JPH0710115Y2 - 巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルト - Google Patents

巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルト

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JPH0710115Y2
JPH0710115Y2 JP11053290U JP11053290U JPH0710115Y2 JP H0710115 Y2 JPH0710115 Y2 JP H0710115Y2 JP 11053290 U JP11053290 U JP 11053290U JP 11053290 U JP11053290 U JP 11053290U JP H0710115 Y2 JPH0710115 Y2 JP H0710115Y2
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JP
Japan
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conductive wire
built
wire
fiber belt
conveying
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JP11053290U
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JPH0468234U (ja
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正仁 保坂
久嗣 渡辺
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Kito Corp
Original Assignee
Kito Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、巻上搬送装置に用いられる導電線内蔵繊維
ベルトに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルトとしては、特開
平1−286207号公報により公表されているように、銅の
編線からなる導電線が繊維ベルト長手方向に延長するよ
うに織込み内蔵されている構造のものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルトの場合は、
これにより荷物を吊下げ支持すると、導電線に張力が作
用し、かつ導電線内蔵繊維ベルトをドラムに巻取るかま
たはドラムから繰り出して荷物を昇降するとき、緊張さ
れている導電線が、直線状態から弯曲状態に変形される
か、または弯曲状態から直線状態に変形され、しかも銅
の編線からなる導電線は引張り強度および曲げ強度が弱
いので、前記導電線内蔵繊維ベルトを巻上搬送装置に使
用した場合、導電線の耐久性が短かいという問題があ
る。
この対策として、耐食性を有すると共に引張強度および
曲げ強度の大きいステンレス鋼製線材の編線からなる導
電線を使用することが考えられるが、ステンレス鋼は導
電率が低く、そのため電圧降下が大きいので、電気的特
性において不利になる。
この考案は前述の問題を有利に解決できる巻上搬送用導
電線内蔵繊維ベルトを提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案の巻上搬送用導電
線内蔵繊維ベルトにおいては、鋼製芯線1の外周に銅製
外層2が設けられて複合金属線3が構成され、その複合
金属線3により編成された編線からなる導電線4が、巻
上搬送用繊維ベルト5に弛緩状態で内蔵されている。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第1図および第2図はこの考案の実施例を示すものであ
って、ステンレス鋼(SUS304)からなる円形断面の芯線
1の外周に、純銅からなる円環状断面の外層2が被せら
れて複合金属線3が構成されている。前記外層2の断面
積A1と前記芯線1の断面積A2との断面積比は、例えば下
記の値に設定される。
A1:A2=40〜50:60〜50 前述のように構成された多数の複合金属線3が編成され
て、編線からなる導電線4が構成され、ポリエステル繊
維からなる合成繊維により巻上搬送用繊維ベルト5が織
成されると共に、複数の導電線4が前記繊維ベルト5を
織成する際に繊維ベルト1内に弛緩状態で織込まれ、か
つ前記導電線4は繊維ベルト5の繊維により被覆され、
前記繊維ベルト5とその中に織込み内蔵された導電線4
とにより導電線内蔵繊維ベルト6が構成されている。
前記導電線4は、ステンレス鋼製芯線1とその外周に被
せられた銅製外層2とからなる複合金属線3により編成
されているので、ステンレス鋼線により編成された導電
線に比べて導電性が優れており、また銅線により編成さ
れた導電線に比べて、機械的強度が大きく耐久性が優れ
ている。
第3図および第4図は前記導電線内蔵繊維ベルト6を使
用した巻上搬送装置を示すものであって、建築物内の上
部に架設固定された水平な走行用レール7の下部フラン
ジに、走行用駆動装置8を備えているトロリ9の車輪10
が載置され、そのトロリ9の下部に固定された箱形のフ
レーム11内に、電動機12および減速機13からなる巻上用
駆動装置14が固定され、左右方向すなわち走行用レール
7の延長方向に直角な方向に延長する駆動軸15の中間部
は、前記減速機13に貫通され、かつ駆動軸15の両端部は
フレーム11に固定された軸受部材16により支承され、前
記電動機12により減速機13を介して駆動軸15が回転され
る。
フレーム11内において駆動軸15と平行に配置された従動
軸17は、フレーム11に固定された複数の軸受部材18によ
り支承され、前記駆動軸15に固定された駆動スプロケッ
ト19と前記従動軸17に固定された従動スプロケット20と
にわたって伝動用チェーン21が巻掛けられ、かつ前記駆
動軸15の長手方向の両側および前記従動軸17の長手方向
の両側に、それぞれ端部から中央部に向かって直径が漸
増しているつづみ形表面を有する同一形状のドラム22が
固定され、前記駆動スプロケット19と従動スプロケット
20とは同一歯数を有し、さらに前記各ドラム22の最大径
部分は同一直径に設定されている。
各ドラム22の前部に、それぞれ端部から中央部に向かっ
て直径が漸増しているつづみ形表面を有する同一形状,
同一寸法のベルト昇降用ガイドローラ23が配置され、そ
のガイドローラ23を回転自在に嵌設した横軸24の両端部
は、フレーム11に固定されたブラケット25に嵌設され、
かつ各ドラム22に導電線内蔵繊維ベルト6が巻付けられ
ると共に、その導電線内蔵繊維ベルト6の一端部がドラ
ム22に固定され、各導電線内蔵繊維ベルト6は、ガイド
ローラ23に巻掛けられてそのガイドローラ23から垂下
し、各導電線内蔵繊維ベルト6の垂下端部は昇降部材26
に連結され、その昇降部材26の巾方向のに両側には、荷
物収納用バケット27を把持するクランプ部材28が相互に
接近移動または離反移動するように設けられ、さらに昇
降部材26内に設けられた電動機により回転される両ねじ
螺杆(図示を省略した)における左ねじ部および右ねじ
部に両側のクランプ部材28が螺合され、前記電動機の正
回転運転または逆回転運転により、両側のクランプ部材
28が相互に接近または離反移動される。
〔考案の効果〕
この考案は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
複合金属線3を構成する鋼製芯線1により導電線4の引
張り強度および曲げ強度を大きくすることができ、かつ
複合金属線3を構成する銅製外層2により導電線4の導
電率を良くすることができ、しかも芯線1は鋼製である
ので引張強度が大きく、さらに前記導電線4が巻上搬送
用繊維ベルト5に弛緩状態で内蔵されているので、導電
線4に大きな張力が作用することはなく、そのため導電
線4の耐久性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の実施例を示すものであ
って、第1図は巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルトの斜視
図、第2図は複合金属線の断面図である。第3図は導電
線内蔵繊維ベルトを使用した巻上搬送装置を示す一部縦
断側面図、第4図はその一部縦断正面図である。 図において、1は鋼製芯線、2は銅製外層、3は複合金
属線、4は編線からなる導電線、5は巻上搬送用繊維ベ
ルト、6は導電線内蔵繊維ベルト、7は走行用レール、
8は走行用駆動装置、9はトロリ、11はフレーム、12は
電動機、13は減速機、14は巻上用駆動装置、15は駆動
軸、17は従動軸、19は駆動スプロケット、20は従動スプ
ロケット、21は伝動用チェーン、22はドラム、23はベル
ト昇降用ガイドローラ、26は昇降部材、27は荷物収納用
バケット、28はクランプ部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼製芯線1の外周に銅製外層2が設けられ
    て複合金属線3が構成され、その複合金属線3により編
    成された編線からなる導電線4が、巻上搬送用繊維ベル
    ト5に弛緩状態で内蔵されている巻上搬送用導電線内蔵
    繊維ベルト。
JP11053290U 1990-10-24 1990-10-24 巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルト Expired - Lifetime JPH0710115Y2 (ja)

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JP11053290U JPH0710115Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 巻上搬送用導電線内蔵繊維ベルト

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Publication Number Publication Date
JPH0468234U JPH0468234U (ja) 1992-06-17
JPH0710115Y2 true JPH0710115Y2 (ja) 1995-03-08

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