JPH069663Y2 - トランジューサーフィルター - Google Patents
トランジューサーフィルターInfo
- Publication number
- JPH069663Y2 JPH069663Y2 JP7244588U JP7244588U JPH069663Y2 JP H069663 Y2 JPH069663 Y2 JP H069663Y2 JP 7244588 U JP7244588 U JP 7244588U JP 7244588 U JP7244588 U JP 7244588U JP H069663 Y2 JPH069663 Y2 JP H069663Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- circulation circuit
- extracorporeal circulation
- pressure gauge
- pressure
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、人工透析、血漿交換、腹水処理等の際に使用
される体液の体外循環回路と圧力計(又は圧力調整器)
との接続部に装着してなるトランジュサーフィルターの
改良に関するもので、体外循環回路内からの圧力計への
異物(ガス、体液)等の侵入防止による圧力計の保護、
又は圧力計側のからの体外循環回路内への細菌汚染防止
に有用である。
される体液の体外循環回路と圧力計(又は圧力調整器)
との接続部に装着してなるトランジュサーフィルターの
改良に関するもので、体外循環回路内からの圧力計への
異物(ガス、体液)等の侵入防止による圧力計の保護、
又は圧力計側のからの体外循環回路内への細菌汚染防止
に有用である。
[従来技術及び従来技術の課題] 第2図は、現在使用されているトランジュサーフィルタ
ー21の概略図を示す。トランジュサーフィルター21
は、メンブランフィルター22と体外循環回路の接続部
23を有する支持部材24及び圧力計との接続部25を
有する支持部材26よりなり、前記メンブランフィルタ
ー22は、前記支持部材24、26により挟持(溶着又
は接着)されて固定されている。
ー21の概略図を示す。トランジュサーフィルター21
は、メンブランフィルター22と体外循環回路の接続部
23を有する支持部材24及び圧力計との接続部25を
有する支持部材26よりなり、前記メンブランフィルタ
ー22は、前記支持部材24、26により挟持(溶着又
は接着)されて固定されている。
また、第3図はその他のトランジュサーフィルター31
の概略図で、メンブランフィルター32と大径の接続部
33及び小径の接続部34からなり前記メンブランフィ
ルター32は大径接続部33の段部35に溶着又は接着
により固定されている。
の概略図で、メンブランフィルター32と大径の接続部
33及び小径の接続部34からなり前記メンブランフィ
ルター32は大径接続部33の段部35に溶着又は接着
により固定されている。
使用に際しては、一方の接続部23(33)を例えば、
体外循環回路の途中に設置されているドリップチャンバ
ーの圧力モニターラインに接続し、他方の接続部25
(34)を圧力計に接続して使用していた。
体外循環回路の途中に設置されているドリップチャンバ
ーの圧力モニターラインに接続し、他方の接続部25
(34)を圧力計に接続して使用していた。
しかしながらトランジュサーフイルター21(31)
は、 薄いメンブランフイルター22(32)を使用してい
るので、体外循環回路内に過剰の圧力が加わった場合に
破損しやすい。
は、 薄いメンブランフイルター22(32)を使用してい
るので、体外循環回路内に過剰の圧力が加わった場合に
破損しやすい。
構造上、支持部材24、26の単位容積当りのロ過面
積を大きくするために必然的にメンブランフイルター2
2及び支持部材24、26を大きくしなければならない
ので、コスト高になり、近年ウィルス等の感染をさける
ためにディスポザーブル製品が好まれている消費者の期
待にそえない。
積を大きくするために必然的にメンブランフイルター2
2及び支持部材24、26を大きくしなければならない
ので、コスト高になり、近年ウィルス等の感染をさける
ためにディスポザーブル製品が好まれている消費者の期
待にそえない。
他方、トランジュサーフイルター31は、トランジュサ
ーフイルター21と比較して低コストで生産できるがメ
ンブランフイルター32の有効ロ過面積が狭く圧力応答
性も良くない。
ーフイルター21と比較して低コストで生産できるがメ
ンブランフイルター32の有効ロ過面積が狭く圧力応答
性も良くない。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するため本考案者は、鋭意検討を重ね
た結果次の考案に到達した。
た結果次の考案に到達した。
疎水性半透膜からなるチューブ状フィルター2と一方の
端部に体外循環回路との接続部3を装着しかつ他方の端
部に圧力計との接続部材4を装着してなるハウジング5
から構成されるトラジュサーフイルター1であって、前
記フィルター2の一方の端部を密封し他方の端部を体外
循環回路の接続部3に装着してなるトランジュサーフイ
ルター1を提供するものである。
端部に体外循環回路との接続部3を装着しかつ他方の端
部に圧力計との接続部材4を装着してなるハウジング5
から構成されるトラジュサーフイルター1であって、前
記フィルター2の一方の端部を密封し他方の端部を体外
循環回路の接続部3に装着してなるトランジュサーフイ
ルター1を提供するものである。
[作用] 体外循環回路側の気体はフィルター2を経て圧力計側に
移行して、その気体圧力がそのまま体外循環回路内の圧
