JPH0695991B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0695991B2
JPH0695991B2 JP1013940A JP1394089A JPH0695991B2 JP H0695991 B2 JPH0695991 B2 JP H0695991B2 JP 1013940 A JP1013940 A JP 1013940A JP 1394089 A JP1394089 A JP 1394089A JP H0695991 B2 JPH0695991 B2 JP H0695991B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床面などの被掃除面を走行しながら被掃除面
の掃除を行う電気掃除機及びその製造方法並びに該電気
掃除機に用いる載置台及びバンパーに関する。
〔従来の技術〕
従来の電気掃除機においては、実公昭43-29421号公報に
示すように、掃除機本体の外底に、キヤスターを下面に
取り付けた載置台を回転自在に取り付けている。このキ
ヤスター付きの載置台の外周縁は、幅がきわめて小さい
上に、掃除機本体の下方に位置し、かつ、掃除機本体の
最外周より内方に位置している。しかも、電動送風機
は、掃除機本体内の上部に位置している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の電気掃除機では、掃除中、家具の角やテーブ
ルの足などの障害物に掃除機本体が引つ掛かると、その
引つ掛かりを回避することができず、走行性がきわめて
悪く、しかも、無理に吸込ホースを引つ張ると、掃除機
本体がひつくり返つたり、家具などの障害物が損傷した
りするなど欠点を有している。
本発明の第1の目的は、家具などの障害物を円滑に回避
しながら被掃除面を移動することができる走行性のすぐ
れた電気掃除機を提供するにある。
本発明の第2の目的は、家具などの障害物を円滑に回避
できるとともに、掃除機本体を円滑に小回りさせること
のできる電気掃除機を提供するにある。
本発明の第3の目的は、走行中、ひつくり返ることな
く、かつ、家具などの障害物を回避できる電気掃除機を
提供するにある。
本発明の第4の目的は、掃除機本体への電源コードのか
らみ付きを防止し、かつ、家具などの障害物を回避でき
る電気掃除機を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するために、電動送風機お
よび集塵室内のフイルターを内蔵する掃除機本体と、こ
の掃除機本体を載置する載置台と、この載置台を支持す
るように下側に位置し、かつ被掃除面を転動するように
設けられている複数のキヤスターと、前記掃除機本体に
取り付けられている吸い込みホースとを備え、前記掃除
機本体と前記載置台を回動自在に結合し、回動自在なる
結合の回動軸線が掃除機本体および載置台のほぼ中心を
通じ、かつ被掃除面とほぼ直交するように配置され、前
記キヤスターを前記載置台に回動自在に支持し、回動自
在なる支持の回動支持軸線が被掃除面とほぼ直交するよ
うに配置されている電気掃除機において、前記載置台に
前記キヤスターを支持する支持部を前記掃除機本体の外
周縁よりも外方に配置し、前記載置台の中央に有底筒状
部を設け、この有底筒状部に前記掃除機本体の底部を回
動自在に挿入したことを特徴とするものである。
〔作用〕
掃除中、吸い込みホースを引っ張ると、掃除機本体は、
載置台に設けたキヤスターによって、掃除面上を引っ張
られた方向に走行する。その走行により、家具の角やテ
ーブルの足などの障害物に載置台が衝突する。このと
き、吸い込みホースを引っ張ると、載置台が回転しなが
ら移動して、掃除機本体が障害物から離れる方向に移動
し、掃除機本体が障害物に引っ掛かったままになること
なく、軽い力で吸い込みホースにより引っ張った方向
に、掃除機本体及び載置台が被掃除面上を走行する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
図面において、電気掃除機の掃除機本体1内には電動送
風機2と、電源コード3を巻装したコードリール4とを
設け、かつ、前記電動送風機2の上流側に、紙袋製の使
い捨てのフイルター5(以下、紙袋フイルター5とい
う)が収納する集塵部6を形成する。集塵部6の引出開
