JPH0710125Y2 - トランスファのケース構造 - Google Patents

トランスファのケース構造

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JPH0710125Y2
JPH0710125Y2 JP1989035353U JP3535389U JPH0710125Y2 JP H0710125 Y2 JPH0710125 Y2 JP H0710125Y2 JP 1989035353 U JP1989035353 U JP 1989035353U JP 3535389 U JP3535389 U JP 3535389U JP H0710125 Y2 JPH0710125 Y2 JP H0710125Y2
Authority
JP
Japan
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pipe
plug
filler
case
oil
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Application number
JP1989035353U
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JPH02125250U (ja
Inventor
忠彦 加藤
秀樹 増田
Original Assignee
株式会社富士鉄工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、オイルを供給するパイプが埋め込まれるトラ
ンスファのケース構造に関する。
[従来の技術] 従来のトランスファのケース構造としては、例えば第5
図〜第9図に示すようなものがある。
第5図において、1はトランスファのケース、例えばリ
ヤケースであり、このケース1内にはオイルポンプ(図
外)にオイルを供給するための鋼管製のパイプ2が埋め
込まれる。
このパイプ2をケース1内に鋳込むときは、パイプ2の
ズレを防止するために、パイプ2の押えが必要である。
このため、第6図に示すように、パイプ押え部3を有す
る外金型4を用いてケース1に支持孔5を形成してい
た。なお、6は内金型である。
しかしながら、この状態では、第7図に示すように、パ
イプ2とケース1との間隙を通ったオイルが支持孔5か
ら外部へもれてしまう。このようなオイルのもれを防止
するために、第8図に示すように、プラグ7をねじ込ん
でいた。
また、第9図に示すように、支持孔5の近傍にはフィラ
ー孔8が形成され、フィラー孔8にはフィラープラグ9
が挿入されている。
フィラープラグ9はオイルの交換時にドレンプラグ(図
外)からオイルを抜いた後にオイルを補充するために設
けられている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のケース構造にあって
は、パイプを支持するための支持孔と支持孔をふさぐプ
ラグおよびフィラー孔とフィラー孔をふさぐフィラープ
ラグが必要であるため、加工に手間がかかり、コストが
上昇するという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、パイプを支持する支持孔をふさぐプラグを
フィラープラグとすることにより、加工に手間がかから
ず、コストを低減することができるケース構造を提供す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案は、オイルを供給す
るためのパイプが埋め込まれるトランスファのケース構
造において、前記パイプを鋳込むときに形成される支持
孔をふさぐプラグをフィラープラグとするとともに、前
記支持孔を介して支持される押え板で前記パイプを支持
するようにしたものである。
[作用] 本考案においては、パイプをケースに鋳込むとき、パイ
プのズレを防止するために形成した支持孔をふさぐプラ
グをフィラープラグとしたため、従来のフィラー孔およ
びリーク防止用プラグが不要となる。
したがって、加工の手間がかからず、コストを低減する
ことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図である。
第2図において、11はケース、例えばトランスファのリ
アケースであり、ケース11の底部12には潤滑油(以下、
オイル)が貯溜され、段部13にはフロントドライブシャ
フトを回転支持するベアリングが収納される。また、ケ
ース11の略中央部14には鋼管製のパイプ15が埋め込ま
れ、パイプ15はオイルポンプにオイルを供給するための
ものである。
次に、第2図のA−A断面矢視図を第3図に、第3図の
平面図を第4図に、それぞれ示す。
第3図および第4図において、ケース11に埋め込まれる
パイプ15は、鋳込時にパイプ15のズレを防止するため
に、押え板16により押えられる。押え板16はパイプ15を
押える腕曲部16Aと、腕曲部16Aに連続した本体部16B
と、本体部16Bに連続した半円形部16Cを有している。
押え板16を金型で両側から支持するために、パイプ15の
鋳込時には支持孔17,18がそれぞれ形成されている。
ここで、第1図に示すように、支持孔17,18にねじ部を
形成して、フィラー孔19とし、フィラー孔19にはフィラ
ープラグ20をねじ込む。
このようにフィラー孔19をフィラープラグ20でふさぐよ
うにしたため、パイプ15とケース11との間の間隙を通っ
てオイルがもれるのを防止することができる。
フィラープラグ20はオイルの交換時にオイルを補充する
ためのものである。すなわち、ケース11の底部12に貯溜
されているオイルをドレン孔(図外)から抜いた後に、
フィラープラグ20を介してオイルを補充する。
したがって、従来例で設けられていたようなフィラー孔
と、リーク防止用プラグが不要となるので、加工の手間
がかからずコストも低減することができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、パイプをケ
ースに鋳込むときに形成される支持孔をふさぐプラグを
フィラープラグとしたため、従来のフィラー孔とリーク
防止用プラグが不要となる。その結果、加工の手間がか
からず、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、 第2図はパイプを埋め込んだケースを示す断面図、 第3図は第2図のA−A断面矢視図、 第4図は第3図の平面図、 第5図は従来例を示す図、 第6図はパイプの鋳込の説明図、 第7図は支持孔の説明図、 第8図はプラグを示す図、 第9図はフィラープラグを示す図である。 図中、 11……ケース、12……底部、13……段部、14……中央
部、15……パイプ、16……押え板、16A……腕曲部、16B
……本体部、16C……半円形部、17,18……支持孔、19…
…フィラー孔、20……フィラープラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルを供給するためのパイプが埋め込ま
    れるトランスファのケース構造において、前記パイプを
    鋳込むときに形成される支持孔をふさぐプラグをフィラ
    ープラグとするとともに、前記支持孔を介して支持され
    る押え板で前記パイプを支持するようにしたことを特徴
    とするトランスファのケース構造。
JP1989035353U 1989-03-28 1989-03-28 トランスファのケース構造 Expired - Lifetime JPH0710125Y2 (ja)

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JPH02125250U JPH02125250U (ja) 1990-10-16
JPH0710125Y2 true JPH0710125Y2 (ja) 1995-03-08

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ID=31540634

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JP4666701B2 (ja) * 1999-09-27 2011-04-06 株式会社ショーワ 回転体収容ケースのブリーザ装置

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JPH02125250U (ja) 1990-10-16

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