設する底片45が設けられており、この底片4
5は、書物受板4が起き上った時、ガードとなるととも
に、当該書物受板4が折畳まれた時、収容空間部Aの底
部を形成する。
【0027】尚、図中2Aは背凭板2の開放側、2Bは
同枢着側、4Aは書物受板4の連設側、4Bは同底片側
を、それぞれ示している。
【0028】6はストッパーであり、このストッパー6
は前記座盤1の立上片11に固定かつ移動可能の設けら
れており、具体的には、当該ストッパー6に設けられた
切条61内に前記座盤1の立上片11が挿設され、かつ
螺子部材7の緊締により前記立上片11の所定に固定さ
れるとともに、この螺子部材7の緊締解除により、移動
ができる構成となっている。
【0029】尚、図面上、ストッパー6は1個である
が、この例に限定されない。また切条61、螺子部材7
は一例であり、他の構造のストッパー、例えば、鋼板製
では磁石方式、全製品におけるクサビ方式等の緊締具が
考えられる。したがって、このストッパー6が、例え
ば、立上片11の枢着側11Bにある図3,図4〜図6
では、背凭板2及び書物受板4の立上り又は起き上り状
態が確保され、また当該ストッパー6が、例えば、同立
上片11の開放側11Aにある図1,図2で前記背凭板
2及び書物受板4の収容(折畳み)状態が確保され、か
つ前記収容空間部Aが形成される。
【0030】尚、図中8は前記背凭板2の側片21で、
かつ開放側2Aに設けた切欠部で、当該切欠部8に前記
立上片11の開放側11Aにあるストッパー6が挿設さ
れる。この切欠部8はストッパー6用の収容部の一例で
あり、前述の如く、例えば、クサビ方式等では、構成す
る必要がないと考えられる。
【0031】
【考案の効果】本考案は、以上で説明した如く、座盤
に、連動して傾斜する(立上り、及び起き上りする)背
凭板及び書物受板を設け、この傾斜状態で、前記背凭板
及びこの背凭板と対峙方向に傾斜する書物受板で、側面
視してほぼ例ヘ字形となる構成であり、下記の効果を有
する。
【0032】(1)本考案の書見盤に掛止めされる書物
の傾斜状態を、安定的かつ確実に支持できる。
【0033】(2)ワンタッチで、背凭板と書物受板と
が連動操作できる効果、並びにこの効果を介して、確実
かつワンタッチで、背凭板と書物受板の立上げ及び収容
操作ができること、並びに書見盤の取扱いの簡便性が期
待できること、等の利点がある。
【0034】(3)構造が簡単であり、使い易くかつ
障が少ない。
【0035】(4)側片、短い側片又は底片を設ける構
成とすれば、薄い板材での製造も可能となり、軽くかつ
低コストで製作できること、並びに携帯に有益であるこ
と、等の効果がある。
【0036】(5)収容状態で収容空間部が形成される
ことから、用紙等の収容に役立ち重宝する。
【0037】(6)携帯用に使用しても、何等違和感が
なく重宝する。
【図面の簡単な説明】
【図1】収容状態を示す一部欠截の全体斜視図である。
【図2】背凭板と書物受板との傾斜状態を示す要部の拡
大側面図である。
【図3】背凭板と書物受板との傾斜状態を示す要部の拡
大斜視図である。
【図4】背凭板と書物受板との傾斜状態を示す全体の正
面視した斜視図である。
【図5】背凭板と書物受板との傾斜状態を示す全体の背
面視した斜視図である。
【符号の説明】
1 座盤 11 立上片 12 立上片 13 ガイド杆 14 ガイド杆 2 背凭板 2A 開放側 2B 枢着側 21 側片 22 側片 3 枢着部 31 枢軸 4 書物受板 4A 連設側 4B 底片側 41 短い側片 42 短い側片 43 円弧状長孔 44 円弧状長孔 45 底片 5 螺番 6 ストッパー 61 切条 7 螺子部材 A 収容空間部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも両側に立上片を備えた板状の
    座盤と、この座盤の立上片の内側に枢着された立上可能
    な背凭板と、この背凭板に枢着され、かつ当該背凭板の
    先端部の揺動と連動されて当該背凭板と対峙方向に傾斜
    する書物受板と、前記座盤又は座盤の立上片に係止され
    るストッパーと、このストッパーを収容できる前記背凭
    に設けた切欠部等の収容部と、前記ストッパーを緊締
    する螺子部材等の緊締具と、で構成されている書見盤。
  2. 【請求項2】 請求項1の座盤の立上片に枢着され、か
    っこの立上片に潜り込む両側片を有する一枚板の背凭板
    を形成するとともに、この背凭板に枢着され、かつ当該
    背凭板の先端部の揺動と連動されて当該背凭板と対峙方
    向に傾斜する書物受板の両側に、前記側片とほぼ同一線
    上に位置する短い側片、及び当該書物受板の底片側に、
    前記両短い側片を連設する底片を設け、前記座盤内に、
    前記背凭板及び前記書物受板を嵌め込んだ際に形成され
    る収容空間部を備えた請求項1の書見盤。
JP1992075267U 1992-10-29 1992-10-29 書見盤 Expired - Lifetime JPH0710577Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992075267U JPH0710577Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 書見盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992075267U JPH0710577Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 書見盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0638675U JPH0638675U (ja) 1994-05-24
JPH0710577Y2 true JPH0710577Y2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=13571281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992075267U Expired - Lifetime JPH0710577Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 書見盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710577Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5621107B1 (ja) * 2014-01-15 2014-11-05 田賀 広樹 携帯情報端末用スタンド装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883926A (ja) * 1972-02-11 1973-11-08
JPS5736031U (ja) * 1980-08-07 1982-02-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0638675U (ja) 1994-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7185869B2 (en) Foldable book holder
US5845889A (en) Paper clip
US4852498A (en) Lap top computer work station
US5580024A (en) Combination portable book carrying device and bookstand
CA2048834C (en) Copyholder
US5290003A (en) Folding book support
US5775663A (en) Copy Stand
US5918907A (en) Compact reading apparatus
US6848665B1 (en) Paper holder structure
US6981682B2 (en) Support device for displaying individual books or similar items
JPH0710577Y2 (ja) 書見盤
US4466638A (en) Directory holders
KR100805554B1 (ko) 파일형 독서대
US5489079A (en) Side facing book holding and page turning device
US6729653B1 (en) Hinged book holder
KR200455787Y1 (ko) 노트북 거치대 겸용 독서대
US5507549A (en) Convertible furniture
CN217218443U (zh) 一种可折叠便携式多功能阅读架
KR100958763B1 (ko) 학생용 책상.
WO2003047391A1 (en) Book holder
JPH0440956Y2 (ja)
JPH0521432Y2 (ja)
KR200363164Y1 (ko) 독서대
KR200241883Y1 (ko) 독서대
JPH0755627Y2 (ja) 電子入力機用原稿台及びこれに用いる行指示具