口6aには、合成樹脂製の蓋体7を開閉自在に設ける。
掃除機本体1は、合成樹脂製で、かつ、ほぼ半球状(曲
率半径150mm程度)の上ケース1aと、合成樹脂製で、か
つ有底筒状の下ケース1bとからなる。掃除機本体1は、
合成樹脂製で、かつ、有底筒状の載置台8上に載置す
る。掃除機本体1と載置台8とを相対的に回転可能に結
合する。載置台8は、その側壁から外方に突出する4個
の脚部9を有している。4個の脚部9は、載置台8を上
方から見て、ほぼ90度間隔に配設する。載置台8の筒状
部8aには、下ケース1bが嵌合する。下ケース1bの外側壁
部分の形状及び筒状部8aの内側壁部分の形状は、いずれ
もほぼ真円である。脚部9には、載置台8の移動手段で
あるキヤスター10を取り付ける。キヤスター10は、脚部
9の下面に回転自在に取り付けた取付フレーム10aと、
この取付フレーム10aに回転自在に設けた小車輪10bとか
らなる。取付フレーム10aは、垂直方向に延びる回転軸
を中心に回転する。小車輪10bは、水平方向に延びる回
転軸を中心に回転する。脚部9の上面は、曲面状(曲率
半径64mm程度)になつており、かつ、載置台8の外壁と
滑らかな曲面で連なる。取付フレーム10aは、その下面
をおおうほぼわん状(曲率半径45mm程度)のそり部とす
る。取付フレーム10aの回転軸は、載置台8の側壁より
外方に位置している。
載置台8上の中央部分には、中空状の中央軸11を一体に
形成する。下ケース1bの外底の中央部分には、掃除機本
体1の回転手段となるもの、すなわち、中央軸11内に回
転自在に嵌合する嵌合軸1cを一体に形成する。下ケース
1bと載置台8との間には、ケース1bの回動を助勢する回
転可能な3個の断面円形状部材13がある。断面円形状部
材13は、合成樹脂製の小車輪からなり、下ケース1bの外
底の凹部1dに着脱自在に取り付ける。断面円形状部材13
の外周には、回転音を吸収する弾性材13aを取り付け
る。断面円形状部材13の最下部は、嵌合軸1cの下面より
も外方に位置している。載置台8上には、一本のねじか
らなる締結具14と一個の、合成樹脂製の抜け止めカバー
15とによつて、掃除機本体1の下ケース1bを回転自在に
一体化する。載置台8の外底の、中央軸11に対向する部
分には、抜け止めカバー15が嵌り込む小凹部8bを形成す
る。小凹部8b内に露出させた嵌合軸1cに抜け止めカバー
15を、一本のねじからなる締結具14によつて固定するこ
とにより、下ケース1bを回転させると、小凹部8b内で抜
け止めカバー15が回転する。抜け止めカバー15は、その
外面を載置台8の外底面から外方に突出しないようにし
ている。
上ケース1aと下ケース1bとは、複数個のねじ1bによつて
固定する。上ケース1aの、少なくとも下端外壁部は、下
ケース1bの内壁部より外方に位置する大きさに設定す
る。下ケース1bの外側壁は、ゴム製のバンパー17でおお
う。バンパー17は、その両端部17bを下ケース1bに設け
た断面T字状のリブ18と下ケース1bとの間に挿入するこ
とによつて、取り付ける。バンパー17と下ケース1b側と
の間には、最大2mm幅の空気層を形成する。バンパー17
は、厚さ3mmのゴム材からなり、下ケース1bに取り付け
た状態の上下幅を約56mmとする。バンパー17には、脚部
9の上面全体をおおうおわん状の弾性カバー17aを4個
一体に形成する。下ケース1bの側壁に取り付けたバンパ
ーの外周は、上ケース1aの外周壁よりも外方に位置して
いる。
電動送風機2は、防振ゴム19,20を用いて、掃除機本体
1の内底に防振支持する。電動送風機2の電動機部外周
には、ウレタンホーム等からなる筒状の防音材21を設け
る。電動送風機2と防音材21の外周は、耐熱合成樹脂製
の遮音ケース22でおおう。下ケース1bの底部には、電動
送風機2の排気流を載置台8に向けて流す排気口23を形
成する。遮音ケース22は、上ケース1aの内壁に複数個の
ねじ22aによつて固定するとともに、上ケース1aと下ケ
ース1bを一体にしたとき、遮音ケース22の下面が下ケー
ス1bに当接して、電動送風機2と排気口23との間の排気
ダクト機能を果す。遮音ケース22の上面には、掃除機小
物部品収納室側壁22bを一体に形成する。この側壁22bと
上ケース1aとの間で、掃除機小物部品24を収納する収納
室25を形成する。上ケース1aの後面には、収納室25に通
ずる開口25aを設ける。この開口25aには、合成樹脂製の
