JPH0698453A - 配線用遮断器 - Google Patents

配線用遮断器

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JPH0698453A
JPH0698453A JP4242902A JP24290292A JPH0698453A JP H0698453 A JPH0698453 A JP H0698453A JP 4242902 A JP4242902 A JP 4242902A JP 24290292 A JP24290292 A JP 24290292A JP H0698453 A JPH0698453 A JP H0698453A
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circuit
signal
alarm
current
leakage
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JP4242902A
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Akira Tanimoto
明 谷元
Yoshinobu Katsumata
良信 勝又
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部の監視装置へ各種の警報信号を送信し得
る構成でありながら、配線用遮断器を設置するためのス
ペースを小さくし、構成を小形化する。 【構成】 プレアラームユニット41内に、主回路電流
の大きさが警報レベルを越えたときに警報信号を出力す
る過電流プレアラーム出力回路を設けると共に、漏電電
流の大きさが警報レベルを越えたときに警報信号を出力
する漏電警報出力回路を配設し、このプレアラームユニ
ット41を遮断器本体1の側面部に一体的に設けたもの
において、過電流プレアラーム出力回路及び漏電警報出
力回路からの各警報信号を伝送信号に変換すると共に変
換した伝送信号を外部の監視装置へ送信する伝送素子4
8、49を、プレアラームユニット41内に配設したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主回路電流の大きさが
設定値を越えたときに警報信号を出力する機能いわゆる
プレアラーム機能を備えた配線用遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、配線用遮断器として、主回路電流
の大きさを検出する変流器を設けると共に、この変流器
により検出した検出信号に基づいて主回路を遮断するよ
うに制御する電子回路を設けた構成がある。この構成で
は、定格電流の大きさを切り替える切り替えスイッチを
設けることにより、定格電流を切り替え設定可能になっ
ている。また、上記した構成の配線用遮断器では、定格
電流の例えば70%程度の電流が流れたことを検出した
ときに、警報信号を出力すると共に、警報用の発光ダイ
オードを点灯するように構成し、主回路を遮断する前に
警報する機能即ちプレアラーム機能を有したものがあ
る。
【0003】更に、漏電電流の大きさを検出する零相変
流器を設け、この零相変流器により検出した検出信号に
基づいて漏電事故が発生したことを報知する警報信号を
出力すると共に、表示器に漏電事故が発生したことを表
示するように構成したものがある。
【0004】このような配線用遮断器(プレアラーム機
能を有すると共に漏電事故発生を報知する機能を有する
遮断器)の一例を図7ないし図9を参照して説明する。
まず、図7において、遮断器本体1の一側面部(図7中
手前の側面部)には、ハンドル2が回動操作可能に設け
られていると共に、漏電検出感度切替スイッチ3が切替
操作可能に設けられている。そして、遮断器本体1の図
7中右側面部には、プレアラームユニット4が一体的に
設けられている。
【0005】上記遮断器本体1側の電気的構成を図8に
示す。この図8において、三相の主回路導体5a〜5c
は、各一端側が接点6a〜6cを介して電源側端子7a
〜7cへ接続されていると共に、各他端側が負荷側端子
8a〜8cへ接続されている。上記接点6a〜6cは、
前記ハンドルの回動操作に応じて開閉されると共に、ア
クチュエータ9への通電に応じて開放されるように構成
されている。
