JPH07103670B2 - タイルの施工構造 - Google Patents

タイルの施工構造

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JPH07103670B2
JPH07103670B2 JP62213872A JP21387287A JPH07103670B2 JP H07103670 B2 JPH07103670 B2 JP H07103670B2 JP 62213872 A JP62213872 A JP 62213872A JP 21387287 A JP21387287 A JP 21387287A JP H07103670 B2 JPH07103670 B2 JP H07103670B2
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JP
Japan
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tile
floor
tiles
rising
wall surface
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JP62213872A
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JPS6458758A (en
Inventor
充生 服部
正浩 竹内
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は浴室洗い場のタイル施工等に採用されるタイル
の施工構造に関するものである。
[従来の技術] 第6図に示す如く、従来浴室洗い場1にタイル施工する
場合、方形板状のタイル2を床面から天井まで立ち上が
る壁面3及び床面4にモルタル5を用いて張り付けるよ
うにしている。この場合、洗い場床面には排水用の傾斜
付けを行なっている。
[発明が解決しようとする問題点] このような従来の施工構造においては、洗い場1の床面
2と壁面3との隅部に目地6が存在することになるが、
この隅部には水が溜り易いところから、目地6に水垢な
どの汚れがつき易い。
また、床面2のうちレベルが低くなっている部分では床
タイルと壁タイルとの間の目地6aが広くなっており、こ
の目地6aが目立ち、見栄えが悪くなっていた。
また、従来、床面にタイルを張り付ける場合、床面の一
方の端から他方の端に向けてタイルを敷き並べる場合
と、基準となる設備機器例えば浴槽の側面から敷き並べ
る場合とがある。いずれの施工方法にあっても、敷き並
べ終わる最後のタイルが壁面に正確に沿うようになるこ
とは極めて稀であり、実際には現場で、敷き並べる最後
のスペースに丁度良い大きさとなるようにタイルを切断
し、これを床面に張り付けるようにしている。
そのため、従来のタイル施工構造では、現場にてタイル
の寸法取り行なってその切断を行なう作業が必要であ
り、作業が煩雑で工期が延びる原因となっていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明のタイルの施工構造は、床面と、該床面から天井
まで立ち上がる壁面とにそれぞれタイルを施工した構造
において、壁面に沿う床面に、床部と立上り部の交叉角
が鈍角である曲りタイルを、その立上り部が壁面に沿う
ように配設し、かつ該曲りタイルの立上り部の少なくと
も上部を壁表面から凹陥させたことを特徴とする。
[作用] かかる本発明の施工構造においては、立上り部を有する
曲りタイルにて壁面と床面との隅部が構成されているか
ら、漏水及び水垢付着等が防止される。
また、本発明ではこの立上り部の少なくとも上部が壁面
に凹陥された構成となっているから、曲りタイルの上辺
とタイル下辺との間に幅の広い目地が存在しても目立た
ないようになる。
また、本発明構造においては、床面の端に並べられるタ
イルが壁面に喰い込むように配設されるところから、こ
の喰い込み代(飲み代)を調節することによりタイルの
切断を行なうことなく床タイルの施工を行なうことが可
能となる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明構造を示す斜視図、第2図は第1図II−
II線に沿う断面図、第3図は第2図III−III線に沿う断
面図、第4図及び第5図は曲りタイルの斜視図である。
図示の如く、床面4にはモルタル5を介して方形板状の
タイル2と曲りタイル7、8が張り付けられている。ま
た、床面4から天井まで立ち上がる壁面3にはモルタル
5を介して方形板状のタイル2及び下辺2aが背後方向に
折曲する略方形板状のタイル2Aが張り付けられている。
符号6は目地を示す。
この曲りタイル7は、第4図に示す如く、方形の床部7a
と、該床部7aから立上る立上り部7bとを有し、該立上り
部7bは方形の床部7aの一辺部にのみ設けられている。ま
た、床部7aと立上り部7bとの交叉角θは鈍角とされてい
る。
曲りタイル8は、第5図に示す如く、方形板状の床部8a
と該床部8aの隣接する2辺から立上る立上り部8b、8cと
を有し、床部8aと立上り部8b、8cとの交叉角θは鈍角と
されている。この曲りタイル8は、第1図に示す如く2