収納室用蓋体26を開閉自在に設ける。
上ケース1aの上部には、合成樹脂製の把手27とインジケ
ータ28を設ける。インジケータ28は、合成樹脂製のイン
ジケータ押え29によつて、上ケース1aの上部の凹部に取
り付ける。インジケータ押え29には、把手27の軸受部
と、引出開口6aをおおう蓋体7の軸受部とを形成する。
上ケース1aには、把手27を収納する凹部27bを形成す
る。把手27は、インジケータ押え29と上ケース1aとの間
に回動自在に軸支し、掃除機本体1を持ち上げる必要の
ないときには、凹部27b内に収納し、かつ、掃除機本体
1を持ち上げるときは凹部27bから取り出す。収納室用
蓋体26には、凹部27bに連なるつまみ用凹部26bを形成す
る。つまみ用凹部26bは、把手27のつまみ凹部を兼ねて
いる。把手27の上面には、握りやすさを促進する膨出部
27aを形成する。インジケータ28,把手27,収納室蓋体2b
及び蓋体7は、それらの上面形状は、上ケース1aの半球
形状を壊さない曲面状としている。
引出開口6aをおおう蓋体7は、インジケータ押え29の軸
受部と上ケース1aとの間に軸支することによつて、上方
に開放する。蓋体7には、可撓性の吸込ホース30を接続
する吸込口31を形成する。吸込口31には、曲り管状の接
続体32を用いて、吸込ホース30を着脱自在に取り付け
る。接続体32の入口側は、下方に向けて開口し、その下
方に向ける角度θを約9度とする。吸込ホース30には、
曲り管33,延長管34及び吸口35を接続する。
蓋体7には、その裏面に、吸込口用シヤツタ36,ホース
取付口37,電気接続具38,逆止弁39及び紙袋フイルター5
の口板5a用のパツキン40を、裏板41を利用して装着す
る。蓋体7用のクランプ42は、引出開口6aの下端部に設
ける。蓋体7の下端には、クランプ42が係着する係着爪
7aを形成する。蓋体7の上端には、回転軸43と蓋ばね44
を設ける。インジケータ押え29と上ケース1aとの間に回
転軸43を軸支することにより、蓋体7を開閉自在に、上
ケース1aに取り付ける。
蓋体7は、裏板41がほぼ垂直状態となるまで開くことが
でき、この状態を蓋ばね44によつて維持することができ
る。集塵部6内には、合成樹脂製のインナーケース45を
設ける。インナーケース45は、引出開口6aから電動送風
機2への、吸込気流ダクトの役目を果す。インナーケー
ス45内には、引出開口6aから出し入れすることのできる
大きさで、かつ、不織布製のアフターフイルター46を設
ける。アフターフイルター46の入口には、紙袋フイルタ
ー5の口板5aを保持する回動可能な保持体47を設ける。
アフターフイルター46は、紙袋フイルター5を使用しな
いとき、それ自体で細塵及び粗塵を捕捉でき、かつ保形
性を有する製造になつている。アフターフイルター46の
入口開口縁には、気密パツキン48を取り付ける。気密パ
ツキン48は、蓋体7を閉じたとき、その蓋体7とインナ
ーケース45の入口開口縁45aに圧接し、吸込気流がイン
ナーケース45外に漏れるのを防止する。インナーケース
45の出口側45bは、防振ゴム19に圧接することにより、
その出口側45bから吸込気流がインナーケース45外に漏
れるのを防止する。
インナーケース45の外壁と下ケース1bの内底との間の空
間を利用して、電動送風機2を制御するための電気部品
等を取り付けた電気制御基板49を設ける。電気制御基板
49は、インナーケース45の外壁に固定する。電気制御基
板49には、交流位相制御用FLS素子50と、この素子50用
の金属製冷却フイン51とを取り付ける。金属製冷却フイ
ン51は、その先端部から、インナーケース45内を流れる
吸込気流によつて熱がうばわれる。インナケース45の上
部には、金属製冷却フイン51の先端部分に対向して複数
個の小穴45bを設ける。金属製冷却フイン51の外周に
は、インナーケース45から吸込気流が漏れるのを防止す
る気密パツキン52を設ける。(第8図を参照) コードリール4は、下ケース1bの内底に近接させ、か
つ、電動送風機2の横方向に位置している。上ケース1a
の下端部分には、電源コード3が出入するための電源コ
ード出入口体53を設ける。コードリール4の近傍には、
電源コード3の引き出しを規制する引出ストツパーレバ
ー54と、この引出ストツパーレバー54を操作するコード
リールボタン55とを設ける。コードリールボタン55は、