【0006】また、主回路導体5a〜5cをそれぞれ一
次導体とする電流検出手段である変流器10a〜10c
は、各二次側から、主回路導体5a〜5cを通じて流れ
る負荷電流の大きさに応じたレベルの検出電圧を出力し
て、整流回路11へ与える。この整流回路11は、その
整流出力を、検出抵抗12及び定格切替回路13を介し
て、瞬時引き外し回路14、長限時引き外し回路15、
短限時引き外し回路16、過電流プレアラーム回路17
へ与えると共に、上記各回路の制御用電源としての電源
回路18へ与えるようになっている。
【0007】上記定格切替回路13は、定格電流の大き
さを、例えば200A、225A、250A、300
A、350A、400Aに切替設定するものである。そ
して、瞬時引き外し回路14、長限時引き外し回路1
5、短限時引き外し回路16の少なくとも一つから過電
流引き外し信号が出力回路19へ与えられると、出力回
路19は前記アクチュエータ9を通電して接点6a〜6
cを開放する構成となっている。また、過電流プレアラ
ーム回路17からの出力信号は、後述するプレアラーム
ユニット4側へ例えば3本の接続線(図示しない)を介
して与えられるようになっている。
【0008】一方、主回路導体5a〜5cを一括して一
次導体とする零相変流器20は、その二次側から、主回
路導体5a〜5cを通じて大地へ流れる漏電電流(地絡
電流)の大きさに応じたレベルの検出電圧を出力して漏
電検出回路21へ与えるようになっている。この漏電検
出回路21は、前記漏電検出感度切替スイッチ3、ノイ
ズ吸収回路22、漏電IC23、動作時間切替回路24
から構成されている。この場合、漏電検出感度切替スイ
ッチ3を手動操作することにより、漏電検出感度を例え
ば100mA、200mA、500mAに切替可能にな
っている。
【0009】上記漏電検出回路21は、零相変流器20
からの検出電圧により示される漏電電流のレベルが予め
設定された検出感度電流レベルを越えたときに、漏電表
示器25を表示駆動させる構成となっている。また、漏
電検出回路21からの出力信号は、後述するプレアラー
ムユニット4側へ例えば2本の接続線を介して与えられ
るようになっている。尚、漏電検出回路21の電源は、
主回路導体5a及び5c間から電源回路26を通じて与
えられるようになっている。
【0010】さて、プレアラームユニット4側の電気的
構成を図9に示す。この図9において、3個の接続端子
26a、26b、26cに前記過電流プレアラーム回路
17からの出力信号が与えられると共に、2個の接続端
子26d、26eに前記漏電検出回路21からの出力信
号が与えられるようになっている。そして、接続端子2
6a〜26cに与えられた過電流プレアラーム回路17
からの出力信号は、過電流プレアラーム動作電流切替ス
イッチ27及びフォトカプラ28を介して主回路電流用
警報手段である過電流プレアラーム出力回路29へ与え
られるように構成されている。
【0011】上記過電流プレアラーム動作電流切替スイ
ッチ27は、手動操作されることにより、フォトカプラ
28の発光素子に並列接続する抵抗を切り替えて、過電
流プレアラーム動作電流の大きさを定格電流の大きさの
70〜100%の範囲で設定する(例えば70%、80
%、90%、100%と4段に切替設定する)ように成
されている。
【0012】また、過電流プレアラーム出力回路29
は、過電流プレアラーム回路17からの出力信号に示さ
れる主回路電流のレベルの大きさが予め設定された過電
流プレアラーム動作電流の大きさを越えたときに、リレ
ーコイル30aを通電してリレースイッチ30bをオン
すると共に、過電流表示用発光ダイオード31を通電し
て点灯する構成となっている。この場合、上記リレース
イッチ30bがオンされることにより、オン信号が警報
信号としてプレアラームユニット4の外部へ出力される
一方、接続端子26d、eに与えられた漏電検出回路2
1からの出力信号は、フォトカプラ32を介して漏電電
流用警報手段である漏電警報出力回路33へ与えられる
ように構成されている。この漏電警報出力回路33は、
漏電検出回路21からの出力信号に示される漏電電流の
レベルの大きさが予め設定された漏電警報動作電流の大
きさを越えたときに、リレーコイル34aを通電してリ
レースイッチ34bをオンする構成となっている。この
