JPH0696633A - 劣化表示機能付きノンセラミック碍子 - Google Patents
劣化表示機能付きノンセラミック碍子Info
- Publication number
- JPH0696633A JPH0696633A JP24488892A JP24488892A JPH0696633A JP H0696633 A JPH0696633 A JP H0696633A JP 24488892 A JP24488892 A JP 24488892A JP 24488892 A JP24488892 A JP 24488892A JP H0696633 A JPH0696633 A JP H0696633A
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- JP
- Japan
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- layer
- core
- ceramic insulator
- insulator
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外被層の浸食の有無を容易かつ正確に目視点
検する。 【構成】 強化プラスチック製のコア1の外周にゴム製
の外被層2を形成したノンセラミック碍子において、コ
ア1と外被層2との間に、外被層2と色の異なる赤色の
ゴム製の表示層4を設ける。碍子の長期間の使用に伴
い、外被層2が浸食されると、その外被層2とは色の異
なる表示層4が外部に露出して、碍子の劣化状態が明確
に表示される。
検する。 【構成】 強化プラスチック製のコア1の外周にゴム製
の外被層2を形成したノンセラミック碍子において、コ
ア1と外被層2との間に、外被層2と色の異なる赤色の
ゴム製の表示層4を設ける。碍子の長期間の使用に伴
い、外被層2が浸食されると、その外被層2とは色の異
なる表示層4が外部に露出して、碍子の劣化状態が明確
に表示される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電線の支持等に使
用されるノンセラミック碍子に係り、特に劣化表示を行
うようにした劣化表示機能付きノンセラミック碍子に関
するものである。
用されるノンセラミック碍子に係り、特に劣化表示を行
うようにした劣化表示機能付きノンセラミック碍子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のノンセラミック碍子にお
いては、強化プラスチックよりなるコアの外周に、ゴム
製の外被層がモールド形成され、その外被層の外周に複
数の絶縁笠が設けられている。
いては、強化プラスチックよりなるコアの外周に、ゴム
製の外被層がモールド形成され、その外被層の外周に複
数の絶縁笠が設けられている。
【0003】この種のノンセラミック碍子では、長期間
の使用に伴い、外被層が浸食されてコアが外部に露出す
ると、最悪の場合にはその露出部分からコアが破損し
て、離断事故に至るおそれがあった。そのため、従来で
は双眼鏡等を使用して、外被層の浸食の有無を地上から
定期的に目視点検していた。
の使用に伴い、外被層が浸食されてコアが外部に露出す
ると、最悪の場合にはその露出部分からコアが破損し
て、離断事故に至るおそれがあった。そのため、従来で
は双眼鏡等を使用して、外被層の浸食の有無を地上から
定期的に目視点検していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のノン
セラミック碍子においては、コアと外被層とが共に灰色
等の同系色で形成されていたので、外被層の浸食の有無
を目視点検するのが非常に困難であるという問題があっ
た。
セラミック碍子においては、コアと外被層とが共に灰色
等の同系色で形成されていたので、外被層の浸食の有無
を目視点検するのが非常に困難であるという問題があっ
た。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、外被層の浸食の有無を容易かつ正確に
目視点検することができる劣化表示機能付きノンセラミ
ック碍子を提供することにある。
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、外被層の浸食の有無を容易かつ正確に
目視点検することができる劣化表示機能付きノンセラミ
ック碍子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、強化プラスチック製のコアの外周
にゴム製の外被層を形成してなるノンセラミック碍子に
おいて、前記コアと外被層との間に、外被層と色の異な
る表示層を設けたものである。
めに、この発明では、強化プラスチック製のコアの外周
にゴム製の外被層を形成してなるノンセラミック碍子に
おいて、前記コアと外被層との間に、外被層と色の異な
る表示層を設けたものである。
【0007】
【作用】この発明の劣化表示機能付きノンセラミック碍
子において、長期間の使用に伴い、外被層が浸食される
と、その外被層とは色の異なる表示層が外部に露出し
て、碍子の劣化状態が明確に表示される。このため、双
眼鏡等を使用して、外被層の浸食の有無を地上から容易
かつ正確に目視点検することができる。
子において、長期間の使用に伴い、外被層が浸食される
と、その外被層とは色の異なる表示層が外部に露出し
て、碍子の劣化状態が明確に表示される。このため、双
眼鏡等を使用して、外被層の浸食の有無を地上から容易
かつ正確に目視点検することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した劣化表示機能付
きノンセラミック碍子の実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
きノンセラミック碍子の実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】まず、図1に示す第1実施例について述べ
ると、コア1はガラス繊維強化プラスチック(FRP)
により円柱状に形成されている。外被層2はEPゴムや
シリコーンゴム等によりコア1の外周にモールド形成さ
れ、その外周には複数の絶縁笠3が設けられている。表
示層4はコア1と外被層2との間に所定の肉厚で設けら
れ、外被層2と色の異なる例えば赤色のEPゴムやシリ
コーンゴム等により形成されている。なお、コア1と外
被層2の色調は灰色、茶色又は黒色である。
ると、コア1はガラス繊維強化プラスチック(FRP)
により円柱状に形成されている。外被層2はEPゴムや
シリコーンゴム等によりコア1の外周にモールド形成さ
れ、その外周には複数の絶縁笠3が設けられている。表
示層4はコア1と外被層2との間に所定の肉厚で設けら
れ、外被層2と色の異なる例えば赤色のEPゴムやシリ
コーンゴム等により形成されている。なお、コア1と外
被層2の色調は灰色、茶色又は黒色である。
【0010】この表示層4は、通常の灰色の着色剤を配
合した外被層2とは色の異なる赤色の原料ゴムから形成
される。そして、まず未加硫状態の表示層4を形成する