力として測定される。
移行して、その気体圧力がそのまま体外循環回路内の圧
力として測定される。
気体以外は、フィルター2を通過する事ができず体外循
環回路側から圧力計側に気体以外の体液及びその他の異
物は侵入できず圧力計を保護する事ができ、他方、圧力
計側から体外循環回路内へは細菌等は侵入できず体外循
環回路の衛生を維持する事ができる。
環回路側から圧力計側に気体以外の体液及びその他の異
物は侵入できず圧力計を保護する事ができ、他方、圧力
計側から体外循環回路内へは細菌等は侵入できず体外循
環回路の衛生を維持する事ができる。
フィルター2がチューブ状に形成されているのでハウジ
ング本体5内の単位容積当りの有効ロ過面積が大きく、
体外循環回路内の圧力を圧力計に正確に伝達する事がで
きる。
ング本体5内の単位容積当りの有効ロ過面積が大きく、
体外循環回路内の圧力を圧力計に正確に伝達する事がで
きる。
[実施例] 第1図は、本考案のトランジュサーフイルター1の概略
図を示す。本考案のトランジュサーフイルター1は、基
本的に空気等の気体は通すが、血液等の体液は、通さな
いポリプロピレン、ポリエチレン等の疎水性半透膜から
構成されるチューブ状フィルター2と一方の端部に体外
循環回路との接続部3を装着し、他方の端部に圧力計と
の接続部4を装着してなるハウジング本体5から構成さ
れる。チューブ状フィルター2は、中空糸膜状のもので
も良いしあるいは、2枚の可とう性シートを張り合せて
チューブ状に形成しても良い。
図を示す。本考案のトランジュサーフイルター1は、基
本的に空気等の気体は通すが、血液等の体液は、通さな
いポリプロピレン、ポリエチレン等の疎水性半透膜から
構成されるチューブ状フィルター2と一方の端部に体外
循環回路との接続部3を装着し、他方の端部に圧力計と
の接続部4を装着してなるハウジング本体5から構成さ
れる。チューブ状フィルター2は、中空糸膜状のもので
も良いしあるいは、2枚の可とう性シートを張り合せて
チューブ状に形成しても良い。
フィルター2は、一方の端部は高周波又は熱溶着により
密封され(6は溶着部)、他方の端部は、接続部3に形
成された装着溝7に装着固定され、フィルター2の内部
空間8は、体外循環回路側の空間と連通している。
密封され(6は溶着部)、他方の端部は、接続部3に形
成された装着溝7に装着固定され、フィルター2の内部
空間8は、体外循環回路側の空間と連通している。
該チューブ状のフィルター2の本考案に適した好ましい
実施例は、素材が疎水性のポリプロピレンからなり孔径
サイズが約0.5μ、内径300μ、外径600μ、長
さ約50mmからなる中空糸膜である。
実施例は、素材が疎水性のポリプロピレンからなり孔径
サイズが約0.5μ、内径300μ、外径600μ、長
さ約50mmからなる中空糸膜である。
また2枚の可とう性シートを張り合せチューブ状に形成
したフィルターの場合も前述の中空糸膜と同一の孔径サ
イズ、内径、外径、長さに形成するのが好ましい。
したフィルターの場合も前述の中空糸膜と同一の孔径サ
イズ、内径、外径、長さに形成するのが好ましい。
尚、前記接続部3、4及びハウジング本体5は例えば、
硬質ポリ塩化ビニル等の硬質合成樹脂より形成される。
硬質ポリ塩化ビニル等の硬質合成樹脂より形成される。
次の本考案の組み立て方法及び使用方法を簡単に説明す
る。
る。
長さ、50mm程度に切断した中空糸膜状フィルター2の
一端部を高周波又は熱溶着により密封して、他方の端部
を接続部3の装着溝7に固定して、該接続部3及び圧力
計との接続部4をハウジング本体5の両端部に装着する
ものである。
一端部を高周波又は熱溶着により密封して、他方の端部
を接続部3の装着溝7に固定して、該接続部3及び圧力
計との接続部4をハウジング本体5の両端部に装着する
ものである。
使用に際しては、接続部3を体外循環回路の途中に装着
したドリップチャンバーの圧力モニターラインに装着
し、他方の接続部3を圧力計(又は圧力調整器)に接続
して、体外循環回路内の圧力をトランジューサーフィル
ター1を介して圧力計に伝達するものである。
したドリップチャンバーの圧力モニターラインに装着
し、他方の接続部3を圧力計(又は圧力調整器)に接続
して、体外循環回路内の圧力をトランジューサーフィル
ター1を介して圧力計に伝達するものである。
体外循環回路側からの気体は、フィルター2を通って圧
力計側に移行するが、体外循環回路内の圧力の急上昇に
より、体液及びその他の異物(血液等の凝集塊、体外循
環回路内の微小ゴミ)がフィルター2を通って圧力計内
部に侵入するおそれがなく圧力計を保護する事ができ
る。
力計側に移行するが、体外循環回路内の圧力の急上昇に
より、体液及びその他の異物(血液等の凝集塊、体外循
環回路内の微小ゴミ)がフィルター2を通って圧力計内
部に侵入するおそれがなく圧力計を保護する事ができ
る。
また、フィルター2の存在により圧力計側から体外循環
回路内に細菌等が侵入するおそれがない。
回路内に細菌等が侵入するおそれがない。
さらに、フィルター2自体はチューブ状に形成されてい
るので、ハウジング本体5内の単位容積当りに占めるロ
過面積が大きいので、気体のロ過効率が良く(フィルタ
ー2自体にかかる負荷も少なくフィルター2が破損する
危険は少ない)体外循環回路内の圧力を、圧力損失なく
正確に圧力計(又は圧力調整器)に伝達することができ
る。
るので、ハウジング本体5内の単位容積当りに占めるロ
過面積が大きいので、気体のロ過効率が良く(フィルタ
ー2自体にかかる負荷も少なくフィルター2が破損する
危険は少ない)体外循環回路内の圧力を、圧力損失なく
正確に圧力計(又は圧力調整器)に伝達することができ
る。
