JPH0695591A - 電子文書署名方法および装置 - Google Patents

電子文書署名方法および装置

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JPH0695591A
JPH0695591A JP4126737A JP12673792A JPH0695591A JP H0695591 A JPH0695591 A JP H0695591A JP 4126737 A JP4126737 A JP 4126737A JP 12673792 A JP12673792 A JP 12673792A JP H0695591 A JPH0695591 A JP H0695591A
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JP4126737A
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Hiroichi Okano
博一 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、文書、図面、画像などの電
子文書に、1名以上のメンバーがディジタル署名を行う
ために、情報処理を行う機能に加えて、暗号機能および
一方向性関数計算機能および情報部分選択機能等を有
し、メンバーが自己の署名位置に、一方向性関数値、所
属氏名(コード)、文書番号、月日時刻、メッセージを
書き込み、自己の秘密鍵で暗号化し、さらに、表示モー
ドディジタル署名に変換して記入(表示)し、また、受
信者は公開鍵で復号して、署名を確認することができる
マン・マシン・インタフェースに優れた電子文書署名方
法および装置を提供することである。 【構成】電子文書(文書、図面、画像)処理システム
に、暗号化機能および一方向性関数計算機能および情報
部分選択手段およびバイナリ−表示モード変換手段等を
付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書、図面、画像等の
電子文書に1名以上のメンバーがディジタル署名を行う
ための電子文書署名方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子署名では、発信者本人を認証
するために、文書、図面、画像等の電子文書に文書作成
者あるいは文書発信者の写真および指紋を貼り付ける方
法などがある。つぎに、各メンバーのファイル・ボック
スを用意し、パスワードによって使用者を限定すること
によって、文書の発信者・受信者を特定する方法があ
る。さらに、RSAなどの公開鍵暗号を用いるディジタ
ル署名方式がある。いわゆる公開鍵暗号方式において
は、暗号化鍵を公開し復号鍵を非公開としている。一般
的には、公開鍵暗号方式では、暗号化鍵と復号鍵を入れ
替え可能である。したがって、これを電子文書における
署名、すなわちディジタル署名に用いる場合、秘密の復
号鍵で暗号化し、公開の暗号化鍵で復号化することによ
って、送信者を認証している。さらに、文書の変更を防
ぐために、一方向性関数を用いて、通信文(M)からそ
の関数値として、短いある一定長の出力H(M)を得
て、その値を暗号化している。簡単な一方向性関数とし
ては通信文を64ビットごとに排他論理和で足し込む方
法がある。図7にディジタル署名原理図を示す。文書発
信者Aは通信文を受信者Bに送るとともに、一方向性関
数H(M)計算手段 100で、一方向性関数値H(M)を
求め、秘密鍵(公開鍵方式の復号鍵)で暗号化手段 101
で暗号化してディジタル署名とし、通信先Bへ伝送す
る。Bは通信文(M)とディジタル署名を受信し、ディ
ジタル署名を公開鍵(公開鍵方式の暗号鍵)で復号手段
102によって復号化するとともに、受信した通信文から
求めた一方向性関数値H(M)と一致することによっ
て、発信者を認証する。さらに安全な通信を行うため
に、通信文も暗号文とすることができる。秘密鍵は文書
発信者Aしか所有していないのでAを特定でき、一方向
性関数値H(M)によって、電子文書の内容に変更のな
いことが保証される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したご
とき従来の電子署名方法または装置では、それぞれ問題
点がある。まず、文書作成者あるいは文書発信者の写真
および指紋を貼り付ける方法では、電子的なコピーによ
って容易に偽造される。つぎに、各メンバーのファイル
・ボックスを用意し、パスワードによって使用者を限定
する方法では、パスワードによるセキュリティはそれほ
ど強くない。さらに、現在提案されている公開鍵暗号を
用いるディジタル署名方式では、ディジタル署名は通信
文とは別ファイルとして送られ、しかも、アプリケーシ
ョン上では暗号化/復号化を行わないので、マンマシン
・インタフェイスに問題がある。本発明はかかる問題点
を解決するためになされたものであって、電子文書(文
書、図面、画像等)に1名以上のメンバーがディジタル
署名を行うために有効な電子文書署名方法および装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】まず、最初にここで用い
る用語を定義しておく。「ディジタル署名」は一般的な
暗号化された電子署名を意味する。また、「平文署名」
は暗号化する前の、平文の署名である。「バイナリディ
ジタル署名」は平文署名を暗号化したバイナリモードの
署名であり、「表示モードディジタル署名」は画面など
に表示するために、バイナリディジタル署名をアスキー
コード等の表示モードに変換したものである。したがっ
て、単に、「ディジタル署名」は「バイナリディジタル
署名」と「表示モードディジタル署名」を含んでいる。
また、電子文書は通信文と署名を含むが、電子文書と通