上ケース1aの外壁に設けた凹部56内に露出している。コ
ードリール4には、電源コード3と電気制御基板49との
電気的接続を行うためのコネクター57を設ける。
インジケータ28は、一端を外気に連通し、かつ、他端を
インナーケース45内に連通することにより、インナーケ
ース45内の負圧によつて、指針(図示せず)を動かす構
成になつている。排気口23の口縁部には複数個のリブ58
を形成する。排気口23は、50メツシ程度の金属製ネツト
59でおおわれる。ネツト59の上には、不織布等からなる
微細塵捕捉用フイルター60を設ける。
排気口から載置台8に向けて流れた排気流が、掃除機本
体1の側壁のほぼ全周から外部に排出するように、載置
台8と下ケース1bとの間に排気通路61を形成する。下ケ
ース1bの各底面と載置台8上との間は、断面円形状部材
13によつて、排気通路61が維持される。下ケース1bの外
側面と載置台8との間は、下ケース1bの外径を、載置台
8の筒状部の内径よりも小さくすることによつて、排気
通路61を形成する。排気通路61を通つて、載置台8の上
端開口縁に到達した排気流は、上ケース1aの下端と載置
台8の上端との間に形成される隙間Gを通つて外部に排
出する。
この際、排気流が、床等の被掃除面側に向つて流れるよ
うに、下ケース1bの上端とラツプするフランジ部62を、
上ケース1aの下端に形成する。フランジ部62は、載置台
8の上端開口縁より外方に位置しているが、バンパー17
の外周よりも内方に位置している。
載置台8には、キヤスター10が脚部9の下面で回転した
いとき、載置台8にキヤスター10が衝突しないように、
載置台8の外壁をへこませて内壁に膨出部8cを4個形成
する。下ケース1bの下端全周には、膨出部8cによつて下
ケース1bの回転が阻止されないように、凹部63を形成す
る。下ケース1bの外底面には、突起体64を一体に形成す
る。載置台8の上面には、下ケース1bの回転角度を規制
する部材となるストツパー片65を一体に形成する。
突起体64とストツパー片65は、下ケース1bが約350度回
転したときに、突起体64が載置台8のストツパ片65に衝
突するような位置関係になつている。
掃除機本体1に吸込ホース30を取り付けてその吸込ホー
ス30を、掃除機本体1の左右いずれの周方向に沿つて引
つ張つても、載置台8上で、吸込ホース30が引つ張られ
た方向に掃除機本体1が円滑に回転するように、断面円
形状部材13と載置台8及び嵌合軸1cと中央軸11が接触し
ている。
以上の構成において、掃除作業を開始する場合、掃除機
本体1の吸込口31へ吸込ホース30、延長管34、吸口35を
接続し、電源コード出入口体53から電源コード3を引き
出し、部屋の壁に設けたコンセント(図示せず)に電源
コード3を接続する。
次に、吸込ホース30に接続されている曲り管33に設けた
運転スイツチ33aを「入」にすると、吸口31から塵埃を
多量に含んだ空気が、延長管34、吸込ホース30を通り、
掃除機本体1の集塵部6内に入り、その集塵部6に設置
されている紙袋フイルター5によって、塵埃が濾過さ
れ、清浄な空気のみが電動送風機2を通り、排気口23,
排気通路61を経由し、載置台8と上ケース1との間の隙
間Gを通って、掃除機本体1の外部に分散排出する。
吸込ホース30を引つ張つて掃除機本体1を走行させた場
合、被掃除面に家具などの障害物があると、その障害物
にバンパー17及び弾性カバー17aが当つて障害物の傷付
きを防止する。特に、本実施例では、バンパー17と載置
台8との間に空気層を形成して、その空気層で強い衝撃
力を吸収できるので、障害物の傷付きを確実に防止す
る。
バンパー17及び弾性カバー17aが、第5図に示すよう
に、障害物Aに引つ掛かつた状態で、吸込ホース30を矢
印P方向に引つ張ると、載置台8が第5図から第6図の
ように回転(矢印Q方向)して、障害物から載置台8が
離れるので、家具等の障害物の多い部屋でも、掃除機本
体1が自由に走行する。
さらに、載置台8上での、掃除機本体1の回転角度は、
突起体64とストツパー片65によつて規制される。その規
制により、電源コード3を載置台8に幾重にも巻き付け
ることなく、掃除機本体1が被掃除面を走行する。
さらに、毛の長いじゆうたんを掃除する際に、そのじゆ
うたん上で載置台8が固定状態になつた場合において
も、吸込ホース30を左右に引つ張れば、掃除機本体1が
載置台8で回転し、掃除機本体1の方向転換が簡単に行
われる。しかも、吸込ホース30と掃除機本体1の回転半
径は、きわめて小さく、掃除作業が効率よく行われる。
さらに、重量のある電動送風機2及びコードリール4を
内底に近接させてなる掃除機本体1の下部を、載置台8
の筒状部8aに嵌合させることによつて、掃除機全体の重
心を被掃除面に近づけ、しかも、載置台8の側壁から脚
部9を外方に突出させ、その脚部9にキヤスター10を取
り付けているので、掃除機本体1を、ひつくり返すこと
なく、吸込ホースの引つ張る方向に追従して円滑に走行
する。
さらに、長時間使用により、たとえば、小車輪などの断
面円形状部材13が破損して、新しい断面円形状部材に交
換したい場合は、掃除機本体1をひつくり返して、締結
具14をはずすことにより、掃除機本体1から載置台8を
分離する。載置台8が分離すると、掃除機本体1の外底
に設けた断面円形状部材13が露出するので、その露出し
た断面円形状部材13のうち破損したものをはずして、新
しい断面円形状部材と交換すればよい。
さらに、掃除機本体1及び載置台8の組立は、まず、や
といを利用して、半球状の上ケース1aを水平に保持す
る。次に、その上ケース1a内に、インナケース45,コー
ドリール4,遮音ケース22及び電動送風機2を取り付け
る。その後、上ケース1aに、あらかじめ断面円形状部材
13(小車輪)を装着してなる有底筒状の下ケース1bを取
り付ける。最後に、下ケース1bに、あらかじめキヤスタ
ーを装着してなる載置台8をかぶせ、その載置台8を下
ケース1bに回転可能に取り付ければ、組立作業はすべて
終了する。
上記実施例にあつては、各構造について具体的に述べた
が、他の構造を用いても、本発明と同様の作用効果をえ
ることができるものであればよい。たとえば、断面円形
状部材13は、載置台8側に回転自在に取り付けてもよい
し、下ケース1bの外側壁と載置台8の内側壁との間に配
設してもよい。また、騒音低減を問題にしないのであれ
ば、第12図の他実施例に示すように、掃除機本体100に
は、吸込ホース101を取り付ける吸込口102と、電動送風
機の排気流を掃除機本体100の側面から排出する排気口1
03とを、吸込口102より見て後部斜め左方向に排気流が
排出する位置関係に配設してもよい。このように配設す
れば、使用者の足元等に排気流が吹き付けられることが
少なくなる。第12図の他実施例のように、排気口103
を、掃除機本体100の側面から直接外部に排出する場合
には、載置台8は、有底筒状でなくともよく、底に穴が
開いていても差し支えない。脚部9及びキヤスター10
は、4個に限定されるものではなく、3個あるいは5個
以上であつてもよい。断面円形状部材13も3個に限定さ
れるものではなく、4個以上であつてもよい。
さらに、掃除機本体1の低重心化を少々犠牲にしてよい
場合には、脚部9を載置台8の底面から載置台8の外方
に突出するようにしてもよい。さらに、障害物の回避性
のみを重要視し、掃除機本体1のひつくり返り防止の向
上を少々犠牲にしてよい場合には、筒状の載置台8にお
いては、脚部9をなくし、載置台8の下面にキヤスター
9を取り付けるようにしてもよい。載置台8の外周径
を、掃除機本体1の外周径よりも非常に大きくした場合
には、載置台8の側壁に脚部9を設けずに、載置台8の
下面にキヤスター9を直接取り付けても、掃除機本体1
をひつくり返らないものとすることができる。さらに、
載置台8と掃除機本体1との間を排気通路61とする構造
は、掃除機本体1の上部を半球状にしないものにも、あ
るいは、載置台8の側壁に脚部9を設けずに、載置台8
の下面に直接キヤスターを設けるものにも適用できる。
さらに、掃除機本体1の回転角度を規制する手段は、掃
除機本体1の上部を半球状にしないものにも、あるい
は、載置台8の側壁に脚部9を設けずに、載置台8の下
面に直接キヤスターを設けるものにも、適用できる。そ
して、その回転角度は360度を超える角度とすることも
可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、電動送風機および集塵室
内のフイルターを内蔵する掃除機本体と、この掃除機本
体を載置する載置台と、この載置台を支持するように下
側に位置し、かつ被掃除面を転動するように設けられて
いる複数のキヤスターと、前記掃除機本体に取り付けら