原料ゴム層がコア1の外周に嵌挿配置され、この状態で
成形用型が型締めされる。次いで、外被層2を形成する
未加硫ゴムが注入され、加熱加硫されることにより、コ
ア1の外周に表示層4、さらにその外周に外被層2が一
体的に接合形成される。
合した外被層2とは色の異なる赤色の原料ゴムから形成
される。そして、まず未加硫状態の表示層4を形成する
原料ゴム層がコア1の外周に嵌挿配置され、この状態で
成形用型が型締めされる。次いで、外被層2を形成する
未加硫ゴムが注入され、加熱加硫されることにより、コ
ア1の外周に表示層4、さらにその外周に外被層2が一
体的に接合形成される。
【0011】さて、このノンセラミック碍子が装柱状態
で長期間使用されて、外被層2がエロージョン等により
浸食されると、その外被層2とは色の異なる赤色の表示
層4が外部に露出し、碍子の劣化状態が明確に表示され
る。このため、双眼鏡等を使用して、外被層2の浸食の
有無を地上から容易かつ正確に目視点検することができ
る。従って、コア1が露出部分から破損して、離断事故
に至るおそれを未然に防止することができる。
で長期間使用されて、外被層2がエロージョン等により
浸食されると、その外被層2とは色の異なる赤色の表示
層4が外部に露出し、碍子の劣化状態が明確に表示され
る。このため、双眼鏡等を使用して、外被層2の浸食の
有無を地上から容易かつ正確に目視点検することができ
る。従って、コア1が露出部分から破損して、離断事故
に至るおそれを未然に防止することができる。
【0012】
【別の実施例】次に、この発明の別の実施例を図2に従
って説明する。図2に示す第2実施例では、外被層2が
浸食しやすい碍子の両端付近においてのみ、コア1と外
被層2との間に一対のリング状の表示層4が設けられて
いる。従って、この第2実施例においても、長期間の使
用に伴い、外被層2が両端部付近から浸食すると、その
外被層2とは色の異なる表示層4が外部に露出されて、
碍子の劣化状態が明確に表示される。このため、外被層
2の浸食の有無を容易かつ正確に目視点検することがで
きる。
って説明する。図2に示す第2実施例では、外被層2が
浸食しやすい碍子の両端付近においてのみ、コア1と外
被層2との間に一対のリング状の表示層4が設けられて
いる。従って、この第2実施例においても、長期間の使
用に伴い、外被層2が両端部付近から浸食すると、その
外被層2とは色の異なる表示層4が外部に露出されて、
碍子の劣化状態が明確に表示される。このため、外被層
2の浸食の有無を容易かつ正確に目視点検することがで
きる。
【0013】なお、この発明は前記各実施例の構成に限
定されるものではなく、例えば以下のようにこの発明の
趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変更し
て具体化してもよい。 (イ)前記第1及び第2実施例において、表示層4の原
料ゴム中に紫外線で発光する発光剤を混入しておき、夜
間に碍子へ紫外線ライトを照射して、発光の有無により
碍子の劣化を検出できるように構成すること。 (ロ)表示層4としてゴム以外の材料で構成すること。 (ハ)表示層4の色調を青色、オレンジ色等に形成した
り、外被層2の色調を表示層4とは異なる色調とするこ
と。
定されるものではなく、例えば以下のようにこの発明の
趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変更し
て具体化してもよい。 (イ)前記第1及び第2実施例において、表示層4の原
料ゴム中に紫外線で発光する発光剤を混入しておき、夜
間に碍子へ紫外線ライトを照射して、発光の有無により
碍子の劣化を検出できるように構成すること。 (ロ)表示層4としてゴム以外の材料で構成すること。 (ハ)表示層4の色調を青色、オレンジ色等に形成した
り、外被層2の色調を表示層4とは異なる色調とするこ
と。
【0014】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、外被層の浸食の有無を容易かつ正確に目
視点検することができるという優れた効果を奏する。
れているため、外被層の浸食の有無を容易かつ正確に目
視点検することができるという優れた効果を奏する。
【図1】この発明を具体化した劣化表示機能付きノンセ
ラミック碍子の第1実施例を示す断面図である。
ラミック碍子の第1実施例を示す断面図である。
【図2】この発明の劣化表示機能付きノンセラミック碍
子の第2実施例を示す断面図である。
子の第2実施例を示す断面図である。
1…コア、2…外被層、4…表示層。
Claims (1)
- 【請求項1】 強化プラスチック製のコアの外周にゴム
製の外被層を形成してなるノンセラミック碍子におい
て、 前記コアと外被層との間に、外被層と色の異なる表示層
を設けたことを特徴とする劣化表示機能付きノンセラミ
ック碍子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24488892A JPH0696633A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 劣化表示機能付きノンセラミック碍子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24488892A JPH0696633A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 劣化表示機能付きノンセラミック碍子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0696633A true JPH0696633A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17125480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24488892A Pending JPH0696633A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 劣化表示機能付きノンセラミック碍子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230878A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Viscas Corp | 蓄光型碍子並びに蓄光型端末 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP24488892A patent/JPH0696633A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230878A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Viscas Corp | 蓄光型碍子並びに蓄光型端末 |
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