信文はあまり区別しないで用いている。本願の請求項1
の電子文書署名装置は、電子文書に1名以上のメンバー
がディジタル署名を行うシステムにおいて、前記電子文
書内に平文の署名を記入する一般的情報処理手段と、前
記平文の署名を選択する情報部分選択手段と、選択され
た前記平文署名を秘密鍵を用いて暗号化しディジタル署
名を作成するための暗号化手段と、前記暗号化されたデ
ィジタル署名を前記情報部分選択手段によって選択し、
公開鍵を用いて平文に復号する復号化手段とを含むこと
を特徴とする。
【0005】本願の請求項2の電子文書署名装置は、電
子文書に1名以上のメンバーがディジタル署名を行うシ
ステムにおいて、前記電子文書とは別ファイルに平文の
署名を記入する一般的情報処理手段と、前記平文署名を
秘密鍵を用いて暗号化しディジタル署名を作成するため
の暗号化手段と、前記暗号化されたディジタル署名を前
記電子文書にアペンドする手段とを含むことを特徴とす
る。本願の請求項3の電子署名装置は、電子文書に1名
以上のメンバーがディジタル署名を行うシステムにおい
て、バイナリディジタル署名を表示部に表示するための
バイナリ−表示モード変換手段と、前記表示モードのデ
ィジタル署名をバイナリモードに変換するための表示モ
ード−バイナリ変換手段とを含むことを特徴とする。本
願の請求項4の電子文書署名装置は、電子文書に1名以
上のメンバーがディジタル署名を行うシステムにおい
て、ディジタル署名として一方向性関数値H(M)、所
属氏名または所属氏名を表すもの、文書番号、月日時刻
を記入する一般的情報処理手段を含むことを特徴とす
る。本願の請求項5の電子文書署名装置は、電子文書に
1名以上のメンバーがディジタル署名を行うシステムに
おいて、平文署名の一部としてメッセージを記入する一
般的情報処理手段を含むことを特徴とする。
【0006】本願の請求項6の電子文書署名方法は、セ
ンターと複数のメンバーがループ状にネットワークを構
成して、電子文書(文書、図面、画像等)を回覧するシ
ステムにおいて、制御プログラムを内蔵するメモリと、
電子文書を作成する一般的情報処理手段と、電子文書を
表示する表示部と、一方向性関数値H(M)を計算する
手段と、情報部分を暗号化する手段と、復号化する手段
と、ファイルを送信、転送する手段と、ファイル受信手
段と、ファイル保存手段とを具備する電子文書署名装置
において、文書発信者(あるいはセンター)は文書の送
信の際には下記(1)ないし(7)の手順を含み、各メ
ンバーは、下記(8)ないし(14)の手順を含み、さ
らに、文書発信者(あるいはセンター)は文書の受信の
際には下記(15)ないし(19)の手順を含むことを
特徴とする。 文書発信者(あるいはセンター)の文書発信操作。 (1)通信文(文書、図面、画像等)を作成する手順。 (2)一方向性関数値H(M)を計算し、表示モードと
して、発信元(センター) 署名箇所にその計算値
を記入(表示)する手順。 (3)さらに、発信元(センター)署名箇所に、発信元
所属氏名(あるいはコード)、文書番号、月日時刻、メ
ッセージを記入(表示)する手順。 (4)表示モードH(M)、発信元所属氏名(あるいは
コード)、文書番号、月日時刻、メッセージ(平文署
名)を秘密鍵で暗号化してバイナリディジタル署名を作
成する手順。 (5)バイナリディジタル署名を表示モードディジタル
署名に変換し、発信元(センター)署名箇所に、記入
(表示)する手順。 (6)次のメンバーへ転送する手順。 (7)ファイルを保存する手順。
【0007】各メンバーの操作。 (8)表示モードディジタル署名付通信文を受信する手
順。 (9)表示モードディジタル署名をバイナリディジタル
署名に変換し、公開鍵で平文署名に復号する手順。 (10)平文署名を確認し、さらに、H(M)を再計算
して文書に変更の無いことを確認する手順。 (11)自己の署名箇所にH(M)、所属氏名(あるい
はコード)、文書番号、月日時刻、メッセージを記入
(表示)し、平文署名を作成する手順。 (12)自己の秘密鍵で平文署名を暗号化して、バイナ
リディジタル署名とし、さらに表示モードディジタル署
名に変換して自己の署名箇所に記入(表示) ある
いはアペンドする手順。 (13)次のメンバーに転送する手順。 (14)ファイルを保存する手順。 文書発信者(あるいはセンター)の文書受信操作。 (15)表示モードディジタル署名付通信文を受信する
手順。 (16)発信元(センター)および全メンバーの表示モ
ードディジタル署名をバイナリディジタル署名に変換
し、公開鍵で平文署名に復号する手順。 (17)発信元(センター)および全メンバーの平文署
名を確認し、H(M)を再計算し、文書に変更のないこ
とを確認する手順。 (18)ファイルを保存する手順。 (19)全メンバーのディジタル署名付通信文を電子掲
示板へ掲示(全メンバーに同報)する手順。
【0008】本願の請求項7の電子文書署名方法は、文
書発信者(あるいはセンター)と複数のメンバーがスタ
ー状にネットワークを構成して、電子文書(文書、図
面、画像等)を回覧するシステムにおいて、制御プログ
ラムを内蔵するメモリと、通信文すなわち電子文書を作
成する情報処理手段と、電子文書を表示する表示部と、
ファイルを送信、転送する手段と、ファイル受信手段
と、ファイル保存手段とを具備する電子文書署名装置に
おいて、文書発信者(あるいはセンター)は文書の送信
の際には下記(20)ないし(26)の手順を含み、各
メンバーは、下記(27)ないし(33)の手順を含
み、さらに、文書発信者(あるいはセンター)は文書の
受信の際には下記(34)ないし(39)の手順とを含
むことを特徴とする。 文書発信者(あるいはセンター)の文書送信操作。 (20)通信文(文書、図面、画像等)を作成する手
順。 (21)通信文Mより一方向性関数値H(M)を求め、