このようにハウジング本体5内に占めるロ過面積を大き
くすることができるので、ハウジング本体5をコンパク
ト化することができる。
くすることができるので、ハウジング本体5をコンパク
ト化することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案では、ハウジング本体5内の
単位面積当りのフィルター2の有効面積を大きくとるこ
とができるので 気体のロ過効率が良く圧力計へ正確な圧力を伝達する
事ができさらにフィルター2自体にかかる負荷も少ない
ので体外循環回路内の急激な圧力変動が生じてもフィル
ター2が破れる心配はない。
単位面積当りのフィルター2の有効面積を大きくとるこ
とができるので 気体のロ過効率が良く圧力計へ正確な圧力を伝達する
事ができさらにフィルター2自体にかかる負荷も少ない
ので体外循環回路内の急激な圧力変動が生じてもフィル
ター2が破れる心配はない。
フィルター2自体が体外循環回路から液体及びその他
の異物が圧力計内に侵入するのを防いで圧力計を保護す
ることができかつ圧力計側から体外循環回路内に細菌等
が侵入するのを防いで体外循環回路の衛生を維持する事
ができる。
の異物が圧力計内に侵入するのを防いで圧力計を保護す
ることができかつ圧力計側から体外循環回路内に細菌等
が侵入するのを防いで体外循環回路の衛生を維持する事
ができる。
フィルター2自体がチューブ状に形成されているので
ハウジング本体5内での単位容積当りのロ過面積を大き
くする事ができるのでハウジング5本体及びフィルター
2自体の大きさをコンパクト化する事ができるので低コ
スト化を実現できる。
ハウジング本体5内での単位容積当りのロ過面積を大き
くする事ができるのでハウジング5本体及びフィルター
2自体の大きさをコンパクト化する事ができるので低コ
スト化を実現できる。
等の優れた効果を有する考案である。
第1図は本考案のトランジュサーフイルターを示す概略
図、第2図及び第3図は、従来のトランジュサーフイル
ターを示す概略図である。 図中、1はトランジュサーフイルター、2はチューブ状
フィルター、3は体外循環回路との接続部、4は圧力計
との接続部、5はハウジング本体、6は溶着部、7は装
着部を示す。
図、第2図及び第3図は、従来のトランジュサーフイル
ターを示す概略図である。 図中、1はトランジュサーフイルター、2はチューブ状
フィルター、3は体外循環回路との接続部、4は圧力計
との接続部、5はハウジング本体、6は溶着部、7は装
着部を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】疎水性半透膜チューブ状フィルターと一方
の端部に体外循環回路との接続部を装着しかつ他方の端
部に圧力計との接続部材を装着してなるハウジングから
構成されるトランジュサーフィルターであって、前記フ
ィルターの一方の端部を密封し他方の端部を体外循環回
路の接続部に装着した事を特徴とするトランジュサーフ
ィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7244588U JPH069663Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トランジューサーフィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7244588U JPH069663Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トランジューサーフィルター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176443U JPH01176443U (ja) | 1989-12-15 |
JPH069663Y2 true JPH069663Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31297613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7244588U Expired - Lifetime JPH069663Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | トランジューサーフィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069663Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4496232B2 (ja) * | 2007-03-19 | 2010-07-07 | 川澄化学工業株式会社 | トランスデューサーフィルター |
WO2009031171A1 (en) * | 2007-09-05 | 2009-03-12 | Gvs S.P.A. | Improved protection filter for hemodialysis lines |
JP6387253B2 (ja) * | 2013-07-05 | 2018-09-05 | 日機装株式会社 | 接続具及びその接続具が取り付けられた血液浄化装置 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP7244588U patent/JPH069663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176443U (ja) | 1989-12-15 |
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