JPH07100160A - 着色コンドーム - Google Patents
着色コンドームInfo
- Publication number
- JPH07100160A JPH07100160A JP4238782A JP23878292A JPH07100160A JP H07100160 A JPH07100160 A JP H07100160A JP 4238782 A JP4238782 A JP 4238782A JP 23878292 A JP23878292 A JP 23878292A JP H07100160 A JPH07100160 A JP H07100160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- condom
- colored
- parts
- light
- colorant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】すでに着色されたコンドームはあるが、店頭等
に現物が展示された場合人目につかないものが多く、ま
た昼光蛍光顔料を使用したものは全体的に光輝性があ
り、刺激が強すぎて消費者に悪印象を与えるなどの点を
改良する。 【構成】コンドームの皮膜に集光着色剤で着色すること
により、コンドームが伸ばされた状態で口巻、巻上げら
れた状態で外殻がくっきりとあざやかに浮き出して見
え、展示用等にも利用できる高付加価値着色コンドーム
を完成した。
に現物が展示された場合人目につかないものが多く、ま
た昼光蛍光顔料を使用したものは全体的に光輝性があ
り、刺激が強すぎて消費者に悪印象を与えるなどの点を
改良する。 【構成】コンドームの皮膜に集光着色剤で着色すること
により、コンドームが伸ばされた状態で口巻、巻上げら
れた状態で外殻がくっきりとあざやかに浮き出して見
え、展示用等にも利用できる高付加価値着色コンドーム
を完成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は集光着色剤により着色
されたコンドームに関するものである。
されたコンドームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在すでに着色されたコンドームはある
が、消費者、流通、生産者、いずれにも満足できるもの
が出ていないのが現状である。即ち、最近、エイズの問
題を契機としてコンドームも国際的になり、特に欧米に
於いては、色彩に関しての要望が高くなってきている。
その一例として、コンドームそのものが包装容器の外側
から見えるようになっていたり、店頭にコンドーム自体
が展示され、消費者はそれを見て買うという段階にまで
来ている。従って、当然流通、生産者側としては一目で
このコンドームが色彩的に良いものであることを消費者
に訴えなければならない。現在いろいろな着色剤があ
り、着色されたコンドームも多種市販されているが、こ
の点を強調したコンドームはまだ出ていない。昼光蛍光
顔料で着色されたものもあるが、光輝性が強すぎ目への
刺激がひどく、かえって消費者に悪い影響を与えるなど
欠点があった。そこで、これらの問題を解決するための
研究が日夜行われて来たが、満足出来るものがまだ完成
していない。
が、消費者、流通、生産者、いずれにも満足できるもの
が出ていないのが現状である。即ち、最近、エイズの問
題を契機としてコンドームも国際的になり、特に欧米に
於いては、色彩に関しての要望が高くなってきている。
その一例として、コンドームそのものが包装容器の外側
から見えるようになっていたり、店頭にコンドーム自体
が展示され、消費者はそれを見て買うという段階にまで
来ている。従って、当然流通、生産者側としては一目で
このコンドームが色彩的に良いものであることを消費者
に訴えなければならない。現在いろいろな着色剤があ
り、着色されたコンドームも多種市販されているが、こ
の点を強調したコンドームはまだ出ていない。昼光蛍光
顔料で着色されたものもあるが、光輝性が強すぎ目への
刺激がひどく、かえって消費者に悪い影響を与えるなど
欠点があった。そこで、これらの問題を解決するための
研究が日夜行われて来たが、満足出来るものがまだ完成
していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はコンドームに
おいて、流通、消費者を含めて、目への刺激が強すぎ
ず、しかもくっきりとあざやかに見えるように工夫し
た、商品価値の高い着色コンドームを提供することにあ
る。
おいて、流通、消費者を含めて、目への刺激が強すぎ
ず、しかもくっきりとあざやかに見えるように工夫し
た、商品価値の高い着色コンドームを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事情
に鑑みてなされたものであり、その手段としては、集光
着色剤を利用してコンドームを着色することにより、こ
の発明を完成した。
に鑑みてなされたものであり、その手段としては、集光
着色剤を利用してコンドームを着色することにより、こ
の発明を完成した。
【0005】
【発明の構成】本発明はコンドームに於いて、集光着色
剤を用いて成ることを特徴とする、着色コンドームに関
するものである。以下、本発明の構成について詳しく説
明する。前記したように、コンドームに着色されたもの
はいろいろあるが、コンドームが店頭に展示された際に
人目を引くように、特別に配慮されたものはまだ完成さ
れていない。昼光蛍光顔料で着色されたものもあるが、
これは全体的に光輝性を呈するので、目への刺激が強す