表示モードとし、発信元(センター)署名箇所に、記入
(表示)する手順。 (22)さらに、発信元(センター)署名箇所に、発信
元所属氏名(あるいはコード)、文書番号、月日時刻、
メッセージを記入(表示)する手順。 (23)表示モードH(M)、発信元元所属氏名(コー
ド)、文書番号、月日時刻、メッセージ(平文署名)を
秘密鍵で暗号化して、バイナリディジタル署名を作成す
る手順。
【0009】(24)バイナリディジタル署名を表示モ
ードディジタル署名に変換し、発信元(センター)署名
箇所に、記入(表示)する。 (25)表示モードディジタル署名付通信文を電子掲示
板へ掲示(全メンバーへ同報)する手順。 (26)ファイルを保存する手順。 各メンバーの操作。 (27)発信元(センター)より表示モードディジタル
署名付き通信文を受信する手順。 (28)表示モードディジタル署名をバイナリディジタ
ル署名に変換し、公開鍵で復号する手順。 (29)平文署名を確認し、H(M)を再計算して文書
に変更の無いことを確認する手順。 (30)自己のディジタル署名ファイルに表示モードH
(M)、所属氏名、文書番号、月日時刻、メッセージを
記入(表示)して平文署名を作成する手順。 (31)自己の秘密鍵で平文署名を暗号化してバイナリ
ディジタル署名とし、さらに、表示モードディジタル署
名に変換する手順。 (32)自己の表示モードディジタル署名をセンターに
送信する手順。 (33)ファイルを保存する手順。
【0010】文書発信者(あるいはセンター)の文書受
信操作。 (34)各メンバーのディジタル署名を受信する手順。 (35)各メンバーのディジタル署名をそれぞれの公開
鍵で復号して平文署名を得る手順。 (36)各メンバーの署名内容を確認する手順。 (37)通信文に暗号化された全メンバーの表示モード
ディジタル署名を付加する手順。 (38)ファイルを保存する手順。 (39)文書発信者(あるいはセンター)と全メンバー
の表示モードディジタル署名付通信文を電子掲示板へ掲
示(同報)する手順。
【0011】本願の請求項8の電子文書署名装置は、電
子文書に1名以上のメンバーがディジタル署名を行うシ
ステムにおいて、通信文の属性を書換え禁止とする手段
を含むことを特徴とする。本願の請求項9の電子文書署
名装置は、電子文書に1名以上のメンバーがディジタル
署名を行うシステムにおいて、表示モードディジタル署
名付通信文を用紙に印刷する印刷手段を含むことを特徴
とする。本願の請求項10の電子文書署名装置は、電子
文書に1名以上のメンバーがディジタル署名を行うシス
テムにおいて、印刷された表示モードディジタル署名付
通信文の表示モードディジタル署名をスキャナなどでメ
モリに入力し表示部上に表示する手段と、前記表示モー
ドディジタル署名をバイナリディジタル署名に変換し、
さらに、平文署名に復号する復号化手段とを含むことを
特徴とする。
【0012】
【作用】本願の電子文書署名方法および装置によれば、
電子文書に1名以上のメンバーがディジタル署名を行う
システムにおいて、自己の平文署名として、通信文から
計算される一方向性関数値H(M)、所属氏名(コー
ド)、文書番号、月日時刻、メッセージを書き込み、秘
密鍵で暗号化し、ディジタル署名として記入する。暗号
化されたバイナリディジタル署名は表示モードディジタ
ル署名に変換される。また、全メンバーのディジタル署
名を公開鍵で復号化し、一方向性関数値H(M)を再計
算し文書に変更の無いことを確認し、所属氏名、文書番
号、月日時刻、メッセージを検査する。また、ディジタ
ル署名付通信文が電子掲示板に表示され、全メンバーに
同報される。
【0013】
【実施例】本発明の基本的発想は、実際に行われている
回覧文書あるいは契約文書等の用紙上の文書の印鑑によ
る認証を、可能な限りそのまま電子文書に適用しょうと
すものである。以下本発明をその実施例を示す図面に基
づき詳述する。第1図は本発明の一実施例に係る電子文
書署名装置の機能的構成を示すブロック図である。第2
図はループ状ネットワークを構成したときの同電子文書
署名装置の作動を示すフローチャートであり、第3図は
その通信文とディジタル署名例である。第4図はスター
状ネットワークを構成したときの同電子文書署名装置の
作動を示すフローチャートであり、第5図はその通信文
とディジタル署名例である。
【0014】第1図は電子文書(文書、図面、画像等)
に1名以上のメンバーがディジタル署名を行うシステム
において、有効なディジタル署名を提供する電子文書署
名装置の機能的構成を示すブロック図である。まず、制
御部 1はマイクロプロセッサからなり、メモリ 3に書き
込まれている制御プログラムにより後述するデータ処理
を行う。以下この処理機能を有する仮想的ブロック図を
想定して説明する。一般的情報処理手段 4は電子文書を
作成し、それを表示部 2に表示する。ついで、一方向性
関数H(M)計算手段 5は通信文(M)より、一方向性
関数値H(M)を計算する。一般的情報処理手段 4は、
平文の署名として、H(M)、所属氏名、文書番号、月
日時刻、メッセージを書き込む。つぎに、ディジタル署
名を作成するために情報部分選択手段 6で、平文を選択
し、暗号化手段 7で、秘密鍵(公開鍵方式の復号鍵等)
を用いて、H(M)、所属氏名、文書番号、月日時刻、
メッセージを暗号化する。そして、バイナリ−表示モー
ド変換手段 9で、バイナリモードの暗号化されたディジ
タル署名を表示モードディジタル署名に変換して、画面
等の表示部上で確認する。つぎに、ファイル送信、転送
する手段 13でファイルを送信・転送し、ファイル保存
手段 15でファイルを保存する。ファイル受信手段 14で
電子文書を受信した際には、画面表示モード−バイナリ
変換手段 10で、表示モードディジタル署名をバイナリ
ディジタル署名に変換し、復号化手段8でディジタル署
