JPH07104849A - 微小移動ロボット - Google Patents

微小移動ロボット

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JPH07104849A
JPH07104849A JP5282960A JP28296093A JPH07104849A JP H07104849 A JPH07104849 A JP H07104849A JP 5282960 A JP5282960 A JP 5282960A JP 28296093 A JP28296093 A JP 28296093A JP H07104849 A JPH07104849 A JP H07104849A
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JP
Japan
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wall
detector
side wall
moving
mobile robot
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Pending
Application number
JP5282960A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomu Asano
求 浅野
Hiroshi Fukushima
弘史 福島
Hiroshi Yanagawa
弘 柳川
Hiroshi Okamoto
弘 岡本
Masayoshi Uchida
昌義 内田
Hideaki Tanase
秀明 棚瀬
Takemi Nohara
健美 野原
Masaaki Hasegawa
公明 長谷川
Toshiyuki Matsuoka
俊幸 松岡
Setsuya Mitsuishi
節也 三石
Teruyuki Matsui
照幸 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meitec Group Holdings Inc
Original Assignee
Meitec Corp
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Publication date
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  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 特別な誘導設備を設置することなく通路の側
壁に沿って移動可能で、かつ、構成が極めて簡素で、外
乱の影響を受けにくい微小移動ロボットを提供する。 【構成】 微小移動ロボット1は、適宜の通路の一方の
側壁100に沿って移動を行う移動機構部2と、情報の
送信または受信を行う通信部3と、作業を行う作業部4
と、これら移動機構部2・通信部3・作業部4を駆動制
御する駆動制御部5と、自律して移動および各種作業を
行うためのボタン電池などの電源6と、これらを収納す
る筺体7から構成されている。検出部1と2により壁と
本体進行方向の前方部および後方部の距離を検出し、距
離が正常値以内である場合、正常を、距離が設定値より
大きくなった場合、異常を出力しすること、例えばON
またはOFFの2値により壁と移動ロボットとの位置関
係を判断し移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通路の側壁を誘導手段
として利用し移動を行う微小移動ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロマシンにおいて、狭所で
作業を行う微小移動ロボットの開発が盛んに行われてお
り、光誘導方式やライン誘導方式の微小移動ロボットが
提案されている。また、オフィスや工場などで用いられ
る大型の移動ロボット、例えば特開平3−22108の
移動ロボットには、移動ロボットの左右前後の4つの側
面に設けられた超音波送信器により、左右前後の壁に向
けて超音波を発射し、それぞれの壁からの反射波を、対
応する4つの超音波受信器によりそれぞれ受信して、こ
の間の経過時間によってそれぞれの壁までの距離を測定
し移動制御するものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の光誘導方式やラ
イン誘導方式の微小移動ロボットにおいては、誘導設備
のない狭所の移動が出来なかった。また、大型の移動ロ
ボットに用いられる超音波側距による移動方式は、シス