ぎ、かえって消費者に悪印象を与えるなど欠点があっ
た。本発明者は、これらの欠点を解決するために鋭意研
究し、集光着色剤を用いてコンドームを着色することに
よりこの発明を完成した。集光着色剤とは周囲の光線、
直接光、及び拡散光をとらえ、それを蛍光に変え、その
蛍光は長波長で再放出されポリメチルメタアクリレート
(PMMA),ポリカーボネート(PC)、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、天然ゴムなどの透明なプレート内で
その大部分(約70〜80%)が全反射の法則に従って
プレートのエッジ部に誘導され、そこで濃密化された状
態で蛍光を放出するもの(Perylen,Napht
alimidなど)をいう。この集光着色剤によって着
色されたコンドームは、集光着色剤の特性によって、コ
ンドームが伸ばされた状態ではゴム皮膜に当った光はゴ
ム皮膜の内部で反射を繰り返し、口巻部分に光が集めら
れ、口巻部分のみがくっきりと艶やかな色に着色し、コ
ンドームの本体部は消費者の目を強く刺激するほどの光
輝性を示さない。また巻上げられた状態では、太く巻き
上がっている輪郭部分がくっきりとして艶やかに発色
し、他の部分はやわらかい色彩を呈すので、これまた消
費者の目を強く刺激して悪印象を与えるほどの光輝性は
なく、見た目に快く、人目を引くように配慮された、商
品価値の高いコンドームを得ることができた。また、集
光着色剤をこのように単独で使用することができるほ
か、従来の着色されたコンドームにさらに集光着色剤で
着色することも可能である。
剤を用いて成ることを特徴とする、着色コンドームに関
するものである。以下、本発明の構成について詳しく説
明する。前記したように、コンドームに着色されたもの
はいろいろあるが、コンドームが店頭に展示された際に
人目を引くように、特別に配慮されたものはまだ完成さ
れていない。昼光蛍光顔料で着色されたものもあるが、
これは全体的に光輝性を呈するので、目への刺激が強す
ぎ、かえって消費者に悪印象を与えるなど欠点があっ
た。本発明者は、これらの欠点を解決するために鋭意研
究し、集光着色剤を用いてコンドームを着色することに
よりこの発明を完成した。集光着色剤とは周囲の光線、
直接光、及び拡散光をとらえ、それを蛍光に変え、その
蛍光は長波長で再放出されポリメチルメタアクリレート
(PMMA),ポリカーボネート(PC)、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、天然ゴムなどの透明なプレート内で
その大部分(約70〜80%)が全反射の法則に従って
プレートのエッジ部に誘導され、そこで濃密化された状
態で蛍光を放出するもの(Perylen,Napht
alimidなど)をいう。この集光着色剤によって着
色されたコンドームは、集光着色剤の特性によって、コ
ンドームが伸ばされた状態ではゴム皮膜に当った光はゴ
ム皮膜の内部で反射を繰り返し、口巻部分に光が集めら
れ、口巻部分のみがくっきりと艶やかな色に着色し、コ
ンドームの本体部は消費者の目を強く刺激するほどの光
輝性を示さない。また巻上げられた状態では、太く巻き
上がっている輪郭部分がくっきりとして艶やかに発色
し、他の部分はやわらかい色彩を呈すので、これまた消
費者の目を強く刺激して悪印象を与えるほどの光輝性は
なく、見た目に快く、人目を引くように配慮された、商
品価値の高いコンドームを得ることができた。また、集
光着色剤をこのように単独で使用することができるほ
か、従来の着色されたコンドームにさらに集光着色剤で
着色することも可能である。
【0006】
【実施例】以下に実施例によって、この発明を更に具体
的に説明するが、本発明は実施例そのものに限定される
ものではない。
的に説明するが、本発明は実施例そのものに限定される
ものではない。
【実施例1】天然ゴムラテックス100部に硫黄1.5
部、亜鉛華0.7部、老化防止剤0.7部、加硫促進剤
0.7部、安定剤0.2部を配合し、温度約50℃で3
時間加熱処理をした後3日間放置する。しかる後、上記
配合物中に型を入れて上記配合物を附着せしめ、加熱乾
燥する。次に集光染料Lumogen FYellow
#083(BASF社製)の1部をエチルアルコール
250部に溶解したものに浸漬し、乾燥し、口巻をつく
り、型より剥離する。この剥離されたゴム皮膜を85℃
で2時間乾燥して、口巻のみがくっきりとしたイエロー
に着色されたコンドームを得た。
部、亜鉛華0.7部、老化防止剤0.7部、加硫促進剤
0.7部、安定剤0.2部を配合し、温度約50℃で3
時間加熱処理をした後3日間放置する。しかる後、上記
配合物中に型を入れて上記配合物を附着せしめ、加熱乾
燥する。次に集光染料Lumogen FYellow
#083(BASF社製)の1部をエチルアルコール
250部に溶解したものに浸漬し、乾燥し、口巻をつく
り、型より剥離する。この剥離されたゴム皮膜を85℃
で2時間乾燥して、口巻のみがくっきりとしたイエロー
に着色されたコンドームを得た。
【実施例2】天然ゴムラテックス100部に硫黄1.5
部、亜鉛華0.7部、老化防止剤0.7部、加硫促進剤
0.7部、安定剤0.2部を配合し、温度約50℃で3
時間加熱処理をした後3日間放置する。しかる後、上記
ゴムラテックス配合物中に型を入れて上記ゴムラテック
ス配合物を附着せしめ、加熱乾燥する。次に集光染料L
umogen F Violet #570(BASF
社製)の1部とLumogen F Red #300
(BASF社製)の1部をエチルアルコール500部に
溶解したものをスプレーで上記の型にふきつけて乾燥す