つの壁面3と床面4とが交叉する隅部に配設されてい
る。
しかして、第2図及び第3図に示す如く、これら曲りタ
イル8の立上り部7b、8b、8cはそれぞれ壁面3に設けら
れたタイル2、2Aの表面よりも凹陥する(引込む)構成
となっている。
このようなタイルの施工構造によれば、第3図に示す如
く壁面3に張り付けられた下段のタイル2Aの下辺2aが立
上り部7b、8b、8cの上部を隠すようになる。即ち、この
隅部を見る視線Eは上方から見下すものとなるので、出
張った下辺2aの存在により立上り部7b、8b、8cの上部が
見えなくなるのである。そのため、曲りタイル7、8の
上辺とタイル2Aの下辺2aとの間に大きな間隔dがあき、
目地6aの幅が広くなっても、この幅広い目地6aが視線E
に触れることがなくなり、極めて見栄えが良いものとな
る。
また、このように曲りタイル7、8の立上り部7b、8b、
8cが壁面3に喰い込む構成となっているから、この喰い
込み代Sを調節することにより、曲りタイル7、8を切
断することなく床に施工することができる。即ち、床に
敷き並べる最後のスペースが曲りタイル7、8の寸法よ
りもかなり小さい場合であっても、曲りタイル7、8の
立上り部7b、8b、8cを深く壁面3に喰い込ませて喰い込
み代Sを大きくすれば十分に施工できる。また、このタ
イル7、8を敷き並べる最後のスペースがやや大きめで
ある場合には、立上り部7b、8b、8cの壁面への喰い込み
代Sを小さくすれば適正な施工を行なうことができる。
もちろん、本発明構造を浴室の洗い場に適用した場合、
洗い場の隅部が立上り部を有するタイル7、8で構成さ
れることになり、隅部の目地が不要となる。
さらに、本発明構造では、曲りタイル7、8の床部7a、
8aと立上り部7b、8b、8cとの交叉角θが鈍角であるか
ら、この交叉部に水垢等が付着しにくく、また清掃等も
極めて容易である。
上記曲りタイル7、8では立上り部7b、8b、8cが直線的
に立ち上げられているが、第7図に示す如く、床部9aか
ら立上り部9bが湾曲して立ち上げられている曲りタイル
9を採用しても良い。
なお、上記実施例構造では床タイルと壁タイルとの目地
が直線状に揃って通っているところから、外観仕上りが
極めてすっきりとしたものとなっている。
[効果] 以上の通り、本発明のタイルの施工構造においては、床
タイルを施工するに際しタイルの切断作業が不要であ
り、施工作業を極めて容易かつ迅速に行なうことがで
き、工期が短縮される。
また、本発明構造にあっては、曲りタイルの上辺と壁タ
イルの下辺との間に大きな間隔が存在しても、この間隔
部が目立たず、極めて見栄えが良い。
さらに、本発明構造にあっては、床面隅部が曲りタイル
にて構成されており、目地劣化に伴なう漏水等の恐れが
ない。また、曲りタイルの立上り部が床部に対し鈍角と
なっているので、該床部と立上り部との交叉部に水垢等
も付着しにくく、清掃等も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例構造を示す斜視図、第2図は第
1図II−II線に沿う断面図、第3図は第2図III−III線
に沿う断面図、第4図及び第5図は曲りタイルの斜視
図、第6図は従来例を示す断面図、第7図は別の曲りタ
イルの斜視図である。 1……洗い場、2……タイル、 3……壁面、4……床面、 5……モルタル、6……目地、 7、8、9……曲りタイル、 7a、8a、9a……床部、 7b、8b、8c、9b……立上り部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面と、該床面から天井まで立ち上がる壁
    面とにそれぞれタイルを施工した構造において、壁面に
    沿う床面に、床部と立上り部の交叉角が鈍角である曲り
    タイルを、その立上り部が壁面に沿うように配設し、か
    つ該曲りタイルの立上り部の少なくとも上部を壁表面か
    ら凹陥させたことを特徴とするタイルの施工構造。
JP62213872A 1987-08-27 1987-08-27 タイルの施工構造 Expired - Lifetime JPH07103670B2 (ja)

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JP62213872A JPH07103670B2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27 タイルの施工構造

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JPS6458758A JPS6458758A (en) 1989-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2508630Y2 (ja) * 1990-05-02 1996-08-28 スズキ株式会社 車両ドアにおけるワイヤハ―ネスの配線構造

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JPS6458758A (en) 1989-03-06

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