名を公開鍵(公開鍵方式では暗号鍵)で復号し、H
(M)を再計算して署名内容を確認する。センターで
は、電子掲示板に掲示する手段 12で通信文と全メンバ
ーのディジタル署名とを電子掲示板に掲示(同報)す
る。ディジタル署名アペンド手段 11は通信文にディジ
タル署名をアペンドする。なお、平文署名を作成する
際、画面表示するため一方向性関数値H(M)をバイナ
リ−表示モード変換手段 9で表示モードに変換する。説
明が複雑になるので、以下では、H(M)についてのこ
の処理は省略する。
【0015】以下に述べる発明を実施する際には、第1
図の機能的手段のうちで必要なもののみを使用する。ま
た、以下の説明および図面において、「画面表示」と単
に「表示」は同じ意味で用いており、「画面を含めたい
ろいろな表示手段への表示」を意味する。本願の請求項
1の電子文書署名装置は、電子文書に1名以上のメンバ
ーがディジタル署名を行うシステムにおいて、一般的情
報処理手段 4によって、電子文書内に平文署名を記入
し、情報部分選択手段 6で平文署名を選択する。選択し
た平文署名を秘密鍵を用いて暗号化手段 7で暗号化しデ
ィジタル署名を作成する。暗号化されたディジタル署名
は情報部分選択手段 6によって選択され、公開鍵を用い
て復号化手段 8によって、平文署名に復号される。本願
の請求項2の電子文書署名装置は、電子文書に1名以上
のメンバーがディジタル署名を行うシステムにおいて、
電子文書とは別ファイルに一般的情報処理手段 4で平文
署名を記入し、その平文署名を秘密鍵を用いて暗号化手
段 7で暗号化し、ディジタル署名を作成する。暗号化さ
れたディジタル署名はディジタル署名アペンド手段 11
で、電子文書にアペンドされる。
【0016】本願の請求項3の電子署名装置は、電子文
書に1名以上のメンバーがディジタル署名を行うシステ
ムにおいて、バイナリディジタル署名をバイナリ−表示
モード変換手段 9によって、画面等の表示部上に表示す
るため表示モードディジタル署名に変換する。また、表
示モード−バイナリ変換手段 10は、表示モードディジ
タル署名をバイナリディジタル署名に変換する。本願の
請求項4の電子文書署名装置は、電子文書に1名以上の
メンバーがディジタル署名を行うシステムにおいて、一
般的情報処理手段 4は、ディジタル署名として一方向性
関数値H(M)、所属氏名または所属氏名を表すもの、
文書番号、月日時刻を記入する。本願の請求項5の電子
文書署名装置は、電子文書に1名以上のメンバーがディ
ジタル署名を行うシステムにおいて、一般的情報処理手
段 4は、平文署名の一部としてメッセージを記入する。
【0017】次に、より具体的な実施例を示す。さて、
ネットワークの構成には色々なものがあるが、原理的に
は、第6図ネットワークの論理的構成例に示すように
(a)ループ状ネットワーク構成と(b)スター状ネッ
トワーク構成に分けられる。つぎに、各々のネットワー
クにおける第1図の電子文書署名装置の動作例を第2
図、第3図、第4図、第5図に基づき説明する。なお、
第2図、第4図に示すフローチャートの説明中、N1、
N2、・・・は処理手順(ステップ)を示す。本願の請
求項6の電子文書署名方法の実施例について詳述する。
第6図(a)のようにセンターと複数のメンバーが、ル
ープ状にネットワークを構成して、電子文書(文書、図
面、画像等)を回覧するシステムにおける動作について
第2図、第3図を用いて述べる。メンバーから文書の発
信が可能であるが、いま、センターから文書を発信した
とする。
【0018】センターの文書送信操作は第2図(a)に
したがって次のようになる。N1で一般的情報処理手段
4によって通信文(文書、図面、画像等)を作成し、N
2で一方向性関数H(M)計算手段 5によって一方向性
関数値H(M)を計算し、バイナリ−表示モード変換手
段 9によって、表示モードにして、発信元(センター)
署名箇所にその計算値を記入(表示)する。N3で一般
的情報処理手段 4によって、発信元所属氏名(コー
ド)、文書番号、月日時刻、メッセージを記入(表示)
する。N4で表示モードH(M)、発信元所属氏名(コ
ード)、文書番号、月日時刻、メッセージ(平文署名)
を秘密鍵で暗号化手段 7で暗号化して、バイナリディジ
タル署名を作成する。N5でバイナリ−表示モード変換
手段 9によって、バイナリディジタル署名を表示モード
ディジタル署名に変換し、発信元(センター)署名箇所
に、記入(表示)する。そして、N6でファイル送信、
転送手段 13によって、次のメンバーへ転送する。N7
でファイル保存手段 15によって、ファイルを保存す
る。
【0019】つぎに、各メンバーの操作は第2図(b)
のようになる。N8でファイル受信手段 14によって画
面表示モードディジタル署名付通信文を受信する。N9
で表示モード−バイナリ変換手段 10によって、画面表
示モードディジタルをバイナリディジタル署名に変換
し、復号化手段 8によって、バイナリディジタル署名を
公開鍵(公開鍵方式では暗号鍵)で復号する。N10で
平文署名を確認し、一方向性関数H(M)計算手段 5で
H(M)を再計算し、文書に変更の無いことを確認す
る。N11で一般的情報処理手段 4によって、自己の署
名箇所にH(M)、所属氏名(コード)、文書番号、月
日時刻、メッセージを記入(表示)し平文署名を作成す
る。さらに、N12で暗号化手段 7によって、秘密鍵
(公開鍵方式の復号鍵等)で平文署名を暗号化して、自
己のバイナリディジタル署名を作成する。そして、バイ
ナリ−表示モード変換手段 9によって、画面表示ディジ
タル署名に変換して、自己の署名箇所に記入(表示)、
あるいは、ディジタル署名アペンド手段 11によって、
電子文書にディジタル署名をアペンドする。N13でフ
ァイル送信、転送する手段 13によって、次のメンバー