場合、上記リレースイッチ34bがオンされることによ
り、オン信号が警報信号としてプレアラームユニット4
の外部へ出力される。
【0013】さて、リレースイッチ30bの両端は、接
続端子35a、35bに接続されており、これら接続端
子35a、35bは2本のリード線(図示しない)を介
して信号変換装置(図示しない)へ接続されている。同
様にして、リレースイッチ34bの両端は、接続端子3
6a、36bに接続されており、これら接続端子36
a、36bは2本のリード線(図示しない)を介して上
記信号変換装置へ接続されている。信号変換装置は、リ
レースイッチ30b及び34bからの各スイッチ信号即
ち各警報信号を受けて伝送信号に変換し、この変換した
伝送信号を伝送線を介してホストコンピュータ等からな
る監視装置へ送信するように構成されている。
【0014】上記監視装置は、遮断器本体1及び信号変
換装置から遠く隔たった場所に配設されており、送信さ
れた伝送信号をデコードして各リレースイッチ30b及
び34bのオンオフ状態を認識可能になっている。これ
により、監視装置は、遮断器本体1の主回路電流の大き
さが設定された過電流プレアラーム動作電流の大きさを
越えたか否か、並びに、遮断器本体1の漏電電流の大き
さが設定された漏電警報動作電流の大きさを越えたか否
かをそれぞれ判別し、これら判別結果をディスプレイ等
に表示する構成となっている。
【0015】このような構成によれば、作業者は、監視
装置のディスプレイを見ることにより、遮断器本体1か
ら遠隔の地にいながら、主回路電流及び漏電電流の各レ
ベルが警報レベルに達したか否かを知ることができる。
尚、過電流プレアラーム出力回路29及び漏電警報出力
回路33は、電源入力端子37a、37bからリセット
スイッチ38を通して制御用電源を受けるようになって
いる。上記電源入力端子37a、37bは、2本の接続
線(図示しない)を介して電源回路(図示しない)に接
続されている。また、上記信号変換装置の一例として、
特開平2−87947号公報に開示された構成がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、信号変換装置の形状がかなり大きいため、
具体的には、遮断器本体1の形状とほぼ同じ程度の大き
さであるため、信号変換装置を配設するスペースとして
配線用遮断器1個分のスペースが必要になる。この結
果、上記配線用遮断器(及び信号変換装置)を設置する
ためのスペースが2倍になるため、このような配線用遮
断器を配設する配電盤等の構成が大形化するという問題
点があった。特に、複数個の配線用遮断器を配設する際
には、全体の構成が非常に大形化してしまうという欠点
があった。
【0017】そこで、本発明の目的は、外部の監視装置
へ各種の警報信号を送信し得る構成でありながら、配線
用遮断器を設置するためのスペースを小さくし、構成を
小形化することができる配線用遮断器を提供するにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の配線用遮断器
は、主回路電流の大きさが主回路電流用の設定値を越え
たときに警報信号を出力する主回路電流用警報手段と、
漏電電流の大きさが漏電電流用の設定値を越えたときに
警報信号を出力する漏電電流用警報手段とをプレアラー
ムユニット内に配設し、このプレアラームユニットを遮
断器本体の側面部に一体的に設けて成る配線用遮断器に
おいて、前記主回路電流用警報手段及び漏電電流用警報
手段からの各警報信号を伝送信号に変換すると共に変換
した伝送信号を外部の監視装置へ送信する信号変換素子
を、前記プレアラームユニット内に配設したところに特
徴を有する。
【0019】
【作用】上記手段によれば、主回路電流用警報手段及び
漏電電流用警報手段からの各警報信号を伝送信号に変換
すると共に変換した伝送信号を外部の監視装置へ送信す
る手段を、信号変換素子により構成し、更に、この信号
変換素子の形状が小形であることから、上記信号変換素
子をプレアラームユニット内に配設する構成とした。こ
のため、従来構成の信号変換装置を配設するスペースが
不用になるから、配線用遮断器を設置するためのスペー
スを小さく、この場合、半減することが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1ないし
図6を参照しながら説明する。まず、配線用遮断器の全
体構成を示す図1において、遮断器本体1の構成は、従
来構成と同一であり、その一側面部には、ハンドル2及
び漏電検出感度切替スイッチ3がそれぞれ操作可能に設
けられている。上記遮断器本体1側の電気的構成は、図
示はしないが、図8に示す従来構成と同一であり、同一
部分には同一符号を付す。
【0021】即ち、5a〜5cは主回路導体であり、こ
れらは接点6a〜6cを有し、各両端が電源側端子7a
〜7c及び負荷側端子8a〜8cに接続されている。ま
た、9は接点6a〜6cを開放するアクチュエータ、1
0a〜10cは主回路電流を検出する変流器である。更
に、11は変流器10a〜10cからの検出信号を受け
る整流回路、12は検出抵抗、13は定格切替回路、1
4は瞬時引き外し回路、15は長限時引き外し回路、1
6は短限時引き外し回路、17は過電流プレアラーム回
路、18は電源回路、19は出力回路である。
【0022】また、20は漏電電流を検出する零相変流
器、21は零相変流器20からの検出信号を受ける漏電
検出回路である。この漏電検出回路21は、漏電検出感
度切替スイッチ3、ノイズ吸収回路22、漏電IC2
3、動作時間切替回路24から構成されている。更に、
25は漏電検出回路21により駆動される漏電表示器で
ある。
【0023】一方、遮断器本体1の図1中右側面部に
は、プレアラームユニット41が一体的に設けられてい
る。このプレアラームユニット41のうちの遮断器本体
1の右側面部に当接する側面部には、図2に示すよう
に、開口部42が形成されている。この開口部42、並
びに、遮断器本体1の右側面部に形成された図示しない
開口部内を、遮断器本体1側の電気的構成とプレアラー
ムユニット41側の電気的構成とを接続するリード線が
通るようになっている。
【0024】また、プレアラームユニット41の図2中
右側面部には、操作パネル部43が設けられている。こ
の操作パネル部43には、図3に示すように、下部に過
電流表示用発光ダイオード31が設けられていると共
に、中央部に過電流プレアラーム動作電流切替スイッチ
27(図4参照)の操作摘み44が回動操作可能に設け
られ、上部にリセットスイッチ38(図4参照)の操作
ボタン45が押圧操作可能に設けられている。また、操
作パネル部43の上部には、伝送線(図示しない)を接
続するための接続端子46a及び46bが設けられてい
る。
【0025】更に、上記プレアラームユニット41の内
部には、図2に示すように、プリント配線基板47が配
設されている。このプリント配線基板47には、プレア
ラームユニット41側の電気的構成である電気回路を構
成する各種の電子部品が実装されている。上記プリント
配線基板47に実装された各種の電子部品のうち、信号
変換素子である例えば2個の伝送素子48及び49だけ
を図2に示し、他の電子部品については図示することを
省略した。
【0026】この場合、実際には、プリント配線基板4
7には各種の電子部品がほとんど隙間なく密集して実装
されている。そして、上記2個の伝送素子48及び49
は、図5及び図6に示すように、ほぼ矩形板状をなして
おり、プリント配線基板47にほぼ直角に立設した状態
で取付けられている。
【0027】さて、プレアラームユニット41側の電気
的構成を図4に従って説明する。この図4において、図
9に示す従来構成と同一部分には同一符号を付す。上記
図4において、遮断器本体1側の過電流プレアラーム回
路17から出力された出力信号は、3個の接続端子26
a、26b,26cを通り、過電流プレアラーム動作電
流切替スイッチ27及びフォトカプラ28を通って主回
路電流用警報手段である過電流プレアラーム出力回路2
9へ与えられるように構成されている。
【0028】上記過電流プレアラーム動作電流切替スイ
ッチ27は、手動操作されることにより、過電流プレア
ラーム動作電流の大きさを定格電流の大きさの70〜1
00%の範囲で設定可能(例えば70%、80%、90
%、100%と4段に切替設定可能)になっている。ま
た、過電流プレアラーム出力回路29は、過電流プレア
ラーム回路17からの出力信号に示される主回路電流の
レベルの大きさが予め設定された過電流プレアラーム動
作電流の大きさを越えたときに、リレーコイル30aを
通電してリレースイッチ30bをオンすると共に、過電
流表示用発光ダイオード31を通電して点灯する構成と
なっている。この場合、上記リレースイッチ30bがオ
ンされることにより、オン信号が警報信号として出力さ
れるようになっている。
【0029】一方、遮断器本体1側の漏電検出回路21
から出力された出力信号は、2個の接続端子26d、2
6eを通り、フォトカプラ32を通って漏電電流用警報
手段である漏電警報出力回路33へ与えられるようにな
っている。この漏電警報出力回路33は、漏電検出回路
21からの出力信号に示される漏電電流のレベルの大き
さが予め設定された漏電警報動作電流の大きさを越えた
ときに、リレーコイル34aを通電してリレースイッチ
34bをオンする構成となっている。この場合、上記リ
レースイッチ34bがオンされることにより、オン信号
が警報信号として出力されるようになっている。
【0030】さて、上記過電流プレアラーム出力回路2
9側のリレースイッチ30bの両端は、第1の伝送素子
48の第3端子48c及び第4端子48dに接続されて
いる。また、上記漏電警報出力回路33側のリレースイ
ッチ34bの両端は、第2の伝送素子49の第3端子4
9c及び第4端子49dに接続されている。そして、第
1の伝送素子48の第1端子48aは一方の外部接続端
子50aに接続され、第1の伝送素子48の第2端子4
8bは第2の伝送素子49の第1端子49aに接続され
ている。更に、第2の伝送素子49の第4端子49dは
他方の外部接続端子50b(この端子はグランド端子で
ある)に接続されている。
【0031】また、過電流プレアラーム出力回路29及
び漏電警報出力回路33の各電源端子29a、29b及
び33a、33bは、各一方の電源端子29a及び33
aがリセットスイッチ38を通して外部接続端子50a
に接続されていると共に、各他方の電源端子29b及び
33bが外部接続端子50bに接続されている。
【0032】上記外部接続端子50a及び50bは、伝
送線(図示しない)を介して遠隔地に設置された監視装
置のマスタコントローラ(図示しない)へ接続されてい
る。上記監視装置は、マスタコントローラ及びこのマス
タコントローラに接続されたホストコンピュータ等から
構成されている。
【0033】ここで、上記伝送素子48、49について
簡単に説明する。これら伝送素子48、49としては、
例えば「株式会社日本プロテックシステム」から販売さ
れている「入力専用素子NBH001」を使用してい
る。上記伝送素子48、49の各端子について簡単に説
明すると、第1端子48a、49aは電力供給と信号出
力の共用端子であり、第2端子48b、49bは後段へ
の電力シフトと後段からの信号入力との共用端子であ
り、第3端子48c、49cは入力端子であり、第4端
子48d、49dはグランド端子である。
【0034】そして、伝送素子48、49は、リレース
イッチ30b及び34bからの各スイッチ信号即ち各警
報信号を受けて伝送信号に変換し、この変換した伝送信
号を伝送線を介して外部のマスタコントローラへ送信す
る機能を有している。この場合、伝送信号は、2種類の
スイッチ信号を時分割により多重化した時間変調信号で
ある。そして、マスタコントローラ(親局)に対して、
第1の伝送素子48が第1番目の伝送素子として接続さ
れ、第2の伝送素子49が第2番目の伝送素子として接
続されている。
【0035】この接続形態により、伝送信号のうちの時
分割された第1番目の信号部分が第1の伝送素子48か
らの信号つまりリレースイッチ30bのスイッチ信号に
対応し、時分割された第2番目の信号部分が第2の伝送
素子49からの信号つまりリレースイッチ34bのスイ
ッチ信号に対応するようになっている。この結果、上記
マスタコントローラは、送信された伝送信号をデコード
することにより、各リレースイッチ30b及び34bの
オンオフ状態を認識し、該各オンオフ状態を認識する信
号をホストコンピュータへ与えるように構成されてい
る。
【0036】上記ホストコンピュータは、各リレースイ
ッチ30b及び34bのオンオフ状態を認識する信号を
受けて、遮断器本体1の主回路電流の大きさが設定され
た過電流プレアラーム動作電流の大きさを越えたか否
か、並びに、遮断器本体1の漏電電流の大きさが設定さ
れた漏電警報動作電流の大きさを越えたか否かを判別
し、これら判別結果をディスプレイ等に表示する構成と
なっている。
【0037】尚、伝送素子48、49は、マスタコント
ローラから供給される電流信号により、逐次起動される
ようになっており、その起動に応じて各リレースイッチ
30b及び34bのスイッチ信号を電流信号として出力
し、伝送信号が出力されるようになっている。また、本
実施例の場合、マスタコントローラから供給される電流
信号により、過電流プレアラーム出力回路29及び漏電
警報出力回路33が駆動されるようになっている。即
ち、伝送素子48及び49並びに過電流プレアラーム出
力回路29及び漏電警報出力回路33の制御用電源は、
伝送線を通じてマスタコントローラから供給される構成
となっている。
【0038】次に、上記構成の作用を説明する。今、遮
断器本体1の主回路電流の大きさが設定された過電流プ
レアラーム動作電流の大きさを越えたとすると、遮断器
本体1の過電流プレアラーム回路17からの出力信号を
受けてプレアラームユニット41の過電流プレアラーム
出力回路29が、リレーコイル30aを通電してリレー
スイッチ30bをオンすると共に、過電流表示用発光ダ
イオード31を通電して点灯する。続いて、第1の伝送
素子48が上記リレースイッチ30bからのオン信号を
伝送信号に変換し、変換した伝送信号を伝送線を通して
マスタコントローラへ送信する。
【0039】上記マスタコントローラは、上記伝送信号
をデコードし、リレースイッチ30bのオン状態を認識
(特定)する信号をホストコンピュータへ与える。そし
て、ホストコンピュータは、上記信号を受けて、遮断器
本体1の主回路電流の大きさが設定された過電流プレア
ラーム動作電流の大きさを越えたことを判別し、この判
別結果をディスプレイ等に表示する。
【0040】一方、遮断器本体1の漏電電流の大きさが
設定された漏電警報動作電流の大きさを越えた場合に
は、遮断器本体1の漏電検出回路21からの出力信号を
受けてプレアラームユニット41の漏電警報出力回路3
3が、リレーコイル34aを通電してリレースイッチ3
4bをオンする。続いて、第2の伝送素子49が上記リ
レースイッチ34bからのオン信号を伝送信号に変換す
ると共に、変換した伝送信号を伝送線を通してマスタコ
ントローラへ送信する。
【0041】上記マスタコントローラは、上記伝送信号
をデコードし、リレースイッチ34bのオン状態を認識
(特定)する信号をホストコンピュータへ与える。そし
て、ホストコンピュータは、上記信号を受けて、遮断器
本体1の漏電電流の大きさが設定された漏電警報動作電
流の大きさを越えたことを判別し、この判別結果をディ
スプレイ等に表示する。
【0042】従って、作業者は、ホストコンピュータの
ディスプレイを見るだけで、遠隔地にいながら、主回路
電流及び漏電電流の各レベルが警報レベルに達したこと
を知ることができる。
【0043】このような構成の本実施例によれば、過電
流プレアラーム出力回路19及び漏電警報出力回路33
からの各警報信号即ちリレースイッチ30b及び34b
からの各スイッチ信号を伝送信号に変換すると共に、変
換した伝送信号を外部の監視装置のマスタコントローラ
へ送信する手段を、2個の伝送素子48、49により構
成し、更に、これら伝送素子48、49の形状が非常に
小形であることから、図1に示すように、上記伝送素子
48、49をプレアラームユニット41内に配設する構
成とした。このため、従来構成とは異なり、信号変換装
置を配設するスペースが不用になるから、配線用遮断器
を設置するためのスペースを小さく(この場合半減)す
ることが可能になる。
【0044】また、上記実施例では、伝送素子48、4
9をプレアラームユニット41内に配設するので、伝送
素子48、49とリレースイッチ30b、34bとの間
を接続する接続線の長さが短くなり、ノイズに対して強
い構造となる。ちなみに、従来構成では、信号変換装置
をプレアラームユニット4の外部に配設するので、信号
変換装置とリレースイッチ30b、34bとの間を接続
する接続線の長さが長くなり、それだけノイズの影響を
受け易くなる。
【0045】ところで、従来構成では、信号変換装置を
外部に配設し、該信号変換装置により2点情報をアクセ
スする構成であるから、1局2点制御となり、1局当り
のアクセス時間が長くなり、制御容量の1部点数を取扱
う場合の伝送効率が悪くなるという欠点がある。これに
対して、上記実施例では、伝送素子48、49がそれぞ
れ1局であるから、1局1点制御となり、制御点数の増
減にかかわらず、1局当りのアクセス時間が最小にな
り、伝送効率が向上する。
【0046】更に、上記実施例では、伝送信号及び制御
用電源を2本の伝送線を通して送信及び供給する構成で
あるので、従来構成(図9参照)に比べて、信号線及び
電源供給線の本数を1/3に減らすことができ、配線構
成を非常に簡単化できる。
【0047】尚、上記実施例では、監視装置のマスタコ
ントローラ(親局)に対して、2個の伝送素子48、4
9を接続する構成としたが、最大128個の伝送素子を
接続することが可能になっている。即ち、1個の配線用
遮断器に2個の伝送素子48、49が内蔵されているの
であるから、監視装置は最大64個の配線用遮断器の各
警報信号の状態を監視することができる構成となってい
る。更に、ホストコンピュータにマスタコントローラを
n個接続すれば、128×n個の伝送素子を接続するこ
とが可能になる。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、主回路電流用警報手段及び漏電電流用警報手段から
の各警報信号を伝送信号に変換すると共に変換した伝送
信号を外部の監視装置へ送信する信号変換素子を、プレ
アラームユニット内に配設する構成としたので、外部の
監視装置へ各種の警報信号を送信し得る構成でありなが
ら、配線用遮断器を設置するためのスペースを小さくす
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す配線用遮断器の斜視図
【図2】プレアラームユニットの斜視図
【図3】プレアラームユニットの正面図
【図4】プレアラームユニットの電気回路図
【図5】伝送素子の正面図
【図6】伝送素子の側面図
【図7】従来構成を示す図1相当図
【図8】遮断器本体の電気回路図
【図9】図4相当図
【符号の説明】
1は遮断器本体、2はハンドル、3は漏電検出感度切替
スイッチ、5a〜5cは主回路導体、6a〜6cは接
点、10a〜10cは変流器、17は過電流プレアラー
ム回路、20は零相変流器、21は漏電検出回路、26
a、26bは入力端子、27は過電流プレアラーム動作
電流切替スイッチ、29は過電流プレアラーム出力回路
(主回路電流用警報手段)、30aはリレーコイル、3
0bはリレースイッチ、31は過電流表示用発光ダイオ
ード、33は漏電警報出力回路(漏電電流用警報手
段)、34aはリレーコイル、34bはリレースイッ
チ、41はプレアラームユニット、47はプリント配線
基板、48、49は伝送素子(信号変換素子)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路電流の大きさが主回路電流用の設
    定値を越えたときに警報信号を出力する主回路電流用警
    報手段と、漏電電流の大きさが漏電電流用の設定値を越
    えたときに警報信号を出力する漏電電流用警報手段とを
    プレアラームユニット内に配設し、このプレアラームユ
    ニットを遮断器本体の側面部に一体的に設けて成る配線
    用遮断器において、 前記主回路電流用警報手段及び漏電電流用警報手段から
    の各警報信号を伝送信号に変換すると共に変換した伝送
    信号を外部の監視装置へ送信する信号変換素子を、前記
    プレアラームユニット内に配設したことを特徴とする配
    線用遮断器。
JP4242902A 1992-09-11 1992-09-11 配線用遮断器 Pending JPH0698453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009277454A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Nitto Electric Works Ltd ブレーカの自動投入装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009277454A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Nitto Electric Works Ltd ブレーカの自動投入装置

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