JPH07100544B2 - リクレーマの重量バランス状態の診断方法 - Google Patents

リクレーマの重量バランス状態の診断方法

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JPH07100544B2
JPH07100544B2 JP32066590A JP32066590A JPH07100544B2 JP H07100544 B2 JPH07100544 B2 JP H07100544B2 JP 32066590 A JP32066590 A JP 32066590A JP 32066590 A JP32066590 A JP 32066590A JP H07100544 B2 JPH07100544 B2 JP H07100544B2
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JP
Japan
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reclaimer
boom
weight balance
weight
conveyor
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JP32066590A
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Inventor
正芳 石川
堅三 斉藤
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ヤード内の石炭や鉱石等の原料を採取する
リクレーマの、とくにブーム先端の負荷状態を把握して
該リクレーマ全体の転倒事故を未然に防止しようとする
ものである。
(従来の技術) ヤード内の鉱石やコークス等を採取して地上コンベヤに
送給する役目を担うリクレーマは、リクレーマ本体の先
端に配置したホイルローダにて、ヤード内の原料を採取
し、これをブームコンベア次いで旋回フレームの中央部
分に設けられたシュートを通して地上コンベヤに送給す
る仕組みになっている。ところで、ホイルローダによっ
て原料を採取する過程では、該ローダから落下した原料
がその周辺機器に付着、堆積するため、この付着量が増
大した場合には、リクレーマのブームと、このブームと
釣り合うウエイトの重量バランスが崩れるため、最悪の
場合にはリクレーマ本体が転倒するおそれがあった。
このような転倒事故を未然に防止するため、従来はリク
レーマのブームにワイヤーロープを取付けてこれを揚重
機により吊り上げ、ブーム先端にかかる重量を定期的
(6ヵ月に一回程度の割合)に計測し、別途設定した基
準値との比較を行ってリクレーマ全体の重量バランス状
態を判定していた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のような従来方式に従えばブームを吊り
上げるための設備やはかり、ワイヤロープ等の機材と数
人の作業員が必要となる。また、リクレーマの重量バラ
ンス状態を把握するにはリクレーマを数時間停止する必
要があるし、安全を確保するには月に一回程度の定期検
査をする必要があり、リクレーマの重量バランス状態を
容易に把握することができないのが現状であった。
ヤード内の原料採取を停止することなしに、リクレーマ
本体の重量バランス状態を迅速かつ的確に把握できる新
規な方法を提案することがこの発明の目的である。
(課題を解決するための手段) この発明は、ヤード内の石炭や鉱石等の原料を採取する
リクレーマの重量バランス状態を把握するに当たり、リ
クレーマの操業姿勢の変更を司る俯仰装置の駆動源の電
流値を計測するとともに、リクレーマのブームの俯仰角
度を計測し、得られた電流値及び俯仰角度と、予め設定
された基準値を比較演算してリクレーマのブーム先端に
おける負荷状態を把握することを特徴とするリクレーマ
の重量バランスの診断方法である。
さて、第1図に、リクレーマ全体の概略を示し、図にお
ける番号1はヤードに敷設され、鉱石やコークス等の原
料を高炉、焼結あるいはコークス工場への搬送を司る地
上コンベヤ、2は走行レール、3は走行レーム2に沿っ
て移動可能な走行装置、4は地上コンベア1を跨いで走
行装置3に載置される門形フレーム、5は門形フレーム
4の上部に配置される旋回装置、6は旋回装置5にボル
トなどを介して連結される旋回フレーム、7はヤード内
の原料を採取するホイルローダ7a及びこのホイルローダ
7aで採取した原料を搬送するコンベヤ7bを備えるブーム
であって、このブーム7の後端部は枢支ピン7cを介して
旋回フレーム6に連結される。また、8はブーム7のコ
ンベヤ7bによって搬送された原料を地上コンベヤ1に排
出するためのシュート、9はブーム7を俯仰させる際に
バランスをとるためのウエイト、10はシーブ、11は一端
をシーブ10に、他端をブーム7にそれぞれ枢支ピン11a
を介して枢動連結したフレーム、12は俯仰用のポストで
あって、このポスト12の一端はシーブ10に枢支ピン12a
を介して連結され、他端はブーム7に連結される。ま
た、13はシーブ10とウエイト9及び旋回フレーム6を繋
ぐフレーム、14は旋回フレーム6に保持されたシーブ、
15は電動モータなどの駆動源15aとワイヤドラム15bを備
えた俯仰装置、16は俯仰装置15とシーブ10、14を繋ぐワ
イヤーロープ、17はコンベヤ7bを駆動する駆動装置、18
はホイルローダ駆動装置そして19はリクレーマの旋回装
置である。
上記構成になるリクレーマにおいて、ホイルローダ7aに
よって採取された原料は、コンベヤ7bにて搬送されシュ
ート8を経由した地上コンベア1に排出されて高炉、焼
結あるいはコークス工場などへ運ばれる。またクレーマ
は、俯仰装置15のドラム15bにワイヤーロープ16を巻付
け、巻き戻しすることによりブーム7の俯仰動作を行
い、さらに旋回装置5の作動によって旋回フレーム6の
旋回動作を行って原料の採取位置を変更する。
第2図は、上記俯仰装置15の要部構成図であって、図中
20は駆動源15aにつながる電流計、21は電流計15aからの
信号を変換する変換器、22はブーム7の例えば枢支ピン
7cに設置され、その俯仰角度を計測する角度計、23は角
度計22からの信号を変換する変換器、24は変換器21、23
からの信号をそれぞれ入力して、予め設定された基準値
と比較演算する計算機、そして25は計算機24の演算結果
を表示するCRTである。
(作用) 上掲第1図に示すような構成になるリクレーマにおいて
は、ホイルローダ7aによって採取したヤード内の原料を
ブームコンベア7b、シュート8を通して地上コンベア1
に排出することにより、該原料を高炉等へ搬送される
が、かかる原料の採取過程では、ホイルローダ7aの周辺
機器、あるいはホイルローダ7aの本体に直接原料粉が粘
着したり、ブームコンベア7bで搬送される過程で、該コ
ンベアから落下した原料粉がブーム7に堆積するため、
長期間の操業においてはブーム7の先端部の重量が増加
し、その増加量が過大になった場合にはブーム7とウエ
イト9とのバランスが崩れてリクレーマ本体が転倒する
おそれがあった。
従来はこのようなバランスの崩れによるリクレマの転倒
を未然に防止するため、定期的に第3図に示すように、
リクレーマのホイルローダ7a部分にワイヤロープ26をか
け、このワイヤロープ26を、はかり27を吊り下げた揚重
機28で引き上げてその重量を計測してリクレーマ全体の
重量バランス状態を診断していた。しかしながら、この
ような診断要領では、前述したように、これにかかる手
間や時間が多大であるため有効な手段とはいえなかった
のである。
この発明では、リクレーマのとくに俯仰装置15のワイヤ
ードラム15bを回転駆動する駆動源15aの電流値を電流計
20によって計測するとともに、角度計22によってブーム
7の俯仰角度を計測し、この値が、予め設定される基準
値に比して大幅にずれているような場合には、警報出力
を行いCRT25に表示するようにしたので、リクレーマの
重量バランス状態をオンラインで把握することができ
る。なお、この発明においてリクレーマの重量バランス
状態を診断するに当たって基準となるデータとしては、
予め一定荷重の下でリクレーマの俯仰角度のみを変化さ
せた場合における駆動源15aの電流値を計測するととも
に、ブーム7の先端における荷重を変化させた場合にお
ける駆動源15aの電流値を計測して、例えば第4図
(a),(b)に示すようなブーム先端荷重−電流値−
ブームの俯仰角度の相関図を作成しておく。そして、こ
の相関図を基礎データとして計算機24に記憶させてお
き、実操業における駆動源15aの電流値とビームの俯仰
角度あるいはブーム高さからリクレーマの重量バランス
状態を把握する。
(発明の効果) かくしてこの発明によれば、リクレーマの操業姿勢に過
大な負荷がかかっているかどうかをオンラインで検知、
判定することができ、従来のように定期的に重量の計測
を行う必要がなく、これにかかっていた手間を省くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はリクレーマの構成説明図 第2図はリクレーマの要部の構成を示した図 第3図はリクレーマの重量を計測する際の要領説明図 第4図(a),(b)はブーム先端荷重と俯仰装置の駆
動源における電流値の関係を示すグラフである。 1……地上コンベヤ、2……走行レール 3……走行装置、4……門形フレーム 5……旋回装置、6……旋回フレーム 7……ブーム、7a……ホイルローダ 7b……コンベア、8……シュート 9……ウエイト、10……シーブ 11……フレーム、11a……枢支ピン 12……俯仰ポスト、13……フレーム 14……シーブ、15……俯仰装置 16……ワイヤロープ、17……コンベア駆動装置 18……ホイルローダ駆動装置 19……旋回フレーム駆動装置 20……電流計、21……変換器 22……角度計、23……変換器 24……計算機、25……CRT 26……ワイヤロープ、27……はかり 28……揚重機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヤード内の石炭や鉱石等の原料を採取する
    リクレーマの重量バランス状態を把握するに当たり、 リクレーマの操業姿勢の変更を司る俯仰装置の駆動源の
    電流値を計測するとともに、リクレーマのブームの俯仰
    角度を計測し、得られた電流値及び俯仰角度と、予め設
    定された基準値を比較演算してリクレーマのブーム先端
    における負荷状態を把握することを特徴とするリクレー
    マの重量バランス状態の診断方法。
JP32066590A 1990-11-27 1990-11-27 リクレーマの重量バランス状態の診断方法 Expired - Lifetime JPH07100544B2 (ja)

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JPH04191215A JPH04191215A (ja) 1992-07-09
JPH07100544B2 true JPH07100544B2 (ja) 1995-11-01

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JP6955448B2 (ja) * 2018-01-11 2021-10-27 川崎重工業株式会社 荷役運搬機械

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