に転送する。N14でファイル保存手段 15によって、
ファイルを保存する。
【0020】センターの文書受信操作は第2図(c)の
ようになる。N15でファイル受信手段 14によって、
通信文を受信する。N16で発信元(センター)および
全メンバーの表示モードディジタル署名を表示モード−
バイナリ変換手段 10によってバイナリディジタル署名
に変換し、復号化手段 8によって、発信元(センター)
の公開鍵(公開鍵方式では暗号鍵)で自己の署名を平文
署名に復号する。N17で発信元(センター)および全
メンバーの平文署名を確認し、一方向性関数H(M)計
算手段 5によって、H(M)を再計算し、文書に変更の
ないことを確認する。N18でファイル保存手段 15に
よって、ファイルを保存する。N19で必要ならば、セ
ンターと全メンバーの表示モードディジタル署名付通信
文を電子掲示板に掲示する手段 11によって電子掲示板
に掲示するか、あるいは全メンバーに同報する。
【0021】第3図にループ状ネットワークを構成した
ときの同電子文書署名装置によって作成される通信文と
ディジタル署名の一例を示す。平文署名付通信文 20内
に通信文 21と、ディジタル署名欄 22が用意されてい
る。署名欄にセンターおよびメンバーは平文署名を記入
する。各メンバーの署名欄に対して図のようにそれぞれ
異なる句切り記号を用いているので、それによって署名
部分を選択し、それぞれの暗号鍵で、部分的な暗号およ
び復号を行う。句切り記号の代わりに、署名欄を座標あ
るいは変数で表しそれを基に署名欄を部分暗号してもよ
い。表示モードディジタル署名付通信文 30は通信文 31
と、表示モードディジタル署名 32からなる。 なお、
回覧すべき者、契約者等の署名者は通信文に記入してあ
るか、署名欄が用意されている。本願の請求項7の電子
文書署名方法の実施例について詳述する。第6図(b)
のようにセンターと複数のメンバーが、スター状にネッ
トワークを構成して、電子文書(文書、図面、画像等)
を回覧するシステムにおける動作について第4図、第5
図を用いて述べる。センターが文書を電子掲示板に掲示
あるいは同報し、各メンバーはディジタル署名のみセン
ターに送信する。なお、第1図の機能的ブロック図との
関係はループ状ネットワークの場合と同様なので、以下
の説明では省略する。
【0022】まず、センターの文書送信操作は第4図
(a)にしたがって次のようになる。N20で通信文
(文書、図面、画像等)を作成する。N21で一方向性
関数値H(M)を計算し画面表示モードとし、、発信元
(センター)署名箇所にその計算値を記入(表示)す
る。N22で発信元(センター)署名箇所に発信元所属
氏名(コード)、文書番号、月日時刻、メッセージを記
入(表示)する。N23で、画面表示モードH(M)、
発信元所属氏名(コード)、文書番号、月日時刻、メッ
セージ(平文署名)を秘密鍵で暗号化して、バイナリデ
ィジタル署名を作成する。N24でバイナリディジタル
署名を画面表示モードディジタル署名に変換し、発信元
(センター)署名箇所に、記入(表示)する。N25
で、画面表示モードディジタル署名付通信文を電子掲示
板へ掲示あるいは全メンバーへ同報する。(必要なら
ば、メンバーにアクセス権を設定する。)N26でファ
イルを保存する。
【0023】各メンバーの操作は第4図(b)のように
なる。N27で発信元(センター)より表示モードディ
ジタル署名付通信文受信し、N28で表示モードディジ
タル署名をバイナリディジタル署名に変換し、公開鍵で
平文署名に復号する。N29で 平文署名を確認し、H
(M)を再計算して文書に変更の無いことを確認する。
N30で自己のディジタル署名ファイルに表示モードH
(M)、所属氏名(コード)、文書番号、月日時刻、メ
ッセージを記入し、平文署名を作成する。N31で、自
己の秘密鍵で平文署名を暗号化してバイナリディジタル
署名とし、さらに表示モードディジタル署名に変換す
る。N32で自己の表示モードディジタル署名をセンタ
ーへ送信する。N33でファイルを保存する。 センタ
ーの文書受信操作は第4図(c)のようになる。N34
で各メンバーの表示モードディジタル署名を受信する。
N35で各メンバーの表示モードディジタル署名をバイ
ナリディジタル署名に変換し、さらに、それぞれの公開
鍵で復号して平文署名を得る。N36で各メンバーの署
名の内容を確認する。N37で通信文に暗号化された全
メンバーの表示モードディジタル署名を付加する。N3
8でファイルを保存する。N39で必要ならば、センタ
ーと全メンバーの表示モードディジタル署名付通信文を
電子掲示板に掲示(全メンバーへ同報)する。
【0024】第5図にループ状ネットワークを構成した
ときの同電子文書署名装置によって作成される通信文と
ディジタル署名の一例を示す。表示モードディジタル署
名付通信文 50が電子掲示板に掲示(同報)される。通
信文 51と、表示モードディジタル署名欄 52とからな
る。各メンバーは自己の表示モードディジタル署名 53,
54をセンターに送付する。センターでは元の電子文書に
全メンバーの表示モードディジタル署名を付加して、再
び電子掲示板に掲示(同報)する。なお、請求項8の発
明は、通信文の属性を書換え禁止とし、一方向性関数値
H(M)を用いず、ディジタル署名の内容を所属氏名
(コード)、文書番号、月日時刻、メッセージとする電
子文書署名方法および装置である。この発明は上記説明
から容易に実施できるので詳細は省略する。また、請求
項9の発明は、通信文と表示モードディジタル署名を用
紙に印刷し、それを保存または他者に送り、その暗号部
分を手入力、スキャナなどでメモリおよび表示部上に呼
び込み復号手段で復号する電子文書署名方法および装置
である。用紙上のディジタル署名は通常の印鑑と同様に
扱うことができる。これも上記説明から容易に実施でき