テムが複雑であり、狭所の移動では超音波の乱反射が発
生し、誤動作するなど、狭所を移動する微小移動ロボッ
トへの応用が極めて困難であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述の課題を考慮し、特別な
誘導設備を設置することなく移動可能で、かつ、構成が
極めて簡素で、外乱の影響を受けにくい微小移動ロボッ
トを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の微小移動ロボッ
トは、前述の課題を解決するため、前方へ直進、後方へ
直進、前方または後方へ右回転、前方または後方へ左回
転の移動が自在な移動機構部と、移動する通路の側壁と
前方向における移動ロボットの側壁側前方部が側壁に接
触しているか離れているかを検出する第1壁検出器と、
側壁と前方向における移動ロボットの側壁側後方部が側
壁に接触しているか離れているかを検出する第2壁検出
器と、第1壁検出器および第2壁検出器が側壁に接触し
ていることを検出した場合、移動機構部により前方また
は後方の進行方向に対し直進、第1壁検出器が接触、第
2壁検出器が離れていることを検出する場合で、移動方
向が前方の場合、移動機構部により前方へ右回転、移動
方向が後方の場合、移動機構部により後方へ右回転、第
1壁検出器が離れていることを、第2壁検出器が接触し
ていることを検出する場合で、移動方向が前方の場合、
移動機構部により前方へ左回転、移動方向が後方の場
合、移動機構部により後方へ左回転、第1壁検出器およ
び第2壁検出器が離れていることを検出する場合で、移
動方向が前方の場合、移動機構部により前方へ左回転、
移動方向が後方の場合、移動機構部により後方へ右回転
するべく移動機構部を制御する駆動制御部とから構成す
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】前述のように構成することにより、側壁を誘導
媒体として移動できるため特別な誘導設備を設けること
なく狭所領域での移動が可能になる。また、検出部1と
2により壁と本体進行方向の前方部および後方部の距離
を検出し、距離が正常値以内である場合、正常を、距離
が設定値より大きくなった場合、異常を出力しするこ
と、例えばONまたはOFFの2値により壁と移動ロボ
ットとの位置関係を判断し移動するため、複雑なシステ
ムが必要でなく、信号処理のための複雑な演算をする必
要もなくなるため、構成が極めて簡素になるばかりか、
外乱の影響を受けることも少なくすることができる。
【0007】
【実施例】以下図に基づき本発明の一実施例を説明す
る。1は本発明の一実施例である微小移動ロボットを示
す。微小移動ロボット1は、適宜の通路の一方の側壁1
00に沿って移動を行う移動機構部2と、情報の送信ま
たは受信を行う通信部3と、作業を行う作業部4と、こ
れら移動機構部2・通信部3・作業部4を駆動制御する
駆動制御部5と、自律して移動および各種作業を行うた
めのボタン電池などの電源6と、これらを収納する筐体
7から構成されている。
【0008】移動機構部2は、第1ステッピングモータ
8の回転駆動力を第1減速機9で増力して駆動される側
壁100に対し反対側の第1車輪10と、第2ステッピ
ングモータ11の回転駆動力を第2減速機12で増力し
て駆動される側壁100側の第2車輪13と、筐体7の
側壁100側の側面に設置され、進行方向110にたい
して微小移動ロボット1の前方が側壁100と接触して
いるか離れているかを検出する例えば機械的接点を有す
るリミットスイッチからなる第1壁検出器14と、進行
方向110にたいして微小移動ロボット1の後方が側壁
100と接触しているか離れているかを検出する第1壁
検出器14と同様のものからなる第2壁検出器15とか
ら構成されている。第1壁検出器14と第2壁検出器1
5において、図3に示すようにプランジャー16の自由
位置すなわち側壁100から離れている場合の突出量1
20、微小移動ロボット1が側壁100に近づくことに
よりプランジャー16が押圧されその可動接点が自由位
置の状態から反転する動作位置までの第1ストローク1
21、微小移動ロボット1が側壁100から離れる方向
に移動することによりプランジャー16が突出していき
その可動接点が動作位置の状態から自由位置の状態に反
転するまでの第2ストローク122は任意に設定できる
ものである。なお、第1壁検出器14と第2壁検出器1
5には、リミットスイッチの替わりに例えば容量型のタ
ッチセンサなど他の接触式の検出器を用いてもよい。ま
た、第1車輪10と第2車輪13の駆動を第1ステッピ
ングモータ8と第2ステッピングモータ11で行った
が、DCモータや圧電素子または静電力を用いた回転型
モータによりダイレクトで駆動してもよいし、車輪の替
わりに圧電素子や静電力を用いたリニア型モータの推進
力を直接移動に用いてもよい。筐体7の進行方向110
に対する第1面130および第2面131の下方で筐体
7の中心を通る進行方向に平行な軸線140上に配置さ
れ、進行方向110の通路上に何らかの物体や障害物が
あることを検出する第1壁検出器14と第2壁検出器1
5と同様のものからなる第1接触検出器17と第2接触
検出器18がとりつけられている。なお、第1壁検出器
14と第2壁検出器15と第1接触検出器17と第2接
触検出器18は、自由位置からの移動量に応じたアナロ
グ量を出力する例えばポテンショメータなどを用いても
よい。
【0009】通信部3は、微小移動ロボット1の位置・
動作状態・制御状態および周囲環境などの各種情報信号
を光により外部に発信する例えば高輝度LEDからなる
第1発信器19および第2発信器20と、外部からの光
による指令信号や情報信号などを受信する第1受信器2
1と第2受信器22とからなる。第1発信器19と第1
受信器21は、筐体7の進行方向に対する第1面130
で筐体7の中心を通る進行方向110に平行な軸線14
0上に上下して配置され、筺体7の進行方向110に対
する第2面131で筐体7の中心を通る進行方向110
に平行な軸線140上の第1発信器19に対向する位置
に第2受信器22、同様に第1受信器21に対向する位
置に第2発信器20が取り付けられている。なお、第1
発信器19・第2発信器20・第1受信器21・第2受
信器22の配置は指向性がおおきい特性をもつものを用
いることにより第1面130および第2面131の適宜
の位置に配置してもよい。通信は光方式でなく超音波方
式や電波方式で行ってもよい。
【0010】作業部4は、部品150の把持や移動を行
うマニピュレータ23と温度や湿度などの周囲環境およ
び周囲の画像などの情報をモニタするモニタ部24とか
ら構成されている。マニピュレータ23は、部品28を
把持などを行うハンドリング部25、第1アーム26、
第2アーム27、回転自在な回転台28からなる。この
回転台28にはモニタ部24が取り付けられマニピュレ
ータ23の動作状態の画像による情報をもモニタする。
なお、作業部4は、マニピュレータ23およびモニタ部
24だけでなく作業内容に応じて適宜の機能を有するも
ので構成してもよい。
【0011】駆動制御部5は、筐体7に収納され図4に
示すように移動機構部2・通信部3・作業部4の各構成
要素に接続され、第1壁検出器14・第2壁検出器15
・第1接触検出器17・第2接触検出器18の情報によ
りあらかじめ設定されているプログラムに基づき、また
外部からの指令に基づき第1ステッピングモータ8およ
び第2ステッピングモータ11を回転駆動制御し第1車
輪10と第2車輪13を各々独自に正回転または逆回転
させたり停止させるものである。また、内蔵されたプロ
グラムまたは外部からの指令に基づきマニピュレータ2
3のハンドリング部25による部品150の把持や第1
アーム26・第2アーム27・回転台28の相対位置関
係を動作制御することにより部品150の移動すること
およびモニタ部24をモニタする対象に向け各種情報を
収集するものである。さらに、通信部3を必要に応じ
て、プログラムされた手順にしたがい動作制御し、情報
の送受信を行うものである。前述の各構成要素の電力
は、筐体7に収納された電源6より供給される。
【0012】
【作用】前述のように構成される微小移動ロボット1の
動作を以下図に基づき述べる。適宜の方法で微小移動ロ
ボット1のメインパワースイッチが入れられると、微小
移動ロボット1の駆動制御部5は動作を開始し待機状態
になる。このとき、第1接触検出器17が外部から押さ
れると駆動制御部5は第1面130を前進方向111と
し、第2接触検出器18が外部から押されると駆動制御
部5は第2面を前進方向とし、第1ステッピングモータ
8および第2ステッピングモータ11を制御駆動し側壁
100に沿って移動を開始する。例えば、第1接触検出
器17が外部から押された場合、駆動制御部5は第1面
を前進方向とし、第1車輪10と第2車輪13を前進す
る方向に移動するときの回転を各々正転とすると正転さ
せるべく第1ステッピングモータ8および第2ステッピ
ングモータ11を制御駆動する。移動を開始すると、駆
動制御部5は図5に示すフローチャートに従って第1車
輪10と第2車輪13の回転を駆動制御する。まず、第
一ステップ160において移動方向が前進方向111
か、後進方向112か判断する。移動方向が前進方向1
11であった場合、第2ステップ161において第1壁
検出器14の検出状態の確認が行われる。第1壁検出器
14は、微小移動ロボット1の前方部が側壁100と接
触している状態であればON、離れている状態であれば
OFFの信号を出力する。この結果がOFFであると
き、駆動制御部5は第1車輪10を停止し、第2車輪1
3を正転させる。このことにより、微小移動ロボット1
は図6(c)(d)の矢印に示すように前方部を側壁1
00に近づけるように前進方向111に移動する。次
に、第1壁検出器14がONであるとき第3ステップ1
62へ移行する。第3ステップ162では、第2壁検出
器15により微小移動ロボット1の後方部が側壁100
と接触している状態であればON、離れている状態であ
ればOFFの信号が出力される。第2壁検出器15がO
FF状態であるとき、駆動制御部5は第1車輪10を停
止し、第2車輪13を正転させる。このことにより微小
移動ロボット1は、図6(b)の矢印に示すように後方
部を側壁100に近づけるように前進方向111に移動
する。第2壁検出器15がON状態であるとき、駆動制
御部5は第1車輪10および第2車輪13を正転させ
る。このことにより微小移動ロボット1は、図6(a)
の矢印に示すように側壁100に沿って直線的に前進方
向111に移動する。移動方向が後進方向112であっ
た場合、第4ステップ163において第2壁検出器15
の検出状態の確認が行われる。第2壁検出器15は、微
小移動ロボット1の後方部が側壁100と接触している
状態であればON、離れている状態であればOFFの信
号を出力する。この結果がOFFであるとき、駆動制御
部5は第1車輪10を逆転し、第2車輪13を停止させ
る。このことにより、微小移動ロボット1は図6(b)
(d)の矢印に示すように後方部を第5側壁100に近
づけるように後進方向112に移動する。次に、第2壁
検出器15がONであるとき第5ステップ164の処理
へ移行する。第5ステップ164では、第1壁検出器1
4により微小移動ロボット1の前方部が側壁100と接
触している状態であればON、離れている状態であれば
OFFの信号が出力される。このとき、第1壁検出器1
4がOFF状態であるとき、駆動制御部5は第1車輪1
0を停止し、第2車輪13を逆転させる。このことによ
り微小移動ロボット1は、図6(c)の矢印に示すよう
に前方部を側壁100に近づけるように後進方向112
に移動する。第1壁検出器14がON状態であるとき、
駆動制御部5は第一車輪10および第二車輪13を逆転
させる。このことにより微小移動ロボット1は、図6
(a)の矢印に示すように側壁100に沿って直線的に
後進方向112に移動する。なお、前述したような側壁
100に近づく方向への曲がりや、離れる方向への曲が
り、すなわち前方左折・前方右折・後方左折・後方右折
は、一方の車輪を停止させることにより行ったが、一方
の車輪を他方に対しより低速にすることによりおこなっ
てもよい。前述の移動時に、障害物などで第1接触検出
器17または第2接触検出器18が動作した場合、微小
移動ロボット1は自動停止する。このとき第1発信器1
9または第2発信器20は自動停止信号を外部へ出力す
る。この自動停止信号を外部の監視者が適宜の手段で受
信した場合、監視者はマニュアル操作信号を微小移動ロ
ボット1に発信する。マニュアル操作信号を第1受信器
21または第2受信器22が受信すると駆動制御部5は
自動操作モードからマニュアル操作モードに切り替わ
る。監視者は通信部3から送られてくるモニタ部24の
画像情報によりマニュアル操作で微小移動ロボット1の
移動をコントロールし障害物を回避し、自動操作モード
に切り替えることにより、微小移動ロボット1は再び側
壁100に沿って移動を開始する。このことにより微小
移動ロボット1は、自動操作モードにおいて自動で、前
方直進・前方左折・前方右折・後方直進・後方左折・後
方右折・停止を行い迅速に側壁100に沿って速やかに
移動を行う。さらに、第1壁検出器14と第2壁検出器
15の各ストローク120・121・122を任意に設
定することによりより速やかな移動制御を行わせること
ができる。目的地への到達は、第1ステッピングモータ
8と第2ステッピングモータ11の駆動パルスを積算す
ることにより概算的に行われる。この駆動パルスの積算
値が目標値になることにより、微小移動ロボット1は停
止をするとともに、監視者にたいし通信部3を通じて目
的地到達信号を送信する。監視者はモニタ部24の周辺
画像情報により真の目的地に到達したかどうかを確認
し、まだ到達していないときあるいは行き過ぎたときは
再度目的地をセットするかマニュアル操作モードに切り
替え手動により目的地に到達させる。なお、移動距離の
検出は駆動パルスを積算するのでなく第1車輪10や第
2車輪13またはその他に車輪を設けこれにパルスエン
コーダなどを接続してその出力パルスを積算してもよい
しその他の方法を用いてもよい。目的地へ到達した後
は、監視者がマニュアル操作モードでモニタ部24によ
り各種情報を入手するだけでなく、画像を見ながらマニ
ピュレータ23により搬送してきた部品150の組み立
や障害物の排除および補修などの作業を行う。なお、目
的地が暗くて、モニタ部の画像情報が取得できない場
合、通信部3の高輝度LEDを可視光領域を含むものと
し照明用に用いてもよいし、他の照明手段を取り付けて
もよい。目的地での作業を完了した場合、自動であるい
は監視者の帰還指令で微小移動ロボット1は帰還動作に
移行する。この帰還動作はもと来た側壁100を後進方
向112に移動することにより行うか循環通路であるな
らばさらに前進方向111へ移動することにより行われ
る。この後進方向112の移動は前述した前進方向11
1の移動と同様で図6に示した後進方向112の三種類
の移動の組み合わせで行われる。なおこれら一連の動作
制御は微小移動ロボット1の駆動制御部5にあらかじめ
セットされたプログラムあるいは監視者の指令により行
われることは言うまでもない。さらに、微小移動ロボッ
ト1の動作状態情報や周囲の各種取得情報および監視者
からの各種駆動制御指令などの情報のやりとりは通信部
3により行われることは言うまでもない。
【0013】次に、微小移動ロボット1が複数台で行う
動作を説明する。図7は、途中が2台同時に通れないよ
うな狭くなった通路170において、一方の側壁100
とこれに対向する他方の側壁101とにそれぞれ複数の
微小移動ロボット1が移動する状態を示し、狭くなる通
路170に側壁100と側壁101側から同時に進入し
ようとする場合、その直前においておたがいの通信部3
により存在を確認し、例えば時間的に早くその存在を送
信した方の微小移動ロボット1に通路170への進入優
先権が与えられさきに進入をする。このとき他方の微小
移動ロボット1は待機する。また、移動スピードの固体
差により後方の微小移動ロボット1が前方の微小移動ロ
ボット1に追いつき接触した場合第1接触検出器17ま
たは第2接触検出器18がこれを検出する。接触が検出
されると対向する通信部3により通信し合い先行する微
小移動ロボット1に優先権が与えられ後方の微小移動ロ
ボット1は減速するかあるいは一時待機を行う。
【0014】図8は、例えば把持する部品150が重く
微小移動ロボット1が1台では移動困難な場合におい
て、2台の微小移動ロボット1が協力しあい移動を行う
場合を示す。このとき対向する第1接触検出器17と第
2接触検出器18は逐次接触間隔または接触強さを検出
しあい各々の移動スピードを最適にする。なお、この第
1接触検出器17と第2接触検出器18に、例えば適宜
の手段によりお互いに吸着するように磁力を発生させ強
制的に接続し合うような接続器の機能を持たせてもよ
い。
【0015】図9は、目的地に到達した2台の微小移動
ロボット1が相対向する第1接触検出器17と第2接触
検出器18が接触することにより位置決めを行うと同時
に、搬送してきた部品150をマニピュレータ23が組
み立てている状態を示す。この組立時の状態はモニタ部
24の画像情報により監視者が随時監視できる。 また
組立完了後に部品150を同時に離す必要がある場合
は、相対向する通信部3により把持解除タイミング信号
を交換することにより同時に行う。
【0016】図10は、複数の微小移動ロボット1によ
り動作状態情報や周囲の各種取得情報および監視者から
の各種駆動制御指令などの情報を中継し合う場合を示
す。すなわち、一方の側壁100に沿って複数の微小移
動ロボット1を一定の間隔で整列させつつ移動を行わせ
各々の通信部3の間隔を任意に保持させることにより例
えば端末の微小移動ロボット1からの各種情報を中継用
の微小移動ロボット1を介在させることにより遠方の監
視者へ伝達するものである。なお、前述の微小移動ロボ
ット1が複数で作業を行う場合などにおいては、その伝
達する情報には各微小移動ロボット1のコード情報が含
まれていることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】すなわち、本発明の微小移動ロボット1
は、通路の一方の側壁100を利用し、筐体7の前方部
と後方部が側壁100に接触しているか離れているか常
時検出することにより側壁100に沿って移動を行うも
のであり、特別な誘導手段を設置することなく移動が行
え、超音波や光による透導のような外乱による誤動作を
しない。また、自動操作モードの移動パターンは、前方
直進・前方低速直進・前方左折・前方右折・後方直進・