る。次いでもう1度ゴムラテックス配合物中に上記型を
入れて配合物を附着せしめ、加熱乾燥する。口巻をつく
り、型よりゴム皮膜を剥離する。この剥離されたゴム皮
膜を85℃で2時間乾燥して、口巻のみがくっきりとし
たピンクに着色されたコンドームを得た。
部、亜鉛華0.7部、老化防止剤0.7部、加硫促進剤
0.7部、安定剤0.2部を配合し、温度約50℃で3
時間加熱処理をした後3日間放置する。しかる後、上記
ゴムラテックス配合物中に型を入れて上記ゴムラテック
ス配合物を附着せしめ、加熱乾燥する。次に集光染料L
umogen F Violet #570(BASF
社製)の1部とLumogen F Red #300
(BASF社製)の1部をエチルアルコール500部に
溶解したものをスプレーで上記の型にふきつけて乾燥す
る。次いでもう1度ゴムラテックス配合物中に上記型を
入れて配合物を附着せしめ、加熱乾燥する。口巻をつく
り、型よりゴム皮膜を剥離する。この剥離されたゴム皮
膜を85℃で2時間乾燥して、口巻のみがくっきりとし
たピンクに着色されたコンドームを得た。
【0007】
【発明の効果】本発明の集光着色剤によって着色された
コンドームは、昼光蛍光顔料で着色されたもののように
全体的に光輝性を示すのではなく、コンドームが伸ばさ
れた状態では口巻部分のみがくっきりと艶やかな色彩と
なり、コンドームが巻き上がった状態では外殻部分に光
輝性が集中するので、消費者の目にくっきりとあぜやか
に見えるため新鮮さと好印象を与え、商品価値の高いコ
ンドームとなった。
コンドームは、昼光蛍光顔料で着色されたもののように
全体的に光輝性を示すのではなく、コンドームが伸ばさ
れた状態では口巻部分のみがくっきりと艶やかな色彩と
なり、コンドームが巻き上がった状態では外殻部分に光
輝性が集中するので、消費者の目にくっきりとあぜやか
に見えるため新鮮さと好印象を与え、商品価値の高いコ
ンドームとなった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 着色コンドーム
Claims (2)
- 【請求項1】集光着色剤により着色されたコンドーム
- 【請求項2】上記の集光着色剤を溶剤に溶解し、その溶
液をスプレーにて、コンドームの皮膜のついたモールド
に吹き付けて着色する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238782A JPH07100160A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 着色コンドーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4238782A JPH07100160A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 着色コンドーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100160A true JPH07100160A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17035203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4238782A Pending JPH07100160A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 着色コンドーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07100160A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004242958A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Fuji Latex Kk | 蓄光ゴムラテックスおよび蓄光コンドーム |
US7673632B1 (en) | 2007-11-06 | 2010-03-09 | William Thomas Mistler | Condom |
US8646451B2 (en) | 2007-11-06 | 2014-02-11 | William Thomas Mistler | Condom |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4238782A patent/JPH07100160A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004242958A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Fuji Latex Kk | 蓄光ゴムラテックスおよび蓄光コンドーム |
US7673632B1 (en) | 2007-11-06 | 2010-03-09 | William Thomas Mistler | Condom |
US8646451B2 (en) | 2007-11-06 | 2014-02-11 | William Thomas Mistler | Condom |
US9016281B2 (en) | 2007-11-06 | 2015-04-28 | William Thomas Mistler | Condom |
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