るので詳細は省略する。なお、バイナリディジタル署名
を表示部に表示しても良い、その時は表示されない部分
ができる。また、画面の乱れには改行コードなどの変換
などの処理が必要である。また、請求項7の発明の場合
のように、メンバーがセンターに表示モードディジタル
署名を送らないで、送信時に、バイナリディジタル署名
に変換する方法も有効である。以上に述べた本発明の実
施例は、ほんの一例に過ぎず、本発明を限定するもので
はない。いろいろなバリエーションがあり、それらも本
発明に属する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子文書
署名方法および装置は、電子文書に1名以上のメンバー
が印鑑と同様に、署名部分を選択し、秘密の暗号鍵を用
いてディジタル署名をすることが可能である。しかも、
表示モードディジタル署名を使って、マン・マシン・イ
ンタフェイスに優れたディジタル署名システムが実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子文書署名装置の機
能的構成を示すブロック図である。
【図2】ループ状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートである。
(a)はセンター装置の文書発信フローチャート、
(b)はメンバー装置のフローチャート、(c)はセン
ター装置の文書受信フローチャート。
【図3】ループ状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置によって作成される通信文とディジタル署
名。
【図4】スター状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートである。
(a)はセンター装置の文書発信フローチャート、
(b)はメンバー装置のフローチャート、(c)はセン
ター装置の文書受信フローチャート。
【図5】スター状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置によって作成される通信文とディジタル署
名である。
【図6】ネットワークの論理的構成例である。(a)は
ループ状ネットワーク構成、(b)はスター状ネットワ
ーク構成である。
【図7】ディジタル署名原理図である。
【符号の説明】 1 制御部 2 表示部 3 メモリ 4 一般的情報処理手段 5 一方向性関数H(M)計算手段 6 情報部分選択手段 7 暗号化手段 8 復号化手段 9 バイナリ−表示モード変換手段 10 表示モード−バイナリ変換手段 11 ディジタル署名アペンド手段 12 電子掲示板(同報)手段 13 ファイル送信・転送手段 14 ファイル受信手段 15 ファイル保存手段 20 平文署名付通信文 21 通信文 22 平文署名 30 表示モードディジタル署名付通信文 31 通信文 32 表示モードディジタル署名 50 表示モードディジタル署名付通信文 51 通信文 52 表示モードディジタル署名 53 表示モードディジタル署名 54 表示モードディジタル署名 100 一方向性関数H(M)計算手段 101 暗号化手段 102 復号化手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月2日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子文書署名装置の機
能的構成を示すブロック図である。
【図2】ループ状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートのうち、セン
ター装置の文書発信フローチャート(a)である。
【図3】ループ状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートのうち、メン
バー装置のフローチャート(b)である。
【図4】ループ状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートのうち、セン
ター装置の文書受信フローチャート(c)である。
【図5】ループ状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置によって作成される通信文とディジタル署
名。
【図6】スター状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートのうち、セン
ター装置の文書発信フローチャート(a)である。
【図7】スター状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートのうち、メン
バー装置のフローチャート(b)である。
【図8】スター状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置の作動を示すフローチャートのうち、セン
ター装置の文書受信フローチャート(c)である。
【図9】スター状ネットワークを構成したときの同電子
文書署名装置によって作成される通信文とディジタル署
名である。
【図10】ネットワークの論理的構成例である。(a)
はループ状ネットワーク構成、(b)はスター状ネット
ワーク構成である。
【図11】ディジタル署名原理図である。
【符号の説明】 1 制御部 2 表示部 3 メモリ 4 一般的情報処理手段 5 一方向性関数H(M)計算手段 6 情報部分選択手段 7 暗号化手段 8 復号化手段 9 バイナリー表示モード変換手段 10 表示モードーバイナリ変換手段 11 ディジタル署名アペンド手段 12 電子掲示板(同報)手段 13 ファイル送信・転送手段 14 ファイル受信手段 15 ファイル保存手段 20 平文署名付通信文 21 通信文 22 平文署名 30 表示モードディジタル署名付通信文 31 通信文 32 表示モードデイジタル署名 50 表示モードデイジタル署名付通信文 51 通信文 52 表示モードディジタル署名 53 表示モードディジタル署名 54 表示モードディジタル署名 100 一方向性関数H(M)計算手段 101 暗号化手段 102 復号化手段
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図11】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/14 12/22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、前記電子文書内に平
    文の署名を記入する一般的情報処理手段と、前記平文の
    署名を選択する情報部分選択手段と、選択された前記平
    文署名を秘密鍵を用いて暗号化しディジタル署名を作成
    するための暗号化手段と、前記暗号化されたディジタル
    署名を前記情報部分選択手段によって選択し、公開鍵を
    用いて平文署名に復号する復号化手段とを含むことを特
    徴とする電子文書署名装置。
  2. 【請求項2】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、前記電子文書とは別
    ファイルに平文の署名を記入する一般的情報処理手段
    と、前記平文署名を秘密鍵を用いて暗号化しディジタル
    署名を作成するための暗号化手段と、前記暗号化された
    ディジタル署名を前記電子文書にアペンドする手段とを
    含むことを特徴とする電子文書署名装置。
  3. 【請求項3】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、暗号化されたバイナ
    リモードのディジタル署名を表示部に表示するためのバ
    イナリ−表示モード変換手段と、前記表示モードディジ
    タル署名をバイナリモードに変換するための表示モード
    −バイナリ変換手段とを含むことを特徴とする電子文書
    署名装置。
  4. 【請求項4】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、平文署名として一方
    向性関数値H(M)、所属氏名または所属氏名を表すも
    の、文書番号、月日時刻を記入する一般的情報処理手段
    を含むことを特徴とする電子文書署名装置。
  5. 【請求項5】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、平文署名の一部とし
    てメッセージを記入する一般的情報処理手段を含むこと
    を特徴とする電子文書署名装置。
  6. 【請求項6】 センターと複数のメンバーがループ状に
    ネットワークを構成して、電子文書(文書、図面、画像
    等)を回覧するシステムにおいて、制御プログラムを内
    蔵するメモリと、電子文書を作成する一般的情報処理手
    段と、電子文書を表示する表示部と、一方向性関数H
    (M)を計算する手段と、情報部分を暗号化する手段
    と、情報部分を復号化する手段と、ファイルを送信、転
    送する手段と、ファイル受信手段と、ファイル保存手段
    とを具備する電子文書署名装置において、文書発信者
    (あるいはセンター)は文書の送信の際には下記(1)
    ないし(7)の手順を含み、各メンバーは、下記(8)
    ないし(14)の手順を含み、さらに、文書発信者(あ
    るいはセンター)は文書の受信の際には下記(15)な
    いし(19)の手順を含むことを特徴とする電子文書署
    名方法。 文書発信者(あるいはセンター)の文書発信操作。 (1)通信文(文書、図面、画像等)を作成する手順。 (2)一方向性関数値H(M)を計算し、表示モードと
    して、発信元(センター) 署名箇所にその計算値
    を記入(表示)する手順。 (3)さらに、発信元(センター)署名箇所に、発信元
    所属氏名(あるいはコード)、文書番号、月日時刻、メ
    ッセージを記入(表示)する手順。 (4)表示モードH(M)、発信元所属氏名(あるいは
    コード)、文書番号、月日時刻、メッセージ(平文署
    名)を秘密鍵で暗号化してバイナリディジタル署名を作
    成する手順。 (5)バイナリディジタル署名を表示モードディジタル
    署名に変換し、発信元(センター)署名箇所に、記入
    (表示)する手順。 (6)次のメンバーへ転送する手順。 (7)ファイルを保存する手順。 各メンバーの操作。 (8)表示モードディジタル署名付通信文を受信する手
    順。 (9)表示モードディジタル署名をバイナリディジタル
    署名に変換し、公開鍵で平文署名に復号する手順。 (10)平文署名を確認し、さらに、H(M)を再計算
    して文書に変更の無いことを確認する手順。 (11)自己の署名箇所にH(M)、所属氏名(あるい
    はコード)、文書番号、月日時刻、メッセージを記入
    (表示)し、平文署名を作成する手順。 (12)自己の秘密鍵で平文署名を暗号化して、バイナ
    リディジタル署名とし、さらに表示モードディジタル署
    名に変換して自己の署名箇所に記入(表示) ある
    いはアペンドする手順。 (13)次のメンバーに転送する手順。 (14)ファイルを保存する手順。 文書発信者(あるいはセンター)の文書受信操作。 (15)表示モードディジタル署名付通信文を受信する
    手順。 (16)発信元(センター)および全メンバーの表示モ
    ードディジタル署名をバイナリディジタル署名に変換
    し、さらに、公開鍵で平文署名に復号する手順。 (17)発信元(センター)および全メンバーの平文署
    名を確認し、H(M)を再計算し、文書に変更のないこ
    とを確認する手順。 (18)ファイルを保存する手順。 (19)全メンバーのディジタル署名付通信文を電子掲
    示板へ掲示(全メンバーに同報)する手順。
  7. 【請求項7】 文書発信者(あるいはセンター)と複数
    のメンバーがスター状にネットワークを構成して、電子
    文書(文書、図面、画像等)を回覧するシステムにおい
    て、制御プログラムを内蔵するメモリと、電子文書を作
    成する一般的情報処理手段と、電子文書を表示する表示
    部と、情報部分を暗号化する手段と、情報部分を復号化
    する手段と、ファイルを送信、転送する手段と、ファイ
    ル受信手段と、ファイル保存手段とを具備する電子文書
    署名装置において、文書発信者(あるいはセンター)は
    文書の送信の際には下記(20)ないし(26)の手順
    を含み、各メンバーは、下記(27)ないし(33)の
    手順を含み、さらに、文書発信者(あるいはセンター)
    は文書の受信の際には下記(34)ないし(39)の手
    順とを含むことを特徴とする電子文書署名方法。 文書発信者(あるいはセンター)の文書送信操作。 (20)通信文(文書、図面、画像等)を作成する手
    順。 (21)通信文Mより一方向性関数値H(M)を求め、
    表示モードとし、発信元(センター)署名箇所に、記入
    (表示)する手順。 (22)さらに、発信元(センター)署名箇所に、発信
    元所属氏名(あるいはコード)、文書番号、月日時刻、
    メッセージを記入(表示)する手順。 (23)表示モードH(M)、発信元元所属氏名(コー
    ド)、文書番号、月日時刻、メッセージ(平文署名)を
    秘密鍵で暗号化して、バイナリディジタル署名を作成す
    る手順。 (24)バイナリディジタル署名を表示モードディジタ
    ル署名に変換し、発信元(センター)署名箇所に、記入
    (表示)する。 (25)表示モードディジタル署名付通信文を電子掲示
    板へ掲示(全メンバーへ同報)する手順。 (26)ファイルを保存する手順。 各メンバーの操作。 (27)発信元(センター)より表示モードディジタル
    署名付き通信文を受信する手順。 (28)表示モードディジタル署名をバイナリディジタ
    ル署名に変換し、さらに、 公開鍵で平文署名に
    復号する手順。 (29)平文署名を確認し、H(M)を再計算して文書
    に変更の無いことを確認する手順。 (30)自己のディジタル署名ファイルに表示モードH
    (M)、所属氏名、文書番号、月日時刻、メッセージを
    記入(表示)して平文署名を作成する手順。 (31)自己の秘密鍵で平文署名を暗号化してバイナリ
    ディジタル署名とし、さらに、表示モードディジタル署
    名に変換する手順。 (32)自己の表示モードディジタル署名をセンターに
    送信する手順。 (33)ファイルを保存する手順。 文書発信者(あるいはセンター)の文書受信操作。 (34)各メンバーのディジタル署名を受信する手順。 (35)各メンバーのディジタル署名をそれぞれの公開
    鍵で復号して平文署名を得る手順。 (36)各メンバーの署名内容を確認する手順。 (37)通信文に暗号化された全メンバーの表示モード
    ディジタル署名を付加する手順。 (38)ファイルを保存する手順。 (39)文書発信者(あるいはセンター)と全メンバー
    の表示モードディジタル署名付通信文を電子掲示板へ掲
    示(同報)する手順。
  8. 【請求項8】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、通信文の属性を書換
    え禁止とする手段を含むことを特徴とする請求項1また
    は2または3または4または5または6または7記載の
    電子文書署名方法および装置。
  9. 【請求項9】 電子文書に1名以上のメンバーがディジ
    タル署名を行うシステムにおいて、表示モードディジタ
    ル署名付通信文を用紙に印刷する印刷手段を含むことを
    特徴とする電子文書署名装置。
  10. 【請求項10】 電子文書に1名以上のメンバーがディ
    ジタル署名を行うシステムにおいて、印刷された表示モ
    ードディジタル署名付通信文の表示モードディジタル署
    名をスキャナなどでメモリに入力し、表示部上に表示す
    る手段と、前記表示モードディジタル署名をバイナリデ
    ィジタル署名に変換し、さらに、平文署名に復号する復
    号手段とを含むことを特徴とする請求項9記載の電子文
    書署名装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5948103A (en) * 1996-06-26 1999-09-07 Wacom Co., Ltd. Electronic document security system, affixed electronic seal security system and electronic signature security system
JP2001134180A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Canon Inc データ処理方法及び装置、及び記憶媒体
JP2003501915A (ja) * 1999-05-28 2003-01-14 ヒューレット・パッカード・カンパニー 文書にデジタル署名するためのシステム

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