JPH0699773B2 - グラビア印刷用製版ロールのシリンダー - Google Patents
グラビア印刷用製版ロールのシリンダーInfo
- Publication number
- JPH0699773B2 JPH0699773B2 JP60115755A JP11575585A JPH0699773B2 JP H0699773 B2 JPH0699773 B2 JP H0699773B2 JP 60115755 A JP60115755 A JP 60115755A JP 11575585 A JP11575585 A JP 11575585A JP H0699773 B2 JPH0699773 B2 JP H0699773B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- making roll
- gravure printing
- plate making
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、グラビア印刷用製版ロールのシリンダーに関
するものである。
するものである。
なお、この明細書において、「%」は重量基準とする。
従来技術とその問題点 従来のグラビア印刷用製版ロールのシリンダーは鋼製で
あるため、ロール自体が非常に重いものであった。その
ためにつぎのような幾つかの問題があったものである。
この種のロールは印刷対象物の大きさに応じ、直径およ
び(または)長さの異なるものが多種類用意せられ、所
要のロールを架台に取付けて使用せられるものであるた
め、常時ロールの取替作業を行なう必要があるが、1人
ではこの作業が行なえず不便であった。また架台自体も
重いロールを支持しなければならない関係上頑丈なもの
が要求せられるため、高価なものとならざるを得なかっ
た。さらにロールが重くて慣性が大きくなるため、印刷
速度の切替制御が容易ではなかった。
あるため、ロール自体が非常に重いものであった。その
ためにつぎのような幾つかの問題があったものである。
この種のロールは印刷対象物の大きさに応じ、直径およ
び(または)長さの異なるものが多種類用意せられ、所
要のロールを架台に取付けて使用せられるものであるた
め、常時ロールの取替作業を行なう必要があるが、1人
ではこの作業が行なえず不便であった。また架台自体も
重いロールを支持しなければならない関係上頑丈なもの
が要求せられるため、高価なものとならざるを得なかっ
た。さらにロールが重くて慣性が大きくなるため、印刷
速度の切替制御が容易ではなかった。
本発明の目的は、上記の問題を解消しかつ表面に形成せ
られる銅鍍金層との密着性に優れたグラビア印刷用製版
ロールのシリンダーを提供することにある。
られる銅鍍金層との密着性に優れたグラビア印刷用製版
ロールのシリンダーを提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、第1の発明によるグラビ
ア印刷用製版ロールのシリンダーは、Mg0.2〜2.0%、Si
[(Mg)/1.73+0.05]%〜[(Mg)/1.73+1.5]%、
残部アルミニウムおよび不可避の不純物よりなるアルミ
ニウム合金製でかつ粗面化された表面に銅鍍金層が形成
せられているものである。
ア印刷用製版ロールのシリンダーは、Mg0.2〜2.0%、Si
[(Mg)/1.73+0.05]%〜[(Mg)/1.73+1.5]%、
残部アルミニウムおよび不可避の不純物よりなるアルミ
ニウム合金製でかつ粗面化された表面に銅鍍金層が形成
せられているものである。
第2の発明によるグラビア印刷用製版ロールのシリンダ
ーは、Mg0.2〜2.0%、Si[(Mg)/1.73+0.05]%〜
[(Mg)/1.73+1.5]%およびCu0.05〜1.5%、Mn0.05
〜1.5%、Fe0.05〜0.50%、Cr0.05〜0.5%、Zr0.05〜0.
5%の1種または2種以上、残部アルミニウムおよび不
可避の不純物よりなるアルミニウム合金製でかつ粗面化
された表面に銅鍍金層が形成せられているものである。
ーは、Mg0.2〜2.0%、Si[(Mg)/1.73+0.05]%〜
[(Mg)/1.73+1.5]%およびCu0.05〜1.5%、Mn0.05
〜1.5%、Fe0.05〜0.50%、Cr0.05〜0.5%、Zr0.05〜0.