れている吸い込みホースとを備え、前記掃除機本体と前
記載置台を回動自在に結合し、回動自在なる結合の回動
軸線が掃除機本体および載置台のほぼ中心を通じ、かつ
被掃除面とほぼ直交するように配置され、前記キヤスタ
ーと前記載置台に回動自在に支持し、回動自在なる支持
の回動支持軸線が被掃除面とほぼ直交するように配置さ
れている電気掃除機において、前記載置台に前記キヤス
ターを支持する支持部を前記掃除機本体の外周縁よりも
外方に配置し、前記載置台の中央に有底筒状部を設け、
この有底筒状部に前記掃除機本体の底部を回動自在に挿
入したことを特徴とする電気掃除機である。
上記のように構成の本発明によれば、次のような良さが
期待できる。
(1)吸い込みホースを引いて掃除をしているとき、家
具等の障害物に載置台があたっても、下部にキヤスター
のもつ載置台は吸い込みホースのついている掃除機本体
に回動自在に取り付けられるので、載置台自体が障害物
に対して身をかわすように回り、障害物から容易に外れ
るようになる。
したがって、障害物があっても、吸い込みホースを引い
て行くだけで次々と掃除をしていくことができるのであ
る。
(2)キヤスターの支持部は掃除機本体の外周縁より外
方に配置しているので、掃除走行中はもちろん障害物に
あたっても掃除機がひっくり返ることのない安定したも
のである。
特に、障害物にあたったときには、載置台が障害物に対
して身をかわすように回さなければならない。そのとき
には吸い込みホースを強く引くことになる。このとき、
キヤスターの支持部が外方に配置されているので、掃除
機の転倒防止に役立つものである。
(3)載置台の中央の有底筒状部に、掃除機本体の底部
を回動自在に挿入しているので、掃除機の全体重心を低
い位置にとることができ、掃除機の転倒防止に役立つも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第11図は、本発明の一実施例を示し、第1図
は要部縦断面図、第2図は全体分解斜視図、第3図は掃
除機本体と載置台との分離状態を示す斜視図、第4図は
吸口を取り付けた状態の外観全体斜視図、第5図と第6
図は障害物の回避状態を説明する図、第7図は集塵部の
斜視図、第8図は要部拡大断面図、第9図は側面図、第
10図は部品収納蓋を閉じた状態の要部外観斜視図、第11
図は部品収納蓋を開いた状態の要部外観斜視図である。
第12図は本発明の他実施例を示す概略説明図である。 1……掃除機本体、1a……上ケース、1b……下ケース、
1c……嵌合軸(回動手段)、2……電動送風機、5……
フイルター、6……集塵部、7……蓋体、8……載置
台、9……脚部、11……キヤスター(移動手段)、10a
……取付フレーム、11……中央軸、13……断面円形状部
材、17……バンパー、17a……弾性カバー、22……遮音
ケース、23……排気口、22b……掃除機小物部品収納室
側壁、26……収納室用蓋体、27……把手、26a……つま
み凹部、30……吸込ホース、31……吸込口、61……排気
通路、62……フランジ部、64……突起体、65……ストツ
パー片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動送風機および集塵室内のフイルターを
    内蔵する掃除機本体と、この掃除機本体を載置する載置
    台と、この載置台を支持するように下側に位置し、かつ
    被掃除面を転動するように設けられている複数のキヤス
    ターと、前記掃除機本体に取り付けられている吸い込み
    ホースとを備え、前記掃除機本体と前記載置台を回動自
    在に結合し、回動自在なる結合の回動軸線が掃除機本体
    および載置台のほぼ中心を通じ、かつ被掃除面とほぼ直
    交するように配置され、前記キヤスターを前記載置台に
    回動自在に支持し、回動自在なる支持の回動支持軸線が
    被掃除面とほぼ直交するように配置されている電気掃除
    機において、 前記載置台に前記キヤスターを支持する支持部を前記掃
    除機本体の外周縁よりも外方に配置し、前記載置台の中
    央に有底筒状部を設け、この有底筒状部に前記掃除機本
    体の底部を回動自在に挿入したことを特徴とする電気掃
    除機。
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