後方低速直進・後方左折・後方右折・停止だけでよく駆
動制御部5の簡素化が可能となる。しかも、通信部3に
より狭い通路において一度に複数の微小移動ロボット1
に協調して作業を行わせることができる。また、自動操
作モードとマニュアル操作モードを必要に応じて切り替
えることにより、あらゆる作業に対応させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微小移動ロボットの1実施例の外観を
示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面
図である。
【図2】本発明の微小移動ロボットの1実施例の移動機
構部の構成図である。
【図3】本発明の微小移動ロボットの1実施例の壁検出
器の動作状態図である。
【図4】本発明の微小移動ロボットの1実施例のシステ
ムブロック図である。
【図5】本発明の微小移動ロボットの1実施例の移動動
作フロー図である。
【図6】本発明の微小移動ロボットの1実施例の移動動
作状態図で(a)(b)(c)(d)は移動の各状態を
示す。
【図7】本発明の微小移動ロボットの1実施例の狭い通
路への移動状態図である。
【図8】本発明の微小移動ロボットの1実施例の連結移
動状態図である。
【図9】本発明の微小移動ロボットの1実施例の部品組
立状態図である
【図10】本発明の微小移動ロボットの1実施例の協調
通信状態図である。
【符号の簡単な説明】
(1)は微小移動ロボット (2)は移動機構部 (5)は駆動制御部 (10)は第1車輪 (13)は第2車輪 (14)は第1壁検出器 (15)は第2壁検出器 (111)は前進方向 (112)は後進方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 弘 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 内田 昌義 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 棚瀬 秀明 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 野原 健美 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 長谷川 公明 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 松岡 俊幸 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 三石 節也 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内 (72)発明者 松井 照幸 愛知県名古屋市中区栄2丁目3番1号 株 式会社メイテック内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方へ直進、後方へ直進、前方または後方
    へ右回転、前方または後方へ左回転の移動が自在な移動
    機構部と、移動する通路の側壁と進行方向が前方向にお
    ける前記移動ロボットの前記側壁側前方部が前記側壁に
    接触しているか離れているかを検出する第1壁検出器
    と、前記側壁と進行方向が前方向における前記移動ロボ
    ットの前記側壁側後方部が前記側壁に接触しているか離
    れているかを検出する第2壁検出器と、前記第1壁検出
    器および前記第2壁検出器が前記側壁に接触しているこ
    とを検出した場合、前記移動機構部により前方または後
    方の進行方向に対し直進、前記第1壁検出器が接触、前
    記第2壁検出器が離れていることを検出した場合で、移
    動方向が前方の場合、前記移動機構部により前方へ右回
    転、移動方向が後方の場合、前記移動機構部により後方
    へ右回転、前記第1壁検出器が離れていることを、前記
    第2壁検出器が接触していることを検出する場合で、移
    動方向が前方の場合、前記移動機構部により前方へ左回
    転、移動方向が後方の場合、前記移動機構部により後方
    へ左回転、前記第1壁検出器および前記第2壁検出器が
    離れていることを検出した場合で、移動方向が前方の場
    合、前記移動機構部により前方へ左回転、移動方向が後
    方の場合、前記移動機構部により後方へ右回転するべく
    前記移動機構部を制御する駆動制御部とから構成するこ
    とを特徴とする微小移動ロボット。
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