5%の1種または2種以上、残部アルミニウムおよび不
可避の不純物よりなるアルミニウム合金製でかつ粗面化
された表面に銅鍍金層が形成せられているものである。
作用 第1発明および第2発明による上記製版ロールのシリン
ダーは、上記の組成を有するアルミニウム合金製である
ので、Mg2Siが生成するとともに過剰のSiがMg2Siの析出
分布状態に微妙な影響を与える。すなわち、シリンダー
の表面に銅鍍金を施すさい、鍍金層との密着性をよくす
るために、表面がエッチングにより粗面化せられるが、
上記過剰のSiがエッチング性を向上させる作用を有す
る。その結果、第1および第2発明によるアルミニウム
合金製シリンダーは、純アルミニウム製、他のアルミニ
ウム合金製または鉄製の各シリンダーに比べて銅鍍金層
との密着性がよくなる。
ダーは、上記の組成を有するアルミニウム合金製である
ので、Mg2Siが生成するとともに過剰のSiがMg2Siの析出
分布状態に微妙な影響を与える。すなわち、シリンダー
の表面に銅鍍金を施すさい、鍍金層との密着性をよくす
るために、表面がエッチングにより粗面化せられるが、
上記過剰のSiがエッチング性を向上させる作用を有す
る。その結果、第1および第2発明によるアルミニウム
合金製シリンダーは、純アルミニウム製、他のアルミニ
ウム合金製または鉄製の各シリンダーに比べて銅鍍金層
との密着性がよくなる。
Siが下限値未満であると、上記密着性が充分でなく、上
限値を越えると、粒界腐蝕の発生により耐食性がそこな
われる。
限値を越えると、粒界腐蝕の発生により耐食性がそこな
われる。
Mgは製版ロールのシリンダーとしての強度を与えるもの
であるが、下限値未満であると強度が不足し、上限値を
越えるとポートホール・ダイスによる押出しが困難にな
る。ポートホールダイスによってシリンダー用アルミニ
ウム合金型材をつくれば、偏肉がないという利点があ
る。
であるが、下限値未満であると強度が不足し、上限値を
越えるとポートホール・ダイスによる押出しが困難にな
る。ポートホールダイスによってシリンダー用アルミニ
ウム合金型材をつくれば、偏肉がないという利点があ
る。
第2発明において、Cu、Mn、Fe、Cr、Znの1種または2
種以上が強度を一層向上させるために添加せられるので
あるが、下限値以下では添加の目的が達成せられず、上
限値を越えて添加しても意味がない。
種以上が強度を一層向上させるために添加せられるので
あるが、下限値以下では添加の目的が達成せられず、上
限値を越えて添加しても意味がない。
実施例 本発明の実施例は、下表のとおりである。
上表の各アルミニウム合金によりシリンダーをつくり、
その表面をエッチングにより粗面化した後銅鍍金を施し
て銅鍍金層を形成した。
その表面をエッチングにより粗面化した後銅鍍金を施し
て銅鍍金層を形成した。
発明の効果 第1発明および第2発明によるアルミニウム合金製シリ
ンダーは、エッチング性がよいから、その表面を粗面化
してから銅鍍金層を形成した場合、銅鍍金層との密着性
がよく、優れたグラビア印刷用製版ロールが得られる。
ンダーは、エッチング性がよいから、その表面を粗面化
してから銅鍍金層を形成した場合、銅鍍金層との密着性
がよく、優れたグラビア印刷用製版ロールが得られる。
さらに、上記シリンダーを使用したグラビア印刷用製版
ロールは、従来の鉄製のものの1/3程度の重さであるた
め、ロール取替作業を1人で行なうことができて便利で
あるし、ロール架台も従来のように頑丈なものを要求せ
られないから安価に製作でき、さらにロールが軽くなっ
て慣性が小さくなるため、印刷速度の切替制御が容易に
なる。
ロールは、従来の鉄製のものの1/3程度の重さであるた
め、ロール取替作業を1人で行なうことができて便利で
あるし、ロール架台も従来のように頑丈なものを要求せ
られないから安価に製作でき、さらにロールが軽くなっ
て慣性が小さくなるため、印刷速度の切替制御が容易に
なる。
第2発明によるアルミニウム合金製シリンダーは、上記
の外に一層強度が大であるという利点を有する。
の外に一層強度が大であるという利点を有する。
Claims (2)
- 【請求項1】Mg0.2〜2.0%、Si[(Mg)/1.73+0.05]
%〜[(Mg)/1.73+1.5]%、残部アルミニウムおよび
不可避の不純物よりなるアルミニウム合金製でかつ粗面
化された表面に銅鍍金層が形成せられているグラビア印
刷用製版ロールのシリンダー。 - 【請求項2】Mg0.2〜2.0%、Si[(Mg)/1.73+0.05]
%〜[(Mg)/1.73+1.5]%およびCu0.05〜1.5%、Mn
0.05〜1.5%、Fe0.05〜0.50%、Cr0.05〜0.5%、Zr0.05
〜0.5%の1種または2種以上、残部アルミニウムおよ
び不可避の不純物よりなるアルミニウム合金製でかつ粗
面化された表面に銅鍍金層が形成せられているグラビア
印刷用製版ロールのシリンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60115755A JPH0699773B2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | グラビア印刷用製版ロールのシリンダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60115755A JPH0699773B2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | グラビア印刷用製版ロールのシリンダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61272341A JPS61272341A (ja) | 1986-12-02 |
JPH0699773B2 true JPH0699773B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=14670243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60115755A Expired - Fee Related JPH0699773B2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | グラビア印刷用製版ロールのシリンダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699773B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5302342A (en) * | 1989-11-17 | 1994-04-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum alloy for heat exchangers |
KR20220136414A (ko) | 2020-03-09 | 2022-10-07 | 가부시키가이샤 씽크. 라보라토리 | 판 모재 전자동 제조 시스템 및 판 모재 제조 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55145144A (en) * | 1979-04-24 | 1980-11-12 | Sumitomo Alum Smelt Co Ltd | Medium-strength aluminum alloy with superior forming workability |
-
1985
- 1985-05-28 JP JP60115755A patent/JPH0699773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61272341A (ja) | 1986-12-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |